JPH06298757A - ピペリジノ−3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体 - Google Patents
ピペリジノ−3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体Info
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- JPH06298757A JPH06298757A JP12645793A JP12645793A JPH06298757A JP H06298757 A JPH06298757 A JP H06298757A JP 12645793 A JP12645793 A JP 12645793A JP 12645793 A JP12645793 A JP 12645793A JP H06298757 A JPH06298757 A JP H06298757A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 強力な血小板凝集抑制作用を有し、抗血小板
剤等として有用である新規なピペリジノ−3,4−ジヒ
ドロカルボスチリル誘導体およびその塩を提供する。 【構成】 【化1】 (Rはニトロ基、ハロゲン原子、R1はカルボキシ基、
低級アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、置換カ
ルバモイル基、R2はH、メチル基、エチル基)で表さ
れるピペリジノ−3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導
体およびその塩。例えば、6−(4−イソプロポキシカ
ルボニルピペリジノ)−5−ニトロ−3,4−ジヒドロ
カルボスチリル。 【化2】 (R3はH、F、R4はH、アルキル基)で表される化
合物を還元的に閉環させ、必要に応じて、常法に従いア
ミド化、エステル化、強塩基の存在下アルキル化等を行
い、さらに必要に応じニトロ化、ハロゲン化等の操作を
行うことにより製する。
剤等として有用である新規なピペリジノ−3,4−ジヒ
ドロカルボスチリル誘導体およびその塩を提供する。 【構成】 【化1】 (Rはニトロ基、ハロゲン原子、R1はカルボキシ基、
低級アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、置換カ
ルバモイル基、R2はH、メチル基、エチル基)で表さ
れるピペリジノ−3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導
体およびその塩。例えば、6−(4−イソプロポキシカ
ルボニルピペリジノ)−5−ニトロ−3,4−ジヒドロ
カルボスチリル。 【化2】 (R3はH、F、R4はH、アルキル基)で表される化
合物を還元的に閉環させ、必要に応じて、常法に従いア
ミド化、エステル化、強塩基の存在下アルキル化等を行
い、さらに必要に応じニトロ化、ハロゲン化等の操作を
行うことにより製する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医薬品として有用なピペ
リジノ−3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体に関す
るものである。
リジノ−3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体に関す
るものである。
【0002】さらに詳しく述べれば、本発明は血小板凝
集抑制作用を有し、抗血小板剤として有用な、一般式
集抑制作用を有し、抗血小板剤として有用な、一般式
【0003】
【化2】
【0004】(式中のRはニトロ基またはハロゲン原子
であり、R1はカルボキシ基、低級アルコキシカルボニ
ル基、カルバモイル基、モノ低級アルキル置換カルバモ
イル基、ジ低級アルキル置換カルバモイル基、モノアラ
ルキル置換カルバモイル基またはアラルキル置換低級ア
ルキル置換カルバモイル基であり、R2は水素原子、メ
チル基またはエチル基である)で表されるピペリジノ−
3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体に関するもので
ある。
であり、R1はカルボキシ基、低級アルコキシカルボニ
ル基、カルバモイル基、モノ低級アルキル置換カルバモ
イル基、ジ低級アルキル置換カルバモイル基、モノアラ
ルキル置換カルバモイル基またはアラルキル置換低級ア
ルキル置換カルバモイル基であり、R2は水素原子、メ
チル基またはエチル基である)で表されるピペリジノ−
3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体に関するもので
ある。
【0005】
【従来の技術】本発明の前記一般式(I)で表されるピ
ペリジノ−3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体は文
献未記載の新規な化合物であり、このような化合物が血
小板凝集抑制作用を示すことも全く報告されていない。
ペリジノ−3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体は文
献未記載の新規な化合物であり、このような化合物が血
小板凝集抑制作用を示すことも全く報告されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、血小
板凝集抑制作用を有し、抗血小板剤等として有用なピペ
リジノ−3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体を提供
することである。
板凝集抑制作用を有し、抗血小板剤等として有用なピペ
リジノ−3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、抗血小板
剤等として有用な化合物を見出すべく鋭意研究した結
果、ある種のピペリジノ−3,4−ジヒドロカルボスチ
リル誘導体が強力な血小板凝集抑制作用を発揮するとい
う知見を得、本発明を成すに至った。
剤等として有用な化合物を見出すべく鋭意研究した結
果、ある種のピペリジノ−3,4−ジヒドロカルボスチ
リル誘導体が強力な血小板凝集抑制作用を発揮するとい
う知見を得、本発明を成すに至った。
【0008】すなわち、本発明のピペリジノ−3,4−
ジヒドロカルボスチリル誘導体は前記一般式(I)で表
される化合物であり、ここで、式中の低級アルキル基と
は炭素数1〜6の直鎖状または枝分かれ状のアルキル基
をいい、低級アルコキシカルボニル基とは上記低級アル
キル基を有する炭素数2〜7のアルコキシカルボニル基
をいい、アラルキル基とはベンジル基、フェネチル基、
ナフチルメチル基等の、芳香族炭化水素基で置換された
アルキル基をいう。また、ハロゲン原子とは塩素原子、
臭素原子、フッ素原子をいう。
ジヒドロカルボスチリル誘導体は前記一般式(I)で表
される化合物であり、ここで、式中の低級アルキル基と
は炭素数1〜6の直鎖状または枝分かれ状のアルキル基
をいい、低級アルコキシカルボニル基とは上記低級アル
キル基を有する炭素数2〜7のアルコキシカルボニル基
をいい、アラルキル基とはベンジル基、フェネチル基、
ナフチルメチル基等の、芳香族炭化水素基で置換された
アルキル基をいう。また、ハロゲン原子とは塩素原子、
臭素原子、フッ素原子をいう。
【0009】本発明の一般式(I)で表されるピペリジ
ノ−3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体は新規な化
合物であり、以下のようにして製造することができる。
すなわち、本発明の前記一般式(I)で表される化合物
のうち、一般式
ノ−3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体は新規な化
合物であり、以下のようにして製造することができる。
すなわち、本発明の前記一般式(I)で表される化合物
のうち、一般式
【0010】
【化3】
【0011】(式中のR1およびR2は前記と同じ意味
をもつ)で表される化合物は、一般式
をもつ)で表される化合物は、一般式
【0012】
【化4】
【0013】(式中のR1およびR2は前記と同じ意味
をもつ)で表されるピペリジノ−3,4−ジヒドロカル
ボスチリル誘導体を、発煙硝酸、濃硝酸、亜硝酸ナトリ
ウム、亜硝酸カリウム、硝酸ナトリウムまたは硝酸カリ
ウム等のニトロ化剤を用いて、無溶媒または酢酸、トリ
フルオロ酢酸、塩酸、硫酸等の溶媒中で反応させること
により製造することができる。
をもつ)で表されるピペリジノ−3,4−ジヒドロカル
ボスチリル誘導体を、発煙硝酸、濃硝酸、亜硝酸ナトリ
ウム、亜硝酸カリウム、硝酸ナトリウムまたは硝酸カリ
ウム等のニトロ化剤を用いて、無溶媒または酢酸、トリ
フルオロ酢酸、塩酸、硫酸等の溶媒中で反応させること
により製造することができる。
【0014】本発明の前記一般式(I)で表される化合
物のうち、一般式
物のうち、一般式
【0015】
【化5】
【0016】(式中のR3は塩素原子または臭素原子で
り、R1およびR2は前記と同じ意味をもつ)で表され
る化合物は、前記一般式(II)で表されるピペリジノ
−3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体を、N−ブロ
モコハク酸イミド(NBS)、N−クロロコハク酸イミ
ド(NCS)、臭素、塩素等のハロゲン化剤を用いて、
クロロホルム、塩化メチレン、四塩化炭素、ベンゼン、
酢酸、N,N−ジメチルホルムアミド等の不活性溶媒中
で反応させることにより製造することができる。
り、R1およびR2は前記と同じ意味をもつ)で表され
る化合物は、前記一般式(II)で表されるピペリジノ
−3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体を、N−ブロ
モコハク酸イミド(NBS)、N−クロロコハク酸イミ
ド(NCS)、臭素、塩素等のハロゲン化剤を用いて、
クロロホルム、塩化メチレン、四塩化炭素、ベンゼン、
酢酸、N,N−ジメチルホルムアミド等の不活性溶媒中
で反応させることにより製造することができる。
【0017】本発明の前記一般式(I)の化合物のう
ち、一般式
ち、一般式
【0018】
【化6】
【0019】(式中のR1およびR2は前記と同じ意味
をもつ)で表される化合物は、一般式
をもつ)で表される化合物は、一般式
【0020】
【化7】
【0021】(式中のR4は水素原子またはアルキル基
であり、R1は前記と同じ意味をもつ)で表されるケイ
皮酸誘導体を、例えばパラジウム炭素等のパラジウム系
触媒、酸化白金等の白金触媒またはラネーニッケル等を
用いてメタノール、エタノール、酢酸、テトラヒドロフ
ラン等の不活性溶媒中で還元的に閉環させ、必要に応じ
て、常法に従い、エステル化するか、一般式
であり、R1は前記と同じ意味をもつ)で表されるケイ
皮酸誘導体を、例えばパラジウム炭素等のパラジウム系
触媒、酸化白金等の白金触媒またはラネーニッケル等を
用いてメタノール、エタノール、酢酸、テトラヒドロフ
ラン等の不活性溶媒中で還元的に閉環させ、必要に応じ
て、常法に従い、エステル化するか、一般式
【0022】
【化8】
【0023】(式中のR5は水素原子または低級アルキ
ル基であり、R6は水素原子、低級アルキル基またはア
ラルキル基である)で表されるアミン類を用いてアミド
化し、さらに必要に応じて、常法に従い、リチウム ジ
イソプロピルアミド、リチウムビス(トリメチルシリ
ル)アミド、ポタシウム ビス(トリメチルシリル)ア
ミド、リチウム 2,2,6,6−テトラメチルピペリ
ジド等の強塩基の存在下、ヨウ化メチルまたはヨウ化エ
チルと反応させ、所望により加水分解させることにより
製造することができる。
ル基であり、R6は水素原子、低級アルキル基またはア
ラルキル基である)で表されるアミン類を用いてアミド
化し、さらに必要に応じて、常法に従い、リチウム ジ
イソプロピルアミド、リチウムビス(トリメチルシリ
ル)アミド、ポタシウム ビス(トリメチルシリル)ア
ミド、リチウム 2,2,6,6−テトラメチルピペリ
ジド等の強塩基の存在下、ヨウ化メチルまたはヨウ化エ
チルと反応させ、所望により加水分解させることにより
製造することができる。
【0024】また、本発明の前記一般式(I)で表され
る化合物のうち、一般式
る化合物のうち、一般式
【0025】
【化9】
【0026】(式中のR7は低級アルコキシカルボニル
基、カルバモイル基、モノ低級アルキル置換カルバモイ
ル基、ジ低級アルキル置換カルバモイル基、モノアラル
キル置換カルバモイル基またはアラルキル置換低級アル
キル置換カルバモイル基であり、RおよびR2は前記と
同じ意味をもつ)で表される化合物は、一般式
基、カルバモイル基、モノ低級アルキル置換カルバモイ
ル基、ジ低級アルキル置換カルバモイル基、モノアラル
キル置換カルバモイル基またはアラルキル置換低級アル
キル置換カルバモイル基であり、RおよびR2は前記と
同じ意味をもつ)で表される化合物は、一般式
【0027】
【化10】
【0028】(式中のRおよびR2は前記と同じ意味を
もつ)で表される化合物を、常法に従い、エステル化す
るかまたは前記一般式(Ie)で表される化合物または
そのエステル化合物と前記一般式(IV)で表されるア
ミン類と反応させてアミド化させることによっても製造
することができる。
もつ)で表される化合物を、常法に従い、エステル化す
るかまたは前記一般式(Ie)で表される化合物または
そのエステル化合物と前記一般式(IV)で表されるア
ミン類と反応させてアミド化させることによっても製造
することができる。
【0029】上記製造方法において出発原料として用い
られる前記一般式(II)で表される化合物は、一般式
られる前記一般式(II)で表される化合物は、一般式
【0030】
【化11】
【0031】(式中のR1およびR4は前記と同じ意味
をもつ)で表されるケイ皮酸誘導体を、例えばパラジウ
ム炭素等のパラジウム系触媒、酸化白金等の白金触媒ま
たはラネーニッケル等を用いてメタノール、エタノー
ル、酢酸、テトラヒドロフラン等の不活性溶媒中で還元
的に閉環させ、必要に応じて、常法に従い、エステル化
するか、または一般式(IV)で表されるアミン類を用
いてアミド化し、さらに必要に応じて、常法に従い、リ
チウム ジイソプロピルアミド、リチウムビス(トリメ
チルシリル)アミド、ポタシウム ビス(トリメチルシ
リル)アミド、リチウム2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジド等の強塩基の存在下、ヨウ化メチルまたはヨ
ウ化エチルと反応させ、所望により加水分解させること
により製造することができる。
をもつ)で表されるケイ皮酸誘導体を、例えばパラジウ
ム炭素等のパラジウム系触媒、酸化白金等の白金触媒ま
たはラネーニッケル等を用いてメタノール、エタノー
ル、酢酸、テトラヒドロフラン等の不活性溶媒中で還元
的に閉環させ、必要に応じて、常法に従い、エステル化
するか、または一般式(IV)で表されるアミン類を用
いてアミド化し、さらに必要に応じて、常法に従い、リ
チウム ジイソプロピルアミド、リチウムビス(トリメ
チルシリル)アミド、ポタシウム ビス(トリメチルシ
リル)アミド、リチウム2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジド等の強塩基の存在下、ヨウ化メチルまたはヨ
ウ化エチルと反応させ、所望により加水分解させること
により製造することができる。
【0032】上記製造方法において出発原料として用い
られる前記一般式(III)および前記一般式(V)で
表されるケイ皮酸誘導体は新規な化合物であり、以下の
方法により得ることができる。例えば、一般式
られる前記一般式(III)および前記一般式(V)で
表されるケイ皮酸誘導体は新規な化合物であり、以下の
方法により得ることができる。例えば、一般式
【0033】
【化12】
【0034】(式中のXはハロゲン原子であり、R8は
水素原子またはフッ素原子である)で表されるベンズア
ルデヒド誘導体をニトロ化剤を用い、無溶媒または溶媒
存在下でニトロ化し、一般式
水素原子またはフッ素原子である)で表されるベンズア
ルデヒド誘導体をニトロ化剤を用い、無溶媒または溶媒
存在下でニトロ化し、一般式
【0035】
【化13】
【0036】(式中のXおよびR8は前記と同じ意味を
もつ)で表されるニトロ化合物を得、ホルミル基を無溶
媒または不活性溶媒中、必要に応じて塩化水素、p−ト
ルエンスルホン酸、硫酸等の酸触媒の存在下に、メタノ
ール、エタノール、エチレングリコール、オルトギ酸エ
チル等の試薬を用いて保護し、一般式
もつ)で表されるニトロ化合物を得、ホルミル基を無溶
媒または不活性溶媒中、必要に応じて塩化水素、p−ト
ルエンスルホン酸、硫酸等の酸触媒の存在下に、メタノ
ール、エタノール、エチレングリコール、オルトギ酸エ
チル等の試薬を用いて保護し、一般式
【0037】
【化14】
【0038】(式中のR9およびR10は低級アルキル
基または両者が結合して低級アルキレン基を形成し、X
およびR8は前記と同じ意味をもつ)で表されるアセタ
ール誘導体に変換した後、一般式
基または両者が結合して低級アルキレン基を形成し、X
およびR8は前記と同じ意味をもつ)で表されるアセタ
ール誘導体に変換した後、一般式
【0039】
【化15】
【0040】(式中のR1は前記と同じ意味をもつ)で
表されるピペリジン誘導体と、トリエチルアミン、ピリ
ジン、1,8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕−7−ウ
ンデセン、1,5−ジアザビシクロ〔4,3,0〕−5
−ノネン等の塩基の存在下または過剰の原料のピペリジ
ン誘導体を用いて、不活性溶媒中で反応させることによ
り、一般式
表されるピペリジン誘導体と、トリエチルアミン、ピリ
ジン、1,8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕−7−ウ
ンデセン、1,5−ジアザビシクロ〔4,3,0〕−5
−ノネン等の塩基の存在下または過剰の原料のピペリジ
ン誘導体を用いて、不活性溶媒中で反応させることによ
り、一般式
【0041】
【化16】
【0042】(式中のR1、R8、R9およびR10は
前記と同じ意味をもつ)で表されるピペリジノベンゼン
誘導体とし、次いで、塩酸または硫酸等の鉱酸を用いて
含水アルコールまたは含水アセトン中でホルミル基の保
護基を除去した後、一般式
前記と同じ意味をもつ)で表されるピペリジノベンゼン
誘導体とし、次いで、塩酸または硫酸等の鉱酸を用いて
含水アルコールまたは含水アセトン中でホルミル基の保
護基を除去した後、一般式
【0043】
【化17】
【0044】(式中のR11は水素原子またはアルキル
基であり、R12は水素原子またはアルカリ金属であ
る)で表されるマロン酸誘導体と、ピペリジン、トリエ
チルアミン、ピリジン、1,8−ジアザビシクロ〔5,
4,0〕−7−ウンデセン、1,5−ジアザビシクロ
〔4,3,0〕−5−ノネン等の塩基の存在下、不活性
溶媒中で脱水縮合させることにより製造することができ
る。
基であり、R12は水素原子またはアルカリ金属であ
る)で表されるマロン酸誘導体と、ピペリジン、トリエ
チルアミン、ピリジン、1,8−ジアザビシクロ〔5,
4,0〕−7−ウンデセン、1,5−ジアザビシクロ
〔4,3,0〕−5−ノネン等の塩基の存在下、不活性
溶媒中で脱水縮合させることにより製造することができ
る。
【0045】また、出発原料として用いられる前記一般
式(IV)、(VI)、(IX)および(XI)で表さ
れる化合物は、市販品として入手するか、公知の方法に
より製造することができる。
式(IV)、(VI)、(IX)および(XI)で表さ
れる化合物は、市販品として入手するか、公知の方法に
より製造することができる。
【0046】本発明の前記一般式(I)で表される化合
物のうち、好ましい化合物としては、6−(4−エトキ
シカルボニルピペリジノ)−5−ニトロ−3,4−ジヒ
ドロカルボスチリル、6−(4−メトキシカルボニルピ
ペリジノ)−5−ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチ
リル、6−(4−イソプロポキシカルボニルピペリジ
ノ)−5−ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチリル、
6−(4−エトキシカルボニル−4−メチルピペリジ
ノ)−5−ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチリル、
5−クロル−6−(4−エトキシカルボニルピペリジ
ノ)−3,4−ジヒドロカルボスチリルを挙げることが
でき、特に好ましい化合物としては、6−(4−エトキ
シカルボニルピペリジノ)−5−ニトロ−3,4−ジヒ
ドロカルボスチリル、6−(4−メトキシカルボニルピ
ペリジノ)−5−ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチ
リル、6−(4−イソプロポキシカルボニルピペリジ
ノ)−5−ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチリルを
挙げることができる。
物のうち、好ましい化合物としては、6−(4−エトキ
シカルボニルピペリジノ)−5−ニトロ−3,4−ジヒ
ドロカルボスチリル、6−(4−メトキシカルボニルピ
ペリジノ)−5−ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチ
リル、6−(4−イソプロポキシカルボニルピペリジ
ノ)−5−ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチリル、
6−(4−エトキシカルボニル−4−メチルピペリジ
ノ)−5−ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチリル、
5−クロル−6−(4−エトキシカルボニルピペリジ
ノ)−3,4−ジヒドロカルボスチリルを挙げることが
でき、特に好ましい化合物としては、6−(4−エトキ
シカルボニルピペリジノ)−5−ニトロ−3,4−ジヒ
ドロカルボスチリル、6−(4−メトキシカルボニルピ
ペリジノ)−5−ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチ
リル、6−(4−イソプロポキシカルボニルピペリジ
ノ)−5−ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチリルを
挙げることができる。
【0047】本発明の前記一般式(I)で表されるピペ
リジノ−3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体は、常
法に従い、薬理学的に許容される塩とすることができ
る。例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、メタンス
ルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスル
ホン酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、コハク酸塩、酒石酸
塩、フマル酸塩等の酸付加塩、ナトリウム塩、カリウム
塩等のアルカリ金属塩またはカルシウム塩等のアルカリ
土類金属塩とすることができる。これらの薬理学的に許
容される塩も血小板凝集抑制作用を示し、抗血小板剤と
して有用である。
リジノ−3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体は、常
法に従い、薬理学的に許容される塩とすることができ
る。例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、メタンス
ルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスル
ホン酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、コハク酸塩、酒石酸
塩、フマル酸塩等の酸付加塩、ナトリウム塩、カリウム
塩等のアルカリ金属塩またはカルシウム塩等のアルカリ
土類金属塩とすることができる。これらの薬理学的に許
容される塩も血小板凝集抑制作用を示し、抗血小板剤と
して有用である。
【0048】本発明の前記一般式(I)で表されるピペ
リジノ−3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体および
その塩を実際の治療に用いる場合、適当な医薬品組成
物、例えば、錠剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤、注射剤
等として経口的あるいは非経口的に投与される。これら
の医薬品組成物は、一般の調剤において行われる製剤学
的手法により調製することができる。
リジノ−3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体および
その塩を実際の治療に用いる場合、適当な医薬品組成
物、例えば、錠剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤、注射剤
等として経口的あるいは非経口的に投与される。これら
の医薬品組成物は、一般の調剤において行われる製剤学
的手法により調製することができる。
【0049】その投与量は対象となる患者の性別、年
齢、体重、症状の度合などによって適宜決定されるが、
経口投与の場合、概ね成人1日当たり10〜1000m
g、非経口投与の場合、概ね成人1日当たり1〜100
mgの範囲内で投与される。
齢、体重、症状の度合などによって適宜決定されるが、
経口投与の場合、概ね成人1日当たり10〜1000m
g、非経口投与の場合、概ね成人1日当たり1〜100
mgの範囲内で投与される。
【0050】
【実施例】本発明の内容を以下の実施例および参考例で
さらに詳細に説明する。なお、各実施例および参考例中
の化合物の融点はすべて未補正である。
さらに詳細に説明する。なお、各実施例および参考例中
の化合物の融点はすべて未補正である。
【0051】参考例 1 5−(4−エトキシカルボニルピペリジノ)−2−ニト
ロベンズアルデヒドジメチルアセタール 5−クロロ−2−ニトロベンズアルデヒド ジメチルア
セタール3.1gとイソニペコチン酸エチル2.0gを
1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセ
ン1.9gに溶解し、100℃、3時間加熱撹拌した。
反応終了後、水を加え酢酸エチルで抽出した。水洗の
後、硫酸マグネシウムで乾燥し溶媒を減圧留去した。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、
5−(4−エトキシカルボニルピペリジノ)−2−ニト
ロベンズアルデヒド ジメチルアセタール4.5gを得
た。
ロベンズアルデヒドジメチルアセタール 5−クロロ−2−ニトロベンズアルデヒド ジメチルア
セタール3.1gとイソニペコチン酸エチル2.0gを
1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセ
ン1.9gに溶解し、100℃、3時間加熱撹拌した。
反応終了後、水を加え酢酸エチルで抽出した。水洗の
後、硫酸マグネシウムで乾燥し溶媒を減圧留去した。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、
5−(4−エトキシカルボニルピペリジノ)−2−ニト
ロベンズアルデヒド ジメチルアセタール4.5gを得
た。
【0052】形 状:黄色油状物 NMR(CDCl3,270MHz) δ:1.27(3H,t,J=7.1Hz),1.70
〜1.95(2H,m),2.00〜2.10(2H,
m),2.50〜2.65(1H,s),3.00〜
3.15(2H,m),3.47(6H,s),3.8
0〜3.95(2H,m),4.16(2H,q,J=
7.1Hz),6.07(1H,s),6.78(1
H,dd,J=9.3Hz,J=2.7Hz),7.2
0(1H,d,J=2.7Hz),8.02(1H,
d,J=9.3Hz)
〜1.95(2H,m),2.00〜2.10(2H,
m),2.50〜2.65(1H,s),3.00〜
3.15(2H,m),3.47(6H,s),3.8
0〜3.95(2H,m),4.16(2H,q,J=
7.1Hz),6.07(1H,s),6.78(1
H,dd,J=9.3Hz,J=2.7Hz),7.2
0(1H,d,J=2.7Hz),8.02(1H,
d,J=9.3Hz)
【0053】参考例 2 5−(4.エトキシカルボニルピペリジノ)−2−ニト
ロベンズアルデヒド 5−(4−エトキシカルボニルピペリジノ)−2−ニト
ロベンズアルデヒドジメチルアセタール4.5gをアセ
トン20mlに溶解し、2N−塩酸10mlを加え1時
間加熱還流した。反応終了後、水を加え酢酸エチルで抽
出した。水洗の後、硫酸マグネシウムで乾燥し溶媒を減
圧留去し、5−(4−エトキシカルボニルピペリジノ)
−2−ニトロベンズアルデヒド3.9gを得た。
ロベンズアルデヒド 5−(4−エトキシカルボニルピペリジノ)−2−ニト
ロベンズアルデヒドジメチルアセタール4.5gをアセ
トン20mlに溶解し、2N−塩酸10mlを加え1時
間加熱還流した。反応終了後、水を加え酢酸エチルで抽
出した。水洗の後、硫酸マグネシウムで乾燥し溶媒を減
圧留去し、5−(4−エトキシカルボニルピペリジノ)
−2−ニトロベンズアルデヒド3.9gを得た。
【0054】形 状:黄橙色針状晶 NMR(CDCl3,270MHz) δ:1,27(3H,t,J=7Hz),1.70〜
1.90(2H,m),2.00〜2.15(2H,
m),2.50〜2.75(1H,m),3.15〜
3.30(2H,m),3.85〜4.00(2H,
m),4.18(2H,q,J=7Hz),7.00〜
7.15(2H,m),8.05〜8.10(1H,
m),10.47(1H,s) 融 点:102〜103℃
1.90(2H,m),2.00〜2.15(2H,
m),2.50〜2.75(1H,m),3.15〜
3.30(2H,m),3.85〜4.00(2H,
m),4.18(2H,q,J=7Hz),7.00〜
7.15(2H,m),8.05〜8.10(1H,
m),10.47(1H,s) 融 点:102〜103℃
【0055】参考例 3 5−(4−エトキシカルボニルピペリジノ)−2−ニト
ロケイ皮酸 5−(4−エトキシカルボニルピペリジノ)−2−ニト
ロベンズアルデヒド1.2g、マロン酸2.2gをピリ
ジン13mlに溶解し、ピペリジン0.1mlを加え1
時間加熱還流した。反応終了後、溶媒を減圧留去した
後、塩酸酸性としクロロホルムで抽出した。水洗した
後、硫酸マグネシウムで乾燥し溶媒を減圧留去し、残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し5−
(4−エトキシカルボニルピペリジノ)−2−ニトロケ
イ皮酸602mgを得た。
ロケイ皮酸 5−(4−エトキシカルボニルピペリジノ)−2−ニト
ロベンズアルデヒド1.2g、マロン酸2.2gをピリ
ジン13mlに溶解し、ピペリジン0.1mlを加え1
時間加熱還流した。反応終了後、溶媒を減圧留去した
後、塩酸酸性としクロロホルムで抽出した。水洗した
後、硫酸マグネシウムで乾燥し溶媒を減圧留去し、残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し5−
(4−エトキシカルボニルピペリジノ)−2−ニトロケ
イ皮酸602mgを得た。
【0056】形 状:黄色粉末 NMR(CDCl3,270MHz) δ:1.28(3H,t,J=7Hz),1.70〜
1.95(2H,m),2.00〜2.15(2H,
m),2.50〜2.70(1H,m),3.05〜
3.20(2H,m),3.85〜4.00(2H,
m),4.18(2H,q,J=7Hz),6.25
(1H,d,J=16Hz),6.45〜6.90(2
H,m),8.12(1H,d,J=9.4Hz),
8.41(1H,d,J=16Hz) 融 点:155〜156℃
1.95(2H,m),2.00〜2.15(2H,
m),2.50〜2.70(1H,m),3.05〜
3.20(2H,m),3.85〜4.00(2H,
m),4.18(2H,q,J=7Hz),6.25
(1H,d,J=16Hz),6.45〜6.90(2
H,m),8.12(1H,d,J=9.4Hz),
8.41(1H,d,J=16Hz) 融 点:155〜156℃
【0057】参考例 4 6−(4−エトキシカルボニルピペリジノ)−3,4−
ジヒドロカルボスチリル 5−(4−エトキシカルボニルピペリジノ)−2−ニト
ロケイ皮酸1.12g、5%パラジウムカーボン粉末2
00mgをエタノール10mlに懸濁し、水素気流中室
温で17時間撹拌した。反応終了後、5%パラジウムカ
ーボン粉末をろ取し、ろ液を減圧留去した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し6−(4−
エトキシカルボニルピペリジノ)−3,4−ジヒドロカ
ルボスチリル750mgを得た。
ジヒドロカルボスチリル 5−(4−エトキシカルボニルピペリジノ)−2−ニト
ロケイ皮酸1.12g、5%パラジウムカーボン粉末2
00mgをエタノール10mlに懸濁し、水素気流中室
温で17時間撹拌した。反応終了後、5%パラジウムカ
ーボン粉末をろ取し、ろ液を減圧留去した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し6−(4−
エトキシカルボニルピペリジノ)−3,4−ジヒドロカ
ルボスチリル750mgを得た。
【0058】形 状:無色粉末 NMR(CDCl3,400MHz) δ:1.27(3H,t,J=7.1Hz),1.80
〜1.95(2H,m),2.00〜2.10(2H,
m),2.35〜2.45(1H,m),2.55〜
2.65(2H,m),2.70〜2.80(2H,
m),2.90〜3.00(2H,m),3.50〜
3.60(2H,m),4.16(2H,q,J=7.
1Hz),6.67(1H,d,J=8.4Hz),6
70〜680(2H,m),7.97(1H,brs) 融 点:175〜176℃
〜1.95(2H,m),2.00〜2.10(2H,
m),2.35〜2.45(1H,m),2.55〜
2.65(2H,m),2.70〜2.80(2H,
m),2.90〜3.00(2H,m),3.50〜
3.60(2H,m),4.16(2H,q,J=7.
1Hz),6.67(1H,d,J=8.4Hz),6
70〜680(2H,m),7.97(1H,brs) 融 点:175〜176℃
【0059】参考例 5 6−(4−エトキシカルボニル−4−メチルピペリジ
ノ)−3,4−ジヒドロカルボスチリル リチウム ジイソプロピルアミド(1.39mmol)
の無水テトラヒドロフラン溶液に6−(4−エトキシカ
ルボニルピペリジノ)−3,4−ジヒドロカルボスチリ
ル200mgの無水テトラヒドロフラン溶液3mlを−
78℃で滴下した。そのまま30分攪拌したのち、ヨウ
化メチル0.04mlを加え、室温に戻しながら2時間
攪拌した。反応終了後、飽和重曹水溶液を加え塩化メチ
レンで抽出した。飽和食塩水で洗浄し硫酸マグネシウム
で乾燥したのち溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにて精製し、6−(4−エト
キシカルボニル−4−メチルピペリジノ)−3,4−ジ
ヒドロカルボスチリル53mgを得た。
ノ)−3,4−ジヒドロカルボスチリル リチウム ジイソプロピルアミド(1.39mmol)
の無水テトラヒドロフラン溶液に6−(4−エトキシカ
ルボニルピペリジノ)−3,4−ジヒドロカルボスチリ
ル200mgの無水テトラヒドロフラン溶液3mlを−
78℃で滴下した。そのまま30分攪拌したのち、ヨウ
化メチル0.04mlを加え、室温に戻しながら2時間
攪拌した。反応終了後、飽和重曹水溶液を加え塩化メチ
レンで抽出した。飽和食塩水で洗浄し硫酸マグネシウム
で乾燥したのち溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにて精製し、6−(4−エト
キシカルボニル−4−メチルピペリジノ)−3,4−ジ
ヒドロカルボスチリル53mgを得た。
【0060】形 状:無色粉末 NMR(CDCl3,270MHz) δ:1.25(3H,s),1.27(3H,t,J=
7.1Hz),1.50〜1.80(2H,m),2.
24(2H,brd,J=13.7Hz),2.55〜
2.65(2H,m),2.80〜2.95(2H,
m),3.25〜3.40(2H,m),4.18(2
H,q,J=7.1Hz),6.66(1H,d,J=
8.2Hz),6.60〜6.90(2H,m),7.
85(1H,brs) 融 点:128〜131℃
7.1Hz),1.50〜1.80(2H,m),2.
24(2H,brd,J=13.7Hz),2.55〜
2.65(2H,m),2.80〜2.95(2H,
m),3.25〜3.40(2H,m),4.18(2
H,q,J=7.1Hz),6.66(1H,d,J=
8.2Hz),6.60〜6.90(2H,m),7.
85(1H,brs) 融 点:128〜131℃
【0061】参考例 6 6−(4−メトキシカルボニルピペリジノ)−3,4−
ジヒドロカルボスチリル イソニペコチン酸メチルを出発原料にして、参考例1か
ら参考例4と同様の方法により、6−(4−メトキシカ
ルボニルピペリジノ)−3,4−ジヒドロカルボスチリ
ルを得た。
ジヒドロカルボスチリル イソニペコチン酸メチルを出発原料にして、参考例1か
ら参考例4と同様の方法により、6−(4−メトキシカ
ルボニルピペリジノ)−3,4−ジヒドロカルボスチリ
ルを得た。
【0062】形 状:無色粉末 NMR(DMS0−d6,270MHz) δ:1.55〜1.75(2H,m),1.80〜1.
95(2H,m),2.30〜2.60(3H,m),
2.60〜2.75(2H,m),2.75〜2.85
(2H,m),3.40〜3.55(2H,m),3.
61(3H,s),6.60〜6.85(3H,m),
9.83(1H,brs) 融 点:192〜193℃
95(2H,m),2.30〜2.60(3H,m),
2.60〜2.75(2H,m),2.75〜2.85
(2H,m),3.40〜3.55(2H,m),3.
61(3H,s),6.60〜6.85(3H,m),
9.83(1H,brs) 融 点:192〜193℃
【0063】実施例 1 6−(4−エトキシカルボニルピペリジノ)−5−ニト
ロ−3,4,ジヒドロカルボスチリル 6−(4−エトキシカルボニルピペリジノ)−3,4−
ジヒドロカルボスチリル100mgを酢酸1mlに溶解
し、氷冷下で亜硝酸ナトリウム25mgを加え室温で7
時間攪拌した。反応終了後、溶媒を減圧下にて留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製
し、6−(4−エトキシカルボニルピペリジノ)−5−
ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチリル2mgを得
た。
ロ−3,4,ジヒドロカルボスチリル 6−(4−エトキシカルボニルピペリジノ)−3,4−
ジヒドロカルボスチリル100mgを酢酸1mlに溶解
し、氷冷下で亜硝酸ナトリウム25mgを加え室温で7
時間攪拌した。反応終了後、溶媒を減圧下にて留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製
し、6−(4−エトキシカルボニルピペリジノ)−5−
ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチリル2mgを得
た。
【0064】形 状:橙色粉末 NMR(CDCl3,400MHz) δ:1.26(3H,t,J=7.1Hz),1.80
〜1.90(2H,m),1,90〜2.00(2H,
m),2.35〜2.45(1H,m),2.60〜
2.70(2H,m),2.70〜2.76(2H,
m),2.85〜2.90(2H,m),3.05〜
3.15(2H,m),4.15(2H,q,J=7.
1Hz),6.85(1H,d,J=8.6Hz),
7.11(1H,d,J=8.6Hz),8.39(1
H,brs) 融 点:208〜209℃
〜1.90(2H,m),1,90〜2.00(2H,
m),2.35〜2.45(1H,m),2.60〜
2.70(2H,m),2.70〜2.76(2H,
m),2.85〜2.90(2H,m),3.05〜
3.15(2H,m),4.15(2H,q,J=7.
1Hz),6.85(1H,d,J=8.6Hz),
7.11(1H,d,J=8.6Hz),8.39(1
H,brs) 融 点:208〜209℃
【0065】実施例 2 6−(4−メトキシカルボニルピペリジノ)−5−ニト
ロ−3,4−ジヒドロカルボスチリル 6−(4−メトシカルボニルピペリジノ)−3,4−ジ
ヒドロカルボスチリルを実施例1の方法でニトロ化し、
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより分離精製
し、6−(4−メトキシカルボニルピペリジノ)−5−
ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチリルを得た。
ロ−3,4−ジヒドロカルボスチリル 6−(4−メトシカルボニルピペリジノ)−3,4−ジ
ヒドロカルボスチリルを実施例1の方法でニトロ化し、
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより分離精製
し、6−(4−メトキシカルボニルピペリジノ)−5−
ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチリルを得た。
【0066】形 状:無色針状晶 NMR(CDCl3,270MHz) δ:1.80〜2.00(4H,m),2.30〜2.
45(1H,m),2.60〜2.80(4H,m),
2.80〜2.95(2H,m),3.05〜3.16
(2H,m),3.70(3H,s),6.81(1
H,d,J=8Hz),7.12(1H,d,J=8H
z),7.85(1H,brs) 融 点:239〜240℃
45(1H,m),2.60〜2.80(4H,m),
2.80〜2.95(2H,m),3.05〜3.16
(2H,m),3.70(3H,s),6.81(1
H,d,J=8Hz),7.12(1H,d,J=8H
z),7.85(1H,brs) 融 点:239〜240℃
【0067】実施例 3 6−(4−カルボキシピペリジノ)−5−ニトロ−3,
4−ジヒドロカルボスチリル 6−(4−メトキシカル
ボニルピペリジノ)−5−ニトロ−3,4−ジヒドロカ
ルボスチリル5mgをメタノール0.5mlに懸濁し1
規定水酸化ナトリウム水溶液0.02mlを加え60℃
で2時間攪拌した。反応終了後、氷冷下で1規定塩酸
0.02mlを加え析出物をろ取した。エタノールで洗
浄後減圧下で乾燥し6−(4−カルボキシピペリジノ)
−5−ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチリル2mg
を得た。
4−ジヒドロカルボスチリル 6−(4−メトキシカル
ボニルピペリジノ)−5−ニトロ−3,4−ジヒドロカ
ルボスチリル5mgをメタノール0.5mlに懸濁し1
規定水酸化ナトリウム水溶液0.02mlを加え60℃
で2時間攪拌した。反応終了後、氷冷下で1規定塩酸
0.02mlを加え析出物をろ取した。エタノールで洗
浄後減圧下で乾燥し6−(4−カルボキシピペリジノ)
−5−ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチリル2mg
を得た。
【0068】形 状:淡黄色粉末 NMR(DMSO−d6,400MHz) δ:1.30〜1.55(2H,m),1.65〜1.
80(2H,m),2.10〜2.30(1H,m),
2.30〜2.40(2H,m),2.50〜2.70
(4H,m),2.75〜2.85(2H,m),6.
88(1H,d,J=8Hz),7.18(1H,d,
J=8Hz),10.23(1H,brs) 融 点:263〜266℃(分解)
80(2H,m),2.10〜2.30(1H,m),
2.30〜2.40(2H,m),2.50〜2.70
(4H,m),2.75〜2.85(2H,m),6.
88(1H,d,J=8Hz),7.18(1H,d,
J=8Hz),10.23(1H,brs) 融 点:263〜266℃(分解)
【0069】実施例 4 6−(4−イソプロポキシカルボニルピペリジノ)−5
−ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチリル 6−(4−カルボキシピペリジノ)−5−ニトロ−3,
4−ジヒドロカルボスチリル55mgを2−プロパノー
ル2mlに懸濁し濃硫酸3mgを加え、2時間加熱還流
した。反応終了後、水を加えクロロホルムで抽出した。
1N−水酸化ナトリウム水溶液で洗ったのち、硫酸マグ
ネシウムで乾燥し溶媒を減圧留去した。クロロホルム−
エチルエーテルから再結晶し、6−(4−イソプロポキ
シカルボニルピペリジノ)−5−ニトロ−3,4−ジヒ
ドロカルボスチリル32mgを得た。
−ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチリル 6−(4−カルボキシピペリジノ)−5−ニトロ−3,
4−ジヒドロカルボスチリル55mgを2−プロパノー
ル2mlに懸濁し濃硫酸3mgを加え、2時間加熱還流
した。反応終了後、水を加えクロロホルムで抽出した。
1N−水酸化ナトリウム水溶液で洗ったのち、硫酸マグ
ネシウムで乾燥し溶媒を減圧留去した。クロロホルム−
エチルエーテルから再結晶し、6−(4−イソプロポキ
シカルボニルピペリジノ)−5−ニトロ−3,4−ジヒ
ドロカルボスチリル32mgを得た。
【0070】形 状:淡橙色粉末 NMR(DMSO−d6,400MHz) δ:1.19(6H,d,J=6.3Hz),1.45
〜1.65(2H,m),1.80〜1.90(2H,
m),2.30〜2.45(1H,m),2.45〜
2.55(2H,m),2.65〜2.80(4H,
m),2.90〜3.00(2H,m),4.85〜
5.00(1H,m),7.00(1H,d,J=8.
6Hz),7.30(1H,d,J=8.6Hz),1
0.35(1H,brs) 融 点:191〜194℃
〜1.65(2H,m),1.80〜1.90(2H,
m),2.30〜2.45(1H,m),2.45〜
2.55(2H,m),2.65〜2.80(4H,
m),2.90〜3.00(2H,m),4.85〜
5.00(1H,m),7.00(1H,d,J=8.
6Hz),7.30(1H,d,J=8.6Hz),1
0.35(1H,brs) 融 点:191〜194℃
【0071】実施例 5 6−(4−エトキシカルボニル−4−メチルピペリジ
ノ)−5−ニトロ−3,4,ジヒドロカルボスチリル 6−(4−エトキシカルボニル−4−メチルピペリジ
ノ)−3,4−ジヒドロカルボスチリルを出発原料にし
て実施例1と同様に実施し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィーを用いて分離精製することにより、6−(4
−エトキシカルボニル−4−メチルピペリジノ)−5−
ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチリルを得た。
ノ)−5−ニトロ−3,4,ジヒドロカルボスチリル 6−(4−エトキシカルボニル−4−メチルピペリジ
ノ)−3,4−ジヒドロカルボスチリルを出発原料にし
て実施例1と同様に実施し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィーを用いて分離精製することにより、6−(4
−エトキシカルボニル−4−メチルピペリジノ)−5−
ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチリルを得た。
【0072】形 状:淡橙色粉末 NMR(CDCl3,270MHz) δ:1.22(3H,s),1.28(3H,t,J=
7.1Hz),1.50〜1.80(2H,m),2.
18(2H,brd,J=13.2Hz),2.60〜
2.70(2H,m),2.70〜2.82(2H,
m),2.82〜2.92(2H,m),2.92〜
3.05(2H,m),4.18(2H,q,J=7.
1Hz),6.81(1H,d,J=8.2Hz),
7.13(1H,d,J=8.2Hz),8.00(1
H,brs) 融 点:174〜176℃
7.1Hz),1.50〜1.80(2H,m),2.
18(2H,brd,J=13.2Hz),2.60〜
2.70(2H,m),2.70〜2.82(2H,
m),2.82〜2.92(2H,m),2.92〜
3.05(2H,m),4.18(2H,q,J=7.
1Hz),6.81(1H,d,J=8.2Hz),
7.13(1H,d,J=8.2Hz),8.00(1
H,brs) 融 点:174〜176℃
【0073】実施例 6 6−(4−(N−メチルカルバモイル)ピペリジノ)−
5−ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチリル 6−(4−カルボキシピペリジノ)−5−ニトロ−3,
4−ジヒドロカルボスチリル30mgとメチルアミン塩
酸塩7mgを無水N,N−ジメチルホルムアミド1ml
に溶解し、氷冷下でトリエチルアミン0.05mlを加
え、次いでシアノリン酸ジエチル0.014mlを加え
室温に戻しながら12時間撹拌した。反応終了後、飽和
重曹水を加え塩化メチレンで抽出した。飽和食塩水で洗
浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーにて精製し、6−(4−(N−メ
チルカルバモイル)ピペリジノ)−5−ニトロ−3,
4,ジヒドロカルボスチリル18mgを得た。
5−ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチリル 6−(4−カルボキシピペリジノ)−5−ニトロ−3,
4−ジヒドロカルボスチリル30mgとメチルアミン塩
酸塩7mgを無水N,N−ジメチルホルムアミド1ml
に溶解し、氷冷下でトリエチルアミン0.05mlを加
え、次いでシアノリン酸ジエチル0.014mlを加え
室温に戻しながら12時間撹拌した。反応終了後、飽和
重曹水を加え塩化メチレンで抽出した。飽和食塩水で洗
浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーにて精製し、6−(4−(N−メ
チルカルバモイル)ピペリジノ)−5−ニトロ−3,
4,ジヒドロカルボスチリル18mgを得た。
【0074】形 状:黄色粉末 NMR(CDCl3,270MHz) δ:1.70〜1.87(2H,m),1.87〜2.
00(2H,m),2.15〜2.26(1H,m),
2.60〜2.68(2H,m),2.68〜2.80
(2H,m),2.80〜2.95(5H,m),3.
15〜3.22(2H,m),5.45〜5.55(1
H,m),6.81(1H,d,J=9Hz),7.1
2(1H,d,J=9Hz),7.74(1H,br
s) 融 点:240〜243℃
00(2H,m),2.15〜2.26(1H,m),
2.60〜2.68(2H,m),2.68〜2.80
(2H,m),2.80〜2.95(5H,m),3.
15〜3.22(2H,m),5.45〜5.55(1
H,m),6.81(1H,d,J=9Hz),7.1
2(1H,d,J=9Hz),7.74(1H,br
s) 融 点:240〜243℃
【0075】実施例 7 6−(4−(N−エチルカルバモイル)ピペリジノ)−
5−ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチリル 6−(4−カルボキシピペリジノ)−5−ニトロ−3,
4−ジヒドロカルボスチリルとエチルアミン塩酸塩を用
い、実施例6と同様の方法を実施し6−(4−(N−エ
チルカルバモイル)ピペリジノ)−5−ニトロ−3,4
−ジヒドロカルボスチリルを得た。
5−ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチリル 6−(4−カルボキシピペリジノ)−5−ニトロ−3,
4−ジヒドロカルボスチリルとエチルアミン塩酸塩を用
い、実施例6と同様の方法を実施し6−(4−(N−エ
チルカルバモイル)ピペリジノ)−5−ニトロ−3,4
−ジヒドロカルボスチリルを得た。
【0076】形 状:黄色粉末 NMR(DMSO,400MHz) δ:1.06(3H,t,J=7.2Hz),1.55
〜1.80(4H,m),2.15〜2.25(1H,
m),2.50〜2.60(2H,m),2.65〜
2.85(4H,m),3.00〜3.15(4H,
m),7,06(1H,δ,J=8.6Hz),7.3
8(1H,δ,J=8.6Hz),7.83(1H,
t,J=5.4Hz),10.41(1H,s) 融 点:26o〜265℃(分解)
〜1.80(4H,m),2.15〜2.25(1H,
m),2.50〜2.60(2H,m),2.65〜
2.85(4H,m),3.00〜3.15(4H,
m),7,06(1H,δ,J=8.6Hz),7.3
8(1H,δ,J=8.6Hz),7.83(1H,
t,J=5.4Hz),10.41(1H,s) 融 点:26o〜265℃(分解)
【0077】実施例 8 6−(4−(N,N−ジメチルカルバモイル)ピペリジ
ノ)−5−ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチリル 6−(4−カルポキシピペリジノ)−5−ニトロ−3,
4−ジヒドロカルボスチリルと塩酸ジメチルアミンを用
い、実施例6と同様の方法を実施し6−(4−(N,N
−ジメチルカルバモイル)ピペリジノ)−5−ニトロ−
3,4−ジヒドロカルボスチリルを得た。
ノ)−5−ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチリル 6−(4−カルポキシピペリジノ)−5−ニトロ−3,
4−ジヒドロカルボスチリルと塩酸ジメチルアミンを用
い、実施例6と同様の方法を実施し6−(4−(N,N
−ジメチルカルバモイル)ピペリジノ)−5−ニトロ−
3,4−ジヒドロカルボスチリルを得た。
【0078】形 状:白色粉末 NMR(CDCl3,270MHz) δ:1.70〜2.05(4H,m),2.55〜3.
30(15H,m),6.82(1H,δ,J=8.9
Hz),7.12(1H,d,J=8.9Hz),8.
01(1H,brs) 融 点:289〜292℃(分解)
30(15H,m),6.82(1H,δ,J=8.9
Hz),7.12(1H,d,J=8.9Hz),8.
01(1H,brs) 融 点:289〜292℃(分解)
【0079】実施例 9 6−(4−(N−ベンジルカルバモイル)ピペリジノ)
−5−ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチリル 6−(4−カルボキシピペリジノ)−5−ニトロ−3,
4−ジヒドロカルボスチリルとベンジルアミンを用い、
実施例6と同様の方法を実施し6−(4−(N−ベンジ
ルカルバモイル)ピペリジノ)−5−ニトロ−3,4−
ジヒドロカルボスチリルを得た。
−5−ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチリル 6−(4−カルボキシピペリジノ)−5−ニトロ−3,
4−ジヒドロカルボスチリルとベンジルアミンを用い、
実施例6と同様の方法を実施し6−(4−(N−ベンジ
ルカルバモイル)ピペリジノ)−5−ニトロ−3,4−
ジヒドロカルボスチリルを得た。
【0080】形 状:白色粉末 NMR(DMSO,400MHz) δ:1.65〜1.95(4H,s),2.35〜2.
45(1H,m,),2.55〜2.65(2H,
m),2.75〜2,90(4H,m),3.05〜
3.15(2H,m),4.39(2H,δ,J=5.
8Hz),7.13(1H,δ,J=8.7Hz),
7.30〜7.50(6H,m),8.43(1H,
t,J=5.8Hz),10.45(1H,s) 融 点:288〜289℃
45(1H,m,),2.55〜2.65(2H,
m),2.75〜2,90(4H,m),3.05〜
3.15(2H,m),4.39(2H,δ,J=5.
8Hz),7.13(1H,δ,J=8.7Hz),
7.30〜7.50(6H,m),8.43(1H,
t,J=5.8Hz),10.45(1H,s) 融 点:288〜289℃
【0081】実施例 10 6−(4−(N−ベンジル−N−メチルカルバモイル)
ピペリジノ)−5−ニトロ−3,4−ジヒドロカルボス
チリル 6−(4−カルボキシピペリジノ)−5−ニトロ−3,
4−ジヒドロカルボスチリルとN−ベンジル−N−メチ
ルアミンを用い、実施例6と同様の方法を実施し6−
(4−(N−ベンジル−N−メチルカルバモイル)ピペ
リジノ)−5−ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチリ
ルを得た。
ピペリジノ)−5−ニトロ−3,4−ジヒドロカルボス
チリル 6−(4−カルボキシピペリジノ)−5−ニトロ−3,
4−ジヒドロカルボスチリルとN−ベンジル−N−メチ
ルアミンを用い、実施例6と同様の方法を実施し6−
(4−(N−ベンジル−N−メチルカルバモイル)ピペ
リジノ)−5−ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチリ
ルを得た。
【0082】形 状:淡橙色粉末 NMR(CDCl3,400MHz) δ:1.70〜1.85(2H,m),1.95〜2.
10(2H,m),2.55〜3.00(10H,
m),3.10〜3.25(2H,m),4.58
(0.8H,s),4.60(1.2H,s),6.7
5〜6.85(1H,m),7.00〜7.40(6
H,m),7.75〜7.85(1H,brd,) 融 点:209〜211℃
10(2H,m),2.55〜3.00(10H,
m),3.10〜3.25(2H,m),4.58
(0.8H,s),4.60(1.2H,s),6.7
5〜6.85(1H,m),7.00〜7.40(6
H,m),7.75〜7.85(1H,brd,) 融 点:209〜211℃
【0083】実施例 11 6−(4−カルバモイルピペリジノ)−5−ニトロ−
3,4−ジヒドロカルボスチリル 6−(4−メトキシカルボニルピペリジノ)−5−ニト
ロ−3,4−ジヒドロカルボスチリル25mgをメタノ
ール1mlに溶解し、28%アンモニア水0.5mlを
加え封管中80℃で18時間加熱撹拌した。反応終了
後、減圧下に溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィーにて精製し、6−(4−カルバモイルピペリ
ジノ)−5−ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチリル
12mgを得た。
3,4−ジヒドロカルボスチリル 6−(4−メトキシカルボニルピペリジノ)−5−ニト
ロ−3,4−ジヒドロカルボスチリル25mgをメタノ
ール1mlに溶解し、28%アンモニア水0.5mlを
加え封管中80℃で18時間加熱撹拌した。反応終了
後、減圧下に溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィーにて精製し、6−(4−カルバモイルピペリ
ジノ)−5−ニトロ−3,4−ジヒドロカルボスチリル
12mgを得た。
【0084】形 状:淡橙色粉末 NMR(DMSO,400MHz) δ:1.60〜1.90(4H,m),2.20〜2.
40(1H,m),2.50〜3.20(8H,m),
6.84(1H,s),7.12(1H,d,J=8.
6Hz),7.36(1H,s),7.43(1H,
d,J=8.6Hz),10.44(1H,s) 融 点:252〜255℃(分解)
40(1H,m),2.50〜3.20(8H,m),
6.84(1H,s),7.12(1H,d,J=8.
6Hz),7.36(1H,s),7.43(1H,
d,J=8.6Hz),10.44(1H,s) 融 点:252〜255℃(分解)
【0085】実施例 12 5−クロル−6−(4−エトキシカルボニルピペリジ
ノ)−3,4−ジヒドロカルボスチリル 6−(4−エトキシカルボニルピペリジノ)−3,4−
ジヒドロカルボスチリル100mgとN−クロルコハク
酸イミド44mgをクロロホルム1.5mlに溶解し1
6時間攪拌した。反応終了後、飽和重曹水を加え塩化メ
チレンで抽出した。飽和食塩水で洗浄し硫酸マグネシウ
ムで乾燥したのち溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにて精製し、5−クロル−
6−(4−エトキシカルボニルピペリジノ)−3,4−
ジヒドロカルボスチリル9mgを得た。
ノ)−3,4−ジヒドロカルボスチリル 6−(4−エトキシカルボニルピペリジノ)−3,4−
ジヒドロカルボスチリル100mgとN−クロルコハク
酸イミド44mgをクロロホルム1.5mlに溶解し1
6時間攪拌した。反応終了後、飽和重曹水を加え塩化メ
チレンで抽出した。飽和食塩水で洗浄し硫酸マグネシウ
ムで乾燥したのち溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにて精製し、5−クロル−
6−(4−エトキシカルボニルピペリジノ)−3,4−
ジヒドロカルボスチリル9mgを得た。
【0086】形 状:無色粉末 NMR(CDCl3,400MHz) δ:1.28(3H,t,J=7.1Hz),1.90
〜2.06(4H,m),2.35〜2.50(1H,
m),2.55〜2.72(4H,m),3.05〜
3.15(2H,m),3.20〜3.30(2H,
m),4.17(2H,q,J=7.1Hz),6.6
0(1H,d,J=8.5Hz),6.89(1H,
d,J=8.5Hz),7.64(1H,brs) 融 点:202〜203℃
〜2.06(4H,m),2.35〜2.50(1H,
m),2.55〜2.72(4H,m),3.05〜
3.15(2H,m),3.20〜3.30(2H,
m),4.17(2H,q,J=7.1Hz),6.6
0(1H,d,J=8.5Hz),6.89(1H,
d,J=8.5Hz),7.64(1H,brs) 融 点:202〜203℃
【0087】実施例 1 3 アデノシン二リン酸(ADP)誘発血小板凝集阻害
作 用 日本白色雄性家兎の総頚動脈より、無麻酔下に3.
8%クエン酸ナトリウム溶液1容に対して血液9容を採
取し、1000rpmで10分間遠心分離して得た上澄
を多血小板血漿(PRP)とした。このPRPを用い
て、ADP20μMによる血小板の凝集をアグリゴメー
ター(二光バイオサイエンス社製)によって測定した。
作 用 日本白色雄性家兎の総頚動脈より、無麻酔下に3.
8%クエン酸ナトリウム溶液1容に対して血液9容を採
取し、1000rpmで10分間遠心分離して得た上澄
を多血小板血漿(PRP)とした。このPRPを用い
て、ADP20μMによる血小板の凝集をアグリゴメー
ター(二光バイオサイエンス社製)によって測定した。
【0088】結果は本発明化合物を1分間前処理した場
合に、血小板の凝集を50%阻害するに必要な濃度(I
C50:μM)で示した。
合に、血小板の凝集を50%阻害するに必要な濃度(I
C50:μM)で示した。
【0089】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌田 晃爾 長野県南安曇郡穂高町大字柏原4509 キッ セイ第三青友寮
Claims (1)
- 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中のRはニトロ基またはハロゲン原子であり、R1
はカルボキシ基、低級アルコキシカルボニル基、カルバ
モイル基、モノ低級アルキル置換カルバモイル基、ジ低
級アルキル置換カルバモイル基、モノアラルキル置換カ
ルバモイル基またはアラルキル置換低級アルキル置換カ
ルバモイル基であり、R2は水素原子、メチル基または
エチル基である)で表されるピペリジノ−3,4−ジヒ
ドロカルボスチリル誘導体およびその薬理学的に許容さ
れる塩。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12645793A JPH06298757A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | ピペリジノ−3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12645793A JPH06298757A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | ピペリジノ−3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06298757A true JPH06298757A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=14935701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12645793A Pending JPH06298757A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | ピペリジノ−3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06298757A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5585385A (en) * | 1993-11-10 | 1996-12-17 | Takeda Chemical Industries, Ltd. | Heterocyclic compounds, their production and use as tachykinin reactor antagonists |
US6673817B1 (en) * | 1999-05-24 | 2004-01-06 | Millennium Pharmaceuticals, Inc. | Inhibitors of factor Xa |
-
1993
- 1993-04-15 JP JP12645793A patent/JPH06298757A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5585385A (en) * | 1993-11-10 | 1996-12-17 | Takeda Chemical Industries, Ltd. | Heterocyclic compounds, their production and use as tachykinin reactor antagonists |
US6673817B1 (en) * | 1999-05-24 | 2004-01-06 | Millennium Pharmaceuticals, Inc. | Inhibitors of factor Xa |
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