JPH06301490A - 画像記録再生装置 - Google Patents

画像記録再生装置

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JPH06301490A
JPH06301490A JP6019113A JP1911394A JPH06301490A JP H06301490 A JPH06301490 A JP H06301490A JP 6019113 A JP6019113 A JP 6019113A JP 1911394 A JP1911394 A JP 1911394A JP H06301490 A JPH06301490 A JP H06301490A
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memory
check
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memory capacity
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Abstract

(57)【要約】 【目的】単一の装置で内部構造の異なる種々のメモリカ
ードについて夫々に適合する方法でメモリ容量のチェッ
クが行える画像記録再生装置を提供する。 【構成】装填されたメモリカードの容量をチェックする
ためのアルゴリズムを複数通り保有するアルゴリズム保
有手段であるROM14dから、アルゴリズム実行手段
であるCPU14aにより所要に応じてアルゴリズムを
実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像記録再生装置(本明
細書では、記録機能のみを有するもの及び再生機能のみ
を有するもの並びに双方の機能を有するものをこのよう
に総称する)、詳しくは、メモリカードを記録媒体とし
て記録及び/又は再生を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像記録再生装置を用いたシステ
ムについて、多機能化のための提案が数多くなされてい
る。その1つとして、画像記録再生装置と、相手側の画
像記録再生装置とを公衆回線を介して画像情報の授受を
行うことが可能な画像情報伝送装置に関しての提案があ
る。
【0003】図16は、上記従来の画像情報伝送装置の
系統を示す図である。この従来例においては、画像記録
再生装置101と伝送相手側画像記録再生装置102間
の画像情報伝送がモデム103、および、104と、公
衆回線である電話回線を介して行われる。本システムで
相手先の装置104と接続状態とするためには、電話器
105をモデム103に接続し、この電話機から電話番
号を入力して上記相手先装置104を指定する。そし
て、モデム103を記録再生装置101側に切り換え、
情報の伝送を実行することになる。なお、上記切り換え
操作は記録再生装置101側からのスイッチ操作により
行うことも可能である。
【0004】また、特開平3−157083号公報に開
示の静止画伝送装置では、上記電話番号を装置内のメモ
リに記憶しており、伝送時にメモリから該電話番号を呼
び出し、相手先の装置が選択できるように構成したもの
である。
【0005】一方、上記画像記録再生装置は、記録媒体
としてメモリカードが使用されており、未使用カードへ
のデータコピーが可能かの判断、記録可能コマ数の検知
等にはメモリ容量をチェックする必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のメモ
リカードには内部構造が種々異なる仕様のものがあり、
これらのメモリカードではその仕様に応じて容量をチェ
ックする方法も異なっている。このため、単一の装置で
種々のメモリカードの容量チェックが可能な多機能の装
置が望まれていた。
【0007】そこで、本発明は、単一の装置で内部構造
の異なる種々のメモリカードについて夫々に適合する方
法によりメモリ容量のチェックが行える画像記録再生装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】装填されたメモリカード
の容量をチェックするためのアルゴリズムを複数通り保
有するアルゴリズム保有手段と、上記アルゴリズム保有
手段に保有された複数通りのアルゴリズムを所要に応じ
ていずれも実行するためのアルゴリズム実行手段とを備
えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】メモリカードの容量をチェックするためのアル
ゴリズムを複数通り保有するアルゴリズム保有手段か
ら、アルゴリズム実行手段により所要に応じて適合する
アルゴリズムを実行する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は、本発明の一実施例の画像情報伝送装置を構
成する画像記録再生装置1とそれと別体のリモートコン
トロール装置であるリモコン送信器2の接続状態でのブ
ロック構成図である。なお、該記録再生装置1には図1
に示すように、画像情報の記録媒体となるメモリカード
3が装着可能であり、更に、通信相手先を選択する選択
信号、例えば、ダイヤルパルスDPを電話回線に出力す
る通信用モデム4を接続可能とする。また、本記録再生
装置は、図1には示していないが記録媒体としてフロッ
ピーディスクやハードディスクも利用可能とする。
【0011】上記画像記録再生装置1は、主に取り込ま
れるビデオ信号をメモリカード3、または、ビデオRA
MであるVRAM13cに書き込むためA/D変換する
A/D変換回路11と、VRAM13cの画像出力をD
/A変換し、モニタ等にビデオ信号を出力するD/A変
換回路12と、後述する画像データのための処理データ
記憶部13と、後述する記録再生制御部14と、リモコ
ン送信器2からの送信赤外光を受光し、後述するCPU
14aに該送信信号を出力するリモコン受光部15と、
装置本体のフロントパネル1a(図2参照)上にその操
作釦が配設される操作スイッチ群16と、本記録再生装
置1の作動状態を表示するLEDであって上記パネル1
a上に配設されるLED表示部17と、モデムと接続さ
れるシリアルインターフェース回路であるRS232CI/F
18と、メモリカード3が接続されるメモリカード用イ
ンターフェース回路のメモリカードI/F19とにより
構成されている。
【0012】なお、図1に示すようにデータ・アドレス
バス20,21は、メモリカードI/Fと制御部14、
および、制御部14とデータ記憶部13のRAM−A1
3aとD/A,A/D回路12,11の間の信号伝達用
バスである。また、ビデオバス22は、データ記憶部1
3のVRAM13cとD/A変換回路12またはA/D
変換回路11の間のビデオ信号伝達用バスである。
【0013】上記記録再生制御部14は、本装置の各制
御要素のコントロールを行うものであって、上記リモコ
ン受光部15からの信号や操作スイッチ群16の上記出
力信号が入力されるCPU14aと、ビデオ信号に重畳
するキャラクタデータを出力するCG回路14bと、一
時的なデータの記憶を行うRAM−B14cと、後述す
る「PLAY」処理や「FORMAT」処理プログラ
ム、また、後述する「メモリ容量チェック」等のアルゴ
リズム保有手段であるROM14dとで構成されてい
る。
【0014】また、上記処理データ記憶部13は、デー
タ・アドレスバス21、または、コーダ回路13bを介
して画像データが一時的に取り込まれるRAM−A13
aと、画像データの圧縮、または、伸張を行う上記コー
ダ回路13bと、ビデオバス22、または、コーダ回路
13bを介してビデオ信号が取り込まれるVRAM13
cとで構成される。
【0015】図2は、上記画像記録再生装置1の前面パ
ネル1aの操作スイッチ群16のスイッチ釦,LED表
示部17,メモリカード挿入口1b等の配設状態を示す
図である。本図に示すように前面パネル1a上に配設さ
れる操作スイッチ群16の操作釦として、主に記録、ま
たは、撮影指示用のREC,PLAYスイッチ釦16
a,16i,1画面の画像データ消去用のERAスイッ
チ釦16b,全データ消去用のALL ERAスイッチ
釦16c,メモリカード13、または、図示しないフロ
ッピーディスクのフォーマット指示用のFMTスイッチ
釦16d,1画面の画像データのコピー指示用のCOP
Yスイッチ釦16e,記録、または、再生動作スタート
またはストップ指示用のSTART,STOPスイッチ
釦16g,16h,記録媒体のメモリカード,フロッピ
ーディスク選択用のCARD/FDスイッチ釦16j等
が配設される。
【0016】図3は、前記リモコン送信器2の外観を示
す図である。該送信部前面には発光部21用の発光窓2
bが配設されている。更に、上面には各画像記録再生装
置への操作用の発光信号を出力する操作スイッチの操作
釦が配設されている。即ち、記録動作の信号出力用のR
ECスイッチ釦22c,消去動作の信号出力用のERA
SEスイッチ釦22d,スタート動作の信号出力用のS
TARTスイッチ釦22e,ストップ動作の信号出力用
のSTOPスイッチ釦22g,再生動作の信号出力用の
PLAYスイッチ釦22h,記録再生コマダウン、また
は、コマアップ動作の信号出力用の(−)スイッチ釦2
2i、および、(+)スイッチ釦22j,通信相手先電
話番号指定用、または、ランダムアクセス設定用のテン
キースイッチ釦22f、と、伝送処理開始用、また、電
話番号確定の信号出力用の(*)スイッチ釦22kが配
設されている。
【0017】次に、以上のように構成された本実施例の
画像情報伝送装置の記録,再生等の通常処理、および、
リモコン送信器2による電話回線を用いた画像伝送の動
作について図4〜図9のフローチャートを用いて説明す
る。図4は、上述のようにリモコン送信器2を用いた場
合の画像記録再生装置1の処理動作のフローチャートで
ある。本処理において、まず、ステップS1でリモコン
送信器2の(*)スイッチの判別処理を実行する。そし
て、(*)スイッチ釦22kがオフ状態である場合、ス
テップS2に進み、その他のスイッチが押圧されたとき
の処理を行うサブルーチン「通常ルーチン」が実行され
る。また、該(*)スイッチ釦22kがオン状態である
場合、データ伝送処理を開始するためステップS3にジ
ャンプする。なお、このステップS3以下の処理は後述
する。
【0018】上記サブルーチン「通常ルーチン」の処理
は、図5のフローチャートに示すように、ステップS2
1〜25にて、画像記録再生装置1の操作スイッチ群1
6のオンオフ状態をチェックする。なお、このスイッチ
操作状態のチェックは、前記リモコン送信器2を用いて
各操作スイッチ群のオンオフ状態をチェックする処理で
あってもよい。
【0019】さて、上記操作スイッチ群16のオンオフ
状態により、それぞれの処理を行うステップにジャンプ
するが、まず、PLAYスイッチ釦16iがオン操作さ
れていれば、ステップS26にジャンプし、後述するサ
ブルーチン「PLAY処理」が実行される。RECスイ
ッチ釦16aがオン操作されていれば、ステップS27
にジャンプし、記録処理を行うサブルーチン「REC処
理」が実行される。ERAスイッチ釦16bがオン操作
されていれば、ステップS28にジャンプし、消去処理
を行うサブルーチン「ERASE処理」が実行される。
【0020】また、図示しない(−),(+)スイッチ
釦がオン操作されていれば、ステップS29にジャンプ
し、記録再生するコマNO.を増減するサブルーチン
「コマNO.処理」実行される。その他、FMTスイッ
チ釦16がオン操作されていれば、ステップS26にジ
ャンプし、後述するサブルーチン「FORMAT処理」
が実行される。
【0021】上記サブルーチン「PLAY処理」につい
て図6のフローチャートによって説明すると、まず、ス
テップS31において、すでに(−),(+)スイッチ
釦により指定されているコマの画像データをメモリカー
ド3からRAM−A13aに転送する。ステップS32
でCODER13bにて上記RAM−A13aに記録さ
れた画像データを伸張して、VRAM13cに書き込
む。ステップS33で上記VRAM13c上の画像をA
/D変換回路11を介してビデオ信号として出力する。
【0022】前記サブルーチン「FORMAT処理」に
ついて、図7のフローチャートによって説明すると、ま
ず、ステップS35において、メモリカード3が記録再
生装置1に装着されているかどうかをチェックし、装着
されている場合、ステップS36に進み、該カード3の
メモリ容量をチェックする。このチェックは、カード使
用可能なメモリ容量をチェックするものであって、その
処理動作については、後で詳細に説明する。続いて、ス
テップS37でメモリリードライトチェックを行い、ス
テップS38で上記記憶容量等の管理情報を書き込み、
本処理を終了する。
【0023】前述したように図4のステップS1で
(*)スイッチ釦22kがオン状態である場合、ステッ
プS3にジャンプし、画像データの伝送開始するが、そ
の処理について、次に説明する。
【0024】なお、伝送される画像データは、すでに
(−),(+)キー22i,22jにより指定されたコ
マのメモリカード3からRAM−A13aに読み込んだ
画像データ、または、再生中の画像データであってもよ
い。
【0025】さて、上記ステップS3において表示部3
0にデータ転送用表示がなされる。このデータ転送用表
示内容は、図10に示すように転送コマNO.(30
a)と伝送相手側電話番号(30b)とで構成される。
但し、まだ、電話番号が入力されていない状態では、上
記相手側電話番号(30b)は表示されない。
【0026】続いて、ステップS4にてリモコン送信器
2のテンキースイッチ22fの操作状態をチェックし、
操作された場合、ステップS5にジャンプして、押圧さ
れたテンキーの対応値の相手側電話番号情報をリモコン
送信器2から記録再生装置1へ赤外光信号として送信す
る。そして、上記相手側電話番号、前記図10の表示部
30に表示する。同時に、相手側電話番号情報は、画像
記録再生装置のRAM−B14cに一時的に格納され
る。
【0027】また、テンキースイッチ22fが操作され
なかった場合、ステップS6にジャンプする。このステ
ップS6において、STOPスイッチ釦22gのオンオ
フ状態を確認し、オンの場合、ステップS11にジャン
プする。そして、伝送準備処理を中止するためデータ転
送用表示を終了し、ステップS1に戻る。一方、STO
Pスイッチ釦22gがオフのときは、ステップS7に進
み、(*)スイッチ釦22kがオフ状態のとき、即ち、
まだ相手先電話番号が確定しないうちはステップS4に
戻る。電話番号の確定し、(*)スイッチ釦22kがオ
ン操作された場合、ステップS8に進む。
【0028】ステップS8では、画像記録再生装置1か
らモデムに対して通信先の電話番号情報を出力するサブ
ルーチン「ダイヤル処理」がコールされる。即ち、図8
のフローチャートに示すように、CPU14aは、ダイ
ヤル開始コマンドをRS232CI/F18を介してモデム4
に出力する。更に、ステップS42でRAM−B14c
に記憶されている選択信号である相手先電話番号情報
(ダイヤルパルスDP)をモデム4に介して電話回線に
出力する。続いて、ダイヤル終了コードをCPU14a
がモデム4に出力し、本ルーチンを終了する。
【0029】その後、図4のルーチンのステップS9に
戻り、相手先電話が接続されたことを上記CPU14a
が確認する。そして、ステップS10に進む。ステップ
S10では、サブルーチン「データ転送処理」がコール
され、上記相手先電話器に画像データの転送がおこなわ
れる。即ち、図9のサブルーチン「データ転送処理」の
フローチャートに示すように、ステップS45で、例え
ば、再生中の画像データの転送を開始する。この転送デ
ータは、1画面データでもよくメモリカード3上の全画
面データの転送であってもよい。転送が終了したときに
は、ステップS46において電話回線の切断コマンドが
モデム4に出力され、ステップS47で該切断処理が実
行されたことをCPU14aが確認して本ルーチンを終
了する。続いて、図4のルーチンのステップS11に戻
り、データ転送用表示処理を終了し、ステップS1に戻
り、次の動作を行う。
【0030】次に、前記図7のサブルーチン「FORM
AT」処理におけるメモリ容量チェック処理について、
更に詳細に説明する。なお、このメモリ容量は、未使用
カードへのデータコピーが可能かの判断、記録可能コマ
数の検知等に利用されるものである。従来のメモリカー
ドには、一例として図11,12に示すように内部構造
が異なるものが存在する。即ち、メモリ部に接続される
信号ラインとしてリード信号RD,ライト信号WR,チ
ップセレクト信号CS,データバスラインD0〜7とア
ドレスバスラインA19〜A0並びに、アドレスバスラ
インA25〜A20がある。上記アドレスバスは一般に
CPU側よりもライン数が少なく、図11に示すメモリ
カード3AではアドレスバスラインA25〜A20がオ
ープン状態である構造を有している。また、図12に示
すメモリカード3Bは、アドレスバスラインA25〜A
20の信号がCS信号と組合わせて接続され、アドレス
バスA25〜A20の1組だけとCS信号とが入力され
たときのみ読み出し、書き込み可能状態になるものであ
る。
【0031】上記メモリカード3Aでは、例えば、アド
レス100000H とアドレス0Hを指定した場合同一のメモリ
エリアを指定したことになるがリード,ライト可能であ
る。しかし、メモリカード3Bでは、アドレス100000H
を指定した場合、リード,ライト不能である。なお、H
は、16進数であることを示す。
【0032】そこで、メモリ容量をチェックする場合、
メモリカード3Aと3Bの差異は外観上でも識別できな
いことから、メモリのライト,リード動作により上記メ
モリ容量をチェックする必要があるが、本画像記録再生
装置のメモリ容量チェックでは、二通りの内部構造に対
応した二通りのチェック方法を併用して識別する。一例
として、メモリカードの規格上のメモリの最小容量単位
を8バイトと仮定し、更に、メモリ容量も8バイトと仮
定する。
【0033】メモリカード3Aタイプでは表1に示すよ
うに先頭アドレス0Hに任意の数「3EH 」を書き込
む。続いて、何も書いていないアドレス8H のメモリの
データを読むと、0Hと同じ「3EH 」が読み出され
る。このことから、メモリカード3Aが8バイトを超え
る容量を有していないことが解る。この方法が後述する
「チェック1」の処理に対応する。
【0034】一方、メモリカード3Bタイプでは表2に
示すように先頭アドレス0Hに任意の数「3EH 」を書
き込む。続いて、アドレス8H では、メモリのデータの
リード,ライトが不能となる。このことから、メモリカ
ード3Bが8バイトを超える容量を有していないことが
識別できる。この方法が後述する「チェック2」の処理
に対応する。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】上記メモリ容量チェック処理を図13、お
よび、図14,15のフローチャートによって詳細に説
明する。図13のサブルーチン「メモリ容量チェック」
がコールされると、まず、「チェック1」処理が実行さ
れる。ついで、チェック完了フラグを判別して、容量チ
ェックができたかどうかを調べ、チェックが終了しない
場合のみステップS53に進み「チェック2」処理を実
行する。
【0038】上記「チェック1」処理のルーチンでは、
図14に示すようにステップS61で変数nを1とし、
値mには、容量の規格上の最小単位、例えば、メモリの
容量が1Kバイト単位、また、16Kバイト単位で定め
るならばその値を与える。ステップS62でメモリの先
頭アドレスAに任意の数xを書き込む。ステップS63
でアドレス(A+n×m)上のデータを読み出し、上記
値xと比較する。両者の値が等しくなかった場合、ステ
ップS64に進み、変数nをインクリメントして、ステ
ップS65で変数nが規格上の最大容量を示すnmax に
等しくないこを確認してステップS63に戻る。なお、
変数nが最大容量nmax に等しくなった場合、ステップ
S66に進み、チェック完了フラグをオフとし、本ルー
チンを終了する。
【0039】上記ステップS63の判別でアドレス(A
+n×m)のデータと上記値xが等しいことが判別され
た場合、メモリの検索アドレスを一順したものと考えら
れるが、偶然に当該アドレスに値xが書き込まれていた
ことも有り得る。そこで、再度、任意の値yを先頭アド
レスに書き込み、ステップS68でアドレス(A+n×
m)上のデータを読み出し、上記値yと比較する。も
し、両者の値が等しくなかった場合、ステップS61に
戻り、メモリチェックをやり直す。両者の値が等しかっ
た場合、確実にメモリの最終アドレスが検索できたもの
判断し、ステップS69に進み、メモリ容量として値n
×mを登録する。ステップS70に進み、チェック完了
フラグをオンとし本ルーチンを終了する。
【0040】前記「チェック2」処理のルーチンでは、
図15に示すようにステップS75で変数nを0とし、
値mとしては前述と同様に容量の規格上の最小単位の値
を与える。ステップS76でメモリの先頭アドレスを値
Aとして、アドレス(A+n×m)に任意の値xを書き
込む。ステップS77で同一アドレス上のデータを読み
出し、上記値xと比較する。両者の値が等しくなかった
場合、即ち、リード、または、ライトが不可であった場
合、検索アドレスが最終アドレスまで到達したと判断
し、ステップS80に進み、メモリ容量として値n×m
を与え、本ルーチンを終了する。
【0041】また、上記ステップS77の判別で両者の
値が等しかった場合、ステップS78に進み、変数nを
インクリメントし、ステップS79で変数nが規格上の
最大容量を示すnmax に等しくないことを確認してステ
ップS76に戻る。なお、変数nが最大容量nmax に等
しくなった場合は、ステップS80に進み、メモリ容量
として値n×mを与え、本ルーチンを終了する。
【0042】以上のようにして本画像記録再生装置1に
おいては、メモリ部構造の異なるメモリカードについて
も正確なメモリ容量のチェックが実行可能となり、画像
データのコピーや撮影可能なコマ数の表示等が不都合な
く実行できる。
【0043】
【発明の効果】上述のように本発明の画像記録再生装置
は、メモリカードの容量をチェックするためのアルゴリ
ズムを複数通り保有するアルゴリズム保有手段と、保有
された複数通りのアルゴリズムを所要に応じていずれも
実行するためのアルゴリズム実行手段とを備えているの
で、単一の装置で内部構造の異なる種々のメモリカード
について夫々に適合する方法によりメモリ容量のチェッ
クが行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す画像情報伝送装置を構
成する画像記録再生装置とリモートコントロール装置で
あるリモコン送信器のブロック構成図。
【図2】上記図1の画像記録再生装置の前面パネル部の
操作スイッチ釦の配置図。
【図3】上記図1のリモコン送信器の操作スイッチ釦の
配置図。
【図4】上記図1の画像記録再生装置における通常処理
とデータ伝送処理を含む処理ルーチンのフローチャー
ト。
【図5】上記図4の処理ルーチンでコールされるサブル
ーチン「通常ルーチン」のフローチャート。
【図6】上記図5の「通常ルーチン」でコールされるサ
ブルーチン「PLAY処理」のフローチャート。
【図7】上記図5の「通常ルーチン」でコールされるサ
ブルーチン「FORMAT」のフローチャート。
【図8】上記図4の処理ルーチンでコールされるサブル
ーチン「ダイヤル処理」のフローチャート。
【図9】上記図4の処理ルーチンでコールされるサブル
ーチン「データ転送処理」のフローチャート。
【図10】上記図1の画像記録再生装置のデータ転送動
作時の表示部の表示例。
【図11】上記図1の画像記録再生装置に適用されるメ
モリカードのメモリ接続構造の一例。
【図12】上記図1の画像記録再生装置に適用されるメ
モリカードのメモリ接続構造の他の一例。
【図13】上記図1の画像記録再生装置の処理動作にお
けるサブルーチン「メモリ容量チェック」のフローチャ
ート。
【図14】上記図13の「メモリ容量チェック」ルーチ
ンでコールされるサブルーチン「チェック1」のフロー
チャート。
【図15】上記図13の「メモリ容量チェック」ルーチ
ンでコールされるサブルーチン「チェック2」のフロー
チャート。
【図16】従来の画像記録再生装置における電話回線を
用いた画像情報伝送系統図。
【符号の説明】
1 画像記録再生装置(画像情報伝送装置) 2 リモコン送信器(別体のリモートコントロ
ール装置) DP ダイヤルパルス(選択信号)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装填されたメモリカードの容量をチェック
    するためのアルゴリズムを複数通り保有するアルゴリズ
    ム保有手段と、 上記アルゴリズム保有手段に保有された複数通りのアル
    ゴリズムを所要に応じていずれも実行するためのアルゴ
    リズム実行手段と、を備えたことを特徴とする画像記録
    再生装置。
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