JPH06307199A - トンネル支保工の建込み位置計測方法及びその装置 - Google Patents

トンネル支保工の建込み位置計測方法及びその装置

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JPH06307199A
JPH06307199A JP5101213A JP10121393A JPH06307199A JP H06307199 A JPH06307199 A JP H06307199A JP 5101213 A JP5101213 A JP 5101213A JP 10121393 A JP10121393 A JP 10121393A JP H06307199 A JPH06307199 A JP H06307199A
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JP
Japan
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laser beam
tunnel
steel
receiving plate
measuring
Prior art date
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Pending
Application number
JP5101213A
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English (en)
Inventor
Masamitsu Miyaji
正光 宮地
Shigetou Fujito
重遠 藤土
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Publication date
Application filed by Fujita Corp filed Critical Fujita Corp
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Publication of JPH06307199A publication Critical patent/JPH06307199A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地盤整地をしてもマーキングしなくてよく、
鋼製支保工の建込み時間を短縮し、建込み精度を向上す
るトンネル支保工の建込み位置計測方法及び装置を提供
する。 【構成】 トンネルにおける鋼製支保工Cの配設位置よ
り水平方向Xと垂直方向Yに一定間隔を保持して配置し
たレーザー光線発信装置よりレーザー光線Pを発信し
て、建込むべき鋼製支保工Cに設置した計測装置に上
下、左右に移動自在に装架された受光板11のレーザー
光線透過孔12を透過せしめて前記鋼製支保工Cの建込
み位置を計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトンネル工事における鋼
製支保工の建込み位置を決めるための計測方法及び計測
装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鋼製支保工の建込み位置を決める
際、レーザー光線によって定規で前記支保工の足元の地
盤高と位置を決め、ペンキで地山にマーキングしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように定規で鋼製
支保工の足元の地盤高と位置を決め、ペンキ等でマーキ
ングする従来の方法では、地盤の整形や鋼製支保工建込
時にマーキングが消えてしまい、精確な建込みができな
い。本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑みて提案
されたもので、その目的とする処は、地盤整地をしても
マーキングしなくてよく、鋼製支保工の建込み時間を縮
減し、建込み精度を増すトンネル支保工の建込み位置計
測方法及びその装置を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係るトンネル支保工の建込み位置計測方法
によれば、トンネル掘削地盤に一定間隔毎に配設される
支保工の計測において、前記鋼製支保工の配設位置より
水平方向Xと垂直方向Yに一定間隔を保持して配置した
レーザー光発信装置よりレーザー光線を発信して、設置
すべき鋼製支保工に設置した計測装置に上下、左右に移
動自在に装架された受光板のレーザー光線透過孔を透過
せしめて、前記鋼製支保工の配設位置を計測するもので
ある。
【0005】また本発明に係るトンネル支保工の建込み
位置計測装置は、トンネル掘削地盤に配設される鋼製支
保工の内側フランジに可摺動的に係合したU形状ガイド
部材に前記フランジ挟着用締付ボルトを装架し、前記ガ
イド部材から水平ブラケットを突設するとともに、同ブ
ラケットにその長手方向に設けられたガイド部に沿って
摺動する上下に伸縮し、且つ透光孔を具えたレーザー光
線受光板を装架して構成されている。
【0006】
【作用】本発明の方法は前記したように構成されている
ので、トンネル掘削方向にトンネル地盤の崩壊を防止す
るために、一定間隔に配設する鋼製支保工に設置された
計測装置に、同支保工の配設位置より水平方向Xと垂直
方向Yに一定間隔を存して配置したレーザー光発信装置
よりレーザー光線を発信するとともに、受光板を前記計
測装置に上下左右に移動して、同受光板のレーザー光線
透過孔よりレーザー光線が透過する位置にセットし、前
記レーザー光発信装置から発信されたレーザー光線が前
記透過光より透過する位置を見計って、鋼製支保工の配
設位置を正確に計測する。
【0007】更に前記レーザー光線の受光板は上下左右
に移動するとともに、前記レーザー光発信装置の水平
X、垂直Y位置を変えて、トンネルのカーブ、上り、下
りに対しても鋼板支保工の設置ができる。また本発明に
係るトンネル支保工の建込み位置計測装置によれば、前
記U字状ガイド部材を鋼製支保工の内側フランジに沿っ
て摺動し、所要の位置で締付ボルトによって固定し、前
記ガイド部材から突設された水平ブラケットのガイド部
に沿って受光板を同ブラケットの長手方向に摺動すると
ともに、上下方向に伸縮し、受光板のX、Y方向位置を
調整し、同受光板の透光孔よりレーザー光線が透過する
ようにして鋼製支保工の水平、垂直位置を決定する。
【0008】このように本発明によれば、鋼製支保工の
配設に当って、予め鋼製支保工に計測装置を装着し、配
設位置に合わせて受光板の水平X、垂直Y位置を固定
し、トンネルの掘削方向の後方よりレーザー光線をして
前記受光板のレーザー光線透過孔を透過せしめることに
よって、鋼製支保工のベースの水平X、垂直Yが計測さ
れ、正確且つ迅速に鋼製支保工が配設される。
【0009】
【実施例】以下本発明を図示の実施例について説明す
る。Aはトンネル掘削孔、Bはトンネル地山、Cはトン
ネル掘削孔に一定間隔毎に配設される、断面H形でアー
チ状の鋼製支保工で、同支保工Cの内側フランジ1にU
形状ガイド部材2が可摺動的に嵌装され、フランジ挟着
用の締付ボルト3が螺装されている。
【0010】前記ガイド部材2の中間部から水平ブラケ
ット4が片持状に突設されている。図中5は方杖材であ
る。前記水平ブラケット4には、長手方向に延びるスリ
ット状のガイド部6を有する案内板7が設けられ、水平
ブラケット4には目盛8が設けられている。前記案内板
7には指針9aを具えたカーソル9が可摺動的に配設さ
れ、同カーソル9及び前記ガイド部6に亘って垂直桿1
0が昇降自在に嵌装され、同垂直桿10の上端には円盤
状の受光板11が装着され、同受光板11の中心にレー
ザー光線透過孔12が穿設されている。図中13は垂直
桿10の締付ナットである。
【0011】従って前記受光板11の水平位置を設定す
る場合、締付ナット13を緩めて、カーソル9を目盛8
に合わせて案内板7上をガイド部6を案内としてスライ
ドさせ、所定位置において締付ナット13によって固定
する。また受光板11の上下移動は、締付ナット13を
緩めて垂直桿10を伸縮調整して前記ナット13によっ
て固定する。
【0012】図示の実施例は前記したように構成されて
いるので、トンネルの掘削方向の後方に、水平方向Xと
垂直方向Yとの間隔を保持してレーザー光線発信装置
(図示せず)を設置し、一方、鋼製支保工Cに装着した
計測装置の受光板11を上下、左右に移動して、予め計
算されたレーザー光線透過孔12をレーザー光線Pが透
過する位置にセットし、前記レーザー光線発信装置より
発信されたレーザー光線Pが前記レーザー光線透過孔1
2を透過する位置を見計って、鋼製支保工Cの配設位置
を正確に計測する。
【0013】更にこの計測は、レーザー光線の受光板1
1を上下、左右に移動することによって、水平X、垂直
Yの位置を変えて、トンネルのカーブ、上り、下りに対
しても鋼製支保工の精確な設置ができるようにしたもの
である。また前記鋼製支保工Cの内側フランジ1に可摺
動的に係合したU形状ガイド部材2を、同内側フランジ
1に沿って摺動して締付ボルト3で締付けることによっ
て、U形状ガイド部材2を鋼製支保工の所定位置にセッ
トし、同部材2から片持状に突設された水平ブラケット
4上に設けた前記計測装置によって、鋼製支保工C上の
任意位置においてトンネル支保工建込位置を計測、設定
しうるものである。
【0014】
【発明の効果】本発明の方法によれば前記したように、
トンネルにおける鋼製支保工の配設位置から、水平方向
X及び垂直方向Yとより一定間隔を保持して設置したレ
ーザー光発信装置よりレーザー光線を発信させて建込む
べき鋼製支保工に装架された計測装置の上下左右に可動
な受光板に設けたレーザー光線透過孔に前記レーザー光
線を透過することによって、鋼製支保工の配設位置を簡
単且つ精確に計測しうるものであり、地盤整地をしても
マーキングをしなくても済み、また鋼製支保工と定規が
一体化しているので、同支保工の建込み時間が短縮さ
れ、建込み精度が増す。
【0015】請求項2の発明は、トンネル掘削地盤に配
設される鋼製支保工の内側フランジに可摺動的に係合し
たU形状ガイド部材に前記フランジ挟着用締付ボルトを
装架し、前記ガイド部材から水平ブラケットを突設する
とともに、同ブラケットにその長手方向に設けられたガ
イド部に沿って摺動する上下に伸縮し、且つ透光孔を具
えたレーザー光線受光板を装架して構成されたことによ
って、前記した計測方法を円滑に遂行し、鋼製支保工を
簡単にしかも精確に建込むことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトンネル支保工の建込み位置計測
方法の一実施例の実施状況を示す部分縦断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】トンネル支保工の建込み位置計測装置の一実施
例を示す縦断面図である。
【図4】図3の部分斜視図である。
【符号の説明】
A トンネル掘削孔 B トンネル地山 C 鋼製支保工 P レーザー光線 1 支保工の内側フランジ 2 U形状ガイド部材 3 締付ボルト 4 水平ブラケット 5 方杖材 6 ガイド部 7 案内板 8 目盛 9 カーソル 9a 指針 10 垂直桿 11 受光板 12 レーザー光線透過孔 13 締付ナット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル掘削地盤に一定間隔毎に配設さ
    れる支保工の計測において、前記鋼製支保工の配設位置
    より水平方向Xと垂直方向Yに一定間隔を保持して配置
    したレーザー光発信装置よりレーザー光線を発信して、
    設置すべき鋼製支保工に設置した計測装置に上下、左右
    に移動自在に装架された受光板のレーザー光線透過孔を
    透過せしめて、前記鋼製支保工の配設位置を計測するこ
    とを特徴とするトンネル支保工の建込み位置計測方法。
  2. 【請求項2】 トンネル掘削地盤に配設される鋼製支保
    工の内側フランジに可摺動的に係合したU形状ガイド部
    材に前記フランジ挟着用締付ボルトを装架し、前記ガイ
    ド部材から水平ブラケットを突設するとともに、同ブラ
    ケットにその長手方向に設けられたガイド部に沿って摺
    動するとともに上下に伸縮し、且つ透光孔を具えたレー
    ザー光線受光板を装架したことを特徴とするトンネル支
    保工の建込み位置計測装置。
JP5101213A 1993-04-27 1993-04-27 トンネル支保工の建込み位置計測方法及びその装置 Pending JPH06307199A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007217943A (ja) * 2006-02-16 2007-08-30 Kajima Corp トンネル覆工用コンクリートの施工法
JP2012007397A (ja) * 2010-06-25 2012-01-12 Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd 覆工巻き厚検査装置及び覆工巻き厚検査方法
CN104612719A (zh) * 2014-12-15 2015-05-13 中铁二十局集团有限公司 一种软岩隧道洞口防坍塌处理方法
JP2019027274A (ja) * 2017-07-28 2019-02-21 前田建設工業株式会社 施工補助具を用いた施工方法、施工補助具の回収装置、および施工補助具の回収方法
JP2021085205A (ja) * 2019-11-27 2021-06-03 大成建設株式会社 鋼製支保工建込方法

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