JPH06301590A - 記憶方法及び装置 - Google Patents

記憶方法及び装置

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JPH06301590A
JPH06301590A JP5090260A JP9026093A JPH06301590A JP H06301590 A JPH06301590 A JP H06301590A JP 5090260 A JP5090260 A JP 5090260A JP 9026093 A JP9026093 A JP 9026093A JP H06301590 A JPH06301590 A JP H06301590A
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memory
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JP5090260A
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Ryuzo Nagai
龍三 永井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シングルポート方式のメモリにアドレスと、
アドレスの期間の少なくとも1/2の周期で書き込み期
間と読み出し期間が変わる書き込みイネーブル信号を供
給し、アドレスの1周期の期間内でメモリに記憶された
データの読み出し及びメモリに対するデータの書き込み
を行うようにすることで、所望の遅延量を簡単に設定で
きると共に、従来使用されていた書き込みアドレスカウ
ンタ及び読み出しアドレスカウンタを1つに削減し、し
かも書き込みスタート信号と読み出しスタート信号入力
用の端子も削減することができ、これによって、コスト
の削減、低消費電力化、実装面積の縮小化、搭載機器の
小型化等を実現することができるようにする。 【構成】 シングルポート方式のメモリ41と、読み出
し/書き込みアドレスカウンタ40と、1アドレスの期
間の少なくとも1/2の周期で書き込み期間と読み出し
期間が変わるタイミング信号を発生するタイミング発生
手段34とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばディジタルVT
R等の電子機器で使用するシングルポート方式のメモ
リ、例えばFIFO(ファースト・イン・ファースト・
アウト)メモリ等に適用して好適な記憶方法及び装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図3及び図4は例えばディジタルVTR
の記録系及び再生系を示し、以下図3及び図4を順次参
照してディジタルVTRについて説明する。
【0003】図3において、入力端子1を介して入力さ
れたディジタル映像信号はバッファメモリ2に蓄えられ
た後、DCT(離散コサイン変換)回路3に供給され、
このDCT回路3において4×4のブロック毎に直流成
分から高次交流成分の係数データに変換され、2次元空
間周波数データ(係数データ)に変換される。
【0004】このDCT回路3からの係数データは量子
化回路4に供給され、この量子化回路4において低域周
波数の係数データから高域周波数の係数データへ順次量
子化レベルを粗くすることで情報量が削減される。この
量子化回路4で量子化されて得られた量子化係数データ
は外符号回路5に供給される。
【0005】この外符号回路5に供給された量子化係数
データはこの外符号回路5において内符号のパリティが
付加され、アドレスカウンタ7からの書き込みアドレス
によってフィールドメモリ6に記憶される。フィールド
メモリ6に記憶された量子化係数データはアドレスカウ
ンタ7によってROM8から供給される読み出しアドレ
スによって読み出されて符号回路9に供給され、この符
号回路9において内符号のパリティが付加されて積符号
にされた後に、内符号毎にIDデータ及びシンクデータ
が付加され、8ビットパラレル信号から8倍のクロック
周波数の1ビットシリアル信号にされた後に増幅回路1
0及びロータリートランス11を介して記録ヘッド13
に供給され、磁気テープ14に傾斜トラックを記録する
ように記録される。
【0006】次に図4を参照してディジタルVTRの再
生系について説明する。磁気テープ14に記録された記
録信号は再生ヘッド15によって再生され、この後ロー
タリートランス16を介して再生等化回路17に供給さ
れ、ここで波形等化された後にPLL回路18に供給さ
れる。
【0007】PLL回路18は再生データに基いてクロ
ック信号を再生する。そして更に同期検出回路19にお
いて1ビットシリアルデータの再生データが記録時の1
/8倍のクロック周波数の8ビットパラレルデータに変
換される。この変換データは内符号エラー訂正回路20
に供給される。
【0008】内符号エラー訂正回路20に供給された再
生データは、その内符号パリティによってエラー訂正処
理が施されてランダム誤りが訂正された後、ここで発生
されたエラーフラグと共にフィールドメモリ22及びI
D復号回路21に夫々供給される。
【0009】ID復号回路21は内符号エラー訂正回路
20からの出力データからIDを復号し、復号したID
に基いて書き込みアドレスを発生する。従って内符号エ
ラー訂正回路20からの出力データはID復号回路21
からの書き込みアドレスによって記憶される。
【0010】フィールドメモリ22に書き込まれたデー
タは入力端子23を介して供給される同期信号に基いて
アドレスカウンタ24が発生した読み出しアドレスによ
って読み出され、外符号エラー訂正回路25に供給さ
れ、この外符号エラー訂正回路25において、外符号の
パリティによってバースト誤りが訂正された後IDCT
(逆離散コサイン変換)回路26に供給される。
【0011】IDCT回路26に供給された外符号エラ
ー訂正回路25の出力は逆量子化された後に逆離散コサ
イン変換されて元のディジタルデータにされる。そして
この後、エラーフラグと共にエラー修正回路27に供給
される。そしてこのエラー修正回路27においてエラー
フラグに基いて補間等の処理が施された後、再生ディジ
タル映像信号として出力端子28から出力される。
【0012】ところで、このようなディジタルVTRに
代表されるディジタル機器においては、記録時、或いは
再生時に記録すべき、或いは再生ディジタルデータが連
続的に供給されるので、膨大なディジタルデータを良好
に処理して出力するためには本線を遅延しなければなら
ない。例えば、ディジタルVTRの記録系や再生系にの
各種処理回路において、本線のデータに対して何らかの
処理を行い本線に加える等の場合には、当然本線を遅延
させて処理時間を稼ぐことが必要となる。
【0013】そこで、従来では、図5に示すような記憶
装置{FIFO(ファースト・イン・ファースト・アウ
ト)メモリ}を使用している。
【0014】この図5に示す記憶装置は、入力端子30
を介して供給される、例えば図示しないディジタルVT
R等の各構成回路等からのディジタルデータを記憶する
ためのメモリ31、このメモリ31に書き込み時の書き
込みアドレス信号を出力する書き込みアドレスカウンタ
32、メモリ31に記憶したディジタルデータを読み出
すための読み出しアドレス信号を出力する読み出しアド
レスカウンタ35、これら書き込みアドレスカウンタ3
2及び読み出しアドレスカウンタ35からの書き込みア
ドレス信号及び読み出しアドレス信号を選択的にメモリ
31に供給するディアルポート33、メモリ31に書き
込みイネーブル信号を供給するタイミング発生回路34
で構成される。
【0015】ここで、書き込みアドレスカウンタ32は
入力端子32sを介して図示しない搭載機器本体回路か
ら供給される書き込みスタート信号がアクティブとなっ
たときに、入力端子32cを介して図示しない搭載機器
本体回路から供給されるクロック信号をカウントして書
き込みアドレス信号を発生する。
【0016】また、読み出しアドレスカウンタ35は入
力端子35sを介して図示しない搭載機器本体回路から
供給される読み出しスタート信号がアクティブとなった
ときに、入力端子35cを介して図示しない搭載機器本
体回路から供給されるクロック信号をカウントして読み
出しアドレス信号を発生する。
【0017】つまり、この図5に示す記憶装置は、入力
端子32sに供給される書き込みスタート信号がアクテ
ィブとなり、且つ、タイミング発生回路34からの書き
込みイネーブル信号がアクティブとなったときに、入力
端子30を介して供給されるディジタルデータを書き込
みアドレスカウンタ32からの書き込みアドレス信号で
メモリ31に書き込む。
【0018】同様に、入力端子35sに供給される読み
出しスタート信号がアクティブとなり、且つ、タイミン
グ発生回路34からの書き込みイネーブル信号がインア
クティブとなったときに、入力端子30を介して供給さ
れるディジタルデータを読み出しアドレスカウンタ35
からの読み出しアドレス信号でメモリ31に書き込む。
【0019】次に図6を参照して図5に示した記憶装置
の動作について説明する。
【0020】先ず、書き込みサイクルから説明する。図
6Bに示すように、書き込みアドレスカウンタ32の入
力端子32sに供給される書き込みスタート信号がハイ
レベル“1”になると書き込みサイクルとなり、書き込
みアドレスカウンタ32は入力端子32cを介して供給
されるクロック信号(図6A参照)をカウントし、図6
Cに示す書き込みアドレス信号W0、W1、・・・・W
nを発生する。
【0021】この書き込みアドレス信号はデュアルポー
ト33を介してメモリ31に供給される。このとき、タ
イミング発生回路34から供給される書き込みイネーブ
ル信号がアクティブ(例えばローレベル“0”)となっ
たときに、図6Eに示すように入力端子30を介して供
給されるデータDa0、Da1、・・・・Danがメモ
リ31に順次書き込まれる。
【0022】次に読み出しサイクルについて説明する。
書き込みサイクルが終了した後は、図に示すように必要
な遅延量delを得るため、この遅延量delを経過し
た後に図6Gに示す読み出しスタート信号をアクティブ
(ハイレベル“1”)にする。入力端子35sを介して
供給される読み出しスタート信号がアクティブになり、
読み出しサイクルが開始されると、読み出しアドレスカ
ウンタ35は入力端子35cを介して供給されるクロッ
ク信号(図6F参照)をカウントし、図6Hに示す読み
出しアドレス信号R0、R1、・・・・Rnを発生す
る。
【0023】この読み出しアドレス信号はデュアルポー
ト33を介してメモリ31に供給される。このとき、タ
イミング発生回路34から供給される書き込みイネーブ
ル信号がインアクティブ(例えばハイレベル“1”)と
なったときに、図6Iに示すようにメモリ31からデー
タDa0、Da1、・・・・Danが読み出され、順次
出力端子36を介して出力される。
【0024】つまり、図5に示す記憶装置においては、
必要な遅延量delを書き込みスタート信号をアクティ
ブにする時点と、読み出しスタート信号をアクティブに
する時点を制御することによって得るようにしている。
つまり、書き込みスタート信号の立ち上がりと、読み出
しスタート信号の立ち上がりの時間差を変更することに
よって所望の遅延量delを得るようにしている。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】上述した記憶装置の場
合は、書き込みアドレスカウント32及び読み出しアド
レスカウンタ35を設け、更に、これら書き込みアドレ
スカウンタ32及び読み出しアドレスカウンタ35に夫
々遅延量delを得るために書き込みスタート信号及び
読み出しスタート信号を供給するようにしている。
【0026】ところで、ディジタルVTR等に代表され
る各種ディジタル機器においては、内部の回路の殆どが
ディジタル回路であるので、処理機能毎、或いは複数の
処理機能毎で集積化(LSI化)を行うようにしている
のが現状である。
【0027】集積化を行うことで、膨大な量のディジタ
ルデータを扱う機器でありながら、機器を小型、且つ、
機器のコストを抑えることができるわけである。更に、
1つのLSIの構成要素を少しでも減らすことで、消費
電力を抑えることができ、更に限られた基板上に沢山の
部品を実装することができ、これが更に機器のコスト抑
制、小型化につながるわけである。
【0028】集積化においては、上述したように、回路
及びピン数を削減することがコストの抑制につながるの
で、図5に示した記憶装置も集積化を行うときには、回
路、或いは端子を削減することが必要となってくる。
【0029】しかしながら、図5に示した記憶装置は、
書き込みアドレスカウンタ32及び読み出しアドレスカ
ウンタ35を設け、遅延量delを得るために外部から
の書き込みスタート信号と読み出しスタート信号を供給
するようにしていることから、どの構成要素も欠かすこ
とのできないものである。
【0030】従って、図5に示した記憶装置はLSI化
の時点で構成要素の削減ができず、これによって、搭載
機器の低消費電力化、低コスト化を図ることができない
という不都合があった。
【0031】本発明はこのような点を考慮してなされた
もので、最も回路構成を簡単にでき、これによって搭載
機器の低消費電力化、低コスト化を図ることのできる記
憶装置を提案しようとするものである。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明記憶方法は、シン
グルポート方式のメモリ41にアドレスを供給すると共
に、メモリ41にアドレスの期間の少なくとも1/2の
周期で書き込み期間と読み出し期間が変わるタイミング
信号を供給し、アドレスの1周期の期間内でメモリ41
に記憶されたデータの読み出し及びメモリ41に対する
データの書き込みを行うようにしたものである。
【0033】また本発明記憶装置は、シングルポート方
式のメモリ41と、このメモリ41にアドレスを供給す
るアドレス発生手段40と、メモリ41にアドレス発生
手段40の発生するアドレスの期間の少なくとも1/2
の周期で書き込み期間と読み出し期間が変わるタイミン
グ信号を発生するタイミング発生手段34とを有するも
のである。
【0034】
【作用】上述せる本発明の方法によれば、シングルポー
ト方式のメモリ41にアドレスを供給すると共に、メモ
リ41にアドレスの期間の少なくとも1/2の周期で書
き込み期間と読み出し期間が変わるタイミング信号を供
給し、アドレスの1周期の期間内でメモリ41に記憶さ
れたデータの読み出し及びメモリ41に対するデータの
書き込みを行う。
【0035】また上述せる本発明の構成によれば、シン
グルポート方式のメモリ41にアドレス発生手段40か
らのアドレスを供給すると共に、アドレス発生手段40
の発生するアドレスの期間の少なくとも1/2の周期で
書き込み期間と読み出し期間が変わるタイミング信号を
タイミング発生手段34で発生し、このタイミング信号
をメモリ41に供給する。
【0036】
【実施例】以下に、図1を参照して本発明記憶装置の一
実施例について詳細に説明する。
【0037】この図1において、図5と対応する部分に
は同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
【0038】この図1において40は入力端子40cを
介して図示しない搭載機器本体回路(例えばディジタル
VTR等の電子機器本体回路等)から供給されるクロッ
ク信号をカウントして読み出し/書き込みアドレス信号
を発生する書き込み/読み出し/書き込みアドレス発生
回路である。読み出し/書き込みアドレス信号という記
述からは読み出しアドレス信号と書き込みアドレス信号
を夫々発生するように考えがちであるが、本例において
は、この読み出し/書き込みアドレス信号は同一のもの
である。つまり、単にカウンタ40が入力端子40cを
介して供給されるクロック信号をカウントして、そのカ
ウント値をアドレス信号として出力するだけである。
【0039】つまり、カウンタ40で発生した1つのカ
ウント値が有効となっている間に入力端子30を介して
図示しない搭載機器本体回路から供給されるディジタル
データをメモリ41に書き込み、次にメモリ41から前
のサイクルで記憶したデータを読み出すようにするわけ
である。
【0040】次に、図2を参照して図1に示した記憶装
置の動作について説明する。
【0041】図2Aに示すクロック信号が入力端子40
cを介して読み出し/書き込みアドレスカウンタ40に
供給されると、この読み出し/書き込みアドレスカウン
タ40は図2Bに示すように、読み出し/書き込みアド
レス信号RW0、RW1、・・・・RWnを発生する。
【0042】この図2Bから分かるように、読み出し/
書き込みアドレス信号とはいっても、1クロック周期に
アドレスは1つしか存在しないことが分かる。これは上
述したように、読み出し/書き込みアドレスカウンタ4
0は図2Aに示すクロック信号をカウントし、そのカウ
ント値を読み出し/書き込みアドレス信号として出力し
ているからである。
【0043】つまり、本例においては、この1つのアド
レスRW0、RW1、・・・・RWnの期間に図2Dに
示すように、データの書き込みと読み出しを行うように
する。
【0044】読み出し/書き込みアドレスカウンタ40
からの読み出し/書き込みアドレス信号が図2Bに示す
ようにRW0、RW1、・・・・RWnのようにメモリ
41に供給されると共に、図2Cに示すタイミング発生
回路34からの書き込みイネーブル信号がメモリ41に
供給される。
【0045】そしてこの書き込みイネーブル信号のハイ
レベル“1”の期間は図2Bに示す読み出し/書き込み
アドレス信号が示すアドレスでメモリ41に記憶されて
いる対応データがアクセスされ、書き込みイネーブル信
号のローレベル“0”の期間は図2Bに示す同じ読み出
し/書き込みアドレス信号が示すアドレスで図2Dに示
すディジタルデータがメモリ41に記憶される。
【0046】これを図に示すデータ及び読み出し/書き
込みアドレス信号RW0、RW1、・・・・RWnを照
らし合わせて更に説明する。
【0047】先ず、読み出し/書き込みアドレス信号が
RWn(カウンタ40の最高値とする)の場合、図にお
いて遅延量delで示すサイクルの前のサイクルにおい
てデータDan(第an番目の意味)が書き込まれ、続
いて、この図に遅延量delとして示すサイクルにおい
て、先ず、読み出し/書き込みアドレス信号がRW0の
場合は、前のサイクルでメモリ41のアドレスRW0の
エリアに書き込まれたデータDa0が読み出されて図1
に示した出力端子36を介して出力され、続いて図1に
示す入力端子30を介して供給されるデータDb0がメ
モリ41のアドレスRW0のエリアに書き込まれる。
【0048】次に、読み出し/書き込みアドレス信号が
RW1の場合は、先ず、前のサイクルでメモリ41のア
ドレスRW1のエリアに書き込まれたデータDa1が読
み出されて図1に示した出力端子36を介して出力さ
れ、続いて図1に示す入力端子30を介して供給される
データDb1がメモリ41のアドレスRW1のエリアに
書き込まれる。
【0049】次に、読み出し/書き込みアドレス信号が
RW2の場合は、先ず、前のサイクルでメモリ41のア
ドレスRW2のエリアに書き込まれたデータDa2が読
み出されて図1に示した出力端子36を介して出力さ
れ、続いて図1に示す入力端子30を介して供給される
データDb2がメモリ41のアドレスRW2のエリアに
書き込まれる。
【0050】次に、読み出し/書き込みアドレス信号が
RW3の場合は、先ず、前のサイクルでメモリ41のア
ドレスRW3のエリアに書き込まれたデータDa3が読
み出されて図1に示した出力端子36を介して出力さ
れ、続いて図1に示す入力端子30を介して供給される
データDb3がメモリ41のアドレスRW3のエリアに
書き込まれる。
【0051】そして、以降同様にメモリ41に対する読
み出しと書き込みが行われ、読み出し/書き込みアドレ
ス信号がRWnの場合は、先ず、前のサイクルでメモリ
41のアドレスRWnのエリアに書き込まれたデータD
an(図2Dにおいて先頭部分に示す)が読み出されて
図1に示した出力端子36を介して出力され、続いて図
1に示す入力端子30を介して供給されるデータDbn
がメモリ41のアドレスRWnのエリアに書き込まれ
る。
【0052】そして次のサイクルに移行し、読み出し/
書き込みアドレス信号がRW0の場合は、先ず、前のサ
イクルでメモリ41のアドレスRW0のエリアに書き込
まれたデータDb0が読み出されて図1に示した出力端
子36を介して出力され、続いて図1に示す入力端子3
0を介して供給されるデータDc0がメモリ41のアド
レスRW0のエリアに書き込まれる。
【0053】次に、読み出し/書き込みアドレス信号が
RW1の場合は、先ず、前のサイクルでメモリ41のア
ドレスRW1のエリアに書き込まれたデータDb1が読
み出されて図1に示した出力端子36を介して出力さ
れ、続いて図1に示す入力端子30を介して供給される
データDc1がメモリ41のアドレスRW1のエリアに
書き込まれる。
【0054】そして以下同様にして読み出し/書き込み
アドレスカウンタ40からの、アドレスがRW0〜RW
nの繰り返しとなる読み出し/書き込みアドレス信号で
メモリ41に対するデータの読み出し及び書き込み動作
が繰り返される。
【0055】つまり、本例においては、読み出し/書き
込みアドレスカウント40の最大カウント値が図2に示
す遅延量delとなる。つまり、読み出し/書き込みア
ドレスカウンタ40の最大カウント値を変更するだけで
所望の遅延量delを得ることができる。もし、200
クロック分の遅延量が必要であれば読み出し/書き込み
アドレスカウンタ40の最大カウント値を199とすれ
ば良い。読み出されたメモリ41からのデータはクロッ
ク信号の逆エッジで1度ラッチし、再びクロック信号で
ラッチする場合と、クロック信号の周期の倍の周期で2
回ラッチする場合がある。よって遅延量delは読み出
し/書き込みアドレスカウンタ40の設定値+1となる
からである。
【0056】このように、本例においては、読み出し/
書き込みアドレスカウンタ40が発生するアドレス信号
が示すアドレスが確定している期間内において、タイミ
ング発生回路34からの書き込みイネーブル信号を用い
てメモリ41からのデータの読み出しとメモリ41に対
するデータの書き込みを行うようにしたので、所望の遅
延量をカウンタ40のカウント値で設定することがで
き、これによって集積化する際に少なくとも従来使用さ
れていた書き込みアドレスカウンタ及び読み出しアドレ
スカウンタを1つに削減し、しかも書き込みスタート信
号と読み出しスタート信号入力用の端子も削減すること
ができ、これによって、コストの削減、低消費電力化、
実装面積の縮小化、搭載機器の小型化等を実現すること
ができる。
【0057】尚、上述の読み出し/書き込みアドレスカ
ウンタ40にカウント値をロードするロード端子を設け
れば、集積化の際にピン数が1つ増えるが、例えば読み
出し/書き込みアドレスカウンタ40の最大カウント値
を大きく設定しておき、必要な遅延量delに応じて外
部から値をロード端子にロードするようにしても良い。
【0058】この場合、読み出し/書き込みアドレスカ
ウンタ40が最高カウント値となったところ、或いはリ
セットしたところで、所望の遅延量delを得るための
値をロードすれば、そのロード値からカウントを行うこ
とになるので、その読み出し/書き込みアドレスカウン
タ40がカウントする最大値以内で簡単に所望の遅延量
delを得ることができる。
【0059】尚、上述の実施例は本発明の一例であり、
本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他様々な構成が取
り得ることは勿論である。
【0060】
【発明の効果】上述せる本発明によれば、シングルポー
ト方式のメモリにアドレスを供給すると共に、メモリに
アドレスの期間の少なくとも1/2の周期で書き込み期
間と読み出し期間が変わるタイミング信号を供給し、ア
ドレスの1周期の期間内でメモリに記憶されたデータの
読み出し及びメモリに対するデータの書き込みを行うよ
うにしたので、所望の遅延量を簡単に設定できると共
に、これによって集積化する際に少なくとも従来使用さ
れていた書き込みアドレスカウンタ及び読み出しアドレ
スカウンタを1つに削減し、しかも書き込みスタート信
号と読み出しスタート信号入力用の端子も削減すること
ができ、これによって、コストの削減、低消費電力化、
実装面積の縮小化、搭載機器の小型化等を実現すること
ができる。
【0061】また上述せる本発明によれば、シングルポ
ート方式のメモリにアドレス発生手段からのアドレスを
供給すると共に、アドレス発生手段の発生するアドレス
の期間の少なくとも1/2の周期で書き込み期間と読み
出し期間が変わるタイミング信号をタイミング発生手段
で発生し、このタイミング信号をメモリに供給するよう
にしたので、所望の遅延量を最も少ない信号数で簡単に
設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明記憶方法及び装置の一実施例を示す構成
図である。
【図2】本発明記憶方法及び装置の一実施例の説明に供
するデータの書き込み及び読み出しの動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図3】ディジタルVTRの記録系の例を示す構成図で
ある。
【図4】ディジタルVTRの再生系の例を示す構成図で
ある。
【図5】従来の記憶方法及び装置の例を示す構成図であ
る。
【図6】従来の記憶方法及び装置の例の説明に供するデ
ータの書き込み及び読み出し動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
34 タイミング発生回路 40 書き込み/読み出しアドレスカウンタ 41 メモリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シングルポート方式のメモリにアドレス
    を供給すると共に、上記メモリに上記アドレスの期間の
    少なくとも1/2の周期で書き込み期間と読み出し期間
    が変わるタイミング信号を供給し、上記アドレスの1周
    期の期間内で上記メモリに記憶されたデータの読み出し
    及び上記メモリに対するデータの書き込みを行うように
    したことを特徴とする記憶方法。
  2. 【請求項2】 シングルポート方式のメモリと、 このメモリにアドレスを供給するアドレス発生手段と、 上記メモリに上記アドレス発生手段の発生する上記アド
    レスの期間の少なくとも1/2の周期で書き込み期間と
    読み出し期間が変わるタイミング信号を発生するタイミ
    ング発生手段とを有することを特徴とする記憶装置。
JP5090260A 1993-04-16 1993-04-16 記憶方法及び装置 Pending JPH06301590A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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