JP2840296B2 - 液晶表示器 - Google Patents

液晶表示器

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JP2840296B2
JP2840296B2 JP1153292A JP15329289A JP2840296B2 JP 2840296 B2 JP2840296 B2 JP 2840296B2 JP 1153292 A JP1153292 A JP 1153292A JP 15329289 A JP15329289 A JP 15329289A JP 2840296 B2 JP2840296 B2 JP 2840296B2
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卓 池本
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Sanyo Denki Co Ltd
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Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Denki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 イ)産業上の利用分野 本発明は色フィルター層を有した電界効果型の液晶表
示器に関する。
ロ)従来の技術 従来より液晶表示器によりカラー表示を行う場合に
は、色フィルター層を用いるが、表示器の外側に色フィ
ルター層を設けると観察方向によって色フィルターと画
素(電極)との位置ずれが生じることになるので、特開
昭61−102061号公報に記載されているように、色フィル
ター層は液晶を挾持する硝子などの基板の内面に設けて
いる。このような表示器においては、基板の上に複数の
層を積層することになるので、層全体の厚みの管理や液
晶と接する面の平坦化の管理が困難であった。
一方大面積の表示を行うに当り、高時分割特性を向上
させるには、液晶分子を180度よりも大きい捩角をもつ
螺旋構造となる様にホモジニアス配向するとよいことが
特開昭62−174725号公報などに記載されているが、この
ような表示モードは液晶層の厚みムラによって液晶によ
る複屈折干渉色が観察されるので基板内面を平坦にする
と共に、その間隔を層の厚みが厳密に管理されていなけ
ればならない。
ハ)発明が解決しようとする課題 従って、高時分割駆動の表示モードにおいて内面に色
フィルター層を設けるためには、フィルター層を平坦に
すると共に全体の層を薄くする必要があるが、色フィル
ター層を例えば研摩すると色彩が薄くなったり色フィル
ター層が剥離しやすくなる。また十分な厚みの色フィル
ター層を設けると凹凸ができ、その結果電極層の厚みが
不均一になって局所的に抵抗値が高くなったり断線事故
を生じたり、上下電極による電界強度が場所によってが
変化し表示コントラウストむらを生じる。あるいは、色
フィルター層の製造過程での塵埃が最後まで残って上下
電極間で短絡事故を起こし、これによって十字の白線が
表示されるので、いずれも不都合であった。
ニ)課題を解決するための手段 本発明は、色フィルター層と電極層と配向膜とを有し
た第1の基板と、電極層と配向膜とを有した第2の基板
と、それらの基板に挟持された液晶層とを具備した液晶
表示器において、前記第1の基板の電極層は、前記色フ
ィルター層の上に設けるとともに、前記第2の基板の電
極層の厚みよりも厚くしたことを特徴とする。
そして、前記表示器の構成において、前記液晶はその
分子が180度よりも大きい捩角をもつ螺旋構造を成して
ホモジニアス配向することができ、また、有効表示面内
に於て前記第1、第2の基板間に挟持された導電性粒子
の近傍にある前記電極層のうち、第1の基板側に位置す
る電極層には、レーザー加工による凹部を設けることが
できる。
ホ)作 用 上記のように、第1の基板の電極層は、色フィルター
層の上に設けるとともに第2の基板の電極層の厚みより
も厚くしたので、1)電極層を色フィルター層の下に設
ける場合に比べて、液晶層に加える電界強度を高く保つ
ことができる。2)電極層を色フィルター層の上下に設
ける場合に比べて、製造プロセスを簡素化することがで
きるとともに、電気回路の信頼性も高めることができ
る、3)色フィルター層の段差等の起因した電極層の断
線発生確率を低減することができる。その結果、高時分
割駆動においても均一で応答性がよく、表示品位の高い
画像を提供することができる。
また、第1、第2の基板間に挟持された導電性粒子の
近傍にある電極層にレーザー加工による凹部を設けるこ
とによって、導電性粒子により短絡した個所を容易に復
旧することができる。ここで、レーザー加工による凹部
を色フィルター層の上に位置する電極層、すなわち第2
の基板側の電極層よりも幅広で、その下に色フィルター
層が設けてある第1の基板側の電極層に設けるので、レ
ーザー加工による凹部を比較的大きく設けることができ
るとともに、レーザー加工による各種の歪みの発生を防
止することができる。
ヘ)実施例 第1図は本発明にかかる液晶表示器のの断面図であ
る。(1)はガラスなどの基台(11)に色フィルター層
(12)(13)(14)と電極層(15)と配向膜(16)とを
有した第1の基板である。(2)は、電極層(25)と絶
縁膜(27)と配向膜(26)とを有した第2の基板で、第
1の基板(1)と並行に配置され、周辺部をシール剤
(3)で貼付し液晶セルを形成している。(4)はこれ
ら第1、第2の基板(1)(2)に挾持された液晶層
で、誘電異方性が正のネマティック液晶からなり、液晶
分子は180度よりも大きい捩角をもつ螺旋構造、具体的
には180〜360度の内の選ばれた角度であって、例えば22
0度を成してホモジニアス配向されている。
このような液晶表示器は液晶層(4)を挟むように2
枚の偏光子(5)が設けられ、液晶の複屈折干渉色が現
れるときは位相板(6)が液晶層(4)と偏光子(5)
の間に挿入される。
このような構成において、色フィルター層(12)(1
3)(14)は、予め設けられたストライプ状の透孔を有
する黒色の輪郭フィルター(18)の、透孔を順次埋める
ようにして3色のストライプ状に設けられている。この
第1の基板(1)は例えば以下のようにして得られる。
まず、例えばアクリル系の高分子樹脂系のワニスをス
ピンナで基台(11)に塗布し、1.5μmの厚みの被膜を
設け、これに例えば幅300μm間隔25μmのストライプ
状透孔をパターン形成する。そしてこの後、酸性染料を
混入した溶剤中に浸漬するか溶剤を塗布して染色し染料
を固定されることで黒色の輪郭フィルター(18)を得る
ことができる。次いで同様にしてワニスをスピンナ塗布
し約1.5μmの厚みの被膜を設け、これを輪郭フィルタ
ー(18)のストライプ状透孔2本おきに合わせてパター
ン形成する。そして所定の色の酸性染料を混入した溶剤
を用いて染色し固定することで第1色のフィルター層
(12)を得ることができる。この工程をパターニング位
置をずらしながら繰り返すことによって輪郭フィルター
(18)によって囲まれた3色の色フィルター層(12)
(13)(14)を得ることができる。
このあと色フィルター層(12)(13)(14)の表面処
理をして、その上に必要に応じて保護層付きの平坦化膜
(17)を設け、さらにその上に透明電極膜(15)と配向
膜(16)をこの順で積層し、配向膜(16)をラビングな
どの配向処理して第1の基板(1)が完成される。電極
層(15)は色フィルター層(12)(13)(14)とを直交
する方向に設けられたインジウム系のいわゆるITO膜か
らなり、たとえば厚み3000Åシート抵抗値22Ωである
が、色フィルター層(12)(13)(14)は透孔を埋める
ようにして設けるので、スピンナーの位置等、フィルタ
ー基剤の塗布方向と塗布速度を制御することによってあ
る程度平坦化することができ、これによって電極層(1
5)の厚みの変動を少なくし、また、120mm程度の長さに
わたって一定のシート抵抗値を保つことができる。
一方、第2の基板(2)は蒸着とかスピンナーなどに
より各々の被膜を形成するが、電極層(25)は厚みが18
00Å程度、シート抵抗値14Ω前後とされる。これらの電
極層(15)(25)は高時分割駆動において応答性(急俊
性)と電界均一性を保つためにマッチングされる。具体
的には電極層(15)は厚みが2600〜5000Å、電極層(2
5)は厚みが1500〜3000Åで、好ましくは上下の電極層
の厚みの比を1:1.2〜2.5とすれば高時分割駆動に適した
値に保つことができる。
また色フィルター層(12)(13)(14)をその色が十
分濃くなる程度に上述した程度の厚みとすると塵埃が残
るが、これらのうちいくつかは電極層形成などにより導
電性をもち、そして液晶表示を形成するまで発見されな
いものが出てくる。このような導電性の粒子に対しては
液晶セルの形成後に点灯試験で短絡、即ち十字の白線が
表示されるのを調べ、その交点をレーザー加工して電極
層(15)の一部を第2図に示すように除去し、その電極
層(15)に凹部(19)を設ける。色フィルター層(12)
(13)(14)を形成した場合、一般にそのフィルターに
対応する電極層(25)の幅は狭く、対向する電極層(1
5)の幅は広いので、凹部(19)は色フィルター層の設
けてある基板の電極層(15)に設ければ、凹部(19)の
大きさを最大250μmと大きくすることができるが、さ
らにその電極層(15)の下方には色フィルター層(12)
(13)(14)や平坦化膜(17)という層があるのでレー
ザ加工の処理による各種歪などが残り難く、液晶の配向
状況を劣化させることがないので好ましい。
このようにして形成された色フィルター層の色度座標
と透過率は、例えば液晶表示器用基板の状態で測定して 黒(x=0.315,y=0.298)透過率1.5%; 赤(0.628,0.329)18%; 緑(0.297,0.612)26%; 青(0.135,0.127) 8%; であり、230×140mmの有効表示面を持つ液晶表示器にお
いて、いずれの画素も明瞭に色判別できた。また、上下
電極の短絡は凹部(19)により除去され、各々の基板の
層は比較的薄くなり表示に利用する部分の液晶の厚みを
薄く一定に保てるので1/250デューティの高時分割駆動
においても均一で応答性がよく、表示品位の高い画像が
得られた。
ト)発明の効果 以上のように本発明によれば、第1の基板の電極層
を、色フィルター層の上に設けるとともに第2の基板の
電極層の厚みよりも厚くしたので、1)電極層を色フィ
ルター層の下に設ける場合に比べて、液晶層に加える電
界強度を高く保つことができる、2)電極層を色フィル
ター層の上下に設ける場合に比べて、製造プロセスを簡
素化することができるとともに、電気回路の信頼性も高
めることができる、3)色フィルター層の段差等に起因
した電極層の断線発生確率が低減することができる。そ
の結果、高時分割駆動においても均一で応答性がよく、
表示品位の高い画像を提供することができる。
また、第1、第2の基板間に挾持された導電性粒子の
近傍にある電極層にレーザー加工による凹部を設けるこ
とによって、導電性粒子により短絡した個所を容易に復
旧することができる。ここで、レーザー加工による凹部
を色フィルター層の上に位置する電極層、すなわち第2
の基板側の電極層よりも幅広で、その下に色フィルター
層が設けてある第1の基板側の電極層に設けるので、レ
ーザー加工による凹部を比較的大きく設けることができ
るとともに、レーザー加工による各種の歪みの発生を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる液晶表示器の断面図で第2図は
電極膜要部の拡大図である。 (1)……第1の基板、(11)……基台、 (12)(13)(14)……色フィルター層、(15)……電
極層、(16)……配向膜、(2)……第2の基板、(2
5)……電極層、(26)……配向膜、(3)……シール
剤、(4)……液晶層、(5)……偏光子、(6)……
位相板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−44627(JP,A) 特開 平1−99029(JP,A) 特開 昭63−273834(JP,A) 特開 平1−92726(JP,A) 実開 昭62−22627(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02F 1/1343

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】色フィルター層と電極層と配向膜とを有し
    た第1の基板と、電極層と配向膜とを有した第2の基板
    と、それらの基板に挟持された液晶層とを具備した液晶
    表示器において、前記第1の基板の電極層は、前記色フ
    ィルター層の上に設けるとともに、前記第2の基板の電
    極層の厚みよりも厚くしたことを特徴とする液晶表示
    器。
  2. 【請求項2】前記液晶はその分子が180度よりも大きい
    捩角をもつ螺旋構造を成してホモジニアス配向されてお
    り、有効表示面内に於て前記第1、第2の基板間に挟持
    された導電性粒子の近傍にある前記電極層のうち、第1
    の基板側に位置する電極層には、レーザー加工による凹
    部が設けられていることを特徴とする前記請求項1記載
    の液晶表示器。
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WO1995034021A1 (fr) * 1994-06-09 1995-12-14 Hitachi, Ltd. Ecran a cristaux liquides dote d'une a matrice noire en grille

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JP2520398B2 (ja) * 1986-08-12 1996-07-31 シチズン時計株式会社 カラ−液晶パネル

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