JPH06302049A - テープカセット情報保護システム - Google Patents

テープカセット情報保護システム

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JPH06302049A
JPH06302049A JP5092859A JP9285993A JPH06302049A JP H06302049 A JPH06302049 A JP H06302049A JP 5092859 A JP5092859 A JP 5092859A JP 9285993 A JP9285993 A JP 9285993A JP H06302049 A JPH06302049 A JP H06302049A
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tape cassette
tape
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勉 三▲よし▼
Yutaka Ota
豊 太田
Masako Sawada
昌子 沢田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープカセットに記録されたデータの内の一
部のデータに対して消去禁止や再生禁止用の暗号が設定
されている場合に、上記設定を検出する手段を持たない
記録装置において上記テープカセットが使用されても上
記設定をされたデータの保護が可能となるテープカセッ
ト情報保護システムを提供する。 【構成】 情報制御部6は、メモリ読み出し書き込み回
路5から得ることのできる一番組についてのインデック
ス情報に含まれる各番組の開始点、終了点のテープ位置
に関する情報と消去禁止情報と、位置符号読み取り回路
4より得られたテープ3の現在位置の情報とを比較し、
現在のテープ位置が消去禁止の設定をされた番組内であ
るかどうかを判定し、消去禁止領域内である場合、外部
入力装置9から録画等の命令をシステム制御部8に送ら
ないことで上記一番組の消去を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテープカセットの情報保
護システムに関するものであり、特に記録媒体の一部分
の消去、記録の対しての保護、または記録媒体内の情報
の再生の禁止をする際に有効である。
【0002】
【従来の技術】記録媒体に記録された情報の保護につい
て従来の方法のうち、 ビデオテープレコーダー等のテ
ープカセットを用いる記録再生装置において記録媒体中
に記録された情報の誤消去を防止する第1の情報保護に
ついて以下に説明する。
【0003】記録媒体に記録されている情報の全体を保
護する従来の情報保護システムについて図を参照しなが
ら説明する。
【0004】図4、図5は現在家庭用ビデオテープレコ
ーダー(以下VTRと称す)の主流の一つであるVHS
方式のテープカセットの斜視図であり、40は誤消去防
止爪であり、50は誤消去防止検出孔である。VHS方
式のカセットでは通常図4の様な状態から誤消去防止爪
を取り去ることによって図5の様な状態にし、VHS方
式のVTRでは誤消去防止検出孔を検出用のスイッチ
(図示せず)によって検出し、テープカセット内の全体
の映像等のデータを保護する。
【0005】図6、図7は同様に家庭用VTRの主流の
一つである8mm方式のテープカセットの斜視図であり、
60、70は誤消去防止用スライドスイッチである。8
mm方式のカセットでは、通常図6の様な状態から誤消去
防止用スライドスイッチを移動させることによって図7
の様な状態にし、8mm方式のVTRにおいてもVHS方
式と同様に誤消去防止用スライドスイッチの状態を検出
し、テープカセット内の全体の映像等のデータを保護す
る。
【0006】以上、2例はカセットの特定の位置の孔の
有無によってカセット内の記録媒体に記録された全体の
情報について消去を禁止する、または許可するかを決定
することになり、記録媒体内の一部分の情報について保
護することはできない。
【0007】そこで記録媒体内の一部分の情報について
の消去の禁止または許可を設定することができる従来の
方法について以下に説明する。
【0008】コンピューター等のプログラムやデータな
どを記録しておくのによく使われるフロッピーディスク
は、1つ1つのファイルについて消去や書換の禁止を設
定できる。この場合、消去、書換の禁止情報は記録媒体
内部に書かれることになる。フロッピーディスクはその
性質上、記録されている情報のアクセス速度は磁気テー
プを記録媒体にしているVTR等に比べると速いために
上記第一の方法が可能になり、テープを記録媒体にして
いる記録装置においては第一の方法を採ることは事実上
不可能である。
【0009】そこで、テープを記録媒体にしている記録
装置においてはテープカセットに電子式記憶装置を取り
付け、記録された内容に関するテープ上の瞬時位置等の
情報を記憶させておき、記録装置に上記電子式記憶装置
の情報を読み出す手段を持たせることによって第一の方
法と同様の効果を得ることが可能になる。
【0010】以下、VTRにおいて使用されるテープカ
セットに上記電子式記憶装置(以下、メモリと称す)が
取り付けられた場合を例にとって説明する。
【0011】同一の上記電子式記憶装置付テープカセッ
ト(以下、メモリ付きカセットと称す)を使用する第
一、第二のVTRが存在し、カセット上のメモリにはカ
セットに記録された各々の番組に関する情報と、カセッ
ト全体に関する情報が記憶されており、第一のVTRは
メモリ内の情報を全て読み出し書き込みを行う手段を持
つが、第二のVTRはメモリの一部の情報しか読み出し
書き込む手段しか持たない。第一のVTRが取り扱うこ
とができ、第二のVTRが取り扱うことができない情報
は、カセット内の各々の番組に関する情報であり、各番
組に対する誤消去禁止の設定に関する情報を含んでい
る。
【0012】以上のように第一、第二のVTRが存在し
た場合、第一のVTRでカセット内の各番組に対する誤
消去禁止の情報を設定していても、上記カセットが第二
のVTRにおいて使用された場合、上記情報を読み取る
ことができないため、誤消去防止の設定をされた番組を
消去してしまう恐れがあり、第二のVTRの存在によっ
てメモリ付きカセットを使用する誤消去防止の方法にお
いても完全なものでなくなってしまっている。
【0013】次にカセット内の記録媒体に記録した情報
をカセットの所有者または所有者に準ずる者だけが見る
ことができるようにする第2の情報保護について以下に
説明する。
【0014】第2の情報保護をするために従来はカセッ
ト全体に対してパスワード等の暗号を設定しカセットに
取り付けられた記憶装置に記憶させておき、装置に一致
するパスワード等を入力しなければカセット内の記録媒
体の情報を取り出すことができないシステムが考えられ
ていた。
【0015】しかし上記の誤消去防止の例と同様に、上
記暗号を上記記憶装置から読み取る手段を持つ第1の記
録再生装置と、上記手段を持たず、特定の情報のみを上
記記憶装置から読み取る手段を持つ第2の記録再生装置
が存在した場合、パスワード等を設定して情報を保護し
たはずのカセットも第1の記録再生装置では有効である
が、第2の記録再生装置では意味が無くなってしまう。
よって第2の記録再生装置の存在によってパスワード等
による情報保護も完全なものではなくなってしまう。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上から明らかなよう
に、従来のテープを記録媒体とする記録再生装置におけ
る情報保護の問題点は、第一にVTRにおける番組のよ
うな個々のデータに対しての消去禁止の設定が困難であ
ることであり、第二にカセットに記憶装置等を取り付け
ることによって個々のデータに対しての消去禁止の設定
やパスワード等の暗号による再生等の情報取り出しの禁
止の設定を行なった場合でも、上記消去禁止の設定や暗
号を読み取ることのできない記録装置が存在した場合に
データの保護が保証できないことである。
【0017】そこで本発明は上記の問題点を解決し、記
録媒体内の情報を保護するに有効なカセット情報保護シ
ステムを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のテープカセット情報保護システムは、記録媒
体に記録された全情報の一部分のデータに対する第1の
消去禁止情報と、テープカセットに記録された全情報に
対しての第2の消去禁止情報とを保持する手段を具備す
るテープカセットと、第1の消去禁止情報を読み取る手
段を持つことにより、記録媒体の一部分における記録ま
たは消去を禁止する手段と、第1の消去禁止情報と第2
の消去禁止情報を論理的に一致するように書き込む手段
を具備した第1の記録再生装置と、第2の消去禁止情報
を読み取ることにより記録媒体の全情報に対しての記録
または消去を禁止する手段を備する第2の記録装置とか
ら成り、または記録媒体に記録された全情報または全情
報の一部分の情報に対して再生を禁止するために設定さ
れた暗号情報と、暗号情報が設定されているか設定され
ていないかを示す暗号設定情報とを保持する手段を具備
した記録媒体を格納するテープカセットと、暗号情報を
読み取る手段を持つことにより、装置使用者からの暗号
情報に対応した情報の入力が無い場合に全情報または一
部分の情報の再生を禁止する手段を具備し、暗号情報の
有無と、暗号設定情報が論理的に一致するように書き込
む手段を具備する第3の記録再生装置と、暗号設定情報
を読み取ることにより記録媒体内の全情報の再生を禁止
する手段を具備する第4の記録再生装置とから成るもの
である。
【0019】
【作用】上記の構成により本発明のテープカセット情報
保護システムは、第1の記録再生装置がテープカセット
内の記録媒体に記録された全情報の一部分に対する消去
禁止の情報を読み取り、全情報に対する消去禁止の設定
を行うことにより、一部分の情報に対する消去禁止情報
を読み取ることのできない第2の記録装置によって消去
禁止の設定をされたデータが消去されることを防止し、
また第3の記録再生装置が記録媒体内の全情報または全
情報の一部分に対して再生を禁止するための暗号情報の
設定の有無と、第4の記録再生装置が読み取ることので
きる上記暗号情報の設定情報とを論理的に一致させるこ
とにより、第4の記録装置においても再生を禁止するこ
とが可能になる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図を参照し
ながら説明する。
【0021】図1は本発明の一実施例であるテープカセ
ット情報保護システムにおける第1のビデオテープレコ
ーダー(以下第1のVTRと称す)の動作を示すブロッ
ク図であり、1はテープカセット、2はテープカセット
1に取り付けられている電子式記憶回路(以下、メモリ
と称す)、3はテープカセット1内に格納され、本実施
例の第1、第2のVTRの記録媒体である磁気テープ、
4はテープ3上に記録された位置符号の読み取り回路、
5はメモリ2に対してデータの読み出し、書き込みを行
うメモリ読出し書き込み回路、6は位置符号読み取り回
路4やメモリ読出し書き込み回路5等の情報を制御する
情報制御部であり、7は情報制御部6より与えられた情
報を出力する表示部であり、8はVTRの録画、再生等
の状態を制御するシステム制御部であり、9はシステム
制御部8に対して外部からの動作命令を与える外部入力
装置である。
【0022】図2は本実施例の第2のビデオテープレコ
ーダ(以下第2のVTRと称す)の動作を示すブロック
図であり、1はテープカセット、2はテープカセット1
に取り付けられているメモリ、3はテープカセット1内
に格納され、本実施例の第1、第2のVTRの記録媒体
である磁気テープ、15はメモリ2の一部のデータの読
み出し、書き込みを行う簡易メモリ読出し書き込み回
路、16は簡易メモリ読出し書き込み回路15に対する
情報を制御する情報制御部であり、17は情報制御部1
6より与えられた情報を出力する表示部であり、18は
VTRの録画、再生等の状態を制御するシステム制御部
であり、19は情報制御部16に対して外部からの動作
命令を与える外部入力装置である。
【0023】図3は本実施例の第1、第2のVTRにお
いて使用されるテープカセット1に取り付けられたメモ
リ2に記憶されているデータの構成を示すメモリフォー
マット図である。20はメモリ空間で、左上の端をアド
レス0とし、右に向かってアドレスが増加していき、右
端まで行くと左端に戻り更にアドレスを増加させてい
く。21はテープカセット1全体に関する情報の記憶領
域であり、テープ3内の全番組に対して消去、記録を許
可するか、禁止するかの情報(以下、消去禁止情報と称
す)と、全番組に対して再生を許可するために入力され
るべき暗号情報(以下、再生禁止用パスワードと称す)
とを含み、テープ3の長さやメモリ2の容量等の情報が
記憶されている。22は第2のVTRにおける簡易メモ
リ読み出し書き込み回路14によって取り扱うことがで
きる情報の記憶領域であり、テープ3内の全番組に対し
ての消去禁止情報と、テープ3内の全番組に対しての再
生禁止情報とを含む情報が記憶されている。23〜25
はテープカセットに記録された各番組に関して上記番組
の記録領域に対しての消去禁止情報と再生禁止用パスワ
ードとを含み、各番組の開始点のテープ瞬時位置情報や
記録時間等からなるインデックス情報の記憶領域であ
り、23が第1の番組、24が第2の番組、25が第3
の番組に関するインデックス情報の記憶領域である。2
6〜28は各番組に対しての消去禁止情報の記憶領域で
あり、26が第1の番組23、27が第2の番組24、
28が第3の番組25にそれぞれ対応している。29〜
31は各番組に対しての再生禁止用パスワードであり、
29が第1の番組23、30が第2の番組24、31が
第3の番組25にそれぞれ対応している。
【0024】ここで更にrk、pk、pという変数を導
入する。テープ3内にn個の番組が記録されている場
合、rkは番組kの消去禁止の有効、無効を表す変数
で、1、0の2値を取り、
【0025】
【数1】
【0026】は番組kの消去禁止が有効に設定されてい
ることを表す。p、pkはそれぞれ全番組、番組kの再
生禁止用パスワードの設定、未設定を表す変数で、1、
0の2値を取り、
【0027】
【数2】
【0028】は番組kの再生禁止用パスワードが設定さ
れていることを表し、
【0029】
【数3】
【0030】は全番組の再生禁止用パスワードが設定さ
れていることを表す。但し、p、pk、rkは便宜上導
入したものであり直接メモリ内に記憶されているわけで
はない。
【0031】以下に本実施例の第1、第2のVTRの動
作を説明する。テープ3には数種類の番組が記録されて
おり、メモリ2は、図3に示すように各番組固有の情報
と、カセット全体に関する情報とを記憶している。
【0032】まず、本実施例の第1のVTRの誤消去禁
止の動作について説明する。情報制御部6は、メモリ読
み出し書き込み回路5から得ることのできる一番組につ
いてのインデックス情報に含まれる各番組の開始点、終
了点のテープ位置に関する情報と消去禁止情報と、位置
符号読み取り回路4より得られたテープ3の現在位置の
情報とを比較し、現在のテープ位置が消去禁止の設定を
された番組内であるかどうかを判定し、消去禁止領域内
である場合、外部入力装置9から録画等の命令をシステ
ム制御部8に送らないことで上記一番組の消去を防止す
る。
【0033】更に第1のVTRでは、各番組に対しての
消去禁止有効、無効の設定を行なうことができるので以
下に説明する。
【0034】情報制御部6は、メモリ読出し書き込み回
路5から各番組のインデックス情報を得ることにより、
表示部7に対して表示データを送って各番組についての
情報を表示する。利用者は、表示されたデータを基に外
部入力装置9より消去禁止を設定すべき番組の番号等の
データを入力し、上記データを受取った情報制御部6は
メモリ読出し書き込み回路5を通して上記データに対応
する番組の消去禁止情報を有効にする。また、利用者が
外部入力装置9より消去禁止を解除するべき番組のデー
タを入力した場合、情報制御部6は同様にメモリ読出し
書き込み回路5を通して上記データに対応する番組の消
去禁止情報を無効にする。
【0035】以上のように消去禁止情報の変更が行なわ
れた場合、情報制御部6は上記動作を行なった後、全番
組の消去禁止情報を調べ、n個の番組が記録されている
場合、
【0036】
【数4】
【0037】が論理的に真である時には領域22内の全
情報についての消去禁止を有効に設定し、
【0038】
【数5】
【0039】が論理的に真である時には領域22内の全
情報についての消去禁止を無効に設定する。但し、+は
論理和、*は論理積を表す二項演算子である。
【0040】次に、本実施例の第1のVTRの再生禁止
の動作について説明する。情報制御部6は、メモリ読出
し書き込み回路5から得ることのできる一番組似ついて
のインデックス情報に含まれる各番組の開始点、終了点
のテープ位置に関する情報と再生禁止用パスワード情報
と、位置符号読み取り回路4より得られたテープ3の現
在位置の情報とを比較し、現在のテープ位置が再生禁止
用パスワードの設定をされた番組内であるかどうかを判
定し、設定をされている場合、表示部7に対して情報を
送りパスワードの入力を求める表示をする。外部入力装
置9に正しいパスワードの入力があった場合は通常の動
作に戻るが、正しいパスワードの入力が無かった場合
は、外部入力装置9からの再生等の指令をシステム制御
部8に送らないことで再生等の動作を禁止させる。
【0041】領域23にテープ3に記録されている全番
組に対してのパスワードが設定されている場合は、カセ
ット1が第1のVTRに挿入されたときに情報制御部6
がパスワードの入力を求め、正しいパスワードの入力が
無かった場合は同様に再生禁止を行なう。
【0042】更に第1のVTRはテープ3に記録されて
いる各番組、または全番組に対する再生禁止用パスワー
ドを設定することができるので以下に説明する。
【0043】情報制御部6は、外部入力装置9よりパス
ワード設定または解除の入力を受けると、一番組に対す
るものであるのか、または全番組に対してのパスワード
かを選択させる。一番組であればメモリ2内の各番組の
インデックス情報より情報を得、また全番組であれば領
域23より情報を得、既にパスワード設定済みであれば
旧パスワードの入力を求め(正しいパスワードが入力さ
れなければ新しい設定または解除ができない)、後に新
パスワードあるいはパスワード解除であることの情報を
入力させ、入力にしたがって再生禁止用パスワードの情
報を書き換える。
【0044】以上のように再生禁止用パスワードの変更
が行なわれた場合、情報制御部6は上記動作を行なった
後、全情報、各番組に対する再生禁止用パスワードの設
定の有無を調べ、
【0045】
【数6】
【0046】が論理的に真である場合、領域22内の再
生禁止情報を有効に設定し、
【0047】
【数7】
【0048】が論理的に真である場合、領域22内の再
生禁止情報を無効に設定する。以上のように本実施例の
第1のVTRは、各番組における消去禁止動作、消去禁
止の設定、上記設定に伴なう以下に述べる第2のVTR
の動作のための全番組の消去禁止の設定、再生禁止動
作、再生禁止用パスワードの設定、上記設定に伴なう以
下に述べる第2のVTRの動作のための全番組再生禁止
の設定等の動作を行なう。
【0049】以下、本実施例の第2のVTRの動作につ
いて説明する。第2のVTRにおいて情報制御部16が
簡易メモリ読出し書き込み回路15を通してメモリ2よ
り読み出すことのできる領域は領域22だけであるた
め、各番組のインデックス情報や全番組に対する再生禁
止用パスワードの情報は得ることができない。しかし、
テープ3内の番組に消去禁止や、再生禁止用パスワード
が1つでも設定されているかどうかという情報を、上記
消去禁止またはパスワードの設定時に第1のVTRが領
域22に記憶させてあるため、情報制御部16は消去禁
止の設定情報が有効であれば、いずれのテープ位置であ
っても外部入力装置19からの録画の指令をシステム制
御部18に送らず、再生禁止用パスワードの設定情報が
有効であれば同様にいずれのテープ位置であっても外部
入力装置19からの再生等の指令をシステム制御部18
に送らない。
【0050】以上のようにして本実施例の第2のVTR
では録画禁止、再生禁止の動作を行ない、第1のVTR
において設定された消去、再生の禁止を守るようにす
る。
【0051】尚、本実施例のシステムにおいて使用され
るテープカセットには、メモリの取り付けられているカ
セットと、メモリの取り付けられていないカセットとが
存在し、メモリの取り付けられていないカセットにおい
ては、テープカセット1のメモリ2の部分にはメモリ2
に等しい接点数を持ち、カセットに関する情報を保持す
るコンタクト板(図示せず)が取り付けられている。
【0052】本実施例の第1のVTRは、テープカセッ
ト1が挿入されると、メモリ読出し書き込み回路5はメ
モリ2が存在するかどうかを調べ、メモリ2が存在しな
ければ同一の場所にあるコンタクト板の各接点の導通性
よりテープの厚み等のテープカセット全体に関する情報
を得る。しかし、メモリ2が存在したときには領域22
に記憶されている情報を読み取ることで上記情報を得る
ことになる。
【0053】第2のVTRは、メモリの読出し書き込み
回路を簡単なものとし、情報制御部16内のメモリ2の
データの処理部分を簡略化することにより第1のVTR
よりコスト低下を図っている。しかし、上記コンタクト
板の情報は読み取る必要があるため、メモリ2が存在し
た場合に同様の情報を得るため、第2のVTRにおいて
も簡易メモリ読出し書き込み回路15を組み入れ、最低
限領域22は読み出す必要があるのである。
【0054】以上のようにして第1、第2のVTR、テ
ープカセット1からなる本実施例のテープカセット情報
保護システムはテープ3内の情報を保護することにな
る。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のテープカセット情報保護システムにおいてテープカセ
ット内の記録媒体に記録された全情報の一部分に対して
の消去禁止情報、または全情報または全情報の一部分に
対して再生禁止用パスワードの情報が設定された場合
に、上記消去禁止情報、上記再生禁止用パスワードの情
報を読み取ることの不可能な記録再生装置において上記
テープカセットが使用された場合にもテープ上の情報の
保護を簡単に行なうことができることになる。これによ
り、情報の保護を保証したまま第1、第3の記録再生装
置に比べ構成上コストを安くすることのできる第2、第
4の記録再生装置の存在を許すことができることにな
り、非常に有効なシステムができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における第1のVTRの動作
を示すブロック図
【図2】同実施例における第2のVTRの動作を示すブ
ロック図
【図3】同実施例におけるテープカセットに取り付けら
れたメモリ2に記憶されているデータの構成を示すメモ
リフォーマット図
【図4】VHS方式の誤消去禁止の設定を行なっていな
いビデオテープカセットの斜視図
【図5】VHS方式の誤消去禁止の設定を行なっている
ビデオテープカセットの斜視図
【図6】8mm方式の誤消去禁止の設定を行なっていない
ビデオテープカセットの斜視図
【図7】8mm方式の誤消去禁止の設定を行なっているビ
デオテープカセットの斜視図
【符号の説明】
1 テープカセット 2 電子式記憶回路 3 磁気テープ 4 位置符号読み取り回路 5 メモリ読出し書き込み回路 6 情報制御部 7 表示部 8 システム制御部 9 外部入力装置 15 簡易メモリ読出し書き込み回路 16 情報制御部 17 表示部 18 システム制御部 19 外部入力装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に記録された全情報の一部分の
    情報の記録または消去を禁止または許可する第1の消去
    禁止情報を含む上記全情報の一部分についてのインデッ
    クス情報と、上記記録媒体の全情報の記録または消去を
    禁止または許可する第2の消去禁止情報を含む上記全情
    報についての情報とを保持する手段を具備した上記記録
    媒体を格納するテープカセットと、上記第1の消去禁止
    情報を読み取る手段を持つことにより、上記インデック
    ス情報に対応した上記記録媒体の一部分における記録ま
    たは消去を禁止する手段を具備する第1の記録再生装置
    と、上記第2の消去禁止情報を読み取ることにより上記
    記録媒体の全情報に対しての記録または消去を禁止する
    手段を具備する第2の記録装置を備えたことを特徴とす
    るテープカセット情報保護システム。
  2. 【請求項2】 第1の記録再生装置は、第1の消去禁止
    情報と第2の消去禁止情報を論理的に一致するように書
    き込む手段を具備したこと特徴とする請求項1記載のテ
    ープカセット情報保護システム。
  3. 【請求項3】 記録媒体に記録された全情報または全情
    報の一部分の情報に対して再生を禁止するために設定さ
    れた暗号情報と、上記暗号情報が設定されているか設定
    されていないかを示す暗号設定情報とを保持する手段を
    具備した上記記録媒体を格納するテープカセットと、上
    記暗号情報を読み取る手段を持つことにより、装置使用
    者からの上記暗号情報に対応した情報の入力が無い場合
    に上記全情報または一部分の情報の再生を禁止する手段
    を具備する第3の記録再生装置と、上記暗号設定情報を
    読み取ることにより上記記録媒体内の全情報の再生を禁
    止する手段を具備する第4の記録再生装置とを備えたこ
    とを特徴とするテープカセット情報保護システム。
  4. 【請求項4】 第3の記録再生装置は、暗号情報の有無
    と暗号設定情報が論理的に一致するように書き込む手段
    を具備したことを特徴とする請求項3記載のテープカセ
    ット情報保護システム。
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