JPH06307906A - 空気流量測定装置 - Google Patents

空気流量測定装置

Info

Publication number
JPH06307906A
JPH06307906A JP5102160A JP10216093A JPH06307906A JP H06307906 A JPH06307906 A JP H06307906A JP 5102160 A JP5102160 A JP 5102160A JP 10216093 A JP10216093 A JP 10216093A JP H06307906 A JPH06307906 A JP H06307906A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
air passage
air
outlet
measuring device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5102160A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Senda
真也 千田
Chihiro Kobayashi
千尋 小林
Shinya Igarashi
信弥 五十嵐
Mitsukuni Tsutsui
光圀 筒井
Atsushi Miyazaki
敦史 宮崎
Hiroyuki Suematsu
博行 末松
Yoshihiko Akagi
好彦 赤城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Engineering Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Automotive Engineering Co Ltd
Priority to JP5102160A priority Critical patent/JPH06307906A/ja
Publication of JPH06307906A publication Critical patent/JPH06307906A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】自動車の内燃機関の吸気系の空気の脈動が増大
し、逆流が生じた場合の計測誤差を低減し、高精度で信
頼性の高い空気流量測定装置を提供すること。 【構成】副空気通路の出口を主空気通路の主流に対して
略直角方向あるいは斜め下流方向に開口し、出口の上流
と下流の通路構造体に逆流が直接当る主流と垂直な平面
が無くなるように傾斜面を設け、副空気通路の出口付近
の逆流による動圧が局所的に高くなることを避け、副空
気通路内の逆流を低減した。 【効果】吸気系の脈動により主空気通路に逆流が生じる
ときの空気流量測定装置の出力誤差を従来品の1/2〜
2/3に低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発熱抵抗体式空気流量
測定装置に係り、特に自動車エンジンの吸入空気量を検
出し、燃料噴射量を制御するのに適する内燃機関用の発
熱抵抗体式空気流量測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の発熱抵抗体式空気流量測定装置と
しては、例えば、特開平2−1518 号記載の主空気通路内
にL字形に曲がった副空気通路を配置したものがある。
この従来技術では、直角曲がり部のある長い副空気通路
としているため、エンジンの吸排気工程に準じて発生す
る吸気系の脈動による空気流量測定装置の出力誤差を低
減する構造となっているが、吸気系の脈動が極端に大き
くなり逆流が生じる場合の出力誤差に対しても十分とい
えるものには到っていない。逆流に対する対策と考えら
れる構造として図21,図22に示されるように副空気
通路の出口の下流側にカバーを設け、逆流が直接副空気
通路に吹き込まない形状があるが、実際上には、逆流に
よりカバーの平面部や出口上流面に動圧がかかり、入口
−出口間に圧力差が生じるため副空気通路内に逆流が生
じることになり出力誤差を生じる。また、図24に示さ
れるように副空気通路の出口下流の通路構成体が下流側
に凸な小さな台形となっているものがあるが、この構造
では、出口下流の部材の下流面は小さく確かに逆流によ
るその面の動圧は小さくなるが、副空気通路に直接逆流
が流れ込み易く、出口上流の面で大きな動圧を受ける構
造となっているため、逆流時の出力誤差は依然大きくな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】内燃機関の吸気系には
その吸排気工程に準じた脈動流が生じる。自動車用ガソ
リンエンジンでは、吸気系の途中に空気流量を制御する
スロットルバルブが有り、空気流量測定装置は通常スロ
ットルバルブの上流に装着されるため、空気流量測定装
置部分ではスロットルバルブ開度が全閉から30゜付近
まではほとんど脈動が無く、その後開度が大きくなるの
に応じて脈動も大きくなる。この脈動は、いろいろな形
で空気流量測定装置の出力誤差の原因となるが、特に、
脈動の最低流速が0を越えて逆流となると、正方向,逆
方向の区別のできない空気流量測定装置では、逆流もプ
ラスカウントしてしまうため非常に大きなプラス誤差を
生じることになる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記逆流発生時の空気流
量測定装置の出力誤差を低減するために、空気流量測定
装置の流量検出部を副空気通路内に設け、主空気通路に
逆流が生じたときに副空気通路の出口付近に逆流により
発生する動圧が局所的に高くならないように、主流の軸
方向に分散して動圧がかかる通路形状としたものであ
る。その具体的な構造としては、副空気通路の出口の上
流・下流の壁面を形成する通路構造体に逆流時に動圧が
かかる主流に垂直な平面部を傾斜面としたことである。
例えば、出口下流の通路構造体の主流に平行な断面を三
角形とすることや、出口上流の通路構造体の外側に傾斜
面を設けることなどがある。
【0005】
【作用】発熱抵抗体式空気流量測定装置のように、空気
の流れ方向の区別のできない空気流量測定装置は、流量
検出部となる空気通路に逆流が生じると逆流分も吸入空
気量として計測してしまうため大きなプラス誤差を生じ
る。
【0006】この対策として、従来の技術として用いら
れていたものに、流量検出部を副空気通路の内部に設
け、副空気通路の出口の下流にカバーを設け逆流が直接
副空気通路に入り込まない構造があり、流量検出部の逆
流を低減している。しかし、このようなカバー構造で
は、主空気通路に逆流が生じるとカバーの下流面や副空
気通路の出口上流の面に局所的に動圧が高くなり、副空
気通路の入口と出口の間に差圧が生じるため副空気通路
に逆流が発生することを避けられない。
【0007】そこで、このカバーにあたる副空気通路の
出口下流の通路構成体を主流に垂直な平面の無い例えば
三角形の断面となるような形状にすることによって、そ
の斜面にかかる逆流による動圧は分散的になり副空気通
路出口部の圧力が低減するので入口と出口間の差圧も小
さくなる。また、副空気通路の出口上流の通路構造体も
外側に傾斜面をとることにより、傾斜面に分散した動圧
がかかり副空気通路内の逆流をさらに低減することがで
きる。
【0008】このようなカバー下流の傾斜面の代わり
に、長方形あるいは箱形の構造とすると、逆流時の動圧
面を副空気通路の出口の下流に遠ざけることになり、出
口部にはその動圧が減衰した圧力がかかるので、結果的
に出口部の動圧を分散した構造とすることができる。
【0009】さらに、副空気通路の出口の上流の壁面に
突起あるいはふくらみを持たせることにより出口の上流
側に逆流による動圧を発生させると、出口部の動圧がよ
り分散した状態となり副通路内の逆流をほとんど無くす
ことが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明による空気流量測定装置を発熱
抵抗式空気流量測定装置を例にとり、図示の実施例によ
り詳細に説明する。
【0011】まず、図1は本発明の一実施例を示す空気
流量測定装置の断面図である。また図2は図1を主空気
通路空気流れの上流側から見た図、また図3は図1のA
−A断面を表したものである。空気通路を構成するボデ
ィ1aには、主空気通路3,主空気通路を橋渡し状に横
切るブリッジ体18とその内部に副空気通路4が形成さ
れており、前記副空気通路4内部には吸入空気流量を検
出する発熱抵抗体6及び、吸入空気温度を検出する感温
抵抗体7が備えられている。また、前記発熱抵抗体6及
び感温抵抗体7は各々、導電性部材により作られる支持
体5を介し駆動回路を内蔵する制御モジュール2と電気
的に接続されている。前記副通路4は副空気通路入口4
aを有する主空気通路と平行な縦通路22と発熱抵抗体
6の配置された流量検出部の下流で直角に曲がり、副空
気通路出口4bまで伸びる横通路23により構成され、
副空気通路出口4bで主空気通路3と合流する。
【0012】副空気通路入口形状は図1においては主空
気通路5の中心より偏心した位置にあり、その底面を傾
斜面とした形状となっているが、入口形状としては図4
に示すボディ1bの様に円筒形の入口を持つ形状や図5
に示すボディ1cの様に主空気通路中心付近に円筒形の
入口を持つ形状等考えられるが本発明においては入口形
状は特に規定しない。
【0013】また前記、副空気通路横通路23はボディ
1aの一部でありブロック体18のコの字形の溝を形成
した上に通路カバー9aを接着又はネジ止メ等をして通
路途中での空気洩れの無いように構成されている。また
通路カバー9aの副空気通路出口部は図3に示す様に空
気の正規流れに対し逆方向に頂点となる様に三角形とな
る形状としている。さらに前記ブロック体18の出口部
も図3に示す様に傾斜面19を有する。なお、通路カバ
ー9aの出口部三角形及び傾斜面19は図示では出口部
の寸法となっているが実際には出口の寸法以上でも以下
でも効果はあるが、出口の1/2以下しか設けていない
と効果は非常に小さく、出口全域をおおいさらに出口以
外にものばしたときはその長さが出口部寸法の3倍を越
えると逆に効果が低減する場合がある。
【0014】以上の様な副空気通路出口構造とすること
により本発熱抵抗式空気流量測定装置が実車に装着さ
れ、吸気管内に逆流が生じた場合に逆流の動圧を分散さ
せることにより逆流の副空気通路出口15からの進入量
を低減することができ、逆流発生時の発熱抵抗式空気流
量測定装置の検出誤差を低減することが可能となる構造
としたものである。
【0015】また図2〜図3に示す突起13を出口上流
側に設けることにより出口上流側に逆流による動圧を発
生させると出口部の動圧がより分散した状態になるため
副空気通路への逆流の進入をさらに低減させることが可
能となる。
【0016】以下、逆流発生時の発熱抵抗式空気流量測
定装置の検出誤差について図6〜図8を使い説明する。
【0017】まず図6はエンジン回転数を一定に保ち、
スロットルバルブを徐々に開けた場合の状態を横軸にイ
ンテークマニホールド内のブースト圧力を取り縦軸に発
熱抵抗式空気流量測定装置の出力電圧の平均値をとった
特性グラフである。ブースト圧が低い場合、すなわちス
ロットルバルブの開度が少ない場合には発熱抵抗式空気
流量測定装置の出力電圧はほぼ直線的に単調増加してい
くがブースト圧が高くなった場合すなわちスロットルバ
ルブの開度が大きくなると急激に増加し、スロットルバ
ルブ全開時に頂点となる様に出力電圧が跳ね上がる特性
となる。この跳ね上がる現象の原因の主因の一つは吸気
管内の逆流によるものである。図7は図6中のA点及び
スロットルバルブ全開時の吸気管内の流速波形を横軸に
時間をとって表した図である。エンジン吸気管内の流速
は吸気バルブの開閉により脈動し、この脈動振幅の大き
さは、エンジン回転数一定であればスロットルバルブの
開度に依存し、スロットル開度が小さい時には脈動振幅
が小さくスロットル開度を大きくすると脈動振幅も大き
くなり、全開付近になると吸気管内に逆流が発生するの
である。なお、逆流の発生は回転数の低い時の方が発生
しやすい。すなわち図7A点付近は逆流の発生直前であ
り、全開時は逆流が最も多く発生する場所となる。ここ
で問題となるのは、実際の空気流量測定装置の発熱抵抗
体の多くは流れの方向を区別出来ないことである。すな
わち実際の発熱抵抗体の出力としては正方向の流れ及び
逆方向の流れを同一出力してしまい逆流の量だけ出力が
増加してしまう。よって、図6に示した空気流量測定装
置の跳ね上がりは吸気管内の逆流により生じるものであ
る。
【0018】以上、説明した通り、発熱抵抗式空気流量
測定装置の課題である脈動影響による跳ね上がり現象を
低減する手段としては空気流量測定装置の空気通路を構
成するボディの主空気通路内に副空気通路を設け、その
内に流量検出部を配置し、さらに副空気通路出口部は逆
流の動圧を局所的に高くならないように分散させ逆流が
進入しにくくなる通路構造とする必要が有る。図3に示
した通路カバー9aの三角形の形状やブリッジ体18の
出口部を傾斜面19とした構造は前記説明の通り、逆流
の動圧を分散させ逆流の進入を低減させるために設けた
ものである。
【0019】次に図9から図11により通路カバー9の
三角形形状について説明する。本項においては図3中の
ブロック体18副空気通路出口15及び通路カバー9の
断面形状のみで説明する。図9は単純に三角形の形とし
た通路カバー9a。図10は図9のカバーの三角形部分
を肉盗みをしてV字形とし、均一な肉厚となる形状の通
路カバー9dである。なお、通路カバー9a,d共逆流
の動圧を分散させる角部は理想的には鋭角になっている
のが望ましいが製造上等の理由によりRや面取り等を行
った場合はこの限りではない。また図11は逆流の動圧
を分散させる形状として曲面を作ったものである。これ
も図10と同様に肉盗みをしてほぼ均一な肉厚となる形
状もありうる。また図15は、副空気通路出口部15の
通路カバー9fを図示の様な形状として逆流の動圧を出
口から遠ざける形状としたものである。図16は図15
の出口部のみのB−B断面を表したものである。本実施
例においては通路カバー9fの出口下流を中空となる形
状とした。これは通路カバー9fを均一な厚みとなるよ
うにしたものであり、実際には出口下流の部分は中空で
あっても駄肉となってもかまわない。
【0020】また図17は図16に対し通路カバー9f
出口部の中空部分の一部を開放した構造となるようなも
のである。中空部分の一部は開放されていても実際には
通路カバーの最下流の平面部にて逆流の動圧を分散させ
る働きがあるためこのような構造でもかまわない。
【0021】図18は図15に対し、逆流を受ける面を
スロープ形として逆流の動圧をスロープを介して出口か
ら遠ざける構造としている。逆流を受ける面はこの場合
の出口部断面は図16の様に平面であっても、また図9
〜図10の様に三角形をしていてもかまわない。
【0022】また図19に示す通路カバー9iは通路カ
バーの逆流の受ける面に、囲いを設け、逆流が発生した
場合に逆流の動圧をその囲いにそって遠ざけ、出口部に
逆流の動圧をかからない構造としたものである。
【0023】次に図12から図14においてコの字形の
横通路底面における傾斜面について説明する。図12は
図1から図3に示した傾斜面の断面図である。この傾斜
面は面取りとほぼ同じ形状でありその大きさはC1.5
相当以上が望ましい。図13は底面全体を傾斜19させ
たものであり、この場合先端部が横通路中心となってい
るが偏心した位置に先端がきても良い。また図14は図
12や図13が直線的に傾斜を持たせたのに対し曲線的
な形状としたものである。
【0024】図12〜図13においては副空気通路出口
部15の底面傾斜部19のみについて説明したが、図9
〜図11に説明した通路カバー9との組合せにより出口
部の動圧を分散させる効果が大となる。なお通路カバー
9と副空気通路出口傾斜部19との組合せは本実施例に
記載されているすべての実施例との組合せを可とする。
【0025】次に副空気通路をボディに挿入する場合に
ついて図21〜図26を使い説明する。図1〜図20ま
では主空気通路を構造するボディ1に副空気通路の縦通
路と横通路の一部を構成し、横通路にカバー状のふたの
通路カバーを取り付け、副空気通路を構成する構造につ
いて説明してきたが、図21〜図26については主空気
通路を構成するボディ1の形状はほぼ円筒に近い形状で
その中に副空気通路を挿入して成る通路構造の実施例で
ある。
【0026】まず図21はほぼ円筒管状の通路構造を持
つボディ1dに制御回路内蔵モジュール2に取り付けら
れた挿入通路ブロック体26内に流量検出体である発熱
抵抗体6を取り付け、その下流側に通路カバー9に相当
するカバーを取り付けた構造である。また図22は図2
1と同様にほぼ円筒管状の通路構造のボディ1dに発熱
抵抗体6及び支持体5を取り付けさらに制御回路内蔵モ
ジュール2と電気的に接続される通路カバー相当一体形
のブロック体に副空気通路の縦通路の一部となる入口管
24aを取り付けて挿入したものである。また図23は
図21〜図22のボディ1dに通路カバー9、入口管2
4b及び発熱抵抗体6及び支持体5を取り付けた挿入ブ
ロック体26bから成る副空気通路を挿入したものであ
る。また図25は副空気通路出口部の傾斜面等を設けた
ボディ1gに挿入通路25bを挿入して成る実施例を示
したものである。図21から図23及び図25〜26に
示す様に逆流の動圧を分散させる形状である三角形や傾
斜面は通路カバー,ボディ,入口管等どの部分に設けて
も本発明の効果は有る。また図24は副空気通路全体を
挿入して成る挿入通路25を使用した場合の実施例を示
したものである。本実施例においては副空気通路出口1
5を図示下側に配置した構造としているが出口の向きは
図示右側でも良い。
【0027】次に図27〜図30に副空気通路出口上流
側に設けた突起の形状について説明する。図27は突起
13bと出口傾斜部19をほぼ直線となるようつないで
直線的に段差を付けたもの、図28に示す突起13cは
出口傾斜部と突起の下流側をほぼ直線で結んだもの、図
29の突起13dは傾斜部と突起下流を円弧状のふくら
みとなる様に結んだものである。
【0028】また図30は突起上流側を平面となる様な
突起13eの構造を示したものである。
【0029】次に図31〜図33に突起13aの上流形
状について説明する図31は突起上流が曲線及び平面で
表されたものであり図32は上流側に平面部が無く、先
端が角となる上流形状を持つものであり図33は突起上
流側が曲面にて表される形状としたものである。
【0030】なお突起の上下流形状は、逆流の動圧の分
散においては図27〜図33に示す様な突起上下流を直
線的に結んだ形状と同様に図34に示す様にほぼ円弧状
のふくらみを持つ形状でも同等な効果が得られる。
【0031】最後に、図35に示す形状では、突起,傾
斜面,通路カバー形状等を流線形に近い形として、正方
向流れ及び逆流に対しスムーズな流れとしたものであ
る。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、吸気系の脈動により逆
流が生じた場合においても、流量検出部のある副空気通
路には逆流がほとんど生じなくなるため、逆流が発生し
ているような脈動流下における空気流量測定装置の出力
誤差を、従来の副空気通路の出口下流にカバーを設けた
構造の約2/3に低減できるため、脈動流による出力誤
差を低減するとともに耐久性にも優れた空気流量測定装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す発熱抵抗式空気流量測
定装置の横断面。
【図2】図1を空気の流れ上流側からみた図。
【図3】図1のA−A断面図。
【図4】本発明の他の実施例を示す発熱抵抗式空気流量
測定装置の横断面。
【図5】本発明の他の実施例を示す発熱抵抗式空気流量
測定装置の横断面。
【図6】発熱抵抗式空気流量測定装置の脈動影響を表す
特性図。
【図7】脈動時の空気の流れを示す脈動波形。
【図8】脈動時の発熱抵抗体の検出脈動波形。
【図9】本発明の一実施例を示す発熱抵抗式空気流量測
定装置副空気通路の出口部の断面図。
【図10】図9に対し通路カバー形状を変えた実施例を
表す出口部の断面図。
【図11】図9に対し通路カバー形状を変えた実施例を
表す出口部の断面図。
【図12】図9に対し出口部底面部形状を変えた図。
【図13】図9に対し出口部底面部形状を変えた図。
【図14】図9に対し出口部底面部形状を変えた図。
【図15】本発明の他の実施例を示す発熱抵抗式空気流
量測定装置の横断面。
【図16】図15のB−B断面図。
【図17】図15のB−B断面図。
【図18】本発明の他の実施例を示す発熱抵抗式空気流
量測定装置の横断面図。
【図19】本発明の他の実施例を示す発熱抵抗式空気流
量測定装置の横断面図。
【図20】図19のC−C断面図。
【図21】本発明の他の実施例を示す発熱抵抗式空気流
量測定装置の横断面。
【図22】本発明の他の実施例を示す発熱抵抗式空気流
量測定装置の横断面。
【図23】本発明の他の実施例を示す発熱抵抗式空気流
量測定装置の横断面。
【図24】本発明の他の実施例を示す発熱抵抗式空気流
量測定装置の横断面。
【図25】本発明の他の実施例を示す発熱抵抗式空気流
量測定装置の横断面。
【図26】図25のD−D断面図。
【図27】本発明の一実施例を示す発熱抵抗式空気流量
測定装置の出口部断面。
【図28】本発明の出口上流に設けた突起の形状を変え
た出口部断面図。
【図29】本発明の出口上流に設けた突起の形状を変え
た出口部断面図。
【図30】本発明の出口上流に設けた突起の上流形状を
変えた出口部断面図。
【図31】本発明の出口上流に設けた突起の上流形状を
変えた出口部断面図。
【図32】本発明の出口上流に設けた突起の上流形状を
変えた出口部断面図。
【図33】本発明の出口上流に設けた突起の上流形状を
変えた出口部断面図。
【図34】本発明の出口上流に設けた突起の上流形状を
変えた出口部断面図。
【図35】本発明の一実施例を示す発熱抵抗式空気流量
計の通路内部の形状を流線形に近付けた実施例の断面
図。
【符号の説明】
1…ボディA、2…制御回路内蔵モジュール、3…主空
気通路、4…副空気通路、5…支持体、6…発熱抵抗
体、7…感温抵抗体、8…整流格子、9…通路カバー、
10…主空気通路流れ、11…副空気通路流れ、12…
逆流、13…突起、16…通路カバーB、18…ブリッ
ジ体、19…傾斜面、22…縦通路、23…横通路、2
4…入口管、25…挿入通路、26…挿入通路ブロック
体、27…通路カバー相当一体形ブロック体、28…傾
斜部、29…ほぼ円弧状のふくらみ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 千尋 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 五十嵐 信弥 茨城県勝田市大字高場字鹿島谷津2477番地 3 日立オートモティブエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 筒井 光圀 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 宮崎 敦史 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 末松 博行 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 赤城 好彦 茨城県勝田市大字高場字鹿島谷津2477番地 3 日立オートモティブエンジニアリング 株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関に吸入される空気のほぼ全量が通
    過する主空気通路と、吸入空気の一部を流入しその内部
    に流量検出部を配した副空気通路とを有する空気流量測
    定装置において、前記主空気通路に逆流が生じた時に、
    副空気通路の構成体の出口付近にかかる逆流による動圧
    が局所的に高くならないように、主流の軸方向に分散し
    てかかる通路構造とすることを特徴とする空気流量測定
    装置。
  2. 【請求項2】内燃機関に吸入される空気のほぼ全量が通
    過する主空気通路と、吸入空気の一部を流入しその内部
    に流量検出部を配した副空気通路とを有する空気流量測
    定装置において、前記副空気通路の出口が主空気通路の
    主流方向に対して直角方向あるいは斜め下方に開口して
    おり、出口の下流の通路構造体の主流に平行な断面が下
    流に凸な三角形あるいは半楕円形となっていることを特
    徴とする空気流量測定装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記通路構造体は、厚
    肉部を除去するように上流側も相似形に掘り込んだV字
    形としていることを特徴とする空気流量測定装置。
  4. 【請求項4】内燃機関に吸入される空気のほぼ全量が通
    過する主空気通路と、吸入空気の一部を流入しその内部
    に流量検出部を配した副空気通路とを有する空気流量測
    定装置において、前記副空気通路の出口が主空気通路の
    主流方向に対して直角方向あるいは斜め下方に開口して
    おり、出口の下流の通路構造体の主流に平行な断面が下
    流方向に厚みを持たせた長方形のブロック状となってい
    ることを特徴とする空気流量測定装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記ブロック体の内部
    を中空な箱形とし、下流方向は開放した形状としている
    ことを特徴とする空気流量測定装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記箱形は副空気通路
    の出口下流から離れる方向にのびており、その方向の壁
    を除いて開放した形状としていることを特徴とする空気
    流量測定装置。
  7. 【請求項7】内燃機関に吸入される空気のほぼ全量が通
    過する主空気通路と、吸入空気の一部を流入しその内部
    に流量検出部を配した副空気通路とを有する空気流量測
    定装置において、前記副空気通路出口上流の通路構造体
    の、副空気通路の出口開口面の上部に傾斜面を設けてい
    ることを特徴とする空気流量測定装置。
  8. 【請求項8】内燃機関に吸入される空気のほぼ全量が通
    過する主空気通路と、吸入空気の一部を流入しその内部
    に流量検出部を配した副空気通路とを有する空気流量測
    定装置において、副空気通路出口上流の通路構造体の主
    流に平行な断面が下流に凸な三角形あるいは半楕円形と
    なっていることを特徴とする空気流量測定装置。
  9. 【請求項9】請求項2から8のいずれか1項において、
    前記副空気通路の出口上流部に主流方向に平行な壁面が
    あり、その一部に逆流による動圧を受ける突起を設けて
    いることを特徴とする空気流量測定装置。
  10. 【請求項10】請求項2から8のいずれか1項におい
    て、前記副空気通路の出口上流部に主流方向に平行な壁
    面があり、その壁面に傾斜面あるいは円弧によるふくら
    みを持たせていることを特徴とする空気流量測定装置。
  11. 【請求項11】内燃機関に吸入される空気のほぼ全量が
    通過する主空気通路と、吸入空気の一部を流入しその内
    部に流量検出部を配した副空気通路とを有する空気流量
    測定装置において、主空気通路の中心軸上に主空気通路
    を2分割するブリッジ体が形成され、そのブリッジ体の
    上面に副空気通路の入口開口部を設け、副空気通路は主
    空気通路の主流方向と平行な縦通路と、略直角方向に曲
    がった横通路を前記ブリッジ体の内部に形成され、副空
    気通路の出口開口部をブリッジ体の側面あるいは底面に
    設け、その出口部に請求項2から8の少なくともいずれ
    か1項の構造を有していることを特徴とする空気流量測
    定装置。
  12. 【請求項12】請求項11において、前記副空気通路の
    入口部と前記縦通路、及び横通路となる溝状部分を形成
    する前記ブリッジ体は、主空気通路,回路モジュール取
    付面などを形成するボディと一体に成形あるいは鋳造さ
    れ、前記溝状部分を別部材でカバーすることにより副空
    気通路の横通路及び出口を完成することを特徴とした空
    気流量測定装置。
  13. 【請求項13】請求項12において、前記溝状部分をカ
    バーする部材に、請求項2から6のいずれか1項の形状
    を設けていることを特徴とする空気流量測定装置。
  14. 【請求項14】請求項11において、前記副空気通路の
    出口部の上流のブリッジ体の側面に請求項9または10
    記載の形状を設けていることを特徴とする空気流量測定
    装置。
  15. 【請求項15】請求項11から14のいずれか1項にお
    いて、請求項2から10の少なくともいずれか1項の形
    状を、副空気通路の出口1/2から3倍の範囲に設けて
    いることを特徴とする空気流量測定装置。
JP5102160A 1993-04-28 1993-04-28 空気流量測定装置 Pending JPH06307906A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5102160A JPH06307906A (ja) 1993-04-28 1993-04-28 空気流量測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5102160A JPH06307906A (ja) 1993-04-28 1993-04-28 空気流量測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06307906A true JPH06307906A (ja) 1994-11-04

Family

ID=14319980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5102160A Pending JPH06307906A (ja) 1993-04-28 1993-04-28 空気流量測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06307906A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6871534B1 (en) 1998-12-21 2005-03-29 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Flow rate measuring device
JP2007309909A (ja) * 2005-09-15 2007-11-29 Denso Corp 流量測定装置
US7665351B2 (en) 2007-06-14 2010-02-23 Denso Corporation Air flow measuring device
JP2011069842A (ja) * 2011-01-14 2011-04-07 Denso Corp 流量測定装置
JP2013019674A (ja) * 2011-07-07 2013-01-31 Denso Corp 空気流量測定装置
WO2017073276A1 (ja) * 2015-10-28 2017-05-04 日立オートモティブシステムズ株式会社 熱式流量計
WO2019021763A1 (ja) * 2017-07-24 2019-01-31 株式会社デンソー 物理量計測装置
US11326918B2 (en) 2018-08-14 2022-05-10 Denso Corporation Flowmeter
US11391610B2 (en) 2018-08-08 2022-07-19 Denso Corporation Flow rate measurement device

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6871534B1 (en) 1998-12-21 2005-03-29 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Flow rate measuring device
JP2007309909A (ja) * 2005-09-15 2007-11-29 Denso Corp 流量測定装置
US7665351B2 (en) 2007-06-14 2010-02-23 Denso Corporation Air flow measuring device
JP2011069842A (ja) * 2011-01-14 2011-04-07 Denso Corp 流量測定装置
JP2013019674A (ja) * 2011-07-07 2013-01-31 Denso Corp 空気流量測定装置
US8701474B2 (en) 2011-07-07 2014-04-22 Denso Corporation Air flow measuring device
WO2017073276A1 (ja) * 2015-10-28 2017-05-04 日立オートモティブシステムズ株式会社 熱式流量計
CN108139247A (zh) * 2015-10-28 2018-06-08 日立汽车系统株式会社 热式流量计
JPWO2017073276A1 (ja) * 2015-10-28 2018-07-26 日立オートモティブシステムズ株式会社 熱式流量計
JP2019045515A (ja) * 2015-10-28 2019-03-22 日立オートモティブシステムズ株式会社 熱式流量計
US10928231B2 (en) 2015-10-28 2021-02-23 Hitachi Automotive Systems, Ltd. Thermal flow meter with housing surfaces that minimize vortex formation
DE112016004975B4 (de) 2015-10-28 2022-08-04 Hitachi Astemo, Ltd. Thermischer Durchflussmesser
WO2019021763A1 (ja) * 2017-07-24 2019-01-31 株式会社デンソー 物理量計測装置
US11391610B2 (en) 2018-08-08 2022-07-19 Denso Corporation Flow rate measurement device
US11326918B2 (en) 2018-08-14 2022-05-10 Denso Corporation Flowmeter

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0295647B1 (en) Hot-wire type air flow meter.
JP2694664B2 (ja) 熱線式空気流量計及び該流量計を備えた内燃機関
US7201047B2 (en) Air flow measuring device
KR100495362B1 (ko) 발열저항체식공기유량측정장치및이를이용하는내연기관의연료제어시스템
US7752908B2 (en) Equipment for measuring gas flow rate having an adjacent external surface protrusion
EP1160546B1 (en) Fluid flow meter unit having thermal flow sensor
JPH06307906A (ja) 空気流量測定装置
US20050097947A1 (en) Intake air flow rate measuring device of an internal combustion engine
JPH0988658A (ja) 空気流量測定装置
JP2003524173A (ja) 流過する媒体の少なくとも1つのパラメータの測定のための装置
JP2857787B2 (ja) 熱式空気流量計及び該流量計を備えた内燃機関
JP3308470B2 (ja) スロットル弁の気流騒音防止装置
US20030089168A1 (en) Device for measuring air flow, comprising a device for separating foreign particles
JPH09210749A (ja) 発熱抵抗体式空気流量測定装置
US7467546B2 (en) Equipment for measuring gas flow rate
JP3345994B2 (ja) エンジン用吸気装置
JPH08297040A (ja) 空気流量測定装置
JP3430840B2 (ja) スロットル弁の気流騒音防止装置
JPH10205415A (ja) 内燃機関の吸気装置
JPH0953482A (ja) スロットルボディ一体形空気流量測定装置
JPH08240461A (ja) 空気流量測定装置
JP3377305B2 (ja) 吸気通路の負圧計測装置
JP3445466B2 (ja) エンジンのブローバイガス還元装置
JP2001099688A (ja) 発熱抵抗式空気流量測定装置
JP2851884B2 (ja) 熱式空気流量計