JPH0629978A - 無線通信リンクを有するローカルエリアネットワーク - Google Patents

無線通信リンクを有するローカルエリアネットワーク

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JPH0629978A
JPH0629978A JP25286091A JP25286091A JPH0629978A JP H0629978 A JPH0629978 A JP H0629978A JP 25286091 A JP25286091 A JP 25286091A JP 25286091 A JP25286091 A JP 25286091A JP H0629978 A JPH0629978 A JP H0629978A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】単一チャンネル無線送信リンクに適したLAN
ステーションを与える。 【構成】ローカルエリアネットワーク(12)は、無線
通信リンクを介して送受信できるトランシーバ(20)
を含む。トランシーバ(20)はCSMA/CDLAN
制御装置(22)と、LAN制御装置(22)に接続さ
れた信号発生回路(40)とに結合される。もしもステ
ーション(12)がデータフレームを送信したいがリン
クが塞がっていることをキャリヤ感知信号(CRS)が
指示するときは、データフレームの送信が遅延され、キ
ャリヤ感知信号(CRS)が非アクティブとなった後
に、衝突が信号発生回路(40)により擬制されてLA
N制御装置(22)に衝突検出信号(CDT)信号が与
えられ、制御装置(22)がバックオフモードになり、
あるランダムバックオフ時間後にそのフレームの送信を
再試行する。このように市販のCSMA/CDチップを
単一無線チャンネルLAN環境に利用しつつ衝突の危険
を低く抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタルデータの送信の
ため複数のステーションが送信媒体を介して別のステー
ションと通信するローカルエリアネットワーク(LA
N)に関する。
【0002】
【従来の技術】ローカルエリアネットワーク(以下、L
ANという)内のステーション間でネットワーク通信チ
ャンネルまたはリンクを共用する種々の方法が知られて
いる。広く使用されている一つの方法は、衝突検出を行
なうキャリア感知多重アクセス法(carrier sense mult
iple access with collision detect、以下CSMA/
CD法という)がある。この公知方法によれば、メッセ
ージの送信を希望するステーションはメッセージを送信
し始める前に通信チャンネルがアイドル状態になるまで
チャンネルを傍受する。さらにそのステーションは送信
を開始した後もチャンネルを傍受し続ける。そしてもし
も衝突が検出さたとき、すなわち二つ以上のステーショ
ンが情報パケットの送信を開始したときは、その衝突を
検出したステーションがメッセージの送信を停止し、他
のすべてのステーションが衝突の存在する旨の通知を受
け、メッセージの送信を停止し、さらにメッセージの送
信を開始する前にランダム時間待つようにジャムパター
ン(意味不明の信号)を送信する。
【0003】CSMA/CD法プロトコルは国際標準
(ISO)およびこれに対応するIEEE標準802.
3号に準拠しており、有線接続を使用するステーション
間のLANに使用される一般的プロトコルとなってい
る。いくつかの製造業社がIEEE標準802.3号に
準拠したそのためのチップを製造している。一例を挙げ
れば、米国カリフォルニア州サンタクララ市のインテル
ローポレーションから市販されているインテル8258
6LANコプロセッサがある。このようなチップはLA
Nにおいて有用ないろいろの機能、例えばデータ速度領
域、バックオフ(後退)アルゴリズム、スロット継続時
間、再実行カウンタのオフセットとリミットおよびイン
ターフレーム間隔期間等の構成化パラメータを与える。
【0004】しかしながら、有線接続によるLANはス
テーション間の相互接続に多大のケーブルを必要とする
という欠点を有する。そのようなケーブルを用意するこ
とは一般的に不便であり、またもしもステーションの物
理的位置を変更したいときに柔軟性に欠ける。そこでL
ANの相互接続を果たすケーブルの代わりにラジオ周波
数で作動する無線通信リンクを利用することが提案され
ている。しかしながらもしもそのようなLANに単一の
ラジオチャンネルを使用しなければならないときは、一
般的に言って広く利用されているCSMA/CD法プロ
トコルが適用できない。なぜならばステーションは一般
的に送信中は受信(すなわち聞き取り)ができないので
あるからである。
【0005】ヨーロッパ特許出願第0064818号は
データ衝突回避方法を利用する有線LANを開示してい
る。送信準備完了したデータパケットをもつ各ステーシ
ョンは通信チャンネルの活動状態を監視する。もしもチ
ャンネル上の通信活動が検出されると、当該ステーショ
ンは当該チャンネルがアイドル状態になるまで待機し、
それからランダム時間待機し、その終了時にまだチャン
ネルが依然としてアイドル状態にあれば送信を実行す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、簡単
かつ廉価な構成でありながら通信リンクに衝突の危険が
少ない、単一チャンネル無線送信リンクに適したLAN
ステーションを与えることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】それゆえ本発明は、ロー
カルエリアネットワークステーションにおいて、送信す
べきデータを格納するメモリ装置と、該ステーションに
よるデータフレームの送信を制御する通信制御装置と、
単一無線送信チャンネル上で動作するトランシ
ーバ装置と、該通信制御装置および該トランシーバに結
合された信号発生装置とを含み、該通信制御装置がa.
印加された第一の制御信号に応答して該データフレー
ムの送信を遅延すること、b. 送信している該データ
フレームの送信を終了させると共に、印加された第二制
御信号に応答してそのデータフレームを遅延データフレ
ームとしてバックオフ期間後に再度送信することと、
c. 遅延データフレームの送信を要求する第三の制御
信号を出力することとを実行でき、該信号発生装置が該
第二制御信号の発生を実行させて該バックオフ期間が経
過するまでは該通信制御装置に該遅延データフレームの
送信を抑制させることを特徴とするローカルエリアネッ
トワークステーションを与える。
【0008】また本発明は、ラジオローカルエリアネッ
トワークにより結合された少なくとも二つのデータ処理
ステーション間の通信方法であって、(a)該ラジオロ
ーカルエリアネットワークを監視して該ローカルエリア
ネットワーク間のデータ送信の終了を検出するステップ
と、(b)該データ送信の該終了に伴ってウィンドウ信
号(window)を発生するステップと、(c)送信
を望むステーションがウィンドウ信号を発信する期間、
送信要求信号を発生することにより、衝突検出信号(C
DT)を発生するステップと、(d)該衝突検出信号を
使用して当該データ処理ステーションに指定されたラン
ダム遅延時間を開始するステップと、(e)指定された
遅延時間の終了後に該衝突検出信号を発生するデータ処
理ステーションから送信を開始するステップとを含むこ
とを特徴とする通信方法を与える。
【0009】本発明のローカルエリアネットワークステ
ーションは簡単な構成を有し、単一チャンネル無線送信
リンクに適している点を評価されたい。これは本発明が
通信制御装置として市販のCSMA/CD制御チップを
使用することができる能力を有すること、およびそのよ
うなチップを衝突検出法(CSMA/CD法)としてで
なく衝突回避法(CSMA/CA法)のプロトコルに利
用することに由来するものである。
【0010】上記利点その他の利点は以下の説明、上記
請求項、および添付の図面から了解されよう。
【0011】
【実施例】初めに図1を参照すると、個別に12-1な
いし12-Nと示される複数のステーション12を含む
ローカルエリアネットワーク(ラジオLAN)10が示
されている。各ステーションはそれぞれ14-1ないし
14-Nと示されるアンテナ14を有する。各ステーシ
ョンには単一のアンテナのみが示されているが、各ステ
ーションはある状況によっては多重通信路減衰(multip
ath fading ) を緩和するための対策として二つのアン
テナをもつこともあることを了解されたい。
【0012】ステーション12間の通信はラジオリンク
を介して単一ラジオチャンネル上でなされ、拡散スペク
トル通信技術(spread spectrum communication techno
logy) を使用することが望ましい。
【0013】ここで図2を参照すると、代表的なステー
ション12の成分のブロック線図が示されている。これ
らは本発明に関わるブロックを示している。ステーショ
ン12はトランシーバ20、LAN制御器22、中央処
理ユニット(CPU)24、およびメモリ26を含む。
ローカルバス28はバス30によりLAN制御器22に
接続されると共に、バス32により中央処理ユニット2
4に接続され、またはバス34によりメモリ26に接続
される。このLAN制御器22は本CSMA/CD法
(carrier sense multiple access with collision det
ection、衝突検出によるキャリア感知多重アクセス法)
プロトコルに適した市販のLAN制御デバイスであ
る。好ましい実施例ではこのLAN制御器22は米国カ
リフォルニア州サンタクララ市のインテルコーポレーシ
ョンから市販されているインテル82586LANコプ
ロセッサチップである。
【0014】トランシーバ20とLAN制御器22はデ
ータおよび制御信号を搬送するバス36により相互接続
されている。またステーション12にはトランシーバ2
0とLAN制御器22との間に配置された信号発生回路
40が含まれる。この信号発生回路40は線42を介し
てトランシーバ20から送信クロックパルスTXCLK
を、またLAN制御器22から線44を介して送信要求
信号(request-to-send) を受信する。
【0015】この信号発生回路40はまたそれぞれ線4
6および48を介してトランシーバ20からキャリヤ感
知信号CRSおよび送信解除(clear-to-send) 信号C
TSAを受信する。線42上のTXCLKパルスおよび
線46上のCRS信号は直接にLAN制御器22に印加
される。
【0016】信号発生回路40はトランシーバ20に接
続された線50を介して送信要求信号RTSBを出力
し、LAN制御器22に接続された線52を介して送信
解除信号を出力し、また同様にLAN制御器22に接続
された線54を介して疑似衝突検出信号CDTを出力す
る。信号発生回路40に印加され、またこれにより与え
られるいろいろの信号は後に詳述する。
【0017】LAN制御器22は信号線60、62を介
して中央処理ユニット24に接続され、制御信号(例え
ば割り込み信号)が中央処理ユニット24とLAN制御
器22との間を通過することができる。
【0018】LAN制御器22は、例えば前記IEEE
標準802.3に規定されるプロトコルCSMA/CD
に従って動作することを了解されたい。前述したよう
に、LAN制御器22は市販のLAN制御デバイスであ
る。本発明の理解の助けとなる背景情報を参考にしなが
ら、CSMA/CDシステムにおける使用法に従うその
ような制御器の動作を簡単に説明する。CSMA/CD
法プロトコルを利用する有線LANに使用する場合、こ
の制御器はリンクの活動状態を常時監視する。制御器が
リンク上にキャリヤ信号を感知するときは必ず、この制
御器は係属中の送信をすべて遅延させることによりデー
タフレームの通過を遅延する。キャリヤ信号が非アクテ
ィブとなった後、制御器は数クロックサイクル分のイン
ターフレーム期間、遅延を続行する。もしもその時間の
終わりに送信すべきフレームがあると、感知したキャリ
ヤとは独立に送信を開始する。送信が開始された後、制
御器はフレーム全体を送信することを試みる。通常の場
合、フレーム送信が完了され、ホストプロセッサに通知
される。しかし、送信が未了のまま終了されることがあ
る。これは例えば、以下に説明するように、衝突検出信
号が制御器に入力されたときに起こる。制御器が遅延を
完了し、送信を開始したとき、依然としてリンクの葛藤
を経験することがありうる。この状況を衝突といい、一
般的にトランシーバーで検出される。この衝突は制御器
の衝突検出入力をアクティブ化する。制御器は他のステ
ーションにジャムパターンを送信することにより衝突を
通報する。このジャムパターンはLANの他のステーシ
ョンにより検出される。衝突の動的な取り扱いは大部分
所謂「スロット時間」により決定される。スロット時間
は構成化することができ、通常はネットワークの最大エ
ンド・ツー・エンド遅延時間(ネットワークにおける遅
延の終了から次の終了までの時間)にジャム時間を加え
た時間である。スロット時間は重要である。その理由
は、それが衝突を検出する最悪の時間であるからであ
る。ある衝突が起きた後、制御器は再送信の試行化回数
が最大許容回数を超えていない限り、所謂バックオフ
(後退)時間の後、そのフレームを再送信しようとす
る。制御器はIEEE802.3標準にしたがってバッ
クオフ時間を計算する。バックオフ時間はスロット時間
を積分した量である。それは0から最大値までのランダ
ム数である。その最大値は2R-1であり、ここにRは1
0から再送信試行回数までの間の最小値である。この範
囲は「加速衝突解決」機構を使用して拡大できる。この
機能を適用して0ないし最大値2R+ K-1の範囲を与える
ことができる。ここにKは再試行カウンタのオフセット
数であり、R+Kは最大値10である。制御器は各再送
信試行を行なう度に増大する再試行カウンタを含むこと
を了解されたい。もしも送信が成功するとユーザはその
旨通知される。もしも再試行回数が最大数を超えると、
エラーが報告される。
【0019】図1の単一チャンネルラジオLAN10に
戻ると、送信中のステーション12は信号を受信できな
いので、CSMA/CD法プロトコルを適用することは
困難である。それゆえ、衝突の検出を困難もしくは不可
能にする。しかしながら、もしも衝突の危険が小さけれ
ば衝突の検出をしないでCSMA法を適用できる可能性
がある。これには異なったステーションが同時にもしく
は非常に接近した時間に送信を開始する可能性を最小限
にするため、キャリヤ上の通信活動をすべて非常に迅速
に検出することが必要である。このキャリヤ検出時間は
衝突が生ずる可能性のある期間と見做すことができ、そ
れゆえメッセージの継続時間に較べて小さくなければな
らない。ラジオLANにおいてはこのキャリヤ検出時間
にはいくつかの要因が寄与する。即ち、トランシーバ遅
延(送信機および受信機)および空中遅延が寄与する。
キャリヤ遅延時間(約30マイクロ秒)の主な部分は受
信機によるもので、これは自動利得制御器、相関フィル
タおよびキャリヤ信号検出に由来する。300メートル
以下の室内距離の空中遅延は小さい(1マイクロ秒未満
である)。このキャリヤ検出時間は典型的有線LANの
場合の1ないし6マイクロ秒のキャリヤ検出時間に比較
すると長い。したがってラジオLANにCSMA法を直
接適用することは不利である。
【0020】再び図2を参照すると、信号発生回路40
は衝突を実効上擬制する。これにより実際の衝突が生じ
なかった場合でもデータフレーム送信が遅延されたとき
は線54上にCDT(衝突検出)信号が与えられる。こ
のように、遅延データフレームの送信はランダムバック
オフ時間の経過後にのみ開始される。このようにしてス
テーション12が同時にまたは非常に近接した時間間隔
で送信を開始することから生ずる衝突の危険が著しく低
減される。
【0021】上記のことをに留意して図3を参照して信
号発生回路40を説明する。TXCLKパルスを搬送す
る入力線42はインバータ70に接続され、その出力
は、4ビットカウンタ72の計数入力端に接続される。
カウンタ72はそのQD出力端が線74を介して4ビッ
トカウンタ76に接続され、そのQB出力端は線78を
介してD型フリップフロップ90のD入力端に接続され
る。キャリヤ感知信号CRSを与える入力線46はそれ
ぞれ線84および線86を介してカウンタ72、76の
リセット入力端にそれぞれ接続される。装置70、7
2、76は一体となって、CRS信号の下降縁から測っ
て32TXCLK周期の経過後にアクティブ信号がカウ
ンタ76のQB出力端に出現するようにされたタイマー
(全体として88と記する)を形成することを了解され
たい。
【0022】フリップフロップ90のQ出力端はD型フ
リップフロップ92のクロック入力端に接続される。フ
リップフロップ90のこのクロック入力端は線94を介
して入力線42に接続される。フリップフロップ92の
D入力端は供給電圧Vccにに接続される。入力線46
はインバータ98に接続され、その出力端はそれぞれ線
100、102を介してフリップフロップ90、92の
リセット入力端に接続される。この構成により、フリッ
プフロップ92のQ出力端は出力線104上にウィンド
ウ開始信号WSを与える。
【0023】線104は8ビットシフトレジスタ106
(図3)のリセット入力端に接続され、そのクロック入
力端は、入力線42に接続された線108を介してTX
CLKパルスを受信する。シフトレジスタ106の出力
端はヘッダ109のそれぞれの入力端に接続される。ヘ
ッダ109はその出力端が共通に線110に接続され、
これによりシフトレジスタの出力のうちの所望の一つを
選択して所望の遅延信号を出力線110に与える。線1
10はインバータ112に接続される。インバータ11
2の線114上の出力はアクティブ低レベルウィンド終
了信号WE/を与える。線104および114上のWS
信号およびWE/信号はANDゲート116(図3)に
印加される。ゲート116の出力端は線118上にウィ
ンド信号WDを与える。
【0024】線118上のウィンド信号WD信号はOR
ゲート120に印加され、このゲートの出力はD型フリ
ップフロップ122のD入力端に接続される一方、その
Q出力は出力線54に接続されて擬製された衝突検出信
号CDTを与える。フリップフロップ122のクロック
入力端は線124に接続され、入力線42からTXCL
Kパルスを受信する。フリップフロップ122のリセッ
ト入力端は線126を介して入力線44に接続される。
線44は送信要求信号RTSAを搬送する。
【0025】フリップフロップ122(図3)のQ出力
端もまた線128を介してORゲート120の入力端お
よびORゲート130の入力端に接続される。ANDゲ
ート132の出力端にはORゲート130のもう一つの
入力端が接続される。ANDゲート132はその入力端
がそれぞれインバータ98の出力端とインバータ112
の出力端にそれぞれ接続される。
【0026】入力線44(図3)もまたインバータ13
4に接続され、その出力端はNORゲート136(図
3)の入力端に接続され、その第二の入力端はORゲー
ト130の出力端に接続される。NORゲート136の
出力端は送信要求信号RTSBを与えるための線50に
接続される。
【0027】入力線48はインバータ138(図3)に
接続され、その出力端はNANDゲート140(図3)
に接続され、その第二入力端はフリップフロップ122
のQ/出力端に結合される。NANDゲート140の出
力端は送信解除信号CTSBを与えるための出力線52
に接続される。
【0028】信号発生回路40(図3)の動作を簡単に
説明する。線46上のキャリヤ感知信号CRSが低下す
ると、タイマ88が32TXCLKパルス周期後、アク
ティブ出力信号を線78上に与える。この32周期はイ
ンターフレーム間隔(IFS)時間に相当する。タイマ
88の出力はフリップフロップ90によりいかなる電圧
スパイクをも除去するため同期されている。インバータ
98の出力端のCRS/信号は、信号CRSが低下した
ときにフリップフロップ90、92がイネーブル化され
ることを確実ならしめる。フリップフロップ92の出力
は、CRS信号が低下してから32TXCLKパルス周
期後にウィンド開始信号WSを与える。線104上のウ
ィンド開始信号WSが非アクティブであるときは、この
信号はシフトレジスタ106をリセットする。ウィンド
開始信号WSがアクティブとなると、これはシフトレジ
スタ106、ヘッダ109、およびインバータ112に
より遅延、反転され、線114上に反転されたウィンド
終了信号WE/を与える。この信号線104上のWS信
号および線114上のWE/信号はANDゲート116
で結合されてウィンド信号WDを与える。このWD信号
はN個のTSCLKパルス周期間(Nはある予定数)、
アクティブになる。ここにNは1ないし8の間の数であ
り、ヘッダ109上の相応の数のピンを接続することに
よりシフトレジスタ106の出力端QAないしQHの所
望の一つを選択することにより選択される。好ましい実
施例ではシフトレジスタ106の出力QDが選択され、
これによってウィンド信号WDはアクティブとなったと
きはこの出力信号が4TXCLK周期間、アクティブに
留まる。
【0029】もしもウィンド信号のアクティブ状態の期
間に線44上の信号RTSAがアクティブとなると、フ
リップフロップ122は線54上に衝突を擬制する信号
CDTを与える。線128によるフリップフロップ12
2からORゲート120へのフィードバックは、信号C
DTがアクティブとなるとき、信号RTSA縁が下降す
る(制御器22が前文とジャムパターンを送信完了した
後)まで信号CDTがアクティブに留まることを保証す
る。
【0030】インバータ138およびNANDゲート1
40は、信号CDTがアクティブでない(擬制衝突な
し)かぎり、信号CTSBが信号CTSAを追従するこ
とを保証する。信号CDTがアクティブとなると、信号
CTSBもまた信号CTSAとは独立にアクティブとな
る。
【0031】信号RTSBはインバータ134、AND
ゲート132、ORゲート130およびNORゲート1
36を利用して発生される。従ってもしも信号CDTが
アクティブであると、信号RTSBは信号RTSAに追
従しない。したがってこれにより前文およびジャムパタ
ーンの送信を阻止する。またインバータ138から来る
信号CTSA/がフリップフロップ122の出力と共に
NANDゲート140に印加されるので、信号CDTが
非アクティブである限り、信号CTSBは信号CTSA
に追従する。
【0032】ここで図4(a)、(b)を参照して、三
つの動作条件下におけるステーション12の動作を説明
する。最初に図4(a)を参照する。この図に示される
波形は、別のステーションがデータフレームを送信して
いるがステーション12(図2)がデータフレームの送
信を要求してない場合に相当する。この条件の下では3
2ビットIFS(インターフレーム間隔)時間の後、ウ
ィンド信号WDが発生されるが、ステーション12がデ
ータフレームを送信要求してないので、ウィンド信号W
Dは全く顕著な効果をもたらさない。
【0033】図4(b)を参照すると、ステーション1
2がデータフレームの送信を要求しているが他のステー
ションが非アクティブである結果、CRS信号が低レベ
ルに留まっている状況の波形が示されている。この条件
の下では、ウィンド信号WDは発生されていない。送信
要求信号RTSAは信号発生回路40にトランシーバ2
0への送信要求信号RTSBを発生させる。トランシー
バ20はこれに応答して信号発生回路40に送信解除信
号CTSAを与え、回路40がLAN制御器22に対し
て送信解除信号CTSBを与える。これによりデータフ
レーム送信がイネーブル化される。
【0034】最後に図4(c)を参照すると、この図に
は別のステーションがデータフレームを送信している場
合の波形が示されている。この場合、ステーション12
がデータフレームを送信を希望していることをステーシ
ョン12のLAN制御器22が通知されたとき、ステー
ション12の信号CRSがアクティブにされるようにな
っている。この条件の下で、ステーション12内のデー
タフレームの送信はLAN制御器22により遅延され
る。信号CRSが非アクティブとなった後、かつインタ
ーフレーム間隔時間IFSが経過した後、図3に関して
上述した方法で信号発生回路40内でウィンド信号WD
が発生される。LAN制御器22もこの時刻に信号RT
SAをアクティブ化するので、信号発生回路40が線5
4上の信号CDTをアクティブ化し、衝突を擬制する。
これは前文およびジャムパターンの送信完了後、LAN
制御器22にその送信を停止させる。しかし、これらの
パターンはステーション12により送信されない。その
理由はもしも衝突が擬制されると信号RTSBが発生さ
れないからである。従ってLAN制御器22はバックオ
フモードにされ、前記したように乱数分のスロット時間
に基づきそのバックオフ時間を計算する。ここに乱数は
0ないし2R+K-1で、Kは予め設定された再試行カウン
タオフセット値である。この乱数分のバックオフ期間が
経過した後、図4(c)の右に示すようにLAN制御器
22は遅延させたフレームの再送信を試みる。
【0035】ここに説明した衝突回避方法によればある
データフレームの送信を遅延した後、最初の新たな送信
の試行前にランダム待機時間が試行されることを了解さ
れたい。キャリヤが非アクティブとなった後の全待機時
間、インターフレーム間隔時間、前文およびジャムパタ
ーン、第二インターフレーム間隔時間、および0と2
K+1-1との間の乱数分のスロット時間間隔からなる。例
示した衝突回避(CA)オペレーションでは再試行カウ
ンタオフセット値Kは5に設定でき、衝突の可能性を極
めて小さくしている。この再試行カウンタオフセット値
では、同一周期期間内にキャリヤ活動時に到着したフレ
ームを遅延させた後、異なるステーション12の二つの
LAN制御器22が同一の乱数を取る確率は1/64で
ある。
【0036】上記のラジオLANの場合、LAN制御器
22の以下の構成化パラメータはデフォルト設定と異な
る値に設定することが可能である:スロット時間、イン
ターフレーム間隔時間、および再試行カウンタオフセッ
ト値。これらの構成化パラメータのデフォルト設定値は
10メガbpsネットワークの場合(スロット時間が5
12ビット時間で、これは有線環境で最大遅延を与える
に適した時間である。インターフレーム間隔時間は96
ビット時間、再試行カウンタオフセットは0である。)
のIEEE802.3標準に準拠して設定されている。
2メガbps、エンド・ツー・エンド(キャリヤ検出時
間)遅延が30マイクロ秒で動作するラジオLANの場
合、もっと遅いスロット時間およびインタフレーム間隔
が利用できる。好ましい実施例ではスロット時間は80
ビット時間に固定され、インターフレーム間隔時間は3
2ビット時間、再試行カウンタオフセットは5である。
これらの設定値は遅延後、56マイクロ秒の長さの認識
可能なインターフレーム間隔時間(二つのインターフレ
ーム間隔、前文パターン、およびLAN制御器22のジ
ャムパターンに相当する)を生じ、その後に0ないし
2.52ミリ秒のランダム待機時間が続く。
【0037】有線LANに対するCSMA/CD法プロ
トコルの普及によりCSMA/CDLAN制御チップ等
の廉価な超大集積回路(VLSI)回路が広く市販され
るに至った。CSMA/CD法プロトコルでは送信ステ
ーションが他のステーションからの送信を検出して衝突
の発生を認識する能力を備えることを必要とする。しか
しラジオ通信環境においては、送信レベルと受信レベル
との間の差異が余りにも大きく、従って衝突を検出する
ことができない。従ってCSMA/CD法プロトコルを
適用することは、 (1)ステーションが互いにキャリヤ検出時間内に送信
を偶然に開始することおよび (2)ステーションが他のステーションの送信終了直後
に送信を開始することによるフレームの損失なしに行な
うことはできない。本発明は、LANLAN制御器22
およびラジオトランシーバ20間に信号発生回路40を
設けることによりラジオLAN環境にCSMA/CD法
LAN制御チップの適用を可能にし、これによって上記
(2)のフレーム損失を回避するものである。
【0038】好ましい実施例はラジオ周波数送信を使用
する無線LANについて説明したが、10kHzないし
3000GHzラジオ周波数帯以外の他の周波数、例え
ば赤外線周波数領域の無線LANにおいても本発明を実
施できることを了解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラジオLANの線図である。
【図2】図1に示すLANに利用される代表的ステーシ
ョンのブロック線図である。
【図3】本発明に使用する信号発生装置を示す。
【図4】図2に示すLANステーションの動作を理解す
るに有用な波形図である。
【符号の説明】
12 ローカルエリアネットワーク 14 アンテナ 20 トランシーバ 22 CSMA/CD LAN制御装置 24 中央処理ユニット 40 信号発生回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ローカルエリアネットワークステーション
    において、 送信すべきデータを格納するメモリ装置と、 該ステーションによるデータフレームの送信を制御する
    通信制御装置と単一無線送信チャンネル上で動作するト
    ランシーバ装置と、 該通信制御装置および該トランシーバに結合された信号
    発生装置とを含み、 該通信制御装置が a. 印加された第一の制御信号に応答して該データフ
    レームの送信を遅延すること、 b. 送信している該データフレームの送信を終了させ
    ると共に、印加された第二制御信号に応答してそのデー
    タフレームを遅延データフレームとしてバックオフ期間
    後に再度送信することと、 c. 遅延データフレームの送信を要求する第三の制御
    信号を出力することとを実行でき、 該信号発生装置が該第二制御信号の発生を実行させて該
    バックオフ期間が経過するまでは該通信制御装置に該遅
    延データフレームの送信を抑制させることを特徴とする
    ローカルエリアネットワークステーション。
  2. 【請求項2】ラジオローカルエリアネットワークにより
    結合された少なくとも二つのデータ処理ステーション間
    の通信方法であって、 (a)該ラジオローカルエリアネットワークを監視して
    該ローカルエリアネットワーク間のデータ送信の終了を
    検出するステップと、 (b)該データ送信の該終了に伴ってウィンドウ信号
    (window)を発生するステップと、 (c)送信を望むステーションがウィンドウ信号を発信
    する期間、送信要求信号を発生することにより、衝突検
    出信号(CDT)を発生するステップと、 (d)該衝突検出信号を使用して当該データ処理ステー
    ションに指定されたランダム遅延時間を開始するステッ
    プと、 (e)指定された遅延時間の終了後に該衝突検出信号を
    発生するデータ処理ステーションから送信を開始するス
    テップとを含むことを特徴とする通信方法。
  3. 【請求項3】有線ローカルエリアネットワークに使用す
    べく設計された制御装置チップを使用して、ラジオロー
    カルエリアネットワークにより結合された少なくとも二
    つのデータ処理ステーション間の通信方法であって、 (a)送信を望むデータ処理ステーションが予定時刻に
    制御信号を発生するステップと、 (b)該制御信号を使用して該制御装置チップの衝突検
    出入力をアクティブ化するステップと、 (c)該制御装置チップにより発生されるランダム遅延
    時間を使用してステップ(a)のデータ処理ステーショ
    ンから送信を開始するステップとを含むことを特徴とす
    る通信方法。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の通信方法であって、該使
    用ステップ(c)がCSMA/CD LAN制御器チッ
    プを使用して実行されることを特徴とする通信方法。
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