JPH06305452A - 自動車の走行安定装置および走行安定用エアスポイラセット - Google Patents

自動車の走行安定装置および走行安定用エアスポイラセット

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JPH06305452A
JPH06305452A JP12201993A JP12201993A JPH06305452A JP H06305452 A JPH06305452 A JP H06305452A JP 12201993 A JP12201993 A JP 12201993A JP 12201993 A JP12201993 A JP 12201993A JP H06305452 A JPH06305452 A JP H06305452A
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JP
Japan
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vehicle
air spoiler
lift coefficient
side air
spoiler
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Application number
JP12201993A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Hiasa
一彦 日浅
Takahide Nozawa
隆秀 農沢
Naohiko Kasagi
直彦 笠木
Akira Kawamoto
明 川本
Yoshihiro Sato
吉弘 佐藤
Naokazu Kaneshina
直和 兼品
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】走行安定性を総合的に向上させる。 【構成】自動車1の前端に前揚力係数CLf制御用の前エ
アスポイラ21が取付けられ、自動車1の後端に後揚力
係数CLR制御用の後エアスポイラ23が取付けられ、自
動車の左右側部にヨ−イングモ−メントCYMを低減例え
ば40%程度低減するサイドエアスポイラ24が取付け
られる。前後の各揚力係数CLfとCLRとはそれぞれほぼ
0付近の値、より具体的には−0.05〜0.05の範
囲の値に設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行時に生じる車体周
囲の空気の流れを制御することにより走行安定姓を向上
させるようにした動車の走行安定装置および走行安定用
エアスポイラセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の走行安定性を向上させるため、
サスペンションのセッティング見直しやボディ形状の工
夫等が行なわれている。特開平2−28069号公報に
は、後エアスポイラをもうけて、車体のふらつきを防止
することや、当該後エアスポイラを左右分割構造として
操舵時に左右独立して後エアスポイラを可変制御するこ
とによりロ−ル抑制を行なうことが開示されている。ま
た、実開平2−23790号公報には、横風を受けたと
きの安定性を向上させるめに(車体のふらつき防止)、
エアスポイラを利用してヨ−モ−メントを40%以上低
減させるものが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車の走
行安定性は、ロ−ル抑制や横風を受けたときのふらつき
防止ばかりでなく、他の種々のパラメ−タをも加味した
総合的な観点から評価されるのが一般的である。例え
ば、テストドライバ−による走行安定性のフィ−リング
試験(評価)として、大別して直進安定性と車線移行性
という項目が有る。この直進安定性は、直進時の安定性
を示すもので、センタ−フィ−ル(ハンドル中立付近で
の遊び感、しっかり感)、すわり感(車体が浮いた感じ
がしないどっしり感)、横風安定性(横風を受けても車
体がふらつかない)という3つのパラメ−タが加味され
る。また、車線移行性は、直進状態からハンドル操作し
たときの安定性で、ロ−ル感(ロ−ルの大きさ、応答、
収まり)、応答性(ハンドル追従性で後輪の追従性も入
る)、グリップ感(タイヤの接地感)という3つのパラ
メ−タが加味される。そして、上述のような6つのパラ
メ−タでの評価項目に対して高い評価を得た自動車が、
総合的に走行安定性の優れた自動車となる。
【0004】上述したような総合的な走行安定性を向上
させるため、サスペンションチュ−ニング、例えばサス
ペンションジオメトリの見直し、ブッシュやダンパさら
にはスプリング等の変更より行なっているが、一般市販
車を対象とする範囲でのチュ−ニングで得られる走行安
定性の向上は、テストドラ−バ−による上記評価の点数
において、0.25点程度であり0.5点の向上を得る
ことは極めてむずかしい状況にある。
【0005】また、走行時における車体のふらつきを防
止する等のために、エアスポイラを利用してダウンフォ
−スを与えること、つまり自動車の揚力係数を極力小さ
く(負の値を大きくする)することも行なわれている
が、一部の評価は良くなるものの、他の評価が悪くなっ
てしまう傾向が強く、上述した総合的な走行安定性を大
きく向上させるにはいたっていない。
【0006】本発明は以上のような事情を勘案してなさ
れたもので、走行安定性を大幅に向上させ得るようにし
た動車の走行安定装置および走行安定用エアスポイラセ
ットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、走行時に生じ
る車体周囲の空気の流れが走行安定性にどのように影響
するかについて種々実験した結果に基づくもの、特に超
高速(200km/h前後)を含めて車体前部と車体後
部との各揚力係数およびヨ−イングモ−メントに着目し
て種々実験した結果に基づくものである。
【0008】上記目的を達成するため、本発明はその第
1の構成として次のようにしてある。すなわち、自動車
前部の揚力係数となる前揚力係数と自動車後部の揚力係
数となる後揚力係数との値がそれぞれ、ほぼ零に設定さ
れ、ヨ−イングモ−メントを低減させるためのサイドエ
アスポイラを備えている、ような構成としてある。ま
た、上記目的を達成するため、本発明はその第2の構成
として、次のようにしてある。すなわち、自動車の前部
に取付けられて自動車の前揚力係数を制御する前エアス
ポイラと、自動車の後部に取付けられて自動車の後揚力
係数を制御する後エアスポイラと、自動車の後部側面に
取付けられてヨ−イングモ−メントを低減するためのサ
イドエアスポイラとのセット体からなり、前記各エアス
ポイラを自動車に装備した状態における自動車の前揚力
係数と後揚力係数とが、それぞれ零付近の値とされるよ
うに設定されている、ような構成としてある。
【0009】
【発明の作用】前記第1の構成のうち、前後の揚力係数
をそれぞれほぼ零に設定することによる構成によって、
前述した走行安定性の評価項目としての6つのパラメ−
タのいずれをも犠牲にすることなく、全てのパラメ−タ
について大幅な向上を得ることができ、評価点におい
て、1点以上という極めて大幅な向上を得ることも容易
となる。これ加えて、サイドエアスポイラによりヨ−イ
ングモ−メントを低減させることにより、単に横風を受
けたときの走行安定性の向上のみならず、上記6つのパ
ラメ−タのいずれをも向上させることができる。つま
り、前後の揚力係数の設定とヨ−イングモ−メントの低
減との相乗効果によって、全体として走行安定性が大幅
に向上されることになる。また、前記第2の構成によれ
ば、既存の自動車について、後にエアスポイラを付加す
るだけで、上記第1の構成と同様な作用を得ることがで
きる。
【0010】
【発明の効果】本発明の第1の構成によれば、走行安定
性を総合的に大幅に向上させることができる。また、本
発明の第2の構成によれば、既存の自動車においても、
セット体とされたエアスポイラを付加するだけで、上記
第1の構成による効果を簡単に得ることができる。
【0011】
【実施例】図1〜図3において、1はFR式(エンジン
が前で後輪が駆動輪)の自動車で、その各部分が符号2
〜11で示される。すなわち、符号2はエンジンル−ム
を覆うボンネット、3はル−フ、4はトランクル−ムを
覆うトランクリッド、5はフロントフェンダ、6は前サ
イドドア、7は後サイドドア、8はリアフェンダ、9は
フロントバンパ、10はリアバンパ、11はラジエタグ
リルであり、これ等の構成要素によって、自動車1のベ
−スボディが構成される。
【0012】上記ベ−スボディに対して、エアスポイラ
あるいはグリルシャッタ21〜24が付加されている。
エアスポイラ21は、自動車1の前部における揚力係数
つまり前揚力係数を制御するための前エアスポイラを構
成するもので、フロントバンパ9の直下方に位置、つま
りフロントバンパ9よりも下方に突出するように左右一
対設けられている。グリルシャッタ22は、ラジエタグ
リルを塞ぐためのもので、空気抵抗係数の低減を主眼と
しつつ、前揚力係数の設定に対して極力悪影響を与えな
いようにするために設けられる。
【0013】エアスポイラ23は、自動車の後部におけ
る揚力係数つまり後揚力係数を制御するための後エアス
ポイラを構成するもので、トランクリッド4の後端上面
に位置されて、当該トランクリッド4から上方に突出さ
れている。この後エアスポイラ23は、トランクリッド
4の車幅方向ほぼ全長に渡って長く伸びている。エアス
ポイラ24はサイドエアスポイラを構成するもので、左
右のリアフェンダ8からその上方へ突出するように、前
後方向に伸ばして設けられている。
【0014】各エアスポイラ21、23、24およびグ
リルシャッタ22は、それぞれ可動式とされている。こ
の点を、図4〜図7をも参照しつつ説明する。先前エア
スポイラ21は、図6に示すように、保持ロッド31を
介して上下方向に若干揺動可能に車体に支持され、その
車体への支持点が、保持ロッド31の揺動支点31aと
されている。これにより、前エアスポイラ21は、図6
実線で示す収納位置と、図6一点鎖線で示作動位置とを
選択的にとり得る。収納位置では、前エアスポイラ21
はフロントバンパ9の背面に隠れた位置とされ、作動位
置では、前エアスポイラ21は図1、図2に示すように
フロントバンパ9の下方へ突出される。上記保持ロッド
31は、モ−タ(モ−タギア)32によって、中間ギア
33、揺動支点31aを中心として保持ロッド31に取
付けられたギア34を介して、支点31a回りに揺動駆
動される。
【0015】グリルシャッタ22部分は、図4、図5に
示すように構成される。先ず、左右一対の支柱41と上
下一対の導風板42とによって、ラジエタに対する冷却
風取入れ口が形成されている。左右の支柱41には、上
下方向に伸びるガイド孔41aが形成されている。ま
た、左右の支柱41からは、後方に向けて伸びるガイド
板43が延設され、このガイド板43には前後方向に伸
びるガイド孔43aが形成されている。グリルシャッタ
22は、上板22Aと下板22Bとからなり、車幅方向
に伸びる連結軸44に対して個々独立して回動自在に連
結されている。
【0016】各板22A、22Bの自由端部に形成され
たガイドピン45が、前記ガイド孔41a内に摺動自在
に挿入されている。また、上記連結軸44の左右端部
が、前記ガイド孔43aに摺動自在に挿入されている。
この連結軸43の端部にはさらに、ロッド46A、46
Bからなるクランク機構46が連結されており、クラン
ク機構46の車体への取付(揺動)支点が符号46aで
示される。
【0017】上記クランンク機構のロッド46Bは、モ
−タ(モ−タギア)47によって、中間ギア48、支点
に46aを中心にしてロッド46Bに取付けたギア49
を介して、支点46a回りに揺動される。このロッド4
6Bの揺動に応じて、連結軸44が前後方向に駆動され
るが、連結軸44が前方動したときは、各板22Aと2
2Bとの自由端部が上下方向に離れる動きをして、ラジ
エタグリル11を塞ぐことになる。逆に、連結軸44が
後方動したときは、各板22A、22Bはその自由端部
が互いに接近してやがて略水平状態で互いに重なった状
態となって、ラジエタグリル11を開く。
【0018】後エアスポイラ23は、図7に示すよう
に、トランクリッド4の一部をはね上げ式とすることに
より構成される。つまり、この後エアスポイラ23は、
トランクリッド4とは別体に構成されて、円弧状の保持
ロッド51を介して揺動支点51aを中心にして、上下
方向に揺動可能としてトランクリッド4に保持されてい
る。図7実線で示す位置が収納位置となり、このとき
は、後エアスポイラ23がトランクリッド4と面一とな
って、当該トランクリッド4の外表面の一部を実質的に
構成する。また、図7一点鎖線で示すときは、図1、図
3に対応した作動位置となる。なお、作動位置となった
ときに、トランクル−ム内に雨水が入らないように、ト
ランクリッド4は、後エアスポイラ23に対応した形状
の凹所4aが形成されて、この凹所4a部分が、作動位
置にあるときのトランクリッド4の外表面(雨水進入防
止壁)を構成する。
【0019】前記保持ロッド51にはラック51bが形
成されて、このラック51bが、中間ギア52を介して
モ−タ53(モ−タギア)と連動されている。これによ
り、モ−タ53の駆動に応じて、保持ロッド51が支点
51aを中心にして揺動駆動、つまり後エアスポイラ2
3が収納位置と作動位置との間で駆動される。
【0020】サイドエアスポイラ24は、リアフェンダ
8の一部を利用して構成されている。すなわち、図8に
示すように、リアフェンダ8の上側部には、前後方向に
伸ばして凹所8aが形成される一方、サイドエアスポイ
ラ24がこの凹所8aを塞いで実質的にリアフェンダ8
の外表面の一部を構成するようにされている。サイドエ
アスポイラ24は、前後方向に伸びる軸61を中心にし
て回動自在とされて、図8実線で示す位置がリアフェン
ダ8の外表面の一部を構成する収納位置とされ、軸61
の回りに回動されて図8一点鎖線で示す位置となったと
きが、図1、図3に対応した作動位置とされる。上記軸
61には、当該軸61を中心ととするギア62が取付け
られ、このギア62が、中間ギア63を介してモ−タ6
4(モ−タギア)と連動されている。これにより、モ−
タ64を正逆転させることより、サイドエアスポイラ2
4が作動位置と収納位置との間で回動駆動される。
【0021】ここで、各エアスポイラ21、23、24
を作動位置とすると共に、グリルシャッタ22を全閉と
することによって、前後の揚力係数CLf、CLRは、それ
ぞれほぼ零となるように設定されている。つまり、前揚
力係数CLfの値がほぼ零とされると共に、後揚力係数C
LRの値もほぼ零とされる。また、サイドエアスポイラ2
4によるヨ−イングモ−メントの低減度合が、ベ−スボ
ディに比してほぼ40%とされている。
【0022】次に、前後の揚力係数CLf、CLRおよびヨ
−イングモ−メントCYMが走行安定性に及ぼす影響につ
いて以下に詳述するが、先ず、前後の揚力係数CLf、C
LRとに着目して説明する。
【0023】先ず、各エアスポイラ等21〜24をその
収納位置としたとき、つまりこれ等21〜24が存在し
ないのと同等となるベ−スボディの状態では、その前後
の揚力係数CLf、CLRは、図9に示すサンプルSBで示
すように「0.1」よりも大きい値となっており、この
ときの前後の揚力係数CLfとCLRとの相加平均値つまり
「(CLf+CLR)/2」の値は、図11に示すように
0.135である。このベ−スボディの状態におけるサ
ンプルSBの総合的な走行安定性の評価点(平均点)
は、図11、図13に示すように、6点から6点を若干
下回る値となる(この図13に示す評価項目および評価
点のつけ方は、前述した通りなので、その重複した説明
は省略する)。この評価点6という値は、4ドアセダン
タイプの一般市販車の中において、「中の上」あたりの
レベルである。一方、評価点8という値は、スポ−ツカ
−を含めた市販車の中で世界のトップレベルに相当す
る。そして、評価点を1点向上させるということは、サ
スペンションのチュ−ニグ程度では得られない極めて大
幅な走行安定性の向上を意味する。
【0024】一方、図9、図11、図13において、サ
ンプル車S19として示すものは、図1〜図3に示すよ
うに、エアスポイラ等21〜23を作動位置としたとき
のものである(サイドエアスポイラ24は収納位置)。
このサンプル車S19の総合評価点は、図11、図13
に示すように7点を優に越えるものとなり、著しく走行
安定性が向上されることが理解される。そして、6種類
の評価項目の全てについて7点を越えて、一部の評価項
目が悪くなってしまうあるいは向上が見られないという
こともない。なお、サンプル車S19による走行安定性
向上の効果は、一般運転者で車速80km/h以上で、
また敏感な運転者で80km/h以上で十分に確認でき
るものである。
【0025】ここで、サンプル車S12、S27は、前
後の揚力係数を変えて種々実験を行なった自動車の中か
ら、評価点がどのように変化するのかを図11で示すよ
うにグラフ化するのに適したものが選択されており、ベ
−スボディは全てサンプル車SBと同じである。この図
11において、横軸のパラメ−タとして、前後の揚力係
数CLfとCLRとの相加平均をとってあるが、これは、前
後の揚力係数CLfとCLRとが大きく相違すると、走行安
定性向上に好ましくない(例えば一部の評価項目が悪く
なるあるいは向上が見られない)ということが知得に基
づくものである。より具体的には、実験の結果、前後の
揚力係数CLfとCLRとの偏差の絶対値、つまり「(CLf
−CLR)の絶対値」が、0.04以下にするのが好まし
いということが知得されたので、前後の揚力係数をほぼ
同じと設定するという前提の下に、上述したように横軸
のパラメ−タとして前後の揚力係数CLfとCLRとの相加
平均をとってある。勿論、前後の揚力係数CLfとCLRと
の偏差が「零」のときがもっとも好ましいものとなる。
【0026】前述した前後の揚力係数CLfとCLRとをほ
ぼ同じ値にするという前提に加えて、図9、図11(特
に図11)を分析することにより、次のことが言える。
【0027】先ず、前後の揚力係数CLfとCLRとは、
「両方共に正の値」、「両方共に負の値」、さらには
「一方が正の値で他方が負の値」(この場合のサンプル
車は例示していない)のどの組み合わせでもよいことが
理解される。ただし、市販されているベ−スボディは前
後の揚力係数がそれぞれかなり大きい正の値なので、負
の値にするにはエアスポイラ21、23の効果を十分高
める必要(例えばエアスポイラを大型化する等の必要)
があることから、この兼ね合いをみることが望まれるも
のとなる。
【0028】次に、優れた走行安定性と評価し得る7点
に近い評価点を得るには、上述した揚力係数を負の値に
することはあまり得策でないことを勘案して、CLfとC
LRとの相加平均値が、「−0.05〜0.05」の範囲
に設定すればよいことが理解される。この数値範囲を前
提として、次の(1)〜(4) のことが言える。 (1)評価点7点以上とするため、CLfとCLRとの相加平
均値を「0.04」以下とすること、特にサンプル車S
12と同程度に優れた評価点を得るには、CLfとCLRと
の相加平均値が「0.025以下」であることが望まし
いものとなる。 (2)CLfとCLRとの相加平均値が負となるときに評価点
のピ−ク値がくることを勘案すれば、当該CLfとCLRと
の相加平均値は、「零以下」とすることが望ましく、特
にサンプル車S27が示す「−0.035」から「0」
の範囲とするのが好ましいものとなる。 (3)走行安定性を高めるため、エアスポイラ等21〜2
3等を利用した揚力係数の改善度合を、CLfとCLRとの
相加平均値において、サンプル車SBの示す基本値の大
きさ「0.135」に対する%表示として示した場合
(%表示が小さいほど改善効果が大きくなって評価点が
大)、次のことが言える。先ず、評価点7点弱を示す
「0.05」の割合が37%であるので、37%以下で
あれば十分であり、好ましくは、サンプル車S12が示
す「0.025」まで改善することを勘案して18%以
下とするのが好ましい。勿論、「零」から「負」の値ま
で改善する場合には、上記%表示は0%として示される
ことになる。 (4)上記(1)〜(3)のことは、CLfとCLRとの相加平均
値についてのみ言えるわけでなく、CLfとCLRとの偏差
が「零」であることがもっとも望ましいということを勘
案すれば、前揚力係数CLf単独について、また後揚力係
数CLR単独についても同様であると理解されることにな
る。つまり、CLfあるいはCLR単独でみたときに、「−
0.05〜0.05」の範囲で、「0.04以下」、
「0.025以下」、「−0.035〜0」という好ま
しい設定がそれぞれ導き出される。同様に、上記(3)で
いう%表示においても、前後の各揚力係数CLf、CLR単
独の値で比較した際に、ベ−スボディに対して「37%
以下」、「18%以下」という好ましい設定が導き出さ
れる。
【0029】なお、前後の揚力係数CLfとCLRとの相加
平均値を零から負の値を大きくするように変化させた場
合、直進安定性は比例的に評価点が向上されていくも、
車線移行性が急激に悪化していき、この両者の兼ね合い
で図11に示すようなデ−タが得られるものと思考され
る。
【0030】次に、前後のエアスポイラ21、23を収
納位置として、サイドエアスポイラ24を作動位置とし
たサンプル車が、図13においてS・Hとして示され
る。この図13から理解されるように、単にサイドエア
スポイラ24を設けたのみでは、横風を受けたときの走
行安定性は大幅に向上されるものの、他の残る5つのパ
ラメ−タによって評価される走行安定性はあまり向上さ
れないものである。
【0031】図13において、前記エアスポイラ類21
〜23を作動位置とするのに加えて、サイドエアスポイ
ラ24を作動位置としたサンプル車が、S61で示され
る。S61は、サンプル車S19に対してサイドエアス
ポイラ24を作動位置としたもきのもので、本発明の実
施例を示す図1〜図3のものに相当する。この図13か
ら容易に理解されるように、サイドエアスポイラ24を
さらに付加することにより、単に前後の揚力係数をほぼ
零に設定した場合に比して、走行安定性を評価する6つ
のパラメ−タ全ての評価が大幅に向上されることが理解
される。なお、図9あるいは図10において、S60で
示すサンプル車は、サイドエアスポイラ24を装着した
ときの揚力係数CLf、CLRに与える影響を示すもので、
S60はベ−スボディSBに対して、S62はS12に
対して、S54はS27に対して、それぞれサイドエア
スポイラ24を付加したものである。
【0032】次に、揚力係数CYMをどのように設定する
かについて説明する。先ず、図12は、前後の揚力係数
CLf、CLRがそれぞれほぼ零であることを前提としつ
つ、サイドエアスポイラ24を種々変更してヨ−イング
モ−メントCYMを種々変化させて、ヨ−イングモ−メン
トCYMの評価点に与える影響をグラフ化したものであ
る。この図12から容易に理解されるように、ヨ−イン
グモ−メントCYMが大きいうちは、ヨ−イングモ−メン
トCYMの低減に伴って評価点が大幅に向上されるが、あ
る時点付近からは、ヨ−イングモ−メントCYMを低減さ
せても評価点がほとんど向上されないという傾向を示
す。
【0033】図12を分析することにより、次のような
ことが言える。なお、ヨ−イングモ−メントCYMは、そ
のときの車速と横風の大きさに影響を受けるが、本実施
例では、車速が100km/hで、横風が22.5m/
sのときを前提としている(図10をも参照)。 (1)評価点向上の限界付近までヨ−イングモ−メントC
YMを低減させるには、ベ−スボディSBのヨ−イングモ
−メントCYMに対して40%以上の低減を行なえばよい
ことになる。 (2)ベ−スボディSBのヨ−イングモ−メントが0.2
以上のときは、ヨ−イングモ−メントCYMをベ−スボデ
ィSBに比して10%低減させるだけでも、評価点が優
れた7点に近い評価(1点近い走行安定性の向上)を得
ることができ、20%以上の低減はさらに効果的とな
る。 (3)ヨ−イングモ−メントCYMを0.15以下とすれ
ば、評価点が8付近となって、極めて効果的である。
【0034】ここで、補足説明を行なうと、実験に使用
したベ−スボディSBは、その重心位置がほぼ車体前後
方向中心にあり(ホ−ルルベ−ス中間位置)にある。こ
のため、車体重心位置の変化が、どのように影響するか
について、FF車(エンジン前置きかつ前輪駆動の自動
車で、重心位置が相当車体前部に片寄った位置にある)
についても実験を行なったところ、ベ−スボディSBの
場合と殆ど同様の結果を得た。したがって、重心位置の
影響は無いものと考えられる。
【0035】図14は、前記可動式とされた各エアスポ
イラ類21〜24を駆動制御するための制御系統を示
し、図中Uはマイクロコンピュ−タを利用した制御ユニ
ットである、この制御ユニットUには、少なくとも車速
を検出する車速センサSS1からの信号が入力され、制
御ユニットUからは各モ−タ32、47、53、64に
対して出力される。
【0036】図15は、制御ユニットUの制御内容を示
すもので、符号Pはステップを示す。この図12の例で
は、エアスポイラ類21〜24全てを、共に収納位置あ
るいは共に作動位置とするものである。すなわち、車速
が80km/h以上のときに全て作動位置とし、60k
m/h以下となったら全て収納位置とする。なお、作動
位置とするための車速しきい値と収納位置とするための
車速しきい値を変えてあるのは、ハンチング防止のため
である。
【0037】図16は、制御ユニットUによって、エン
ジン冷却水水温をもパラメ−タとして各エアスポイラ類
21〜24の駆動制御を行なうときのもので、このため
制御ユニットUには冷却水温を検出する水温センサSS
2からの信号がさらに入力される。図16から容易に理
解されるように、車速に応じて作動位置とするか収納位
置とするかは基本的に図15の場合と同じであるが、オ
−バヒ−ト防止のために、冷却水温度が90度C以上と
なったっときは、グリルシャッタ22を強制的に開くよ
うにしてある。なお、冷却水温度は頻繁に変化するもの
ではないが、冷却水温度に起因するグリルシャッタ22
の作動位置と収納位置との切替えハンチング防止の設定
を行なうようにしてもよい。
【0038】ここで、図17〜図22は、ベ−スボディ
SBとサンプル車S61との走行安定性の相違を示す試
験デ−タである。先ず、図17は横向き加速度と操舵角
との関係を示し、図18は、横向き加速度と操舵力との
関係を示してある。こお図17、図18から理解される
ように、サンプル車S61はベ−スボディSBに比し
て、同一横向き加速度に必要な操舵角が増大つまりアン
ダステアリング方向に変化して安定性が向上され、また
操舵力が増大つまりステアリング操作の手応えが増大さ
れている。
【0039】図19、図21はヨ−レ−トについての周
波数応答およびステアリング操作に対する位相遅れを示
し、図20、図21はロ−ルレ−トの周波数応答を示
す。この図19〜図21から明らかなように、サンプル
車S61はベ−スボディSBに比して、応答ゲイン低
下、位相遅れ減少、共振周波数上昇となり、応答のつな
がりが良くなる。特に、微小舵角での応答に差があり、
直進付近のふらつきなどすわり感に大きく影響してい
る。
【0040】以上実施例について説明したが、本発明は
これに限らず、例えば次のような場合をも含むものであ
る。 (1)グリルシャッタ22は無くともよいものである。 (2)各エアスポイラ21、23、24は、作動位置で固
定されたままの固定式としてもよい。この場合、前エア
スポイラ21をバンパ9と一体成形し、後エアスポイラ
23をトランクリッド4と一体成形し、サイドエアスポ
イラ24をリアフェンダ8と一体成形する等、ベ−スボ
ディを構成する部品と一体成形しておくことができる。 (3)前エアスポイラ21は、車幅方向ほぼ全長に渡って
伸ばしてもよい(左右一対ではなくて、全体として1つ
とする)。 (4)前後のエアスポイラ21、23、24のみを別体に
形成して、ベ−スボディにボルト等を利用して後付けす
るつまりオプション設定とすることもできる。この場
合、前後のエアスポイラ21、23、24は、ベ−スボ
ディに合せて設定されたものをセット体として供給(販
売)することができる。 (5)サイドエアスポイラ24の取付位置としては、ル−
フ3や、サイドシル、リアピラ−等適宜の位置とするこ
とができ、この場合の取付例を、図1において一点鎖線
で示してある(符号24A〜24Cで示すのがサイドエ
アスポイラ)。リアピラ−にサイドエアスポイラ24B
を設ける場合は、ミッドシップ車においては、リアピラ
−そのものが車室(リアウインドガラス)の後方で、か
つリアデッキ(ボンネット)の上方に突出するように形
状設定されることが多いので、リアピラ−を本発明によ
るサイドエアスポイラとして機能させる場合に都合がよ
いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された自動車の一例を示す側面
図。
【図2】図1に示す自動車の前方斜視図。
【図3】図1に示す自動車の後方斜視図。
【図4】グリルシャッタ部分の詳細を示す前方斜視図。
【図5】グリルシャッタの作動を示す側面図。
【図6】前エアスポイラの可動構造を示す簡略側面断面
図。
【図7】後エアスポイラの可動構造を示すもので、図3
のX7−X7線相当での簡略断面図。
【図8】サイドエアスポイラの可動構造を示すもので、
図3のX8−X8線相当での簡略断面図。
【図9】各サンプル車の前後の揚力係数を示す図。
【図10】ヨ−イングモ−メントとヨ−角との関係を示
す図。
【図11】前後の揚力係数CLf、CLRとの相加平均値と
走行安定性の評価点との関係を示す図。
【図12】ヨ−イングモ−メントの低減が走行安定性の
評価点に与える影響を示す図。
【図13】複数のサンプル車における走行安定性評価
を、走行安定性の6つの評価パラメ−タとの関係で示す
図。
【図14】可動式とされたエアスポイラ類の制御系統を
示す図。
【図15】エアスポイラ類の駆動制御例を示すフロ−チ
ャ−ト。
【図16】エアスポイラ類の他の駆動制御例を示すフロ
−チャ−ト。
【図17】サンプル車とベ−スボディとの走行安定性の
相違を示す試験デ−タ。
【図18】サンプル車とベ−スボディとの走行安定性の
相違を示す試験デ−タ。
【図19】サンプル車とベ−スボディとの走行安定性の
相違を示す試験デ−タ。
【図20】サンプル車とベ−スボディとの走行安定性の
相違を示す試験デ−タ。
【図21】サンプル車とベ−スボディとの走行安定性の
相違を示す試験デ−タ。
【図22】サンプル車とベ−スボディとの走行安定性の
相違を示す試験デ−タ。
【符号の説明】
1:自動車 4:トランクリッド 9:前バンパ 11:ラジエタグリル 21:前エアスポイラ 22:グリルシャッタ 23:後エアスポイラ 24:サイドエアスポイラ 32:モ−タ 47:モ−タ 53:モ−タ 64:モ−タ U:制御ユニット SS1:車速センサ SS2:水温センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川本 明 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 佐藤 吉弘 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 兼品 直和 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車前部の揚力係数となる前揚力係数と
    自動車後部の揚力係数となる後揚力係数との値がそれぞ
    れ、ほぼ零に設定され、 ヨ−イングモ−メントを低減させるためのサイドエアス
    ポイラを備えている、ことを特徴とする自動車の走行安
    定装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記サイドエアスポイラが、該サイドエアスポイラを自
    動車に装着したときの方が装着しないときに比して、車
    速100km/hでかつ横風22.5m/sのときにヨ
    −イングモ−メントを40%以上低減するものとして設
    定されているもの。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記サイドエアスポイラを装着しないときの自動車のヨ
    −イングモ−メントが、車速100km/hでかつ横風
    22.5m/sのときに0.2以上とされ、 前記サイドエアスポイラが、該サイドエアスポイラを自
    動車に装着したときの方が装着しないときに比して、車
    速100km/hでかつ横風22.5m/sのときにヨ
    −イングモ−メントを10%以上低減するものとして設
    定されているもの。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記サイドエアスポイラを装着しないときの自動車のヨ
    −イングモ−メントが、車速100km/hでかつ横風
    22.5m/sのときに0.2以上とされ、 前記サイドエアスポイラが、該サイドエアスポイラを自
    動車に装着したときの方が装着しないときに比して、車
    速100km/hでかつ横風22.5m/sのときにヨ
    −イングモ−メントを20%以上低減するものとして設
    定されているもの。
  5. 【請求項5】請求項1において、 前記サイドエアスポイラを装着したときの自動車のヨ−
    イングモ−メントが、車速100km/hでかつ横風2
    2.5m/sのときに、0.2以下であるもの。
  6. 【請求項6】請求項1において、 前記サイドエアスポイラを装着したときの自動車のヨ−
    イングモ−メントが、車速100km/hでかつ横風2
    2.5m/sのときに、0.15以下であるもの。
  7. 【請求項7】請求項1において、 前記前揚力係数と後揚力係数との偏差の絶対値が、0.
    04以下とされているもの。
  8. 【請求項8】請求項1において、 前記前揚力係数と後揚力係数との相加平均値、または前
    後の各揚力係数単独の値が、−0.05〜0.05の範
    囲に設定されているもの。
  9. 【請求項9】請求項8において、 前記相加平均値または前後の各揚力係数単独の値が、
    0.04以下とされているもの。
  10. 【請求項10】請求項8において、 前記相加平均値または前後の各揚力係数単独の値が、
    0.025以下とされているもの。
  11. 【請求項11】請求項8において、 前記相加平均値または前後の各揚力係数単独の値が、−
    0.035から0の範囲に設定されているもの。
  12. 【請求項12】請求項1において、 前記自動車が、前揚力係数制御用の前エアスポイラと、
    前記後揚力係数制御用の後エアスポイラとを備えている
    もの。
  13. 【請求項13】請求項11において、 前記前エアスポイラが、前バンパ付近に位置されて該前
    バンパよりも下方へ突出されるように設定され、 前記後エアスポイラが、トランクリッドの後端付近に位
    置されて、該トランクリッドよりも上方へ突出するよう
    に設定され、 前記サイドエアスポイラが、左右のリアフェンダ付近に
    位置されて該リアフェンダよりも上方へ突出するように
    設定されているもの。
  14. 【請求項14】自動車の前部に取付けられて自動車の前
    揚力係数を制御する前エアスポイラと、自動車の後部に
    取付けられて自動車の後揚力係数を制御する後エアスポ
    イラと、自動車の後部側面に取付けられてヨ−イングモ
    −メントを低減するためのサイドエアスポイラとのセッ
    ト体からなり、 前記前後のエアスポイラを自動車に装備した状態におけ
    る自動車の前揚力係数と後揚力係数とが、それぞれ零付
    近の値とされるように設定されている、ことを特徴とす
    る自動車の走行安定用エアスポイラセット。
  15. 【請求項15】請求項14において、 前記前後のエアスポイラを自動車に装備した状態におい
    て、前記前後の揚力係数の偏差の絶対値が0.04以下
    とされているもの。
  16. 【請求項16】請求項14において、 前記前後のエアスポイラを自動車に装備した状態におい
    て、前記前揚力係数と後揚力係数との相加平均値が、−
    0.05〜0.05の範囲とされるもの。
  17. 【請求項17】請求項14において、 前記前記前後のエアスポイラを自動車に装備した状態に
    おいて、前記前揚力係数と後揚力係数との相加平均値
    が、−0.035〜0の範囲とされるもの。
  18. 【請求項18】請求項14において、 前記サイドエアスポイラが、該サイドエアスポイラを自
    動車に装着したときの方が装着しないときに比して、車
    速100km/hでかつ横風22.5m/sのときにヨ
    −イングモ−メントを40%以上低減するものとして設
    定されているもの。
  19. 【請求項19】請求項14において、 前記サイドエアスポイラを装着したときの自動車のヨ−
    イングモ−メントが、車速100km/hでかつ横風2
    2.5m/sのときに、0.2以下であるもの。
  20. 【請求項20】請求項1〜19のいずれか1項におい
    て、 自動車の前面に形成された冷却風導入口を開閉するため
    のグリルシャッタをさらに備えているもの。
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