JPH06303251A - ステレオ音声送信方法及びステレオ音声伝送装置 - Google Patents

ステレオ音声送信方法及びステレオ音声伝送装置

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Publication number
JPH06303251A
JPH06303251A JP8614693A JP8614693A JPH06303251A JP H06303251 A JPH06303251 A JP H06303251A JP 8614693 A JP8614693 A JP 8614693A JP 8614693 A JP8614693 A JP 8614693A JP H06303251 A JPH06303251 A JP H06303251A
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JP
Japan
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cell
audio signal
unit
stereo
voice
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Pending
Application number
JP8614693A
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English (en)
Inventor
Shinji Ozeki
眞次 尾関
Shinobu Yagi
忍 八木
Katsuyuki Yamazaki
克之 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Kokusai Denshin Denwa KK
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kokusai Denshin Denwa KK, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Kokusai Denshin Denwa KK
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Publication of JPH06303251A publication Critical patent/JPH06303251A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セル化バッファ及び音声化バッファがそれぞ
れ1個でよく、固定遅延時間が従来の約半分であり、右
側音声と左側音声の再生同期をとる必要がないステレオ
音声送信方法及びステレオ音声伝送装置を提供するこ
と。 【構成】 セル化バッファ15に左右の音声信号を保持
し、46オクテットの音声情報がセル化バッファ15に蓄
積されると、ヘッダ生成部14からヘッダ情報、SN生成
部13からSN、セル化バッファ15からユーザ情報を読出
しセルに組立て送信するステレオ音声送信装置10と、受
信セル中の左右の音声信号を音声化バッファ22に保持
し、左右それぞれに音声信号を出力するステレオ音声受
信装置19とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステレオ音声信号を非
同期転送モード通信方式に基づき伝送を行うためのステ
レオ音声送信方法及びステレオ音声伝送装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、非同期転送モード通信方式に関す
る研究開発は盛んであり、ステレオ音声信号の伝送は非
同期転送モード通信方式を用いたテレビ会議システム等
に用いられ、臨場感のある会話が可能となる。
【0003】以下に、従来のステレオ音声伝送装置につ
いて説明する。
【0004】図4は、従来のステレオ音声伝送装置の構
成図である。図4において、ステレオ音声伝送装置は、
セルを非同期転送モード網へ送出するステレオ音声送信
装置30及び、非同期転送モード網からセルを受信する
ステレオ音声受信装置40により構成されている。
【0005】一方のステレオ音声送信装置30には、入
力信号のステレオ音声信号のうち右側音声信号を取り込
むR入力部31及び、左側音声信号を取り込むL入力部
32が設けられ、それらR入力部31及びL入力部32
には、取り込まれた右側音声信号及び左側音声信号を、
一時的に保持するRセル化バッファ35及びLセル化バ
ッファ36がそれぞれ接続されている。それらR入力部
31、L入力部32、Rセル化バッファ35及び、Lセ
ル化バッファ36には、取り込んだ右側音声信号をRセ
ル化バッファ35へ書き込むための制御及び、取り込ん
だ左側音声信号をLセル化バッファ36へ書き込むため
の制御を行う音声書込み制御部37が接続されている。
【0006】又、セル発生の時系列を示すシーケンス番
号(以下、SNと呼ぶ)を生成するSN生成部33及
び、セルの宛先を示す右側音声セル用ヘッダ情報と左側
音声セル用ヘッダ情報を生成するヘッダ生成部34が設
けられ、それらSN生成部33、ヘッダ生成部34と、
前述のRセル化バッファ35及びLセル化バッファ36
には、セル読出し制御部38が接続され、このセル読出
し制御部38は、ヘッダ生成部34から右側音声セル用
ヘッダ情報、SN生成部33からSN、Rセル化バッフ
ァ35からユーザ情報すなわち右側音声信号を、それぞ
れ読み出し、それら読み出したヘッダ情報、SN、ユー
ザ情報を右側音声用セルに組み立てる制御を行い、又、
ヘッダ生成部34から左側音声セル用ヘッダ情報、SN
生成部33からSN、Lセル化バッファ36からユーザ
情報すなわち左側音声信号を、それぞれ読み出し、それ
ら読み出したヘッダ情報、SN、ユーザ情報を左側音声
用セルに組み立てる制御を行い、更に、SN生成部33
に対してSNの更新指示制御を行う。
【0007】又、前述のSN生成部33、ヘッダ生成部
34、Rセル化バッファ35及び、Lセル化バッファ3
6には、組み立てられたセルを非同期転送モード網へ送
出するためのセル送信部39が接続されている。
【0008】もう一方のステレオ音声受信装置40に
は、非同期転送モード網からセルを受信するためのセル
受信部47が設けられ、そのセル受信部47には、R音
声化バッファ43、L音声化バッファ44及び、セル書
込み制御部46が接続されている。前述のセル受信部4
7は、受信したセルのヘッダ情報から右側音声用セルか
左側音声用セルかの識別を行い、それに応じてセル書込
み制御部46に対しR音声化バッファ43及びL音声化
バッファ44のどちらに対して書き込みを開始するかの
指示を行い、又、受信セルのうちSNとユーザ情報を出
力する制御を行う。又、R音声化バッファ43は、セル
受信部47からの右側音声信号に該当するSNとユーザ
情報を一時的に保持し、L音声化バッファ44は、セル
受信部47からの左側音声信号に該当するSNとユーザ
情報を一時的に保持する。又、セル書込み制御部46
は、セル受信部47からの書き込み指示に基づき、R音
声化バッファ43、あるいはL音声化バッファ44にS
Nとユーザ情報を書き込むための制御を行う。
【0009】前述のR音声化バッファ43は、右側音声
信号を出力するR出力部41に接続され、L音声化バッ
ファ44は、左側音声信号を出力するL出力部42に接
続され、それらR出力部41、L出力部42、R音声化
バッファ43及び、L音声化バッファ44には、音声読
出し制御部45が接続されている。この音声読出し制御
部45は、初期化後の先頭セルを受信すると非同期転送
モード網内揺らぎ時間相当の待ち合わせを行い、以後R
音声化バッファ43から読み出したSNとL音声化バッ
ファ44から読み出したSNに基づいて、左右音声の再
生同期を保ちつつR音声化バッファ43から右側音声信
号、L音声化バッファ44から左側音声信号を連続的に
読み出すための制御を行う。
【0010】図3は、音声信号を伝送するセルフォーマ
ットを示す図である。このセルフォーマットでは、ユー
ザ情報部に47オクテットの音声信号を入れることと
し、音声信号が右側の音声信号であるか左側の音声信号
であるかの識別はヘッダ情報(5オクテットで構成され
る)により行う。1オクテットのSNは右側音声用セル
と左側音声用セルを1組とし同一番号を付与し、1組の
セルを送出する毎に更新される。
【0011】以上のように構成された従来のステレオ音
声伝送装置を用いた場合の、音声入力信号、送信セル、
受信セル、音声出力信号の様子を図5に示す。非同期転
送モード網内では、セル毎に遅延揺らぎが発生する。
【0012】次に、従来のステレオ音声伝送装置につい
て、以下にその動作を説明する。
【0013】ここで、ステレオ音声送信装置30におい
ては、ステレオ音声信号に対して右側音声用セルと左側
音声用セルを別々に組み立てるために、右側音声信号
用、左側音声信号用にそれぞれRセル化バッファ35と
Lセル化バッファ36を用意する。
【0014】まず、R入力部31を経由して入力された
右側音声信号をRセル化バッファ35に書き込み、L入
力部32を経由して入力された左側音声信号をLセル化
バッファ36に書き込む。音声書込み制御部37は、初
期化時にRセル化バッファ35とLセル化バッファ36
のクリアを行い、以後Rセル化バッファ35とLセル化
バッファ36への書き込み信号を共通化することで、各
バッファに蓄えられる右側音声信号と左側音声信号の同
期化を計っている。
【0015】次に、ヘッダ生成部34は、右側音声セル
用ヘッダ情報と左側音声セル用ヘッダ情報の生成を行
い、SN生成部33はSNの生成を行う。その後、セル
読出し制御部38は、47オクテットの右側音声信号が
Rセル化バッファ35に蓄積される毎に、ヘッダ生成部
34から右側音声セル用ヘッダ情報を読み出し、又、S
N生成部33からSNを読み出し、更にRセル化バッフ
ァ35からユーザ情報、すなわち右側音声信号を読み出
して、それらを右側音声用セルに組み立て、続いて、ヘ
ッダ生成部34から左側音声セル用ヘッダ情報を読み出
し、又、SN生成部33からSNを読み出し、更にLセ
ル化バッファ36からユーザ情報、すなわち左側音声信
号を読み出して、それらを左側音声用セルに組み立て、
その後SN生成部33に対してSNの更新指示を行う。
このようにして組み立てられた右側音声用セルと左側音
声用セルはセル送信部39により順次非同期転送モード
網へ送出される(図5参照)。
【0016】一方、ステレオ音声受信装置40において
は、非同期転送モード網から受信した右側音声用セルと
左側音声用セルから右側音声信号と左側音声信号を抽出
し、左右の再生同期を取りつつステレオ音声信号を出力
している。このため右側音声用セルの受信のためにR音
声化バッファ43、左側音声用セルの受信のためにL音
声化バッファ44を持ち、左右の音声信号の再生同期を
とるためにSNを利用している。
【0017】まず、非同期転送モード網から受信したセ
ルはセル受信部47に入力される。セル受信部47は、
セルのヘッダ情報の解析を行い、右側音声用セルか左側
音声用セルかの識別を行い、該当する音声化バッファに
対しSNとユーザ情報の書き込みを行うようにセル書込
み制御部46に対して指示を行う。セル書込み制御部4
6では、セル受信部47の指示に従い、該当する音声化
バッファに対し、セル受信部47経由で取り込まれたS
Nとユーザ情報の書き込み制御を行う。
【0018】次に、音声読出し制御部45は、初期化後
に先頭セルを受信すると、非同期転送モード網内揺らぎ
時間相当の待ち合わせを行い、以後SNに基づいて左右
音声の再生同期を保ちつつユーザ情報、すなわち音声信
号の連続的な読み出しを行う。R音声化バッファ43と
L音声化バッファ44から読み出されたユーザ情報、す
なわち右側音声信号と左側音声信号は、それぞれR出力
部41とL出力部42により出力される。
【0019】また、セルに組み立てるまでの時間、すな
わちユーザ情報長の47オクテットの音声信号がそれぞ
れのセル化バッファに蓄積されるまでの時間が固定遅延
時間となっている(図5参照)。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ようなステレオ音声伝送装置では、ステレオ音声送信装
置30においては、右側音声用セルと左側音声用セルと
を別々に組立てるためRセル化バッファ35とLセル化
バッファ36が必要であり、ステレオ音声受信装置40
においては、右側音声用セルと左側音声用セルを別々に
受信するためR音声化バッファ43とL音声化バッファ
44が必要であるという課題があり、又音声信号をセル
に組立てるまでの固定遅延時間が長いという課題があ
り、又非同期転送モード網において、セル毎に遅延揺ら
ぎが発生するため再生するときに右側音声と左側音声と
の再生同期をとる必要があるという課題がある。
【0021】本発明は、従来のステレオ音声伝送装置の
このような課題を考慮し、セル化バッファ及び音声化バ
ッファがそれぞれ1個でよく、固定遅延時間が従来より
短くでき、右側音声と左側音声の再生同期をとる必要が
ないステレオ音声送信方法及びステレオ音声伝送装置を
提供することを目的とするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、R
入力部によりステレオ音声信号の右側音声信号を入力
し、L入力部によりステレオ音声信号の左側音声信号を
入力し、1単位であるセル中に、右側音声信号及び左側
音声信号のそれぞれ所定量を所定の順序で配置し、1セ
ル内の一部分とし、送出するステレオ音声送信方法であ
る。
【0023】請求項2の本発明は、請求項1における送
出を行う送出手段を備え、その送出手段は、セル発生の
時系列を示すシーケンス番号(以下SNと称す)の生成
を行うSN生成部と、セルの宛先を示すヘッダ情報を生
成するヘッダ生成部と、そのヘッダ情報、SN及び、右
側音声信号と左側音声信号のユーザ情報から1セル単位
を生成し、SN生成部に対しSNの更新指示を行うセル
読出し制御部と、生成されたセルを非同期転送モード網
へ送出するためのセル送信部とを有するステレオ音声送
信装置である。
【0024】請求項4の本発明は、請求項1のステレオ
音声送信装置から送出されたセルを受信するセル受信部
と、その受信されたセル内の情報のうち右側音声信号及
び左側音声信号を格納する信号格納手段と、信号格納手
段に格納された右側音声信号及び左側音声信号を所定の
順序で読み出す信号読み出し手段と、その読み出された
右側音声信号のみを出力するR出力部と、読み出された
左側音声信号のみを出力するL出力部とを備えたステレ
オ音声受信装置である。
【0025】請求項5の本発明は、請求項2のステレオ
音声送信装置と、請求項4のステレオ音声受信装置とを
備えたステレオ音声伝送装置である。
【0026】
【作用】本発明は、1単位であるセル中に、R入力部に
より入力された右側音声信号及びL入力部により入力さ
れた左側音声信号のそれぞれ所定量を所定の順序で配置
し、1セル内の一部分として送出するので、右側音声信
号及び左側音声信号が1つのセル中に混在している。
【0027】また本発明は、セル読出し制御部が、SN
生成部により生成されたSN、ヘッダ生成部により生成
されたヘッダ情報、右側音声信号と左側音声信号のユー
ザ情報から1セル単位を生成し、SN生成部に対しSN
の更新指示を行い、セル送信部が、生成されたセルを非
同期転送モード網へ送出する。
【0028】また本発明は、セル受信部がステレオ音声
送信装置から送出されたセルを受信し、信号格納手段
が、その受信されたセル内の情報のうち右側音声信号及
び左側音声信号を格納し、信号読み出し手段が、格納さ
れた右側音声信号及び左側音声信号を所定の順序で読み
出し、R出力部が読み出された右側音声信号のみを出力
し、L出力部が読み出された左側音声信号のみを出力す
る。
【0029】
【実施例】以下に、本発明をその実施例を示す図面に基
づいて説明する。
【0030】図1は、本発明にかかる一実施例のステレ
オ音声伝送装置である。すなわち、ステレオ音声伝送装
置は、音声信号などの情報を含むセルを非同期転送モー
ド網へ送出するステレオ音声送信装置10及び、非同期
転送モード網からセルを受信するステレオ音声受信装置
19により構成されている。
【0031】一方のステレオ音声送信装置10には、入
力信号のステレオ音声信号のうち右側音声信号を取り込
むためのR入力部11及び、左側音声信号を取り込むた
めのL入力部12が設けられ、R入力部11及びL入力
部12は、取り込まれた右側音声信号と左側音声信号と
をセルに組み立てるまで一時的にバイト単位で交互に保
持するセル化バッファ15と、R入力部11の出力とL
入力部12の出力を選択制御しつつ右側音声信号と左側
音声信号とをバイト単位で交互にセル化バッファ15に
書き込むための制御を行う音声書込み制御部16に接続
されている。又、セル化バッファ15には、出力信号を
非同期転送モード網へ送出するための送信部26が接続
されている。
【0032】前述の送信部26は、セル発生の時系列を
示すシーケンス番号(以下、SNと呼ぶ)の生成を行う
SN生成部13、セルの宛先を示すヘッダ情報を生成す
るヘッダ生成部14、セル読出し制御部17及び、組み
立てたセルを非同期転送モード網へ送出するためのセル
送信部18により構成されている。ここで、セル読出し
制御部17は、ヘッダ生成部14から5オクテットのヘ
ッダ情報を読み出し、SN生成部13から1オクテット
のSNを読み出し、更にセル化バッファ15から右側音
声信号と左側音声信号とがバイト単位で交互に混在した
46オクテットの情報を順次読み出し、この46オクテ
ットの音声信号情報に1オクテットのダミー情報を付加
してユーザ情報とし、これらヘッダ情報とSNとユーザ
情報からセルを組み立てる制御を行い、更にSN生成部
13に対してSNの更新指示制御を行う。上述の送信部
26が送出手段を構成している。
【0033】もう一方のステレオ音声受信装置19に
は、非同期転送モード網からセルを受信し、その受信セ
ル内のユーザ情報のうち右側音声信号と左側音声信号を
抽出して出力するセル受信部25が設けられ、そのセル
受信部25には、受信セル内の右側音声信号と左側音声
信号を一時的に保持する音声化バッファ22が接続され
ている。その音声化バッファ22には、セル受信部25
からの指示に基づき右側音声信号と左側音声信号を音声
化バッファ22に書き込むための制御を行うセル書込み
制御部24、右側音声信号のみを出力するR出力部2
0、左側音声信号のみを出力するL出力部21及び、音
声読出し制御部23が接続されている。その音声読出し
制御部23は、音声化バッファ22から右側音声信号と
左側音声信号の順次読み出しを行い、右側音声信号を読
み出したときにはR出力部20に書き込み制御し、左側
音声信号を読み出したときはL出力部21に書き込み制
御し、更にR出力部20とL出力部21の出力制御を行
う。
【0034】上述の音声化バッファ22が信号格納手段
を構成し、音声読出し制御部23が信号読み出し手段を
構成している。
【0035】以上のように構成されたステレオ音声伝送
装置は、ステレオ音声信号をセルに組み立てる時、ユー
ザ情報部として47オクテット目はダミー情報とし、残
りのエリアに対し偶数オクテットには右側音声信号を挿
入し、奇数オクテットには左側音声信号を挿入する。
【0036】図2は、上記実施例のステレオ音声伝送装
置を用いた場合の、音声入力信号、送信セル、受信セ
ル、音声出力信号の様子を示す図である。図5に示す従
来のステレオ音声伝送装置を用いた場合に比べ、セル組
立までの固定遅延時間は約半分になっている。
【0037】次に、上記実施例のステレオ音声伝送装置
の動作について説明する。
【0038】まず、ステレオ音声送信装置10において
は、ユーザ情報部に右側音声信号と左側音声信号を混在
させる方式でセルを組み立てるため、セル化バッファ1
5を1つとしている。
【0039】いま、R入力部11及びL入力部12によ
り取り込まれた右側音声信号と左側音声信号を1バイト
おきに交互にセル化バッファ15に書き込む。この時、
音声書込み制御部16は2入力信号を1つのセル化バッ
ファ15に書き込むため、R入力部11及びL入力部1
2の切り替え制御を行いつつセル化バッファ15に書込
みを行う。
【0040】次に、ヘッダ生成部14はヘッダ情報の生
成を行い、SN生成部13はセル読出し制御部17の指
示に基づきSNの生成を行う。更にセル読出し制御部1
7は、セル化バッファ15に46オクテットの情報が蓄
積される毎に、ヘッダ生成部14からヘッダ情報を読み
出し、SN生成部13からSNを読み出し、セル化バッ
ファ15から交互に書き込まれた右側及び左側の音声情
報を読み出し、更に1オクテットのダミー情報を付加し
てセルに組み立て、その後SN生成部13に対してSN
の更新指示を行う。組み立てられたセルはセル送信部1
8により非同期転送モード網へ送出される。
【0041】一方、ステレオ音声受信装置19において
は、非同期転送モード網から、右側音声信号及び左側音
声信号が混在したユーザ情報を有するセル1種類のみを
受信するため、1つの音声化バッファ22のみを持つ。
【0042】まず、非同期転送モード網から受信したセ
ルはセル受信部25に入力される。セル受信部25で
は、セルを受信するとセル書込み制御部24に対しセル
を受信したことを指示し、受信したセル内ユーザ情報の
うち右側音声信号と左側音声信号を音声化バッファ22
へ送信する。セル書込み制御部24はセル受信部25か
らの指示に従い、右側音声信号と左側音声信号を音声化
バッファ22へ書き込むための制御を行う。
【0043】次に、音声読出し制御部23は初期化後に
先頭のセルを受信すると、非同期転送モード網内揺らぎ
時間相当の待ち合わせを行い、音声化バッファ22から
右側音声信号と左側音声信号を連続的に読み出し、右側
音声信号を読み出したときはR出力部20に書き込み制
御し、左側音声信号を読み出したときはL出力部21に
書き込み制御し、かつR出力部20とL出力部21の出
力制御を行う。そうすると、右側音声信号はR出力部2
0から出力され、左側音声信号はL出力部21から出力
される。
【0044】ここで、46オクテットの音声信号がセル
化バッファ15に蓄積されるまでの時間、すなわち音声
信号をセルに組み立てるまでの本実施例における固定遅
延時間は、従来の固定遅延時間と比較すると約半分とな
っている(図2及び図5参照)。
【0045】なお、上記実施例では、右側音声信号及び
左側音声信号の混在をセル化バッファ15に蓄積すると
きに行う構成としたが、これに代えて、セル読出し制御
部17によりセルを組み立てるときに混在させるように
してもよい。
【0046】また、上記実施例では、右側音声信号及び
左側音声信号の混在を1バイト単位の交互配置とした
が、これに限らず、例えば2バイト以上単位の交互配置
としてもよい。要するに1セル内に同じ時系列における
右側音声信号と左側音声信号が含まれておればよい。
【0047】また、上記実施例では、セル内のユーザ情
報部の偶数オクテットに右側音声信号を挿入し、奇数オ
クテットに左側音声信号を挿入したが、逆に、偶数オク
テットに左側音声信号を挿入し、奇数オクテットに右側
音声信号を挿入するようにしてもよい。要するに送信装
置側においてセルに組み立てるときの順序と受信装置側
において読み出すときの順序とが同じであればよい。
【0048】また、上記実施例では、図3に示すような
セルフォーマットを用いたが、このセルフォーマットに
限定されるものではない。
【0049】また、本発明は上記実施例の構成に限定さ
れるものではなく、本発明の主旨に基づいて種々の変形
が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するもの
ではない。
【0050】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、ステレオ音声伝送装置におけるセル化バッファ
及び音声化バッファがそれぞれ1個でよく、固定遅延時
間が従来より短くでき、右側音声と左側音声の再生同期
をとる必要がないという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施例のステレオ音声伝送装
置の構成図である。
【図2】同実施例のステレオ音声伝送装置における信号
を説明する図である。
【図3】音声信号を伝送するセルフォーマットを示す図
である。
【図4】従来のステレオ音声伝送装置の構成図である。
【図5】従来のステレオ音声伝送装置における信号を説
明する図である。
【符号の説明】
10、30 ステレオ音声送信装置 11、31 R入力部 12、32 L入力部 13、33 SN生成部 14、34 ヘッダ生成部 15 セル化バッファ 16、37 音声書込み制御部 17、38 セル読出し制御部 18、39 セル送信部 19、40 ステレオ音声受信装置 20、41 R出力部 21、42 L出力部 22 音声化バッファ 23、45 音声読出し制御部 24、46 セル書込み制御部 25、47 セル受信部 26 送信部 35 Rセル化バッファ 36 Lセル化バッファ 43 R音声化バッファ 44 L音声化バッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八木 忍 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 山崎 克之 東京都新宿区西新宿二丁目3番2号 国際 電信電話株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 R入力部によりステレオ音声信号の右側
    音声信号を入力し、L入力部により前記ステレオ音声信
    号の左側音声信号を入力し、1単位であるセル中に、右
    側音声信号及び左側音声信号のそれぞれ所定量を所定の
    順序で配置し、1セル内の一部分とし、送出することを
    特徴とするステレオ音声送信方法。
  2. 【請求項2】 請求項1における送出動作を行う送出手
    段を備え、その送出手段は、前記セル発生の時系列を示
    すシーケンス番号(以下SNと称す)の生成を行うSN
    生成部と、セルの宛先を示すヘッダ情報を生成するヘッ
    ダ生成部と、そのヘッダ情報、前記SN及び、前記右側
    音声信号と左側音声信号のユーザ情報から1セル単位を
    生成し、前記SN生成部に対しSNの更新指示を行うセ
    ル読出し制御部と、前記生成されたセルを非同期転送モ
    ード網へ送出するためのセル送信部とを有することを特
    徴とするステレオ音声送信装置。
  3. 【請求項3】 ヘッダ情報は5オクテット、SNは1オ
    クテット、右側音声信号及び左側音声信号の情報はバイ
    ト単位で交互に混在した46オクテットであることを特
    徴とする請求項2記載のステレオ音声送信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の前記ステレオ音声送信装置か
    ら送出されたセルを受信するセル受信部と、その受信さ
    れたセル内の情報のうち前記右側音声信号及び左側音声
    信号を格納する信号格納手段と、前記信号格納手段に格
    納された右側音声信号及び左側音声信号を所定の順序で
    読み出す信号読み出し手段と、その読み出された右側音
    声信号のみを出力するR出力部と、前記読み出された左
    側音声信号のみを出力するL出力部とを備えたことを特
    徴とするステレオ音声受信装置。
  5. 【請求項5】 請求項2の前記ステレオ音声送信装置
    と、請求項4の前記ステレオ音声受信装置とを備えたこ
    とを特徴とするステレオ音声伝送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2005050944A1 (ja) * 2003-11-19 2007-06-14 独立行政法人情報通信研究機構 ネットワーク回線を用いたアナログ信号入出力システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2005050944A1 (ja) * 2003-11-19 2007-06-14 独立行政法人情報通信研究機構 ネットワーク回線を用いたアナログ信号入出力システム
JP4696269B2 (ja) * 2003-11-19 2011-06-08 独立行政法人情報通信研究機構 ネットワーク回線を用いたアナログ信号入出力システム

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