JPH0629988Y2 - 天然腸ウインナソーセージ充填機の腸送り出し装置 - Google Patents

天然腸ウインナソーセージ充填機の腸送り出し装置

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JPH0629988Y2
JPH0629988Y2 JP2752290U JP2752290U JPH0629988Y2 JP H0629988 Y2 JPH0629988 Y2 JP H0629988Y2 JP 2752290 U JP2752290 U JP 2752290U JP 2752290 U JP2752290 U JP 2752290U JP H0629988 Y2 JPH0629988 Y2 JP H0629988Y2
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JP
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intestine
intestinal
natural
filling machine
feeding device
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忠夫 生宗
庸雄 水野
信二 寒沢
孝幸 高橋
智哉 鷲頭
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Prima Meat Packers Ltd
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Prima Meat Packers Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、天然腸、特に羊腸ウインナ充填機において、
ノズル上に装着された腸を生地が吐出されるノズル先端
へ送り出す羊腸送り出し装置に関する。
(従来の技術) 近年、WACS(Workshop Attitude Control System)の
検討が盛んになってきている。その背景には、求人難に
よる省力化、ノウハウの機械化による代替化・均質化・
効率化などがある。
食品加工・製造分野においてもWACSは重要な課題で
ある。
ところで、従来、このような分野の技術としては、例え
ば以下に示すようなものがあった。
第4図はかかる従来の天然腸ウインナソーセージ充填機
の腸送り出し装置の構成図である。
この図に示すように、1は生地が吐出されるノズル、2
はこのノズル1に装着される腸(羊腸)、2aは一枚
腸、3はパッキン、4は腸送りカラー、5は固定ガイ
ド、6はリンキングされたウインナソーセージ、Dは一
枚腸の長さである。
従来、天然腸ウインナソーセージ充填機の腸送り出しを
行う場合には、腸送りカラー4をウインナソーセージの
送り出しに合わせながら操作者の右手によって押して送
るようにしていた。
即ち、腸2の長さを操作者の右手によってコントロール
しながら送り出す(左手は充填腸の排出に用いる)。こ
の場合、腸2の抵抗は必ずしも腸2の長さには比例せ
ず、充填の始めは弱く、充填が進むにつれて強くなる傾
向にある。
また、腸2をパッキン3に直接押し付ける方法もある。
しかし、そのようにすると、腸が重なったまま充填され
ることもあり、その結果、ウインナソーセージの張りは
弱くなる。
このように、ウインナソーセージの張りのコントロール
は難しいものであった。
また、従来のウインナソーセージの送り出し装置として
は第5図に示すようなものも提案されている。
即ち、ノズル14に装填したケーシング(人工腸)にゼン
マイスプリング11の力がケージング15の押し部材12を介
して伝わり、左手方向へ向かって一定の力で押すことが
できる。
(考案が解決しようとする課題) 上記したように、腸の送り出し抵抗は、パッキンと一枚
腸の長さの2つの要素により決まってくるので、第4図
に示すような、従来のノズル先端のパッキン3の調整の
みでは、一枚腸2aの長さのコントロールは、人手に頼
らざるを得なかった。
また、第5図に示すような、従来の人工腸の送り出し装
置としては、ゼンマイスプリング11によるケージング押
し部材12の人工腸の押し付けですむが、本考案のような
天然腸、例えば羊腸の場合は、その抵抗のコントロール
が難しく、省力化は困難であった。
また、羊腸はウインナソーセージ外皮としては良好な材
料であるが、天然腸であるために、人工腸に比べて、取
り扱いが難しい。例えば、寸法がまちまちであり、材質
も均質でなく、破け易いなどの問題を有しており、WA
CSの採用に難があった。
本考案は、上記問題点を除去し、天然腸のノズル上での
送り出し抵抗のコントロールを容易にすると共に、その
送り出しを自動化することにより、充填中の省力化、つ
まり、操作者の省力化を図り、ウインナソーセージの張
りの均一化を図り得る天然腸ウインナソーセージ充填機
の腸送り出し装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するために、天然腸ウインナ
ソーセージ充填機の腸送り出し装置において、生地が吐
出されるノズル上に天然腸が装着され、該ノズルの先端
部に設けられる第2段目のパッキンと、該第2段目のパ
ッキンから一定の距離を隔てて配置される第1段目のパ
ッキンと、前記天然腸の後端に位置する腸送りカラー
と、該腸送りカラーの後端面に当接可能なバネ部材と、
該バネ部材の間欠動作を行う駆動機構とを設けるように
したものである。
(作用) 本考案の天然腸ウインナソーセージ充填機の腸送り出し
装置は、充填機の動作が開始されると同時に腸送り出し
装置の動作も開始される。第2のシリンダ(33)は前後動
作を繰り返す。腸送りカラー(25)は、第2のシリンダ(3
3)により前に押し出されてノズル(20)の先端方向へ前進
する。そこで、腸送りカラー(25)の先端が腸(21)に当接
することにより、腸(21)をノズル(20)の先端方向へ送り
出し、腸送りカラー(25)は停止する。そして、腸送りカ
ラー(25)が前進し、距離検出センサ(34)の検出距離より
離れると、第1のシリンダ(32)が前進し、腸送りカラー
(25)が検出距離内まで近づくと、停止する。この動作に
より、腸(21)は第1段目のパッキン(22)に押し付けられ
る位置にまで、前方へ送られる。この状態では腸送りカ
ラー(25)はバネ部材としての板バネ(31)による押し出し
と、腸(21)による反撥力で前後の動作を繰り返す。腸(2
1)が消費されて減ってくると、上記駆動機構の動作によ
り腸送りカラー(25)が腸の残量に応じて前進する。
また、一段目のパッキン(22)まで送られた腸は、このパ
ッキン(22)を通過すると、ノズル(20)上を1枚層になっ
て進む。なお、ここで、ノズル(20)から吐出した生地が
腸を引張り出して消費していく。第1段目のパッキン(2
2)と第2段目のパッキン(23)の間の一枚腸(21a)の距離
は一定に保たれるので、一枚腸(21a)とノズル(20)間に
発生する摩擦は一定である。即ち、引っ張り出しの抵抗
が一定になるので、ウインナソーセージの充填後の張り
を均一にすることができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。
第1図は本考案の実施例を示す天然腸ウインナソーセー
ジ充填機の腸送り出し装置の構成図、第2図はその腸送
り出し2段パッキン部の断面図、第3図はその腸送り出
し駆動機構の構成図である。
まず、第2図に示すように、ノズル20の先端部に腸(羊
腸)送り出しのためのカラー24に所定距離を有する第1
段目のパッキン22及び第2段目のパッキン23を設ける。
これらのパッキン22,23の径はノズル径より大きめ、例
えばノズル径がφ10の場合にパッキン内径をφ14に設定
する。なお、第1段目のパッキン22には延ばされない腸
21が当接するので、これらを円滑にガイドするためにテ
ーパ22aを設けると共に、パッキン内径を第2段目のパ
ッキン23の内径よりやや大きめに設定する。そして、第
1段目のパッキン22と第2段目のパッキン23間は腸21が
延ばされて一枚腸21aが存在し、ノズル20から吐出した
生地が一枚腸21aを引張り出して、固定ガイド26から押
し出されて、リンキングしたウインナソーセージ27が得
られる。
次に、第3図に示すように、腸送り出し駆動部として
は、粗調整を行う第1のシリンダ32、微調整を行う第2
のシリンダ33を、それぞれベース30に取付け、第1のシ
リンダ32の駆動によりベース30を前進・後退させる。第
2のシリンダ33の駆動により腸送りカラー25を押し出す
バネ部材としての板バネ31を間欠的に前後させる。ま
た、ベース30は固定部(図示なし)に対して、移動自在
であり、このベース30上に距離検出センサ34が設けられ
る。
次に、本考案の天然腸ウインナソーセージ充填機の腸送
り出し機構の動作について説明する。
まず、充填機の動作が開始されると同時に腸送り出し装
置の動作も開始される。第2のシリンダ33は前後動作を
繰り返す。腸送りカラー25は、第2のシリンダ33により
前に押し出されてノズル20の先端方向へ前進する。そし
て、腸送りカラー25の先端が腸21に当接することにより
腸21をノズル20の先端方向へ送り出し、腸送りカラー25
は停止する。腸送りカラー25が前進し、距離検出センサ
34の検出距離より離れると、第1のシリンダが前進し、
腸送りカラー25が検出距離内まで近づくと停止する。こ
の動作により、腸は第1段目のパッキン22に押し付けら
れる位置にまで、前方へ送られる。この状態では腸送り
カラー25は板バネ31による押し出しと、腸による反撥力
で前進・後退の動作を繰り返す。腸が消費されて減って
くると、上記駆動機構の動作により腸送りカラー25が腸
の残量に応じて前進する。板バネ31の前後動作によって
腸が第1段目のパッキン22に過度に押し付けられるのを
防止することができる。押す力の調整は、(1)板バネ31
と第2のシリンダ33の後退時の接触部との距離、(2)板
バネ31の先端と、距離検出センサ34の最大検出距離との
水平距離(即ち、板バネ31の先端のベース30との相対水
平距離と距離検出センサ34の水平方向の取付距離)によ
って行う。
1段目のパッキン22まで送られた腸21はこのパッキン22
を通過すると、ノズル20上を一枚腸21aになって進む。
なお、ここで、ノズル20から吐出した生地が一枚腸21a
を引張り出して消費していく。第1段目のパッキン22と
第2段目のパッキン23の間の一枚腸21aの距離は一定に
保たれるので、一枚腸21aとノズル20間に発生する摩擦
は一定である。即ち、引っ張り出しの抵抗が一定になる
ので、ウインナソーセージの充填後の張りを均一にする
ことができる。
なお、上記実施例としては、バネ部材として、板バネを
示したが、これに限定するものではなく、線状のスプリ
ング、二又状のスプリングなどを用いるようにしてもよ
い。
また、バネ部材及びベースの駆動手段としては、シリン
ダを挙げて説明したが、これに限定されるものではな
く、電磁装置などを用いるようにしてもよい。
なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、
本考案の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これ
らを本考案の範囲から排除するものではない。
(考案の効果) 以上、詳細に説明したように、本考案によれば、次のよ
うな効果を奏することができる。
(1)天然腸のノズル上での送り出し抵抗のコントロール
を容易にすると共に、ウインナソーセージの張りを均一
にすることができる。
(2)また、天然腸送り出しを自動(装置)化することに
より、生地の充填時の省力化を図ることができる。
特に、取り扱いに難がある天然腸の送り出しの自動化を
的確に行うことができ、本考案の実用的効果は著大であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す天然腸ウインナソーセー
ジ充填機の腸送り出し装置の構成図、第2図はその腸送
り出し2段パッキン部の断面図、第3図はその腸送り出
し駆動機構の構成図、第4図は従来の腸送り出し装置の
構成図、第5図は従来の他のウインナソーセージの送り
出し装置の構成図である。 20……ノズル、21……腸(羊腸)、22……第1段目のパ
ッキン、23……第2段目のパッキン、24……カラー、25
……腸送りカラー、30……ベース、31……板バネ、32…
…第1のシリンダ、33……第2のシリンダ、34……距離
検出センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高橋 孝幸 茨城県土浦市中向原635番地 プリマハム 株式会社内 (72)考案者 鷲頭 智哉 茨城県土浦市中向原635番地 プリマハム 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−283534(JP,A) 特開 昭59−91834(JP,A) 特開 昭54−122783(JP,A) 特開 平2−231035(JP,A)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)生地が吐出されるノズル上に天然腸が
    装着され、該ノズルの先端部に設けられる第2段目のパ
    ッキンと、 (b)該第2段目のパッキンから一定の距離を隔てて配置
    される第1段目のパッキンと、 (c)前記天然腸の後端に位置する腸送りカラーと、 (d)該腸送りカラーの後端面に当接可能なバネ部材と、 (e)該バネ部材の間欠動作を行う駆動機構を具備する天
    然腸ウインナソーセージ充填機の腸送り出し装置。
  2. 【請求項2】前記第1段目のパッキンと第2段目のパッ
    キン間は一枚腸に延ばされることを特徴とする請求項1
    記載の天然腸ウインナソーセージ充填機の腸送り出し装
    置。
  3. 【請求項3】前記バネ部材は移動可能なベースにその一
    端を支持され、該ベースの移動を行う第1の駆動手段
    と、前記バネ部材の間欠動作を行う第2の第1の駆動手
    段とを具備する請求項1記載の天然腸ウインナソーセー
    ジ充填機の腸送り出し装置。
  4. 【請求項4】前記ベースには前記腸送りカラーとの距離
    を検出する距離検出センサを具備する請求項1記載の天
    然腸ウインナソーセージ充填機の腸送り出し装置。
JP2752290U 1990-03-17 1990-03-17 天然腸ウインナソーセージ充填機の腸送り出し装置 Expired - Lifetime JPH0629988Y2 (ja)

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JP3477728B2 (ja) 1992-04-30 2003-12-10 ハイテック株式会社 連鎖状ソーセージ等の製造装置
JP4773674B2 (ja) * 2000-07-21 2011-09-14 ハイテック株式会社 天然腸ソーセージの製造方法とその装置

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