JPH06308263A - 複数の時刻を天候別で設定できるアラーム等を有する時計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、天候に応じて、アラーム等の作動
時刻を複数設定することを可能とし、天候によって必要
な時刻にアラーム等を作動させ、時間の有効化をはかる
ことを目的とする。 【構成】 外部天候センサー８と、外部天候センサー８
より発信される信号を受信する受信部２、論理回路部
３、時刻設定部４、アラーム部５、時刻表示部６、電源
回路部７を有する時計本体１からなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、天候によりアラーム
等の作動時刻を変化させる時計に関するものである。そ
の利用分野は、一般家庭、農業、漁業、製造業関係者の
目覚し時計、あるいはそれらの人が使用する、電気、機
械機器の一体式、あるいは別体式としてのタイマー等広
い分野での利用が可能である。

【０００２】

【従来の技術】従来のアラーム等を有する時計では、ア
ラーム等の作動時刻を天候により変化させることができ
なかった。その為、例えば朝晴れていれば自転車で通勤
するが、雨ならば徒歩で通勤するという人の場合、通勤
の所要時間が違うにもかかわらず、一定の時刻にアラー
ム等を設定して起床していた。つまり、晴れていればも
っと寝ていたいと思っているのに雨の日に合わせた時刻
に起床せざるを得なかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、天候によっ
てアラーム等の作動時刻を複数設定することを可能と
し、天候によって必要な時刻にアラーム等を作動させ、
時間の有効化をはかりたいという強い社会の要望に応え
るために発明されたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】以下に、本発明の構成を
説明する。 （イ）時計本体１に受信部２、論理回路部３、時刻設定
部４、アラーム部５、時刻表示部６、電源回路部７を設
ける。 （ロ）外部天候センサー８に水滴センサー９、発信部１
０、電源回路部１１を設ける。 （ニ）時計本体１を時計を使用する場所に設置する。 （ホ）外部天候センサー８を屋外の雨の当たる場所に設
置する。 以上のように装置する。

【０００５】

【作用】以下に、本発明の作用を説明する。 （イ）電源回路部７は、時計本体１内の全ての部分の動
作電源となる。 （ロ）電源回路部１１は、外部天候センサー８内の全て
の部分の動作電源となる。 （ハ）この時計の使用者は、あらかじめ時刻表示部６で
確認しながら、時刻設定部４より、論理回路部３に、天
候によってアラーム部５を作動させたい時刻を入力す
る。 （ニ）外部天候センサー８に設けられた水滴センサー９
で検知された天候は、発信部１０より信号として発信さ
れる。 （ホ）外部天候センサー８より発信された信号は、時計
本体１に設けられた受信部２により、受信され、論理回
路部３に送られる。 （ヘ）論理回路部３では、入力された天候信号により、
あらかじめ設定されたアラーム動作時刻を選択する。 （ト）選択されたアラーム動作時刻にアラーム部５が動
作する。 （チ）また、付加可能である天候感知機として使用する
ときは、設定されたアラーム動作時刻を関与させない
で、天候信号によりアラーム部５を動作させる。 以上が本発明の作用である。

【０００６】

【実施例】上記の実施例のほかに、以下のような実施例
がある。 （イ）人への伝達方法として、アラームによる手段のほ
かに、ライト等１２による発光、モーター等１３による
振動、芳香剤１４の散布等による臭気、あるいはこれら
複数の手段の併用によっても、目的は達せられる。 （ロ）人へ伝達するのみでなく、他の電化製品等を動作
させるため、アラームの代わりに、スイッチング電源１
５を設けることもある。 （ニ）天候を検知する方法として、気圧センサー１６、
湿度センサー１７、温度センサー１８、照度センサー１
９、あるいはこれら複数の手段の併用を、水滴センサー
９の代わりに設ける場合もある。 （ニ）天候センサーに、気圧センサー１６、湿度センサ
ー１７、温度センサー１８を用いる場合は、時計本体１
内に、それら天候センサーを内臓する場合もある。ま
た、これらのセンサーを用いた場合には、天候検知の方
法も一時点の値だけではなく、ある単位時間当たりの値
の変化による将来の天候の変化を予測して判断する手段
を用いることもある。 （ホ）天候センサーにより検知された天候の信号を伝達
する方法として、無線による方法のほかに、ケーブルに
よる方法を取る場合もある。

【０００７】

【発明の効果】天候に応じて、適切な時間に時刻を知る
事ができ、有効かつ適切な時間管理ができるようにな
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の構造図

【図２】本発明の使用透視斜視図

【図３】本発明の他の実施例の構造図

【図４】本発明の他の実施例の構造図

【図５】本発明の他の実施例の構造図

【図６】本発明の他の実施例の構造図

【図７】本発明の他の実施例の構造図

【図８】本発明の他の実施例の構造図

【図９】本発明の他の実施例の構造図

【図１０】本発明の他の実施例の構造図

【図１１】本発明の他の実施例の構造図

【図１２】本発明の他の実施例の構造図

【符号の説明】 １ 時計本体、２ 受信部、３ 論理回路部、４ 時刻
設定部、５ アラーム部、６ 時刻表示部、７ 電源回
路部、８ 外部天候センサー、９ 水滴センサー、１０
発信部、１１ 電源回路部、１２ ライト、１３ モ
ーター、４ 芳香剤、１５ スイッチング電源、１６
気圧センサー、１７ 湿度センサー、１８ 温度センサ
ー、１９ 照度センサー、２０ ケーブル

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 天候センサーとアラーム等を有する時計
2. 【請求項２】 天候別で複数の作動時刻を設定できるア
   ラーム等を有する時計
3. 【請求項３】 請求項１における時計の付加機能とし
   て、天候感知機としての機能を有する時計