JPH06300372A - 冷凍装置 - Google Patents
冷凍装置Info
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- JPH06300372A JPH06300372A JP8455993A JP8455993A JPH06300372A JP H06300372 A JPH06300372 A JP H06300372A JP 8455993 A JP8455993 A JP 8455993A JP 8455993 A JP8455993 A JP 8455993A JP H06300372 A JPH06300372 A JP H06300372A
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- oil
- compressor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、冷凍機器や空調機器等に用いられ
る冷凍装置において、圧縮機への油戻りを向上させるこ
とを目的とする。 【構成】 圧縮機と、前記圧縮機の吐出側に接続された
吐出管を有する凝縮器と、配管により前記凝縮器と接続
された減圧装置と、配管により前記減圧装置と接続され
前記圧縮機に接続された吸入管を有する蒸発器とを設
け、冷媒の通路となる内面12aを撥油性表面12bと
した冷凍装置。
る冷凍装置において、圧縮機への油戻りを向上させるこ
とを目的とする。 【構成】 圧縮機と、前記圧縮機の吐出側に接続された
吐出管を有する凝縮器と、配管により前記凝縮器と接続
された減圧装置と、配管により前記減圧装置と接続され
前記圧縮機に接続された吸入管を有する蒸発器とを設
け、冷媒の通路となる内面12aを撥油性表面12bと
した冷凍装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷凍機器や空調機器等に
用いられる冷凍装置に関するものである。
用いられる冷凍装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の冷凍装置は圧縮機、凝縮器、減圧
装置、及び蒸発器より構成され、圧縮機の吐出側に油分
離器を取り付け、油分離器に油戻り管を設けることによ
り、油を圧縮機へ戻す等の工夫がなされている。
装置、及び蒸発器より構成され、圧縮機の吐出側に油分
離器を取り付け、油分離器に油戻り管を設けることによ
り、油を圧縮機へ戻す等の工夫がなされている。
【0003】従来の冷凍装置としては、特開平4―22
5766号公報に示されているように油分離器を用いた
ものがある。
5766号公報に示されているように油分離器を用いた
ものがある。
【0004】以下、図面を参照しながら上記従来の冷凍
装置を説明する。図3は、冷凍装置図である。図3にお
いて、1は冷媒を高温高圧にする圧縮機、2は圧縮機か
らの高温高圧のガス冷媒を空気や水によって冷却し、冷
媒を液状にに凝縮させる凝縮器、3は凝縮器2を出た液
冷媒を減圧して気液二相冷媒にする減圧装置、4は減圧
装置3を出た気液二相冷媒を気化させながら冷凍または
冷房作用を行う蒸発器である。凝縮器2と減圧装置3と
蒸発器4は配管5によって連結されている。
装置を説明する。図3は、冷凍装置図である。図3にお
いて、1は冷媒を高温高圧にする圧縮機、2は圧縮機か
らの高温高圧のガス冷媒を空気や水によって冷却し、冷
媒を液状にに凝縮させる凝縮器、3は凝縮器2を出た液
冷媒を減圧して気液二相冷媒にする減圧装置、4は減圧
装置3を出た気液二相冷媒を気化させながら冷凍または
冷房作用を行う蒸発器である。凝縮器2と減圧装置3と
蒸発器4は配管5によって連結されている。
【0005】6は吸入管で、圧縮機1の吸入側に接続さ
れている。7は吐出管で、圧縮機1の吐出側に接続さ
れ、8は吐出管7に取り付けられた油分離器で、吐出管
7は油分離器8の底面を貫通し内部に突出している。9
は油分離器8に溜まった油を圧縮機1に戻す油戻り管で
ある。10は冷凍機油として用いられる油である。ま
た、矢印は、冷媒流の方向を示している。
れている。7は吐出管で、圧縮機1の吐出側に接続さ
れ、8は吐出管7に取り付けられた油分離器で、吐出管
7は油分離器8の底面を貫通し内部に突出している。9
は油分離器8に溜まった油を圧縮機1に戻す油戻り管で
ある。10は冷凍機油として用いられる油である。ま
た、矢印は、冷媒流の方向を示している。
【0006】以上のように構成された冷凍装置につい
て、以下その動作を説明する。圧縮機1から吐出される
ガス冷媒は、潤滑に使われた油10を幾らか伴ってい
る。ここで、冷媒と油10の混合物が吐出管7を通って
油分離器8に流入すると、密度の大きい液状の油10が
分離されて落下し、油分離器8に溜まる。分離した油1
0は一定量溜まると、その自重で油戻り管9を通って圧
縮機1に戻され、圧縮機1内の油10の量を一定に保と
うとしている。
て、以下その動作を説明する。圧縮機1から吐出される
ガス冷媒は、潤滑に使われた油10を幾らか伴ってい
る。ここで、冷媒と油10の混合物が吐出管7を通って
油分離器8に流入すると、密度の大きい液状の油10が
分離されて落下し、油分離器8に溜まる。分離した油1
0は一定量溜まると、その自重で油戻り管9を通って圧
縮機1に戻され、圧縮機1内の油10の量を一定に保と
うとしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、吐出管7では冷媒の流速が速く、圧縮機1
からガス冷媒とともに吐出される油10のうち、微細な
ものは油分離器8に溜まらず、冷凍装置を構成する凝縮
器2、減圧装置3、蒸発器4及びそれらを連絡する配管
5、吸入管6、吐出管7の内面に付着する。
の構成では、吐出管7では冷媒の流速が速く、圧縮機1
からガス冷媒とともに吐出される油10のうち、微細な
ものは油分離器8に溜まらず、冷凍装置を構成する凝縮
器2、減圧装置3、蒸発器4及びそれらを連絡する配管
5、吸入管6、吐出管7の内面に付着する。
【0008】図4に凝縮器2の冷媒管12の断面を示
す。凝縮器2で凝縮し、液状となった冷媒は重力の作用
により冷媒管12の内面12aの下部に滞留し易くな
る。一方、油10は粘度が高く、液冷媒が供給されにく
い冷媒管12の内面12aの上部に付着し易くなる。こ
の付着する油10が多くなると、圧縮機1の油10が減
少し、圧縮機1は油切れを起こして、回転部や摺動部に
おいて潤滑不良が生じ、焼き付き等が生じるという課題
を有していた。
す。凝縮器2で凝縮し、液状となった冷媒は重力の作用
により冷媒管12の内面12aの下部に滞留し易くな
る。一方、油10は粘度が高く、液冷媒が供給されにく
い冷媒管12の内面12aの上部に付着し易くなる。こ
の付着する油10が多くなると、圧縮機1の油10が減
少し、圧縮機1は油切れを起こして、回転部や摺動部に
おいて潤滑不良が生じ、焼き付き等が生じるという課題
を有していた。
【0009】また、図5に蒸発器4の冷媒管14の断面
を示すが、蒸発器4では、液冷媒が蒸発し、ガス状とな
るため、液冷媒中に溶け込んでいた油10は、特に、冷
媒から分離され易い。そこで、油10は、冷媒管の内面
14aに付着する。この付着する油10が多くなると、
圧縮機1の油10が減少し、圧縮機1は油切れを起こし
て、回転部や摺動部において潤滑不良が生じ、焼き付き
等が生じるという課題を有していた。
を示すが、蒸発器4では、液冷媒が蒸発し、ガス状とな
るため、液冷媒中に溶け込んでいた油10は、特に、冷
媒から分離され易い。そこで、油10は、冷媒管の内面
14aに付着する。この付着する油10が多くなると、
圧縮機1の油10が減少し、圧縮機1は油切れを起こし
て、回転部や摺動部において潤滑不良が生じ、焼き付き
等が生じるという課題を有していた。
【0010】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、圧縮機と、前記圧縮機の吐出側に接続された吐出管
を有する凝縮器と、配管により前記凝縮器と接続された
減圧装置と、配管により前記減圧装置と接続され前記圧
縮機に接続された吸入管を有する蒸発器からなる冷凍装
置の、冷媒の通路となる内面を撥油性表面とすることに
より、圧縮機への油戻りを向上させることを目的とす
る。
で、圧縮機と、前記圧縮機の吐出側に接続された吐出管
を有する凝縮器と、配管により前記凝縮器と接続された
減圧装置と、配管により前記減圧装置と接続され前記圧
縮機に接続された吸入管を有する蒸発器からなる冷凍装
置の、冷媒の通路となる内面を撥油性表面とすることに
より、圧縮機への油戻りを向上させることを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の冷凍装置は、圧縮機と、前記圧縮機の吐出側に
接続された吐出管を有する凝縮器と、配管により前記凝
縮器と接続された減圧装置と、配管により前記減圧装置
と接続され前記圧縮機に接続された吸入管を有する蒸発
器を有し、冷媒の通路となる内面を撥油性表面とした構
成となっている。
本発明の冷凍装置は、圧縮機と、前記圧縮機の吐出側に
接続された吐出管を有する凝縮器と、配管により前記凝
縮器と接続された減圧装置と、配管により前記減圧装置
と接続され前記圧縮機に接続された吸入管を有する蒸発
器を有し、冷媒の通路となる内面を撥油性表面とした構
成となっている。
【0012】また、前記凝縮器の冷媒の通路となる内面
を撥油性表面とした構成となっている。
を撥油性表面とした構成となっている。
【0013】また、前記蒸発器の冷媒の通路となる内面
を撥油性表面とした構成となっている。
を撥油性表面とした構成となっている。
【0014】
【作用】本発明の冷凍装置は、圧縮機の吸入側に設けら
れ蒸発器へ接続する吸入管と、前記圧縮機の吐出側に設
けられた吐出管と、前記吐出管により前記圧縮機と接続
された凝縮器と、配管により前記凝縮器と接続された減
圧装置と、配管により前記減圧装置と接続された前記蒸
発器を有し、冷媒の通路となる内面を撥油性表面とした
ため、液冷媒中に溶け込んでいた油が分離し冷媒管の内
面に付着しようとする際、弾かれ、冷媒管内を流動し易
くなり、圧縮機に戻り、圧縮機の油切れを起こすことが
ない。
れ蒸発器へ接続する吸入管と、前記圧縮機の吐出側に設
けられた吐出管と、前記吐出管により前記圧縮機と接続
された凝縮器と、配管により前記凝縮器と接続された減
圧装置と、配管により前記減圧装置と接続された前記蒸
発器を有し、冷媒の通路となる内面を撥油性表面とした
ため、液冷媒中に溶け込んでいた油が分離し冷媒管の内
面に付着しようとする際、弾かれ、冷媒管内を流動し易
くなり、圧縮機に戻り、圧縮機の油切れを起こすことが
ない。
【0015】また、前記凝縮器の冷媒管の内面を撥油性
表面としたため、液冷媒が供給されにくい冷媒管の内面
の上部に付着しようとする油は弾かれ、冷媒管内を流動
し易くなり、液冷媒とともに冷凍装置内を循環し、圧縮
機へ戻り、圧縮機の油切れを起こすことがない。
表面としたため、液冷媒が供給されにくい冷媒管の内面
の上部に付着しようとする油は弾かれ、冷媒管内を流動
し易くなり、液冷媒とともに冷凍装置内を循環し、圧縮
機へ戻り、圧縮機の油切れを起こすことがない。
【0016】また、前記蒸発器の冷媒管の内面を撥油性
表面としたため、液冷媒中に溶け込んでいた油が分離し
冷媒管の内面に付着しようとする際、弾かれ、冷媒管内
を流動し易くなり、圧縮機へ戻り、圧縮機の油切れを起
こすことがない。
表面としたため、液冷媒中に溶け込んでいた油が分離し
冷媒管の内面に付着しようとする際、弾かれ、冷媒管内
を流動し易くなり、圧縮機へ戻り、圧縮機の油切れを起
こすことがない。
【0017】
【実施例】以下、本発明の冷凍装置の一実施例につい
て、図1、図3を参照しながら説明する。
て、図1、図3を参照しながら説明する。
【0018】冷凍装置図は、従来例と同一であり、同一
番号を付与し、説明は省略する。異なるのは、凝縮器2
の冷媒管12の内面12aは、表面処理材により撥油性
表面12bとなっている点である。 図1は本発明の一
実施例による冷凍装置を構成する凝縮器の冷媒管の断面
図である。図1において、12は凝縮器の冷媒管で、1
2aは冷媒管12の内面である。また、内面12aは表
面処理材により撥油性表面12bとなっている。10
は、冷凍機油として用いられる油で、液冷媒中に溶け込
んでいる。
番号を付与し、説明は省略する。異なるのは、凝縮器2
の冷媒管12の内面12aは、表面処理材により撥油性
表面12bとなっている点である。 図1は本発明の一
実施例による冷凍装置を構成する凝縮器の冷媒管の断面
図である。図1において、12は凝縮器の冷媒管で、1
2aは冷媒管12の内面である。また、内面12aは表
面処理材により撥油性表面12bとなっている。10
は、冷凍機油として用いられる油で、液冷媒中に溶け込
んでいる。
【0019】以上の凝縮器により構成された冷凍装置に
ついて、以下その動作を説明する。まず、冷媒管12
は、凝縮器2の冷媒の通路となっている。
ついて、以下その動作を説明する。まず、冷媒管12
は、凝縮器2の冷媒の通路となっている。
【0020】この状態において、油10は、圧縮機1か
らガス冷媒とともに吐出され、冷凍装置内を循環する。
ここで、冷媒が液状であるとき、油10は液冷媒中に溶
け込み、液冷媒とともに冷凍装置内を循環する。しか
し、凝縮器2で凝縮し、液状となった冷媒は重力の作用
により冷媒管12の内面12aの下部に滞留し易くな
る。一方、油10は粘度が高く、液冷媒が供給されにく
い冷媒管12の内面12aの上部に付着し易くなるが、
内面12aが撥油性表面12bであるため油10は弾か
れ、冷媒管12内を流動し易くなり、液冷媒とともに冷
凍装置内を循環し、圧縮機1へ戻る。
らガス冷媒とともに吐出され、冷凍装置内を循環する。
ここで、冷媒が液状であるとき、油10は液冷媒中に溶
け込み、液冷媒とともに冷凍装置内を循環する。しか
し、凝縮器2で凝縮し、液状となった冷媒は重力の作用
により冷媒管12の内面12aの下部に滞留し易くな
る。一方、油10は粘度が高く、液冷媒が供給されにく
い冷媒管12の内面12aの上部に付着し易くなるが、
内面12aが撥油性表面12bであるため油10は弾か
れ、冷媒管12内を流動し易くなり、液冷媒とともに冷
凍装置内を循環し、圧縮機1へ戻る。
【0021】以上のように、本実施例の冷凍装置は、冷
凍装置を構成する凝縮器2の冷媒管12の内面12aを
撥油性表面12bとしたため、液冷媒が供給されにくい
冷媒管12の内面12aの上部に付着しようとする油1
0は弾かれ、冷媒管12内を流動し易くなり、その液冷
媒とともに冷凍装置内を循環し、圧縮機1へ戻り、圧縮
機1の油切れを起こすことがない。
凍装置を構成する凝縮器2の冷媒管12の内面12aを
撥油性表面12bとしたため、液冷媒が供給されにくい
冷媒管12の内面12aの上部に付着しようとする油1
0は弾かれ、冷媒管12内を流動し易くなり、その液冷
媒とともに冷凍装置内を循環し、圧縮機1へ戻り、圧縮
機1の油切れを起こすことがない。
【0022】尚、本実施例において冷媒管12は、凝縮
器2の冷媒の通路としたが、吐出管7としてもよい。
器2の冷媒の通路としたが、吐出管7としてもよい。
【0023】次に、本発明の冷凍装置の他の実施例につ
いて、図2、図3を参照しながら説明する。
いて、図2、図3を参照しながら説明する。
【0024】冷凍装置図は、従来例と同一であり、同一
番号を付与し、説明は省略する。異なるのは、蒸発器4
の冷媒管14の内面14aは、表面処理材により撥油性
表面14bとなっている点である。図2は本発明の一実
施例による冷凍装置を構成する蒸発器の冷媒管の断面図
である。図2において、14は蒸発器4の冷媒管で、1
4aは冷媒管14の内面である。また、内面14aは表
面処理材により撥油性表面14bとなっている。10
は、冷凍機油として用いられる油である。
番号を付与し、説明は省略する。異なるのは、蒸発器4
の冷媒管14の内面14aは、表面処理材により撥油性
表面14bとなっている点である。図2は本発明の一実
施例による冷凍装置を構成する蒸発器の冷媒管の断面図
である。図2において、14は蒸発器4の冷媒管で、1
4aは冷媒管14の内面である。また、内面14aは表
面処理材により撥油性表面14bとなっている。10
は、冷凍機油として用いられる油である。
【0025】以上の蒸発器により構成された冷凍装置に
ついて、以下その動作を説明する。まず、冷媒管14
は、蒸発器4の冷媒の通路となっている。
ついて、以下その動作を説明する。まず、冷媒管14
は、蒸発器4の冷媒の通路となっている。
【0026】この状態において、油10は、圧縮機1か
らガス冷媒とともに吐出され、冷凍装置内を循環する。
ここで、冷媒が液状であるとき、油10は液冷媒中に溶
け込み、液冷媒とともに冷凍装置内を循環する。しか
し、蒸発器4では、液冷媒が蒸発し、ガス状となるた
め、油10は冷媒から分離される。そこで、油10は、
冷媒管の内面14aに付着しようとするが、内面14a
が撥油性表面14bであるために弾かれ、撥油性表面1
4bとの接触面積は小さくなるため、付着力は小さく、
冷媒管14内を流動し易くなる。そして、油10は、ガ
ス冷媒とともに圧縮機へ戻る。
らガス冷媒とともに吐出され、冷凍装置内を循環する。
ここで、冷媒が液状であるとき、油10は液冷媒中に溶
け込み、液冷媒とともに冷凍装置内を循環する。しか
し、蒸発器4では、液冷媒が蒸発し、ガス状となるた
め、油10は冷媒から分離される。そこで、油10は、
冷媒管の内面14aに付着しようとするが、内面14a
が撥油性表面14bであるために弾かれ、撥油性表面1
4bとの接触面積は小さくなるため、付着力は小さく、
冷媒管14内を流動し易くなる。そして、油10は、ガ
ス冷媒とともに圧縮機へ戻る。
【0027】以上のように、本実施例の冷凍装置は、冷
凍装置を構成する蒸発器4の冷媒管14の内面14aを
撥油性表面14bとしたため、液冷媒中に溶け込んでい
た油10が分離し冷媒管14の内面14aに付着しよう
とする際、弾かれ、冷媒管14内を流動し易くなり、圧
縮機1へ戻り、圧縮機1の油切れを起こすことがない。
凍装置を構成する蒸発器4の冷媒管14の内面14aを
撥油性表面14bとしたため、液冷媒中に溶け込んでい
た油10が分離し冷媒管14の内面14aに付着しよう
とする際、弾かれ、冷媒管14内を流動し易くなり、圧
縮機1へ戻り、圧縮機1の油切れを起こすことがない。
【0028】尚、本実施例において冷媒管14は、蒸発
器4の冷媒の通路としたが、吸入管6としてもよい。
器4の冷媒の通路としたが、吸入管6としてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の冷凍装置
は、圧縮機の吸入側に設けられ蒸発器へ接続する吸入管
と、前記圧縮機の吐出側に設けられた吐出管と、前記吐
出管により前記圧縮機と接続された凝縮器と、配管によ
り前記凝縮器と接続された減圧装置と、配管により前記
減圧装置と接続された前記蒸発器を有し、冷媒の通路と
なる内面を撥油性表面としたため、液冷媒中に溶け込ん
でいた油が分離し冷媒管の内面に付着しようとする際、
弾かれ、冷媒管内を流動し易くなり、圧縮機に戻り、圧
縮機の油切れを起こすことがない。
は、圧縮機の吸入側に設けられ蒸発器へ接続する吸入管
と、前記圧縮機の吐出側に設けられた吐出管と、前記吐
出管により前記圧縮機と接続された凝縮器と、配管によ
り前記凝縮器と接続された減圧装置と、配管により前記
減圧装置と接続された前記蒸発器を有し、冷媒の通路と
なる内面を撥油性表面としたため、液冷媒中に溶け込ん
でいた油が分離し冷媒管の内面に付着しようとする際、
弾かれ、冷媒管内を流動し易くなり、圧縮機に戻り、圧
縮機の油切れを起こすことがない。
【0030】また、前記凝縮器の冷媒の通路となる内面
を撥油性表面としたため、液冷媒が供給されにくい冷媒
管の内面の上部に付着しようとする油は弾かれ、冷媒管
内を流動し易くなり、液冷媒とともに冷凍装置内を循環
し、圧縮機へ戻り、圧縮機の油切れを起こすことがな
い。
を撥油性表面としたため、液冷媒が供給されにくい冷媒
管の内面の上部に付着しようとする油は弾かれ、冷媒管
内を流動し易くなり、液冷媒とともに冷凍装置内を循環
し、圧縮機へ戻り、圧縮機の油切れを起こすことがな
い。
【0031】また、前記蒸発器の冷媒の通路となる内面
を撥油性表面としたため、液冷媒中に溶け込んでいた油
が分離し冷媒管の内面に付着しようとする際、弾かれ、
冷媒管内を流動し易くなり、圧縮機へ戻り、圧縮機の油
切れを起こすことがない。
を撥油性表面としたため、液冷媒中に溶け込んでいた油
が分離し冷媒管の内面に付着しようとする際、弾かれ、
冷媒管内を流動し易くなり、圧縮機へ戻り、圧縮機の油
切れを起こすことがない。
【図1】本発明の一実施例を構成する凝縮器の冷媒管の
断面図
断面図
【図2】本発明の他の実施例を構成する蒸発器の冷媒管
の断面図
の断面図
【図3】冷凍装置図
【図4】従来の冷凍装置を構成する凝縮器の冷媒管の断
面図
面図
【図5】従来の冷凍装置を構成する蒸発器の冷媒管の断
面図
面図
12a 内面 12b 撥油性表面 14a 内面 14b 撥油性表面 1 圧縮機 2 凝縮器 3 減圧装置 4 蒸発器 5 配管 6 吸入管 7 吐出管
Claims (3)
- 【請求項1】 圧縮機と、前記圧縮機の吐出側に接続さ
れた吐出管を有する凝縮器と、配管により前記凝縮器と
接続された減圧装置と、配管により前記減圧装置と接続
され前記圧縮機に接続された吸入管を有する蒸発器とを
設け、冷媒の通路となる内面を撥油性表面とした冷凍装
置。 - 【請求項2】 凝縮器の冷媒の通路となる内面を撥油性
表面とした請求項1記載の冷凍装置。 - 【請求項3】 蒸発器の冷媒の通路となる内面を撥油性
表面とした請求項1記載の冷凍装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8455993A JPH06300372A (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8455993A JPH06300372A (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 冷凍装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06300372A true JPH06300372A (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=13834008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8455993A Pending JPH06300372A (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | 冷凍装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06300372A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0866237A1 (en) * | 1997-03-18 | 1998-09-23 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Fluid-filled vibration damping device whose orifice passage is covered with water-repellent coating layer |
WO2008050587A1 (en) * | 2006-10-18 | 2008-05-02 | Daikin Industries, Ltd. | Heat exchanger and refrigeration device |
-
1993
- 1993-04-12 JP JP8455993A patent/JPH06300372A/ja active Pending
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