JPH06307648A - 電子レンジ用庫内ランプ部構造体 - Google Patents
電子レンジ用庫内ランプ部構造体Info
- Publication number
- JPH06307648A JPH06307648A JP22560193A JP22560193A JPH06307648A JP H06307648 A JPH06307648 A JP H06307648A JP 22560193 A JP22560193 A JP 22560193A JP 22560193 A JP22560193 A JP 22560193A JP H06307648 A JPH06307648 A JP H06307648A
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- Japan
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- film
- heat
- microwave oven
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Abstract
(57)【要約】
【目的】軽量で、製造性が良く、かつ高価な耐熱ガラス
板を必要としないことから製造コストが廉価な電子レン
ジの庫内ランプ部構造体を提供する。 【構成】庫内点灯用ランプ、メッシュ形状庫内壁、外側
部材または庫内点灯用ランプ、外側部材、メッシュ形状
庫内壁が順次積層されてなる電子レンジ用庫内ランプ部
構造体において、外側部材とメッシュ形状庫内壁とが耐
熱性粘着剤層を介して積層されており、外側部材が耐熱
性の合成樹脂フィルムからなり、耐熱性粘着剤層がシリ
コーン系粘着剤またはアクリル系粘着剤であることを特
徴とする電子レンジ用庫内ランプ部構造体である。
板を必要としないことから製造コストが廉価な電子レン
ジの庫内ランプ部構造体を提供する。 【構成】庫内点灯用ランプ、メッシュ形状庫内壁、外側
部材または庫内点灯用ランプ、外側部材、メッシュ形状
庫内壁が順次積層されてなる電子レンジ用庫内ランプ部
構造体において、外側部材とメッシュ形状庫内壁とが耐
熱性粘着剤層を介して積層されており、外側部材が耐熱
性の合成樹脂フィルムからなり、耐熱性粘着剤層がシリ
コーン系粘着剤またはアクリル系粘着剤であることを特
徴とする電子レンジ用庫内ランプ部構造体である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子レンジの庫内ランプ
部構造体に係り、特に、軽量で低コストしかも耐熱性に
優れた電子レンジの庫内ランプ部構造体に関するもので
ある。
部構造体に係り、特に、軽量で低コストしかも耐熱性に
優れた電子レンジの庫内ランプ部構造体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】電子レンジには、単機能レンジの他、オ
ーブンレンジ(オーブン電子レンジ)があることは知ら
れている。単機能レンジは、マイクロ波を庫内に照射さ
せる構造を採用して、レンジ調理のみを行うようにした
ものである。またオーブン電子レンジは、こうした構造
に加えヒーター熱を使用したオーブン、グリル調理も行
うことができるようにしている。その庫内温度は、単機
能レンジは庫内温度が比較的低温ですむが、オーブン電
子レンジは高温が連続し140〜250℃にもなるもの
である。
ーブンレンジ(オーブン電子レンジ)があることは知ら
れている。単機能レンジは、マイクロ波を庫内に照射さ
せる構造を採用して、レンジ調理のみを行うようにした
ものである。またオーブン電子レンジは、こうした構造
に加えヒーター熱を使用したオーブン、グリル調理も行
うことができるようにしている。その庫内温度は、単機
能レンジは庫内温度が比較的低温ですむが、オーブン電
子レンジは高温が連続し140〜250℃にもなるもの
である。
【0003】この種の電子レンジは図3〜図4に示すよ
うに正面側に開放部a1設けられた電子レンジ本体aと、
上記開放部a1に開閉自在に取り付けられたドアパネル構
造体bとでその主要部が構成され、さらに電子レンジ本
体a庫内の側面叉は上側部分に、ランプ部構造体cが設
けられたものが知られている。
うに正面側に開放部a1設けられた電子レンジ本体aと、
上記開放部a1に開閉自在に取り付けられたドアパネル構
造体bとでその主要部が構成され、さらに電子レンジ本
体a庫内の側面叉は上側部分に、ランプ部構造体cが設
けられたものが知られている。
【0004】そして、従来における上記ランプ部構造体
cは、図5に示すように耐熱ガラス板から成る外側部材
c1と、この外側部材c1に積層されランプlからの光を庫
内に照らせるようにメッシュmが設けられた塗装鋼板よ
り成る庫内壁c2とでその主要部が構成されていた。ま
た、図示していないが、一般的には外側部材c1の周辺部
は耐熱性のシリコーンゴムでシールドされていた。
cは、図5に示すように耐熱ガラス板から成る外側部材
c1と、この外側部材c1に積層されランプlからの光を庫
内に照らせるようにメッシュmが設けられた塗装鋼板よ
り成る庫内壁c2とでその主要部が構成されていた。ま
た、図示していないが、一般的には外側部材c1の周辺部
は耐熱性のシリコーンゴムでシールドされていた。
【0005】しかし、この様な構成のランプ部構造体は
その重量が嵩んだり周辺部のシールドが必要になるため
製造性が悪い欠点があり、かつ、高価な耐熱ガラス板を
必要とすることから製造コストが割高となる欠点があっ
た。
その重量が嵩んだり周辺部のシールドが必要になるため
製造性が悪い欠点があり、かつ、高価な耐熱ガラス板を
必要とすることから製造コストが割高となる欠点があっ
た。
【0006】この様な技術的背景の下、上記電子レンジ
の中でも耐熱ガラスからなる外側部材を設けない機種も
存在した。しかしながら、外側部材を設けない電子レン
ジを使用した場合、庫内の食品成分が加熱調理中に飛散
し、庫内壁に付着した場合、メッシュ部分から入り込み
ランプに付着する恐れがあった。ランプに食品が付着し
た場合それを拭き取ることが出来ないため、明るさが低
下したり故障してしまうといった問題点があった。
の中でも耐熱ガラスからなる外側部材を設けない機種も
存在した。しかしながら、外側部材を設けない電子レン
ジを使用した場合、庫内の食品成分が加熱調理中に飛散
し、庫内壁に付着した場合、メッシュ部分から入り込み
ランプに付着する恐れがあった。ランプに食品が付着し
た場合それを拭き取ることが出来ないため、明るさが低
下したり故障してしまうといった問題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな従来の技術を解決しようとするもので、軽量で、製
造性が良く、かつ高価な耐熱ガラス板を必要としないこ
とから製造コストが廉価な電子レンジの庫内ランプ部構
造体を提供することを目的とする。
うな従来の技術を解決しようとするもので、軽量で、製
造性が良く、かつ高価な耐熱ガラス板を必要としないこ
とから製造コストが廉価な電子レンジの庫内ランプ部構
造体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、庫
内点灯用ランプ、メッシュ形状庫内壁、外側部材または
庫内点灯用ランプ、外側部材、メッシュ形状庫内壁が順
次積層されてなる電子レンジ用庫内ランプ部構造体にお
いて、外側部材とメッシュ形状庫内壁とが耐熱性粘着剤
層を介して積層されており、且つ外側部材がポリエチレ
ンナフタレートフィルム、耐熱性ポリエチレンテレフタ
レートフィルム、ポリエーテルサルホンフィルム、ポリ
エーテルエーテルケトンフィルム、ポリパラバン酸フィ
ルムまたはポリイミドフィルムから選択される一種であ
ることを特徴とする電子レンジ用庫内ランプ部構造体で
ある。また、上記の耐熱性粘着剤層は、耐熱性に優れる
という点からシリコーン系粘着剤層あるいはアクリル系
粘着剤層を用いるのが好ましい。
内点灯用ランプ、メッシュ形状庫内壁、外側部材または
庫内点灯用ランプ、外側部材、メッシュ形状庫内壁が順
次積層されてなる電子レンジ用庫内ランプ部構造体にお
いて、外側部材とメッシュ形状庫内壁とが耐熱性粘着剤
層を介して積層されており、且つ外側部材がポリエチレ
ンナフタレートフィルム、耐熱性ポリエチレンテレフタ
レートフィルム、ポリエーテルサルホンフィルム、ポリ
エーテルエーテルケトンフィルム、ポリパラバン酸フィ
ルムまたはポリイミドフィルムから選択される一種であ
ることを特徴とする電子レンジ用庫内ランプ部構造体で
ある。また、上記の耐熱性粘着剤層は、耐熱性に優れる
という点からシリコーン系粘着剤層あるいはアクリル系
粘着剤層を用いるのが好ましい。
【0009】以下、本発明を図面を参照にして詳細に説
明する。図1は、実施例に係る庫内ランプ部構造体の断
面構造を示したもので、このランプ部構造体10は、外
側部材11としてフィルム基材とそれに積層された粘着
剤層12、この外側部材11に粘着剤層12を介して貼
着されメッシュmが設けられた塗装鋼板製の庫内壁13
とでその主要部分が構成され、庫内壁13の内側にラン
プlが設置されているものである。図2は別の実施例に
係る庫内ランプ部構造体の断面構造を示したもので、ラ
ンプl側より外側部材11、粘着剤層12、塗装鋼板製
の庫内壁13で主要部が構成されている。
明する。図1は、実施例に係る庫内ランプ部構造体の断
面構造を示したもので、このランプ部構造体10は、外
側部材11としてフィルム基材とそれに積層された粘着
剤層12、この外側部材11に粘着剤層12を介して貼
着されメッシュmが設けられた塗装鋼板製の庫内壁13
とでその主要部分が構成され、庫内壁13の内側にラン
プlが設置されているものである。図2は別の実施例に
係る庫内ランプ部構造体の断面構造を示したもので、ラ
ンプl側より外側部材11、粘着剤層12、塗装鋼板製
の庫内壁13で主要部が構成されている。
【0010】本発明において使用する耐熱性粘着剤層1
2は、外側部材11を庫内壁13に固定するための層で
ある。この粘着剤層12は、電子レンジの庫内温度が1
40〜250℃と比較的高温にまで達することから、そ
の温度に耐えることのできる粘着剤から構成する必要が
ある。また、耐熱性粘着剤層12は、ランプからの光が
透過できるように光透過性のものを使用することにな
る。なお、粘着剤層12の厚みは、厚すぎると透過性が
低下し、かつ粘着剤のはみ出し等加工性が低下し、薄す
ぎると十分な接着力が得られないので、一般的には5〜
100μm、好ましくは10〜80μm、より好ましく
は20〜50μmとする。
2は、外側部材11を庫内壁13に固定するための層で
ある。この粘着剤層12は、電子レンジの庫内温度が1
40〜250℃と比較的高温にまで達することから、そ
の温度に耐えることのできる粘着剤から構成する必要が
ある。また、耐熱性粘着剤層12は、ランプからの光が
透過できるように光透過性のものを使用することにな
る。なお、粘着剤層12の厚みは、厚すぎると透過性が
低下し、かつ粘着剤のはみ出し等加工性が低下し、薄す
ぎると十分な接着力が得られないので、一般的には5〜
100μm、好ましくは10〜80μm、より好ましく
は20〜50μmとする。
【0011】このような耐熱性粘着剤としては、シリコ
ーン系粘着剤またはアクリル系粘着剤を使用することが
できる。シリコーン系粘着剤としては、直鎖状の構造を
持ち成膜性と凝集力に関わるシリコーンガムと、複雑な
三次元構造を持ち粘度、タック、接着力に関わるシリコ
ーンレジンからなり、これらシリコーン組成物を触媒を
用いて架橋せしめたものである。本発明の内側透明体に
使用するシリコーン系粘着剤は、その主成分が固形分に
対しシリコーンレジンの割合が50重量%以上のシリコ
ーンレジンとシリコーンガムの架橋反応物が望ましく、
このような量でシリコーンレジンを使用する事により接
着力が十分となり、外側部材の剥がれを防止することが
できる。
ーン系粘着剤またはアクリル系粘着剤を使用することが
できる。シリコーン系粘着剤としては、直鎖状の構造を
持ち成膜性と凝集力に関わるシリコーンガムと、複雑な
三次元構造を持ち粘度、タック、接着力に関わるシリコ
ーンレジンからなり、これらシリコーン組成物を触媒を
用いて架橋せしめたものである。本発明の内側透明体に
使用するシリコーン系粘着剤は、その主成分が固形分に
対しシリコーンレジンの割合が50重量%以上のシリコ
ーンレジンとシリコーンガムの架橋反応物が望ましく、
このような量でシリコーンレジンを使用する事により接
着力が十分となり、外側部材の剥がれを防止することが
できる。
【0012】またアクリル系粘着剤としては、粘着成分
であるアクリル酸エステル及びメタクリル酸エステルと
官能基成分、及び凝集成分等の共重合体により構成され
ているものとする。
であるアクリル酸エステル及びメタクリル酸エステルと
官能基成分、及び凝集成分等の共重合体により構成され
ているものとする。
【0013】アクリル系粘着剤の構成成分としてのアク
リル酸エステルとしては、アクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブ
チル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−アミル、
アクリル酸イソアミル、アクリル酸n−ヘキシル、アク
リル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸n−オクチル、
及び、アクリル酸n−ラウリル等が適用でき、またメタ
クリル酸エステルとしては、メタクリル酸メチル、メタ
クリル酸エチル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリ
ル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル
酸n−アミル、メタクリル酸イソアミル、メタクリル酸
n−ヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタ
クリル酸n−オクチル、及び、メタクリル酸n−ラウリ
ル等の適用が可能である。
リル酸エステルとしては、アクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブ
チル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−アミル、
アクリル酸イソアミル、アクリル酸n−ヘキシル、アク
リル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸n−オクチル、
及び、アクリル酸n−ラウリル等が適用でき、またメタ
クリル酸エステルとしては、メタクリル酸メチル、メタ
クリル酸エチル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリ
ル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル
酸n−アミル、メタクリル酸イソアミル、メタクリル酸
n−ヘキシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタ
クリル酸n−オクチル、及び、メタクリル酸n−ラウリ
ル等の適用が可能である。
【0014】一方、官能基成分としては、アクリル酸エ
ステル又はメタクリル酸エステル等と共重合可能なアク
リル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレ
イン酸、及び、フマール酸等のα、β不飽和カルボン酸
や、同じく共重合可能なアクリル酸ヒドロキシエチル、
メタクリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシ
プロピル、及び、メタクリル酸ヒドロキシプロピル等の
ヒドロキシ基含有モノマー、同じく共重合可能なアクリ
ルアミド、メタクリルアミド、N−メチロールアクリル
アミド、N−メチロールメタクリルアミド、N−ブトキ
シメチルアクリルアミド、及び、N−ブトキシメチルメ
タクリルアミド等のN−置換アクリルアミド系又はN−
置換メタクリルアミド系モノマー、同じく共重合可能な
アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル等のエ
ポキシ基含有モノマー、及び、アクリロニトリル等が適
用できる。
ステル又はメタクリル酸エステル等と共重合可能なアク
リル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレ
イン酸、及び、フマール酸等のα、β不飽和カルボン酸
や、同じく共重合可能なアクリル酸ヒドロキシエチル、
メタクリル酸ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒドロキシ
プロピル、及び、メタクリル酸ヒドロキシプロピル等の
ヒドロキシ基含有モノマー、同じく共重合可能なアクリ
ルアミド、メタクリルアミド、N−メチロールアクリル
アミド、N−メチロールメタクリルアミド、N−ブトキ
シメチルアクリルアミド、及び、N−ブトキシメチルメ
タクリルアミド等のN−置換アクリルアミド系又はN−
置換メタクリルアミド系モノマー、同じく共重合可能な
アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル等のエ
ポキシ基含有モノマー、及び、アクリロニトリル等が適
用できる。
【0015】さらに、凝集成分としては、スチレン系モ
ノマー、例えばスチレン、2−メチルスチレン等のビニ
ルトルエン、クロルスチレン等や、酢酸ビニル等の適用
が可能である。これらの共重合体は、一般的に知られて
いるように架橋剤、例えばイソシアネート架橋剤、キレ
ート架橋剤、エポキシ架橋剤等により架橋される。
ノマー、例えばスチレン、2−メチルスチレン等のビニ
ルトルエン、クロルスチレン等や、酢酸ビニル等の適用
が可能である。これらの共重合体は、一般的に知られて
いるように架橋剤、例えばイソシアネート架橋剤、キレ
ート架橋剤、エポキシ架橋剤等により架橋される。
【0016】本発明においては、耐熱性粘着剤層12が
シリコーン系粘着剤の場合そのゲル分率を45%以下、
好ましくは0.1〜30%となるようにすることが好ま
しい。一方、アクリル系粘着剤の場合ゲル分率が30%
以下、好ましくは5〜10%以下が好ましい。ゲル分率
が、シリコーン系の場合45%以上、アクリル系では3
0%以上であると、粘着部分が高温になった時、粘着剤
の流動性が十分とならず、外側部材11の膨張や収縮に
追随できなくなり、外側部材11のふくれや剥がれが生
じるといった問題がある。
シリコーン系粘着剤の場合そのゲル分率を45%以下、
好ましくは0.1〜30%となるようにすることが好ま
しい。一方、アクリル系粘着剤の場合ゲル分率が30%
以下、好ましくは5〜10%以下が好ましい。ゲル分率
が、シリコーン系の場合45%以上、アクリル系では3
0%以上であると、粘着部分が高温になった時、粘着剤
の流動性が十分とならず、外側部材11の膨張や収縮に
追随できなくなり、外側部材11のふくれや剥がれが生
じるといった問題がある。
【0017】
【作用】本発明の電子レンジ用庫内ランプ部構造体は、
耐熱性ガラス板を廃して、耐熱性の合成樹脂フィルムを
採用し、加えて、粘着剤層として高温度にも劣化しない
ものを選んだので、庫内温度が140〜250℃であっ
ても、フィルムおよび粘着剤層が劣化することがない。
さらに、軽量で、製造性が良く、かつ高価な耐熱性ガラ
ス板を必要としないことから製造コストが廉価な電子レ
ンジの庫内ランプ部構造体となるものである。
耐熱性ガラス板を廃して、耐熱性の合成樹脂フィルムを
採用し、加えて、粘着剤層として高温度にも劣化しない
ものを選んだので、庫内温度が140〜250℃であっ
ても、フィルムおよび粘着剤層が劣化することがない。
さらに、軽量で、製造性が良く、かつ高価な耐熱性ガラ
ス板を必要としないことから製造コストが廉価な電子レ
ンジの庫内ランプ部構造体となるものである。
【0018】
【実施例】本実施例は、電子レンジの中でも庫内温度条
件の厳しいオーブン電子レンジを用いて行った。オーブ
ン電子レンジで問題なければ、他の電子レンジでは全く
問題ないものである。
件の厳しいオーブン電子レンジを用いて行った。オーブ
ン電子レンジで問題なければ、他の電子レンジでは全く
問題ないものである。
【0019】厚さ50μmで75×95mmに裁断され
たポリエチレンナフタレートフィルム(PEN…帝人
(株)製商品名「テオネックス」)基材にシリコーン系
粘着剤(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製商品名
「SD4560」)を塗布し、かつ、乾燥させて厚さ4
5μmのシリコーン系粘着層12が形成されたポリエチ
レンナフタレートフィルムから成る外側部材11を得
た。次に、塗装鋼板製の庫内壁13に対し、上記外側部
材11をその粘着層12側が庫内壁13に接するように
載置しかつ加圧して接着し、更に、これ等部材を庫内ラ
ンプ部図1に示すようなオーブン電子レンジの庫内ラン
プ部構造体を製造した。
たポリエチレンナフタレートフィルム(PEN…帝人
(株)製商品名「テオネックス」)基材にシリコーン系
粘着剤(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製商品名
「SD4560」)を塗布し、かつ、乾燥させて厚さ4
5μmのシリコーン系粘着層12が形成されたポリエチ
レンナフタレートフィルムから成る外側部材11を得
た。次に、塗装鋼板製の庫内壁13に対し、上記外側部
材11をその粘着層12側が庫内壁13に接するように
載置しかつ加圧して接着し、更に、これ等部材を庫内ラ
ンプ部図1に示すようなオーブン電子レンジの庫内ラン
プ部構造体を製造した。
【0020】<実施例2>上記ポリエチレンナフタレー
トフィルムに代えて厚さ50μmで75×95mmに裁
断された耐熱性ポリエチレンテレフタレートフィルム
(PET…東レ(株)製商品名「ルミラー低熱収縮タイ
プ」)を使用し、かつ、シリコーン系粘着剤として東レ
・ダウコーニング・シリコーン社製商品名SD4580
を適用し厚さ45μmのシリコーン系粘着層12を形成
したことを除き、実施例1と同様にしてオーブン電子レ
ンジの庫内ランプ部構造体を製造した。
トフィルムに代えて厚さ50μmで75×95mmに裁
断された耐熱性ポリエチレンテレフタレートフィルム
(PET…東レ(株)製商品名「ルミラー低熱収縮タイ
プ」)を使用し、かつ、シリコーン系粘着剤として東レ
・ダウコーニング・シリコーン社製商品名SD4580
を適用し厚さ45μmのシリコーン系粘着層12を形成
したことを除き、実施例1と同様にしてオーブン電子レ
ンジの庫内ランプ部構造体を製造した。
【0021】<実施例3>上記ポリエチレンナフタレー
トフィルムに代えて厚さ50μmで75×95mmに裁
断されたポリエーテルサルホンフィルム(PES…住友
ベークライト(株)製商品名「スミライトFS−130
0」)を使用し、かつ、シリコーン系粘着剤として東レ
・ダウコーニング・シリコーン社製商品名「SD458
0」を適用し厚さ45μmのシリコーン系粘着層12を
形成したことを除き、実施例1と同様にしてオーブン電
子レンジの庫内ランプ部構造体を製造した。
トフィルムに代えて厚さ50μmで75×95mmに裁
断されたポリエーテルサルホンフィルム(PES…住友
ベークライト(株)製商品名「スミライトFS−130
0」)を使用し、かつ、シリコーン系粘着剤として東レ
・ダウコーニング・シリコーン社製商品名「SD458
0」を適用し厚さ45μmのシリコーン系粘着層12を
形成したことを除き、実施例1と同様にしてオーブン電
子レンジの庫内ランプ部構造体を製造した。
【0022】<実施例4>上記ポリエチレンナフタレー
トフィルムに代えて厚さ50μmで75×95mmに裁
断されたポリエーテルエーテルケトンフィルム(PEE
K…住友ベークライト(株)製商品名「スミライトFS
−1100C」)を使用し、かつ、シリコーン系粘着剤
として東レ・ダウコーニング・シリコーン社製商品名
「SD4580」を適用し厚さ45μmのシリコーン系
粘着層12を形成したことを除き、実施例1と同様にし
てオーブン電子レンジの庫内ランプ部構造体を製造し
た。
トフィルムに代えて厚さ50μmで75×95mmに裁
断されたポリエーテルエーテルケトンフィルム(PEE
K…住友ベークライト(株)製商品名「スミライトFS
−1100C」)を使用し、かつ、シリコーン系粘着剤
として東レ・ダウコーニング・シリコーン社製商品名
「SD4580」を適用し厚さ45μmのシリコーン系
粘着層12を形成したことを除き、実施例1と同様にし
てオーブン電子レンジの庫内ランプ部構造体を製造し
た。
【0023】<実施例5>上記ポリエチレンナフタレー
トフィルムに代えて厚さ50μmで75×95mmに裁
断されたポリパラバン酸フィルム(PPA…東燃化学
(株)製商品名「ソルダックス」)を使用し、かつ、シ
リコーン系粘着剤として東レ・ダウコーニング・シリコ
ーン社製商品名「SD4580」を適用し厚さ45μm
のシリコーン系粘着層12を形成したことを除き、実施
例1と同様にしてオーブン電子レンジの庫内ランプ部構
造体を製造した。
トフィルムに代えて厚さ50μmで75×95mmに裁
断されたポリパラバン酸フィルム(PPA…東燃化学
(株)製商品名「ソルダックス」)を使用し、かつ、シ
リコーン系粘着剤として東レ・ダウコーニング・シリコ
ーン社製商品名「SD4580」を適用し厚さ45μm
のシリコーン系粘着層12を形成したことを除き、実施
例1と同様にしてオーブン電子レンジの庫内ランプ部構
造体を製造した。
【0024】<実施例6>上記ポリエチレンナフタレー
トフィルムに代えて厚さ50μmで75×95mmに裁断
されたポリイミドフィルム(PI…宇部興産(株)製商
品名「ユーピレックス」)を使用し、かつ、シリコン系
粘着剤として東レ・ダウコーニング・シリコーン社製商
品名「SD4580」を適用し厚さ45μmのシリコー
ン系粘着層12を形成したことを除き、実施例1と同様
にしてオーブン電子レンジの庫内ランプ部構造体を製造
した。
トフィルムに代えて厚さ50μmで75×95mmに裁断
されたポリイミドフィルム(PI…宇部興産(株)製商
品名「ユーピレックス」)を使用し、かつ、シリコン系
粘着剤として東レ・ダウコーニング・シリコーン社製商
品名「SD4580」を適用し厚さ45μmのシリコー
ン系粘着層12を形成したことを除き、実施例1と同様
にしてオーブン電子レンジの庫内ランプ部構造体を製造
した。
【0025】<実施例7〜12>シリコーン系粘着剤に
代えてアクリル系粘着剤(東洋インキ製造(株)製商品
名「BPS4849−40」)を使用した以外は、実施
例1〜6をそれぞれ繰り返すことによりオーブン電子レ
ンジの庫内ランプ部構造体を製造した。
代えてアクリル系粘着剤(東洋インキ製造(株)製商品
名「BPS4849−40」)を使用した以外は、実施
例1〜6をそれぞれ繰り返すことによりオーブン電子レ
ンジの庫内ランプ部構造体を製造した。
【0026】<実施例13>実施例1と同様に図2に示
すオーブン電子レンジの庫内ランプ部構造体を製造し
た。
すオーブン電子レンジの庫内ランプ部構造体を製造し
た。
【0027】<実施例14>実施例7と同様に図2に示
すオーブン電子レンジの庫内ランプ部構造体を製造し
た。
すオーブン電子レンジの庫内ランプ部構造体を製造し
た。
【0028】<比較例1>ポリエチレンナフタレートフ
ィルム(PEN)に代えて汎用のポリエチレンテレフタ
レートフィルム(PET…東レ(株)製商品名「ルミラ
ーS10」)を使用し、シリコーン系粘着剤に代えてゴ
ム系粘着剤(東洋インキ製造(株)製商品名「BPS3
757−1」)を使用する以外は、実施例1と同様にし
てオーブン電子レンジの庫内ランプ部構造体を製造し
た。
ィルム(PEN)に代えて汎用のポリエチレンテレフタ
レートフィルム(PET…東レ(株)製商品名「ルミラ
ーS10」)を使用し、シリコーン系粘着剤に代えてゴ
ム系粘着剤(東洋インキ製造(株)製商品名「BPS3
757−1」)を使用する以外は、実施例1と同様にし
てオーブン電子レンジの庫内ランプ部構造体を製造し
た。
【0029】<比較例2>ポリエチレンナフタレートフ
ィルム(PEN)に代えて汎用のポリエチレンテレフタ
レートフィルム(PET…東レ(株)製商品名「ルミラ
ーS10」)を使用し、シリコーン系粘着剤として東レ
・ダウ・コーニングシリコーン社製の商品名「SD45
80」で特定される粘着剤を使用する以外は、実施例1
と同様にしてオーブン電子レンジの庫内ランプ部構造体
を製造した。
ィルム(PEN)に代えて汎用のポリエチレンテレフタ
レートフィルム(PET…東レ(株)製商品名「ルミラ
ーS10」)を使用し、シリコーン系粘着剤として東レ
・ダウ・コーニングシリコーン社製の商品名「SD45
80」で特定される粘着剤を使用する以外は、実施例1
と同様にしてオーブン電子レンジの庫内ランプ部構造体
を製造した。
【0030】<比較例3>ポリエチレンナフタレートフ
ィルム(PEN)に代えてポリアリレートフィルム(P
AR…ユニチカ(株)製商品名「エンブレートU1−1
00」)を使用し、シリコーン系粘着剤として東レ・ダ
ウ・コーニングシリコーン社製の商品名「SD458
0」で特定される粘着剤を使用する以外は、実施例1と
同様にしてオーブン電子レンジの庫内ランプ部構造体を
製造した。
ィルム(PEN)に代えてポリアリレートフィルム(P
AR…ユニチカ(株)製商品名「エンブレートU1−1
00」)を使用し、シリコーン系粘着剤として東レ・ダ
ウ・コーニングシリコーン社製の商品名「SD458
0」で特定される粘着剤を使用する以外は、実施例1と
同様にしてオーブン電子レンジの庫内ランプ部構造体を
製造した。
【0031】『確認試験』次に、各実施例に係る庫内ラ
ンプ部構造体と各比較例に係る庫内ランプ部構造体の特
性を確認するため、これ等の庫内ランプ部構造体をそれ
ぞれオーブン電子レンジ本体に組み込み、500時間の
実装テストを行なって各庫内ランプ部構造体についてそ
の外側部材の浮き、剥がれ、熱収縮、黄変等の有無をチ
ェックし、かつ、光透過性の変化についてもチェックし
た。この結果を以下の(表1)に示す。
ンプ部構造体と各比較例に係る庫内ランプ部構造体の特
性を確認するため、これ等の庫内ランプ部構造体をそれ
ぞれオーブン電子レンジ本体に組み込み、500時間の
実装テストを行なって各庫内ランプ部構造体についてそ
の外側部材の浮き、剥がれ、熱収縮、黄変等の有無をチ
ェックし、かつ、光透過性の変化についてもチェックし
た。この結果を以下の(表1)に示す。
【0032】
【表1】
【0033】なお、表中、○については、外側部材の浮
き、剥がれ、熱収縮、黄変がなく、また透明性も変化が
無かった事を示している。△については、外側部材の浮
き、剥がれ、熱収縮、黄変が若干認められことを示して
いる。×については、外側部材の浮き、剥がれ、熱収
縮、黄変が認められ、また、透明性も変化した事を示し
ている。
き、剥がれ、熱収縮、黄変がなく、また透明性も変化が
無かった事を示している。△については、外側部材の浮
き、剥がれ、熱収縮、黄変が若干認められことを示して
いる。×については、外側部材の浮き、剥がれ、熱収
縮、黄変が認められ、また、透明性も変化した事を示し
ている。
【0034】『評価』(表1)の結果から明らかなよう
に、実施例に係るランプ部構造体はその外側部材の浮
き、剥がれ、熱収縮、黄変化等が起こらず、しかも透明
性についても変化が極めて優れていることが確認でき
た。これに対し、比較例1に係るランプ部構造体につい
ては、粘着剤が熱により劣化し外側部材の剥離が生じ、
その外側部材は黄変化が激しく、オーブン電子レンジに
適用できないことが確認できた。一方、比較例2に係る
ランプ部構造体については、浮き、剥がれ項目について
は実施例と同等であったが、外側部材の熱収縮及び黄変
化が認められオーブン電子レンジに適用できないことが
確認された。また、ポリアリレートフィルム(PAR)
を使用した比較例3に係るランプ部構造体については、
剥がれ、黄変化、透明性項目については実施例と同等で
あったが、外側部材の浮き、熱収縮が認められオーブン
電子レンジに適用できないことが確認できた。
に、実施例に係るランプ部構造体はその外側部材の浮
き、剥がれ、熱収縮、黄変化等が起こらず、しかも透明
性についても変化が極めて優れていることが確認でき
た。これに対し、比較例1に係るランプ部構造体につい
ては、粘着剤が熱により劣化し外側部材の剥離が生じ、
その外側部材は黄変化が激しく、オーブン電子レンジに
適用できないことが確認できた。一方、比較例2に係る
ランプ部構造体については、浮き、剥がれ項目について
は実施例と同等であったが、外側部材の熱収縮及び黄変
化が認められオーブン電子レンジに適用できないことが
確認された。また、ポリアリレートフィルム(PAR)
を使用した比較例3に係るランプ部構造体については、
剥がれ、黄変化、透明性項目については実施例と同等で
あったが、外側部材の浮き、熱収縮が認められオーブン
電子レンジに適用できないことが確認できた。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上のような電子レンジ用庫
内ランプ部構造体であり、耐熱性ガラス板を廃して、耐
熱性の合成樹脂フィルムを採用し、加えて、粘着剤層と
して高温度にも劣化しないものを選んだので、軽量で、
製造性が良く、かつ高価な耐熱ガラス板を必要としない
ことから製造コストが廉価な電子レンジの庫内ランプ部
構造体がえられるものである。
内ランプ部構造体であり、耐熱性ガラス板を廃して、耐
熱性の合成樹脂フィルムを採用し、加えて、粘着剤層と
して高温度にも劣化しないものを選んだので、軽量で、
製造性が良く、かつ高価な耐熱ガラス板を必要としない
ことから製造コストが廉価な電子レンジの庫内ランプ部
構造体がえられるものである。
【0036】
【図1】本発明のランプ部構造体の一実施例を示す説明
図である。
図である。
【図2】本発明のランプ部構造体の別の実施例を示す説
明図である。
明図である。
【図3】電子レンジの一例を示す斜視図である。
【図4】ドアパネルを開放した状態の電子レンジの一例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図5】従来のランプ部構造体の一例を示す説明図であ
る。
る。
10…ランプ部構造体 11…外側部材 12…粘着剤
層 13…庫内壁
層 13…庫内壁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】このような耐熱性粘着剤としては、シリコ
ーン系粘着剤またはアクリル系粘着剤を使用することが
できる。シリコーン系粘着剤としては、直鎖状の構造を
持ち成膜性と凝集力に関わるシリコーンガムと、複雑な
三次元構造を持ち粘度、タック、接着力に関わるシリコ
ーンレジンからなり、これらシリコーン組成物を触媒を
用いて架橋せしめたものである。本発明の外側部材に使
用するシリコーン系粘着剤は、その主成分が固形分に対
しシリコーンレジンの割合が50重量%以上のシリコー
ンレジンとシリコーンガムの架橋反応物が望ましく、こ
のような量でシリコーンレジンを使用する事により接着
力が十分となり、外側部材の剥がれを防止することがで
きる。
ーン系粘着剤またはアクリル系粘着剤を使用することが
できる。シリコーン系粘着剤としては、直鎖状の構造を
持ち成膜性と凝集力に関わるシリコーンガムと、複雑な
三次元構造を持ち粘度、タック、接着力に関わるシリコ
ーンレジンからなり、これらシリコーン組成物を触媒を
用いて架橋せしめたものである。本発明の外側部材に使
用するシリコーン系粘着剤は、その主成分が固形分に対
しシリコーンレジンの割合が50重量%以上のシリコー
ンレジンとシリコーンガムの架橋反応物が望ましく、こ
のような量でシリコーンレジンを使用する事により接着
力が十分となり、外側部材の剥がれを防止することがで
きる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】<比較例2>ポリエチレンナフタレートフ
ィルム(PEN)に代えて汎用のポリエチレンテレフタ
レートフィルム(PET…東レ(株)製商品名「ルミラ
ーS10」)を使用し、シリコーン系粘着剤として東レ
・ダウコーニング・シリコーン社製の商品名「SD45
80」で特定される粘着剤を使用する以外は、実施例1
と同様にしてオーブン電子レンジの庫内ランプ部構造体
を製造した。
ィルム(PEN)に代えて汎用のポリエチレンテレフタ
レートフィルム(PET…東レ(株)製商品名「ルミラ
ーS10」)を使用し、シリコーン系粘着剤として東レ
・ダウコーニング・シリコーン社製の商品名「SD45
80」で特定される粘着剤を使用する以外は、実施例1
と同様にしてオーブン電子レンジの庫内ランプ部構造体
を製造した。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】<比較例3>ポリエチレンナフタレートフ
ィルム(PEN)に代えてポリアリレートフィルム(P
AR…ユニチカ(株)製商品名「エンブレートU1−1
00」)を使用し、シリコーン系粘着剤として東レ・ダ
ウコーニング・シリコーン社製の商品名「SD458
0」で特定される粘着剤を使用する以外は、実施例1と
同様にしてオーブン電子レンジの庫内ランプ部構造体を
製造した。
ィルム(PEN)に代えてポリアリレートフィルム(P
AR…ユニチカ(株)製商品名「エンブレートU1−1
00」)を使用し、シリコーン系粘着剤として東レ・ダ
ウコーニング・シリコーン社製の商品名「SD458
0」で特定される粘着剤を使用する以外は、実施例1と
同様にしてオーブン電子レンジの庫内ランプ部構造体を
製造した。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】なお、表中、○については、外側部材の浮
き、剥がれ、熱収縮、黄変がなく、また透明性も変化が
無かった事を示している。△については、外側部材の浮
き、剥がれ、熱収縮、黄変が若干認められたことを示し
ている。×については、外側部材の浮き、剥がれ、熱収
縮、黄変が認められ、また、透明性も変化した事を示し
ている。
き、剥がれ、熱収縮、黄変がなく、また透明性も変化が
無かった事を示している。△については、外側部材の浮
き、剥がれ、熱収縮、黄変が若干認められたことを示し
ている。×については、外側部材の浮き、剥がれ、熱収
縮、黄変が認められ、また、透明性も変化した事を示し
ている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀田 幸一 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】庫内点灯用ランプ、メッシュ形状庫内壁、
外側部材または庫内点灯用ランプ、外側部材、メッシュ
形状庫内壁が順次積層されてなる電子レンジ用庫内ラン
プ部構造体において、外側部材とメッシュ形状庫内壁と
が耐熱性粘着剤層を介して積層されており、且つ外側部
材がポリエチレンナフタレートフィルム、耐熱性ポリエ
チレンテレフタレートフィルム、ポリエーテルサルホン
フィルム、ポリエーテルエーテルケトンフィルム、ポリ
パラバン酸フィルムまたはポリイミドフィルムから選択
される一種であることを特徴とする電子レンジ用庫内ラ
ンプ部構造体。 - 【請求項2】耐熱性粘着剤層が、シリコーン系粘着剤層
である請求項1記載の電子レンジ用庫内ランプ部構造
体。 - 【請求項3】耐熱性粘着剤層が、アクリル系粘着剤層で
ある請求項1記載の電子レンジ用庫内ランプ部構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22560193A JPH06307648A (ja) | 1993-02-23 | 1993-09-10 | 電子レンジ用庫内ランプ部構造体 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-33200 | 1993-02-23 | ||
JP3320093 | 1993-02-23 | ||
JP22560193A JPH06307648A (ja) | 1993-02-23 | 1993-09-10 | 電子レンジ用庫内ランプ部構造体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06307648A true JPH06307648A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=26371847
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22560193A Pending JPH06307648A (ja) | 1993-02-23 | 1993-09-10 | 電子レンジ用庫内ランプ部構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06307648A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1882993A1 (en) | 2006-07-26 | 2008-01-30 | Ricoh Company, Ltd. | Fixing belt, base element for fixing belt, fixing device, image forming apparatus and method for producing base element |
-
1993
- 1993-09-10 JP JP22560193A patent/JPH06307648A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1882993A1 (en) | 2006-07-26 | 2008-01-30 | Ricoh Company, Ltd. | Fixing belt, base element for fixing belt, fixing device, image forming apparatus and method for producing base element |
US8541089B2 (en) | 2006-07-26 | 2013-09-24 | Ricoh Company, Ltd. | Fixing belt, base element for fixing belt, fixing device, image forming apparatus and method for producing base element |
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