JPH06304044A - 車両用シートの支持圧力調整装置 - Google Patents

車両用シートの支持圧力調整装置

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JPH06304044A
JPH06304044A JP12512293A JP12512293A JPH06304044A JP H06304044 A JPH06304044 A JP H06304044A JP 12512293 A JP12512293 A JP 12512293A JP 12512293 A JP12512293 A JP 12512293A JP H06304044 A JPH06304044 A JP H06304044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle seat
piston
fluid
support pressure
reservoir chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP12512293A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Sato
憲二 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
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Publication date
Application filed by Araco Co Ltd filed Critical Araco Co Ltd
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Publication of JPH06304044A publication Critical patent/JPH06304044A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 支持圧力を強くしたときにも違和感なく、し
っかりと支持することができるようにする。 【構成】 電動モータ26によりピストン23bを上下
動させることができ、当該ピストン23bが上下動する
とタンク23内におけるリザーバ室の容積が変化する。
リザーバ室22は金属パイプ22を介してゴムバッグ部
21に連通されており、かかる、気密空間にはゲル状の
流動物24が充填されている。ゴムバッグ部21はシー
トバック12におけるパッドの裏面に配設されており、
電動モータ26にてピストン23bを下方に移動させる
とゴムバッグ部21内に流動物が注入され、内圧が高く
なって支持圧力が強くなる。ピストン23bを上方に移
動させるとゴムバッグ部21内の流動物24が排出さ
れ、内圧が低くなって支持圧力も弱くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用シートの支持圧
力調整装置に関し、特に、車両用シートのシートバック
内に配設されて腰部などを好みの支持圧力に調整せしめ
る支持圧力調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両用シートの支持圧力
調整装置として、図4及び図5に示すようなランバーサ
ポートに適用されたものが知られている。図4に示すラ
ンバーサポートは、メカニカル方式のものであり、レバ
ー1の回動位置に対応して前後方向に段階的に移動する
押さえ板部材2をシートバック3内に配設して構成され
ている。かかる構成において、上記レバー1を回転させ
て押さえ板部材2を前後方向に移動させると、前方向位
置で支持圧力が強くなり、後方向位置で支持圧力が弱く
なる。そして、使用者は所望の支持圧力となるようにレ
バー1を回転させる。
【0003】一方、図5に示すランバーサポートは、エ
アーバッグ方式のものであり、シートバック3内に配設
されたエアーバッグ4に握りポンプ5とスイッチバルブ
6を連結して構成されている。かかる構成において、握
りポンプ5を握るとエアーバッグ4内に空気が挿入され
て支持圧力が強くなり、スイッチバルブ6を操作すると
エアーバッグ4内の空気が排出されて支持圧力が弱くな
る。そして、使用者は握りポンプ5を握って給気したり
スイッチバルブ6を操作して排気し、所望の支持圧力と
なるように調整する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の車両用
シートの支持圧力調整装置においては、次のような課題
があった。メカニカル方式を採用する前者の場合、支持
圧力を強くしたときに異物感を生じ、座り心地が悪くな
る。エアーバッグ方式を採用する後者の場合、支持圧力
を強くしようとしてエアーバッグに空気をたくさん送り
込むと、同エアーバッグが風船状となって弾むような感
じとなってしまう。また、エアーバッグに送り込まれた
空気にはエアーバッグの素材であるゴムの臭いが付いて
しまい、排気すると車内に不快なゴム臭がただよってし
まう。
【0005】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、支持圧力を強くしたときにも違和感なく、しっ
かりと支持することが可能な車両用シートの支持圧力調
整装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、車両用シートのパッド裏
側に配設されて支持圧力を調整する車両用シートの支持
圧力調整装置において、所定方向に伸縮可能な密閉袋
と、一端をこの密閉袋に対して気密に連通された配管路
と、この配管路の他端に気密に連通されて所定量の容積
に変更可能なリザーバ室を有し、当該リザーバ室の容積
を変更することにより上記配管路を介して上記密閉袋に
対して所定量のゲル状流動物を注入及び排出させるポン
プ機構とを備えた構成としてある。
【0007】
【作用】上記のように構成した請求項1にかかる発明に
おいては、車両用シートのパッド裏側に密閉袋が配設さ
れており、ポンプ機構におけるリザーバ室の容積を変更
することによって配管路を介して上記密閉袋内に所定量
のゲル状流動物を注入したり排出したりする。すなわ
ち、支持圧力を高くしたいときにはリザーバ室の容積を
小さくするようにポンプ機構を注入動作させ、多くの量
のゲル状流動物を密閉袋内に送り込んで内圧を高くす
る。流動物はゲル状であるので、急激な変位には抵抗が
大きくなり、緩慢な変異には従順である。従って、変位
に対して弾むような感覚を無くす一方、支持圧力が強く
なっても流動性によって密閉袋の違和感は極めて小さ
い。また、支持圧力を弱くしたいときにはリザーバ室の
容積を大きくするようにポンプ機構を排出動作させ、密
閉袋内のゲル状流動物を減らして内圧を低くする。この
とき、密閉袋内のゲル状流動物はリザーバ室内へ移動す
るだけであり、気密空間内の移動を行なうだけであるの
で異臭が発生するようなことはない。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、支持圧力
を強くしても違和感や弾むような感覚を生ずることなく
支持することが可能な車両用シートの支持圧力調整装置
を提供することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面にもとづいて本発明の実施例を説
明する。図1は本発明の一実施例にかかる支持圧力調整
装置を適用した車両用シートの一部透視斜視図である。
本実施例においては、支持圧力調整装置をランバーサポ
ートとして使用している。
【0010】車両用シート10はシートクッション11
とシートバック12とからなり、シートバック12内に
支持圧力調整装置20が配設されている。支持圧力調整
装置20は、図2および図3に示すゴムバッグ部21を
備えている。このゴムバッグ部21は、金属製の平板か
らなるベース21aの一面を覆うように、ゴム製のバッ
グ21bを固着して構成されている。同バッグ21bは
一面に開口を有する箱状に形成され、底面を厚板で形成
し、側面を蛇腹状に形成してある。そして、開口をベー
ス21aにて閉塞し、周縁を気密に固着してある。
【0011】ベース21aには三つの孔21a2が形成
され、各孔21a2には中間部を90度屈曲せしめた金
属パイプ22が接続されている。同金属パイプ22の他
端は金属製のタンク23の下方に形成された孔23aに
接続され、当該金属パイプ22はゴムバッグ部21とタ
ンク23とを連通させるとともにタンク23に対してゴ
ムバッグ部21のベース21aを所定位置関係となるよ
うに固定している。
【0012】タンク23は鉛直方向に平行移動可能なピ
ストン23bを備えており、シリンダピストン型ポンプ
を構成している。なお、ここにおいて、タンク23の内
面とピストン23bとによって形成される密閉空間をリ
ザーバ室と呼び、当該リザーバ室と金属パイプ22内と
ゴムバッグ部21内にはゲル状の流動物24が充填され
ている。
【0013】ピストン23bの上部はタンク23の上面
を貫通して突き出ており、その先端部には雄ネジ23b
1が形成されている。同雄ネジ23b1はギアボックス
25を貫通しており、当該ギアボックス25内には電動
モータ26の回転軸26aに固定された回転歯車26b
が上記雄ネジ23b1と噛合するように収容されてい
る。すなわち、図3に示すように、電動モータ26の回
転軸26aが反時計回り方向(以下、正回転という。)
に回転したときに同回転軸26aに固定された回転歯車
26bは雄ネジ23b1と噛合しつつ回転し、ピストン
23bを上方に移動させる。また、同回転軸26aが時
計回り方向(以下、逆回転という。)に回転したときに
は、同回転軸26aに固定された回転歯車26bが雄ネ
ジ23b1と噛合しつつ回転してピストン23bを下方
に移動させる。電動モータ26は図示しないリモートス
イッチを操作することより正逆任意の方向に回転する。
【0014】上記タンク23とギアボックス25はシー
トバック12の図示しないフレームに固定されており、
タンク23に対して金属パイプ22を介して支持された
ゴムバッグ部21はバッグ21bをシートバック12の
パッド裏面に当接した状態で固定されている。なお、シ
ートバック12のパッド裏面には上記バッグ21bの形
状に合わせた凹部12aが形成されており、かつ、バッ
グ21bの表面と同凹部12aの表面とはマジックテー
プで簡易固定されている。
【0015】次に、上記構成からなる本実施例の動作を
説明する。搭乗者が車両用シート10に着座したとき
に、腰部の支持圧力が弱いと感じたら、図示しないリモ
ートスイッチを操作して電動モータ26を逆回転させ
る。同電動モータ26が逆回転すると、回転歯車26b
はピストン23bの雄ネジ23b1と噛合しつつ図3に
おいて時計回り方向に回転し、同ピストン23bを下方
に移動させる。
【0016】ピストン23bが下方に移動するとタンク
23内におけるリザーバ室の容積が小さくなり、同リザ
ーバ室の流動物を排出するように機能する。すなわち、
同リザーバ室内の流動物は金属パイプ22を介してゴム
バッグ部21内に押し込まれる。すると、ゴムバッグ部
21の内圧が高くなり、蛇腹状に形成したバッグ21b
の側面が伸張し、厚板からなる底面をシートバック12
のパッド裏面に向けて押し出す。
【0017】ゴムバッグ部21がこのようにして前面側
に膨らむことにより、シートバック12のパッドは図3
に二点鎖線にて示すように圧縮され、支持圧力が強くな
る。しかし、支持圧力が強くなってはいるものの、シー
トバック12の裏面で支持しているのはゴム製のバッグ
21bであり、さらに、その内部には流動物が充填され
ているので柔軟性を有しており、違和感は極めて小さ
い。また、この状態で搭乗者が勢いよくシートバック1
2にもたれ掛かったとしても、流動物24は徐々にしか
変位しないため、弾むような感覚も生じない。
【0018】一方、流動物24の流動性は良くないが、
移動路として金属パイプ22を複数本使用しているた
め、ゴムバッグ部21に対して均等に移動することがで
きる。なお、このためにも、金属パイプ22の径を太め
にするのがよい。一方、腰部の支持圧力が強過ぎると感
じたら、搭乗者は図示しないリモートスイッチを操作し
て電動モータ26を逆回転させる。同電動モータ26が
正回転させればよい。すると、回転歯車26bはピスト
ン23bの雄ネジ23b1と噛合しつつ図3において反
時計回り方向に回転し、同ピストン23bを上方に移動
させる。
【0019】ピストン23bが上方移動するとタンク2
3内におけるリザーバ室の容積が大きくなり、同リザー
バ室内に流動物を吸入するように機能する。すなわち、
金属パイプ22を介してゴムバッグ部21内の流動物を
リザーバ室内に吸入する。すると、ゴムバッグ部21の
内圧は低くなるのでバッグ21bの側面が収縮し、シー
トバック12のパッド裏面を押さえつけていたバッグ2
1bの底面はベース21aの側に移動する。
【0020】ゴムバッグ部21がこのようにして縮むこ
とにより、シートバック12のパッドは図3に実線にて
示すようにもとの状態に復帰し、支持圧力は弱くなる。
このとき、流動物24はゴムバッグ部21内からタンク
23内に移動するだけであり、外部に排出されるわけで
はないので、異臭が発生することはない。ところで、ゴ
ムバッグ部21の表面はシートクッション12に形成さ
れた凹部に入り込み、かつ、マジックテープで固着され
ているので、側面が蛇腹状に形成されていても垂れ下が
るようなことはない。本実施例においては、このような
垂れ下がりを防止するために凹凸の組み合わせとマジッ
クテープによる固着という二つの方法を採用している
が、いずれか一方であっても良い。
【0021】なお、上述した実施例においては、ランバ
ーサポートとして使用しているが、シートクッションの
前縁部を支持するなど、車両用シートにおける他の部位
を支持するために使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる支持圧力調整装置が
適用された車両用シートの一部透視斜視図である。
【図2】支持圧力調整装置の斜視図である。
【図3】支持圧力調整装置の作動状態を示す断面図であ
る。
【図4】従来の支持圧力調整装置が適用された車両用シ
ートの一部透視斜視図である。
【図5】従来の支持圧力調整装置が適用された車両用シ
ートの一部透視斜視図である。
【符号の説明】
10…車両用シート 20…支持圧力調整装置 21…ゴムバッグ部 22…金属パイプ 23…タンク 23b…ピストン 24…流動物 25…ギアボックス 26…電動モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用シートのパッド裏側に配設されて
    支持圧力を調整する車両用シートの支持圧力調整装置に
    おいて、 所定方向に伸縮可能な密閉袋と、 一端をこの密閉袋に対して気密に連通された配管路と、 この配管路の他端に気密に連通されて所定量の容積に変
    更可能なリザーバ室を有し、当該リザーバ室の容積を変
    更することにより上記配管路を介して上記密閉袋に対し
    て所定量のゲル状流動物を注入及び排出させるポンプ機
    構とを具備することを特徴とする車両用シートの支持圧
    力調整装置。
JP12512293A 1993-04-27 1993-04-27 車両用シートの支持圧力調整装置 Pending JPH06304044A (ja)

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JP12512293A JPH06304044A (ja) 1993-04-27 1993-04-27 車両用シートの支持圧力調整装置

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JP12512293A JPH06304044A (ja) 1993-04-27 1993-04-27 車両用シートの支持圧力調整装置

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JPH06304044A true JPH06304044A (ja) 1994-11-01

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ID=14902397

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JP (1) JPH06304044A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100461115B1 (ko) * 2002-09-12 2004-12-14 현대자동차주식회사 목 부상 방지를 위한 자동차 헤드레스트 장치
KR100496683B1 (ko) * 2002-09-02 2005-06-22 현대모비스 주식회사 목 보호용 안전장치
KR100501517B1 (ko) * 2002-10-21 2005-07-18 현대자동차주식회사 자동차용 헤드레스트의 목부상 방지 장치
CN110758202A (zh) * 2019-09-29 2020-02-07 诺博汽车系统有限公司 车辆座椅压力调节系统

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CN110758202A (zh) * 2019-09-29 2020-02-07 诺博汽车系统有限公司 车辆座椅压力调节系统
CN110758202B (zh) * 2019-09-29 2021-12-10 诺创汽车科技(上海)有限公司 车辆座椅压力调节系统

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