JPH063012U - 空中播種装置 - Google Patents

空中播種装置

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JPH063012U
JPH063012U JP4360892U JP4360892U JPH063012U JP H063012 U JPH063012 U JP H063012U JP 4360892 U JP4360892 U JP 4360892U JP 4360892 U JP4360892 U JP 4360892U JP H063012 U JPH063012 U JP H063012U
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centrifugal fan
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aerial
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JP4360892U
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精克 古市
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株式会社こうべ技研
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空中播種装置に関し、種子を効率良く広範囲
にわたって平均的に分散させて播ける空中播種装置を提
供することを目的とするものである。 【構成】 航空機1に支持される基体2と、該基体2に
水平回転可能に支持される遠心ファン3と、上記基体2
に支持され、上記遠心ファン3の中央部に種子を落下供
給する種子供給装置4とを備えるようにしたものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、空中播種装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、大規模農業においては、播種作業、薬剤撒布作業等に航空機を利用する ことが知られている。従来、播種作業に航空機を利用する場合には、航空機を飛 行させながらダクトを介して種子を少量ずつ落下させるという方法が採用されて いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、種子は粒径や比重が大きく、液状の薬剤のように空中で分散さ れにくいことから、所定の面積に平均的に分布させて播種することが困難である ことが知られている。すなわち、広大な圃場に種子を平均して巻くためには、落 下させる種子の量をできるだけ少なくするとともに、飛行密度を高くする必要が あるため、飛行時間が長くなり、コストが非常に高くなるという問題がある。
【0004】 本考案は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、種子を効率良く広範囲に わたって平均的に分散させて播ける空中播種装置を提供することを目的とするも のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の空中播種装置は、上記の目的を達成するため、例えば図1に示すよう に、航空機1に支持される基体2と、該基体2に水平回転可能に支持される遠心 ファン3と、上記基体2に支持され、上記遠心ファン3の中央部に種を落下供給 する種供給装置4とを備えることを特徴とする。
【0006】
【作用】 本考案の空中播種装置においては、種子供給装置4により遠心ファン3の中央 部に種子を供給し、遠心ファン3を回転させると、種子が遠心ファン3に連れ回 って遠心力を得るとともに、遠心ファン3が起こす風によって遠心ファン3の全 外周にわたって均等に放射方向に飛ばされる。
【0007】
【実施例】
いか、本考案の一実施例に係る空中播種装置を図面に基づいて具体的に説明す るが、まず、本考案の一実施例に係る空中播種装置について説明することにする 。
【0008】 図1の斜視図及び図2の斜視図に示すように、この空中播種装置は、例えばヘ リコプターからなる航空機1のソリ11を支持する脚12の一つに上下1対のス テー13を介して支持される水平板状の基体2と、この基体2に水平回転可能に 懸垂支持される遠心ファン3と、遠心ファン3の中央部に種を落下供給する種供 給装置4とを備える。
【0009】 上記遠心ファン3は、図3の斜視図に示すように、円板状のボトムプレート3 1と、ボトムプレート31に適当な間隔をおいて対向し、かつ、同軸心に配置さ れるドーナツ板状のトッププレート32と、これらの間で周方向に適当な間隔を 置いて設けられた多数のベーン33と、ボトムプレート31の中心からトッププ レート32の上方に延出された中心軸34とを備える。
【0010】 上記遠心ファン3を駆動するために空中播種装置に例えば模型飛行機用のエン ジンやモータ等からなる独自の駆動装置を設けることは妨げないが、ここでは、 空中播種装置の小型化及び軽量化を図るため、航空機1から導出され、回転力を 伝達するフレキシブルワイヤからなる駆動ワイヤ5によって駆動している。
【0011】 図2に示すように、上記種子供給装置4は基体2の上側に立ち挙げられたバル ブユニット41とその上端に連通状に連結されたロート状の種子ホッパー42と を備え、バルブユニット41には種子の供給量を制御する吐出調整弁43と、種 子の供給を停止させるシャッター弁44とが設けられる。
【0012】 吐出調整弁43は、例えばサーボモータ等を用いて航空機1の乗員が遠隔操作 できるようにすることは妨げないが、ここでは、構成を簡単にするため、地上で 手動操作してその開閉度を調整するようにしている。
【0013】 また、シャッター弁44は、飛行中に開閉制御する必要があるので、例えばサ ーボモータ等を用いて航空機1の乗員が遠隔操作できるようにしている。 なお、図1に示すように、上記航空機1には、種子を袋から空中播種装置のホ ッパー42に落下供給する種子ホッパー14が設けられる。
【0014】 次に、この空中播種装置を用いる空中播種方法について図面に基づいて具体的 に説明する。 航空機1には操縦員の他に少なくとも1人の播種作業員が搭乗し、所定量の種 子が例えば袋に入れて乗員室内に搭載される。
【0015】 吐出調整弁43で種子の供給量を調整した後、所定の圃場まで飛行し、袋から 種子ホッパー14を介して種子供給装置4のホッパー42に種子を投入した後、 遠心ファン3を回転させながらシャッター弁44を開弁し、種子をホッパー42 から遠心ファン3の中央部に落下供給する。
【0016】 遠心ファン3に落下した種子は、遠心ファン3から受ける遠心力と遠心ファン 3が起こす風とによって遠心ファン3の全周囲にわたって均等に分散されて放射 方向に飛ばされ、圃場に播かれる。
【0017】 播種作業員は、ホッパー42内の種子の減り具合を観察し、必要に応じて種子 を種子ホッパー14を介してホッパー42に補給する。 播種は航空機1を所定の経路を巡行飛行させながら連続して行ってもよく、所 定の複数箇所でホバリングして播種し、ホバリング点間では播種しないようにし てもよい。
【0018】 この空中播種装置及び空中播種方法によれば、種子が遠心ファン3の全周囲に わたって均等に分散されて放射方向に飛ばされるので、種子を効率良く広範囲に わたって平均的に分散させて播ける。
【0019】 したがって、飛行密度を低くして飛行時間を短縮でき、コストダウンすること ができる。 なお、上記の一実施例では、航空機1に種子ホッパー14を設けているが、こ れを省略することは可能である。
【0020】 また、種子供給装置4のホッパー42を航空機1の乗員室内に配置し、ホッパ ー42とバルブユニット41とをダクトで連通させてもよいが、種子供給装置4 内に残留する種子の量を少なくするためには、バルブユニット41にホッパー4 2を直結することが有利である。
【0021】 更に、実際の空中播種装置の大きさは例えば遠心ファン3の直径を数cmない し十数cm程度の大きさであるが、図1及び図2においては理解し易いように、 空中播種装置の大きさを誇張して示している。
【0022】
【考案の効果】
以上のように、本考案の空中播種装置によれば、遠心ファンで種子を放射方向 に均等に分散させて放出できるので、種子を効率良く広範囲にわたって平均的に 分散させて播け、航空機の飛行密度及び飛行時間を削減してコストダウンを図る ことができる。
【0023】 本考案の空中播種装置において、特に遠心ファンが航空機から導出された駆動 ワイヤで回転駆動されるように構成する場合には、空中播種装置の小型化及び軽 量化を図ることができるので有利である。
【0024】 また、本考案の空中播種装置において、種子供給装置が、供給する種子の量を 制御する吐出調整弁を備える場合には、播種される種子の種類、播種密度、飛行 速度、遠心ファンの回転速度等に対応して最適の種子供給量を選定することがで きる。
【0025】 更に、本考案の空中播種装置において、種子供給装置が、種子の供給を遮断す るシャッター弁を備える場合には、飛行中の播種の開始及び終了を確実に制御で き、所要の圃場に的確に種子を播くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置及び本考案方法の斜視図である。
【図2】本考案装置の斜視図である。
【図3】本考案の遠心ファンの斜視図である。
【符号の説明】
1 航空機 2 基体 3 遠心ファン 4 種子供給装置 5 駆動ワイヤ 43 吐出調整弁 44 シャッター弁

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 航空機(1) に支持される基体(2) と、該
    基体(2) に水平回転可能に支持される遠心ファン(3)
    と、上記基体(2) に支持され、上記遠心ファン(3) の中
    央部に種子を落下供給する種子供給装置(4) とを備える
    ことを特徴とする空中播種装置。
  2. 【請求項2】 上記遠心ファン(3) が航空機(1) から導
    出された駆動ワイヤ(5) で回転駆動される請求項1に記
    載の空中播種装置。
  3. 【請求項3】 上記種子供給装置(4) が、供給する種子
    の量を制御する吐出調整弁(43)を備える請求項1または
    2に記載の空中播種装置。
  4. 【請求項4】 上記種子供給装置(4) が、種子の供給を
    遮断するシャッター弁(44)を備える請求項1、2または
    3に記載の空中播種装置。
JP1992043608U 1992-06-23 1992-06-23 空中播種装置 Expired - Lifetime JP2529154Y2 (ja)

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JPH063012U true JPH063012U (ja) 1994-01-18
JP2529154Y2 JP2529154Y2 (ja) 1997-03-19

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