JPH06299077A - 生分解性樹脂組成物 - Google Patents
生分解性樹脂組成物Info
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- JPH06299077A JPH06299077A JP11368393A JP11368393A JPH06299077A JP H06299077 A JPH06299077 A JP H06299077A JP 11368393 A JP11368393 A JP 11368393A JP 11368393 A JP11368393 A JP 11368393A JP H06299077 A JPH06299077 A JP H06299077A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】生分解性プラスチックス20〜80重量部と水
溶性熱可塑性樹脂80〜20重量部を混合して得られる
生分解性樹脂組成物。 【効果】本発明の生分解性樹脂組成物を用いて得られる
フィルム、シート等の成型品は、水中あるいは土壌中な
どの自然環境中で従来の生分解性プラスチックスに比べ
て分解速度を速くさせることができる。そのため、例え
ば釣り餌容器、食品包装材料、その他各種の包装材料な
どに使用された後に廃棄された場合でも環境に悪影響を
与えることなく自然に早く順化させることができる。
溶性熱可塑性樹脂80〜20重量部を混合して得られる
生分解性樹脂組成物。 【効果】本発明の生分解性樹脂組成物を用いて得られる
フィルム、シート等の成型品は、水中あるいは土壌中な
どの自然環境中で従来の生分解性プラスチックスに比べ
て分解速度を速くさせることができる。そのため、例え
ば釣り餌容器、食品包装材料、その他各種の包装材料な
どに使用された後に廃棄された場合でも環境に悪影響を
与えることなく自然に早く順化させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生分解性樹脂組成物に
関する。更に詳しくは、分解速度の速い生分解性プラス
チックス成型物を製造するための組成物に関する。
関する。更に詳しくは、分解速度の速い生分解性プラス
チックス成型物を製造するための組成物に関する。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】食品の包
装フィルム、包装容器をはじめ農業用フィルム、土木用
シートなど従来使用されている合成プラスチックスは、
自然界で長時間にわたり分解しないため環境に好ましく
ない影響を与えている。近年、これらの合成プラスチッ
クスに代わる新しい生分解性プラスチックスを提供しよ
うとする研究が行なわれている。例えば、ポリヒドロキ
シブチレート/ポリヒドロキシバルレート共重合体等の
いわゆるバイオ合成由来のもの、ポリカプロラクトン、
脂肪族ポリエステル等の合成高分子、熱可塑性樹脂−澱
粉混合物、熱可塑性樹脂−キチンまたはキトサン混合物
等である。
装フィルム、包装容器をはじめ農業用フィルム、土木用
シートなど従来使用されている合成プラスチックスは、
自然界で長時間にわたり分解しないため環境に好ましく
ない影響を与えている。近年、これらの合成プラスチッ
クスに代わる新しい生分解性プラスチックスを提供しよ
うとする研究が行なわれている。例えば、ポリヒドロキ
シブチレート/ポリヒドロキシバルレート共重合体等の
いわゆるバイオ合成由来のもの、ポリカプロラクトン、
脂肪族ポリエステル等の合成高分子、熱可塑性樹脂−澱
粉混合物、熱可塑性樹脂−キチンまたはキトサン混合物
等である。
【0003】しかしながら、これらの生分解性プラスチ
ックスの中には分解に要する時間が数年に亘るものもあ
り、その間には廃棄された未分解のプラスチックスを動
物が食した場合、動物に被害が生じるなど必ずしも分解
速度の点において満足できるものではなく、分解速度の
速い生分解性プラスチックスの開発が望まれていた。ま
た先に、本願発明者らは、特定のエチレン含有量、特定
のメルトインデックスを有するエチレン/ビニルアルコ
ール共重合体と、ゼラチン、コラーゲン、カゼイン等の
天然蛋白質と多官能性アルコールとを反応させて得られ
た蛋白質のエステル化物あるいはエステル化蛋白質誘導
体を混合して得られる生分解性樹脂組成物を特許出願し
た(特願平4−297724号)。しかし、この樹脂組
成物においても得られる成型物の土中における分解速度
にはまだ十分満足できるものではなく、更に改良の余地
が残されている。従って、本発明の目的は、分解速度の
速い生分解性樹脂組成物を提供することにある。
ックスの中には分解に要する時間が数年に亘るものもあ
り、その間には廃棄された未分解のプラスチックスを動
物が食した場合、動物に被害が生じるなど必ずしも分解
速度の点において満足できるものではなく、分解速度の
速い生分解性プラスチックスの開発が望まれていた。ま
た先に、本願発明者らは、特定のエチレン含有量、特定
のメルトインデックスを有するエチレン/ビニルアルコ
ール共重合体と、ゼラチン、コラーゲン、カゼイン等の
天然蛋白質と多官能性アルコールとを反応させて得られ
た蛋白質のエステル化物あるいはエステル化蛋白質誘導
体を混合して得られる生分解性樹脂組成物を特許出願し
た(特願平4−297724号)。しかし、この樹脂組
成物においても得られる成型物の土中における分解速度
にはまだ十分満足できるものではなく、更に改良の余地
が残されている。従って、本発明の目的は、分解速度の
速い生分解性樹脂組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記した
状況に鑑み前記課題を解決するために、鋭意検討した。
その結果、生分解性プラスチックスとして公知の樹脂
に、さらに水溶性熱可塑性樹脂を混合することにより得
られる組成物が前記の目的に合致したものであることを
見出した。即ち、前記組成物を水中あるいは土壌中に廃
棄した場合に、プラスチックス中の水溶性熱可塑性樹脂
が水に溶解あるいは膨潤し、場合によってはプラスチッ
クスが崩壊し、さらに生分解を起こす細菌類が生息しや
すい雰囲気をつくったり、プラスチックス内に空隙が生
じ細菌が生息する空間を多くすることができ、これによ
りプラスチックスの生分解速度を早くすることができる
ことを見出し、本発明の生分解性樹脂組成物を完成する
に至った。
状況に鑑み前記課題を解決するために、鋭意検討した。
その結果、生分解性プラスチックスとして公知の樹脂
に、さらに水溶性熱可塑性樹脂を混合することにより得
られる組成物が前記の目的に合致したものであることを
見出した。即ち、前記組成物を水中あるいは土壌中に廃
棄した場合に、プラスチックス中の水溶性熱可塑性樹脂
が水に溶解あるいは膨潤し、場合によってはプラスチッ
クスが崩壊し、さらに生分解を起こす細菌類が生息しや
すい雰囲気をつくったり、プラスチックス内に空隙が生
じ細菌が生息する空間を多くすることができ、これによ
りプラスチックスの生分解速度を早くすることができる
ことを見出し、本発明の生分解性樹脂組成物を完成する
に至った。
【0005】即ち、本発明の要旨は、生分解性プラスチ
ックス20〜80重量部と水溶性熱可塑性樹脂80〜2
0重量部を混合して得られる生分解性樹脂組成物であ
る。
ックス20〜80重量部と水溶性熱可塑性樹脂80〜2
0重量部を混合して得られる生分解性樹脂組成物であ
る。
【0006】本発明で用いる生分解性プラスチックスと
しては、特に限定されるものではなく、例えば前述のバ
イオ合成由来のポリヒドロキシブチレート/ポリヒドロ
キシバルレート共重合体、化学合成由来のポリカプロラ
クトン、脂肪族ポリエステル、熱可塑性樹脂−澱粉混合
物、熱可塑性樹脂−キチンまたはキトサン混合物あるい
は熱可塑性樹脂−エステル化蛋白質混合物などが挙げら
れる。
しては、特に限定されるものではなく、例えば前述のバ
イオ合成由来のポリヒドロキシブチレート/ポリヒドロ
キシバルレート共重合体、化学合成由来のポリカプロラ
クトン、脂肪族ポリエステル、熱可塑性樹脂−澱粉混合
物、熱可塑性樹脂−キチンまたはキトサン混合物あるい
は熱可塑性樹脂−エステル化蛋白質混合物などが挙げら
れる。
【0007】本発明で用いられるエステル化蛋白質とし
ては、植物由来のグルテン、動物由来のコラーゲン、ゼ
ラチンなどの天然蛋白質と多官能性アルコールとを反応
させて得られる、蛋白質の側鎖のカルボキシル基を鎖延
長した蛋白質のエステル化物、あるいは前記蛋白質のエ
ステル化物側鎖に存在する多官能性アルコール由来の官
能基を更に反応させて得られるエステル化蛋白質誘導体
等が挙げられる。なかでも蛋白質がゼラチンであるエス
テル化ゼラチンおよびその誘導体が好適に使用される。
ては、植物由来のグルテン、動物由来のコラーゲン、ゼ
ラチンなどの天然蛋白質と多官能性アルコールとを反応
させて得られる、蛋白質の側鎖のカルボキシル基を鎖延
長した蛋白質のエステル化物、あるいは前記蛋白質のエ
ステル化物側鎖に存在する多官能性アルコール由来の官
能基を更に反応させて得られるエステル化蛋白質誘導体
等が挙げられる。なかでも蛋白質がゼラチンであるエス
テル化ゼラチンおよびその誘導体が好適に使用される。
【0008】本発明におけるエステル化タンパク質誘導
体としては、具体的には次のようなものが例示される
(特願平4−297724号)。 (1)タンパク質の水溶液、微粉末あるいはその懸濁液
と過剰の多官能性アルコールを反応させてエステル化を
行い、タンパク質側鎖のカルボキシル基を鎖延長したタ
ンパク質のエステル化物、(2)多官能性アルコールと
して多価アルコールを用い、鎖延長された側鎖に存在す
る多価アルコール由来の水酸基にイソシアネート基を持
つ化合物を反応させウレタン化したタンパク質誘導体、
(3)多官能性アルコールとして多価アルコールを用
い、鎖延長さた側鎖に存在する多価アルコール由来の水
酸基にエポキシ基を持つ化合物を反応させ、次いで樹脂
化したタンパク質誘導体、並びに、(4)多官能性アル
コールとして不飽和結合を有するアルコールを用い、鎖
延長された側鎖に存在する該アルコール由来の不飽和基
に重合開始剤の存在下、ビニルモノマーを付加重合させ
るか、または合成高分子をグラフト重合させるか、ある
いは合成高分子に該不飽和基を有するタンパク質のエス
テル化物をグラフト重合させたタンパク質誘導体であ
る。
体としては、具体的には次のようなものが例示される
(特願平4−297724号)。 (1)タンパク質の水溶液、微粉末あるいはその懸濁液
と過剰の多官能性アルコールを反応させてエステル化を
行い、タンパク質側鎖のカルボキシル基を鎖延長したタ
ンパク質のエステル化物、(2)多官能性アルコールと
して多価アルコールを用い、鎖延長された側鎖に存在す
る多価アルコール由来の水酸基にイソシアネート基を持
つ化合物を反応させウレタン化したタンパク質誘導体、
(3)多官能性アルコールとして多価アルコールを用
い、鎖延長さた側鎖に存在する多価アルコール由来の水
酸基にエポキシ基を持つ化合物を反応させ、次いで樹脂
化したタンパク質誘導体、並びに、(4)多官能性アル
コールとして不飽和結合を有するアルコールを用い、鎖
延長された側鎖に存在する該アルコール由来の不飽和基
に重合開始剤の存在下、ビニルモノマーを付加重合させ
るか、または合成高分子をグラフト重合させるか、ある
いは合成高分子に該不飽和基を有するタンパク質のエス
テル化物をグラフト重合させたタンパク質誘導体であ
る。
【0009】このようなエステル化タンパク質を合成す
るには、まず第一段階として、タンパク質を構成するア
ミノ酸の側鎖のカルボキシル基に、多官能性アルコール
を反応させてエステル化により鎖延長させ、タンパク質
側鎖に多官能性アルコール由来の官能基を持つ、タンパ
ク質のエステル化物を調製する。そして、第二段階とし
て、有機溶媒、たとえばトルエン、ジメチルホルムアミ
ド、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、シクロヘキサ
ン、ジメチルスルホキシドなど従来、タンパク質自体で
は親和性が乏しく用いられることの少なかった溶媒中
で、第一段階で得られたエステル化物にエポキシ樹脂
や、ウレタン樹脂の原料化合物あるいは他の重合性ビニ
ルモノマーなどを付加重合させ、あるいは合成高分子と
グラフト重合させるなどいわゆる従来の重合技術を組み
合わせて、タンパク質誘導体を製造する。
るには、まず第一段階として、タンパク質を構成するア
ミノ酸の側鎖のカルボキシル基に、多官能性アルコール
を反応させてエステル化により鎖延長させ、タンパク質
側鎖に多官能性アルコール由来の官能基を持つ、タンパ
ク質のエステル化物を調製する。そして、第二段階とし
て、有機溶媒、たとえばトルエン、ジメチルホルムアミ
ド、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、シクロヘキサ
ン、ジメチルスルホキシドなど従来、タンパク質自体で
は親和性が乏しく用いられることの少なかった溶媒中
で、第一段階で得られたエステル化物にエポキシ樹脂
や、ウレタン樹脂の原料化合物あるいは他の重合性ビニ
ルモノマーなどを付加重合させ、あるいは合成高分子と
グラフト重合させるなどいわゆる従来の重合技術を組み
合わせて、タンパク質誘導体を製造する。
【0010】本発明において澱粉、キチンまたはキトサ
ンあるいはエステル化蛋白質と混合して生分解性プラス
チックスとする熱可塑性樹脂としては、ポリエチレンま
たはエチレン/ビニルアルコール共重合体などが挙げら
れるが、好ましくはエチレン/ビニルアルコール共重合
体である。特に、エチレン/ビニルアルコール共重合体
において、エチレン含有量が10〜70モル%であり、
ケン化度は30%以上好ましくは80%以上である。エ
チレン含有量が10モル%未満ではフィルム成形性が悪
くなり、70モル%を越えると生分解性が悪くなる。ケ
ン化度が30%未満では、フィルムに成形した場合ガス
バリヤー性が悪くなり、用途が限られる場合がある。ま
た、230℃、2160g荷重下でのメルトインデック
スが0.2〜30のものが本発明の生分解性樹脂組成物
における熱可塑性樹脂として優れた材料である。メルト
インデックスが0.2未満あるいは30を越えると、フ
ィルム成形性が悪いため好ましくない。これらの熱可塑
性樹脂と澱粉、キチン、キトサン、エステル化蛋白質と
の混合割合は、通常前記熱可塑性樹脂100重量部に対
し、澱粉、キチン、キトサン、エステル化蛋白質1〜3
0重量部である。
ンあるいはエステル化蛋白質と混合して生分解性プラス
チックスとする熱可塑性樹脂としては、ポリエチレンま
たはエチレン/ビニルアルコール共重合体などが挙げら
れるが、好ましくはエチレン/ビニルアルコール共重合
体である。特に、エチレン/ビニルアルコール共重合体
において、エチレン含有量が10〜70モル%であり、
ケン化度は30%以上好ましくは80%以上である。エ
チレン含有量が10モル%未満ではフィルム成形性が悪
くなり、70モル%を越えると生分解性が悪くなる。ケ
ン化度が30%未満では、フィルムに成形した場合ガス
バリヤー性が悪くなり、用途が限られる場合がある。ま
た、230℃、2160g荷重下でのメルトインデック
スが0.2〜30のものが本発明の生分解性樹脂組成物
における熱可塑性樹脂として優れた材料である。メルト
インデックスが0.2未満あるいは30を越えると、フ
ィルム成形性が悪いため好ましくない。これらの熱可塑
性樹脂と澱粉、キチン、キトサン、エステル化蛋白質と
の混合割合は、通常前記熱可塑性樹脂100重量部に対
し、澱粉、キチン、キトサン、エステル化蛋白質1〜3
0重量部である。
【0011】生分解性速度を速くする目的で混合する水
溶性熱可塑性樹脂としては、特に限定されるものではな
いが、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロリドン樹
脂およびアクリル酸系共重合体などが挙げられる。アク
リル酸系共重合体としては、アクリル酸/アクリル酸エ
ステル共重合体、アクリル酸/メタクリル酸エステル共
重合体、メタクリル酸/アクリル酸エステル共重合体、
メタクリル酸/メタクリル酸エステル共重合体等が例示
される。なかでも重量平均分子量が5万〜1000万、
好ましくは10万〜300万のポリエチレンオキシド、
重量平均分子量が1万〜70万のポリビニルピロリドン
樹脂、または重量平均分子量が1万〜150万、好まし
くは2万〜50万の前記アクリル酸系共重合体が好適に
使用される。アクリル酸系共重合体におけるモノマーの
組合せおよびその組成比は、所望する成形品の使用用途
によって異なるため一義的には定まらないが、例えばア
クリル酸/アクリル酸エステル共重合体の場合、その組
成比は1/9〜5/5(モル比)である。
溶性熱可塑性樹脂としては、特に限定されるものではな
いが、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロリドン樹
脂およびアクリル酸系共重合体などが挙げられる。アク
リル酸系共重合体としては、アクリル酸/アクリル酸エ
ステル共重合体、アクリル酸/メタクリル酸エステル共
重合体、メタクリル酸/アクリル酸エステル共重合体、
メタクリル酸/メタクリル酸エステル共重合体等が例示
される。なかでも重量平均分子量が5万〜1000万、
好ましくは10万〜300万のポリエチレンオキシド、
重量平均分子量が1万〜70万のポリビニルピロリドン
樹脂、または重量平均分子量が1万〜150万、好まし
くは2万〜50万の前記アクリル酸系共重合体が好適に
使用される。アクリル酸系共重合体におけるモノマーの
組合せおよびその組成比は、所望する成形品の使用用途
によって異なるため一義的には定まらないが、例えばア
クリル酸/アクリル酸エステル共重合体の場合、その組
成比は1/9〜5/5(モル比)である。
【0012】生分解性プラスチックスと水溶性熱可塑性
樹脂との混合割合は、生分解性プラスチックス20〜8
0重量部と水溶性熱可塑性樹脂80〜20重量部を混合
して100重量部にする。水溶性熱可塑性樹脂が80重
量部を越えると本来の生分解性プラスチックスとしては
機能しないし、また成型品の強度が低下するなど好まし
い結果が得られない。また、水溶性熱可塑性樹脂が20
重量部未満では、生分解性の速度を速くするという本発
明の特徴が明確でなくなる。水溶性熱可塑性樹脂の配合
割合を20〜80重量部にまで適宜調整することによ
り、生分解性速度を数週間〜数ヶ月に速めることができ
る。
樹脂との混合割合は、生分解性プラスチックス20〜8
0重量部と水溶性熱可塑性樹脂80〜20重量部を混合
して100重量部にする。水溶性熱可塑性樹脂が80重
量部を越えると本来の生分解性プラスチックスとしては
機能しないし、また成型品の強度が低下するなど好まし
い結果が得られない。また、水溶性熱可塑性樹脂が20
重量部未満では、生分解性の速度を速くするという本発
明の特徴が明確でなくなる。水溶性熱可塑性樹脂の配合
割合を20〜80重量部にまで適宜調整することによ
り、生分解性速度を数週間〜数ヶ月に速めることができ
る。
【0013】この機構は、本発明の生分解性樹脂組成物
を成型して得られる生分解性プラスチックスを水中ある
いは土壌中に廃棄した場合に、まずプラスチックス中の
水溶性熱可塑性樹脂が水に溶解あるいは膨潤し、生分解
を起こす細菌類が生息しやすい雰囲気を作ったり、生分
解性プラスチックス内に空隙が生じ、細菌類が生息する
空間を多くすることによるものである。また、プラスチ
ックスの生分解までには至らなくとも本発明組成物を用
いて製造されたフィルム、シート等の成型品中の水溶性
熱可塑性樹脂が水に溶解あるいは膨潤することにより、
フィルム、シート等の成型品が破断、場合によっては粒
状にまで崩壊し、小さくなるため生分解性速度を早める
ことができる。
を成型して得られる生分解性プラスチックスを水中ある
いは土壌中に廃棄した場合に、まずプラスチックス中の
水溶性熱可塑性樹脂が水に溶解あるいは膨潤し、生分解
を起こす細菌類が生息しやすい雰囲気を作ったり、生分
解性プラスチックス内に空隙が生じ、細菌類が生息する
空間を多くすることによるものである。また、プラスチ
ックスの生分解までには至らなくとも本発明組成物を用
いて製造されたフィルム、シート等の成型品中の水溶性
熱可塑性樹脂が水に溶解あるいは膨潤することにより、
フィルム、シート等の成型品が破断、場合によっては粒
状にまで崩壊し、小さくなるため生分解性速度を早める
ことができる。
【0014】本発明において、生分解性プラスチックス
と水溶性熱可塑性樹脂との混合には通常用いられる混合
方法が採用される。例えばバンバリーミキサー、多軸ロ
ール、スクリュー型押出機などの混練機で両者を混合す
ればよい。また生分解性プラスチックスとして熱可塑性
樹脂と澱粉、キチン、キトサンまたはエステル化蛋白質
などの混合物を用いる場合には、これらの熱可塑性樹
脂、澱粉、キチン、キトサン、エステル化蛋白質を混合
する際に水溶性熱可塑性樹脂を混練することもできる。
と水溶性熱可塑性樹脂との混合には通常用いられる混合
方法が採用される。例えばバンバリーミキサー、多軸ロ
ール、スクリュー型押出機などの混練機で両者を混合す
ればよい。また生分解性プラスチックスとして熱可塑性
樹脂と澱粉、キチン、キトサンまたはエステル化蛋白質
などの混合物を用いる場合には、これらの熱可塑性樹
脂、澱粉、キチン、キトサン、エステル化蛋白質を混合
する際に水溶性熱可塑性樹脂を混練することもできる。
【0015】本発明の組成物中には、必要によりグリコ
ール類、グリセリン類、尿素類などの可塑剤、熱安定
剤、紫外線吸収剤、顔料さらに水なども適宜混合するこ
とができる。本発明の組成物は、インフレーションなど
の方法によりフィルム、シートに成型したり、インジェ
クションなどの方法により成型品にして各種の用途に使
用される。このような本発明の組成物より得られるフィ
ルム、シート等の成型品は、水中あるいは土壌中などの
自然環境中で従来の生分解性プラスチックスに比べて分
解速度を速くさせることができる。従って、例えば釣り
餌容器、食品包装材料、その他各種の包装材料などに使
用された後に廃棄された場合でも環境に悪影響を与える
ことなく自然に順化させることができる。
ール類、グリセリン類、尿素類などの可塑剤、熱安定
剤、紫外線吸収剤、顔料さらに水なども適宜混合するこ
とができる。本発明の組成物は、インフレーションなど
の方法によりフィルム、シートに成型したり、インジェ
クションなどの方法により成型品にして各種の用途に使
用される。このような本発明の組成物より得られるフィ
ルム、シート等の成型品は、水中あるいは土壌中などの
自然環境中で従来の生分解性プラスチックスに比べて分
解速度を速くさせることができる。従って、例えば釣り
餌容器、食品包装材料、その他各種の包装材料などに使
用された後に廃棄された場合でも環境に悪影響を与える
ことなく自然に順化させることができる。
【0016】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明をさ
らに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例等によ
りなんら限定されるものではない。なお、実施例等で得
られたフィルムの水中あるいは土壌中における生分解性
の評価は、10cm×10cmに裁断した厚み50ミク
ロンのフィルム3枚を、活性汚泥水中に浸漬するか、あ
るいは土壌中表層下約10cmに埋設したものを所定の
日数毎に取り出し、その外観を目視により観察し、下記
の4段階で評価した。 A.損傷の程度がフィルムの80%以上に亘り、原形を
留めないもの。 B.損傷の程度がフィルムの30〜80%に亘るが、原
形を留めるもの。 C.損傷の程度がフィルムの30未満であるもの。 D.ほとんど損傷が認められないもの。
らに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例等によ
りなんら限定されるものではない。なお、実施例等で得
られたフィルムの水中あるいは土壌中における生分解性
の評価は、10cm×10cmに裁断した厚み50ミク
ロンのフィルム3枚を、活性汚泥水中に浸漬するか、あ
るいは土壌中表層下約10cmに埋設したものを所定の
日数毎に取り出し、その外観を目視により観察し、下記
の4段階で評価した。 A.損傷の程度がフィルムの80%以上に亘り、原形を
留めないもの。 B.損傷の程度がフィルムの30〜80%に亘るが、原
形を留めるもの。 C.損傷の程度がフィルムの30未満であるもの。 D.ほとんど損傷が認められないもの。
【0017】実施例1 3−ヒドロキシブチレート/3−ヒドロキシバルレート
共重合体(商品名:バイオポール ICI社製)80重
量部とポリエチレンオキシド(重量平均分子量30万)
20重量部をヘンシェルミキサーで混合して本発明の生
分解性樹脂組成物を得た。次いで本組成物をバンバリー
ミキサーにて溶融混合し、インフレーションにより厚み
50ミクロンのフィルムを得た。土壌中におけるフィル
ムの崩壊性、生分解性の評価結果を表1に示す。
共重合体(商品名:バイオポール ICI社製)80重
量部とポリエチレンオキシド(重量平均分子量30万)
20重量部をヘンシェルミキサーで混合して本発明の生
分解性樹脂組成物を得た。次いで本組成物をバンバリー
ミキサーにて溶融混合し、インフレーションにより厚み
50ミクロンのフィルムを得た。土壌中におけるフィル
ムの崩壊性、生分解性の評価結果を表1に示す。
【0018】比較例1 実施例1においてポリエチレンオキシドを添加しない以
外は、実施例1と同様にして厚み50ミクロンのフィル
ムを得た。土壌中におけるフィルムの崩壊性、生分解性
の評価結果を表1に示す。
外は、実施例1と同様にして厚み50ミクロンのフィル
ムを得た。土壌中におけるフィルムの崩壊性、生分解性
の評価結果を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】実施例2 エチレン/ビニルアルコール共重合体−澱粉混合物(商
品名:マタビー ノバモント社製)30重量部とポリエ
チレンオキシド(重量平均分子量70万)70重量部を
ヘンシェルミキサーで混合して本発明の生分解性樹脂組
成物を得た。次いで実施例1と同様にして厚み50ミク
ロンのフィルムを得た。土壌中におけるフィルムの崩壊
性、生分解性の評価結果を表2に示す。
品名:マタビー ノバモント社製)30重量部とポリエ
チレンオキシド(重量平均分子量70万)70重量部を
ヘンシェルミキサーで混合して本発明の生分解性樹脂組
成物を得た。次いで実施例1と同様にして厚み50ミク
ロンのフィルムを得た。土壌中におけるフィルムの崩壊
性、生分解性の評価結果を表2に示す。
【0021】比較例2 実施例2においてポリエチレンオキシドを添加しない以
外は、実施例2と同様にして厚み50ミクロンのフィル
ムを得た。土壌中におけるフィルムの崩壊性、生分解性
の評価結果を表2に示す。
外は、実施例2と同様にして厚み50ミクロンのフィル
ムを得た。土壌中におけるフィルムの崩壊性、生分解性
の評価結果を表2に示す。
【0022】
【表2】
【0023】実施例3 脂肪族ポリエステル(商品名:ビオノーレ 昭和高分子
社製)40重量部とポリエチレンオキシド(重量平均分
子量150万)60重量部をヘンシェルミキサーで混合
して本発明の生分解性樹脂組成物を得た。次いで実施例
1と同様にして厚み50ミクロンのフィルムを得た。活
性汚泥水中でのフィルムの崩壊性、生分解性の評価結果
を表3に示す。
社製)40重量部とポリエチレンオキシド(重量平均分
子量150万)60重量部をヘンシェルミキサーで混合
して本発明の生分解性樹脂組成物を得た。次いで実施例
1と同様にして厚み50ミクロンのフィルムを得た。活
性汚泥水中でのフィルムの崩壊性、生分解性の評価結果
を表3に示す。
【0024】比較例3 実施例3においてポリエチレンオキシドを添加しない以
外は、実施例3と同様にして厚み50ミクロンのフィル
ムを得た。活性汚泥水中でのフィルムの崩壊性、生分解
性の評価結果を表3に示す。
外は、実施例3と同様にして厚み50ミクロンのフィル
ムを得た。活性汚泥水中でのフィルムの崩壊性、生分解
性の評価結果を表3に示す。
【0025】
【表3】
【0026】実施例4〜8 生分解性プラスチックスと水溶性熱可塑性樹脂とを表4
に示す割合で混合して本発明の生分解性樹脂組成物を得
た。次いで、実施例1と同様にして厚み50ミクロンの
フィルムを得た。土壌中でのフィルムの崩壊性、生分解
性の評価結果を表4に示す。
に示す割合で混合して本発明の生分解性樹脂組成物を得
た。次いで、実施例1と同様にして厚み50ミクロンの
フィルムを得た。土壌中でのフィルムの崩壊性、生分解
性の評価結果を表4に示す。
【0027】
【表4】
【0028】実施例9 (エステル化ゼラチンの製造)攪拌機付きの反応器にア
ルカリ処理ゼラチン(コニカゼラチン(株)製、分子量
約10万のαゼラチン)45重量部(乾物量)を入れ、
これを蒸留水100重量部に溶解した。次に50重量部
のアリルアルコールを加え、50℃で24時間反応させ
た。このエステル化物を回収するため、溶媒である水
と、反応にあずからなかった過剰のアリルアルコールを
50℃減圧下で蒸発させた後、引き続き、80℃で24
時間減圧下で完全に乾燥除去した。得られたエステル化
物を再び蒸留水100重量部で溶解し、上記と同様の操
作を3回繰り返した結果、48重量部のゼラチンのカル
ボキシル基の約91%がエステル化されたゼラチン/ア
リルアルコールエステル化物(エステル化ゼラチン)を
得た。
ルカリ処理ゼラチン(コニカゼラチン(株)製、分子量
約10万のαゼラチン)45重量部(乾物量)を入れ、
これを蒸留水100重量部に溶解した。次に50重量部
のアリルアルコールを加え、50℃で24時間反応させ
た。このエステル化物を回収するため、溶媒である水
と、反応にあずからなかった過剰のアリルアルコールを
50℃減圧下で蒸発させた後、引き続き、80℃で24
時間減圧下で完全に乾燥除去した。得られたエステル化
物を再び蒸留水100重量部で溶解し、上記と同様の操
作を3回繰り返した結果、48重量部のゼラチンのカル
ボキシル基の約91%がエステル化されたゼラチン/ア
リルアルコールエステル化物(エステル化ゼラチン)を
得た。
【0029】(熱可塑性樹脂−エステル化ゼラチン混合
物の製造)エチレン/ビニルアルコール共重合体(エチ
レン含有量25モル%、ケン化度99%、メルトインデ
ックス(230℃、2160g荷重)1.5g/10
分)100重量部と上記で得たエステル化ゼラチン20
重量部とをヘンシェルミキサーでよく混合した後、尿素
3重量部、水5重量部を添加して、二度目の混合を行い
熱可塑性樹脂−エステル化ゼラチン混合物からなる生分
解性プラスチックスを得た。
物の製造)エチレン/ビニルアルコール共重合体(エチ
レン含有量25モル%、ケン化度99%、メルトインデ
ックス(230℃、2160g荷重)1.5g/10
分)100重量部と上記で得たエステル化ゼラチン20
重量部とをヘンシェルミキサーでよく混合した後、尿素
3重量部、水5重量部を添加して、二度目の混合を行い
熱可塑性樹脂−エステル化ゼラチン混合物からなる生分
解性プラスチックスを得た。
【0030】(生分解性プラスチックスフィルムの製
造)上記の生分解性プラスチックス60重量部とポリエ
チレンオキシド(重量平均分子量30万)40重量部を
ヘンシェルミキサーで混合して本発明の生分解性樹脂組
成物を得た。次いで本組成物をバンバリーミキサーにて
溶融混合し、インフレーションにより厚み50ミクロン
のフィルムを得た。土壌中におけるフィルムの崩壊性、
生分解性の評価結果を表5に示す。
造)上記の生分解性プラスチックス60重量部とポリエ
チレンオキシド(重量平均分子量30万)40重量部を
ヘンシェルミキサーで混合して本発明の生分解性樹脂組
成物を得た。次いで本組成物をバンバリーミキサーにて
溶融混合し、インフレーションにより厚み50ミクロン
のフィルムを得た。土壌中におけるフィルムの崩壊性、
生分解性の評価結果を表5に示す。
【0031】比較例4 実施例9の生分解性プラスチックスフィルムの製造にお
いてポリエチレンオキシドを添加しない以外は、実施例
9と同様にして厚み50ミクロンのフィルムを得た。土
壌中におけるフィルムの崩壊性、生分解性の評価結果を
表5に示す。
いてポリエチレンオキシドを添加しない以外は、実施例
9と同様にして厚み50ミクロンのフィルムを得た。土
壌中におけるフィルムの崩壊性、生分解性の評価結果を
表5に示す。
【0032】
【表5】
【0033】実施例10 実施例9で得た熱可塑性樹脂−エステル化ゼラチン混合
物50重量部とポリエチレンオキシド(重量平均分子量
30万)50重量部をヘンシェルミキサーで混合して本
発明の生分解性樹脂組成物を得た。次いで実施例1と同
様にして厚み50ミクロンのフィルムを得た。活性汚泥
水中でのフィルムの崩壊性、生分解性の評価結果を表6
に示す。
物50重量部とポリエチレンオキシド(重量平均分子量
30万)50重量部をヘンシェルミキサーで混合して本
発明の生分解性樹脂組成物を得た。次いで実施例1と同
様にして厚み50ミクロンのフィルムを得た。活性汚泥
水中でのフィルムの崩壊性、生分解性の評価結果を表6
に示す。
【0034】比較例5 実施例10においてポリエチレンオキシドを添加しない
以外は、実施例10と同様にして厚み50ミクロンのフ
ィルムを得た。活性汚泥水中でのフィルムの崩壊性、生
分解性の評価結果を表6に示す。
以外は、実施例10と同様にして厚み50ミクロンのフ
ィルムを得た。活性汚泥水中でのフィルムの崩壊性、生
分解性の評価結果を表6に示す。
【0035】
【表6】
【0036】
【発明の効果】本発明の生分解性樹脂組成物を用いて得
られるフィルム、シート等の成型品は、水中あるいは土
壌中などの自然環境中で従来の生分解性プラスチックス
に比べて分解速度を速くさせることができる。そのた
め、例えば釣り餌容器、食品包装材料、その他各種の包
装材料などに使用された後に廃棄された場合でも環境に
悪影響を与えることなく自然に早く順化させることがで
きる。
られるフィルム、シート等の成型品は、水中あるいは土
壌中などの自然環境中で従来の生分解性プラスチックス
に比べて分解速度を速くさせることができる。そのた
め、例えば釣り餌容器、食品包装材料、その他各種の包
装材料などに使用された後に廃棄された場合でも環境に
悪影響を与えることなく自然に早く順化させることがで
きる。
Claims (8)
- 【請求項1】 生分解性プラスチックス20〜80重量
部と水溶性熱可塑性樹脂80〜20重量部を混合して得
られる生分解性樹脂組成物。 - 【請求項2】 水溶性熱可塑性樹脂が重量平均分子量5
万〜1000万のポリエチレンオキシドである請求項1
記載の生分解性樹脂組成物。 - 【請求項3】 水溶性熱可塑性樹脂がポリビニルピロリ
ドン樹脂である請求項1記載の生分解性樹脂組成物。 - 【請求項4】 水溶性熱可塑性樹脂がアクリル酸/アク
リル酸エステル共重合体又はアクリル酸/メタクリル酸
エステル共重合体である請求項1記載の生分解性樹脂組
成物。 - 【請求項5】 生分解性プラスチックスがポリヒドロキ
シブチレート/ポリヒドロキシバルレート共重合体また
はポリカプロラクトンである請求項1記載の生分解性樹
脂組成物。 - 【請求項6】 生分解性プラスチックスが脂肪族ポリエ
ステルである請求項1記載の生分解性樹脂組成物。 - 【請求項7】 生分解性プラスチックスが、熱可塑性樹
脂−澱粉混合物または熱可塑性樹脂−エステル化蛋白質
混合物である請求項1記載の生分解性樹脂組成物。 - 【請求項8】 熱可塑性樹脂がエチレン含有量10〜7
0モル%であり、230℃、2160g荷重でのメルト
インデックスが0.2〜30の範囲にあるエチレン/ビ
ニルアルコール共重合体である請求項7記載の生分解性
樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11368393A JP3420794B2 (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 生分解性樹脂組成物 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11368393A JP3420794B2 (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 生分解性樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06299077A true JPH06299077A (ja) | 1994-10-25 |
JP3420794B2 JP3420794B2 (ja) | 2003-06-30 |
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ID=14618537
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3420794B2 (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU731358B2 (en) * | 1994-10-28 | 2001-03-29 | Alza Corporation | Injection-molded dosage form |
WO2003082980A1 (en) * | 2002-03-29 | 2003-10-09 | Mitsui Chemicals, Inc. | Lactic acid-based resin composition |
WO2006121011A1 (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Kaneka Corporation | 生分解性樹脂組成物及びその成形体 |
WO2009041017A1 (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-02 | Kaneka Corporation | 樹脂組成物 |
JP2010229407A (ja) * | 2009-03-06 | 2010-10-14 | Tokyo Institute Of Technology | 樹脂組成物 |
US7928180B2 (en) | 2005-06-30 | 2011-04-19 | Mitsui Chemicals, Inc. | Biodegradable polymer, production method thereof, molded product thereof, and use thereof |
JP2013503921A (ja) * | 2009-09-03 | 2013-02-04 | シーオーツースターチ プロプライエタリー リミテッド | ポリマー/熱可塑性デンプン組成物 |
CN103044715A (zh) * | 2012-09-07 | 2013-04-17 | 赵立地 | 一种生物降解薄膜及其制备方法 |
JP5183204B2 (ja) * | 2005-05-13 | 2013-04-17 | 株式会社カネカ | 生分解性樹脂組成物およびその成形体 |
CN103497360A (zh) * | 2013-09-25 | 2014-01-08 | 吴江市董鑫塑料包装厂 | 一种生物可降解塑料 |
CN104497511A (zh) * | 2014-12-28 | 2015-04-08 | 张小芳 | 改性聚己内酯生物降解塑料的制备方法 |
CN107118375A (zh) * | 2017-06-20 | 2017-09-01 | 青岛金典生化器材有限公司 | 一种乙烯基改性鱼鳞蛋白膜及其制备方法 |
JP2018053165A (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | 三国紙工株式会社 | 脂肪族ポリエステル樹脂組成物およびそれを用いた包装材料 |
WO2024204121A1 (ja) * | 2023-03-30 | 2024-10-03 | 三菱ケミカル株式会社 | 水溶性フィルム及びそれを用いた薬剤包装体、並びにそれらの製造方法 |
-
1993
- 1993-04-15 JP JP11368393A patent/JP3420794B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7919549B2 (en) | 2005-05-09 | 2011-04-05 | Kaneka Corporation | Biodegradable resin composition and molded article produced from the same |
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