JPH06304838A - ワーク排出装置を備えた工作機械 - Google Patents

ワーク排出装置を備えた工作機械

Info

Publication number
JPH06304838A
JPH06304838A JP12078593A JP12078593A JPH06304838A JP H06304838 A JPH06304838 A JP H06304838A JP 12078593 A JP12078593 A JP 12078593A JP 12078593 A JP12078593 A JP 12078593A JP H06304838 A JPH06304838 A JP H06304838A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
posture
receiving portion
machine tool
discharging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12078593A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Ichimura
修 市村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MYANO TEKKOSHO KK
MIYANO KK
Original Assignee
MYANO TEKKOSHO KK
MIYANO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MYANO TEKKOSHO KK, MIYANO KK filed Critical MYANO TEKKOSHO KK
Priority to JP12078593A priority Critical patent/JPH06304838A/ja
Publication of JPH06304838A publication Critical patent/JPH06304838A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding Of Workpieces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型の工作機械や多軸の工作機械にも搭載可
能な小型のワーク排出装置を提供すること。 【構成】 ワーク排出装置10は、ワーク受け部20が
ワーク受け取り位置PAでワークWを受け取ると、駆動
源50によって駆動されてワーク受け部20を排出位置
PBまで旋回させる位置切換機構30と、その回転体3
1が回転したときに、カム機構41の摺動ピン411の
変位に基づいてリンク機構42がワーク受け部20の姿
勢を変える姿勢切換機構40を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加工済のワークを受け
取って所定の位置で排出するワーク排出装置を備えた工
作機械に関する。
【0002】
【従来の技術】加工済のワークを主軸から受け取って所
定の位置で排出する工作機械のワーク排出装置では、ワ
ークを受け取ったワーク受け部をそこからワークの排出
位置まで移動させる動作と、ワークの受け取り位置にお
けるワーク受け部の姿勢をワークの排出位置で反転させ
てワークを排出可能にする動作とを行う必要がある。こ
のため、従来のワーク排出装置には、各動作を行うため
の複数の機構系と、各機構系を個別に駆動する複数の駆
動源とを設けてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ワーク排出装置には、各機構系毎に駆動源を設けてある
ため、駆動源の占めるスペースが大きいので、ワーク排
出装置を小型の工作機械に設けることができないという
問題点がある。また、多軸の工作機械においては、主軸
同士が対向し合っているため、ワーク排出装置を配置可
能なスペースが特に狭いため、従来のワーク排出装置の
ままでは搭載できないという問題点がある。
【0004】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
小型の工作機械や多軸の工作機械にも搭載可能な小型の
ワーク排出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、図2および図3に示すように、
所定のワーク受け取り位置PAでワークWを受け取った
ワーク受け部20を所定の排出位置PBまで移動させて
そこでワークWを排出するワーク排出装置10を備えた
工作機械1に対し、ワーク排出装置10には、ワーク受
け部20の位置をワークの受け取り位置PAと排出位置
PBとの間で切り換える位置切換機構30(図2には矢
印Aおよび矢印Bで示す。)と、この位置切換機構30
と同じ駆動源50によって駆動され、ワーク受け部20
の姿勢を受け取り位置PAではワークを受け取り可能な
受け取り姿勢(図2に実線で示す姿勢)にし、排出位置
PBではワークWを放出可能な排出姿勢(図2に破線で
示す姿勢)に切り換える姿勢切換機構40(図2には矢
印Cおよび矢印Dで示す。)とを設けてある。
【0006】本発明においては、位置切換機構30に、
駆動源50からの駆動力により回転してワーク受け部2
0を少なくとも受け取り位置PAから排出位置PBまで
の範囲を旋回させてその位置を切り換える回転体31を
設け、姿勢切換機構40には、従動節(摺動ピン41
1)が回転体31の側に設けられたカム機構41と、回
転体31上において、回転体31の回転によって生じる
従動節(摺動ピン411)の変位に基づいてワーク受け
部20を回転させてその姿勢を受け取り姿勢と排出姿勢
との間で切り換えるリンク機構42とを設けることが好
ましい。この場合には、リンク機構42がワーク受け部
20を水平な回転中心軸線の回りに所定寸法の回転半径
もって旋回させることによって、ワーク排出位置PBを
受け取り位置PAより高い位置に設定することが好まし
い。ここで、カム機構41の固定節としては、回転体3
1の内側に配置した筒形カム412などを採用できる。
【0007】このようなワーク排出装置10は、小型化
が容易であるため、図1に示すような対向する2つの主
軸、メインスピンドルMSPおよびサブスピンドルSS
Pを備える工作機械1に搭載するのに適している。
【0008】
【作用】本発明に係る工作機械1において、ワーク排出
装置10のワーク受け部20が、図2に実線で示すよう
に、ワーク受け取り位置PAでサブスピンドルSSPか
らワークWを受け取ると、駆動源50が位置切換機構3
0を駆動してワーク受け部20を排出位置PBまで移動
させる。また、駆動源50は、姿勢切換機構40を駆動
してワーク受け部20を回転させてワークWを放出可能
な姿勢にする。すなわち、駆動源50が位置切換機構3
0および姿勢切換機構40のいずれをも駆動する。この
ため、ワーク排出装置10を小型できる。また、ワーク
受け部20の位置および姿勢を切り換えるのに、駆動源
50のみを制御すればよい。
【0009】また、位置切換機構30にワーク受け部2
0を旋回させる回転体31を設け、回転体31の回転に
よって生じる摺動ピン411(従動節)の変位に基づい
てリンク機構42がワーク受け部20を回転させる姿勢
切換機構40を採用した場合には、位置の切り換えに姿
勢の切り換えが確実に連動し、その制御が容易である。
【0010】
【実施例】次に、図面に基づいて、本発明の実施例に係
るワーク排出装置を備える工作機械を説明する。
【0011】図1は、本例の工作機械の基本的な構成を
示す概略構成図、図2は、そのワーク排出装置の動作を
模式的に示す説明図、図3は、そのワーク受け部の位置
切換機構および姿勢切換機構の構成を模式的に示す説明
図である。図4は、本例の工作機械のワーク排出装置の
構成を示す正面断面図、図5は、その平面断面図、図6
は、そのセンターシャフト周囲の側面断面図である。
【0012】本例の工作機械1は、図1に示すように、
メインモータ2によって回転するメインスピンドルMS
Pと、サブスピンドルSSPを有し、いずれのスピンド
ルもZ軸方向に移動可能である。メインスピンドルMS
PおよびサブスピンドルSSPの側方位置にはメインタ
レット3を有し、そこに取り付けた工具によってワーク
Wを加工可能である。さらに、工作機械1は、メインス
ピンドルMSPに対するガイドブシュ5およびそれを駆
動するサーボモータ4を有するため、加工エリアが狭
く、ガイドブシュ5とサブスピンドルSSPとの距離が
約160mmと比較的狭い。
【0013】本例の工作機械1は、図2および図3に示
すように、狭い加工エリアに、メインスピンドルMSP
およびサブスピンドルSSPで加工されたワークWをシ
ュート6に排出するための小型のワーク排出装置10を
有し、メインスピンドルMSPまたはサブスピンドルS
SPの下方位置がワーク排出装置10のワークの受け取
り位置PAである。また、シュート6の上方位置がワー
クの排出位置PBである。ワーク排出装置10のワーク
受け部20は、バケット状であって、その開口を上方に
向けた姿勢でワークWを受け取り、開口を側方に向けた
姿勢でワークWを放出可能である。このため、ワーク排
出装置10は、矢印Aまたは矢印Bで示すように、ワー
ク受け部20を旋回させて、その位置をワークの受け取
り位置PAと排出位置PBとの間で切り換える位置切換
機構30と、矢印Cまたは矢印Dで示すように、ワーク
受け部20を回転させて、その姿勢を受け取り位置PA
ではワークを受け取り可能な受け取り姿勢(図2に実線
で示す姿勢)にし、排出位置PBではワークを放出可能
な排出姿勢(図2に破線で示す姿勢)に切り換える姿勢
切換機構40とを有する。
【0014】本例では、姿勢切換機構40および位置切
換機構30は、いずれも、1本のエアシリンダ51とラ
ック52とを備える駆動源50によって駆動される。
【0015】位置切換機構30は、図4ないし図6に示
すように、駆動源50からの駆動力をラック52を介し
て伝達されるギヤ32と、このギヤ32にボルト止めさ
れたスリーブ33と、スリーブ33を取り囲む状態で端
部同士がボルト止めされてスリーブ33に固定され、ギ
ヤ32と一体に回転する回転体31(ボディ)を有す
る。また、位置切換機構30は、回転体31の内側に、
工作機械1の本体にベースブラケット301を介してボ
ルト止めされたセンターシャフト302を有する。ここ
で、位置切換機構30のギア32には、駆動源50のラ
ック52が噛み合っており、エアーシリンダ51がラッ
ク52を駆動すると、ギヤ32が回転し、回転体31が
センターシャフト302の回りを回転可能である。
【0016】姿勢切換機構40は、従動節としての摺動
ピン411が回転体31の側に設けられたカム機構41
と、回転体31上において、回転体31の回転によって
生じる従動節(摺動ピン411)の変位に基づいてワー
ク受け部20を回転させてその姿勢を受け取り姿勢と排
出姿勢との間で切り換えるリンク機構42とを有する。
そのうち、カム機構41は、回転体31の内側に筒形カ
ム412を有し、この筒形カム412は、スリーブ30
3を介してセンターシャフト302に固定された固定節
である。
【0017】リンク機構42は、摺動ピン411および
伝達ピン420を備えるスライドプレート421と、そ
の伝達ピン420が係合する長穴422が形成されたス
イングブロック423と、このスイングブロック423
にボルトで連結されたロールバー424と、ロールバー
424にアダプタ425によって連結されたアーム42
6とを有し、アーム426の先端側にワーク受け部20
が固定されている。スライドプレート421は、それに
形成された孔427にガイドバー428が貫通し、ガイ
ドバー428に沿って上下移動可能である。ガイドバー
428は、回転体31およびそれに連結されたガイドブ
ロック310に支持され、リンク機構42全体が、回転
体31上に構成された状態にあって、回転体31と共
に、センターシャフト302の回りを回転可能である。
なお、ロールバー424は、図7にロールバー周囲の側
面断面を示すように、基端側がガイドブロック310の
バー受け孔311に装着された状態で、後端面に抜け防
止のためのボルト312が取り付けられている。
【0018】カム機構41の筒形カム412は、図8に
示すカム曲線を有し、回転体31が約90°旋回する間
に、ワーク受け部20が姿勢を90°変えるように設定
されている。すなわち、回転体31が回転し、摺動ピン
411が筒形カム412のカム溝に倣って従動すると、
スライドプレート421が上下移動してスイングブロッ
ク423を揺動し、ロールバー424が回転することに
よって、ワーク受け部20がロールバー424(水平な
回転中心軸線)の回りを90°回転可能である。
【0019】このように構成した工作機械1のワーク排
出装置10の動作を、サブスピンドルSSPに保持され
た加工済のワークWをシュート6に排出するまでの動作
を例に説明する。
【0020】まず、ワークWが加工中は、ワーク排出装
置10のワーク受け部20が、図2に破線で示すよう
に、シュート6の上方位置に退避した状態にあって、し
かも、開口部を外側に向けた姿勢、すなわち、サブスピ
ンドルSSPに背面を向けた姿勢になっている。
【0021】この状態から、ワークWに対する加工が終
了すると、駆動源50のエアシンリンダ51は、図3に
示すように、ラック52を矢印Gの方向に後退させる。
この後退動作によって、ラック52は、ギア32を矢印
Eの方向に回転させる。
【0022】ギヤ52が回転すると、これに固定されて
いるスリーブ33および回転体31が回転し、回転体3
1に固定されているガイドブロック310も矢印Eの方
向に回転する。この回転によって、ガイドブロック31
0に固定されているロールバー424が回転し、ロール
バー424にアダプタ425およびアーム426を介し
て固定されているワーク受け部20は、矢印Aの方向に
90°旋回し、図2に実線で示すように、サブスピンド
ルSSPの先端側、すなわち、ワークの受け取り位置P
Aの方向に移動する。
【0023】このようにして、ワーク受け部20の位置
が切り換わる間に、ワーク受け部20の姿勢が切り換わ
る。まず、ワークWに対する加工が終了したときに、ラ
ック52がギア32を矢印Eの方向に回転させると、回
転体31が回転し、スライドプレート421も矢印Eの
方向に回転する。この回転中に、スライドプレート42
1の摺動ピン411は、円筒カム412のカム溝に倣っ
て上方に向けて変位するため、スライドプレート421
は、ガイドバー428に案内されて上方に移動する。こ
の移動によって、スライドプレート421の伝達ピン4
20がスイングブロック423の長穴422内を移動し
ながら、スイングブロック423の一方端を押し上げ、
スイングブロック423は、ロールバー424を中心軸
線として矢印Cの方向に回転する。その結果、ワーク受
け部20は、矢印Aの方向に旋回しながら、ワークWの
受け取り位置PAに移動し、そこでは、開口部を上方に
向けた姿勢、すなわち、ワークWの受け取り姿勢に切り
換わる。
【0024】この状態で、サブスピンドルSSPからワ
ークWが放出されると、ワークWは、ワーク受け部20
の内部に落下する。以降、ワーク排出装置10は、ワー
クWの排出動作を行う。
【0025】まず、駆動源50のエアシンリンダ51
は、ラック52を矢印Hの方向に前進させ、この前進動
作によって、ラック52は、ギア32を矢印Fの方向に
回転させる。
【0026】ギア32が回転すると、回転体31が矢印
Fの方向に回転し、回転体31に固定されているガイド
ブロック310も矢印Fの方向に回転する。従って、ガ
イドブロック310にロールバー424およびアーム4
26を介して固定されているワーク受け部20は、矢印
Bの方向に旋回し、ワークの受け取り位置PAからシュ
ート6の方向(ワークの排出位置PBの方向)に移動す
る。
【0027】このようにして、ワーク受け部20の位置
が切り換わる間に、ワーク受け部20の姿勢が切り換わ
る。ラック52がギア32を矢印Fの方向に回転させる
と、回転体31が回転し、スライドプレート421も矢
印Fの方向に回転する。ここで、スライドプレート42
1の摺動ピン411は、円筒カム412のカム溝に倣い
ながら矢印Fの方向に回転することによって、下方に向
けて変位するため、スライドプレート421は、ガイド
バー428に案内されて下方に移動する。このため、ス
ライドプレート421の伝達ピン420がスイングブロ
ック423の長穴422内を移動しながら、その一方端
を押し下げるため、スイングブロック423は、ロール
バー424を中心軸線として矢印Dの方向に揺動する。
その結果、ロールバー424も矢印Dの方向に回転する
ため、ワーク受け部20は、矢印Bの方向に旋回しなが
ら、ワークの排出位置PBに移動し、そこでは、開口部
を水平に向けた姿勢、すなわち、ワークWの排出姿勢に
切り換わる。そして、ワーク受け部20は、ワークWを
シュート6上に放出する。
【0028】以上のとおり、本例の工作機械1におい
て、ワーク受け部20は、ワーク受け取り位置PAでそ
の開口部を上方に向けてサブスピンドルSSPからワー
クWを受け取ると、位置切換機構30によって、排出位
置PBまで移動すると共に、姿勢切換機構40によっ
て、ワークWを放出可能な姿勢に切り換わる。ここで、
位置切換機構30と姿勢切換機構40とは、1つの駆動
源50で駆動されるため、ワーク排出装置10を小型化
できる。従って、本例のワーク排出装置10は、対向す
るメインスピンドルMSPとサブスピンドルSSPとを
備える工作機械1のように、ワーク排出装置を配置する
スペースが狭い工作機械1に搭載するのに適している。
【0029】また、本例のワーク排出装置10では、位
置切換機構30の回転体31の側に、姿勢切換機構40
のカム機構41の従動節(摺動ピン411)を設け、回
転体31の回転に連動して、リンク機構42がワーク受
け部20を回転させる。従って、ワーク排出装置10
は、ワーク受け部20の位置の切り換えと、姿勢の切り
換えとが確実に連動するため、ワーク受け部20の位置
や姿勢を監視するためのセンサが最小限でよい。また、
動作を制御するための信号系も、駆動源50に対しての
み設ければよい。
【0030】さらに、ワーク受け部20は、ロールバー
424の回りをアーム426の長さに対応する回転半径
をもって旋回するため、その回転半径に対応して、ワー
ク排出位置PBを受け取り位置PAより高い位置に設定
できる。このため、ワーク受け部20が排出したワーク
Wをシュート6などで所定の位置に簡単に移送できる。
しかも、排出位置PBが高い位置にあって、しかも、こ
の位置では、ワーク受け部20がサブスピンドルSSP
に背面を向けた姿勢になるため、ワークWの加工中に発
生する切屑や切削油がワーク受け部20の内部に入らな
い。
【0031】
【発明の効果】以上のとおり、本発明に係るワーク排出
装置を備えた工作機械においては、ワーク受け部の位置
を切り換える位置切換機構と、ワーク受け部の姿勢を切
り換える姿勢切換機構とが同じ駆動源によって駆動され
ることに特徴を有する。従って、本発明によれば、1つ
の駆動源でワークの移送を行うため、ワーク排出装置を
小型化できるので、対向する2つのスピンドルを有する
工作機械など、スペースに余裕がない工作機械にもワー
ク排出装置を搭載できる。また、1つの駆動源の動作の
みを制御すればよいので、ワーク排出装置の構成を簡略
化できると共に、動作が確実である。
【0032】また、ワーク受け部を旋回させる位置切換
機構の回転体の側にカム機構の従動節を設け、この従動
節の変位に基づいて、姿勢切換機構のリンク機構がワー
ク受け部の姿勢を変える場合には、ワーク受け部は、位
置を変えながらカム機構のカム曲線どおりに姿勢を変え
るため、簡単な構成で、より確実な動作を行う。
【0033】さらに、ワーク受け部が姿勢を変えるとき
に所定の回転半径をもって旋回する場合には、この回転
半径に相当して、排出位置を受け取り位置より高い位置
に設定できる。このため、ワーク受け部が排出したワー
クを落差を利用して移送できる。しかも、排出位置が高
い位置にあって、そこでは、ワーク受け部が主軸などに
背面を向けた姿勢になっているため、ワークの加工中に
発生する切屑や切削油がワーク受け部の内部に入らな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るワーク排出装置を備えた
工作機械の要部構成を示す概略構成図である。
【図2】図1に示す工作機械のワーク排出装置の動作を
模式的に示す説明図である。
【図3】図1に示す工作機械のワーク排出装置のワーク
受け部の位置切換機構および姿勢切換機構の構成を模式
的に示す説明図である。
【図4】図1に示す工作機械のワーク排出装置の構成を
示す正面断面図である。
【図5】図1に示す工作機械のワーク排出装置の構成を
示す平面断面図である。
【図6】図1に示す工作機械のワーク排出装置のセンタ
ーシャフト周囲の側面断面図である。
【図7】図1に示す工作機械のワーク排出装置のロール
バー周囲の側面断面図である。
【図8】図1に示す工作機械のワーク排出装置に用いた
カム機構のカム線図である。
【符号の説明】
1・・・工作機械 5・・・ガイドブシュ 6・・・シュート 10・・・ワーク排出装置 20・・・ワーク受け部 30・・・位置切換機構 32・・・ギヤ 40・・・姿勢切換機構 41・・・カム機構 42・・・リンク機構 50・・・駆動源 51・・・エアシリンダ 52・・・ラック 31・・・回転体 411・・・摺動ピン(従動節) 412・・・筒形カム(固定節) 424・・・ロールバー 426・・・アーム MSP・・・メインスピンドル PA・・・ワーク受け取り位置 PB・・・ワークの排出位置 SSP・・・サブスピンドル W・・・ワーク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のワーク受け取り位置でワークを受
    け取ったワーク受け部を所定の排出位置まで移動させて
    そこでワークを排出するワーク排出装置を備えた工作機
    械であって、前記ワーク排出装置は、前記ワーク受け部
    の位置をワークの受け取り位置と排出位置との間で切り
    換える位置切換機構と、この位置切換機構と同じ駆動源
    によって駆動され、前記ワーク受け部の姿勢を前記受け
    取り位置ではワークを受け取り可能な受け取り姿勢に
    し、前記排出位置ではワークを放出可能な排出姿勢に切
    り換える姿勢切換機構とを有することを特徴とするワー
    ク排出装置を備えた工作機械。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記位置切換機構
    は、前記駆動源からの駆動力により回転して前記ワーク
    受け部を少なくとも前記受け取り位置から前記排出位置
    までの範囲で旋回させてその位置を切り換える回転体を
    有し、前記姿勢切換機構は、従動節が前記回転体の側に
    設けられたカム機構と、前記回転体上において、前記回
    転体の回転によって生じる前記従動節の変位に基づいて
    前記ワーク受け部を回転させてその姿勢を前記受け取り
    姿勢と前記排出姿勢とに切り換えるリンク機構とを有す
    ることを特徴とするワーク排出装置を備えた工作機械。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記カム機構の固定
    節は、前記回転体の内側で工作機械本体の側に固定され
    た筒形カムであることを特徴とするワーク排出装置を備
    えた工作機械。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、前記リンク
    機構は、前記ワーク受け部を略水平な回転中心軸線の回
    りに所定寸法の回転半径をもって旋回させて前記ワーク
    受け部の姿勢を前記受け取り位置より高い位置で前記排
    出姿勢に切り換えることを特徴とするワーク排出装置を
    備える工作機械。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれの項におい
    て、前記ワーク排出装置は、対向する2つの主軸のうち
    の少なくとも一方の主軸からワークを受け取ることを特
    徴とするワーク排出装置を備えた工作機械。
JP12078593A 1993-04-23 1993-04-23 ワーク排出装置を備えた工作機械 Pending JPH06304838A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12078593A JPH06304838A (ja) 1993-04-23 1993-04-23 ワーク排出装置を備えた工作機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12078593A JPH06304838A (ja) 1993-04-23 1993-04-23 ワーク排出装置を備えた工作機械

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06304838A true JPH06304838A (ja) 1994-11-01

Family

ID=14794942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12078593A Pending JPH06304838A (ja) 1993-04-23 1993-04-23 ワーク排出装置を備えた工作機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06304838A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101464763B1 (ko) * 2008-11-17 2014-11-25 두산인프라코어 주식회사 캠 운동 구조를 갖는 부품 언로더 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101464763B1 (ko) * 2008-11-17 2014-11-25 두산인프라코어 주식회사 캠 운동 구조를 갖는 부품 언로더 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4837919A (en) Tool changing assembly for universal milling and drilling machines
US7204792B2 (en) Apparatus for automatically changing a robot tool tip member
CA2071308C (en) Dual spindle vertical axis cnc piston turning and grooving machine
EP1910000B1 (de) Werkzeugrevolver mit einem drehantreibbaren werkzeug an der stirnseite
US20230356371A1 (en) Device for automatically producing screw connections
JP4331525B2 (ja) マシニングセンタ
US7024974B2 (en) Vertical machine tool with a movable main spindle
EP0838299B1 (en) Welding gun
JPH06304838A (ja) ワーク排出装置を備えた工作機械
CA2420929A1 (en) Method and device for welding projection bolt
JP2002521210A (ja) 工作機械用の高速復帰ツール送り
JP2000153425A (ja) 2主軸対向旋盤のワーク排出装置
JPH0596403A (ja) 工作機械の工具装置
JPS6263036A (ja) 旋盤用回転タレツト
US20210276106A1 (en) Lathe
US3981056A (en) Drive mechanisms for lathe spindles
JPH07506303A (ja) 多軸自動旋盤
CN1100644C (zh) 具有对锁紧转台自身进行自动定心的停止装置的刀架转台
JPH0966433A (ja) ローディング・アンローディング装置
JPH0525763Y2 (ja)
JPS634586Y2 (ja)
JP3790781B2 (ja) 自動旋盤及び自動旋盤の切断用工具破損判断方法
US20210276100A1 (en) Lathe
JPH0459196A (ja) レーザロボット用ワーク片除去装置
JPH075961Y2 (ja) ワークの保持装置