JPH0619437B2 - ポジトロンct装置 - Google Patents

ポジトロンct装置

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JPH0619437B2
JPH0619437B2 JP8306189A JP8306189A JPH0619437B2 JP H0619437 B2 JPH0619437 B2 JP H0619437B2 JP 8306189 A JP8306189 A JP 8306189A JP 8306189 A JP8306189 A JP 8306189A JP H0619437 B2 JPH0619437 B2 JP H0619437B2
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JP
Japan
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gain
output
scintillators
sensitivity
balance
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誠一 山本
昌治 天野
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、RI(放射性同位元素)としてポジトロン
放出性核種を用いて被検体内のRI分布像を撮影するポ
ジトロンCT装置に関する。
【従来の技術】
ポジトロンCT装置では、多数の放射線検出器をリング
型に配列して、同時に入射した放射線に関するデータを
収集し、この収集データを逆投影法等の画像再構成アル
ゴリズムを用いて処理して断層像を再構成している。こ
のように多数の放射線検出器を用いるため、それらの出
力チャンネルでの利得を揃えるよう調整する必要があ
る。すなわち、この利得の調整が不十分な場合、感度の
低下が生じる上、エネルギーウインドウを広げなければ
ならず、その結果散乱線の量が増えるとともに、各検出
器毎に散乱線の割合が異なることになる。そこで従来で
は、まず工場出荷時に作業員がマニュアルで調整し、病
院等での据え付け時にふたたびサービスマンが、これも
マニュアルで調整するのが通常であった。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のようにマニュアルで各チャンネル
の利得調整を行うのでは時間がかかる上、精度をある程
度以上に上げることは不可能である。このことは近年、
検出器数が増えているのでいっそう問題になっている。 さらに、放射線検出器は通常1つのシンチレータに1つ
の光電子増倍管を結合させて構成するが、4個〜8個の
シンチレータを2個の光電子増倍管に結合し、この2個
の光電子増倍管の出力からどのシンチレータに放射線が
入射したかを弁別するように構成する場合もあり、この
ような場合はこれら対になっている2つの光電子増倍管
の出力系の利得の比(バランス)も重要の調整項目とな
る。このバランス調整が不十分な場合、空間分解能が劣
化するからでる。 この発明は、多数の放射線検出器の出力信号の利得を自
動調整することのできるポジトロンCT装置を提供する
ことを第1の目的とする。 また、この発明の第2の目的は、2つの光検出器に3つ
以上のシンチレータを結合して光検出器出力からこれら
のシンチレータを弁別する場合にその2つの光検出器の
出力信号の利得のバランスを自動調整することのできる
ポジトロンCT装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するため、この発明によるポジト
ロンCT装置においては、リング型に配列された多数の
放射線検出手段と、該検出手段の各々の出力信号系に挿
入された、外部より利得の調整可能な利得調整手段と、
各検出手段の出力がこれら信号系を経て送られる同時計
数手段と、所定の線源を置いたときの該同時計手段から
の出力データにより各検出手段の感度を測定する手段
と、上記利得調整手段に設定する利得を変化させたとき
に測定される各感度から最大感度を得る利得を検出して
この利得を各利得調整手段に設定する手段とが備えられ
ている。 また、上記第2の目的を達成するため、この発明による
ポジトロンCT装置においては、リング型に配列された
多数のシンチレータと、該シンチレータの少なくとも3
個以上ずつに光結合された多数対の光検出手段と、該光
検出手段の各々の出力信号系に挿入された、外部より利
得の調整可能な利得調整手段と、各光検出手段の出力が
これら信号系を経て送られる位置計算及び同時計数手段
と、所定の線源を置いたときの該位置計算及び同時計数
手段からの出力データにより各対の光検出手段の出力信
号のバランスを測定する手段と、上記利得調整手段に設
定する利得を変化させたときに測定されるバランスから
最適利得を検出してこの利得を各対の利得調整手段に設
定する手段とが備えられている。
【作 用】
補正用線源などの所定の線源を置いて、これからの放射
線をリング型に配列された多数の放射線検出手段の各々
に入射させ、各出力信号を利得調整手段を経て同時計数
手段に入力する。そして、利得調整手段に設定する利得
を変化させ、その各々の場合に同時計数手段の出力デー
タから感度を測定する。 利得が変わると、感度も変わり、利得に対する感度の分
布より、最も感度が高くなる利得を検出することができ
る。 そこで、こうして求めた最も感度が高くなる利得を各利
得調整手段に設定する。すると、各チャンネルでの信号
の利得が補正されたことになり、感度を高くできるとと
に、エネルギーウインドウを狭くできるので散乱線の量
を少なくすることができる。 また、2つの光検出手段に3つ以上のシンチレータを結
合して光検出手段の出力からこれらのシンチレータを弁
別する場合は、その2つの光検出手段の出力信号のバラ
ンスが測定される。そして、利得調整手段の利得を変化
させてそのバランスを測定することにより、最適なバラ
ンスが得られる利得が求められ、これが各利得調整手段
に設定される。したがって、利得バランスの調整が自動
的に行なわれ、空間分解能が向上する。
【実施例】
つぎにこの発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。この実施例では、第1図に示すように8個の
シンチレータ1がライトガイド2を介して2つの光電子
倍増管3に結合されている。シンチレータ1はこのよう
に8個ずつライトガイド2に結合されるが、全体として
は非常に多数で、これらがリング型に配列される。光電
子増倍管3の出力信号は利得調整回路4を通って利得の
調整を受けた後、位置計算及び同時計数回路5に入力さ
れる。 この位置計算及び同時計数回路5では、1対の光電子増
倍管3の出力比から8個のシンチレータ1のいずれかに
放射線が入射したかの位置計算が行なわれ、さらに、同
時に2つの放射線が入射したことの検出が行なわれる。
したがって、同時計数データとして、シンチレータ1の
1つずつの大きさだけの位置分解能を持ったデータが得
られることになる。通常の撮像では、こうして収集した
データは、図示しない画像再構成装置に送られ、逆投影
法などの画像再構成アルゴリズムにより処理され、断層
像が再構成されることになる。 この実施例では、位置計算及び同時計数回路5の出力信
号が入力されるマイクロプロセッサ6が設けられてい
る。このマイクロプロセッサ6では第2図や第3図に示
すような動作が順次行なわれるようになっている。 このマイクロプロセッサ6による動作は、シンチレータ
1のリング型配列の中に補正用線源等の適宜な線源を置
いたときに行なわせる。まず、各光電子増倍管3の対に
なったもの同士の利得比(バランス)調整アルゴリズム
について説明すると、第2図に示すようにマイクロプロ
セッサ6は最初、利得調整回路4を適当な利得に設定
し、バランスの測定を行なう。このバランス測定は、た
とえば、位置計算及び同時計数回路5により、1組のシ
ンチレータ(8個のシンチレータ)1のうち両端に位置
するものに入射したと判断された同時計数データ(積層
カウント値)の比を測定することなどによって行なうこ
とができる(他にも種々考えられる)。これにより1組
のシンチレータ1の両端位置での感度比が求められるこ
とになる。この感度比が所定の範囲内であれば、バラン
スは良好であると判断され終了する。感度比がその範囲
外の場合、変更すべき利得(あるいは利得の補正計数)
を計算する。こうして求めた利得(あるいは補正計数)
を利得調整回路4に送ってその利得に設定し、再度上記
と同じようにバランス測定する。これを繰り返すことに
より感度比が所定範囲に納まるようにする。あるいは最
初から繰り返し回数を決めておくこともできる。また、
この測定は8個ずつのシンチレータ1及び1対の光電子
増倍管3ごとに行なってもよいし、全部の対の光電子増
倍管3について同時に行なうこともできる。 つぎに光電子増倍管3の出力信号の利得の調整アルゴリ
ズムの一例について第3図を参照しながら説明する。最
初、利得調整回路4の利得が最小になるようにマイクロ
プロセッサ6により利得調整回路4を制御し、この状態
で検出器の感度、つまりたとえば8個ずつのシンチレー
タ1の全部の同時計数データ(積算カウント値)を測定
する。こうして得られた測定値はマイクロプロセッサ6
内のメモリ等に格納される。つぎにマイクロプロセッサ
6は利得が適当な値だけ増加するよう利得調整回路4を
制御し、同様に検出器の感度測定を行い、これを利得を
少しずつ増加しながら繰り返す。こうして最小の利得か
ら最大の利得までの感度を測定し、その中で最も感度が
高かった利得を検出する。この利得は、マイクロプロセ
ッサ6により利得調整回路4に設定され、終了する。こ
のような測定及び利得の検出・設定は検出器ごと、つま
り8個ずつのシンチレータ1に関連する1対の利得調整
回路4ごとに行なうか、あるいはいくつかの検出器ご
と、つまり8個ずつのシンチレータ1の組の何組かに関
連する複数対の利得調整回路4ごとに行なう。そして、
各対の利得調整回路4の利得は同じ比率で変更するのが
好ましい。 これら2つの自動調整は独自に行なっても有効である
し、同時に行なっても有効である。 各利得調整回路4に設定する利得の値はファイル化して
マイクロプロセッサ6のメモリに保存し、ポジトロンC
T装置の電源をオフし、再度オンして立ち上げるとき、
該メモリから読み出して再度各利得調整回路4に書き込
むようにすることが好ましい。 なお、ここではマイクロプロセッサ6により感度測定、
遅延量検出、設定動作を行なうものとしているが、もち
ろん専用のハードで構成することも可能である。また調
整アルゴリズムは上記に限定されない。 さらにマニュアル調整と併用できる構成とすることも可
能である。 また、上記では8個のシンチレータ1と2個の交電子増
倍管3とをライトガイド2により結合して1つの検出器
を構成しているが、この構成以外の検出器の場合でも同
様に適用できる。
【発明の効果】
この発明のポジトロンCT装置によれば、自動的に利得
やバランスの調整が行なわれるので、人手による労力が
低減するとともに、調整精度も高くなる。そして、この
ように高い精度で利得の調整が行なわれるため、感度を
向上できるとともに、エネルギーウインドウを狭くでき
るので散乱線の量を少なくすることができる。また、利
得バランスの自動調整により、空間分解能が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のブロック図、第2図は第
1図での利得調整のための動作手順を示すフローチャー
ト、第3図は第1図での利得比の調整のための動作手順
を示すフローチャートである。 1……シンチレータ、2……ライトガイド、3……光電
子増倍管、4……利得調整回路、5……位置計算及び同
時計数回路、6……マイクロプロセッサ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リング型に配列された多数の放射線検出手
    段と、該検出手段の各々の出力信号系に挿入された、外
    部より利得の調整可能な利得調整手段と、各検出手段の
    出力がこれら信号系を経て送られる同時計数手段と、所
    定の線源を置いたときの該同時計数手段からの出力デー
    タにより各検出手段の感度を測定する手段と、上記利得
    調整手段に設定する利得を変化させたときに測定される
    各感度から最大感度を得る利得を検出してこの利得を各
    利得調整手段に設定する手段とを具備することを特徴と
    するポジトロンCT装置。
  2. 【請求項2】リング型に配列された多数のシンチレータ
    と、該シンチレータの少なくとも3個以上ずつに光結合
    された多数対の光検出手段と、該光検出手段の各々の出
    力信号系に挿入された、外部より利得の調整可能な利得
    調整手段と、各光検出手段の出力がこれら信号系を経て
    送られる位置計算及び同時計数手段と、所定の線源を置
    いたときの該位置計算及び同時計数手段からの出力デー
    タにより各対の光検出手段の出力信号のバランスを測定
    する手段と、上記利得調整手段に設定する利得を変化さ
    せたときに測定されるバランスから最適利得を検出して
    この利得を各対の利得調整手段に設定する手段とを具備
    することを特徴とするポジトロンCT装置。
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