JPH06303616A - 衛星放送受信機選局回路 - Google Patents

衛星放送受信機選局回路

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Publication number
JPH06303616A
JPH06303616A JP5084261A JP8426193A JPH06303616A JP H06303616 A JPH06303616 A JP H06303616A JP 5084261 A JP5084261 A JP 5084261A JP 8426193 A JP8426193 A JP 8426193A JP H06303616 A JPH06303616 A JP H06303616A
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JP
Japan
Prior art keywords
frequency
signal
variable attenuator
intermediate frequency
broadcast receiver
Prior art date
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Pending
Application number
JP5084261A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriaki Oomoto
紀顕 大本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衛星放送受信機において、プリスケーラの高
調波妨害に対して強い選局回路の実現する。 【構成】 少なくともPINダイオードと前記PINダ
イオードに電流を供給するインダクタンスと出力信号を
取り出すための結合コンデンサーよりなる可変減衰器
と、前記可変減衰器の出力信号を入力する周波数変換器
と、周波数変換器を駆動する局部発振器と、局部発振器
の出力を分周するプリスケーラと、この出力信号を入力
して発振周波数を制御するPLL周波数制御回路とを備
え、第一中間周波信号を、前記インダクタンスによって
周波数変換器が作り出す第二中間周波信号の周波数帯に
ついて短絡するとともに、第一中間周波信号の周波数帯
においては結合コンデンサーによって周波数変換器に対
するインピーダンス整合を取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衛星放送受信機の選局
回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】衛星放送を受信するために使用される衛
星放送受信機は図4に示すような構成を有している。図
4は衛星放送受信機の選局回路のブロック図で、1は第
一中間周波信号の入力端子である。この端子1には、ア
ンテナで受信された衛星からの12GHz帯の電波をダ
ウンコンバータにより1GHz帯に周波数変換し、同軸
ケーブルで屋内に導かれた第一中間周波信号が印加され
る。2は第一中間周波増幅回路、3はイメージフィル
タ、15は周波数変換器、16は局部発振器、17は固
定分周器(以下、プリスケーラと記す)、18はPLL
周波数制御回路、19はバンドパスフィルタ、20はF
M復調器、21はFM復調出力端子である。
【0003】イメージフィルタ3、周波数変換器15、
局部発振器16、プリスケーラ17、PLL周波数制御
回路18によって選局回路が構成される。選局回路によ
って、1GHz帯のテレビ信号は第二中間周波数に変換
される。イメージフィルタ3はイメージ妨害が生じない
ようにするための低域通過フィルタであり、第一中間周
波数と第二中間周波数の2倍の和であるイメージ周波数
の成分を除去するためのものである。
【0004】周波数変換器15、局部発振器16、プリ
スケーラ17、PLL周波数制御回路18によって周波
数シンセサイザ方式による周波数精度の高い周波数変換
回路を構成している。この選局回路で、多数の第一中間
周波信号から選局して1つのチャンネルを受信する機能
を果す。
【0005】選局して得られる第二中間周波数は、近年
IC技術の進展やイメージ処理の容易さから、400M
Hz帯が採用されるようになってきた。バンドパスフィ
ルタ19は1波のみを通過させるチャンネルフィルタで
あり、帯域内の周波数特性を極力平坦にするのが望まし
く、SAWフィルタなどが一般的に用いられる。FM復
調器20は、選局されたFM信号を復調し、検波出力信
号を得る。
【0006】さて近年、衛星放送のチャンネルの数も増
えており、多波歪に対して強い選局回路に対する要望が
高まってきた。そこで図5(a)に示すように、周波数
変換器15の前段に可変減衰器14を設置するようにな
ってきた。
【0007】局部発振器16の発振周波数は1.4GH
z〜1.8GHzと非常に高いので、通常のPLL周波
数制御回路18はこの発振信号を直接入力しても動作し
ない。このため、高周波動作が可能なプリスケーラ17
が用いられる。プリスケーラ17の分周比は64程度に
選び、その出力周波数を20MHz程度まで低くするの
が一般的である。しかしながら、プリスケーラ17はエ
ミッタ結合論理回路(以下、ECLと記す)で構成され
ており、超高速ディジタル動作をしている。このためそ
の出力には20MHz程度の基本波のみならず、400
MHz帯にもおよぶ高調波成分が存在する。その高調波
成分が周波数変換器15に漏れこむと、第二中間周波数
と同じ周波数であるので、妨害が生じることになる。そ
のため周波数変換器15に入力される信号レベルが低く
なると、妨害に対するDU比が低くなるので、妨害が発
生し易くなる。
【0008】可変減衰器14は、抵抗5、8、10、コ
ンデンサー4、7、12、13、及びPINダイオード
6より構成される。コンデンサー7、12は高周波的に
短絡するための接地用であるので1000pF程度が適
当である。11は電源電圧端子、9は利得制御端子であ
る。抵抗8、10はPINダイオード6の電流制限用で
あり、各々510オーム程度でよい。
【0009】可変減衰器14は第一中間周波信号のレベ
ルが高い時に、周波数変換器15において歪が生じるこ
とを防ぐ目的で挿入されており、抵抗5とPINダイオ
ード6の内部抵抗とはL型の抵抗減衰器を構成してい
る。そして、信号のレベルが高くなると、PINダイオ
ード6が導通して内部抵抗が小さくなることにより、挿
入損失が大きくなるように制御される。反対に信号のレ
ベルが低くなると、PINダイオード6が遮断して内部
抵抗が大きくなることにより、挿入損失が小さくなるよ
うに制御される。抵抗5は必要な減衰量を得るためと利
得最大時の損失を極力小さくするために47オーム程度
に選ばれる。
【0010】図5(b)は可変減衰器14の利得が最大
の時の第一中間周波信号の周波数特性を示している。こ
の図に示すように、低い周波数から殆ど減衰せずに信号
は通過する。第一中間周波信号のレベルが低くなると、
挿入損失を減らすためにPINダイオード6が遮断して
内部抵抗が大きくなるように制御される。このため周波
数変換器15に至るインピーダンスが高くなるので、さ
らに第二中間周波数帯である400MHz帯のプリスケ
ーラ17の妨害を受け易くなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、衛星放
送受信機において、周波数変換器の歪特性を改善するた
めに可変減衰器を用いると、プリスケーラの妨害を受け
易くなるという課題があった。
【0012】本発明は上記課題に鑑み、衛星放送受信機
の選局回路を工夫して、プリスケーラの高調波妨害に対
して強い選局回路を実現することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の衛星放送受信機選局回路は、第一中間周波数
信号を入力する、少なくともPINダイオードと前記P
INダイオードに電流を供給するインダクタンスと出力
信号を取り出すための結合コンデンサーよりなる可変減
衰器と、前記可変減衰器の出力信号を入力する周波数変
換器と、周波数変換器を駆動する局部発振器と、局部発
振器の出力を分周する固定分周器と、固定分周器の出力
信号を入力して前記局部発振器の発振周波数を制御する
PLL周波数制御回路とを備え、入力された第一中間周
波信号を、前記インダクタンスによって周波数変換器が
作り出す第二中間周波信号の周波数帯について短絡する
とともに、第一中間周波信号の周波数帯においては結合
コンデンサーによって周波数変換器に対するインピーダ
ンス整合を取るようにしたことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明は上記した構成によって、PINダイオ
ードに電流を供給するインダクタンスにより、入力され
た第1中間周波信号を第二中間周波数帯において短絡し
て妨害を防ぎ、かつ第1中間周波数帯においては結合コ
ンデンサーとともに周波数変換器にインピーダンス整合
をとることにより損失を生じないようにできる。
【0015】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0016】図1(a)は、本発明の一実施例における
衛星放送受信機の選局回路を示すものである。図1
(a)において、1は第一中間周波信号の入力端子であ
る。この端子1には、アンテナで受信された衛星からの
12GHz帯の電波をダウンコンバータにより1GHz
帯に周波数変換し、同軸ケーブルで屋内に導かれた第一
中間周波信号が印加される。2は第一中間周波増幅回
路、3はイメージフィルタ、14は可変減衰器、15は
周波数変換器、16は局部発振器、17は固定分周器
(プリスケーラ)、18はPLL周波数制御回路、19
はバンドパスフィルタ、20はFM復調器、21はFM
復調出力端子である。
【0017】以上のように構成された衛星放送受信機の
選局回路について、以下その動作について説明する。可
変減衰器14以外の構成は前述した図5において説明し
たものと同一であるため、その動作説明はここでは省略
する。
【0018】本発明の特徴である可変減衰器14は、第
一中間周波信号のレベルが高くなり、周波数変換器15
において歪が生じることを防ぐ目的で挿入されている。
従って、信号のレベルが高くなると、PINダイオード
6が導通して内部抵抗が小さくなることにより、挿入損
失が大きくなるように制御される。
【0019】この可変減衰器14は、抵抗5、8、イン
ダクタンス30、コンデンサー4、7、12、13、P
INダイオード6より構成される。コンデンサー7、1
2は高周波的に短絡するための接地用であるので100
0pF程度が適当である。11は電源電圧端子、9は利
得制御端子である。可変減衰器14は第一中間周波信号
のレベルが低くなると、挿入損失を減らすためにPIN
ダイオード6が遮断して内部抵抗が大きくなるように制
御される。電源電圧が5V、抵抗5が47オーム、抵抗
8が820オーム、コンデンサー13が4pF、インダ
クタンス30が幅0.2mm、長さ20mmのマイクロ
ストリップラインであれば、図1(b)に示すような周
波数特性が得られる。
【0020】図1(b)に示すように、利得が最大の
時、第1中間周波数帯では殆ど減衰が無いが、第2中間
周波数帯ではインダクタンス30が短絡状態になるため
15dB程度減衰するとともに、プリスケーラ17の高
調波妨害も受け難くなる。また利得が最小の時には約1
0dB利得が下がることにより、次段以降の歪特性を改
善できる。そして周波数特性も良好である。
【0021】また可変減衰器14は既に図1(a)で述
べたように、PINダイオードのカソード側に利得制御
端子を接続して良いし、図2(a)に示すようにカソー
ドを接地しても良い。図2(a)において、31は可変
減衰器の入力端子、32は出力端子である。この場合は
インダクタンス30をPINダイオードのアノードに接
続し、さらに電流制限抵抗8を介して利得制御端子に接
続している。その他の回路は第1の実施例と同一である
ので省略する。この回路構成においても、インダクタン
ス30とコンデンサー13とによって、プリスケーラ1
7の高調波妨害も受け難くできる。
【0022】さらに可変減衰器14は図2(b)、
(c)で示すような構成でも良い。これらの場合は、図
1(a)、図2(a)においてはPINダイオードが信
号線に対して並列に挿入されているのに対して、図2
(b)、(c)で示すように直列に挿入されてところに
特徴がある。図3にこの利得の周波数特性を示す。図に
示すように、最大利得の時の挿入損失が、約4dBと前
述の例に比べてやや大きくなるものの、約20dB程度
のより大きな利得制御範囲を有するという特徴がある。
そのため後段に配置される周波数変換器などの歪特性が
特に悪いときに、その効果が期待できる。
【0023】なお、インダクタンス30は前述のように
マイクロストリップラインを用いる替わりに空心コイル
を用いても良い。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、選局回路
の可変減衰器にインダクタンスを用いることにより、プ
リスケーラの高調波妨害に対して強い選局回路の実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施例における衛星放送受信
機選局回路のブロック図 (b)同衛星放送受信機選局回路の可変減衰器の利得周
波数特性図
【図2】(a)本発明の他の実施例である衛星放送受信
機の可変減衰器の回路図 (b)本発明の他の実施例である衛星放送受信機の可変
減衰器の回路図 (c)本発明の他の実施例である衛星放送受信機の可変
減衰器の回路図
【図3】本発明の他の実施例である衛星放送受信機選局
回路の可変減衰器の利得周波数特性図
【図4】従来例である衛星放送受信機の可変減衰器を使
用しない選局回路のブロック図
【図5】(a)従来例である衛星放送受信機の可変減衰
器を使用する選局回路のブロック図 (b)同選局回路の可変減衰器の利得周波数特性図
【符号の説明】
1 第一中間周波信号の入力端子 2 第一中間周波増幅回路 3 イメージフィルタ 14 可変減衰器 15 周波数変換器 16 局部発振器 17 固定分周器(プリスケーラ) 18 PLL周波数制御回路 19 バンドパスフィルタ 20 FM復調器 21 FM復調出力端子 5、8、10、34 抵抗 4、7、12、13 コンデンサー 6、33 PINダイオード 11 電源電圧端子 9 利得制御端子 30 インダクタンス 31 可変減衰器の入力端子 32 可変減衰器の出力端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一中間周波数信号を入力する、少なく
    ともPINダイオードと前記PINダイオードに電流を
    供給するインダクタンスと出力信号を取り出すための結
    合コンデンサーを有する可変減衰器と、前記可変減衰器
    の出力信号を入力する周波数変換器と、前記周波数変換
    器を駆動する局部発振器と、前記局部発振器の出力を分
    周する固定分周器と、前記固定分周器の出力信号を入力
    して前記局部発振器の発振周波数を制御するPLL周波
    数制御回路とを備え、第一中間周波信号を、前記インダ
    クタンスによって前記周波数変換器が作り出す第二中間
    周波信号の周波数帯について短絡するとともに、第一中
    間周波信号の周波数帯においては前記結合コンデンサー
    によって前記周波数変換器に対するインピーダンス整合
    を取るようにしたことを特徴とする衛星放送受信機選局
    回路。
JP5084261A 1993-04-12 1993-04-12 衛星放送受信機選局回路 Pending JPH06303616A (ja)

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JPH06303616A true JPH06303616A (ja) 1994-10-28

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ID=13825518

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007151060A (ja) * 2005-11-02 2007-06-14 Alps Electric Co Ltd 衛星放送受信用周波数変換器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007151060A (ja) * 2005-11-02 2007-06-14 Alps Electric Co Ltd 衛星放送受信用周波数変換器

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