JPH0629836U - 平版印刷インキ容器 - Google Patents

平版印刷インキ容器

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JPH0629836U
JPH0629836U JP071370U JP7137092U JPH0629836U JP H0629836 U JPH0629836 U JP H0629836U JP 071370 U JP071370 U JP 071370U JP 7137092 U JP7137092 U JP 7137092U JP H0629836 U JPH0629836 U JP H0629836U
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JP
Japan
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container
printing ink
plastic film
lithographic printing
drum
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Application number
JP071370U
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English (en)
Inventor
力 斎藤
Original Assignee
株式会社ティ−アンドケイ東華
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的は、紙製容器ファイバ−ドラム
に耐油性のあるプラスチック製内袋を組み合わせた、従
来の内容量20リットル・鋼板製ストレ−トペ−ル缶に
替わる平版印刷インキ容器の提供である。 【構成】 本考案は、必要に応じ把手を付けたファイバ
−ドラムと、プラスチックフィルム製内袋と、インキ表
面にかぶせるプラスチックフィルム製パ−チと、ウレタ
ン製パッキンからなる平版印刷インキ容器によって、フ
ァイバ−ドラムへのインキ付着防止、使用後分別処理、
インキ表面被膜形成防止が可能である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は容器の廃棄処理を容易にした事を特徴とした、容積20リットル・ 鋼板製ストレ−トペ−ル缶に替わる容器で、平版印刷インキを入れる為に用いる ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より平版印刷インキに使用されている20リットル容器には、一般に鋼板 製またはプラスチック製のものが用いられている。そして、これら容器の使用後 は、内容物である平版印刷インキが容器に付着しており、産業廃棄物業者が引き 取らない。また引き取る産業廃棄物業者を捜すのに苦労している。そして年々処 理経費が増大している。これら問題の改善が平版印刷業者より強く要望されてい る。この様なことから種々の改良が行われているが、以下の問題により解決する ことが出来なかった。
【0003】 例えば、従来の容器にプラスチックフィルム製の内袋を用いて、容器を内容物 で汚れないようにし、容器のリタ−ナブル化を試みたが、容器の回収が困難であ り、容器外面の汚れ、容器の破損が問題となり実用に至らなかった。
【0004】 20リットル・ストレ−トペ−ル缶に入った平版印刷インキは、印刷所に於い てインキ自動供給装置に設置使用される為、装置サイズに、容器の高さ及び内径 があわなければならない。また平版枚葉印刷インキは酸化重合により、空気と接 触するインキ表面および酸素透過性材質に接触するインキ表面に被膜が形成され 、印刷時にこの酸化重合被膜により障害が起こる。従って平版枚葉印刷インキに 用いる容器は、この酸化重合を防ぐ酸素バリヤ−性のある材質でなければならな い。平版印刷インキに含まれる油分により容器が変形したり、油分が漏れないよ う、耐油性の材質でなければならない。また平版印刷インキは消防法危険物法令 で可燃性個体類に分類され、法令で定める材質からなる容器でなければならない 。これら条件を満たし、容器内容物の使用後に、容器の廃棄処分が容易な容器が 現在ない。
【0005】 また、ファイバ−ドラムには通常は把手がなく、一部にはファイバ−ドラム本 体に穴をあけ、そこに紐を通し内側で結び目をつくり、把手にしている物がある が、これではインキ自動供給装置が紐の結び目に引っ掛かり、装置が使えない。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
従って本考案は、従来の平版印刷インキを入れるストレ−トペ−ル缶に替わる 容器を提供することにより、上記問題点を解決しようとするものである。即ち、 インキ自動供給装置にサイズが合い、装置の圧力に耐えられ、耐油性があり、容 器の廃棄処分が容易であり、把手があり持ち易く、平版枚葉印刷インキについて はインキの酸化重合を防止出来る容器であって、これら条件を満たしかつ消防法 危険物法令に則した材質の組み合わせによる容器を提供しようとするものである 。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は平版印刷インキ用ストレ−トペ−ル缶に替わる容器について鋭意検 討を重ねた結果、消防法危険物法令で認めるプラスチックフィルム製の袋を紙製 ファイバ−ドラムの内側に用いることにより、ファイバ−ドラムには無い耐油性 をファイバ−ドラム容器に与え、かつ容器使用後に容器の廃棄処分が容易にでき る容器を達成したものである。また特に平版枚葉印刷インキには酸素バリヤ−性 を得る事ができるという特徴も有している。好ましくは、本考案はファイバ−ド ラムと、プラスチックフィルム製内袋と、プラスチックフィルム製パ−チと、ウ レタン製パッキンとの組み合わせ、又は更にこれらとファイバ−ドラムへの把手 からなり、この構成によって前述の種々の問題が解決できることを見いだした。
【0008】 以下、本考案を図面について説明する。ストレ−トペ−ル缶と同容量、同直径 の円筒ファイバ−ドラム5を用い、ファイバ−ドラム5内に耐油性をもったプラ スチックフィルム製内袋4を、余った部分がファイバ−ドラム5の上端を越えて 折り返されるようにして入れ、内袋4の中に内容物である平版印刷インキを充填 する。ドラム5の上端よりは低い水準まで充填されたインキ表面に耐油性をもっ たプラスチックフィルム製パ−チ3を、余った部分がファイバ−ドラム5の上端 を越えるようにして貼り付ける。弾性をもったポリウレタン製パッキン2の棒状 のものを曲げて輪状にし、容器内に置き、容器内側よりプラスチックフィルム製 パ−チ3およびプラスチックフィルム製内袋4をファイバ−ドラムの内壁面へポ リウレタンの弾力性により押しつける。ファイバ−ドラム蓋1をしたときに、そ の下表面(内側面)とプラスチックフィルム製パ−チ3とポリウレタン製パッキ ン2とにより間隙ができるので、プラスチックフィルム製内袋4およびプラスチ ックフィルム製パ−チ3の外にでている余った部分を内側に折畳み、上部よりフ ァイバ−ドラム蓋1を被せ、ガムテ−プでファイバ−ドラム蓋1とファイバ−ド ラム5を固定させる。これにより、容器に直接インキが付着することが防げ、容 器の使用後、ポリウレタン製パッキン2・プラスチックフィルム製パ−チ3・プ ラスチックフィルム製内袋とファイバ−ドラム蓋1・ファイバ−ドラム5を容易 に分別処理することができて、容器使用後の処理の問題が解決できる。プラスチ ックフィルム製内袋4とプラスチックフィルム製パ−チ3については、平版枚葉 印刷インキの容器として用いる場合、耐油性であり且つ酸素バリヤ−性のあるプ ラスチックフィルムの材質を使用することにより、平版枚葉印刷インキ表面の被 膜形成が防げる。
【0010】 ファイバ−ドラムには通常把手が無く、運搬時に困難がある。本案ではこの問 題を、平布製の紐を把手6としてホチキスまたはリベットや粘着テ−プでファイ バ−ドラム本体5に付けることで解決した。
【0011】
【考案の作用及び効果】
本考案の容器をKGK製インキ自動供給装置(20リッタ−ペ−ル缶用)に設 置しテストを行なった。この結果インキ自動供給装置への着脱および運転には何 ら問題はなく、インキ自動供給装置は正常に作動し、本考案によるサイズおよび プラスチックフィルム製内袋の使用で何ら問題なくインキ自動供給装置が使用で きるものであった。 平版印刷インキに含まれる油分の漏れ、および油分の漏れ による容器の変形は、プラスチックフィルム製内袋、プラスチックフィルム製パ −チを用いる事により防止できるという効果があった。
【0012】 平版枚葉印刷インキの酸化重合による被膜形成は、酸素バリヤ−性のあるプラ スチックフィルム製内袋及び、酸素バリヤ−性のあるプラスチックフィルム製パ −チを用いる事により防止できるという効果があった。
【0013】 プラスチックフィルム製内袋を用いる事により、インキ自動供給装置にてイン キの使用を終了したときのインキの残量が、従来のペ−ル缶より500〜800 g少なくなるという効果もあった。
【0014】 本考案の容器の処理については、内容物の平版印刷インキの使用後、プラスチ ックフィルム製内袋及び、プラスチックフィルム製パ−チおよびポリウレタン製 パッキンを除き、印刷業者で発生した印刷時のヤレ紙といっしょに再生紙業者に 売却処分ができる効果がある。このことにより紙製のファイバ−ドラムを再生紙 にし資源の有効利用ができるとともに、平版印刷業者の容器処理を容易にし、且 つ容器処理経費をなくすることができる。プラスチックフィルム製内袋とプラス チックフィルム製パ−チ、およびポリウレタン製パッキンは通常の可燃性ゴミと して処理することができる。
【図面の簡単な説明】
図1は本考案の容器を分解した斜視図 図2は本考案の容器に平版インキを充填した状態の断面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙製容器ファイバ−ドラムに耐油性のあ
    るプラスチック製内袋を組み合わせた、従来の内容量2
    0リットル・鋼板製ストレ−トペ−ル缶に替わる平版印
    刷インキ容器。
  2. 【請求項2】 前述ファイバ−ドラム容器に把手を付け
    持ち易くした容器。
JP071370U 1992-09-21 1992-09-21 平版印刷インキ容器 Pending JPH0629836U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07329929A (ja) * 1994-06-02 1995-12-19 Godo Ink Kk 印刷用インキ、塗料等の充填包装方法と装置および充填包装用容器
JP2006069657A (ja) * 2004-09-06 2006-03-16 Nakayama Kogyo Kk ドラム缶用キャップ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0327804U (ja) * 1989-07-25 1991-03-20

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