JPH06300851A - シンチレーション検出器 - Google Patents

シンチレーション検出器

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Publication number
JPH06300851A
JPH06300851A JP8857693A JP8857693A JPH06300851A JP H06300851 A JPH06300851 A JP H06300851A JP 8857693 A JP8857693 A JP 8857693A JP 8857693 A JP8857693 A JP 8857693A JP H06300851 A JPH06300851 A JP H06300851A
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JP
Japan
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unit
wave height
counter
wave
height discrimination
Prior art date
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Pending
Application number
JP8857693A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Aoki
康広 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP8857693A priority Critical patent/JPH06300851A/ja
Publication of JPH06300851A publication Critical patent/JPH06300851A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、所望するエネルギー範囲の放射線レ
ベルを容易に検出できて、特定核種の測定や核種分析に
適用できる。 【構成】放射線を検知するセンサ部(8) から出力される
パルス信号は、各波高弁別部(12,13) に送られ、これら
波高弁別部(12,13) に設定された各波高弁別レベルによ
り弁別される。これにより、所望するエネルギー範囲の
放射線レベルを容易に検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射線測定に用いられ
るシンチレーション検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】図3はシンチレーション検出器を用いた
放射線測定装置の構成図である。監視ユニット1には、
複数の現場ユニット2が接続され、これら現場ユニット
2にそれぞれ複数のシンチレーション検出器3が接続さ
れている。
【0003】これらシンチレーション検出器3には、監
視ユニット1から送られてくる各設定データを現場ユニ
ット2を経由して受信する受信部4が設けられている。
この受信部4には、設定部5を介して高圧電源6及び波
高弁別部12が接続されている。この受信部4は、現場
ユニット2と接続される電源ラインの電源波形に重畳さ
れる高圧電源6の設定データ及び波高弁別部12の波高
弁別レベルの設定データを受信して設定部11に伝達し
ている。この設定部11は、高圧電源6の設定データに
従って高圧電源6を動作させてセンサ部8に高電圧を印
加し、かつ波高弁別レベルの設定値を波高弁別部12に
送る。
【0004】この状態で、センサ部8は、放射線を検出
してその放射線量に応じたパルス信号を出力する。波高
弁別部12は、センサ部8から出力されるパルス信号を
波高弁別レベル設定値により弁別し、この波高弁別レベ
ル以上のパルス信号をカウンタ部9に送る。このカウン
タ部9は、波高弁別部12からのパルス信号を受けてカ
ウントする。
【0005】一方、監視ユニット2は、一定周期毎にデ
ータ要求を現場ユニット2を通してカウンタ部9に送
る。このデータ要求を受けてカウンタ部9にそれまでカ
ウントされたカウント値が読み出され、このカウント値
が一旦現場ユニット2に送られる。この現場ユニット2
は、各シンチレーション検出器3からの各カウント値を
シリアルデータに変換し、光伝送により監視ユニット1
に送る。
【0006】この監視ユニット1は、各シンチレーショ
ン検出器3からの各カウント値を各現場ユニット2を通
して読み込み、これらカウント値の処理、その画面表示
等を行う。
【0007】しかしながら、波高弁別部12に設定され
ている波高弁別レベルは、1レベルであり、かつその設
定値はノイズ除去を目的として設定されている。このた
め、例えば各波高弁別レベル範囲内のパルス信号を弁別
して、所望するエネルギー範囲の放射線レベルだけを測
定することは困難である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように波高弁別
レベルは1レベルであり、所望するエネルギー範囲の放
射線レベルだけを測定することは困難である。そこで本
発明は、所望するエネルギー範囲の放射線レベルを容易
に検出できて、特定核種の測定や核種分析に適用できる
シンチレーション検出器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、放射線を検知
するセンサ部と、このセンサ部の出力信号をそれぞれ異
なる各波高弁別レベルで弁別する複数の波高弁別部とを
備えて上記目的を達成しようとするシンチレーション検
出器である。
【0010】
【作用】このような手段を備えたことにより、放射線を
検知するセンサ部から出力されるパルス信号は、各波高
弁別部に送られ、これら波高弁別部に設定された各波高
弁別レベルにより弁別される。これにより、所望するエ
ネルギー範囲の放射線レベルを容易に検出できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について図面を参
照して説明する。なお、図3と同一部分には同一符号を
付してその詳しい説明は省略する。図1はシンチレーシ
ョン検出器10を用いた放射線測定装置の構成図であ
る。設定部11には、高圧電源6が接続されるとともに
各波高弁別部12、13が接続されている。
【0012】この設定部11は、監視ユニット1から現
場ユニット2を経由して受信部4で受信される高圧電源
6の設定データを高圧電源6に渡し、かつ波高弁別レベ
ル設定値を波高弁別部12に送る機能を有している。
【0013】又、設定部11aは、監視ユニット1から
現場ユニット2を経由して受信部5で受信される波高弁
別レベル設定値を波高弁別部13に送る機能を有してい
る。これら波高弁別部12、13は、センサ部8から出
力されるパルス信号を受け、それぞれ波高弁別レベル設
定値に従ってパルス信号を弁別する機能を有している。
【0014】又、これら波高弁別部12、13の出力端
子には、各カウンタ部14、15が接続されている。こ
れらカウンタ部14、15は連動してリセットするもの
で、このうちカウンタ部15には第1及び第2カウンタ
が備えられている。これら第1及び第2カウンタは、リ
セットするタイミングでカウント動作するカウンタを切
り替えるもので、例えばカウント動作している第1カウ
ンタがリセットされると、このリセット時から第1カウ
ンタのカウント動作は停止し、第2カウンタのカウント
動作に切り替わる。
【0015】一方、監視ユニット1は、一定周期毎にデ
ータ要求を現場ユニット2を通して各シンチレーション
検出器10の各カウンタ部14、15に送り、このデー
タ要求に応じた各カウント値を各現場ユニット2を通し
て読み込み、これらカウント値の処理、各カウント値の
差を求める処理、その画面表示等を行う機能を有してい
る。
【0016】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。監視ユニット1は、各シンチレーション
検出器10における高圧電源6の設定データ及び各波高
弁別部12、13の各波高弁別レベル設定値の設定デー
タを各現場ユニット2に送出する。これら現場ユニット
2は、各設定データを電源波形に重畳して各シンチレー
ション検出器10に送る。
【0017】各シンチレーション検出器10の受信部
4、5は、電源波形に重畳される高圧電源6の設定デー
タ(受信部4のみ)及び波高弁別部12、13の波高弁
別レベルの設定データを受信して設定部11、11aに
伝達する。この設定部11、11aは、高圧電源6の設
定データに従って高圧電源6を動作させてセンサ部8に
高電圧を印加し、かつ各波高弁別レベル設定値を対応す
る各波高弁別部12、13に送る。
【0018】この状態に、センサ部8は、放射線を検出
してその放射線量に応じたパルス信号を出力する。そし
て、このパルス信号は、各波高弁別部12、13に送ら
れる。
【0019】これら波高弁別部12、13は、センサ部
8から出力されるパルス信号をそれぞれの波高弁別レベ
ル設定値により弁別し、これら波高弁別レベル以上のパ
ルス信号を対応する各カウンタ部14、15に送る。こ
れらカウンタ部14、15は、各波高弁別部12、13
からの各パルス信号を受けてそれぞれカウント動作す
る。なお、カウンタ部15は、第1又は第2カウンタの
いずれか一方によりパルス信号をカウントする。
【0020】一方、監視ユニット1は、一定周期毎にデ
ータ要求を現場ユニット2を通して各カウンタ部14、
15に送る。この場合、各カウンタ部14、15に対す
るデータ要求のタイミングは異なる。
【0021】先ず、データ要求を受けてカウンタ部14
にそれまでカウントされたカウント値が読み出され、こ
のカウント値が一旦現場ユニット2に送られる。このカ
ウンタ部14のカウント値の読み出しタイミングに連動
して、他方のカウンタ部15における第1と第2カウン
タとのカウント動作が切り替わり、例えば第1カウンタ
のカウント動作が停止して第2カウンタのカウント動作
が開始する。
【0022】次にデータ要求を受けてカウンタ部15の
第1カウンタにそれまでカウントされたカウント値が読
み出され、このカウント値が一旦現場ユニット2に送ら
れる。
【0023】これにより、各カウンタ部14、15から
は、データ要求のある同一期間内の各カウント値が読み
出される。現場ユニット2は、各シンチレーション検出
器3における各カウンタ部14、15の各カウント値を
シリアルデータに変換し、光伝送により監視ユニット1
に送る。
【0024】この監視ユニット1は、各シンチレーショ
ン検出器3からの各カウント値を各現場ユニット2を通
して読み込み、これらカウント値の処理、及び各カウン
タ部14、15の各カウント値からそのカウント差を求
めて各波高弁別部12、13に設定した各波高弁別レベ
ル設定値間のエネルギー範囲の放射線レベルを求め、こ
れら放射線レベル等を画面表示する。
【0025】又、監視ユニット1は、各波高弁別レベル
設定値間のエネルギー範囲の放射線レベルに基づいて特
定核種の測定及び核種分析を処理を行う。このように上
記第1実施例においては、センサ部8から出力されるパ
ルス信号を各波高弁別部12、13により各波高弁別レ
ベルで弁別するようにしたので、所望するエネルギー範
囲の放射線レベルを容易に検出できて、特定核種の測定
や核種分析に適用できる。
【0026】次に本発明の第2実施例について図2を参
照して説明する。なお、図1と同一部分には同一符号を
付してその詳しい説明は省略する。各波高弁別部12、
13の各出力端子には、アンチコインシデンス部20が
接続されている。このアンチコインシデンス部20は、
各波高弁別部12、13により弁別される各パルス信号
のうち非同時なパルス信号のみをカウンタ部21に出力
する機能を有するものである。
【0027】かかる構成であれば、センサ部8から出力
されたパルス信号は、各波高弁別部12、13に送られ
る。これら波高弁別部12、13は、センサ部8から出
力されるパルス信号をそれぞれの波高弁別レベル設定値
により弁別し、これら波高弁別レベル以上の各パルス信
号をアンチコインシデンス部20に送る。
【0028】このアンチコインシデンス部20は、各波
高弁別部12、13により弁別される各パルス信号のう
ち非同時なパルス信号のみをカウンタ部21に出力す
る。つまり、アンチコインシデンス部20は、各波高弁
別部12、13の各波高弁別レベル設定値の間のパルス
信号のみを出力する。
【0029】カウンタ部21は、アンチコインシデンス
部20から出力されるパルス信号を受けてそれぞれカウ
ント動作する。一方、監視ユニット1は、一定周期毎に
データ要求を現場ユニット2を通してカウンタ部21に
送る。
【0030】このデータ要求を受けてカウンタ部21に
それまでカウントされたカウント値が読み出され、この
カウント値が一旦現場ユニット2に送られる。この現場
ユニット2は、各シンチレーション検出器3におけるカ
ウンタ部21のカウント値をシリアルデータに変換し、
光伝送により監視ユニット1に送る。
【0031】この監視ユニット1は、各シンチレーショ
ン検出器3からの各カウント値を各現場ユニット2を通
して読み込み、これらカウント値の処理、及びこのカウ
ント値から各波高弁別部12、13に設定した各波高弁
別レベル設定値間のエネルギー範囲の放射線レベルを求
め、これら放射線レベル等を画面表示する。
【0032】又、監視ユニット1は、各波高弁別レベル
設定値間のエネルギー範囲の放射線レベルに基づいて特
定核種の測定及び核種分析を処理を行う。このように上
記第2実施例によれば、第1実施例と同様にセンサ部8
から出力されるパルス信号を各波高弁別部12、13に
より各波高弁別レベルで弁別でき、所望するエネルギー
範囲の放射線レベルを容易に検出できて、特定核種の測
定や核種分析に適用できる。
【0033】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものでなくその要旨を変更しない範囲で変形してもよ
い。例えば、各シンチレーション検出器10において各
波高弁別部12、13として2つの波高弁別部を設けて
いるが、これに限らず複数の波高弁別部を設け、これに
対応して各カウンタ部を設けるようにしてもよい。これ
により、複数のエネルギー範囲のカウント値を得ること
ができ、これらカウント値から各エネルギー範囲の放射
線レベルを容易に検出できて、特定核種の測定や核種分
析に適用できる。
【0034】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、所
望するエネルギー範囲の放射線レベルを容易に検出でき
て、特定核種の測定や核種分析に適用できるシンチレー
ション検出器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるシンチレーション検出器を放射
線測定装置に適用した場合の第1実施例を示す構成図。
【図2】本発明に係わるシンチレーション検出器を放射
線測定装置に適用した場合の第2実施例を示す構成図。
【図3】従来のシンチレーション検出器を放射線測定装
置に適用した場合の構成図。
【符号の説明】
1…監視ユニット、2…現場ユニット、4,5…受信
部、6…高圧電源、8…センサ部、10…シンチレーシ
ョン検出器、11,11a…設定部、12,13…波高
弁別部、14,15…カウンタ部、20…アンチコイン
シデンス部、21…カウンタ部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線を検知するセンサ部と、このセン
    サ部の出力信号をそれぞれ異なる各波高弁別レベルで弁
    別する複数の波高弁別部とを具備したことを特徴とする
    シンチレーション検出器。
JP8857693A 1993-04-15 1993-04-15 シンチレーション検出器 Pending JPH06300851A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8857693A JPH06300851A (ja) 1993-04-15 1993-04-15 シンチレーション検出器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8857693A JPH06300851A (ja) 1993-04-15 1993-04-15 シンチレーション検出器

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Publication Number Publication Date
JPH06300851A true JPH06300851A (ja) 1994-10-28

Family

ID=13946687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8857693A Pending JPH06300851A (ja) 1993-04-15 1993-04-15 シンチレーション検出器

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JP (1) JPH06300851A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007187546A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Rigaku Corp 放射線検出装置
JP2015096841A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 株式会社リガク 放射線検出器、これを用いたx線分析装置および放射線検出方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007187546A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Rigaku Corp 放射線検出装置
JP4546401B2 (ja) * 2006-01-13 2010-09-15 株式会社リガク 放射線検出装置
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