JPH0630295Y2 - ヘリコプターの空中散布用ノズル装置 - Google Patents

ヘリコプターの空中散布用ノズル装置

Info

Publication number
JPH0630295Y2
JPH0630295Y2 JP1990027654U JP2765490U JPH0630295Y2 JP H0630295 Y2 JPH0630295 Y2 JP H0630295Y2 JP 1990027654 U JP1990027654 U JP 1990027654U JP 2765490 U JP2765490 U JP 2765490U JP H0630295 Y2 JPH0630295 Y2 JP H0630295Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
helicopter
nozzle
nozzle device
boom
main rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990027654U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03119460U (ja
Inventor
俶久 北郷
幸一 北田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruyama Manufacturing Co Inc
Original Assignee
Maruyama Manufacturing Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maruyama Manufacturing Co Inc filed Critical Maruyama Manufacturing Co Inc
Priority to JP1990027654U priority Critical patent/JPH0630295Y2/ja
Publication of JPH03119460U publication Critical patent/JPH03119460U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0630295Y2 publication Critical patent/JPH0630295Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Special Spraying Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、遠隔制御式ヘリコプター等のヘリコプター
に装備されて薬液等の散布液を散布する空中散布用ノズ
ル装置に係り、詳しくは胴部の影響を受けることなくノ
ズルから散布液を均一散布することができる空中散布用
ノズル装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第8図ないし第11図は遠隔制御式ヘリコプター10の従
来の空中散布用ノズル装置に関する。第8図ないし第1
1図においてこの考案の後述の実施例と重複する部分
は、同符号により指示して、説明は省略し、主要点につ
いてのみ説明する。遠隔制御式ヘリコプター10に装備さ
れる空中散布用ノズル装置では、ノズルから噴出した薬
液が、メインロータ14の風圧を適切に受けて、下方へ向
かうように、空中散布用ノズル装置はメインロータ14の
回転直径内に位置している。
第8図及び第9図は第1の従来例(例:特開昭59−1
51827号公報)としての空中散布用ノズル装置を装
備する遠隔制御式ヘリコプター10の正面図及び平面図で
ある。回転式噴射ノズル40は、胴部12の膨出状前部から
左右へ張り出して、左右に各1個ずつ設けられ、回転円
板を内部に備えている。薬液は、回転式噴射ノズル40内
の回転円板へ噴射して、回転円板の遠心力により回転式
噴射ノズル40から噴出される。
第10図及び第11図は第2の従来例(例:実開昭62
−62859号公報)としての空中散布用ノズル装置を
装備する遠隔制御式ヘリコプター10の正面図及び平面図
である。ブーム42は、胴部12の前部の下部又はスキッド
18に固定され、左右方向へ水平に張り出している。複数
個のノズル44は、ブーム42にほぼ等間隔で取付けられ、
薬液を下方へ噴出する。
〔考案が解決しようとする課題〕
第1の従来例では、回転式噴射ノズル40からの薬液の噴
霧はメインロータ14からの風圧を十分に受けることがで
きるが、回転式噴射ノズル40の構造上、均等散布には無
理で、胴部12の真下付近、すなわち、散布幅の中央付近
の散布が不十分になる。
第2の従来例では、胴部12の下側に配置されているノズ
ル44からの噴出薬液には、胴部12の影になって、メイン
ロータ14からの風圧が十分にかからず、同様に散布幅の
中央付近の散布が不十分になる。また、ブーム42は左右
へ水平に張り出しており、遠隔制御式ヘリコプター10で
は、有人式ヘリコプターに比してスキッド18の高さが低
く、また、左右へ傾斜した状態で着地したり、傾斜地に
着地したりした場合、ブーム42の先端側のノズル44が地
面等に接触して、損傷し易くなっている。
請求項1の考案の目的は、散布幅の方向に散布液を均等
散布することができるヘリコプターの空中散布用ノズル
装置を提供することである。
請求項2の考案の目的は、特に遠隔制御式ヘリコプター
等において左右方向端側に配置されたノズルが地面等と
の接触により損傷することを回避できるヘリコプターの
空中散布用ノズル装置を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使用して説
明する。
請求項1の前提となるヘリコプター(10)の空中散布用ノ
ズル装置(22)では、複数個のノズル(28,30)が、メイン
ロータ(14)の回転直径内の範囲でかつメインロータ(14)
の下方において左右方向へ適宜間隔に配設され、散布液
を下方へ向けて噴出する。そして、請求項1のヘリコプ
ター(10)の空中散布用ノズル装置(22)では、左右方向に
関してヘリコプター(10)の胴部(12)の内側範囲にあるノ
ズル(28)は、胴部(12)より前方へ突出した位置にある。
請求項2のヘリコプター(10)の空中散布用ノズル装置(2
2)では、左右方向へ張り出して複数個のノズル(28,30)
を適宜間隔に取付けられているブーム(24)は、左右の端
側へ向かって上方へ傾斜している。
〔作用〕
請求項1の考案において、左右方向に関して胴部(12)の
範囲内にあるノズル(28)は、胴部(12)より前方へ突出し
た位置となり、メインロータ(14)からの下方への風圧に
対して胴部(12)の裏側になることはない。これにより、
左右方向に関して胴部(12)の範囲内及び範囲外にあるノ
ズル(28,30)はすべて、メインロータ(14)からの風圧を
直接的に受ける位置となり、各ノズル(28,30)からの散
布液は、メインロータ(14)からの風圧を均等に受けて、
下方へ向かう。
請求項2の考案において、ヘリコプター(10)が左右へ傾
斜した状態で着地したり、傾斜地に着地したりすると
き、ヘリコプター(10)の下方へ傾斜した側、又は傾斜着
地面の高い方の側がブーム(24)に接近する。しかし、ブ
ーム(24)は左右の端側が高くなっているので、ヘリコプ
ター(10)と地面との相対的な傾斜にもかかわらず、ブー
ム(24)の各ノズル(28,30)、特に最先端のノズル(30)と
地面との間隔が保持される。
〔実施例〕
以下、この考案を第1図〜第7図の実施例について説明
する。
第1図、第2図及び第3図はノズル装置22を装備する遠
隔制御式ヘリコプター10のそれぞれ側面図、正面図及び
平面図である。遠隔制御式ヘリコプター10は、無人式
で、制御器からの無線等の指令により遠隔制御されるも
のである。胴部12は、前後方向に長く延び、前部におい
て膨出状となっている。メインロータ14は、胴部12の膨
出状前部の上方に配設され、回転により遠隔制御式ヘリ
コプター10の浮上力及び前進方向への推力を生成する。
テールロータ16は、胴部12の後端部に配設され、回転に
より遠隔制御式ヘリコプター10のバランスを制御する。
スキッド18は胴部12の膨出状前部の下部に取付けられ、
薬液タンク20は、スキッド18の内側となるように、胴部
12の膨出状前部の下部に取付けられ、薬液を貯蔵する。
ノズル装置22はメインロータ14の回転直径内に配置され
る。
第4図及び第5図はそれぞれノズル装置22の平面図及び
正面図である。ブーム24は、左右方向中央が低く、左右
の端側が高くなるように、左右の端側へ向かって斜めに
上昇している。2個のランス26は、ブーム24の中央部に
取付けられ、前方へ、突出し、先端にノズル28を取付け
られている。複数個のノズル30は、左右方向に関してラ
ンス26より外側の範囲に等間隔でブーム24に取付けられ
ている。分岐管32はブーム24の中心に位置し、薬液タン
ク20からポンプ(図示せず)を介して分岐管32へ圧送さ
れて来る薬液は、直列的に接続された複数個のホース34
を経て分岐管32からノズル28,30へ送られる。
第6図及び第7図はそれぞれランス26を含む範囲の平面
図及び側面図である。ランス26は、基端側をブーム24に
固定され、ブーム24から前方へ突出し、先端部において
前方へ向かって下方へ傾斜し、さらに、先端にノズル28
を取付けられる。ランス26は、基端側においてホース34
を介して薬液を供給され、ノズル28へ導く。
第1図〜第3図に示されるように、ノズル装置22のブー
ム24は、中央部を胴部12の膨出状前端部の下部に取付け
られ、メインロータ14の回転直径内に配置されている。
ランス26は、左右方向に関して胴部12の範囲内に位置
し、胴部12の前部より前方へ突出し、ノズル28は胴部12
の外側となっている。
実施例の作用について説明する。
ノズル28は、左右方向に関して胴部12の範囲内にある
が、ランス26により胴部12より前方へ突出し、胴部12の
外側となっているので、メインロータ14からの下方への
風圧に対して胴部12の裏側になることはない。これによ
り、ノズル28,30は、すべて、メインロータ14の回転直
径内でかつメインロータ14からの風圧を直接的に受ける
位置となり、ノズル28,30からの薬液は、メインロータ1
4からの風圧を均等に受けて、下方へ向かい、薬液の散
布は左右方向、すなわち散布幅の方向に均等になる。
遠隔制御式ヘリコプター10が、左右へ傾斜した状態で着
地したり、傾斜地に着地したりするとき、遠隔制御式ヘ
リコプター10の下方へ傾斜した側、又は傾斜着地面の高
い方の側がブーム24に接近する。しかし、ブーム24は左
右の端側が高くなっているので、遠隔制御式ヘリコプタ
ー10と地面との相対的な傾斜にもかかわらず、ブーム24
に取付けられているノズル30、特にブーム24の最先端の
ノズル30と地面との間隔が適切に保持され、ノズル30と
地面等との接触が回避され、接触によるノズル30の損傷
が防止される。
図示の実施例では、遠隔制御式ヘリコプター10について
説明したが、ノズル装置22は有人式ヘリコプター(10)に
ついても適用可能である。
〔考案の効果〕
請求項1の考案では、左右方向に関してヘリコプターの
胴部の範囲内に位置するノズルが、胴部より前方へ突出
し、メインロータからの風圧に対して胴部の影になるこ
ともないので、左右方向へ適宜間隔に配設された各ノズ
ルからの散布液は、メインロータからの風圧を均等に受
けて、下方へ散布される。したがって、従来のように、
左右方向中央部における散布液の散布量が他に対して低
下することなく、散布範囲にわたり均等に散布液を散布
することができる。
請求項2の考案では、ノズルは、左右の端方向へ斜めに
上昇するブームに取付けられているので、ヘリコプター
が左右へ傾斜した状態で着地したときや、着地面が傾斜
しているようなときにも、各ノズルと地面等との適正な
間隔が保持され、ノズルと地面等との接触を回避して、
接触によるノズルの損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図はこの考案の実施例に関し、第1図、第
2図及び第3図はノズル装置を装備する遠隔制御式ヘリ
コプターのそれぞれ側面図、正面図及び平面図、第4図
及び第5図はそれぞれノズル装置の平面図及び正面図、
第6図及び第7図はそれぞれランスを含む範囲の平面図
及び側面図、第8図及び第9図は第1の従来例としての
空中散布用ノズル装置を装備する遠隔制御式ヘリコプタ
ーの正面図及び平面図、第10図及び第11図は第2の
従来例としての空中散布用ノズル装置を装備する遠隔制
御式ヘリコプターの正面図及び平面図である。 10……遠隔制御式ヘリコプター(ヘリコプター)、1
2……胴部、14……メインロータ、22……ノズル装
置(空中散布用ノズル装置)、24……ブーム、28,
30……ノズル。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個のノズル(28,30)が、メインロータ
    (14)の回転直径内の範囲でかつ前記メインロータ(14)の
    下方において左右方向へ適宜間隔に配設され、散布液を
    下方へ向けて噴出するヘリコプター(10)の空中散布用ノ
    ズル装置(22)において、左右方向に関してヘリコプター
    (10)の胴部(12)の内側範囲にあるノズル(28)は、前記胴
    部(12)より前方へ突出した位置にあることを特徴とする
    ヘリコプターの空中散布用ノズル装置。
  2. 【請求項2】左右方向へ張り出して前記複数個のノズル
    (28,30)を適宜間隔に取付けられているブーム(24)は、
    左右の端側へ向かって上方へ傾斜していることを特徴と
    する請求項1記載のヘリコプターの空中散布用ノズル装
    置。
JP1990027654U 1990-03-20 1990-03-20 ヘリコプターの空中散布用ノズル装置 Expired - Lifetime JPH0630295Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990027654U JPH0630295Y2 (ja) 1990-03-20 1990-03-20 ヘリコプターの空中散布用ノズル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990027654U JPH0630295Y2 (ja) 1990-03-20 1990-03-20 ヘリコプターの空中散布用ノズル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03119460U JPH03119460U (ja) 1991-12-10
JPH0630295Y2 true JPH0630295Y2 (ja) 1994-08-17

Family

ID=31530495

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990027654U Expired - Lifetime JPH0630295Y2 (ja) 1990-03-20 1990-03-20 ヘリコプターの空中散布用ノズル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0630295Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03119460U (ja) 1991-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3352493A (en) Self propelled irrigator
WO1987001909A1 (en) Device for spraying a liquid on a crop
JP3609424B2 (ja) 芝生用潅注装置
JPH0630295Y2 (ja) ヘリコプターの空中散布用ノズル装置
KR100365310B1 (ko) 트랙터장착용 농약살포 분무기 및 그 살포방법
KR101836999B1 (ko) 양력 재생 분사노즐이 구비되는 드론
KR100424986B1 (ko) 방제용약제살포기
CN207707141U (zh) 一种简易滑行喷雾装置
JPH0515972Y2 (ja)
JP3938814B2 (ja) 無線操縦ヘリコプターの防除装置
JPH0634836Y2 (ja) コアンダ式流体噴射装置
JPS6338926Y2 (ja)
KR200221439Y1 (ko) 트랙터장착용 농약살포 분무기
JP2834026B2 (ja) スピードスプレーヤの薬液噴霧装置
JPWO2019130680A1 (ja) 薬剤散布用水上エアクッション艇
JPH0220497A (ja) 遠隔操縦式ヘリコプタ
CN107960401A (zh) 一种简易滑行喷雾装置
JPH03102265U (ja)
KR200226700Y1 (ko) 비닐하우스용 약액분사장치
JP2504662Y2 (ja) 液体散布装置の噴管体
JPS599711Y2 (ja) 動力散布機の噴頭
JP3133727B2 (ja) スピードスプレーヤ
JPS5564862A (en) Automatic sprayer
JPH0141499Y2 (ja)
JPH0352129Y2 (ja)