JPH06307908A - 整流装置 - Google Patents

整流装置

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JPH06307908A
JPH06307908A JP10075493A JP10075493A JPH06307908A JP H06307908 A JPH06307908 A JP H06307908A JP 10075493 A JP10075493 A JP 10075493A JP 10075493 A JP10075493 A JP 10075493A JP H06307908 A JPH06307908 A JP H06307908A
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flow
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gas
flow rate
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Rikio Kato
力雄 加藤
Minoru Kumagai
稔 熊谷
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遮断弁1のガス流出口となるノズル部7内で
発生する旋回流を整流して、その下流側にある流量計測
部での計測精度を向上させる。 【構成】 遮断弁1のノズル部7内の流路21を、円周
方向に沿って四つに分割する整流部材19を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば異常時に流路
を遮断する遮断弁が設けられるガスメータにおいて、遮
断弁から流出して流量計に供給されるガスを整流するた
めの整流装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスメータにおいては、図9に示すよう
に、異常時に流路を遮断してガスの供給を停止する遮断
弁1が設けられ、この遮断弁1の下流側に流量計測部3
が設けられているものがある。遮断弁1は、図中で左右
方向に移動して先端のノズル部7を開閉する弁体1a
と、弁体1aを移動させる電磁コイル1bとを有し、本
ガスメータのガス流入口5に対し直角に配置されてい
る。ノズル部7は、遮断弁1に流入したガスを開口2を
通して滞留空間9に流出させ、この滞留空間9から流量
計測部3にガスが供給された後、計量後のガスはガス流
出口11からガスメータ外部に流出する。
【0003】流量計測部3は、流体振動形流量計と呼ば
れるもので、滞留空間9に連通するノズル部13と、ノ
ズル部13の流出側に形成される流路拡大部15と、流
路拡大部15内に配置されるターゲット17と、ノズル
部13から流路拡大部15への開口部の左右両側に設け
た一対の圧力もしくは流量検出機構18とから構成され
る。
【0004】ノズル部13から流路拡大部15内に流出
した噴流のガスは、コアンダ効果によって直進すること
なく、一方の側壁に引き寄せられて逆流するいわゆる帰
還流となり、この帰還流は左右交互に発生する。帰還流
は、ノズル部13の流路拡大部15への開口部付近に
て、噴流主流に対して直交する方向に流体エネルギを付
与し制御流としての役割を果たすことになり、ノズル部
13から噴出する噴流がターゲット17の両側面を左右
交互に流れる現象が発生する。この左右交互に流れる噴
流の流れの現象により生じる圧力もしくは流量の変化
は、一対の圧力もしくは流量検出機構により検出し、こ
の流体の流れが切替わる振動数を計測することにより流
量を計測する。
【0005】ところで、遮断弁1の取り付け角度がガス
の流入方向に対し直角である場合には、遮断弁1に流入
するガスは流入位置により流速が異なる。すなわち、図
10に示すように遮断弁1の前方から入る流れAの速度
は、後方から入る流れBより大きく、従って両者間で速
度差が発生する。このため、弁のノズル部7の内部には
旋回流(回転流)が発生し、その存在が滞留空間9を経
て下流側の流量計測部3における流体振動を不規則なも
のとし、流量測定精度を低下させる原因となる。
【0006】このため、従来では、例えば特開昭4−1
34218号公報に、遮断弁の流量計測部側の滞留空間
への開口部を金網で覆うことで、ノズル部内の流れに対
して整流を行い、上記問題を解消しようとするものが開
示されている。金網は、円形の底部と円筒形の側面部と
を有する有底円筒形状を呈して、流量計測部側の滞留空
間に突出して装着されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の金網を設けた整流装置では、流れに対する単
なる乱れや渦などの消滅には有効であるが、旋回流のよ
うに回転する流れに対しては、充分な効果が得られな
い。また、開口部を覆ってしまうことから圧力損失も大
きく、形状的にも滞留空間側に突出していることから、
遮断弁として大きくなりがちで、取扱い上不便を生ず
る。
【0008】そこで、この発明は、遮断弁の流体流出側
の流路内で発生する旋回流を整流して、その下流側にあ
る流量計測部での計測精度を向上させることを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、流体の流れを遮断可能な遮断弁の下流
側に、前記流体の流量を計測可能な流量計が設けられ、
前記遮断弁の流体の流出口側に、この流出側の流路を複
数に分割する整流部材を設けた構成としてある。
【0010】
【作用】このような構成の整流装置によれば、遮断弁に
流入した流体が遮断弁の前方と後方とで速度差が発生し
ても、流出側の流路は整流部材により複数に分割されて
いるので、この整流部材により円周方向への旋回流は発
生せず、その下流側の流量計測部での計測精度が向上す
る。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づき説明
する。
【0012】図1は、この発明の一実施例の整流装置を
示している。この整流装置は、前記図9に示したような
ガスメータに適用される。ここでは、図9における遮断
弁1の先端の弁のノズル部7内の流路に整流部材19を
設置したものである。以下、その構成を図9の全体構成
図をも参照して説明する。
【0013】整流部材19は、外観斜視図である図2及
び、図2のC矢視図である図3に示すように、ノズル部
7内のガスの流れ方向に延長されてノズル部7の長さと
ほぼ同じ長さの中心軸19aと、中心軸19aの周囲に
設けられノズル部7内の流路21を四つに均等に分割す
る4枚の整流板19bとから構成されており、これらは
樹脂により、ノズル部7とは別に一体成形されるものと
する。
【0014】このような構成の整流装置においては、図
9にてガスがガス流入口5からメータ内に流入すると、
ガスは遮断弁1に対して直角方向から流入することにな
る。このとき、前記図10で説明したように、遮断弁1
の前方側と後方側とで遮断弁1に流入するガスの流速が
異なり速度差が発生するが、弁のノズル部7内の流路2
1は整流部材19により四つに分割されているので、円
周方向に向かう流れ、つまり旋回流は整流板19bによ
って阻止され、旋回流の発生は確実に防止される。
【0015】これにより、その下流側の滞留空間9に
は、ガスは複雑な乱流状態が整流された層流状態で送り
込まれることになり、流量計測部3での計測精度が向上
する。また、整流板19bはガスの流れ方向に延長され
るものであるから、圧力損失も従来の金網に比べて小さ
い。整流部材19は、樹脂により一体成形してあるの
で、不良品発生時での交換及び、他の構造のものとの交
換が容易となるとともに、安価にできる。
【0016】図4は整流部材の他の例を示す斜視図であ
り、図5は図4のD矢視図である。この整流部材23
は、ノズル部7の内壁に密着する円筒部23aと、円筒
部23aの内壁に設けられた6枚の整流板23bとから
構成されている。整流板23bは、円筒部23a内の中
心部を除く流路24を六つに均等に分割するもので、樹
脂により円筒部23aと一体的に成形されている。この
実施例においても、旋回流は整流板23bによって阻止
されるので、前記図2及び図3の整流部材19を用いた
整流装置と同様の効果が得られる。
【0017】図6は、さらに他の実施例を示すガスメー
タの内部構成の概略図である。このガスメータは、主な
構成要素が前記図9に示したものと同様であり、遮断弁
1と流量計測部3との間の流路に整流部材27を設置し
たものである。図7は、整流部材27の具体的な構造の
外観斜視図であり、遮断弁1に対向する部位には格子状
の入口開口27aが、滞留空間9側の図6中で上面には
格子状の出口開口27bがそれぞれ形成されている。
【0018】入口開口27aから出口開口27bに至る
内部の流路は、図7のE−E断面図である図8(a)及
び図8(b)にそれぞれ示すような形状が考えられる。
図8(a)は、入口開口27aに連通する横流路27c
と、これに直交して出口開口27bに連通する縦流路2
7dとからなる複数の屈曲流路27eで構成されてい
る。図8(b)は、入口開口27aと出口開口27bと
を接続する複数の曲線流路27fで構成されるものであ
る。
【0019】このような構成の整流装置においては、入
口開口27aと出口開口27bの方向が90度に曲がる
ことによる流れの乱れを防止するとともに、遮断弁1の
ノズル部内で旋回流が発生しても、この旋回流は整流部
材27内の複数の屈曲流路27eや曲線流路27dによ
り、整流されて滞留空間9に流出し、滞留空間9内にお
いては渦流などの乱流の発生が防止される。これによ
り、図9で示すような流量計測部3のノズル部13から
流路拡大部15に流出する流れが不規則となることはな
く、計測精度が向上する。この整流部材27も樹脂によ
り成形することで、交換が容易になり、かつ安価にでき
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、遮断弁の流体の流出口側の流路内に、その流路を
複数に分割する整流部材を設けた構成としてあるので、
開弁状態の遮断弁に流入した流体が遮断弁の前方と後方
とで速度差が発生しても、前記流路内における円周方向
へのいわるゆる旋回流は整流部材によって阻止されて発
生せず、その下流側の流量計測部での計測精度を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す整流装置の構成図で
ある。
【図2】図1の整流装置における整流部材の斜視図であ
る。
【図3】図2のC矢視図である。
【図4】図1の整流装置における他の例の整流部材の斜
視図である。
【図5】図4のD矢視図である。
【図6】この発明の他の実施例を示す整流装置を備えた
ガスメータの内部構成の概略図である。
【図7】図6における整流装置に使用される整流部材の
斜視図である。
【図8】図7の整流部材の内部の流路形状を示すE−E
断面図である。
【図9】整流部材が設けられていないガスメータの内部
構造図である。
【図10】図9のガスメータにおける遮断弁のガス流出
口における旋回流の発生状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 遮断弁 3 流量計測部(流量計) 19 整流部材 21,24 流路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流れを遮断可能な遮断弁の下流側
    に、前記流体の流量を計測可能な流量計が設けられ、前
    記遮断弁の流体の流出口側に、この流出側の流路を複数
    に分割する整流部材を設けたことを特徴とする整流装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH109916A (ja) * 1996-06-26 1998-01-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 超音波式流量計
JP2004170346A (ja) * 2002-11-22 2004-06-17 Kimmon Mfg Co Ltd 流量計
JP2008241502A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Ricoh Elemex Corp 膜式ガスメータ
JP2016186280A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 株式会社クボタ エンジンの水冷装置

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