JPH06304725A - 連続鋳造における鋳片表面品質評価方法および鋳造異常の検出方法 - Google Patents
連続鋳造における鋳片表面品質評価方法および鋳造異常の検出方法Info
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- JPH06304725A JPH06304725A JP5099824A JP9982493A JPH06304725A JP H06304725 A JPH06304725 A JP H06304725A JP 5099824 A JP5099824 A JP 5099824A JP 9982493 A JP9982493 A JP 9982493A JP H06304725 A JPH06304725 A JP H06304725A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 連続鋳造において、オッシレ−ションマ−ク
の均一性に代表される鋳片の表面品質を連続して評価す
る。鋳片の表面品質に悪影響をおよぼす鋳造異常を検出
する。 【構成】 連続鋳造中において、鋳造方向に連続してオ
ッシレ−ションマ−クの信号を検出しオッシレ−ション
マ−クの深さの信号を検出するとともに、該検出信号を
周波数解析して得られたパワ−スペクトルにおいて、鋳
型のオッシレ−ションサイクルの周波数におけるパワ−
スペクトル値と他の周波数におけるパワ−スペクトル値
を比較し、鋳片の表面品質を評価する。また、鋳片のオ
ッシレ−ションマ−クの信号を周波数解析して得られた
パワ−スペクトルのパタ−ンと、予め得られた定常状態
のパワ−スペクトルのパタ−ンとを比較して鋳造異常を
検出する。
の均一性に代表される鋳片の表面品質を連続して評価す
る。鋳片の表面品質に悪影響をおよぼす鋳造異常を検出
する。 【構成】 連続鋳造中において、鋳造方向に連続してオ
ッシレ−ションマ−クの信号を検出しオッシレ−ション
マ−クの深さの信号を検出するとともに、該検出信号を
周波数解析して得られたパワ−スペクトルにおいて、鋳
型のオッシレ−ションサイクルの周波数におけるパワ−
スペクトル値と他の周波数におけるパワ−スペクトル値
を比較し、鋳片の表面品質を評価する。また、鋳片のオ
ッシレ−ションマ−クの信号を周波数解析して得られた
パワ−スペクトルのパタ−ンと、予め得られた定常状態
のパワ−スペクトルのパタ−ンとを比較して鋳造異常を
検出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼の連続鋳造におけ
る、鋳片の表面品質評価および鋳造異常の検出に関す
る。
る、鋳片の表面品質評価および鋳造異常の検出に関す
る。
【0002】
【従来の技術】鋼などの連続鋳造においては、鋳型を上
下にオッシレ−ション(振動)させながらスラブやブル
−ムなどの鋳片を引き抜くことが行われている。これに
より、鋳片の表面にはオッシレ−ションマ−クと呼ばれ
る凹みが発生する。このオッシレ−ションマ−クには、
鋳型潤滑剤であるパウダ−を巻き込んだ欠陥や割れ欠陥
が発生する。また、オ−ステナイト系ステンレス鋼で
は、Ni等の元素の濃化した偏析帯が生成する。これら
の欠陥を有する鋳片を無手入れのまま圧延した場合、ヘ
ゲ疵や酸洗むらによる光沢むら模様等の欠陥が発生し、
製品の表面品質を著しく害するため、圧延前に表面手入
れをすることが必要である。
下にオッシレ−ション(振動)させながらスラブやブル
−ムなどの鋳片を引き抜くことが行われている。これに
より、鋳片の表面にはオッシレ−ションマ−クと呼ばれ
る凹みが発生する。このオッシレ−ションマ−クには、
鋳型潤滑剤であるパウダ−を巻き込んだ欠陥や割れ欠陥
が発生する。また、オ−ステナイト系ステンレス鋼で
は、Ni等の元素の濃化した偏析帯が生成する。これら
の欠陥を有する鋳片を無手入れのまま圧延した場合、ヘ
ゲ疵や酸洗むらによる光沢むら模様等の欠陥が発生し、
製品の表面品質を著しく害するため、圧延前に表面手入
れをすることが必要である。
【0003】従来、パウダ−の巻き込み,割れ,偏析帯
等の欠陥を軽減させるために、例えば特開昭57−13
0741号公報に開示された鋳型オッシレ−ションの高
サイクル化が行われていた。しかしながら、この条件下
で鋳造した鋳片においても、オッシレ−ションマ−クや
偏析帯の深さが軽減されない場合があるという問題があ
った。
等の欠陥を軽減させるために、例えば特開昭57−13
0741号公報に開示された鋳型オッシレ−ションの高
サイクル化が行われていた。しかしながら、この条件下
で鋳造した鋳片においても、オッシレ−ションマ−クや
偏析帯の深さが軽減されない場合があるという問題があ
った。
【0004】本発明者らは、オッシレ−ションマ−クに
起因する欠陥を軽減するために、種々の実験および解析
を行った結果、オッシレ−ションマ−クが、鋳造速度お
よびオッシレ−ションのサイクルから求められる理論ピ
ッチ(すなわち、鋳造速度/サイクル)で均一に生成し
ている場合には、オッシレ−ションの高サイクル化の実
施によりオッシレ−ション起因の欠陥が軽減されるが、
鋳型内溶鋼の湯面レベル,鋳造速度,あるいは鋳型のオ
ッシレ−ション等の変動により、オッシレ−ションマ−
クのピッチが理論ピッチからずれて不均一に生成してい
る場合には、オッシレ−ション起因の欠陥を軽減できな
いことが明らかとなった。
起因する欠陥を軽減するために、種々の実験および解析
を行った結果、オッシレ−ションマ−クが、鋳造速度お
よびオッシレ−ションのサイクルから求められる理論ピ
ッチ(すなわち、鋳造速度/サイクル)で均一に生成し
ている場合には、オッシレ−ションの高サイクル化の実
施によりオッシレ−ション起因の欠陥が軽減されるが、
鋳型内溶鋼の湯面レベル,鋳造速度,あるいは鋳型のオ
ッシレ−ション等の変動により、オッシレ−ションマ−
クのピッチが理論ピッチからずれて不均一に生成してい
る場合には、オッシレ−ション起因の欠陥を軽減できな
いことが明らかとなった。
【0005】従来、オッシレ−ションマ−クの均一性を
評価する場合、目視観察あるいは鋳片から、その一部分
を試片として採取し、該試片によりオッシレ−ションマ
−クの深さやピッチを測定し、その分布のばらつきから
均一性を評価していた。この方法では、測定は限られた
範囲を対象としているために、鋳片の全体にわたって評
価することはできない。また、オッシレ−ションマ−ク
の深さおよびピッチの均一性に代表される鋳片表面品質
と鋳造異常との関係を明らかにすることが困難であると
いう問題があった。
評価する場合、目視観察あるいは鋳片から、その一部分
を試片として採取し、該試片によりオッシレ−ションマ
−クの深さやピッチを測定し、その分布のばらつきから
均一性を評価していた。この方法では、測定は限られた
範囲を対象としているために、鋳片の全体にわたって評
価することはできない。また、オッシレ−ションマ−ク
の深さおよびピッチの均一性に代表される鋳片表面品質
と鋳造異常との関係を明らかにすることが困難であると
いう問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、連続鋳造に
おいて、オッシレ−ションマ−クの深さおよびピッチの
均一性に代表される鋳片の表面品質を連続して評価する
こと、および鋳片の表面品質に悪影響をおよぼす鋳造異
常を検出することを課題とする。
おいて、オッシレ−ションマ−クの深さおよびピッチの
均一性に代表される鋳片の表面品質を連続して評価する
こと、および鋳片の表面品質に悪影響をおよぼす鋳造異
常を検出することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の連続鋳造における鋳片表面品質評価方法で
は、連続鋳造中において、鋳片幅方向の少なくとも1点
以上において、鋳造方向に連続してオッシレ−ションマ
−クの信号を検出し、該検出信号よりオッシレ−ション
マ−クの深さを求めるとともに、該検出信号を周波数解
析して得られたパワ−スペクトルにおいて、鋳型のオッ
シレ−ションサイクルの周波数におけるパワ−スペクト
ル値と他の周波数におけるパワ−スペクトル値を比較す
ることにより、鋳片の表面品質を評価することを特徴と
する。
に、本発明の連続鋳造における鋳片表面品質評価方法で
は、連続鋳造中において、鋳片幅方向の少なくとも1点
以上において、鋳造方向に連続してオッシレ−ションマ
−クの信号を検出し、該検出信号よりオッシレ−ション
マ−クの深さを求めるとともに、該検出信号を周波数解
析して得られたパワ−スペクトルにおいて、鋳型のオッ
シレ−ションサイクルの周波数におけるパワ−スペクト
ル値と他の周波数におけるパワ−スペクトル値を比較す
ることにより、鋳片の表面品質を評価することを特徴と
する。
【0008】また、連続鋳造における鋳造異常の検出方
法では、連続鋳造中において、鋳片のオッシレ−ション
マ−クの信号を周波数解析して得られたパワ−スペクト
ルのパタ−ンと、予め用意した定常状態におけるパワ−
スペクトルのパタ−ンとを比較することによって異常を
検出することを特徴とする。
法では、連続鋳造中において、鋳片のオッシレ−ション
マ−クの信号を周波数解析して得られたパワ−スペクト
ルのパタ−ンと、予め用意した定常状態におけるパワ−
スペクトルのパタ−ンとを比較することによって異常を
検出することを特徴とする。
【0009】さらには、連続鋳造における鋳造異常の検
出方法では、連続鋳造中において、湯面レベル,鋳片引
抜き用ピンチロ−ルの回転速度,および鋳型のオッシレ
−ションサイクルの1つまたは2つ以上を第1の信号と
して連続して検出し、更に鋳片幅方向の少なくとも1点
以上で、鋳造方向に連続してオッシレ−ションマ−クの
信号を第2の信号として検出し、該検前記第1の信号及
び第2の信号を周波数解析し、第1の信号のそれぞれの
パワ−スペクトルのパタ−ンと第2の信号のパワ−スペ
クトルのパタ−ンとを比較することによって異常原因を
検出する、ことを特徴とする。
出方法では、連続鋳造中において、湯面レベル,鋳片引
抜き用ピンチロ−ルの回転速度,および鋳型のオッシレ
−ションサイクルの1つまたは2つ以上を第1の信号と
して連続して検出し、更に鋳片幅方向の少なくとも1点
以上で、鋳造方向に連続してオッシレ−ションマ−クの
信号を第2の信号として検出し、該検前記第1の信号及
び第2の信号を周波数解析し、第1の信号のそれぞれの
パワ−スペクトルのパタ−ンと第2の信号のパワ−スペ
クトルのパタ−ンとを比較することによって異常原因を
検出する、ことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の鋳片表面品質評価方法においては、溶
鋼の連続鋳造中において、オッシレ−ションマ−クの信
号を連続して検出し、オッシレ−ションマ−クの深さお
よびその分布を求める。さらにはオッシレ−ションマ−
クの信号を周波数解析することにより、オッシレ−ショ
ンマ−クのピッチの周波数とパワ−スペクトル値の関係
を求める。これらの関係から、オッシレ−ションマ−ク
の深さおよびピッチの均一性を判断することができる。
これにより、鋳片の表面手入れの要・不要の判定がオン
ラインで可能になる。
鋼の連続鋳造中において、オッシレ−ションマ−クの信
号を連続して検出し、オッシレ−ションマ−クの深さお
よびその分布を求める。さらにはオッシレ−ションマ−
クの信号を周波数解析することにより、オッシレ−ショ
ンマ−クのピッチの周波数とパワ−スペクトル値の関係
を求める。これらの関係から、オッシレ−ションマ−ク
の深さおよびピッチの均一性を判断することができる。
これにより、鋳片の表面手入れの要・不要の判定がオン
ラインで可能になる。
【0011】また、本発明の鋳造異常の検出方法によれ
ば、オッシレ−ションマ−クのピッチの周波数の分布か
ら、鋳造異常の有無を判定できる。
ば、オッシレ−ションマ−クのピッチの周波数の分布か
ら、鋳造異常の有無を判定できる。
【0012】さらには、本発明の鋳造異常の検出方法に
よれば、連続して測定した鋳造中の各要素の振動や回転
に関する信号を周波数解析して、各要素毎のパワ−スペ
クトルを求め、このパワ−スペクトルとオッシレ−ショ
ンマ−クのピッチの信号を周波数解析して得たパワ−ス
ペクトルとを比較することにより、オッシレ−ションマ
−クのピッチの均一性に悪影響をおよぼしている各要素
の異常の有無を明らかにすることができる。
よれば、連続して測定した鋳造中の各要素の振動や回転
に関する信号を周波数解析して、各要素毎のパワ−スペ
クトルを求め、このパワ−スペクトルとオッシレ−ショ
ンマ−クのピッチの信号を周波数解析して得たパワ−ス
ペクトルとを比較することにより、オッシレ−ションマ
−クのピッチの均一性に悪影響をおよぼしている各要素
の異常の有無を明らかにすることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の鋳片の表面品質評価方法につ
いて説明する。
いて説明する。
【0014】図1は、本発明を実施するための連続鋳造
機を示す。鋳片1は、ピンチロ−ル6により下側に連続
的に引き抜かれる。このとき、鋳型2と鋳片1の潤滑を
はかるために、鋳型内にパウダ−が供給されるととも
に、鋳型2が上下にオッシレ−ション(振動)される。
これにより、鋳片1の表面にオッシレ−ションマ−クが
形成される。このオッシレ−ションマ−クの深さを、鋳
片の切断機16より上方に設置した差動トランスあるい
はレ−ザ−変位計等の検出端9で検出することにより、
図2に示すように、オッシレ−ションマ−クの信号y
(t)を時間tの関数として得ることができる。このオ
ッシレ−ションマ−クの信号y(t)の凹み部y2が、
一つのオッシレ−ションマ−クの谷部に対応する。ま
た、オッシレ−ションマ−クの深さは、オッシレ−ショ
ンマ−クの山部におけるy(t)の各最大値y1とy3の
平均値からオッシレ−ションマ−クの谷部における最小
値y2を差し引くことにより求めることができる。すな
わち、下記第(1)式より求めることができる。
機を示す。鋳片1は、ピンチロ−ル6により下側に連続
的に引き抜かれる。このとき、鋳型2と鋳片1の潤滑を
はかるために、鋳型内にパウダ−が供給されるととも
に、鋳型2が上下にオッシレ−ション(振動)される。
これにより、鋳片1の表面にオッシレ−ションマ−クが
形成される。このオッシレ−ションマ−クの深さを、鋳
片の切断機16より上方に設置した差動トランスあるい
はレ−ザ−変位計等の検出端9で検出することにより、
図2に示すように、オッシレ−ションマ−クの信号y
(t)を時間tの関数として得ることができる。このオ
ッシレ−ションマ−クの信号y(t)の凹み部y2が、
一つのオッシレ−ションマ−クの谷部に対応する。ま
た、オッシレ−ションマ−クの深さは、オッシレ−ショ
ンマ−クの山部におけるy(t)の各最大値y1とy3の
平均値からオッシレ−ションマ−クの谷部における最小
値y2を差し引くことにより求めることができる。すな
わち、下記第(1)式より求めることができる。
【0015】 オッシレ−ションマ−ク深さ=(y1+y3)/2−y2 ・・・(1) y(t):オッシレ−ションマ−クの信号 y1,y3:信号y(t)の山部における最大値 y2 :信号y(t)の谷部におけるy(t)の最小
値 このオッシレ−ションマ−クの深さをコンピュ−タ−1
4に入力し統計解析することにより、オッシレ−ション
マ−クの深さの平均値,最大値,最小値,分布等を求め
ることができる。また、求めた値から鋳片の表面品質を
評価し、表面手入れの要/不要を判断することができ
る。
値 このオッシレ−ションマ−クの深さをコンピュ−タ−1
4に入力し統計解析することにより、オッシレ−ション
マ−クの深さの平均値,最大値,最小値,分布等を求め
ることができる。また、求めた値から鋳片の表面品質を
評価し、表面手入れの要/不要を判断することができ
る。
【0016】さらには、オッシレ−ションマ−クの信号
y(t)をデ−タレコ−ダ−12に記録するとともに、
例えば高速フ−リエ変換装置13で周波数解析すること
により、オッシレ−ションマ−クの信号y(t)は、周
波数がfi(i=1,2,・・・)でそのパワ−スペク
トル値がAi(i=1,2,・・・)である波形の合成
として表わすことができる。
y(t)をデ−タレコ−ダ−12に記録するとともに、
例えば高速フ−リエ変換装置13で周波数解析すること
により、オッシレ−ションマ−クの信号y(t)は、周
波数がfi(i=1,2,・・・)でそのパワ−スペク
トル値がAi(i=1,2,・・・)である波形の合成
として表わすことができる。
【0017】すなわち、信号y(t)は、下記の第(2)
式のように表される。
式のように表される。
【0018】 y(t)=A0+ΣAi・sin(2πfi・t+ψi) ・・・(2) A0 :定数 fi :周波数(Hz) Ai :周波数fiに対応するパワ−スペクトル値 ψi :周波数fiに対応する位相(rad) π :円周率 t :時間(sec) 鋳造異常がない定常状態で鋳造した鋳片のオッシレ−シ
ョンマ−クの信号を周波数解析し、上記第(2)式に示す
周波数fiとそれに対応するパワ−スペクトル値Aiと
の関係(以下、パワ−スペクトルと称す)をプリンタ−
15で出力した結果を図3に示す。図3を参照すると、
パワ−スペクトル値は、オッシレ−ションサイクルの周
波数3.2Hzに強いピ−クがあり、その他の周波数域
のパワ−スペクトル値はこの値よりも低い。このことか
ら、オッシレ−ションマ−クは、オッシレ−ションサイ
クルの周波数で且つ均一なピッチで生成していることが
わかる。このような特性をもつオッシレ−ションマ−ク
であれば、例えば、オ−ステナイト系ステンレス鋼の場
合、無手入れで圧延しても問題は生じない。
ョンマ−クの信号を周波数解析し、上記第(2)式に示す
周波数fiとそれに対応するパワ−スペクトル値Aiと
の関係(以下、パワ−スペクトルと称す)をプリンタ−
15で出力した結果を図3に示す。図3を参照すると、
パワ−スペクトル値は、オッシレ−ションサイクルの周
波数3.2Hzに強いピ−クがあり、その他の周波数域
のパワ−スペクトル値はこの値よりも低い。このことか
ら、オッシレ−ションマ−クは、オッシレ−ションサイ
クルの周波数で且つ均一なピッチで生成していることが
わかる。このような特性をもつオッシレ−ションマ−ク
であれば、例えば、オ−ステナイト系ステンレス鋼の場
合、無手入れで圧延しても問題は生じない。
【0019】鋳造異常が発生した時に鋳造された鋳片の
オッシレ−ションマ−クの信号を、上記と同様の方法で
周波数解析した結果を図4に示す。図4を参照すると、
オッシレ−ションサイクルの周波数3.2Hzにおける
ピ−クI以外にも、0.5〜2.6Hzの周波数域にピ
−クA〜Hが発生している。特に、ピ−クA〜Gのパワ
−スペクトル値は、ピ−クIのパワ−スペクトル値より
も高い。このことから、オッシレ−ションマ−クは、オ
ッシレ−ションサイクルの周波数ではなくピ−クA〜G
の周波数が合成された不均一なピッチで生成しているこ
とがわかる。すなわち、オッシレ−ションマ−クのピッ
チが理論値からずれて不均一に生成している。この結
果、オッシレ−ションマ−クの深さおよびピッチの均一
性を判断することができる。これにより、鋳片の表面手
入れの要・不要をオンラインで判定できる。
オッシレ−ションマ−クの信号を、上記と同様の方法で
周波数解析した結果を図4に示す。図4を参照すると、
オッシレ−ションサイクルの周波数3.2Hzにおける
ピ−クI以外にも、0.5〜2.6Hzの周波数域にピ
−クA〜Hが発生している。特に、ピ−クA〜Gのパワ
−スペクトル値は、ピ−クIのパワ−スペクトル値より
も高い。このことから、オッシレ−ションマ−クは、オ
ッシレ−ションサイクルの周波数ではなくピ−クA〜G
の周波数が合成された不均一なピッチで生成しているこ
とがわかる。すなわち、オッシレ−ションマ−クのピッ
チが理論値からずれて不均一に生成している。この結
果、オッシレ−ションマ−クの深さおよびピッチの均一
性を判断することができる。これにより、鋳片の表面手
入れの要・不要をオンラインで判定できる。
【0020】次に、請求項2に沿う鋳造異常の検出方法
について説明する。図3の定常状態で鋳造した場合に比
べて、図4の鋳造異常が発生した状態で鋳造した場合に
は、オッシレ−ションサイクルの周波数3.2Hzにお
けるピ−クIのパワ−スペクトル値は低くなっており、
また、ピ−クI以外のピ−クA〜Gのパワ−スペクトル
値は高い。このことから、検出された鋳片のオッシレ−
ションマ−クの信号を周波数解析して得られたパワ−ス
ペクトルのパタ−ン(例えば図4)を、予め用意された
定常状態におけるパワ−スペクトルのパタ−ン(例えば
図3)と対比することによって、異常の有無を検出する
ことができる。
について説明する。図3の定常状態で鋳造した場合に比
べて、図4の鋳造異常が発生した状態で鋳造した場合に
は、オッシレ−ションサイクルの周波数3.2Hzにお
けるピ−クIのパワ−スペクトル値は低くなっており、
また、ピ−クI以外のピ−クA〜Gのパワ−スペクトル
値は高い。このことから、検出された鋳片のオッシレ−
ションマ−クの信号を周波数解析して得られたパワ−ス
ペクトルのパタ−ン(例えば図4)を、予め用意された
定常状態におけるパワ−スペクトルのパタ−ン(例えば
図3)と対比することによって、異常の有無を検出する
ことができる。
【0021】次に、請求項3に沿う鋳造異常の原因を検
出する方法について説明する。図1に示す一般的に使用
されている湯面レベル計3によって湯面レベルの信号を
検出し、ピンチロ−ル6の駆動用モ−タ−7に接続され
たタコジェネレ−タ−8によって鋳造速度の信号を検出
し、鋳型の駆動用モ−タ−4に接続されたタコジェネレ
−タ−5あるいは、鋳型2に該鋳型の上下,左右,前後
の3方向の動きの信号がとれるように各々設置した加速
度計10によって鋳型2のオッシレ−ションサイクルの
信号を検出する。これらの検出信号をデ−タレコ−ダ−
12に記録した後、高速フ−リエ変換装置13により周
波数解析する。
出する方法について説明する。図1に示す一般的に使用
されている湯面レベル計3によって湯面レベルの信号を
検出し、ピンチロ−ル6の駆動用モ−タ−7に接続され
たタコジェネレ−タ−8によって鋳造速度の信号を検出
し、鋳型の駆動用モ−タ−4に接続されたタコジェネレ
−タ−5あるいは、鋳型2に該鋳型の上下,左右,前後
の3方向の動きの信号がとれるように各々設置した加速
度計10によって鋳型2のオッシレ−ションサイクルの
信号を検出する。これらの検出信号をデ−タレコ−ダ−
12に記録した後、高速フ−リエ変換装置13により周
波数解析する。
【0022】図5は、検出された湯面レベル,鋳造速
度,及びオッシレ−ションサイクルの各信号を周波数解
析して得られた、各パワ−スペクトルを、図4に示した
オッシレ−ションマ−クのピッチに関するパワ−スペク
トルと共に示したものである。オッシレ−ションマ−ク
のピッチの周波数成分として、オッシレ−ションサイク
ルのピ−クI以外にA〜Hの各ピ−クが発生している。
ピ−クA〜Hが発生する原因を次の第1表にまとめて示
す。
度,及びオッシレ−ションサイクルの各信号を周波数解
析して得られた、各パワ−スペクトルを、図4に示した
オッシレ−ションマ−クのピッチに関するパワ−スペク
トルと共に示したものである。オッシレ−ションマ−ク
のピッチの周波数成分として、オッシレ−ションサイク
ルのピ−クI以外にA〜Hの各ピ−クが発生している。
ピ−クA〜Hが発生する原因を次の第1表にまとめて示
す。
【0023】
【表1】
【0024】図5において、ピ−クAおよびCは、湯面
レベルの変動に同一の周波数のピ−クが発生している
が、鋳造速度およびオッシレ−ションサイクルには、こ
の周波数のピ−クが発生していない。このことから、オ
ッシレ−ションマ−クのピッチに対して、湯面レベルの
変動が悪影響をおよぼしており、湯面レベル制御系の点
検が必要であることがわかる。
レベルの変動に同一の周波数のピ−クが発生している
が、鋳造速度およびオッシレ−ションサイクルには、こ
の周波数のピ−クが発生していない。このことから、オ
ッシレ−ションマ−クのピッチに対して、湯面レベルの
変動が悪影響をおよぼしており、湯面レベル制御系の点
検が必要であることがわかる。
【0025】ピ−クB,DおよびEは、湯面レベルおよ
び鋳造速度の変動に同一の周波数のピ−クが発生してい
るが、オッシレ−ションサイクルには、この周波数のピ
−クが発生していない。この場合、鋳造速度が変動した
ために、それに伴って湯面レベルが変動したと考えられ
る。このことから、オッシレ−ションマ−クのピッチに
対して、特に鋳造速度の変動が悪影響をおよぼしてお
り、ピンチロ−ル等の鋳片引抜き系の点検が必要である
ことがわかる。
び鋳造速度の変動に同一の周波数のピ−クが発生してい
るが、オッシレ−ションサイクルには、この周波数のピ
−クが発生していない。この場合、鋳造速度が変動した
ために、それに伴って湯面レベルが変動したと考えられ
る。このことから、オッシレ−ションマ−クのピッチに
対して、特に鋳造速度の変動が悪影響をおよぼしてお
り、ピンチロ−ル等の鋳片引抜き系の点検が必要である
ことがわかる。
【0026】ピ−クFおよびGは、鋳造速度の変動に同
一の周波数のピ−クが発生しているが、湯面レベルおよ
びオッシレ−ションサイクルには、この周波数のピ−ク
は発生していない。このことから、オッシレ−ションマ
−クのピッチに対して、特に鋳造速度の変動が悪影響を
およぼしており、ピンチロ−ル等の鋳片引抜き系の点検
が必要であることがわかる。
一の周波数のピ−クが発生しているが、湯面レベルおよ
びオッシレ−ションサイクルには、この周波数のピ−ク
は発生していない。このことから、オッシレ−ションマ
−クのピッチに対して、特に鋳造速度の変動が悪影響を
およぼしており、ピンチロ−ル等の鋳片引抜き系の点検
が必要であることがわかる。
【0027】なお、ピ−クHは、オッシレ−ションサイ
クルの変動のみに同一の周波数のピ−クが発生している
が、オッシレ−ションマ−クのピッチのパワ−スペクト
ル値は、オッシレ−ションサイクルに対応するピ−クI
のパワ−スペクトル値よりも低いので、現状の変動レベ
ルでは問題はないと考えられる。
クルの変動のみに同一の周波数のピ−クが発生している
が、オッシレ−ションマ−クのピッチのパワ−スペクト
ル値は、オッシレ−ションサイクルに対応するピ−クI
のパワ−スペクトル値よりも低いので、現状の変動レベ
ルでは問題はないと考えられる。
【0028】上記の検討の結果、オッシレ−ションマ−
クのピッチの均一性に悪影響をおよぼしている原因は、
湯面レベルおよび鋳造速度の変動であり、湯面レベル制
御系および鋳片引抜き系の点検が必要であることがわか
る。
クのピッチの均一性に悪影響をおよぼしている原因は、
湯面レベルおよび鋳造速度の変動であり、湯面レベル制
御系および鋳片引抜き系の点検が必要であることがわか
る。
【0029】以上は、各信号を周波数解析して得られた
パワ−スペクトルをプリンタ−に出力した結果を示した
が、各周波数におけるパワ−スペクトル値をコンピュ−
タ−14に直接入力し、その値から、コンピュ−タ−1
4の処理によりオッシレ−ションマ−クのピッチの均一
性,鋳造異常の有無,さらには鋳造異常の原因を明らか
にすることが可能である。
パワ−スペクトルをプリンタ−に出力した結果を示した
が、各周波数におけるパワ−スペクトル値をコンピュ−
タ−14に直接入力し、その値から、コンピュ−タ−1
4の処理によりオッシレ−ションマ−クのピッチの均一
性,鋳造異常の有無,さらには鋳造異常の原因を明らか
にすることが可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明によればオッシレ−ションマ−ク
の深さおよびピッチの均一性に代表される鋳片表面品質
を、鋳片全量にわたって評価することができる。また、
鋳片表面品質に悪影響をおよぼす原因や鋳造設備の不具
合な点を明らかにすることができる。これにより、効率
的な鋳造設備の点検ができるとともに、鋳造設備を正常
運転することができるので鋳片の表面品質の劣化を防止
できる。
の深さおよびピッチの均一性に代表される鋳片表面品質
を、鋳片全量にわたって評価することができる。また、
鋳片表面品質に悪影響をおよぼす原因や鋳造設備の不具
合な点を明らかにすることができる。これにより、効率
的な鋳造設備の点検ができるとともに、鋳造設備を正常
運転することができるので鋳片の表面品質の劣化を防止
できる。
【図1】 実施例における連続鋳造機とそれに関連する
設備の構成を示すブロック図である。
設備の構成を示すブロック図である。
【図2】 測定されたオッシレ−ションマ−ク信号の例
を示す波形図である。
を示す波形図である。
【図3】 ピッチが均一なオッシレ−ションマ−ク信号
の周波数解析結果を示すパワ−スペクトル図である。
の周波数解析結果を示すパワ−スペクトル図である。
【図4】 ピッチが不均一なオッシレ−ションマ−クの
周波数解析結果を示すパワ−スペクトル図である。
周波数解析結果を示すパワ−スペクトル図である。
【図5】 ピッチの不均一なオッシレ−ションマ−クお
よび鋳造中の各要素の周波数解析結果を示すパワ−スペ
クトル図である。
よび鋳造中の各要素の周波数解析結果を示すパワ−スペ
クトル図である。
1:鋳片 2:鋳型 3:湯面レベル計 4:オッシレ−
ション駆動用モ−タ 5:タコジェネレ−タ− 6:ピンチロ−
ル 7:ピンチロ−ル駆動用モ−タ− 8:タコジェネ
レ−タ− 9:オッシレ−ションマ−ク深さおよびピッチの検出端 10:加速度計 12:デ−タレ
コ−ダ− 13:高速フ−リェ変換装置 14:コンピュ
−タ 15:プリンタ− 16:切断機 17:ギア 18:ギア
ション駆動用モ−タ 5:タコジェネレ−タ− 6:ピンチロ−
ル 7:ピンチロ−ル駆動用モ−タ− 8:タコジェネ
レ−タ− 9:オッシレ−ションマ−ク深さおよびピッチの検出端 10:加速度計 12:デ−タレ
コ−ダ− 13:高速フ−リェ変換装置 14:コンピュ
−タ 15:プリンタ− 16:切断機 17:ギア 18:ギア
フロントページの続き (72)発明者 中 野 健 光市大字島田3434番地 新日本製鐵株式会 社光製鐵所内
Claims (3)
- 【請求項1】 連続鋳造中に、鋳片幅方向の少なくとも
1点以上で、鋳造方向に連続してオッシレ−ションマ−
クの信号を検出し、 該検出で得られた信号からオッシレ−ションマ−クの深
さを求めるとともに、 前記検出で得られた信号を周波数解析して得られたパワ
−スペクトルにおいて、鋳型のオッシレ−ションサイク
ルの周波数におけるパワ−スペクトル値と、他の周波数
におけるパワ−スペクトル値を比較することにより、鋳
片の表面品質を評価する、連続鋳造における鋳片表面品
質評価方法。 - 【請求項2】 連続鋳造中において、鋳片幅方向の少な
くとも1点以上で、鋳造方向に連続してオッシレ−ショ
ンマ−クの信号を検出し、 検出された鋳片のオッシレ−ションマ−クの信号を周波
数解析して得られたパワ−スペクトルのパタ−ンと、予
め用意した定常状態におけるパワ−スペクトルのパタ−
ンとを比較することによって異常を検出する、連続鋳造
における鋳造異常の検出方法。 - 【請求項3】 連続鋳造中において、湯面レベル,鋳片
引抜き用ピンチロ−ルの回転速度,および鋳型のオッシ
レ−ションサイクルの1つまたは2つ以上を第1の信号
として連続して検出し、更に鋳片幅方向の少なくとも1
点以上で、鋳造方向に連続してオッシレ−ションマ−ク
の信号を第2の信号として検出し、該検前記第1の信号
及び第2の信号を周波数解析し、第1の信号のそれぞれ
のパワ−スペクトルのパタ−ンと第2の信号のパワ−ス
ペクトルのパタ−ンとを比較することによって異常原因
を検出する、連続鋳造における鋳造異常の検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5099824A JPH06304725A (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | 連続鋳造における鋳片表面品質評価方法および鋳造異常の検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5099824A JPH06304725A (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | 連続鋳造における鋳片表面品質評価方法および鋳造異常の検出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06304725A true JPH06304725A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=14257580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5099824A Withdrawn JPH06304725A (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | 連続鋳造における鋳片表面品質評価方法および鋳造異常の検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06304725A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4829972B2 (ja) * | 2005-10-04 | 2011-12-07 | ポスコ | ステンレス鋼鋳片品質オンライン予測システム及びこれを用いた予知方法 |
CN112692249A (zh) * | 2020-12-03 | 2021-04-23 | 广西柳钢华创科技研发有限公司 | 连铸板坯表面刮痕发生位置的判断方法 |
-
1993
- 1993-04-26 JP JP5099824A patent/JPH06304725A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4829972B2 (ja) * | 2005-10-04 | 2011-12-07 | ポスコ | ステンレス鋼鋳片品質オンライン予測システム及びこれを用いた予知方法 |
CN112692249A (zh) * | 2020-12-03 | 2021-04-23 | 广西柳钢华创科技研发有限公司 | 连铸板坯表面刮痕发生位置的判断方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000704 |