JPH06300749A - アルキルポリオキシアルキレンモノエーテルの分子量分布の測定方法 - Google Patents

アルキルポリオキシアルキレンモノエーテルの分子量分布の測定方法

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JPH06300749A
JPH06300749A JP5090068A JP9006893A JPH06300749A JP H06300749 A JPH06300749 A JP H06300749A JP 5090068 A JP5090068 A JP 5090068A JP 9006893 A JP9006893 A JP 9006893A JP H06300749 A JPH06300749 A JP H06300749A
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monoether
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molecular weight
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JP5090068A
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Hiroshi Takeguchi
口 寛 竹
Yoshizo Ozaki
崎 喜 三 尾
Fumihiko Ubukawa
川 文 彦 生
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非イオン界面活性剤として利用されるアルキ
ルポリオキシアルキレンモノエーテルのアルキル鎖長と
その異性体及びオキシアルキレン付加モル数等の異なっ
た構造・組成分布を明らかにして、その構造と洗浄能力
との関係を求めることを可能にする。 【構成】 ガスクロマトグラフィーによりアルキルポリ
オキシアルキレンモノエーテルの分子量分布を測定する
方法において、分離カラム内に注入される試料中のアル
キルポリオキシアルキレンモノエーテルを予めN,O−
ビストリメチルシリルトリフルオロアセトアミド等の特
定なシリル化合物でシリル化させた後、該試料を分離カ
ラム内に液体状態で注入して、該分離カラムの温度を連
続的或いは段階的に昇温させて測定することを特徴とす
る、アルキルポリオキシアルキレンモノエーテルの分子
量分布の測定方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非イオン界面活性剤と
して洗剤・洗浄剤、乳化剤等に利用されているアルキル
ポリオキシアルキレンモノエーテルの分子量分布の測定
方法に関するものである。更に詳細には、アルキルポリ
オキシアルキレンモノエーテル製造時における触媒の種
類の違い等によって、異なった構造や組成分布のアルキ
ルポリオキシアルキレンモノエーテルが生成するが、そ
の生成したアルキルポリオキシアルキレンモノエーテル
のアルキル鎖の長さとその異性体並びにオキシアルキレ
ン付加モル数等による異なる構造や組成分布と洗浄能力
との関係を明らかにするための、アルキルポリオキシア
ルキレンモノエーテルの分子量分布の測定方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アルキルポリオキシアルキレンモ
ノエーテルの分子量分布を測定する分析方法として、下
記及びに示すガスクロマトグラフィー或いは液体ク
ロマトグラフィーを用いる方法が知られている。しか
し、これらの方法はそれぞれ下記のような問題点を有し
ている。 ガスクロマトグラフィーによる分析方法 ガスクロマトグラフィーによる分析方法では、カラムの
耐熱性などの問題から、一般に300℃以下の温度で測
定していたために、検出できる付加モル数は、例えばア
ルキルポリオキシエチレンモノエーテル体であれば、せ
いぜい12モルまでである。また、試料を300℃以上
の高温度下で気化して気体状態で注入していたが、試料
注入後に試料注入部付近に高沸点成分が残留してしま
う。そのため、付加モル数が大きな分子が測定され難い
こととなり、正確な分子量分布の測定ができなかった。
【0003】 液体クロマトグラフィーによる分析方
法 液体クロマトグラフィーによる分析方法では、紫外線吸
収基を持たない高級アルコール系では、例えば、3,5
−ジニトロベンゾイルクロライド等で紫外線吸収を有す
る誘導体に変性してから分析するが、付加モル数毎の分
離能が悪く、正確な分子量分布を測定することができな
かった。一方、アルキルポリオキシアルキレンモノエー
テルのアルキル鎖長とその異性体及びオキシアルキレン
付加モル数等の異なった構造・組成分布が洗浄性能と関
係していることが予想されるが、従来、その様なアルキ
ル鎖長異性体及びオキシアルキレン付加モル数等の詳細
な構造及びその組成分布の検出を行なう手段が存在しな
く、その関係は全く不明のままであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、アルキルポ
リオキシアルキレンモノエーテルの分子量分布、アルキ
ル鎖長とその異性体及びオキシアルキレン付加モル数等
の異なった構造・組成分布を明らかにすることにより、
より一層洗浄能力の優れた非イオン界面活性剤を開発す
るための、アルキルポリオキシアルキレンモノエーテル
の分子量分布の測定方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
[発明の概要]本発明者らは、上記課題に鑑みて鋭意研
究を重ねた結果、測定しようとする試料を予め特定な化
合物でシリル化し、そして、これをカラムに液体状態で
注入して、該カラムを徐々に昇温しながら測定すること
によって、アルキルポリオキシアルキレンモノエーテル
の分子量分布、アルキル鎖長とその異性体及びオキシア
ルキレン付加モル数等の異なった構造・組成分布を明ら
かにすることができるとの知見を得て本発明を完成する
に至ったものである。
【0006】すなわち、本発明のアルキルポリオキシア
ルキレンモノエーテルの分子量分布の測定方法は、ガス
クロマトグラフ法によりアルキルポリオキシアルキレン
モノエーテルの分子量分布を測定する方法において、分
離カラム内に注入される試料中のアルキルポリオキシア
ルキレンモノエーテルを予め下記式にて示す化合物から
選ばれた化合物でシリル化した後、分離カラム内に液体
状態で注入して、該分離カラムの温度を連続的又は段階
的に昇温して、該分離カラムの温度を最終的に320℃
以上の温度にまで昇温させることを特徴とするものであ
る。
【0007】 (CH3 2 SiCl2 :DDS (CH3 3 SiCl :TMCS (CH3 3 SiNHSi(CH3 3 :HMDS (CH3 3 SiN(CH3 2 :TMSDMA (CH3 3 SiN(C2 5 2 :TMSDEA
【0008】
【化2】
【0009】[発明の具体的説明] [I] 分析試料 (1) 分析対象物 本発明のアルキルポリオキシアルキレンモノエーテルの
分子量分布の測定方法にて用いられるアルキルポリオキ
シアルキレンモノエーテルは、原料に第1級脂肪族アル
コールとアルキレンオキシド(エチレンオキシド)とを
用いて、触媒としてNaOH,KOH等を使用し、反応
温度が110〜180℃、反応圧力が3〜5cm2 、窒
素条件下によって製造し、必要に応じて中和又は脱触等
によって精製したアルキルポリオキシアルキレンモノエ
ーテル、具体的にはラウリルポリオキシエチレンモノエ
ーテル(エチレンオキシド(EO)3モル付加体)等で
ある。
【0010】(2) シリル化 上記方法等にて製造されたアルキルポリオキシアルキレ
ンモノエーテルは難揮発成分であるので、アルキルポリ
オキシアルキレンモノエーテルの分子量分布、アルキル
鎖長とその異性体及びオキシアルキレン付加モル数等の
異なった構造・組成分布を明らかにするために、後記ガ
スクロマトグラフ法によって測定する前に、予め下記に
示す特定なシリル化剤と反応させてシリル化して、トリ
メチルシリルエーテル誘導体を調製することが重要であ
る。これによってカラムに耐熱性を有する化学結合型キ
ャピラリカラムを用いて、付加モル数の高い所まで精密
に分別することができるようになる。
【0011】(a) シリル化剤 上記シリル化にて用いられるシリル化剤としては以下の
ものを挙げることができる。 (CH3 2 SiCl2 :DDS (CH3 3 SiCl :TMCS (CH3 3 SiNHSi(CH3 3 :HMDS (CH3 3 SiN(CH3 2 :TMSDMA (CH3 3 SiN(C2 5 2 :TMSDEA
【0012】
【化3】
【0013】(b) シリル化(トリメチルシリルエーテル
誘導体の調製) 上記シリル化剤を用いて行なわれるトリメチルシリルエ
ーテル誘導体の調製は、公知の調製方法を採用すること
ができるが、シリル化剤として、N,O−ビストリメチ
ルシリルトリフルオロアセトアミド(以下、単に「BS
TFA」に略記することがある。)を用いることが好ま
しい。上記シリル化剤は試料に対して等モル以上、好ま
しくは10〜100モル必要である。
【0014】具体的な調製方法としては、例えば以下の
ようにして行なわれる。ガラス製バイアル瓶に、アルキ
ルポリオキシアルキレンモノエーテル1容量部に対し
て、無水N−ジメチルホルムアミド、ピリジン、三級ア
ミン等の塩基性溶媒を10〜1,000容量部、好まし
くは10〜50容量部と、上記BSTFA等のシリル化
剤を10〜1,000容量部、好ましくは10〜100
容量部を加えて良く混合し、50〜120℃、好ましく
は70〜90℃の温度で15分間反応させる。次に、こ
れを放冷した後、水に溶解しない親油性の溶媒、例え
ば、C6 〜C8のパラフィン、芳香族炭化水素、酢酸エ
チル、酢酸ブチルを10〜1,000容量部、好ましく
は20〜500容量部加えて良く混合し、更に、水を1
0〜1,000容量部、好ましくは20〜500容量部
加えて再び良く混合する。この際、水層と油層の分離が
不完全であれば、無機塩、例えば食塩を少量添加して再
度混合分離する。この様なシリル化を行なうことにより
アルキルポリオキシアルキレンモノエーテルは、トリメ
チルシリルエーテル誘導体となり油層中に完全に移行す
る。この油層をマイクロシリンジで0.1〜5μリット
ル採取し、液体状態で分離カラムの注入口に注入して、
ガスクロマトグラフィー分析を行なう。
【0015】[II] ガスクロマトグラフィー分離装置に
よる測定 (1) ガスクロマトグラフィー分離装置 本発明のアルキルポリオキシアルキレンモノエーテルの
分子量分布の測定方法に用いられるガスクロマトグラフ
ィー分離装置は、試料注入装置、分離カラム、検知器及
び移動相を供給するガス槽とから基本的に構成されるも
のである。 (a) 分離カラム 本発明のアルキルポリオキシアルキレンモノエーテルの
分子量分布の測定方法に用いられるガスクロマトグラフ
ィー分離装置の分離カラムとしては、キャピラリーカラ
ムを使用することが好ましく、特にカラムの内壁に一般
にメチルシリコン、フェニルメチルシリコンをコーティ
ングしたキャピラリーカラムを使用することが好まし
い。該キャピラリーカラムは、一般に直径が0.2〜
0.5mm、好ましくは0.2〜0.3mm、長さが5
〜20m、好ましくは10〜15mのガラス管或いは溶
融シリカ管、ステンレス管等が用いられる。該カラム
は、昇温を行なうために、320〜500℃の温度での
使用に耐えることができるものが用いられる。上記分離
カラムは恒温槽内に配設され、この恒温槽は後記昇温を
行なう必要性から320〜500℃、好ましくは350
〜550℃の温度にまで昇温できるように形成されてい
る。
【0016】(b) 試料注入装置 上記分離カラムに液体の状態で試料を注入することがで
きる試料注入装置を備えている。具体的な試料注入装置
としてはコールドオンカラム注入装置等を挙げることが
できる。
【0017】(c) 移動相 前記アルキルポリオキシアルキレンモノエーテル試料を
上記分離カラム内を通過させて、アルキルポリオキシア
ルキレンモノエーテルの分子量分布、アルキル鎖長とそ
の異性体及びオキシアルキレン付加モル数等の異なった
構造・組成分布毎に分離させるために使用される移動層
としては、一般にヘリウムガスを用いることが好ましい
が、水素ガス、窒素ガス等を用いることもできる。
【0018】(d) 検出器 上記分離カラムによってアルキルポリオキシアルキレン
モノエーテルの分子量分布、アルキル鎖長とその異性体
及びオキシアルキレン付加モル数等の異なった構造・組
成分布毎に分離され、検出器により検出される。検出器
としては、加熱温度が380℃以上に加熱可能なものが
採用される。具体的には、水素炎イオン化検出器(FD
I)を用いるのが最適であるが、原子発光検出器や質量
選択検出器等を用いることもできる。
【0019】(2) 測定方法 (a) 試料の注入 前記分離カラムに上記移動相となるガスを流しながら、
カラム入口部にアルキルポリオキシアルキレンモノエー
テルの試料を液体状態で注入することによって分離が行
なわれる。
【0020】(b) 昇 温 分離カラムの初期温度は一般に0〜70℃、好ましくは
40〜60℃に設定されるが、試料が注入された後に分
離カラムの温度を連続的又は段階的に徐々に昇温して測
定が行なわれる。分離カラム温度の昇温速度は、一般的
に60〜160℃/10分、好ましくは80〜120℃
/10分程度である。分離カラム温度を階段状に昇温す
るときは、5〜30℃、好ましくは6〜20℃間隔程度
で行なわれる。そして、該分離カラムの温度は最終的に
320〜500℃の範囲まで昇温することにより行なわ
れる。
【0021】[III] 用 途 上記の様に測定されて、アルキル鎖長とその異性体及び
オキシアルキレン付加モル数等の構造・組成分布の判明
したアルキルポリオキシアルキレンモノエーテルは、こ
れら構造・組成分布と洗浄能力との関係を明らかにする
ことができるので、アルキルポリオキシアルキレンモノ
エーテル製造時における触媒の種類等を変えて、より一
層高度な非イオン界面活性剤として改良させることがで
きる。
【0022】
【実施例】本発明のアルキルポリオキシアルキレンモノ
エーテルの分子量分布の測定方法について、更に詳細に
説明するため、以下にその実施例及び比較例を挙げて具
体的に説明する。 実施例1 (1) ラウリルポリオキシエチレンモノエーテルの製造 ナトリウム系触媒(Na−OH)を用いて窒素下、15
0℃、3kg/cm2の条件下でラウリルポリオキシエ
チレンモノエーテル(EO:6.5モル付加体)を製造
した。 (2) シリル化 このラウリルポリオキシエチレンモノエーテル(EO:
6.5モル付加体)20mgをガラス製のバイアル瓶5
mlに採取し、これにN−ジメチルホルムアミド500
μlとシリル化剤(BSTFA)を0.20g添加した
後、十分に攪拌し、80℃の温度で15分間反応させ
た。 (3) ガスクロマトグラフィー分析 上記反応の終了した後、ヘプタン500μlを加えて十
分に混合し、更に水500μlを加えて再び十分に混合
した後、静置して2層に分離させた。静置した液の上層
の油層部分を採取して、表1に示す条件下に設定したガ
スクロマトグラフィー装置にて分析を行なった。 (4) 分析結果 上記ガスクロマトグラフィー装置による分析の結果、図
1に示すガスクロマトチャートが得られた。各ピークを
質量分析装置で構造解析した結果、図4に示す成分であ
ることが判明した(nはEO付加数)。これに基づいて
分子量分布を算出した結果を図1に示す。
【0023】比較例1 実施例1の「 (1) ラウリルポリオキシエチレンモノエ
ーテルの製造」にて得られたラウリルポリオキシエチレ
ンモノエーテル(EO:6.5モル付加体)をシリル化
せずに表1にて示す従来のガスクロマトグラフィー分析
法と同じ条件下で分析を行なった。その結果を図1に示
す。従来法では酸化エチレンの付加モル数が12モルま
でしか検出できず、EO付加モル数が高くなるにつれ、
揮発せずにマイクロシリンジのニードル部分に残留する
割合が高くなるので、正確な分子量分布を測定すること
はできなかった。
【0024】実施例2及び3 (1) ラウリルポリオキシエチレンモノエーテルの製造 ナトリウム系触媒(Na−OH)とK系触媒(K−O
H)よりなる二種類の触媒をそれぞれ用いて窒素下15
0℃、3kg/cm2 の条件下でラウリルポリオキシエ
チレンモノエーテル(EO:3モル付加体)を製造し
た。 (2) シリル化 このラウリルポリオキシエチレンモノエーテル(EO:
3モル付加体)20mgをガラス製のバイアル瓶5ml
に採取し、これにN−ジメチルホルムアミド500μl
とシリル化剤(BSTFA)を0.20g添加した後、
十分に攪拌し、80℃の温度で15分間反応させた。 (3) ガスクロマトグラフィー分析 上記反応の終了した後、ヘプタン500μlを加えて十
分に混合し、更に水500μlを加えて再び十分に混合
した後、静置して2層に分離させた。静置した液の上層
の油層部分を採取して、表1に示す条件下に設定したガ
スクロマトグラフィー装置にて分析を行なった。 (4) 分析結果 上記ガスクロマトグラフィー装置による分析の結果を図
2に示す。この結果から、ナトリウム触媒を用いる場合
に比べてカリウム触媒を用いる場合は少し分子量分布の
狭いものが生成し、エトキシレートの触媒のナトリウム
とカリウムとの違いが分子量分布の差として明確に把握
することができる。
【0025】実施例4 アルカリ土類金属系触媒の代表としてCa系触媒(Ca
−OH)を用いて実施例2と同様にしてラウリルポリオ
キシエチレンモノエーテル(EO:3モル付加体)を製
造し、分析を行なった。その結果を図3に示す。アルカ
リ土類金属系触媒ではアルカリ金属(ナトリウム、カリ
ウム)系触媒に比べて非常に分子量分布の狭いものが得
られることが判明した。
【0026】 表 1 従 来 法 本 発 明 法 カラム 種 類 充 填 カ ラ ム キャピラリーカラム 固 定 相 メチルシリコン 化学結合型メチルシリコン 液相濃度 2% − 膜 厚 − 0.1um 材 質 ガ ラ ス 内 側:溶融シリカ 外 側:アルミニウム 内 径 3mm 0.2mm 長 さ 2m 10m カラム温度 初期温度 100℃ 50℃ 最終温度 280℃ 400℃ 昇温速度 6℃/分 8℃/分 移 動 相 水 素 ガ ス 水 素 ガ ス 検 出 器 種 類 水素炎イオン化検出器 水素炎イオン化検出器 検出器温度 280℃ 400℃ 試 料 注入方式 加 熱 気 化 液体直接カラム注入 注入温度 300℃ 50℃
【0027】
【発明の効果】このような本発明のアルキルポリオキシ
アルキレンモノエーテルの分子量分布の測定方法は、分
離カラム内に注入される試料中のアルキルポリオキシア
ルキレンモノエーテルを、予め特定なシリル化合物でシ
リル化させた後、分離カラム内に液体状態で注入した
後、該分離カラムの温度を連続的又は段階的に昇温し
て、該分離カラムの温度を最終的に320℃以上の温度
にまで昇温させて測定することにより、アルキルポリオ
キシアルキレンモノエーテルのアルキル鎖長とその異性
体及びオキシアルキレン付加モル数等の異なった構造・
組成分布を測定することができるので、これら構造・組
成分布と洗浄能力との関係を明らかにして、アルキルポ
リオキシアルキレンモノエーテルをより高度な非イオン
界面活性剤として改良させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来のガスクロマトグラフィーにより
測定する方法と、本発明のシリル化後にガスクロマトグ
ラフィーにより測定する方法との違いによるラウリルポ
リオキシエチレンモノエーテルの分子量分布を表わす図
である。
【図2】図2は、Na系触媒とK系触媒とによって得ら
れるラウリルポリオキシエチレンモノエーテルの分子量
分布を表わす図である。
【図3】図3は、Na系触媒とCa系触媒とによって得
られるラウリルポリオキシエチレンモノエーテルの分子
量分布を表わす図である。
【図4】図4は、実施例1で得られたガスクロマトグラ
ムである。
【符号の説明】
1 本発明方法のラウリルポリオキシエチレンモノエー
テルの分子量分布 2 従来方法のラウリルポリオキシエチレンモノエーテ
ルの分子量分布 3 Na系触媒によって得られるラウリルポリオキシエ
チレンモノエーテルの分子量分布 4 K系触媒によって得られるラウリルポリオキシエチ
レンモノエーテルの分子量分布 5 Ca系触媒とによって得られるラウリルポリオキシ
エチレンモノエーテルの分子量分布

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガスクロマトグラフィーによりアルキルポ
    リオキシアルキレンモノエーテルの分子量分布を測定す
    る方法において、分離カラム内に注入される試料中のア
    ルキルポリオキシアルキレンモノエーテルを予め下記式
    にて示す化合物から選ばれた化合物でシリル化させた
    後、該試料を分離カラム内に液体状態で注入して、該分
    離カラムの温度を連続的に或いは段階的に、該分離カラ
    ムの温度を最終的に320℃以上の温度にまで昇温させ
    て測定することを特徴とする、アルキルポリオキシアル
    キレンモノエーテルの分子量分布の測定方法。 (CH3 2 SiCl2 :DDS (CH3 3 SiCl :TMCS (CH3 3 SiNHSi(CH3 3 :HMDS (CH3 3 SiN(CH3 2 :TMSDMA (CH3 3 SiN(C2 5 2 :TMSDEA 【化1】
  2. 【請求項2】分離カラムの温度を、試料注入時が0〜7
    0℃、最終的には320〜500℃の温度にまで昇温さ
    せて測定する、請求項1に記載のアルキルポリオキシア
    ルキレンモノエーテルの分子量分布の測定方法。
JP5090068A 1993-04-16 1993-04-16 アルキルポリオキシアルキレンモノエーテルの分子量分布の測定方法 Pending JPH06300749A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007263670A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Central Res Inst Of Electric Power Ind 濃縮分離装置及び方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007263670A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Central Res Inst Of Electric Power Ind 濃縮分離装置及び方法

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