JPH06308020A - 試料セル - Google Patents

試料セル

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JPH06308020A
JPH06308020A JP11521793A JP11521793A JPH06308020A JP H06308020 A JPH06308020 A JP H06308020A JP 11521793 A JP11521793 A JP 11521793A JP 11521793 A JP11521793 A JP 11521793A JP H06308020 A JPH06308020 A JP H06308020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample cell
concave mirror
light
light flux
position detector
Prior art date
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Pending
Application number
JP11521793A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoji Azuma
陽二 東
Toshimasa Mori
敏正 森
Shinsuke Miyazaki
伸介 宮崎
Kiyonori Okuno
清則 奥野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Radio Co Ltd filed Critical Japan Radio Co Ltd
Priority to JP11521793A priority Critical patent/JPH06308020A/ja
Publication of JPH06308020A publication Critical patent/JPH06308020A/ja
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  • Optical Measuring Cells (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外乱により出射光束の位置がズレると出射光
束の位置が自動修正され、安定して高感度に光吸収スペ
クトルを測定できる多重反射型の試料セルを得ることを
目的とする。 【構成】 凹面ミラーの1枚に角度調整用のアクチュエ
ータを取り付け、出射光束の位置を二次元アレー型の光
位置検出器で検出し、出射光束がたえずこの光位置検出
器の中心の位置にくるようにアクチュエータを介して1
枚の凹面ミラーの角度をフィードバック制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、赤外線ガス分析装置な
どに使用する多重反射型の試料セルに関する。
【0002】
【従来の技術】赤外線ガス分析装置は、試料セル内にガ
スを導入し、導入したガスの光吸収スペクトルを測定
し、そのスペクトルの光吸収強度により試料ガスの濃度
を求める装置であり、非接触で簡易にガスの濃度を測定
でき、広く使われている。そして、この分析装置でガス
濃度の検出感度を高めるため、多重反射型の試料セルが
用いられている。多重反射型の試料セルには、3枚の凹
面ミラーを用いたホワイト(white)型と、2枚の
凹面ミラーを用いたヘリオット(herriot)型と
がある。
【0003】図3は、従来のホワイト型試料セルの構成
の一例を示す図である。図において、1は光入射窓、2
は光出射窓、3,4,5は凹面ミラー、6,7は調整ネ
ジであり、凹面ミラー3はセルに固定され、凹面ミラー
4,5はそれぞれ調整ネジ6,7によって角度が調整で
きるように取り付けられている。8は試料ガスの導入
口、9は試料ガスの排出口、10は光検出器である。
【0004】図3は、光束が凹面ミラー間を3往復する
構成になっており、入射窓1より入射した光束は凹面ミ
ラー3の脇を通過した後、凹面ミラー4で反射されて凹
面ミラー3のa点に結像される。そして、凹面ミラー3
のa点からの反射光束は、凹面ミラー5で反射され、凹
面ミラー3のb点に結像される。そして、凹面ミラー3
のb点からの反射光束は凹面ミラー4で反射され、凹面
ミラー3のc点に結像され、凹面ミラー3のc点からの
反射光束は凹面ミラー5で反射され凹面ミラー3の脇を
通過して光出射窓2より出射される。
【0005】そして、調整ネジ6,7を操作し、光束が
凹面ミラー3のa点,b点,c点にそれぞれ結像されて
出射窓2よりその中心位置に出射されるように、凹面ミ
ラー4,5の角度を調整する。光路長Lは、凹面ミラー
間の距離をd、光の往復回数をnとすれば、L=2(n
+1)dとなり、光吸収強度は光路長に比例して増加す
るので、試料セルを用いることで高感度にスペクトルを
測定できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように試料セル
を用いることで高感度にスペクトルが測定できることに
なるが、従来の試料セルでは、光のミラー間の往復回数
nが大きくなった場合、例えば温度,振動等の影響によ
り、入射光束の入射角度や各凹面ミラーの位置,角度が
わずかに変化しても、そのズレがミラー間を多数回往復
する間に増幅されてしまい、出射光束が検出器10の受
光面から外れたり、凹面ミラー3の出射側の端面にあた
り、光束が欠けてしまう等の問題がある。
【0007】特に、光束がミラー端面にあたり散乱する
と、その散乱光と入射光束とが干渉し、干渉ノイズが発
生し、検出感度が著しく低下してしまう。この問題はホ
ワイト型の試料セルについて説明したが、ヘリオット型
の試料セルについても同様である。
【0008】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、外乱による光束のズレを自動修正
し、安定に且つ高感度に光吸収スペクトルを測定できる
試料セルを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の試料セルは、凹
面ミラーに角度調整用のアクチュエータを取り付け、当
該試料セルからの出射光束を例えば二次元アレー型検出
器等の光位置検出器で検出し、出射光束が絶えず光位置
検出器の中心に来るように、アクチュエータを介して1
枚の凹面ミラーの角度をフィードバック制御することと
した。
【0010】
【作用】二次元アレー型の光検出器は、2×2のマトリ
クス状に配置された4つの素子で構成されており、この
光位置検出器を正常な出射光束が検出器の中心に来るよ
うに配置し、この検出器のそれぞれの対角線上の素子の
出力差によってアクチュエータを駆動させ、出力差が0
になるように凹面ミラーの角度をフィードバック制御す
ることにより、外乱により出射光束の位置がズレる場合
でも自動的に出射光束の位置を修正できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1は本発明の一実施例を示す図で、ホワイト型
の試料セルに適用した例を示す。図において、図3と同
一の符号は同一または相当するものを示し、11は凹面
ミラー4の角度を調整するアクチュエータ、12は出射
光束より一部の光を取り出すビームサンプラー、13は
二次元アレー型の光位置検出器、14a,14bは減算
回路、15a,15bはアクチュエータ・ドライブ回路
である。光位置検出器13は正常な位置の出射光束の一
部をビームサンプラー12で取り出した光束が、その中
心の位置にくるように配置されている。
【0012】入射窓1より入射した光束は、図3に示す
従来例の場合と同様に凹面ミラー3,4,5で多重反射
され、出力窓2より出射される。この出射光束の一部の
光がビームサンプラー12で取り出され、二次元アレー
型の光位置検出器13に供給される。光位置検出器13
は、2×2のマトリックス状に配置された4つの受光素
子で構成されており、各素子で受光した光の強度に比例
した電圧値を出力する。
【0013】減算回路14a,14bによってそれぞれ
対角線上の素子の出力値の差が算出され、検出器13上
の光束の対角線方向のスポット位置のズレが求められ、
ズレ量に比例した電圧が出力され、アクチュエータ・ド
ライブ回路15a,15bを介してアクチュエータが駆
動され、凹面ミラー4の角度がフィードバック制御さ
れ、たえず光検出器13の中心に光束スポットがくるよ
うに自動制御され、出射光束の位置が自動修正される。
【0014】図2は、本発明の他の実施例を示す図であ
り、本発明をヘリオット型の試料セルに適用した例を示
す。図2において、図1と同一の符号は同一または相当
するものを示し、16は光束を入出射する光入出射窓、
17は光束の入出射用に一箇所穴が開けられ、セルに固
定された凹面ミラー、18は角度調整用アクチュエータ
11が取り付けられた凹面ミラーである。入出射窓16
より入射した光束は、凹面ミラー17の穴を通り、凹面
ミラー18と凹面ミラー17で多重反射され、凹面ミラ
ー17の穴を経て入出射窓16より出射される。出射光
束の一部の光がビームサンプラー12で取り出され、取
り出された光束は二次元アレー型の光位置検出器13に
供給され、図1に示す実施例の場合と同様に凹面ミラー
18の角度がフィードバック制御され、出射光束の位置
が自動修正される。なお、凹面ミラーの角度を調整する
アクチュエータ11に、PZT,ボイスコイルモータを
使用しても良い。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明の試料セル
は、温度,振動等の影響により入射光束の入射角度や凹
面ミラーの位置,角度がズレても、出射光束の位置が自
動修正されるので、安定に且つ高感度に光吸収スペクト
ルを測定できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す図である。
【図3】従来のホワイト型試料セルの一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 光入射窓 2 光出射窓 3,4,5 凹面ミラー 6,7 調整ネジ 8 試料ガスの導入口 9 試料ガスの排出口 10 光検出器 11 アクチュエータ 12 ビームサンプラー 13 二次元アレー型の光位置検出器 14a,14b 減算回路 15a,15b アクチュエータ・ドライブ回路 16 光入射窓 17,18 凹面ミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥野 清則 東京都三鷹市下連雀5丁目1番1号 日本 無線株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホワイト(white)型多重反射式の
    試料セルにおいて、 当該試料セルからの出射光束の位置を例えば二次元アレ
    ー型光位置検出器等を用いて検出する検出手段、 該試料セル内の凹面ミラーの1枚(または複数枚)の反
    射角度をアクチュエータ等を用いて調整可能とする凹面
    ミラー角度調整手段、 当該試料セルからの出射光束の位置を常時光位置検出器
    で検出し、出射光束がたえず上記光位置検出器の中心の
    位置にくるように凹面ミラー角度調整手段を用いて凹面
    ミラーの反射角度をフィードバック制御する制御手段、 を備えたことを特徴とする試料セル。
  2. 【請求項2】 ヘリオット(herriot)型多重反
    射式の試料セルにおいて、 当該試料セルからの出射光束の位置を例えば二次元アレ
    ー型光位置検出器等を用いて検出する検出手段、 該試料セル内の凹面ミラーの1枚(または複数枚)の反
    射角度をアクチュエータ等を用いて調整可能とする凹面
    ミラー角度調整手段、 当該試料セルからの出射光束の位置を常時光位置検出器
    で検出し、出射光束がたえず上記光位置検出器の中心の
    位置にくるように凹面ミラー角度調整手段を用いて凹面
    ミラーの反射角度をフィードバック制御する制御手段、 を備えたことを特徴とする試料セル。
JP11521793A 1993-04-20 1993-04-20 試料セル Pending JPH06308020A (ja)

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Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6493086B1 (en) 1995-10-10 2002-12-10 American Air Liquide, Inc. Chamber effluent monitoring system and semiconductor processing system comprising absorption spectroscopy measurement system, and methods of use
CN103792189A (zh) * 2014-02-24 2014-05-14 中科院南京天文仪器有限公司 一种用于真空怀特池的光程调节机构
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