JPH06303596A - データ圧縮方法及びデータ圧縮装置 - Google Patents

データ圧縮方法及びデータ圧縮装置

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JPH06303596A
JPH06303596A JP11109393A JP11109393A JPH06303596A JP H06303596 A JPH06303596 A JP H06303596A JP 11109393 A JP11109393 A JP 11109393A JP 11109393 A JP11109393 A JP 11109393A JP H06303596 A JPH06303596 A JP H06303596A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、データ圧縮方法及びデータ圧縮装
置において、回路規模の増大や演算時間を長引かせるこ
となくデータ変換演算処理の演算誤差を改善することを
目的とする。 【構成】 データ変換演算装置22は、乗算器33が画
像データに対して乗算する係数データを格納する係数R
OM31と、乗算器33が画像データに対して乗算する
補数データを格納する補数ROM32、上記データ記憶
装置21から入力される画像データに対して係数ROM
31から読み出した係数と補数ROM32から読み出し
た補数とを乗算してバレルシフタ34に出力する乗算器
33と、乗算器33から入力される乗算後のデータを必
要なビット数だけ残し、右シフト(切り捨て)し、加減
算器35に出力するバレルシフタ34と、バレルシフタ
34から入力される値に前回の値との和(差)を求める
加減算器35とにより構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データの圧縮処理
等に用いられるデータ圧縮方法及びデータ圧縮装置に係
り、詳細には、データ変換演算処理の際の演算精度を向
上させることが可能なデータ圧縮方法及びデータ圧縮装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、ディジタル技術の急速な発達に伴
い、ディジタル技術によってディジタルデータの伝送、
交換、サービスを統合するISDN(サービス総合ディ
ジタル通信網)が実用化され、音声と画像をディジタル
データに変換して送・受信する環境が整いつつある。
【0003】このような環境でディジタル化した画像デ
ータを送・受信する場合、画像は、そのままディジタル
化するとデータ量が膨大になるため、画像をディジタル
化する際にデータ量を圧縮する画像圧縮技術に対する要
求が高まっている。従来の画像圧縮技術の代表的なもの
としては、直交変換符号化が高能率の符号化技術として
知られている。この直交変換符号化による符号化方式と
しては、例えば、変換行列の要素が単純で加減算処理の
みで変換可能なアダマール変換方式がある。このアダマ
ール変換方式では、変換行列の要素が“+1”と“−
1”からなり、式(1)に示す基本変換行列を基にして
式(2)に示すように高次形へと変換行列が拡張されて
いる。このアダマール変換方式では、ハードウエア構成
を簡素化することができる。
【0004】
【数1】
【0005】
【数2】 また、画像圧縮技術の国際標準規格としてJPEG(Jo
int Photographic Ex-pert Group)やMPEG(Moving
Picture Expert Group )がある。JPEGは、静止画
像を圧縮することを目的としており、すでにカラー静止
画像の符号化手法が決定し、国際標準規格として承認さ
れる予定である。JPEGについては、チップも製品化
されており、このチップを用いたボードも市場に出始め
ている。JPEGアルゴリズムは、大きく2つの圧縮方
式に分けられる。第1の方式は、直交変換符号化の一符
号化方式であるDCT(Discrete Cosine Transform :
離散コサイン変換)を基本とした方式であり、第2の方
式は二次元空間でDPCM(Differntial PCM)を行な
うSpatial(空間関数)方式である。DCT方式は量子
化を含むため一般には完全に元の画像は再現されない非
可逆符号化であるが、少ないビット数においても十分な
復号画像品質を得ることができ、本アルゴリズムの基本
となる方式である。一方、Spatial 方式は、圧縮率は小
さいが元の画像を完全に再現する可逆符号化であり、こ
の特性を実現するために標準方式として付加された方式
である。
【0006】このような従来のDCT方式を利用して画
像データを圧縮するデータ圧縮装置としては、例えば、
図6に示すものがある。図6において、2は、データ記
憶装置であり、圧縮を施そうとする画像データを1フレ
ーム単位で蓄積する。3は、データ変換演算装置であ
り、データ記憶装置2から出力される1フレーム単位の
画像データに対して上記DCT演算等のデータ変換演算
処理により特定の周波数成分を抽出した後、再度、デー
タ記憶装置2に書き戻す。このデータ変換演算装置3の
処理は、一次元の場合であり、画像データのように二次
元の場合は、例えば、図7(a)〜(c)に示すよう
に、画像データを8×8画素から成るブロック単位で上
述した周波数成分の抽出処理を縦横(順不同)二次元に
施す。
【0007】4は、量子化装置であり、データ記憶装置
2に蓄えられたデータ変換演算後のデータに対して、例
えば図8に示すような量子化テーブルの値で除算をする
(あるいは、逆数の乗算)ことによって量子化演算を行
なう。5は、制御装置であり、上記各装置の動作を制御
してデータ圧縮装置1全体を制御する。
【0008】また、上記図6に示したデータ変換演算装
置3の内部構成としては、例えば、図9に示すブロック
図のようなものがある。図9において、6は、係数RO
Mであり、乗算器7が画像データに対して乗算する係数
データを格納する。乗算器7は、上記データ記憶装置2
から入力される画像データに対して係数ROM6から読
み出した係数を乗算してバレルシフタ8に出力する。バ
レルシフタ8は、乗算器7から入力される乗算後のデー
タを必要なビット数だけ残し、右シフト(切り捨て)
し、加減算器9に出力する。加減算器9は、バレルシフ
タ8から入力される値に前回の値との和(差)を求め
る。
【0009】このデータ変換演算装置3では、バレルシ
フタ8により右シフト(切り捨て)処理が行われると、
その出力される結果は、図10に示すように、全体的に
より小さい値をとることになる。この図では、1ビット
右シフトした場合の出力値の様子を示しており、“○”
がその値を含まないことを示し、“●”がその値を含む
ことを示している。
【0010】また、上記図9に示したデータ変換演算装
置3と異なるものとして、例えば、図11に示すデータ
変換演算装置3のように、バレルシフタ8の後にインク
リメンタ10を追加して四捨五入処理を行うようにした
もの、あるいは図12に示すデータ変換演算装置3のよ
うに、バレルシフタ8と加減算器9をバス12で接続
し、バレルシフタ8と加減算器9のバス切換え、インク
リメンタの動作を加減算器9に行わせることより四捨五
入処理を行うようにしたものもある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のデータ変換演算処理を行うデータ圧縮装置に
あっては、上記図9に示したデータ変換演算装置3のよ
うにバレルシフタ8により右シフト(切り捨て)処理を
行う場合は、その出力される結果が、上記図10に示し
たように、全体的により小さい値をとるため、本来とる
べき値との演算誤差が大きくなるという欠点があった。
【0012】また、上記図11に示したデータ変換演算
装置3のようにインクリメンタ10を追加して四捨五入
処理を行う場合は、回路規模が大きくなるという問題点
があり、上記図12に示したデータ変換演算装置3のよ
うにバレルシフタ8と加減算器9をバス12で接続し、
バレルシフタ8と加減算器9のバス切換えにより加減算
器9が四捨五入処理を行う場合、バス切換えの増加だけ
ですむが、加減算器9で2回演算を行うことにより演算
時間が長くなってしまうという問題点があった。
【0013】そこで本発明は、データ圧縮方法及びデー
タ圧縮装置において、回路規模の増大や演算時間を長引
かせることなくデータ変換演算処理の演算誤差を改善す
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は次の通り
である。
【0015】請求項1記載の発明は、上記目的達成のた
め、所定のデータを記憶する第1の工程と、前記第1の
工程により出力されたデータに対して所定の変換係数と
該変換係数の補数を乗算する変換符号化によりデータ変
換演算を実行する第2の工程と、前記第2の工程による
データ変換後のデータに対して量子化演算を実行する第
3の工程と、を具備したことを特徴としている。
【0016】請求項2記載の発明は、所定のデータを記
憶する第1の工程と、前記第1の工程により出力された
データに対して所定の変換係数と該変換係数の補数を乗
算する変換符号化により一次元目のデータ変換演算を実
行する第2の工程と、前記第2の工程により一次元目の
データ変換演算が行われたデータに対して所定の変換係
数と該変換係数の補数を乗算する変換符号化により二次
元目のデータ変換演算を実行する第3の工程と、前記第
2及び第3の工程によるデータ変換後のデータに対して
量子化演算を実行する第4の工程と、を具備したことを
特徴としている。
【0017】請求項3記載の発明は、所定のデータを記
憶する第1の工程と、前記第1の工程により出力された
データに対して所定の変換係数と該変換係数の補数を乗
算する変換符号化によりデータ変換演算を実行する第2
の工程と、前記第1の工程により出力されたデータのう
ち前記第2の工程によりデータ変換演算が行われたデー
タと相関するデータに対して所定の変換係数と該変換係
数の補数を乗算する変換符号化によりデータ変換演算を
実行する第3の工程と、前記第2及び第3の工程による
データ変換後のデータに対して量子化演算を実行する第
4の工程と、を具備したことを特徴としている。
【0018】また、この場合、請求項4に記載するよう
に、請求項2記載の前記第2及び第3の工程は、前記一
次元目及び二次元目の各データ変換演算に際して、変換
係数を乗算した後のデータの絶対値に応じて乗算する補
数を設定するようにしてもよく、請求項6に記載するよ
うに、請求項2記載の前記第2及び第3の工程は、前記
一次元目及び二次元目の各データ変換演算に際して、各
データの項毎に乗算する係数が正の数か負の数かに応じ
て乗算する補数を設定するようにしてもよい。また、こ
の場合、請求項5に記載するように、請求項3記載の前
記第2及び第3の工程は、前記相関データの各データ変
換演算に際して、変換係数を乗算した後のデータの絶対
値に応じて乗算する補数を設定するようにしてもよく、
請求項7に記載するように、請求項3記載の前記第2及
び第3の工程は、前記相関データのデータ変換演算に際
して、各データの項毎に乗算する変換係数が正の数か負
の数かに応じて乗算する補数を設定するようにしてもよ
い。
【0019】また、この場合、請求項8に記載するよう
に、前記第2及び第3の工程は、直交変換によりデータ
変換演算を実行するようにしてもよく、請求項9に記載
するように、前記第2及び第3の工程は、周波数変換に
よりデータ変換演算を実行するようにしてもよく、請求
項10に記載するように、前記第2及び第3の工程は、
離散コサイン変換によりデータ変換演算を実行するよう
にしてもよく、請求項11に記載するように、前記第2
及び第3の工程は、アダマール変換によりデータ変換演
算を実行するようにしてもよく、請求項12に記載する
ように、前記第2及び第3の工程は、フーリエ変換によ
りデータ変換演算を実行するようにしてもよく、さらに
は、請求項13に記載するように、前記第2及び第3の
工程は、乗算する補数として2の補数を用いてもよく、
請求項14に記載するように、前記第2及び第3の工程
は、乗算する補数として(−1)を用いてもよい。
【0020】また、この場合、請求項15に記載するよ
うに、請求項3、請求項5又は請求項7記載の前記第2
及び第3の工程は、ライン間で相関するデータに対して
前記データ変換演算を実行するようにしてもよく、請求
項16に記載するように、請求項3、請求項5又は請求
項7記載の前記第2及び第3の工程は、ブロック間で相
関するデータに対して前記データ変換演算を実行するよ
うにしてもよい。
【0021】請求項17記載の発明は、所定のデータを
記憶するデータ記憶手段と、前記データ記憶手段から出
力されたデータに対して所定の変換係数に基づいて変換
符号化によりデータ変換演算を実行するデータ変換演算
手段と、前記データ変換演算手段によるデータ変換後の
データに対して量子化演算を実行する量子化手段と、前
記データ記憶手段、前記データ変換演算手段及び前記量
子化手段を制御する制御手段とを備えたデータ圧縮装置
であって、前記データ変換演算手段は、入力データに対
して変換係数を乗算するとともに該変換係数の補数を乗
算することを特徴としている。
【0022】請求項18記載の発明は、所定のデータを
記憶するデータ記憶手段と、前記データ記憶手段から出
力されたデータに対して所定の変換係数に基づいて変換
符号化により一次元目のデータ変換演算を実行するとと
もに、該一次元目のデータ変換演算後のデータに対して
所定の変換係数に基づいて変換符号化により二次元目の
データ変換演算を実行するデータ変換演算手段と、前記
データ変換演算手段による一次元目及び二次元目のデー
タ変換後のデータに対して量子化演算を実行する量子化
手段と、前記データ記憶手段、前記データ変換演算手段
及び前記量子化手段を制御する制御手段とを備えたデー
タ圧縮装置であって、前記データ変換演算手段は、入力
データに対して前記一次元目及び二次元目の各データ変
換演算に際して変換係数を乗算するとともに該変換係数
の補数を乗算することを特徴としている。
【0023】請求項19記載の発明は、所定のデータを
記憶するデータ記憶手段と、前記データ記憶手段から出
力されたデータに対して所定の変換係数に基づいて変換
符号化によりデータ変換演算を実行するとともに、前記
データ記憶手段から出力されたデータのうち該データ変
換演算後のデータと相関するデータに対して所定の変換
係数に基づいて変換符号化によりデータ変換演算を実行
するデータ変換演算手段と、前記データ変換演算手段に
よるデータ変換後の各相関データに対して量子化演算を
実行する量子化手段と、前記データ記憶手段、前記デー
タ変換演算手段及び前記量子化手段を制御する制御手段
とを備えたデータ圧縮装置であって、前記データ変換演
算手段は、前記相関する各データのデータ変換演算に際
して変換係数を乗算するとともに該変換係数の補数を乗
算することを特徴としている。
【0024】また、この場合、請求項20に記載するよ
うに、請求項18記載の前記データ変換演算手段は、前
記一次元目及び二次元目の各データ変換演算に際して、
変換係数を乗算した後のデータの絶対値に応じて乗算す
る補数を設定するようにしてもよく、請求項22に記載
するように、請求項18記載の前記データ変換演算手段
は、前記一次元目及び二次元目の各データ変換演算に際
して、各データの項毎に乗算する変換係数が正の数か負
の数かに応じて乗算する補数を設定するようにしてもよ
い。
【0025】また、この場合、請求項21に記載するよ
うに、請求項19記載の前記データ変換演算手段は、前
記データ変換演算手段は、前記相関データの各データ変
換演算に際して、変換係数を乗算した後のデータの絶対
値に応じて乗算する補数を設定するようにしてもよく、
請求項23に記載するように、請求項19記載の前記デ
ータ変換演算手段は、前記相関データのデータ変換演算
に際して、各データの項毎に乗算する変換係数が正の数
か負の数かに応じて乗算する補数を設定するようにして
もよい。
【0026】また、この場合、請求項24に記載するよ
うに、前記データ変換演算手段は、直交変換によりデー
タ変換演算を実行するようにしてもよく、請求項25に
記載するように、前記データ変換演算手段は、周波数変
換によりデータ変換演算を実行するようにしてもよく、
請求項26に記載するように、前記データ変換演算手段
は、離散コサイン変換によりデータ変換演算を実行する
ようにしてもよく、請求項27に記載するように、前記
データ変換演算手段は、アダマール変換によりデータ変
換演算を実行するようにしてもよく、請求項28に記載
するように、前記データ変換演算手段は、フーリエ変換
によりデータ変換演算を実行するようにしてもよく、さ
らには、請求項29に記載するように、前記データ変換
演算手段は、乗算する補数として2の補数を用いてもよ
く、請求項30に記載するように、前記データ変換演算
手段は、乗算する補数として(−1)を用いてもよい。
【0027】また、この場合、請求項31に記載するよ
うに、請求項19、請求項21又は請求項23記載の前
記データ変換演算手段は、ライン間で相関するデータに
対して前記データ変換演算を実行してもよく、請求項3
2に記載するように、請求項19、請求項21又は請求
項23記載の前記データ変換演算手段は、ブロック間で
相関するデータに対して前記データ変換演算を実行して
もよい。
【0028】
【作用】本発明の手段の作用は次の通りである。
【0029】請求項1記載の発明では、第1の工程で所
定のデータが記憶され、第2の工程により前記第1の工
程により出力されたデータに対して所定の変換係数と該
変換係数の補数を乗算する変換符号化によりデータ変換
演算が実行されると、第3の工程により前記第2の工程
によるデータ変換後のデータに対して量子化演算が実行
される。
【0030】請求項2記載の発明では、第1の工程で所
定のデータが記憶され、第2の工程により前記第1の工
程により出力されたデータに対して所定の変換係数と該
変換係数の補数を乗算する変換符号化により一次元目の
データ変換演算が実行され、第3の工程により前記第2
の工程により一次元目のデータ変換演算が行われたデー
タに対して所定の変換係数と該変換係数の補数を乗算す
る変換符号化により二次元目のデータ変換演算が実行さ
れ、第4の工程により前記第2及び第3の工程によるデ
ータ変換後のデータに対して量子化演算が実行される。
【0031】請求項3記載の発明では、第1の工程で所
定のデータが記憶され、第2の工程により前記第1の工
程により出力されたデータに対して所定の変換係数と該
変換係数の補数を乗算する変換符号化によりデータ変換
演算が実行され、第3の工程により前記第1の工程によ
り出力されたデータのうち前記第2の工程によりデータ
変換演算が行われたデータと相関するデータに対して所
定の変換係数と該変換係数の補数を乗算する変換符号化
によりデータ変換演算が実行され、第4の工程により前
記第2及び第3の工程によるデータ変換後のデータに対
して量子化演算が実行される。
【0032】また、この場合、請求項4に記載するよう
に、請求項2記載の前記第2及び第3の工程は、前記一
次元目及び二次元目の各データ変換演算に際して、変換
係数を乗算した後のデータの絶対値に応じて乗算する補
数を設定するようにしてもよく、請求項6に記載するよ
うに、前請求項2記載の前記第2及び第3の工程は、前
記一次元目及び二次元目の各データ変換演算に際して、
各データの項毎に乗算する変換係数が正の数か負の数か
に応じて乗算する補数を設定するようにしてもよい。
【0033】また、この場合、請求項5に記載するよう
に、請求項3記載の前記第2及び第3の工程は、前記相
関データの各データ変換演算に際して、変換係数を乗算
した後のデータの絶対値に応じて乗算する補数を設定す
るようにしてもよく、請求項7に記載するように、請求
項3記載の前記第2及び第3の工程は、前記相関データ
のデータ変換演算に際して、各データの項毎に乗算する
変換係数が正の数か負の数かに応じて乗算する補数を設
定するしたがって、データ変換演算する際に発生する演
算誤差を補数を乗算した値で相殺して全体的な演算誤差
を小さくすることができ、データ変換演算処理における
演算精度を向上させることができる。
【0034】請求項17記載の発明では、データ記憶手
段から出力されたデータに対してデータ変換演算手段に
より所定の変換係数に基づく変換符号化によりデータ変
換演算が実行され、該データ変換演算に際して入力デー
タに対して変換係数が乗算されるとともに該変換係数の
補数が乗算され、前記データ変換演算手段によるデータ
変換後のデータに対して量子化手段により量子化演算が
実行される。
【0035】請求項18記載の発明では、データ記憶手
段から出力されたデータに対してデータ変換演算手段に
より所定の変換係数に基づいて変換符号化により一次元
目のデータ変換演算が実行されるとともに、該一次元目
のデータ変換演算後のデータに対して所定の変換係数に
基づいて変換符号化により二次元目のデータ変換演算が
実行され、該一次元目及び二次元目の各データ変換演算
に際して入力データに対して変換係数が乗算されるとと
もに該変換係数の補数が乗算され、前記データ変換演算
手段による一次元目及び二次元目のデータ変換後のデー
タに対して量子化手段により量子化演算が実行される。
【0036】請求項19記載の発明では、データ記憶手
段から出力されたデータに対してデータ変換演算手段に
より所定の変換係数に基づいて変換符号化によりデータ
変換演算が実行されるとともに、データ記憶手段から出
力されたデータのうち該データ変換演算後のデータと相
関するデータに対して所定の変換係数に基づいて変換符
号化によりデータ変換演算が実行され、該相関する各デ
ータのデータ変換演算に際して変換係数が乗算されると
ともに該変換係数の補数が乗算され、前記データ変換演
算手段によるデータ変換後の各相関データに対して量子
化手段により量子化演算が実行される。
【0037】また、この場合、請求項20に記載するよ
うに、請求項18記載の前記データ変換演算手段は、前
記一次元目及び二次元目の各データ変換演算に際して、
変換係数を乗算した後のデータの絶対値に応じて乗算す
る補数を設定するようにしてもよく、請求項22に記載
するように、請求項18記載の前記データ変換演算手段
は、前記一次元目及び二次元目の各データ変換演算に際
して、各データの項毎に乗算する変換係数が正の数か負
の数かに応じて乗算する補数を設定するようにしてもよ
い。
【0038】また、この場合、請求項21に記載するよ
うに、請求項19記載の前記データ変換演算手段は、前
記データ変換演算手段は、前記相関データの各データ変
換演算に際して、変換係数を乗算した後のデータの絶対
値に応じて乗算する補数を設定するようにしてもよく、
請求項23に記載するように、請求項19記載の前記デ
ータ変換演算手段は、前記相関データのデータ変換演算
に際して、各データの項毎に乗算する変換係数が正の数
か負の数かに応じて乗算する補数を設定するようにして
もよい。
【0039】したがって、データを変換演算する際に発
生する演算誤差を補数を乗算した値で相殺して全体的な
演算誤差を小さくすることができ、データ変換演算処理
における演算精度を向上させるデータ圧縮装置を提供す
ることができる。
【0040】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【0041】原理説明 まず、本発明の基本的な考え方を説明する。
【0042】上記従来で説明したアダマール変換方式に
よる二次元データの変換演算処理、または、上記従来の
図6に示したDCT方式によるデータ圧縮装置1では、
データ変換演算装置3は、バレルシフタ8により右シフ
ト(切り捨て)処理を行うことによって画像データの必
要なビット数を残すようにしていたため、出力結果が全
体的に本来とるべき値よりも小さくなり、演算誤差が大
きくなっていた。
【0043】ところが、従来の画像データのデータ変換
演算では、上記従来の各図9、図11、図12に示した
いずれのデータ変換演算装置3においても、一次元目と
二次元目の変換演算で係数ROMから読み出した係数デ
ータを乗算する処理を2回行っており、以下に、この係
数の乗算過程と乗算結果の関係を解析するとことによ
り、本発明の基本的な考え方を説明する。
【0044】まず、上記従来の図10に示した演算出力
結果の図を参照して説明すると、その演算出力結果の正
の数と負の数をそれぞれ絶対値として見た場合、正の数
は小さくなり、負の数は大きくなる。
【0045】いま、入力データが正の数であったとする
と、従来の二次元演算処理による演算結果と絶対値の関
係を以下に列記する。
【0046】(一次元目)まず、一次元目の演算では、
係数として、例えば、“cos2/16”という正の係
数を乗算したとすると、その乗算結果は正の数で、その
正の数の必要ビット数以下を切り捨てると、絶対値とし
て見た場合、本来とるべき値よりも小さい値をとること
になる。
【0047】(二次元目)次いで、二次元目の演算で
は、一次元目の結果に、さらに正の係数を乗算したとす
ると、その乗算結果は正の数で、その正の数の必要ビッ
ト数以下を切り捨てると、絶対値として見た場合、一次
元の乗算結果よりもさらに小さい値をとることになり、
本来とるべき値からの誤差がさらに拡大する。
【0048】すなわち、従来の二次元演算処理では、一
次元目と二次元目で乗算する係数が共に正の係数で切り
捨てを行うと、その2回の演算結果を絶対値として見た
場合、本来とるべき値からの誤差が大きくなってしま
う。したがって、以上に述べた従来の二次元演算処理で
演算結果を、例えば、CCITT(国際電信電話諮問委
員会)のH.261に規定されている画像圧縮技術に関
する演算精度を満たそうとすると、演算桁数を増やして
切り捨てるビット数を減らす必要がある。
【0049】そこで、本発明では、上記従来の一次元
目、二次元目の演算処理の際に、得られる結果を絶対値
として見た場合、それぞれの演算過程で従来の係数を乗
算するとともにその係数の補数を乗算すると、最終的に
得られる演算結果の絶対値は、本来とるべき値からの誤
差が小さくなることに着目し、その基本的な演算過程に
ついてさらに説明する。
【0050】例えば、上記従来の一次元目の演算過程で
正の係数の補数として(−1)を乗算すると、その演算
結果は負の数となり、この負の数に対して切り捨て処理
を行うと、その絶対値は少し大きい値をとることにな
る。
【0051】続いて、上記従来の二次元目の演算過程で
正の係数の補数として、再び(−1)を乗算すると、そ
の演算結果は正の数となり、この正の数に対して切り捨
て処理を行うと、その絶対値は少し小さい値をとること
になる。
【0052】すなわち、一次元目と二次元目の演算処理
でともに負の補数を乗算することにより、最終的に得ら
れる演算結果の正、負の符号は同じものとなり、さら
に、一次元目と二次元目の演算結果により、それぞれの
演算過程で発生する演算誤差を相殺することとなり、全
体の演算誤差を絶対値としてとらえることにより従来に
比べて演算誤差を小さくすることができる。
【0053】ここで、上記本発明の基本原理をアダマー
ル変換方式に適用した場合について以下に説明する。
【0054】図1は、従来のアダマール変換方式により
処理されるa、b、c、dの4つの元からなる二次元デ
ータの演算過程を示す図である。
【0055】いま、図1(a)に示す二次元データに対
して一次元アダマール変換(横方向)を施すと、図1
(b)に示す演算結果が得られ、さらに、この演算結果
に一次元アダマール変換(縦方向)を施すと、図1
(c)に示す演算結果が得られる。以上が通常の二次元
アダマール変換処理である。
【0056】このアダマール変換では、x、yの2つの
入力に対して、式(3)、(4)を求めている。
【0057】
【数3】
【0058】
【数4】 この図1(a)〜(c)のアダマール演算に対して上記
原理説明で述べた補数を乗算した場合の演算過程を図2
に示して説明する。
【0059】図2は、上記式(3)、(4)に2の補数
として(−1)を乗算するものであり、式(5)、
(6)を求めるものである。
【0060】
【数5】
【0061】
【数6】 すなわち、図2(b)は、図1(b)の値に(−1)を
乗算したものであり、図2(c)は、図1(c)の値に
(−1)を乗算したものであり、すなわち、それぞれの
一次元アダマール変換に乗算される補数は、(−1)×
(−1)=1となるため、最終的に得られる演算結果は
変わらないことがわかる。
【0062】さらに、これらの関係を一般式に適用した
例を以下に示すデータ変換演算式(7)により説明す
る。
【0063】
【数7】 この式(7)は、一次元のときの演算式であり、乗算及
び加算には演算誤差は無いものとするが、実際には、係
数ai を有限ビット数で表現する場合に誤差が発生する
こともある。この式(7)に対してバレルシフタによる
切り捨て処理を行うと、式(8)に示すように、“−Δ
i ”が一次元目の演算誤差として出力される。
【0064】
【数8】 すなわち、式(8)から式(7)を減算した結果が、式
(9)に示す一次元目の演算処理した後の実際の演算誤
差の一般式である。
【0065】
【数9】 さらに、式(8)に対して、二次元目の演算処理を施し
て切り捨て処理を行うと、式(10)に示すように、
“−Δj ”の項が二次元目の演算誤差として出力され
る。
【0066】
【数10】 ここまでが従来と同様の二次元演算処理の一般式であ
る。すなわち、式(10)から式(7)を減算した結果
が、式(11)に示す二次元目の演算処理した後の実際
の演算誤差の一般式である。
【0067】
【数11】 ここで、例えば、上記アダマール変換で示した式(3)
の様に、その係数が全て正の数である場合を考えると、
式(11)の各項は、“−Δi ”と“−Δj ”と全て負
の数をとるため、上記従来の図10に示した演算誤差を
示した図と同様に本来とるべき値よりも全体的に小さい
値となり、大きな誤差が発生する。
【0068】本発明では、この式(11)の係数“aj
”に対して補数(−1)を乗算すると、式(12)に
よって表される。
【0069】
【数12】 この式(12)の各項について同様に誤差を考えると、
Σ内の第1項は正の数、第2項は負の数となり、上記の
ように各項の演算誤差を絶対値としてとらえると互いに
誤差を相殺し、式(11)よりも誤差を小さくすること
ができ、演算精度の向上を図りつつデータ変換演算を行
うことができる。
【0070】また、上記式(12)の例では、係数に実
際の値の補数を用いて二次元変換演算によってその誤差
を減少させるようにしたが、係数が負の数の場合には、
かえって演算誤差が大きくなってしまう可能性がある。
【0071】そこで、本来の係数の値に(−1)を乗算
した値を予め係数ROM等に格納しておき、例えば、式
(13)に対して、偶数番目の項(αi ,bi =2m)
には、本来の係数を乗算して“αi =1”と“bi =a
i ”とし、奇数番目の項(αi ,bi =2m+1)に
は、(−1)を乗算した係数を用いて“αi =−1”と
“bi =−ai ”とし、加減算器によってその(−1)
を乗算した分を補正するようにする。
【0072】
【数13】 この式(13)の偶数項と奇数項に本来の係数と補数を
乗算した結果は、式(14)となる。
【0073】
【数14】 この式(14)の各項について同様に誤差を考えると、
Σ内の第1項は負の数、第2項は正の数となり、上記の
ように各項の演算誤差を絶対値としてとらえると互いに
誤差を相殺し、上記式(11)よりも誤差を小さくする
ことができ、係数が全て負の数である場合にも対応でき
る。また、二次元変換演算だけでなく、一次元演算にお
いても本発明の基本原理を応用すれば、演算精度を向上
させることができる。
【0074】第1実施例 以下、上記本発明の基本的な考え方に基づいて実施例を
説明する。
【0075】図3、図4は、本発明に係るデータ圧縮装
置の第1実施例を示す図であり、DCT変換方式に基づ
くデータ圧縮装置に適用した例である。
【0076】まず、構成を説明する。図3は、データ圧
縮装置20のブロック構成図である。この図において、
データ圧縮装置20は、圧縮を施そうとする画像データ
を1フレーム単位で蓄積するデータ記憶装置21と、デ
ータ記憶装置21から読出した1フレーム単位の画像デ
ータに対してDCT演算処理により上記図7に示したよ
うに、例えば、画像データを8×8画素から成るブロッ
ク単位で特定の周波数成分の抽出処理を縦横(順不同)
二次元に施すとともに、その二次元変換演算処理に際し
て後述する係数と補数の乗算処理を施すデータ変換演算
装置22と、データ記憶装置20に蓄えられたデータ変
換演算後のデータに対して、例えば上記図8に示したよ
うな量子化テーブルの値で除算をする(あるいは、逆数
の乗算)ことによって量子化演算を行なう量子化装置2
3と、各部装置の動作を制御してデータ圧縮装置20全
体を制御する制御装置24とにより構成される。
【0077】データ変換演算装置22は、図4に示すよ
うに、乗算器33が画像データに対して乗算する係数デ
ータを格納する係数ROM31と、乗算器33が画像デ
ータに対して乗算する補数データを格納する補数ROM
32、上記データ記憶装置21から入力される画像デー
タに対して係数ROM31から読み出した係数と補数R
OM32から読み出した補数とを乗算してバレルシフタ
34に出力する乗算器33と、乗算器33から入力され
る乗算後のデータを必要なビット数だけ残し、右シフト
(切り捨て)し、加減算器35に出力するバレルシフタ
34と、バレルシフタ34から入力される値に前回の値
との和(差)を求める加減算器35とにより構成されて
いる。
【0078】すなわち、本データ変換演算装置22の補
数ROM32は、係数ROM31に格納されている係数
データの補数データを予め格納し、乗算器33は、デー
タ記憶装置21から入力される画像データに対して二次
元変換演算処理を行う際に、一次元目と二次元目の乗算
に必要な係数データを係数ROM31から読み出して乗
算するとともに、必要に応じてその係数データの補数デ
ータを補数ROM32から読み出して乗算するようにし
ている。これは上記基本原理で説明したように、バレル
シフタ34により切り捨てられ、加減算器35により最
終的に出力される二次元の演算結果の誤差を小さくする
ようにするためである。
【0079】次に、本実施例の動作を説明する。
【0080】まず、データ記憶装置21には、原画像の
データが保持されているものとする。データ変換演算装
置22は、データ記憶装置21から画像データを読込ん
でDCT演算を行ない、そのDCT演算出力は、量子化
装置23に送られる。また、量子化装置23では、デー
タ変換演算装置22からの入力に対して所定の量子化テ
ーブルの値に従って量子化演算を行なう。
【0081】このとき、本実施例のデータ変換演算装置
22では、例えば、式(15)に示す4次行列の画像デ
ータに対してDCT方式の二次元変換演算処理が行われ
るものとする。
【0082】
【数15】 このデータ変換演算装置22における演算過程を上記基
本原理で説明した一般式(7)〜(12)に対応させて
説明する。
【0083】まず、この式(15)の画像データに対し
て一次元目の変換演算処理を行って係数ROM31から
読み出した係数を乗算器33で乗算すると、上記一般式
(7)に対応する式(16)に示す値が演算結果として
出力される。
【0084】
【数16】 この式(16)に対してバレルシフタ34による切り捨
て処理を行うと、上記一般式(8)に対応する式(1
7)に示す値が演算結果として出力される。
【0085】
【数17】 このとき式(17)に示すように、各項で“−Δ00,−
Δ01,−Δ02,−Δ03”が一次元目の演算誤差として出
力される。
【0086】すなわち、式(17)から式(16)を減
算した結果が、式(18)に示す一次元目の演算処理し
た後の演算誤差が負の値で出力される。
【0087】
【数18】 さらに、式(17)に対して、二次元目の変換演算処理
を行って係数ROM31から読み出した係数を乗算器3
3で乗算すると、上記一般式(10)に対応する式(1
9)に示す負の値が演算結果として出力される。
【0088】
【数19】 この式(19)に対してバレルシフタ34による切り捨
て処理を行うと、上記一般式(11)に対応する式(2
0)に示す値が演算結果として出力される。
【0089】
【数20】 このとき式(20)に示すように、上記式(18)に示
した演算誤差に加えて各項にニ次元目の負の値の演算誤
差が出力され、全体として負の値にシフトした演算誤差
となり、本来とるべき値からの誤差が大きくなってい
る。すなわち、式(20)の各項のCOS係数は全て正
の数であるため、この各項では、“−Δij”(i =0,
1、j =0〜9)と全て負の数をとるため、上記従来の
図10に示した演算誤差を示した図と同様に本来とるべ
き値よりも全体的に小さい値となり、大きな誤差が発生
する。ここまでが従来のDCT方式による二次元変換演
算処理の演算過程である。
【0090】本実施例では、この式(20)の各項の係
数に対して補数ROM32から読み出した補数データと
して(−1)を乗算器33で乗算すると、上記一般式
(12)に対応する式(21)に示す演算結果が出力さ
れる。
【0091】
【数21】 このように係数に補数を乗算すると、各項で正の値と負
の値が相殺し合って全体的な演算誤差を上記式(20)
に比べて小さくすることができる。
【0092】したがって、本実施例のDCT方式による
画像データの二次元変換演算処理では、各項の係数に予
め補数ROMに格納した補数を乗算することにより、一
次元目と二次元目に発生する負の演算誤差を正の演算誤
差として相殺して全体的な演算誤差を小さくすることが
でき、二次元変換演算処理の演算精度を向上させること
ができる。
【0093】したがって、上記従来の図9に示したデー
タ変換演算装置3のようにバレルシフタ8により右シフ
ト(切り捨て)処理を行う場合に比べて、本実施例のデ
ータ圧縮装置20では、その出力する演算結果を本来と
るべき値との演算誤差がより小さくなるように算出する
ことができる。
【0094】また、上記従来の図11に示したデータ変
換演算装置3のようにインクリメンタ10を追加して四
捨五入処理を行う場合に比べて、上記従来の図9と同等
の回路構成で本実施例のデータ圧縮装置20を実現で
き、回路規模を大きくすることなく低コストで演算精度
を向上させることができる。
【0095】また、上記従来の図12に示したデータ変
換演算装置3のようにバレルシフタ8と加減算器9をバ
ス12で接続し、バレルシフタ8と加減算器9のバス切
換えにより加減算器9が四捨五入処理を行う場合に比べ
て、本実施例のデータ圧縮装置20では演算時間を長引
かせることなく演算精度を向上させることができる。な
お、上記実施例では、補数ROMを別に設けるようにし
たが、従来の係数ROMの空き領域に格納してもよく、
実際にはハード構成を追加することなく、格納する係数
データの変更と処理プログラム等を変更するだけでよ
く、低コストで本実施例を実現することができる。
【0096】第2実施例 また、第1実施例では、本発明を画像データの二次元変
換演算処理としてDCT方式に適用した場合を説明した
が、すなわち、乗算、切り捨て、加減算処理を2回繰り
返し行う処理の場合に、本発明の補数の乗算処理が有効
である旨を説明したが、強い相関を持つデータが隣接し
て存在する場合には、その各データに順次一次元変換演
算処理する場合であっても本発明の補数の乗算処理は有
効である。すなわち、二次元の画像データを奇数ライン
と偶数ラインに分け、そのライン毎に一次元変換演算処
理を実行する場合、又は、画素データ毎に一次元変換演
算処理を実行する場合である。
【0097】このような強い相関を持つ隣接データに対
する一次元変換演算処理に本発明のデータ圧縮装置を適
用した例を以下に第2実施例として説明する。
【0098】図5は、本発明のデータ圧縮装置の第2実
施例を示す図であり、DCT変換方式に基づくデータ圧
縮装置に適用した例である。図5は、データ圧縮装置内
のデータ変換演算装置のブロック構成図である。なお、
本実施例のデータ圧縮装置の全体のブロック構成は、上
記第1実施例の図3に示したデータ圧縮装置と同一であ
るため図示及び説明は省略する。
【0099】図5において、データ変換演算装置40
は、乗算器43が画像データに対して乗算する係数デー
タを格納する係数ROM41と、乗算器43が画像デー
タに対して乗算する補数データを格納する補数ROM4
2、上記データ記憶装置21から入力されるライン毎の
画像データあるいは画素データに対し、そのラインデー
タ毎あるいは画素データ毎に係数ROM41から読み出
した係数と補数ROM42から読み出した補数とを乗算
してバレルシフタ44に出力する乗算器43と、乗算器
43から入力される乗算後のデータを必要なビット数だ
け残し、右シフト(切り捨て)し、加減算器45に出力
するバレルシフタ44と、バレルシフタ44から入力さ
れる値に前回の値との和(差)を求める加減算器45と
により構成されている。
【0100】すなわち、本データ変換演算装置40の補
数ROM42は、係数ROM41に格納されている係数
データの補数データを予め格納し、乗算器43は、デー
タ記憶装置21から入力されるライン毎の画像データあ
るいは画素データに対して一次元変換演算処理を行う際
に、乗算に必要な係数データを係数ROM41から読み
出して乗算するとともに、必要に応じてその係数データ
の補数データを補数ROM42から読み出して乗算する
ようにしている。これは上記基本原理で説明したよう
に、バレルシフタ44により切り捨てられ、加減算器4
5により出力される一次元の演算結果の誤差を小さくす
るようにするためである。
【0101】次に、本実施例の動作を説明する。
【0102】まず、データ記憶装置21には、原画像の
データが保持されているものとする。データ変換演算装
置40は、データ記憶装置21からライン毎の画像デー
タあるいは画素データを読込んでDCT演算を行ない、
そのDCT演算出力は、上記量子化装置23に送られ
る。また、量子化装置23では、データ変換演算装置2
2からの入力に対して所定の量子化テーブルの値に従っ
て量子化演算を行なう。このとき、本実施例のデータ変
換演算装置40では、例えば、上記式(15)に示した
4次行列の画像データに対してDCT方式の一次元変換
演算処理が行われるものとする。このデータ変換演算装
置40における演算過程を上記基本原理で説明した一般
式(13)に対応させて説明する。
【0103】まず、この式(15)の画像データに対し
て一次元の変換演算処理を行って係数ROM41から読
み出した係数と補数ROM42を乗算器43で乗算する
と、上記一般式(13)に対応する式(22)に示す値
が演算結果として出力される。
【0104】
【数22】 この式(22)では、第1項目及び第3項目では通常の
係数を乗算し、第2項目及び第4項目では係数と補数
(−1)を乗算している。すなわち、各項の係数が全て
正の数であるため、奇数項には係数のみを乗算し、偶数
項には係数と補数を乗算することにより、奇数項の演算
誤差を正の数として小さくし、偶数項の演算誤差を負の
数として大きくし、奇数項と偶数項で演算誤差を相殺す
るようにしている。
【0105】したがって、一次元変換演算処理で全ての
項の係数が同一符号であっても、奇数項あるいは偶数項
に補数を乗算することにより、奇数項と偶数項で発生す
る演算誤差が相殺するように演算結果を得ることがで
き、全体の演算誤差を小さくすることができる。
【0106】したがって、上記第1実施例では、二次元
変換演算処理で乗算する係数が全て正の数の場合に補数
として負の数を乗算する場合を説明したが、係数が負の
数の場合には、かえって演算誤差が大きくなってしまう
可能性がある(但し、この場合でも上記従来のデータ圧
縮装置で発生する演算誤差を超えることはない)が、第
2実施例では、各項の係数に対して奇数項あるいは偶数
項のみに補数を乗算しているので、奇数項と偶数項の間
で演算誤差を小さくすることができ、全体の演算誤差を
確実に小さくすることができる。
【0107】その結果、一次元変換演算処理においても
従来よりも演算誤差を小さくすることができ、一次元変
換演算処理における演算精度の向上を図ることができ
る。また、本実施例では、上記第1実施例と同様に、補
数ROMを別に設けるようにしたが、従来の係数ROM
の空き領域に格納してもよく、実際にはハード構成を追
加することなく、格納する係数データの変更と処理プロ
グラム等を変更するだけでよく、低コストで本実施例を
実現することができる。
【0108】また、本実施例は、相関性の高いデータで
あれば、画像データ以外のデータに対しても適用可能で
あり、例えば、データが奇数ブロックと偶数ブロックに
分けられるような場合にも適用可能である。
【0109】なお、上記各実施例では、本発明をDCT
方式のデータ圧縮装置に適用した場合について説明した
が、このDCT方式に限定されず、データ圧縮を行うも
のであればどのような装置にも適用できることは言うま
でもない。例えば、JPEG(Joint Photographic Exp
ert Group )やMPEG(Motion Picture Image Co-di
ng Experts Group)に準拠したデータ圧縮装置にも適用
することができる。
【0110】また、上記各実施例では、補数を例えば
(−1)とする例を示したが、これには限定されず、乗
算される係数の補数で表されるものであればどのような
数値でもよいことは言うまでもない。
【0111】また、本実施例では、データ変換演算装置
にDCTを適用しているが、これら符号化方式には限定
されず、符号化演算を行なうものであればどのような装
置にも適用できることは言うまでもない。例えば、ハー
ル(Harr)変換、傾斜変換(スラント変換)、対称性サ
イン変換などを用いたデータ圧縮伸張装置に適用するこ
とができる。
【0112】また、入力データに対してデータ変換を行
なうものであれば、データ変換の種類は何でもよく、D
CTによる周波数成分の変換のほか、例えばFFT,L
OT(Lapped Orthogonal Transform:重合直交変換)
等の直交データ変換に適用可能である。
【0113】
【発明の効果】本発明によれば、データ記憶手段から出
力されたデータに対してデータ変換演算手段により所定
の変換係数に基づく変換符号化、直交変換あるいは周波
数変換により二次元のデータ変換演算を実行し、該デー
タ変換演算では、入力データに対して変換係数を乗算す
るとともに該変換係数を乗算したデータの絶対値あるい
は該データが正の数か負の数かに応じて該変換係数の補
数を設定して乗算し、該補数としては2の補数あるいは
(−1)を用いているので、データを変換演算する際に
発生する演算誤差を補数を乗算した値で相殺して全体的
な演算誤差を小さくすることができ、データ変換演算処
理における演算精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本原理説明において従来のアダマー
ル変換方式により処理される二次元データの演算過程を
示す図。
【図2】本発明の基本原理説明において本発明のアダマ
ール変換方式により処理される二次元データの演算過程
を示す図。
【図3】本発明を適用した第1実施例のデータ圧縮装置
のブロック構成図。
【図4】図3のデータ変換演算装置のブロック構成図。
【図5】本発明を適用した第2実施例のデータ変換演算
装置のブロック構成図。
【図6】従来のデータ圧縮装置のブロック構成図。
【図7】図6のデータ圧縮装置により処理される画像デ
ータの構成を示す図。
【図8】図6の量子化装置により利用される量子化テー
ブルの構成を示す図。
【図9】図6のデータ変換演算装置のブロック構成図。
【図10】図9のデータ変換演算装置により出力される
演算結果を説明するための図。
【図11】従来のその他のデータ変換演算装置のブロッ
ク構成図。
【図12】従来のその他のデータ変換演算装置のブロッ
ク構成図。
【符号の説明】
20 データ圧縮装置 21 データ記憶装置 22 データ変換演算装置 23 量子化装置 24 制御装置 31、41 係数ROM 32、42 補数ROM 33、43 乗算器 34、44 バレルシフタ 35、45 加減算器

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のデータを記憶する第1の工程と、 前記第1の工程により出力されたデータに対して所定の
    変換係数と該変換係数の補数を乗算する変換符号化によ
    りデータ変換演算を実行する第2の工程と、 前記第2の工程によるデータ変換後のデータに対して量
    子化演算を実行する第3の工程と、 を具備したことを特徴とするデータ圧縮方法。
  2. 【請求項2】 所定のデータを記憶する第1の工程と、 前記第1の工程により出力されたデータに対して所定の
    変換係数と該変換係数の補数を乗算する変換符号化によ
    り一次元目のデータ変換演算を実行する第2の工程と、 前記第2の工程により一次元目のデータ変換演算が行わ
    れたデータに対して所定の変換係数と該変換係数の補数
    を乗算する変換符号化により二次元目のデータ変換演算
    を実行する第3の工程と、 前記第2及び第3の工程によるデータ変換後のデータに
    対して量子化演算を実行する第4の工程と、 を具備したことを特徴とするデータ圧縮方法。
  3. 【請求項3】 所定のデータを記憶する第1の工程と、 前記第1の工程により出力されたデータに対して所定の
    変換係数と該変換係数の補数を乗算する変換符号化によ
    りデータ変換演算を実行する第2の工程と、 前記第1の工程により出力されたデータのうち前記第2
    の工程によりデータ変換演算が行われたデータと相関す
    るデータに対して所定の変換係数と該変換係数の補数を
    乗算する変換符号化によりデータ変換演算を実行する第
    3の工程と、 前記第2及び第3の工程によるデータ変換後のデータに
    対して量子化演算を実行する第4の工程と、 を具備したことを特徴とするデータ圧縮方法。
  4. 【請求項4】 前記第2及び第3の工程は、前記一次元
    目及び二次元目の各データ変換演算に際して、変換係数
    を乗算した後のデータの絶対値に応じて乗算する補数を
    設定することを特徴とする請求項2記載のデータ圧縮方
    法。
  5. 【請求項5】 前記第2及び第3の工程は、前記相関デ
    ータの各データ変換演算に際して、変換係数を乗算した
    後のデータの絶対値に応じて乗算する補数を設定するこ
    とを特徴とする請求項3記載のデータ圧縮方法。
  6. 【請求項6】 前記第2及び第3の工程は、前記一次元
    目及び二次元目の各データ変換演算に際して、各データ
    の項毎に乗算する変換係数が正の数か負の数かに応じて
    乗算する補数を設定することを特徴とする請求項2記載
    のデータ圧縮方法。
  7. 【請求項7】 前記第2及び第3の工程は、前記相関デ
    ータのデータ変換演算に際して、各データの項毎に乗算
    する変換係数が正の数か負の数かに応じて乗算する補数
    を設定することを特徴とする請求項3記載のデータ圧縮
    方法。
  8. 【請求項8】 前記第2及び第3の工程は、直交変換に
    よりデータ変換演算を実行することを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項
    6又は請求項7の何れかに記載のデータ圧縮方法。
  9. 【請求項9】 前記第2及び第3の工程は、周波数変換
    によりデータ変換演算を実行することを特徴とする請求
    項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求
    項6又は請求項7の何れかに記載のデータ圧縮方法。
  10. 【請求項10】 前記第2及び第3の工程は、離散コサ
    イン変換によりデータ変換演算を実行することを特徴と
    する請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
    5、請求項6又は請求項7の何れかに記載のデータ圧縮
    方法。
  11. 【請求項11】 前記第2及び第3の工程は、アダマー
    ル変換によりデータ変換演算を実行することを特徴とす
    る請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
    5、請求項6又は請求項7の何れかに記載のデータ圧縮
    方法。
  12. 【請求項12】 前記第2及び第3の工程は、フーリエ
    変換によりデータ変換演算を実行することを特徴とする
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、
    請求項6又は請求項7の何れかに記載のデータ圧縮方
    法。
  13. 【請求項13】 前記第2及び第3の工程は、乗算する
    補数として2の補数を用いたことを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項
    6又は請求項7の何れかに記載のデータ圧縮方法。
  14. 【請求項14】 前記第2及び第3の工程は、乗算する
    補数として(−1)を用いたことを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項
    6又は請求項7の何れかに記載のデータ圧縮方法。
  15. 【請求項15】 前記第2及び第3の工程は、ライン間
    で相関するデータに対して前記データ変換演算を実行す
    ることを特徴とする請求項3、請求項5又は請求項7の
    何れかに記載のデータ圧縮方法。
  16. 【請求項16】 前記第2及び第3の工程は、ブロック
    間で相関するデータに対して前記データ変換演算を実行
    することを特徴とする請求項3、請求項5又は請求項7
    の何れかに記載のデータ圧縮方法。
  17. 【請求項17】 所定のデータを記憶するデータ記憶手
    段と、 前記データ記憶手段から出力されたデータに対して所定
    の変換係数に基づいて変換符号化によりデータ変換演算
    を実行するデータ変換演算手段と、 前記データ変換演算手段によるデータ変換後のデータに
    対して量子化演算を実行する量子化手段と、 前記データ記憶手段、前記データ変換演算手段及び前記
    量子化手段を制御する制御手段とを備えたデータ圧縮装
    置であって、 前記データ変換演算手段は、入力データに対して変換係
    数を乗算するとともに該変換係数の補数を乗算すること
    を特徴とするデータ圧縮装置。
  18. 【請求項18】 所定のデータを記憶するデータ記憶手
    段と、 前記データ記憶手段から出力されたデータに対して所定
    の変換係数に基づいて変換符号化により一次元目のデー
    タ変換演算を実行するとともに、該一次元目のデータ変
    換演算後のデータに対して所定の変換係数に基づいて変
    換符号化により二次元目のデータ変換演算を実行するデ
    ータ変換演算手段と、 前記データ変換演算手段による一次元目及び二次元目の
    データ変換後のデータに対して量子化演算を実行する量
    子化手段と、 前記データ記憶手段、前記データ変換演算手段及び前記
    量子化手段を制御する制御手段とを備えたデータ圧縮装
    置であって、 前記データ変換演算手段は、入力データに対して前記一
    次元目及び二次元目の各データ変換演算に際して変換係
    数を乗算するとともに該変換係数の補数を乗算すること
    を特徴とするデータ圧縮装置。
  19. 【請求項19】 所定のデータを記憶するデータ記憶手
    段と、 前記データ記憶手段から出力されたデータに対して所定
    の変換係数に基づいて変換符号化によりデータ変換演算
    を実行するとともに、前記データ記憶手段から出力され
    たデータのうち該データ変換演算後のデータと相関する
    データに対して所定の変換係数に基づいて変換符号化に
    よりデータ変換演算を実行するデータ変換演算手段と、 前記データ変換演算手段によるデータ変換後の各相関デ
    ータに対して量子化演算を実行する量子化手段と、 前記データ記憶手段、前記データ変換演算手段及び前記
    量子化手段を制御する制御手段とを備えたデータ圧縮装
    置であって、 前記データ変換演算手段は、前記相関する各データのデ
    ータ変換演算に際して変換係数を乗算するとともに該変
    換係数の補数を乗算することを特徴とするデータ圧縮装
    置。
  20. 【請求項20】 前記データ変換演算手段は、前記一次
    元目及び二次元目の各データ変換演算に際して、変換係
    数を乗算した後のデータの絶対値に応じて乗算する補数
    を設定することを特徴とする請求項18記載のデータ圧
    縮装置。
  21. 【請求項21】 前記データ変換演算手段は、前記相関
    データの各データ変換演算に際して、変換係数を乗算し
    た後のデータの絶対値に応じて乗算する補数を設定する
    ことを特徴とする請求項19記載のデータ圧縮装置。
  22. 【請求項22】 前記データ変換演算手段は、前記一次
    元目及び二次元目の各データ変換演算に際して、各デー
    タの項毎に乗算する変換係数が正の数か負の数かに応じ
    て乗算する補数を設定することを特徴とする請求項18
    記載のデータ圧縮装置。
  23. 【請求項23】 前記データ変換演算手段は、前記相関
    データのデータ変換演算に際して、各データの項毎に乗
    算する変換係数が正の数か負の数かに応じて乗算する補
    数を設定することを特徴とする請求項19記載のデータ
    圧縮装置。
  24. 【請求項24】 前記データ変換演算手段は、直交変換
    によりデータ変換演算を実行することを特徴とする請求
    項17、請求項18、請求項19、請求項20、請求項
    21、請求項22又は請求項23の何れかに記載のデー
    タ圧縮装置。
  25. 【請求項25】 前記データ変換演算手段は、周波数変
    換によりデータ変換演算を実行することを特徴とする請
    求項17、請求項18、請求項19、請求項20、請求
    項21、請求項22又は請求項23の何れかに記載のデ
    ータ圧縮装置。
  26. 【請求項26】 前記データ変換演算手段は、離散コサ
    イン変換によりデータ変換演算を実行することを特徴と
    する請求項17、請求項18、請求項19、請求項2
    0、請求項21、請求項22又は請求項23の何れかに
    記載のデータ圧縮装置。
  27. 【請求項27】 前記データ変換演算手段は、アダマー
    ル変換によりデータ変換演算を実行することを特徴とす
    る請求項17、請求項18、請求項19、請求項20、
    請求項21、請求項22又は請求項23の何れかに記載
    のデータ圧縮装置。
  28. 【請求項28】 前記データ変換演算手段は、フーリエ
    変換によりデータ変換演算を実行することを特徴とする
    請求項17、請求項18、請求項19、請求項20、請
    求項21、請求項22又は請求項23の何れかに記載の
    データ圧縮装置。
  29. 【請求項29】 前記データ変換演算手段は、乗算する
    補数として2の補数を用いたことを特徴とする請求項1
    7、請求項18、請求項19、請求項20、請求項2
    1、請求項22又は請求項23の何れかに記載のデータ
    圧縮装置。
  30. 【請求項30】 前記データ変換演算手段は、乗算する
    補数として(−1)を用いたことを特徴とする請求項1
    7、請求項18、請求項19、請求項20、請求項2
    1、請求項22又は請求項23の何れかに記載のデータ
    圧縮装置。
  31. 【請求項31】 前記データ変換演算手段は、ライン間
    で相関するデータに対して前記データ変換演算を実行す
    ることを特徴とする請求項19、請求項21又は請求項
    23の何れかに記載のデータ圧縮装置。
  32. 【請求項32】 前記データ変換演算手段は、ブロック
    間で相関するデータに対して前記データ変換演算を実行
    することを特徴とする請求項19、請求項21又は請求
    項23の何れかに記載のデータ圧縮装置。
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