JP2754696B2 - ガンマカメラ - Google Patents

ガンマカメラ

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JP2754696B2
JP2754696B2 JP1083064A JP8306489A JP2754696B2 JP 2754696 B2 JP2754696 B2 JP 2754696B2 JP 1083064 A JP1083064 A JP 1083064A JP 8306489 A JP8306489 A JP 8306489A JP 2754696 B2 JP2754696 B2 JP 2754696B2
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output
peak
circuit
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signal
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治夫 貴志
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Shimazu Seisakusho KK
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、核医学診断機器に関し、とくに放射線の
入射位置の2次元的な分布を測定することにより被検者
体内のRI(ラジオアイソトープ)の分布像を撮影するガ
ンマカメラに関する。
【従来の技術】
ガンマカメラでは、高計数率測定時等で信号のパイル
アップが生じるとエネルギー弁別及び位置計算とも正確
に行えないので、これを除去する必要がある。従来よ
り、このパイプアップ時の処理を正確に行ない、計数損
失を少なくするための信号処理回路として特開昭62−23
7376号公報などに示されたものが知られている。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に示された従来の回路では、
構成が複雑な上、パイルアップの処理が正確でないとい
う問題がある。 この発明は、パイルアップの処理を正確に行なうこと
により高計数率測定時の計数損失を抑え、高計数率測定
時の空間分解能を向上させるようにした、ガンマカメラ
を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明によるガンマカメ
ラにおいては、シンチレータに結合された各光電検出手
段の出力を加算した出力が入力され、該出力の立上りか
ら所定時間後のピークを出力するピークホールド手段
と、該光電検出手段の加算出力が入力され、該出力の立
上りから上記の時間よりは長い時間積分動作を行なう積
分手段と、上記のピークが所定範囲に入っているかどう
かを判別する第1の判別手段と、上記の積分出力が所定
の範囲に入っているかどうかを判別する第2の判別手段
と、上記第1、第2の判別手段の出力に応じて、上記ピ
ークが所定範囲に入っていて且つ上記積分出力が所定範
囲に入っているとき上記積分出力をエネルギー信号とし
て出力させ、上記ピークが所定範囲に入っていて且つ上
記積分出力が所定範囲に入っていないとき上記ピークを
補正した出力をエネルギー信号として出力させ、上記ピ
ークが所定範囲に入っていず且つ上記積分出力が所定範
囲に入っているときおよび上記ピークが所定範囲に入っ
ていず且つ上記積分出力が所定範囲に入っていないとき
上記の入力を無視するよう制御する制御手段とが備えら
れていることが特徴となっている。
【作用】
各光検出手段の出力を加算した出力はピークホールド
手段と、積分手段とに送られる。ピークホールド手段に
より、光検出手段の出力の立上りから所定時間後のピー
クが検出される。積分手段により、その時間よりも長い
時間の積分動作が行なわれる。 そして、これらピークと、積分出力とがそれぞれある
範囲に入っているかどうかが別個独立に判別され、その
判定結果の組合せによりパイルアップが生じたかどう
か、およびどのようにパイルアップが生じたかの判断が
行なわれる。すなわち、上記ピークが所定範囲に入っ
ていて且つ上記積分出力が所定範囲に入っているときパ
イルアップが生じていないと判断され、それ以外のと
き、つまり、上記ピークが所定範囲に入っていて且つ
上記積分出力が所定範囲に入っていないとき、上記ピ
ークが所定範囲に入っていず且つ上記積分出力が所定範
囲に入っているときおよび上記ピークが所定範囲に入
っていず且つ上記積分出力が所定範囲に入っていないと
きにはパイルアップが生じていると判断される。 上記ののときはパイルアップが生じているのである
が、ピークが生じるまではパイルアップが生じているわ
けではなく、ピークに達した後パイルアップが生じた場
合であることがわかる。そこで、この態様のパイルアッ
プについては、そのピークを補正した出力をエネルギー
信号として出力させることによって、そのパイルアップ
前の信号を有効利用できる。これにより高計数率測定時
の計数損失を抑え、高計数率測定時の空間分解能を向上
させることができる。つまり、このの場合も画一的に
パイルアップであると判断してこのときの信号を無視す
るなら計数損失が増えてしまうが、上記のように救うよ
うにしているため、計数損失を抑えることができる。
【実 施 例】
つぎにこの発明の一実施例について図面を参照しなが
ら説明する。第1図において、PMT(フォトマルチプラ
イア)1はシンチレータ(図示しない)に結合されてい
る光電検出器であり、これが多数(図では1個した描か
れていないが)シンチレータに結合されている。この各
々のPMT1の出力はプリアンプ2を経て抵抗マトリクス3
に送られ、さらに遅延回路4、5及び積分回路6、7に
送られる。この積分回路6の出力は切換回路8を経てエ
ネルギー信号として出力される。他方、積分回路7の出
力は位置演算用のX,Y,Z信号となっており、これらが図
示しない割算回路へと送られ、X/Z,Y/Zの割算を経て正
規の位置信号が得られる。これが正常時での信号の流れ
であり、このとき積分回路7はタイミング回路18により
信号入力からβの時点まで積分した積分出力を生じるよ
うに制御されている。積分回路6の積分時間は同じく0
〜βとなっている(この積分回路6の積分時間は固定で
ある)。 パイルアップ時の処理及びパイルアップ時のエネルギ
ー弁別・エネルギー信号出力のため、つぎのような回路
が設けられる。多数のPMT1の各々に接続されたプリアン
プ2の出力はすべてサムアンプ20に入力されて加算さ
れ、その加算出力がピークホールド回路11及び積分回路
12に入力される。これらピークホールド回路11と積分回
路12の出力はアナライザ回路13、14にそれぞれ送られ
て、所定のウインド内に入るかどうかが判定される。こ
のピークホールド回路11及び積分回路12はタイミング回
路18から出力されるタイミング信号により制御され、ピ
ークホールド回路11はPMT1の出力が立ち上がってからα
の時点での出力をホールドし、積分回路12はβの時点で
の出力をホールドする。アナライザ回路13、14の出力は
AND回路15に入力され、またアナライザ回路13の出力と
アナライザ回路14の反転回路16を経た出力とがAND回路1
7に入力される。これらAND回路15、16の出力によりタイ
ミング回路18が切換回路8を制御し、積分回路6側か、
補正回路19側かに切り換える。 第2図(イ)はピークホールド回路11の出力信号の波
形、つまりアナライザ回路13の入力信号波形を示すもの
で、第2図(ロ)は積分回路12の出力信号の波形、つま
りアナライザ回路14の入力信号波形を示すものである。
ナアライザ回路13、14のウインドは斜線で示した範囲で
あるとし、この範囲に入るときこれらのアナライザ回路
13、14から出力信号が生じるものとする。 これらの図において、波形Aの場合、PMT1に入射した
放射線のエネルギーが小さくて、時点αでのピークホー
ルド信号及び時点βでの積分信号はいずれのウインドに
も到達しない。また、図示していないが、信号の立上り
の最初からパイルアップが生じている場合は、時点αで
のピークホールド信号及び時点βでの積分信号はいずれ
のウインドをも超えてしまう。これらの場合、いずれに
してもアナライザ回路13、14からは出力信号は生じな
い。 波形Bの場合は、αを過ぎた時点近辺で2つの信号の
パイルアップが生じて、時点βでの積分信号のみがたま
たまアナライザ回路14のウインド内に入った場合であ
る。この場合、時点αではまだパイルアップが生じてい
ず、時点αでのピークホールド信号はアナライザ回路13
のウインド内に入らない。そのため、アナライザ回路14
からは出力信号が生じるが、アナライザ回路13からは出
力信号は生じない。 波形Cの場合、正常な信号が入ったが時点α〜βでパ
イプアップが起こっている。この場合、時点αでのピー
クホールド信号はアナライザ回路13のウインド内に入っ
てこれから出力信号が生じるが、時点βでの積分信号は
アナライザ回路14のウインドを上回ってしまい、アナラ
イザ回路14からは出力信号は生じない。 波形Dの場合は正常の信号が入り、パイルアップが生
じなかった場合であり、このとき、時点αでのピークホ
ールド信号及び時点βでの積分信号はいずれもアナライ
ザ回路13及びアナライザ回路14のウインド内に入り、こ
れら2つのアナライザ回路13、14から出力信号が生じ
る。 この4つの場合が、AND回路15、17の出力信号により
表わされ、タイミング回路18は最初の2つの場合に入力
を無視するよう動作し、最後の場合は切換回路8を積分
回路6側へと切り換え、積分回路6での0〜βの積分動
作による信号をエネルギー信号として出力させるととも
に積分回路7から0〜βの積分出力をX,Y,Z信号として
出力させる。第3番目の場合、タイミング回路18は切換
回路8を補正回路19側に切り換え、ピークホールド回路
11の出力信号の補正回路19を通った信号がエネルギー信
号として出力させるとともに、積分回路7の積分時間を
0〜αとし、この時間での積分出力をX,Y,Z信号として
出力させる。ここで時点αでのピークホールド信号をそ
のまま出力させず、補正回路19を経て出力させたのは、
正常時の0〜βの積分出力と合わせるためである。すな
わち、時点βまで積分した場合に得られるであろう出力
レベルにまで補正しているのである。
【発明の効果】
この発明のガンマカメラによれば、比較的簡単な構成
の信号処理回路によりパイルアップをきめ細かに正確に
判断して、パイルアップと判断されたものでもパイルア
ップ前の信号部分が利用できるものは利用するようにし
ているため、高計数率測定時の計数損失を少なくし、高
計数率測定時の分解能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のブロック図、第2図
(イ)、(ロ)は動作説明のための波形図である。 1……PMT(フォトマルチプライア)、2……プリアン
プ、3……抵抗マトリクス、4、5……遅延回路、6、
7、12……積分回路、8……切換回路、11……ピークホ
ールド回路、13、14……アナライザ回路、15、17……AN
D回路、16……反転回路、18……タイミング回路、19…
…補正回路、20……サムアンプ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シンチレータに結合された各光電検出手段
    の出力を加算した出力が入力され、該出力の立上りから
    所定時間後のピークを出力するピークホールド手段と、
    該光電検出手段の加算出力が入力され、該出力の立上り
    から上記の時間よりは長い時間積分動作を行なう積分手
    段と、上記のピークが所定範囲に入っているかどうかを
    判別する第1の判別手段と、上記の積分出力が所定の範
    囲に入っているかどうかを判別する第2の判別手段と、
    上記第1、第2の判別手段の出力に応じて、上記ピーク
    が所定範囲に入っていて且つ上記積分出力が所定範囲に
    入っているとき上記積分出力をエネルギー信号として出
    力させ、上記ピークが所定範囲に入っていて且つ上記積
    分出力が所定範囲に入っていないとき上記ピークを補正
    した出力をエネルギー信号として出力させ、上記ピーク
    が所定範囲に入っていず且つ上記積分出力が所定範囲に
    入っているときおよび上記ピークが所定範囲に入ってい
    ず且つ上記積分出力が所定範囲に入っていないとき上記
    の入力を無視するよう制御する制御手段とを有すること
    を特徴とするガンマカメラ。
JP1083064A 1989-03-31 1989-03-31 ガンマカメラ Expired - Lifetime JP2754696B2 (ja)

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JP1083064A JP2754696B2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 ガンマカメラ

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JPH02262088A JPH02262088A (ja) 1990-10-24
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5849835B2 (ja) * 1978-11-22 1983-11-07 株式会社日立メディコ シンチレ−シヨンカメラ
JPS63238583A (ja) * 1987-03-27 1988-10-04 Shimadzu Corp γ線検出器のパイルアツプ検出回路

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JPH02262088A (ja) 1990-10-24

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