JPH0630453U - ディーゼルエンジン発電機用異常検出システム - Google Patents
ディーゼルエンジン発電機用異常検出システムInfo
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- JPH0630453U JPH0630453U JP7212992U JP7212992U JPH0630453U JP H0630453 U JPH0630453 U JP H0630453U JP 7212992 U JP7212992 U JP 7212992U JP 7212992 U JP7212992 U JP 7212992U JP H0630453 U JPH0630453 U JP H0630453U
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- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 異常検出システムの簡素化を図り、制御回路
への組み込みを可能にする。 【構成】 異常判別ユニット12には、エンジン冷却水
のレベルを検出する冷却水レベルセンサWL1 、WL2
等のセンサ信号が入力するセンサ信号入力端子1〜18
を設けてあるとともに、各センサが異常を検出したとき
に点灯する表示ランプL1 〜L18が設けてある。これら
のランプは、軽度の異常を検出するセンサに対応したも
のが例えば黄色、重大な異常を検出するセンサに対応し
たものが赤色を発する。そして、黄色のランプが点灯す
ると、リレーコイルR19に電流が流て接点r19が閉じ、
警報信号出力端子22から警報信号が出力される。そし
て、赤色のランプが点灯すると、リレーコイルR20に電
流が流れて接点r20が閉じ、エンジン停止信号出力端子
23からエンジン停止信号が出力される。
への組み込みを可能にする。 【構成】 異常判別ユニット12には、エンジン冷却水
のレベルを検出する冷却水レベルセンサWL1 、WL2
等のセンサ信号が入力するセンサ信号入力端子1〜18
を設けてあるとともに、各センサが異常を検出したとき
に点灯する表示ランプL1 〜L18が設けてある。これら
のランプは、軽度の異常を検出するセンサに対応したも
のが例えば黄色、重大な異常を検出するセンサに対応し
たものが赤色を発する。そして、黄色のランプが点灯す
ると、リレーコイルR19に電流が流て接点r19が閉じ、
警報信号出力端子22から警報信号が出力される。そし
て、赤色のランプが点灯すると、リレーコイルR20に電
流が流れて接点r20が閉じ、エンジン停止信号出力端子
23からエンジン停止信号が出力される。
Description
【0001】
本考案は、ディーゼルエンジン発電機の運転状態を監視し、異常が発生した際 に、それをオペレータに知らせたり、ディーゼルエンジンを自動的に停止させた りするディーゼルエンジン発電機用異常検出システムに関する。
【0002】
従来、ディーゼルエンジン発電機における異常検出システムは、図4のように なっていた。すなわち、図示しない運転室には、各種の表示ランプ等を設けたモ ニタ部10が設けてあり、このモニタ部10にバッテリ液面ユニット12を介し てバッテリセンサ14が接続してあるとともに、燃料センサ16が接続してあり 、バッテリの液面レベルと残燃料量の状態を表示できるようになっている。また 、モニタ部10には、リレー18、20が接続してある。
【0003】 さらに、リレー18、20のそれぞれには、エマージェンシリレー22と、水 温スイッチ24、油圧スイッチ26とが接続してある。これらのスイッチ24、 26が作動すると、モニタ部10にエンジン冷却水温異常、エンジンオイル油圧 異常の表示が行われるとともに、エマージェンシリレー22が作動してストップ ソレノイド28を駆動し、図示しないガバナのストップレバーを引いてエンジン を停止させるようになっている。また、エマージェンシリレー22には、非常停 止ボタン30が接続してあり、オペレータの手動操作によってエンジンを停止で きるようにしてある。
【0004】 一方、バッテリ32には、バッテリスイッチ34を介してスタータ36、リレ ー38、始動スイッチ40が接続してある。この始動スイッチ40には、さらに 充電電流計42を介して、ディーゼルエンジンによって駆動される充電発電機4 4が接続してあり、エンジンの始動時にバッテリ32から始動電力が供給される とともに、通常のエンジンの運転中は充電発電機44から電力の供給を受けるよ うになっている。そして、始動スイッチ40は受けた電力を、エンジンの冷却水 の温度を検出するための水温計ユニット46に接続した水温センサ48と、潤滑 油であるエンジンオイルの圧力を検出するための油圧計ユニット50に接続した 油圧センサ52とに供給し、また始動時にリレー38を駆動してバッテリ32を ヒータ54に接続してエンジンの予熱を行う。なお、図4に示した符号56は、 エンジンが予熱完了であることを示す予熱表示灯である。
【0005】
ところで、上記のように構成してある従来の異常検出システムの場合、ディー ゼルエンジン発電機に異常が発生すると、モニタ部10では異常の発生を知らせ る表示のみが行われ、エマージェンシリレー22はエンジンの停止信号のみを出 力するようになっている。このため、従来の異常検出システムは、異常の発生を 表示するユニットと、エンジン停止信号を出力するユニットとの2つのユニット を必要とし、システムが複雑であった。しかも、従来のシステムは、発電機の異 常を検出する対象となる信号の数が少なく(従来はバッテリ液面、燃料残量、冷 却水温、エンジンオイル油圧の4つのみ)、また制御装置への組み込みができな い等の問題があった。
【0006】 本考案は、前記従来技術の欠点を解消するためになされたもので、システムの 簡素化が図れ、制御回路への組み込みが可能なディーゼルエンジン発電機用異常 検出システムを提供することを目的としている。
【0007】
上記の目的を達成するために、本考案に係るディーゼルエンジン発電機用異常 検出システムは、ディーゼルエンジン発電機の冷却水温度、潤滑油レベル、エン ジン回転数等を検出して、前記ディーゼルエンジンに異常が生じているか否かを 検知するディーゼルエンジン発電機用異常検出システムにおいて、前記冷却水温 度、前記潤滑油レベル、前記エンジン回転数等のそれぞれの異常を検出する複数 のセンサと、これら各センサが検出した異常を、予め定めた危険度に応じて少な くとも2以上のレベルに区分して表示する異常表示部と、前記各センサのより危 険度の小さい異常を検出するセンサの検出信号に基づいて、警報装置に駆動信号 を出力する警報信号出力部と、前記各センサのより危険度の大きい異常を検出す るセンサの検出信号に基づいて、エンジン制御装置に前記ディーゼルエンジンの 停止信号を出力するエンジン停止信号出力部とを有し、前記異常表示部と前記警 報信号出力部と前記エンジン停止信号出力部とが一体化してあることを特徴とし ている。
【0008】
上記の如く構成した本考案は、異常表示部、警報信号出力部およびエンジン停 止信号出力部とを、例えば1つのプリント配線基板に配置して一体化してあるた め、複数のユニットを設ける必要がなく、システムの簡素化がはかれる。また、 プリント配線基板などによって一体化してあるため、制御装置への組み込みが容 易となる。
【0009】
本考案に係るディーゼルエンジン発電機用異常検出システムの好ましい実施例 を、添付図面に従って詳説する。
【0010】 図1は、本考案の実施例に係るディーゼルエンジン発電機用異常検出システム の回路図である。 図1において、異常検出システム10は、プリント配線基板によって一体化し た異常判別ユニット12を備えている。この異常判別ユニット12は、図示しな いディーゼルエンジン発電機の運転を検出するセンサの検出信号が入力するセン サ信号入力端子1〜18が設けてあり、これらの各端子1〜18に各種のスイッ チ型センサWL1 、WL2 、WT1 、WT2 WC、OL、OT、GT、BR、E R、OF、AF、CT、BT、BL、FL、OP1 、OP2 等が接続してある。 これらのセンサは、図2に示したディーゼルエンジン発電機の運転状態に関する 異常を検出し、検出信号を異常判別ユニット12に入力する。
【0011】 すなわち、センサWL1 、WL2 、WT1 、WT2 、WCは、エンジンの冷却 水に関する異常を検知するもので、センサWL1 はラジエータ中のエンジン冷却 水が予め定めた第1のレベルまで低下したことを検出する第1の冷却水レベルセ ンサであり、センサWL2 はエンジン冷却水が予め定めた第2のレベルまで低下 したことを検出する第2の冷却水レベルセンサであり、センサWT1 は冷却水の 温度が予め定めた第1のレベル(例えば95°C)まで上昇したことを検出する 第1の水温センサであり、センサWT2 は冷却水の温度が予め定めた第2のレベ ル(例えば101°C)まで上昇したことを検出する第2の水温センサであり、 センサWCは冷却水の循環が停止したことを検出する冷却水循環停止検出センサ である。
【0012】 また、センサOL、OT、OP1 、OP2 は、潤滑油であるエンジンオイルに 関する異常を検出するもので、センサOLはエンジンオイルの油量が予め定めた レベルまで低下したことを検出するエンジンオイルレベルセンサであり、センサ OTはエンジンオイルの温度を検出する油温センサであり、センサOP1 はエン ジンオイルの圧力が予め定めた第1のレベル(例えば2.2kg/cm2 )以下 になったことを検出する第1の油圧センサであり、センサOP2 はエンジンオイ ルの圧力が予め定めた第2のレベル(例えば1.0kg/cm2 )以下になった ことを検出する第2の油圧センサである。
【0013】 そして、センサGTはエンジンの排気ガスの温度が所定値以上になったことを 検出する排ガス温度センサであり、センサBRはブローバイ圧力が設定出力に達 したことを検出するブローバイ圧力センサであり、センサERはエンジンの回転 数を検出し、運転中に予め定めた回転数(例えば1725rpmまたは2070 rpm)に達したことを検出するエンジン回転センサであり、センサOFはエン ジンオイルを濾過するオイルフィルタの目詰まりを検出するオイルフィルタ目詰 まりセンサであり、センサAFはエンジンに供給する空気を濾過するエアフィル タの目詰まりを検出するエアフィルタ目詰まりセンサである。
【0014】 また、センサCTは発電機の巻線の温度が所定値(例えば115°C)に達し たことを検出する巻線温度センサ、センサBTは発電機の軸受の温度が予め定め た値(例えば75°C)に達したことを検出する軸受温度センサ、センサBLは バッテリの液面が所定のレベルまで低下したことを検出するバッテリ液面レベル センサ、センサFLは燃料のレベルが所定のレベルまで低下したことを検出する 燃料レベルセンサである。なお、センサOP1 、OP2 は、エンジンオイルの圧 力が設定値より高い状態にある場合、図1に示した接点を開放しており、圧力が 設定値より低くなると、図に示したように接点を閉じるようになっている。従っ て、エンジンが正常に運転されている場合、各センサの接点は開いた状態になっ ている。
【0015】 異常判別ユニット12は、入力部を構成する複数のリレーを有し、センサ信号 入力端子1〜18のそれぞれに、リレーコイルR1 〜R18の一方の端子が接続し てある。また、端子1〜18とリレーコイルR1 〜R18の一方の端子との間には 、各リレーコイルR1 〜R18が開閉するリレーの第1接点r011 、r021 、r03 1 、……r181 の一方が接続してある。そして、これらの第1接点r011 〜r18 1 の他方は、リセット用の常閉押しボタンスイッチBSを介して接地端子20に 接続してある。
【0016】 リレーコイルR1 〜R16の他方の端子は、第2接点r012 、r022 、r032 、 ……r161 の一方と電源端子21とに接続してあり、電源端子21からリレーコ イルR1 〜R16に励磁電流を供給できるようになっている。また、リレーコイル R17、R18の他方の端子は、詳細を後述するタイマT1 の接点t1 の固定接点の 一方に接続してある。そして、接点t1 の固定接点の他方は、コイルR17、R18 によって開閉する第2接点r172 、r182 の一方と電源端子21とに接続してあ る。これら各リレーの第2接点r012 〜r182 の他方には、各リレーに対応して 設けた異常表示部を構成する表示ランプL1 〜L18が接続してあるとともに、電 流の逆流を防止するダイオードD1 〜D18のアノードが接続してある。
【0017】 表示ランプL1 〜L18は発光ダイオードから構成してあり、後述するように各 センサが異常を検出したときに点灯し、図示しないオペレータにエンジンにどの ような異常が発生したかを知らせる。また、表示ランプL1 〜L18は2種類に分 類されており、センサが検出した異常の内容によって発光色が異なるようになっ ている。すなわち、各センサが検出する異常の内容は、エンジンの運転を継続し ても大事故に到らないような軽度の異常と、エンジンの運転を継続するとエンジ ンを破損するおそれがあるような重大な異常とに予め区分してあり、軽度の異常 の発生を知らせる表示ランプL1 、L3 、L11、L12、L15、L16、L17が例え ば黄色の光を放射し、重大な異常の発生を知らせる表示ランプL2 、L4 、L5 、L6 、L7 、L8 、L9 、L10、L13、L14、L18が赤色の光を放射するよう になっている。
【0018】 軽度の異常を表示する表示ランプL1 、L3 、L11、L12、L15、L16、L17 と対応しているダイオードD1 、D3 、D11、D12、D15、D16、D17のカソー ドは、警報信号出力部を構成しているリレーコイルR19を介して接地端子20に 接続してある。このリレーコイルR19によって開閉するリレー接点r19は、電源 端子21と警報出力端子22との間に設けられ、リレーコイルR19が励磁したと きに警報端子22を電源端子21に接続し、図示しない警報機を作動する警報信 号を出力するようになっている。また、重大な異常の発生を表示する表示ランプ L2 、L4 、L5 、L6 、L7 、L8 、L9 、L10、L13、L14、L18に対応し たダイオードD2 、D4 、D5 、D6 、D7 、D8 、D9 、D10、D13、D14、 D18のカソードは、タイマT2 の接点t2 とリレーコイルR20とを介して接地端 子20に接続してある。
【0019】 タイマT2 は、エンジンの停止時にソレノイドを保持するためのもので、タイ マT2 (駆動部)に電流が流れると、電流が流れてから30秒後に常閉の接点r 2 を開放する。そして、タイマT2 は、このタイマの接点t2 とリレーコイルR 20 との直列回路と並列に接続してあり、一側の端子がリレーコイルR20とともに 接地端子20に接続してある。また、リレーコイルR20とこのコイルによって開 閉する接点r20は、エンジン停止信号出力部であって、電源端子21とエンジン 停止信号出力端子23との間に設けてあり、リレーコイルR20が励磁されると接 点r20が閉じ、電源端子21とエンジン停止信号出力端子23とを連通してエン ジン制御装置にエンジン停止信号を出力する。なお、一方の端子が各表示ランプ L1 〜L18と接地端子20とに接続してあるタイマT1 の他方の端子は、エンジ ンスタート信号入力端子19に接続してあり、エンジンの始動によって駆動され 、エンジンが始動してから30秒後に接点t1 を閉路する。
【0020】 表示ランプL1 〜L18は、図3に示したように、表示パネル30に一列に配置 してある。そして、各表示ランプL1 〜L18の横には、信号名称プレートP1 〜 P18が配設してあって、表示ランプが点灯したときに、発生した異常の内容を容 易に知ることができるようになっている。
【0021】 上記の如く構成した実施例の作用は、次のとおりである。 始動スイッチがオンされてエンジンが始動すると、エンジンスタート信号入力 端子19にエンジンのスタート信号が入力し、スイッチWが閉じるとともに、タ イマT1 が作動を開始する。タイマT1 は、エンジンが始動してエンジンオイル の圧力が高くなるまで油圧センサOP1 、OP2 の出力をキャンセルするもので 、エンジンスタート信号が入力してから30秒後に接点t1 を閉路する。従って 、エンジンの始動開始から30秒間は、エンジンオイルの油圧が低いために油圧 センサOP1 、OP2 の接点が閉じていたとしても、タイマT1 の接点t1 が開 いているため、リレーコイルR17、R18に電源が接続されず、異常検出システム 10は作動しない。そして、エンジンが完全に始動すると、エンジンオイルの油 圧が油圧センサOP2 の設定値(実施例の場合2.2kg/cm2 )以上になり 、油圧センサOP1 、OP2 の接点が開状態になる。従って、エンジンの始動か ら30秒を経過したのちは、エンジンが正常に運転されていると各センサの接点 は開路されており、異常検出システム10は作動しない。
【0022】 いま、エンジンの運転中に、ラジエータの水位が低下し、センサWL1 がオン したとする。これにより、リレーコイルR1 の一方の端子がセンサWL1 を介し て接地される。このため、リレーコイルR1 は、他方の端子が接続してある電源 端子21から電流が供給されて励磁され、第1接点r011 と第2接点r012 とを 閉じる。従って、リレーコイルR1 は、センサWL1 の接点が開となったとして も、一方の端子が第1接点r011 、押しボタンスイッチBSを介して接地端子2 0に接続され、電流が流れ続けて接点r011 、r012 を閉路し続ける。
【0023】 また、第2接点r012 が閉じると、電源端子21から電流が接点r012 を介し て表示ランプL1 に流れ、表示パネル30に設けた黄色の表示ランプL1 が点灯 するとともに、接点r012 、ダイオードD1 を介してリレーコイルR19に電流が 流れてリレーコイルR19を励磁する。この結果、接点r19が閉路し、警報端子2 2が電源端子21に接続されて警報信号が警報機に出力され、ブザー等の警報機 が作動してオペレータに異常の発生を告知する。
【0024】 オペレータは、ブザーが鳴ると表示パネル30の点灯している表示ランプL1 に対応したプレートP1 によって発生した異常の内容を確認する。そして、オペ レータは、異常の内容がラジエータの水位の低下であることを知ると、ラジエー タに冷却水を補給し、押しボタンスイッチBSを押してリセットをする。すなわ ち、ラジエータに冷却水が補給されると、センサWL1 の接点が開路し、また押 しボタンスイッチBSが押されると、リレーコイルR1 と接地端子20との間が 遮断され、リレーコイルR1 に電流が流れなくなって消磁し、接点r011 、r01 2 が開く。この結果、表示ランプL1 が消灯するとともに、リレーコイルR19が 消磁して電源端子21と警報端子22との間が遮断され、警報機の警報作動が停 止する。
【0025】 一方、例えばラジエータに穴が開いて冷却水が漏れ、センサWL2 が作動した 場合、前記と同様にしてリレーコイルR2 に電流が流れ、接点r021 、r022 が 閉じる。この結果、表示パネル30の表示ランプL2 が赤く点灯するとともに、 ダイオードD2 を通った電流がタイマT2 の接点t2 を介してリレーコイルR20 に流れ、また接点t2 の駆動部であるタイマT2 に流れる。そして、リレーコイ ルR20は励磁されて接点r20を閉じ、電源端子21とエンジン停止信号出力端子 23とを接続し、エンジン制御装置にエンジン停止信号を出力してエンジンの駆 動を停止させる。また、タイマT2 は、電流が流れ始めてから30秒を経過する と、常閉の接点t2 を開放し、リレーコイルR20への電流の供給を遮断する。な お、リセットする場合には、前記と同様に押しボタンスイッチBSを押す。
【0026】 ところで、作業の終了などによりオペレータがエンジンを停止させるために始 動スイッチをオフにすると、タイマT1 が即座に接点t1 を開く。このため、油 圧センサOP1 、OP2 の接点が油圧の低下により閉じたとしてもリレーコイル R17、R18には電流が流れないため、表示ランプL17、L18は点灯せず、警報機 も作動しない。
【0027】 このように実施例の異常検出システム10は、プリント配線基板に、センサ信 号の入力端子、リレーからなる入力部、表示ランプL1 〜L18などから構成した 異常表示部、リレーによって構成した警報信号出力部、エンジン停止信号出力部 を組み込んで一体化したことにより、システムの簡素化が図れる。しかも、プリ ント配線基板に各種の機能を組み込んであるため、汎用性があり、異常判別ユニ ット12を単独で使用できるばかりでなく、制御回路への組み込みを容易に行う ことができる。
【0028】 また、実施例においては、センサ信号の入力端子の数が多数であり、多くの入 力信号を取ることが可能で汎用性があり、あらゆる用途のディーゼル発電機に対 応することができる。そして、実施例の異常判別ユニット12には、警報信号出 力端子22、エンジン停止信号出力端子23が設けてあるため、制御回路に接続 した場合における信号処理が容易となる。さらに、実施例においては、プリント 配線基板に組み込んでユニット化したことにより、配線作業工数を低減でき、コ ストを削減することが可能となる。また、実施例においては、リセット用の押し ボタンスイッチBSを設けたことにより、リセットを容易に行うことができる。 また、実施例の表示パネル30には、表示ランプL1 〜L18に対応させて信号名 称プレートP1 〜P18を設けてあるため、生じた異常の内容の判断を容易に行う ことができる。
【0029】 なお、前記実施例においては、入力部や警報信号出力部、エンジン停止信号出 力部をリレーによって構成した場合について説明したが、リレーに代えてIC、 トランジスタ等の半導体装置などによって構成してもよい。また、予備入力端子 を備えておくことにより、汎用性が高まる。
【0030】
以上に説明したように、本考案によれば、センサ信号の入力端子、入力部、異 常表示部、警報信号出力部、エンジン停止信号出力部を一体化したことにより、 異常検出システムの簡素化が図れる。しかも、各種の機能を組み込んでユニット 化したことにより汎用性があり、単独で使用できるばかりでなく、制御回路への 組み込みを容易に行うことができる。
【図1】本考案の実施例に係るディーゼルエンジン発電
機用異常検出システムの回路図である。
機用異常検出システムの回路図である。
【図2】図1に示したセンサの機能の説明図である。
【図3】実施例に係る異常表示部である表示パネルの正
面図である。
面図である。
【図4】従来のディーゼルエンジン発電機用異常検出シ
ステムの説明図である。
ステムの説明図である。
10 異常検出システム 12 異常判別ユニット WL1 、WL2 冷却水レベルセンサ WT1 、WT2 水温センサ WC 冷却水循環停止検出センサ OL エンジンオイルレベルセンサ OT 油温センサ GT 排ガス温度センサ BR ブローバイ圧力センサ ER エンジン回転センサ OF オイルフィルタ目詰まりセンサ AF エアフィルタ目詰まりセンサ CT 発電機巻線温度センサ BT 発電機軸受温度センサ BL バッテリ液面レベルセンサ FL 燃料レベルセンサ OP1 、OP2 油圧センサ L1 〜L18 異常表示部(表示ランプ) R1 〜R18 リレーコイル R18、r18 警報信号出力部(リレーコイル、接
点) R20、r20 エンジン停止信号出力部(リレーコイ
ル、接点) T1 、T2 タイマ
点) R20、r20 エンジン停止信号出力部(リレーコイ
ル、接点) T1 、T2 タイマ
Claims (1)
- 【請求項1】 ディーゼルエンジン発電機の冷却水温
度、潤滑油レベル、エンジン回転数等を検出して、前記
ディーゼルエンジン発電機に異常が生じているか否かを
検知するディーゼルエンジン発電機用異常検出システム
において、前記冷却水温度、前記潤滑油レベル、前記エ
ンジン回転数等のそれぞれの異常を検出する複数のセン
サと、これら各センサが検出した異常を、予め定めた危
険度に応じて少なくとも2以上のレベルに区分して表示
する異常表示部と、前記各センサのより危険度の小さい
異常を検出するセンサの検出信号に基づいて、警報装置
に駆動信号を出力する警報信号出力部と、前記各センサ
のより危険度の大きい異常を検出するセンサの検出信号
に基づいて、エンジン制御装置に前記ディーゼルエンジ
ンの停止信号を出力するエンジン停止信号出力部とを有
し、前記異常表示部と前記警報信号出力部と前記エンジ
ン停止信号出力部とが一体化してあることを特徴とする
ディーゼルエンジン発電機用異常検出システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7212992U JPH0630453U (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | ディーゼルエンジン発電機用異常検出システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7212992U JPH0630453U (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | ディーゼルエンジン発電機用異常検出システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0630453U true JPH0630453U (ja) | 1994-04-22 |
Family
ID=13480393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7212992U Pending JPH0630453U (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | ディーゼルエンジン発電機用異常検出システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0630453U (ja) |
-
1992
- 1992-09-22 JP JP7212992U patent/JPH0630453U/ja active Pending
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