JPH063062Y2 - 屋上換気装置 - Google Patents

屋上換気装置

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JPH063062Y2
JPH063062Y2 JP1987121050U JP12105087U JPH063062Y2 JP H063062 Y2 JPH063062 Y2 JP H063062Y2 JP 1987121050 U JP1987121050 U JP 1987121050U JP 12105087 U JP12105087 U JP 12105087U JP H063062 Y2 JPH063062 Y2 JP H063062Y2
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JP
Japan
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plate
flow path
roof
overhanging
end side
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JP1987121050U
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JPS6426433U (ja
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金次郎 太田
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Ota Kosan Corp
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Ota Kosan Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、家屋内外の空気を屋根面上から出入れ自在に
形成する屋上換気装置の改良に関するものである。
従来の技術 従来、この種の屋上換気装置としては空気の出入りと共
に雨水等が屋内に浸入するのを防止するべく、各対向面
から互い違い交互に立ち上がる邪魔板を持って間隔を隔
て相対する上下の棟包板で形成したものが知られている
(実開昭60−10018号)。
その屋上換気装置は、上側棟包板の下端側を下向きに片
曲げ形成することにより前面遮り板を設け、下側棟包板
の下端側をL字状に折り曲げて張出しフランジ部を設け
て、これら前面遮り板と張出しフランジ部とで形成され
る間隔内を屋外側の空気出入口とし、また、下端棟包板
の上端側に形成される開孔を屋内側の空気出入口とし、
張出しフランジ部の張出し板部で屋根上に設置するよう
形成されている。
その屋上換気装置では屋外の空気を邪魔板で蛇行させて
各棟包板の間隔内を流動することにより換気を図るもの
であり、また、屋根勾配に応じて設置角度を変えること
により取り付けられるものであるから、設置角度を変え
るとしても、各棟包板が平行に保たれて対向間隔を一定
に保てるよう組み立てられているのが望ましい。
考案が解決しようとする課題 本考案は、屋内外空気の流路を形成する上下の流路板を
確実に平行に保って屋面上に設置できるよう改良した屋
上換気装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本考案に係る屋上換気装置においては、各対向面から互
い違い交互に立ち上がる邪魔板を持って間隔を隔て相対
する上下の流路板でなり、その上側の流路板には下向き
に片曲げ成形した前面遮り板を下端側に設け、下側の流
路板にはL字状の張出しフランジ部を下端側に設けて、
これら前面遮り板と張出しフランジ部とで形成される間
隔内を屋外側の空気出入口とし、少なくとも下側流路板
の上端側に形成される開孔を屋内側の空気出入口として
形成するもので、流路板の対向間隔内に位置されて上下
の自由辺が各板面にあてがい固定される略Z字状の止め
金具と、上下相平行する上側のアーム部が上側流路板の
板面にあてがい固定され且つ下側のアーム部より脚部ま
でが下側流路板の板面から張出しフランジ部の立上り板
部にあてがい固定される略F字状の止め金具とで各流路
板を平行に保持すると共に、張出しフランジ部の張出し
板部を屋根面の傾斜角に合せて設置する屋面設置板とす
ることにより構成されている。
作用 この屋上換気装置では、張出しフランジ部の張出し板部
を屋根面の傾斜角に合せて設置しても、屋内外空気の流
路となる対向間隔を形成する各流路板が略F字状の止め
金具と略Z字状の止め金具とで一定に保たれているか
ら、邪魔板が屋内外空気の流路内で所定の立上り角度を
保持できて屋内外空気を所期通りに流動できると共に、
雨水が各流路板の対向面から互い違い交互に立上る邪魔
板で侵入するのを完全に防止できる。また、下側流路板
の板面から略L字状に折曲成形された張出しフランジ部
の立上り板部までを略F字状の止め金具で形状保持する
ことから、張出しフランジ部の張出し板部を屋根の傾斜
角に合せて固定することにより各流路板の対向間隔を一
定に保って容易に設置できるようになる。
実施例 以下、添付図面を参照して説明すれば、次の通りであ
る。
この屋上換気装置は亜鉛引き鉄板等の金属板材を用いて
形成するものであり、屋根の勾配に応じて下方に位置す
る開放口から斜め上方に位置する板面の開口を通し、棟
木に形成される間隙と連通することにより屋内外の空気
を出入れできるよう形成されている。
第1〜4図で示す換気装置は棟稜線に沿って配置する雪
割用のものを例示するものであり、この換気装置は屋上
の水平棟部に沿って必要な長さに亘る上下の流路板1,
2を対向させて組み合わせることにより形成されてい
る。上側の流路板1は下端側を下向きに片曲げ形成した
前面遮り板1aを持った平板材でなり、また、下側の流
路板2は下端側をL字状に折曲した張出しフランジ部2
aを持つ平板材で形成されている。その前面遮り板1a
と張出しフランジ部2aとは所定の間隔を隔てて組み合
され、この間隔内を屋外空気の出入口とするよう形成さ
れている。その各流路板1,2にはコの字状のチャンネ
ル部材を長手方向に沿って夫々当てがい固定することに
より、邪魔板3a,3b,3c…が複数対向面に装備さ
れている。これら各邪魔板3a,3b,3c…は、上下
で互い違い交互に位置をずらせて夫々配設されている。
その邪魔板3a,3b,3c…を有する流路板1,2
は、長手方向に沿って所望間隔毎に配置する略F字状の
止め金具4とZ字状の止め金具5とで所定の間隔をへだ
てて平行に保持されている。このうち、略F字状の止め
金具4は上下相平行に突出する上側のアーム部4aを上
側流路板1の板面にあてがい、また、下側のアーム部4
bを下側流路板2の板面にあてがうことによりカシメピ
ン,タッピングネジ等で軸着固定されている。これと共
に、略F字状の止め金具4は脚部4cを張出しフランジ
部2aの立上り板部20に当てがい配置することにより
下側流路板2に組み付けられている。略L字状の止め金
具5は各流路板1,2の対向間隔内に位置し、上下の自
由辺5a,5bをカシメピン等で各板面に軸着すること
により組付け固定されている。
これら止め金具4,5で平行に保持する流路板1,2は
対向間隔が前面遮り板1a並びに張出しフランジ部2a
で形成する屋外側の空気出入口に引続く空気流路を形成
するものであり、その空気を屋内側に流動するべく流路
板1,2の長手方向定間隔毎に複数の開口1b,2bが
屋内空気の出入口として板面に形成されている。
この換気装置は上述した如く棟稜線に沿って配置するも
のであり、流路板1,2で形成された構成各部として棟
稜線の両側に夫々個別に取付け配置されるようになる。
また、雪割用として設置するところから、略三角形の棟
包6が構成各部に股がせて上側を包囲する如く取り付け
られている。その棟包6は天板6aと側板6bとで形成
でき、天板6aは左右縁辺に設けた止め孔を介して止め
金具4の上側アーム部4にタッピングネジ等で共締め固
定されている。この天板6aに対して側板6bを側部に
固定すれば、棟包6は構成各部を包囲するよう組み付け
ることができる。
このように構成する屋上換気装置では、ルーフィングを
介してカラーペースト等を野地板に敷き付めた屋根材R
に対し、張出しフランジ部2aの張出し板部21をタッ
ピングネジT等の釘着で固定すれば、流路板1,2を平
行に保って屋根の勾配角に応じた所定の傾斜角に設置す
ることができる。その屋根の勾配に対応するには棟包6
の頂角を広狭調節すればよく、流路板1,2を平行に保
ったままで傾斜角を適宜変更するようにでき、また、棟
包6の側板6bにあっては屋根の両側に股がる下端辺を
屋面角度に応じて切取り成形すればよい。
この換気装置では前面遮り板1aと張出しフランジ部2
aとの空気出入口から外気が流入するが、それに伴って
雨水等が侵入しても、上下の対向面から互い違いに交互
に立ち上がる邪魔板3a,3b,3c…で空気流れを蛇
行させつつ流動するため、雨水は途中で遮られることに
より開孔1b,2bから屋内側まで移動することがな
い。また、この空気流路は各止め金具4,5で平行に保
たれているから、邪魔板3a,3b,3c…の立上り角
度が変わるのも防げる。
第5,6図で示す換気装置は下屋根用で屋根の片面側の
みに設置されるものであり、基本的構成は第1〜4図と
同じ符号で示すように全く同様に組み立てられている。
但し、この下屋根用では傾斜面の上端側を壁面に固定す
るべく、流路板1,2の側面板1c,2cが互いに対接
するよう立上げ形成されている。その側面板1c,2c
においても、曲げ角を適宜調節することより屋根勾配に
対応することができる。
考案の効果 以上の如く、本考案に係る屋上換気装置に依れば、雨水
を完全に遮断できる空気流路を熟練した技術を必要とせ
ずに正確に組み立てることができると共に、その空気流
路を所定な構造に保って容易に取り付けることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本考案に係る屋上換気装置で雪割用を例示
するもので、第1図は同換気装置の横断面図、第2図及
び第3図は同換気装置の棟包を構成する板材の展開平面
図、第4図は同換気装置の取付状態を示す説明図であ
り、第5,6図は本考案に係る換気装置で下屋根用を横
断面図で示すもので、屋根勾配に応じて角度を変えた状
態で夫々図示されている。 1,2:流路板、1a:前面遮り板部、2a:張出しフ
ランジ部、20:立上り板部:21:張出し板部、3
a,3b,3c…:邪魔板、4:略F字状の止め金具、
4a,4b:アーム部、4c:脚部、5:略Z字状の止
め金具、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】各対向面から互い違い交互に立ち上がる邪
    魔板を持って間隔を隔て相対する上下の流路板でなり、
    その上側の流路板には下向きに片曲げ成形した前面遮り
    板を下端側に設け、下側の流路板にはL字状の張出しフ
    ランジ部を下端側に設けて、これら前面遮り板と張出し
    フランジ部とで形成される間隔内を屋外側の空気出入口
    とし、少なくとも下側流路板の上端側に形成される開孔
    を屋内側の空気出入口とする屋上換気装置において、上
    記流路板の対向間隔内に位置されて上下の自由辺が各板
    面にあてがい固定される略Z字状の止め金具と、上下相
    平行する上側のアーム部が上側流路板の板面にあてがい
    固定され且つ下側のアーム部より脚部までが下側流路板
    の板面から張出しフランジ部の立上り板部にあてがい固
    定される略F字状の止め金具とで各流路板を平行に保持
    すると共に、上記張出しフランジ部の張出し板部を屋根
    面の傾斜角に合せて設置する屋面設置板として形成して
    なることを特徴とする屋上換気装置。
JP1987121050U 1987-08-07 1987-08-07 屋上換気装置 Expired - Lifetime JPH063062Y2 (ja)

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JPS6426433U JPS6426433U (ja) 1989-02-15
JPH063062Y2 true JPH063062Y2 (ja) 1994-01-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6010018U (ja) * 1983-06-11 1985-01-23 株式会社 太田興産 楝包
JPS60172924U (ja) * 1984-04-25 1985-11-15 松下電工株式会社 下屋根換気装置

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