JPH06308187A - 異常機器特定装置 - Google Patents

異常機器特定装置

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JPH06308187A
JPH06308187A JP5093978A JP9397893A JPH06308187A JP H06308187 A JPH06308187 A JP H06308187A JP 5093978 A JP5093978 A JP 5093978A JP 9397893 A JP9397893 A JP 9397893A JP H06308187 A JPH06308187 A JP H06308187A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electromagnetic wave
abnormal
directivity
antenna
tubular member
Prior art date
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Pending
Application number
JP5093978A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Hayamizu
栄治 早水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
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Publication of JPH06308187A publication Critical patent/JPH06308187A/ja
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Testing Relating To Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えば検査対象の電気機器が複数個近接して
配設されている場合においても、個々の電気機器に対応
して装置の指向性を確保することができるとともに、比
較的広帯域の電磁波を検出することが可能な異常機器特
定装置を得る。 【構成】 異常機器特定装置を、指向性を得る方向にの
み開口部5を有し、金属遮蔽材4bから構成される有底
筒状部材の内部に、無指向性広帯域アンテナ2を配設し
て構成される電磁波検知部1aと、前記電磁波検知部よ
り出力される出力を周波数分析する周波数分析部1bと
を備えて構成するとともに、開口部5をアンテナ2に対
して、近接・離間自在に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気機器の異常箇所よ
り発生する電磁波を検出して、問題の発生している異常
機器を特定する電気機器の部分放電探索、電気機器の接
触不良探索等に利用される異常機器特定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気機器の絶縁物にボイドやクラックが
発生すると、この箇所より部分放電等が起こると同時に
数MHZ〜数百MHZの帯域に電磁波が発生する。異常
機器の特定にあたっては、この電磁波をアンテナ等を用
いて検知して、異常を起こしている電気機器を特定する
ことができる。このような探査にあたっては、受信用の
アンテナを用意して、これにより電磁波を検出して、問
題のある機器を特定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電気機器に発生する問
題が様々であるとともに、問題の程度も様々であるた
め、発生する電磁波の周波数、その強度ともに大きく変
化する。さらに、検査の対象となる電気機器(変圧器、
モータ等)が複数個、例えば変電室内に密集して配設さ
れている場合がある。そして、このような状況にあるそ
れぞれの電気機器を特定するためには、電気機器の大き
さに対応した指向性を備えるとともに、比較的広帯域の
電磁波を検出対象とする必要がある。即ち、受信用アン
テナとしては受信したい周波数帯域や指向性などを考慮
してアンテナを選定する必要があるが、受信したい周波
数帯域に指向性をもったアンテナがなかったり、指向性
はあるが広い帯域で希望する指向性が得られない場合が
ある。例えば、このような検査にあたって周波数帯域等
との関係からループアンテナ等がよく用いられている
が、次のような問題がある。 1 複数台の電気機器が密集して設置してある場合、電
磁波を検知しても発生機器を特定できない。即ち、測定
対象機器があらかじめ定かな場合は特に問題ないが、こ
のような検査では機器が特定できていない場合が通常で
あり、最も電界強度の高い機器を探索する場合、その周
波数帯域に指向性のあるアンテナが無い場合が多く、特
定が困難である。 2 近接した電気機器からの影響を避けるために、検出
感度をおとすと配電盤内に設置され、検査対象となって
いる電気機器の電磁波を検知できない。 3 指向性を狭範囲にし過ぎると探索に時間がかかる。 4 測定場所に制限されることがあるため、大きなアン
テナは使用できない。
【0004】従って、本発明の目的は、例えば検査対象
の電気機器が複数個近接して配設されている場合におい
ても、個々の電気機器に対応して装置の指向性を確保す
ることができるとともに、比較的広帯域の電磁波を検出
することが可能な異常機器特定装置を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明による異常機器特定装置の特徴構成は、指向性
を得る方向にのみ開口部を有し、金属遮蔽材から構成さ
れる有底筒状部材の内部に、無指向性広帯域アンテナを
配設して構成される電磁波検知部と、電磁波検知部より
出力される出力を周波数分析して表示する周波数分析部
とを備えたことにあり、その作用・効果は次の通りであ
る。
【0006】
【作用】つまり、本願の異常機器特定装置においては、
電磁波検知部より検知された電磁波が、周波数分析部で
周波数分析され、そのスペクトルより、異常の有無と異
常機器の特定がなされる。即ち、例えば、この装置によ
って単なるノイズを拾っている状態と、検知部が異常を
起こしている機器に向けられた場合に検知されるスペク
トルが比較されて、機器の特定がおこなわれる。さて、
検知部について説明すると、電磁波の検出を無指向性広
帯域アンテナでおこない、これへの電磁波の到達が有底
筒状部材によって制御されることとなる。即ち、前述の
アンテナへ到達する電磁波は、この有底筒状部材の開口
部を通って来るものとされる。従って、装置全体として
は、アンテナ位置から開口部を望む方向が、装置全体と
して指向性を有する方向となる。さて、このような構成
の装置においては、例えば、有底筒状部材の開口径を変
化させたり、筒状部材の筒長さを変えると、その操作だ
けで、装置が指向性を有する範囲(立体角)を容易に変
更できる。従って、例えば、変電盤室内に複数個の変圧
器等の電気機器が存在している検査対象に対しても、個
々の機器にその指向性を合わせて対応できる。この場
合、装置の感度を調整する必要はなく、従来よりも短時
間に所定の目的を果たすことができる。
【0007】
【発明の効果】従って、本発明の装置を利用する場合
は、機器が複数台密集して設置されていても、電磁波の
発生源を指向性を変化させながら容易に探索が行えるよ
うになった。結果、従来よりも、異常機器の探査を的確
且つ迅速におこなえ、作業効率の大幅な向上が図れた。
さらに、電気機器の異常状況を的確に把握できるため、
従来、安全サイドでおこなっていた保全を、経済性のあ
る適切な時期を待っておこなうことが可能であるため、
保全コストの削減が図れた。
【0008】
【実施例】本願の実施例を図面に基づいて説明する。図
1には本願の異常機器特定装置1の斜視図が示されてい
る。この異常機器特定装置1は、無指向性広帯域プロー
ブ(アンテナ)2と、このプローブ2の周部を覆い、作
業者の保持用の把手部3を備えた有底筒状部材4を備え
た電磁波検知部1aと無指向性広帯域プローブ(アンテ
ナ)2からの出力を周波数分析するFFT6等の周波数
分析部1bとから構成されている。以下、先ず電磁波検
知部1aから説明する。有底筒状部材4は、図示するよ
うに検査の対象となる方向での指向性を得るために、こ
の方向に開口部5を備えている。有底筒状部材4は、外
形形状を特定するプラスチックハウジング4aとこのプ
ラスチックハウジング4aの外面に貼付されるアルミよ
りなる遮蔽材4bから構成されている。従って、本体材
料として軽量なプラスチックを用いることにより、持ち
運びやすく、さらに、形状の選択がし易い。一方遮蔽材
としては、前述のように軽量で安価なアルミが適してい
るが、この他銅等も採用することが可能である。さら
に、この筒状部材4は、その開口部5がフローブから近
接離間する方向に伸縮自在に構成されており、その指向
性及び感度がこの伸縮操作によって変化する。
【0009】一方、この無指向性広帯域プローブ(アン
テナ)2からの出力は、周波数分析部1bに備えられた
前述のFFT6に送られて、分析され、図4に示すよう
な出力を得ることができる。以下、本願の装置の構成及
び特性について説明する。 無指向性広帯域プローブ2 型式 EHFP−30 検知帯域 0〜1.8GHz 有底筒状部材4 プラスチックハウジング、アルミニウムにて外張り 内径 150mm 開口部5からプローブ2までの距離250mm 開口部5の摺動長さ 150mm 図2にこの装置1の指向性の実験結果を示した。最外殻
の円弧が有底筒状部材を備えない場合の感度を、卵型の
感度曲線で本願装置の感度を示している。検査条件は、
送信側100MHz、−40dB、距離3mである。結
果、充分な指向性が得られている。
【0010】図3に特定の変電室(図外)内の検査結果
を示している。この変電室には、その壁面に設けられて
いる配電盤7に5種の遮断器8を備えている。上記の装
置を使用した検出結果を図4に示した。同図において横
軸が周波数であり、縦軸がスペクトルを示している。実
線にて今回の検査結果を、破線にて同変電室内でのノイ
ズの検出結果を示した。結果、異常な電磁波が検出さ
れ、この電磁波の発生源は電力コンデンサー用FV盤8
aと判定された。
【0011】〔別実施例〕上記の実施例においては円筒
状の有底筒状部材内にアンテナを収納したが、この部材
を開口部側程広断面積で、底部側が狭断面積の円錐台形
状に形成されるものとし、さらに、円錐台の頂角を可変
に構成しておいてもよい。さらに指向性を確保するため
に、開口部から離間する側の底部側ほど遮蔽材の厚みを
厚いものとして装置を構成してもよい。
【0012】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】異常機器特定装置の構成を示す図
【図2】装置の指向性を示す図
【図3】変電室内の電気機器の配置状況を示す図
【図4】不良機器より発生する電磁波の検出状況を示す
【符号の説明】
1a 電磁波検知部 1b 周波数分析部 2 無指向性広帯域アンテナ 4 有底筒状部材 4b 金属遮蔽材 5 開口部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指向性を得る方向にのみ開口部(5)を
    有し、金属遮蔽材(4b)から構成される有底筒状部材
    の内部に、無指向性広帯域アンテナ(2)を配設して構
    成される電磁波検知部(1a)と、前記電磁波検知部
    (1a)より出力される出力を周波数分析して表示する
    周波数分析部(1b)とを備えた異常機器特定装置。
  2. 【請求項2】 前記有底筒状部材が有底円筒形状に構成
    されるとともに、前記有底筒状部材(4)の筒部長さが
    可変に構成されている請求項1記載の異常機器特定装
    置。
  3. 【請求項3】 前記有底筒状部材が前記開口部側程広断
    面積で、底部側が狭断面積の円錐台形状に形成されると
    ともに、前記円錐台の頂角が可変に構成されている請求
    項1記載の異常機器特定装置。
JP5093978A 1993-04-21 1993-04-21 異常機器特定装置 Pending JPH06308187A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001194411A (ja) * 1999-11-04 2001-07-19 Mitsubishi Electric Corp ガス絶縁開閉機器の部分放電検出装置
JP2008139207A (ja) * 2006-12-04 2008-06-19 Toshiba Corp 部分放電検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001194411A (ja) * 1999-11-04 2001-07-19 Mitsubishi Electric Corp ガス絶縁開閉機器の部分放電検出装置
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