JPH0629755A - 前置増幅器 - Google Patents

前置増幅器

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JPH0629755A
JPH0629755A JP20731792A JP20731792A JPH0629755A JP H0629755 A JPH0629755 A JP H0629755A JP 20731792 A JP20731792 A JP 20731792A JP 20731792 A JP20731792 A JP 20731792A JP H0629755 A JPH0629755 A JP H0629755A
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preamplifier
input
voltage
diode
parallel
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JP20731792A
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Miyo Miyashita
美代 宮下
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/60Receivers
    • H04B10/66Non-coherent receivers, e.g. using direct detection
    • H04B10/69Electrical arrangements in the receiver
    • H04B10/693Arrangements for optimizing the preamplifier in the receiver
    • H04B10/6931Automatic gain control of the preamplifier
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/04Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements with semiconductor devices only
    • H03F3/08Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements with semiconductor devices only controlled by light
    • H03F3/087Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements with semiconductor devices only controlled by light with IC amplifier blocks

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単に、入力ダイナミックレンジを拡大化でき
るだけでなく、実質的な帰還抵抗値の切り換わる入力信
号レベルを調整できる前置増幅器を得る。 【構成】 電圧増幅器2に並列に接続した2つの互いに
直列接続された帰還抵抗3a,3bの帰還抵抗3bに対
して、それらのアノードが電圧増幅器2の入力側に、そ
られのカソードが電圧増幅器2の出力側となるように、
複数の互いに直列接続されたダイオード7a,7bを並
列に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、前置増幅器に関し、
特に、光リンクシステム等に使用される光受信器を構成
する前置増幅器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来のトランスインピーダン
ス型の前置増幅器を使用した光受信器の構成を示すブロ
ック図であり、図において、10は光受信器であり、該
光受信器10は、トランスインピーダンス型前置増幅器
1と、該トランスインピーダンス型前置増幅器1の入力
に、そのP電極が接続されたホトダイオード5とから構
成されている。そして、トランスインピーダンス型前置
増幅器1は、電圧増幅器2と該電圧増幅器2に外付けさ
れた、即ち、該電圧増幅器2の入力と出力との間に並列
に接続され、該電圧増幅器2の出力信号の一部を、入力
側へ帰還させる帰還抵抗3とから構成されている。尚、
図中、符号4,6は入力端子と出力端子であり、Pout
は光、Iinはホトダイオード5からの電流信号、Vout
は前置増幅器1から出力される電圧信号を示している。
【0003】次に、動作について説明する。フォトダイ
オード5に入射した光Pout は、該フォトダイオード5
によって電流信号Iinに変換され、入力端子4から前置
増幅器1に入力される。そして、この電流信号Iinは電
圧増幅器2の入力インピーダンスが十分高い場合は、帰
還抵抗3に流れ込み、この時の出力電圧振幅△Vout は
電圧増幅器2の利得が十分高い場合、帰還抵抗3の値を
Rf〔Ω〕とすると、下記の式(1) で表される。 △Vout =△Iin・Rf ……(1)
【0004】また、ホトダイオード5と前置増幅器1と
で構成される光受信器10の雑音は、入力換算雑音電流
密度(単位:〔A/√HZ〕)で表わされるが、この雑
音は帰還抵抗3による熱雑音とFETのチャネル雑音で
支配され、帰還抵抗3による熱雑音/iRF(単位:A2
/√HZ)は下記の式(2) で表される(式中、Tは絶対
温度,Rはボルツマン定数である)。
【0005】
【数1】
【0006】一方、上記光受信器10の3dB帯域(f
3 dB)は、ホトダイオード5の容量をCpd,前置増幅
器1の入力容量をCin,電圧増幅器2の電圧利得をAと
すると、下記の式(3) で表される。
【0007】
【数2】
【0008】これらの式より、上記ホトダイオート5と
前置増幅器1とで構成される光受信器10の感度を向上
させるためには、必要な帯域を確保した上で、前置増幅
器1の帰還抵抗3における帰還抵抗値Rfを大きくして
前置増幅器1の感度を向上させるとよいことがわかる。
【0009】ところで、図12は、上記前置増幅器1の
入力電流振幅の変化に対する出力電圧振幅の変化特性を
示す図であり、図中黒丸−黒丸は伝送速度622Mb/
sにおいて、帰還抵抗値Rfを2.2kΩとした時の入
力電流振幅の変化に対する出力電圧振幅の変化を、図中
×−×は伝送速度622Mb/sにおいて、帰還抵抗値
Rfを200Ωとした時の入力電流振幅の変化に対する
出力電圧振幅の変化をそれぞれ示しており、また、図1
3〜図16は帰還抵抗値Rfを2.2kΩとした時の、
入力電流振幅の変化に対する出力電圧波形の変化を示し
た図であり、図13〜図16は、それぞれ入力電流振幅
が0.2mAp−p,0.5mAp−p、1mAp−
p,2mAp−pの時の電圧波形を示している。これら
の図より、上記前置増幅器1の帰還抵抗3の帰還抵抗値
Rfを大きくすることは、上述したように前置増幅器1
の感度を向上させる上では有効であるものの、反面、入
力インピーダンスが増大することから、入力ダイナミッ
クレンジが低下し、大信号入力時(図15,図16)、
即ち、振幅の大きい入力電流が入力された時は、出力電
圧信号のDuty比が変化してしまうことがわかる(出
力電圧信号が歪んでしまうことかわかる)。
【0010】そこで、大信号入力時と小信号入力時とで
実質的な帰還抵抗値を変化させ、大信号入力時の入力ダ
イナミックレンジを拡大し、大信号入力時に歪みのない
出力電圧信号が得られるよう構成した前置増幅器が特開
平3−54905号公報に提案されている。図17は、
この特開平3−54905号公報に示された光受信器と
同様に、その前置増幅器を構成する帰還抵抗に対して、
1個のダイオードを並列に接続した光検出器の構成を示
すブロック図である。図において、図11と同一符号は
同一または相当する部分を示し、20は光受信器であ
り、該光受信器20は、前置増幅器1aと光受信器5と
から構成され、該前置増幅器1aは、その帰還抵抗3に
対して、ダイオード7をそのアノードが入力端子4側
に、そのカソードが出力端子6側となるように、並列に
接続して構成されている。
【0011】以下、動作を説明する。受光素子5からの
電流信号Iinは、図7に示した光受信器10と同様に、
殆どが、帰還抵抗3側に流れ込み、この時の帰還抵抗3
の電圧降下が並列に接続されたダイオード7の順方向電
流の立ち上がり電圧より小さい場合は、電流は帰還抵抗
3に殆ど流れ、ダイオード7がない状態と同様の動作を
する。そして、帰還抵抗3の電圧降下が上記立ち上がり
電圧より大きくなると、ダイオード7側にも電流が流れ
始め、ダイオード7がONしている時の抵抗値をRDFと
すると、実質的な帰還抵抗値Rfs が、下記式(4) で表
されるようになる。
【0012】
【数3】
【0013】特に、Rf>>RDFの時は、帰還抵抗値R
fs は下記式(5) で表される値に減少するため、その分
ダイナミックレンジを拡大することができる。 Rfs =RDF ……(5)
【0014】図18は、上記前置増幅器1aの入力電流
振幅の変化に対する出力電圧振幅の変化特性を示す図で
あり、伝送速度622Mb/sにおいて、帰還抵抗3の
帰還抵抗値Rfを2.2kΩとし、ダイオード7のオン
時の内部抵抗RDFを180Ωにした場合の特性図であ
る。尚、ダイオード7は、その材料によって順方向電流
立ち上がり電圧(ショットキー障壁電圧)が決まり、こ
こでは、GaAs基板上に形成されたショットキーダイ
オードを用いており、順方向電流立ち上がり電圧(ショ
ットキー障壁電圧)が約0.6Vである。
【0015】図から明らかなように、前置増幅器1aに
入力される入力電流振幅が0〜0.3mAp−pの間で
は、帰還抵抗3における電圧降下が0.6V以下なので
ダイオードにはほとんど電流が流れず、入力電流−出力
電流変換利得、即ち、トランスインピーダンス利得はほ
とんど帰還抵抗3の帰還抵抗値(2.2kΩ)で決ま
り、雑音特性もダイオード7がない場合とほとんど同じ
になる。しかし、入力電流振幅が0.3mAp−p以上
になると帰還抵抗3における電圧降下は0.6V以上に
なるので、ダイオード7がONし、この時、帰還抵抗3
の帰還抵抗値Rfはダイオードの内部抵抗値RDFに比べ
て十分大きいので、トランスインピーダンス利得は、ほ
とんど、ダイオードの内部抵抗値RDF(180Ω)とな
り、ダイオード7がない場合、入力ダイナミッグレンジ
が1mAp−p程度(図12)だったものが、5mAp
−pまで拡大する。
【0016】また、図19は上記動作時の前置増幅器1
aにおける入力電流波形及び出力電圧波形の変化特性を
示した図であり、図19(a) は入力電流振幅が0.2m
Ap−pの時の入力電流波形と出力電圧波形を示し、図
19(b) は入力電流振幅が2.0mAp−pの時の入力
電流波形と出力電圧波形を示したものである。この図か
ら明らかなように、図11に示した前置増幅器1では、
入力電流振幅が2mAp−pと増大した場合は、出力電
圧波形のDuty比が変化していたのに対し、この前値
増幅器1aでは入力電流振幅を2mAp−pと増大した
場合でも、Duty比に変化は見られず、歪みの無い出
力信号が得られることが分かる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来の前置増幅器は以
上のように構成されており、帰還抵抗に並列にダイオー
ドを接続することにより、大信号入力時、即ち、振幅の
大きい入力電流が入力された時の出力電圧の低下を防止
できるようにし、入力ダイナミックレンジを拡大させて
いた。
【0018】しかしながら、帰還抵抗に対して並列に接
続されるダイオードの順方向電流立ち上がり電圧は、上
述したように、該ダイオードを構成する材料によって決
まり、上記従来の前置増幅器のように、単に、帰還抵抗
3に対して1個のダイオード7を並列に接続した構成で
は、入力ダイナミックレンジを拡大することはできるも
のの、上記ダイオードをONする入力信号レベル、即
ち、実質的な帰還抵抗値が切り換わる入力信号レベルが
固定されている。従って、小信号入力時(例えば、入力
信号として0.5〜1.0mAp−pの範囲の信号が入
力された時)の増幅器の感度として、一定レベル以上の
電圧振幅が欲しい場合であっても、この入力信号より小
さい信号レベルに、実質的な帰還抵抗値の切り換え点が
ある場合は、上記所望の電圧値を得ることができなくな
るという問題点があった。
【0019】また、上記ダイオードはその特性上、その
ショットキー障壁電圧を越えるまでは電流が殆ど流れ
ず、ショットキー障壁電圧を越えた時点、即ち、ダイオ
ードがONした時点から、急激に電流が流れ出すため、
該ダイオードがONする前後において実質的な帰還抵抗
値も急激に変化し、その結果、増幅率の線型性が低下し
て、該増幅器の後段に接続される装置が誤動作するとい
うような問題点があった。
【0020】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、単に、入力ダイナミックレ
ンジの拡大化を図ることができるだけでなく、実質的な
帰還抵抗値の切り換わる入力信号レベルをその製造時あ
るいは使用前において好ましいレベルに調整することを
可能とした実用性に優れた前置増幅器を得ることを目的
とする。更に、この発明の他の目的は、単に、入力ダイ
ナミックレンジの拡大化を図ることができるだけでな
く、この際の増幅動作を線型動作に近づけることができ
る前置増幅器を得ることにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる前置増
幅器は、電圧増幅器に並列接続された帰還抵抗に、それ
らのアノードが上記電圧増幅器の入力側に、それらのカ
ソードが上記電圧増幅器の出力側となるように、複数の
直列接続されたダイオードを、並列に接続したものであ
る。
【0022】更に、この発明にかかる前置増幅器は、上
記複数のダイオードの各ダイオートにヒューズを並列接
続したものである。更に、この発明にかかる前置増幅器
は、上記複数のダイオードの各ダイオードの入力側と出
力側にボンディングパッドを接続したものである。更
に、この発明にかかる前置増幅器は、上記複数のダイオ
ードの各ダイオートにFETを並列接続したものであ
る。更に、この発明にかかる前置増幅器は、電圧増幅器
に並列接続された帰還抵抗に、そのドレインとゲートと
が上記電圧増幅器の入力側に、そのソースが上記電圧増
幅器の出力側となるように、エンハンスメント型FET
を並列に接続したものである。
【0023】
【作用】この発明においては、帰還抵抗に対して、直列
接続した複数のダイオードを並列に接続しているから、
ダイオードをONするための上記帰還抵抗の電圧降下
が、ダイオード1個を帰還抵抗に並列に接続した場合の
それにくらべて、接続したダイオードの数だけ増倍する
ことになり、その結果、実質的な帰還抵抗値の切り換わ
る入力信号レベルを変更することができる。
【0024】更に、この発明においては、上記複数のダ
イオードの各ダイオードへの入力信号の導通を、選択的
に行えるようにしたから、実用段階において、増幅器の
感度や増幅率及び外部装置とのマッチング等を図りなが
ら、上記実質的な帰還抵抗値の切り換わる入力信号レベ
ルを決定することができる。
【0025】更に、この発明においては、そのドレイン
とゲートが電圧増幅器の入力側に、そのソースが電圧増
幅器の出力側となるように、帰還抵抗に対してエンハン
スメント型FETを並列接続したから、実質的な帰還抵
抗値が切り換わる前後での増幅率の急激な変化が無くな
り、線型動作に近づけることができる。
【0026】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1 図1は、この発明の第1の実施例による前置増幅器を用
いて構成した光検出器のブロック図であり、図におい
て、図11と同一符号は同一または相当する部分を示
し、30は光検出器であり、該光検出器30は、前置増
幅器1bと光受信器5とから構成されている。ここで、
前置増幅器1bは、電圧増幅器2と、該電圧増幅器2に
並列に接続された、互いに直列接続された帰還抵抗3
a,3bと、該帰還抵抗3bに対して、そのアノードが
入力端子4側に、そのカソードが出力端子6側となるよ
うに並列に接続された、互いに直列接続されたダイオー
ド7a,7bとから構成されている。
【0027】尚、ここでダイオード7a,7bは、上記
ダイオード7と同様のGaAs基板上に形成されたショ
ットキーダイオードであり、その順方向電流立ち上がり
電圧(ショットキー障壁電圧)は約0.6Vである。
【0028】一方、図2は、上記前置増幅器1bの回路
構成を示す図であり、該前置増幅器1は、そのゲートが
入力端子4に接続されたソース接地電界効果トランジス
タ(以下、FETと称す。)Q1 11と、そのゲートが
ソース接地FETQ1 11のドレインに接続され、該ソ
ース接地FETQ1 11の出力電圧をレベルシフトさせ
るためのソースフォロア用FETQ2 14と、これらソ
ース接地FETQ1 11とソースフォロア用FETQ2
14のドレイン間に接続された負荷抵抗RL 12と、負
荷抵抗RL 12とソースフォロア用FETQ2 14との
接続点に接続された電源13と、そのソースとゲートが
接続され、該ソースとゲートの接続点が基板電位17に
接続された定電流源FETQ3 16と、そのアーノド側
がソースフォロア用FETQ2 14のソースに、そのカ
ソード側が定電流源FETQ3 16のドレイン側に向け
て、これらソースフォロア用FETQ2 14と定電流源
FETQ3 16の間に接続されたレベルシフト用ダイオ
ードD1 〜D3 15と、レベルシフト用ダイオードD1
〜D3 15と定電流源FETQ3 16の接続点と、ソー
ス接地FETQ3 11のゲートと入力端子4の接続点と
の間に直列に接続され、レベルシフト用ダイオードD1
〜D3 15の出力電圧、即ち、ダイオードD3 のカソー
ドからの出力電圧をソース接地FETQ1 11のゲート
へ帰還する帰還抵抗3a,3bと、互いに直列に接続さ
れ、該帰還抵抗3bに対して並列に接続されたダイオー
ド7a,7bとから構成されている。
【0029】次に、動作について説明する。基本的な動
作は、図17に示した従来の光受信器20と同じであ
り、ここでは説明を省略する。
【0030】ところで、この前置増幅器30では、ダイ
オード7a,7bに電流が流れるためには、これらダイ
オード7a,7bの順方向電流立ち上がり電圧(ショッ
トキー障壁電圧)が上記のように約0.6Vであり、互
いに直列に接続されているため、帰還抵抗3bにおける
電圧降下が0.6V×2=12V以上にならなければな
らない。そして、この時の実質的な帰還抵抗値RfS
は、帰還抵抗3a,3bの抵抗値をRf1 ,Rf2 、ダ
イオード7a,7bがONしている時の抵抗値をRDF1
,RDF2 とすると、下記式(6) で表されるようにな
り、
【0031】
【数4】
【0032】特に、Rf2 >>RDFの時は、下記式(7)
で表される値に減少するため、その分ダイナミックレン
ジを拡大することができる。 Rfs =Rf1 +RDF1 +RDF2 ……(7)
【0033】図3は、上記前置増幅器30と従来の前置
増幅器20の入力電流振幅の変化に対する出力電圧振幅
の変化特性を示す図であり、図において○−○は、前置
増幅器30の特性曲線であり、×−×は、上記従来の図
15に示した前置増幅器20の特性曲線である。尚、こ
こで前置増幅器30では、ダイオード7a,7bのサイ
ズ、即ち、ゲート幅Wgを従来の前置増幅器20のダイ
オード7(ゲート幅Wg:10μm)のそれに比べて2
倍(ゲート幅Wg:20μm)にして、ダイオード部分
(ダイオード7a,7b)における抵抗値を、従来の前
置増幅器20と等しくしており、また、帰還抵抗3aの
値を0Ω、帰還抵抗3bの値を2.2kΩにして、従来
の前置増幅器20の帰還抵抗3の帰還抵抗値と等しく
し、伝送速度を622Mb/sにして動作させたもので
ある。
【0034】この図から明らかなように、この前置増幅
器30では、実質的な帰還抵抗値Rfs が、2.2kΩ
→360Ωに切り換わる時の入力電流振幅(入力信号レ
ベル)が0.6mAp−pになり、360Ωのダイオー
ド1個を帰還抵抗3に並列に接続した従来の前置増幅器
20のそれ(0.3mAp−p)の2倍になっているこ
とがわかる。尚、ここでは、2つのダイオード7a,7
bを互いに直列に接続して、帰還抵抗3bに並列に接続
した場合を示したが、3つ以上のダイオードを互い直列
に接続して、帰還抵抗3bに並列に接続してもよく、こ
の場合は、実質的な帰還抵抗値の切り換わる入力信号レ
ベルは0.9mA,1.2mA……とダイオートの数に
比例して増倍する。また、この前置増幅器30では、ダ
イオード7a,7bを、電圧増幅器2に並列接続した帰
還抵抗の一部、即ち、直列に接続された2つの帰還抵抗
3a,3bの一方の帰還抵抗3bに接続しており、上記
図3に示す特性を得る動作では、従来との比較を行うた
めに、帰還抵抗3aを0Ωとしたが、例えば、帰還抵抗
3aを200Ωとし、帰還抵抗3bを2.0kΩにし
て、ダイオード7a,7bに電流が流れた状態での実質
的な帰還抵抗値Rfsを大きくすると、図4の入力電流
振幅の変化に対する出力電圧振幅の変化特性曲線(△−
△)に示すように、実質的な帰還抵抗値Rfs が切り換
わる前後での、入力電流振幅の変化に対する出力電圧振
幅の変化の割合(即ち、増幅率)を変えることができ
る。尚、図4中○−○は上記図3に示した特性曲線と同
じものである。
【0035】このような本実施例の前置増幅器では、帰
還抵抗3bに対して、直列接続した複数のダイオードが
並列に接続されているので、その製造段階において、こ
の接続するダイオードの個数を適宜決定することによ
り、帰還抵抗値の切り換わる入力信号レベルを変更する
ことができ、単に、入力ダイナミックレンジを拡大でき
るだけでなく、増幅器の増幅特性を考慮しながら、帰還
抵抗値が切り換わる入力信号レベルを変更することがで
きる。また、電圧増幅器2に対して並列接続された帰還
抵抗の全部でなく一部、即ち、直列接続された2つの帰
還抵抗3a,3bの一方の帰還抵抗3bにダイオードを
接続するようにしたので、実質的な帰還抵抗値Rfs が
切り換わる前後における増幅率を考慮しながら、入力ダ
イナミックレンジの拡大を図ることができる。
【0036】実施例2 図5は、この発明の第2の実施例による前置増幅器の構
成を示すブロックであり、図において、図1と同一符号
は同一または相当する部分を示しており、1dは前置増
幅器である。この前置増幅器1dでは、ダイオード7
a,7bのそれぞれにヒューズ18a,18bが並列に
接続されている。尚、図中、9a,9b,9cは接続端
子である。
【0037】このような本実施例の前置増幅器1dで
は、帰還抵抗3bに並列に接続した、互いに直列接続さ
れたダイオード7a,7bに、ヒューズ18a,18b
がそれぞれ並列に接続されているので、例えば、該前置
増幅器1dを含んだ光検出器で、光リンクシステム等の
光通信システムを構成する際、実際に使用する段階にお
いて、上記ヒューズ18a,18の何れか一方をレーザ
ートリミングするか、或いは、両方をレーザートリミン
グするかで、一方のダイオードのみか、両方のダイオー
ドに入力信号を流すかを選択することができ、実質的な
帰還抵抗値Rfsの切換え点を調整することができる。
また、ダイオード7a,7bの内部抵抗値RDF1 ,RDF
2 を互いに異なる抵抗値にすることにより、実質的な帰
還抵抗値Rfsの切換え点の前後における増幅器の増幅
率を変えることもできる。
【0038】尚、上記実施例では、ダイオードが2つで
あるが、3つ以上のダイオードを直列に接続して帰還抵
抗に並列に接続し、それぞれのダイオードにヒューズを
並列に接続した場合は、上記実施例に比べて、実質的な
帰還抵抗値Rfsの切換え点が一層多くなり、また、こ
の切換え点の前後における増幅率もより多くの値に変更
できる。
【0039】実施例3 図6は、この発明の第3の実施例による前置増幅器の構
成を示すブロックであり、図において、図1と同一符号
は同一または相当する部分を示しており、1eは前置増
幅器である。この前置増幅器1eでは、ダイオード7
a,7bのそれぞれの入力側と出力側にボンディングパ
ッド19a,19b,19cが接続されている。
【0040】このような本実施例の前置増幅器1eで
は、上記第2の実施例と同様に、例えは、この前置増幅
器1eを含んだ検出器で、光リンクシステム等の光通信
システムを構成する際、実際に使用する段階において、
ボンディングパッド19aと19b間及び19bと19
c間の何れか一方をワイヤボンディングすることによ
り、一方のダイオードのみに入力信号が流れるようにな
り、実質的な帰還抵抗値Rfsの切換え点を調整するこ
とができる。また、上記第2の実施例と同様に、ダイオ
ード7a,7bの内部抵抗値RDF1 ,RDF2 の互いに異
なる抵抗値にすることにより、実質的な帰還抵抗値Rf
sの切換え点の前後における増幅器の増幅率を変えるこ
ともできる。
【0041】尚、上記実施例では、ダイオードが2つで
あるが、3つ以上のダイオードを直列に接続して帰還抵
抗に並列に接続し、それぞれのダイオードのそれぞれの
入力側と出力側にボンディングパッドを接続した場合
は、上記実施例に比べて、実質的な帰還抵抗値Rfsの
切換え点を一層多くでき、また、この切換え点の前後に
おける増幅率もより多くの値に変更することができる。
【0042】実施例4 図7は、この発明の第3の実施例による前置増幅器の構
成を示すブロックであり、図において、図1と同一符号
は同一または相当する部分を示しており、1fは前置増
幅器である。この前置増幅器1fでは、ダイオード7
a,7bのそれぞれにスイッチング素子としてのFET
21a,21bが並列に接続されている。尚、図中、2
2a,22bはゲートバイアス端子である。
【0043】このような本実施例の前置増幅器1fで
は、例えば、この前置増幅器1fを含んだ検出器で、光
リンクシステム等の光通信システムを構成した場合、ゲ
ートバイアス端子22a,22bに与える外部信号でF
ET21a,21bをON,OFF制御することによ
り、一方のダイオードのみか、両方のダイオードに入力
信号を流すかを制御でき、該システムの動作に応じて実
質的な帰還抵抗値Rfsの切換え点を調整することがで
きる。また、上記第2の実施例と同様に、ダイオード7
a,7bの内部抵抗値RDF1 ,RDF2 を互いに異なる抵
抗値にすることにより、実質的な帰還抵抗値Rfsの切
換え点の前後における増幅器の増幅率を変えることもで
きる。
【0044】尚、上記実施例では、ダイオードが2つで
あるが、3つ以上のダイオードを直列に接続して帰還抵
抗に並列に接続し、それぞれのダイオードにFETを並
列に接続した場合は、上記実施例に比べて、実質的な帰
還抵抗値Rfsの切換え点が一層多くなり、また、この
切換え点の前後における増幅率もより多くの値に変更で
きる。
【0045】実施例5 図8は、この発明の第5の実施例による前置増幅器を用
いて構成した光検出器のブロック図であり、図におい
て、図1と同一符号は同一または相当する部分であり、
40は光検出器であり、該光検出器40は、前置増幅器
1cと光受信器5とから構成されている。ここで、前置
増幅器1cは、電圧増幅器2と、互いに直列接続して電
圧増幅器2に並列に接続した帰還抵抗3a,3bと、そ
の短絡したドレインとゲートが電圧増幅器2の入力側、
そのソースが電圧増幅器2の出力側となるように、帰還
抵抗3bに対して並列に接続されたエンハンスメント型
FET(以下、EFETとも言う。)8とから構成され
ている。
【0046】図5は上記エンハンスメント型FET8の
電圧・電流特性を示し、図に示すように、上記EFET
8はnチャンネルエンハンスメント型FETで、しきい
値電圧Vth(0.2V)を越えると電流が流れ出すよう
設計されている。
【0047】次に、動作について説明する。基本的な動
作は、図17に示した従来の光受信器20と同じであ
り、ここでは説明を省略する。
【0048】ホトダイオード5から前置増幅器1cに入
力される入力信号が大きくなり、これに伴って、帰還抵
抗3bにおける電圧降下がエンハンスメント型FET8
のしきい値電圧(0.2V)以上になると、該エンハン
スメント型FET8に電流が流れ始め、実質的な帰還抵
抗値Rfs が変化するようになる。図6は、前置増幅器
1cにおける入力電流振幅の変化に対する出力電圧振幅
の変化特性を示す図であり、ここでは、帰還抵抗3aの
帰還抵抗値Rf1 を0Ω,帰還抵抗3bの帰還抵抗値R
f2 を2.2kΩ,EFET8のドレイン抵抗を122
Ω,ソース抵抗を122Ωとしている。図にみられるよ
うに、この前置増幅器1cでは、入力電流が0.1mA
p−pになると、帰還抵抗3bにおける電圧降下0.2
V以上になり、帰還抵抗3bに並列に接続されたEFE
T8に電流が徐々に流れ出し、このポイントから実質的
な帰還抵抗値の値が変化するようになる。そして、この
後、入力電流が更に増大し、帰還抵抗3bにおける電圧
降下が更に増大していくと、この入力電流の増大に伴っ
てEFET8を流れる電流も増大するため、実質的な帰
還抵抗値Rfs も徐々に低下するようになる。
【0049】尚、上記EFET8はそのしきい値電圧V
thが0.2Vになるように、設計されているが、これは
単なる一例であり、しきい値電圧Vthはその製造段階に
おいて適宜変更することができる。
【0050】このような本実施例の前置増幅器では、エ
ンハンスメント型FET8のしきい値電圧Vthより帰還
抵抗3bの電圧降下が大きくなった時点で、該エンハン
スメント型FET8に徐々に電流が流れ出し(実質的な
帰還抵抗値Rfs が切り換わり)、そして、入力信号の
増大とともに、実質的な帰還抵抗値Rfs が徐々に低下
していくため、実質的な帰還抵抗値Rfs が切り換わる
前、及びその後における増幅器の増幅率を徐々に低下さ
せることができ、線型に近い増幅特性を保ちながら、入
力ダイナミックレンジを拡大することができる。また、
上記エンハンスメント型FET8のしきい値電圧は、そ
の製造段階において適宜変更することができるので、実
質的な帰還抵抗値Rfs が切り換わる入力信号レベルを
変えることができる。
【0051】尚、上記何れの実施例においても、電圧増
幅器2に対して並列接続された帰還抵抗の全部でなく一
部、即ち、直列接続された2つの帰還抵抗3a,3bの
一方の帰還抵抗3bにEFETを接続しているので、そ
の製造段階において、これら帰還抵抗3a,3bの値を
調整することにより、実質的な帰還抵抗値Rfs が切り
換わる前後の増幅率を考慮しながら入力ダイナミッグレ
ンジの拡大を図ることができる。
【0052】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、電圧
増幅器に並列接続された帰還抵抗に、それらのアノード
が上記電圧増幅器の入力側に、それらのカソードが上記
電圧増幅器の出力側となるように、複数の直列接続され
たダイオードを、並列に接続したので、実質的な帰還抵
抗値の切り換わる入力信号レベルを、上記ダイオードの
数に応じて変更することができ、その結果、該増幅器の
感度(出力電圧振幅)や増幅率を考慮しながら入力ダイ
ナミックレンジを拡大できる効果がる。
【0053】更に、この発明によれば、上記複数の直列
接続されたダイオードの各ダイオートにヒューズを並列
接続したので、その使用段階において、所望のヒューズ
をレーザトリミングすることにより、実質的な帰還抵抗
値の切り換わる入力信号レベルを変えることができ、そ
の結果、増幅器の感度(出力電圧振幅)や増幅率を考慮
しながら入力ダイナミックレンジを拡大できるより実用
的な前置増幅器を得ることができる効果がある。
【0054】更に、この発明によれば、上記複数の直列
接続されたダイオードの各ダイオードの入力側と出力側
にボンディングパッドを接続したので、その使用段階に
おいて、所望のボンディングパッド間をワイヤボンディ
ングすることにより、実質的な帰還抵抗値の切り換わる
入力信号レベルを変えることができ、その結果、増幅器
の感度(出力電圧振幅)や増幅率を考慮しながら入力ダ
イナミックレンジを拡大できるより実用的な前置増幅器
を得ることができる効果がある。
【0055】更に、この発明によれば、上記複数のダイ
オードの各ダイオートにFETを並列接続したので、増
幅器の動作時、これらFETのゲートに与える外部信号
で該FETをON,OFF制御することにより、実質的
な帰還抵抗値の切り換わる入力信号レベルを変えること
ができ、その結果、増幅器の感度(出力電圧振幅)や増
幅率を考慮しながら入力ダイナミックレンジを拡大でき
るよう動作するより実用的な前置増幅器を得ることがで
きる効果がある。
【0056】更に、この発明によれば、電圧増幅器に並
列接続された帰還抵抗に対して、そのドレインとゲート
とが上記電圧増幅器の入力側に、そのソースが上記電圧
増幅器の出力側となるように、エンハンスメント型FE
Tを並列に接続したので、実質的な帰還抵抗値の急激な
変化がなくなり、線型に近い増幅特性を保ちながら、入
力ダイナミックレンジを拡大できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例による前置増幅器を使
用した光検器の構成を示すブロック図。
【図2】図1に示す前置増幅器の具体的な回路構成を示
す図。
【図3】図1に示す前置増幅器と従来の前置増幅器との
入出力特性を比較して示した入出力特性図。
【図4】図1に示す前置増幅器の入出力特性図。
【図5】この発明の第2の実施例による前置増幅器の構
成を示すブロック図。
【図6】この発明の第3の実施例による前置増幅器の構
成を示すブロック図。
【図7】この発明の第4の実施例による前置増幅器の構
成を示すブロック図。
【図8】この発明の第5の実施例による前置増幅器を使
用した光検器の構成を示すブロック図。
【図9】図8に示すエンハンスメント型FETの電圧−
電流特性図。
【図10】図8に示す前置増幅器の入出力特性図。
【図11】従来の前置増幅器を使用した光検器の構成を
示すブロック図。
【図12】図11に示す前置増幅器の入出力特性図。
【図13】図11に示す前置増幅器の入出力波形図。
【図14】図11に示す前置増幅器の入出力波形図。
【図15】図11に示す前置増幅器の入出力波形図。
【図16】図11に示す前置増幅器の入出力波形図。
【図17】従来の前置増幅器を使用した光検器の構成を
示すブロック図。
【図18】図17に示す前置増幅器の入出力特性図。
【図19】図17に示す前置増幅器の入出力波形図。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c,1d,1e,1f 前置増幅器 2 電圧増幅器 3,3a,3b 帰還抵抗 4 入力端子 5 ホトダイオード 6 出力端子 7,7a,7b ダイオード 8 エンハンスメント型FET 9a,9b,9c 接続端子 10,20,30,40 光検出器 11 ソース接地電界効果トランジスタ 12 負荷抵抗 13 電源 14 ソースフォロア用FET 15 シベルシフト用ダイオード 16 定電流源FET 17 基板電位 18a,18b ヒューズ 19a,19b,19c ボンディングパッド 21a,21b FET 22a,22b ゲートバイアス端子
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】また、フォトダイオード5と前置増幅器1
とで構成される光受信器10の雑音は、入力換算雑音電
流密度(単位:〔A/√HZ〕)で表わされるが、この
雑音は帰還抵抗3による熱雑音と電圧増幅器2内のソー
ス接地電界効果トランジスタ(以下、FETと称す)
チャネル雑音で支配され、帰還抵抗3による熱雑音〈i
Rf2 (単位:[A/√HZ])は下記の式(2) で表
される(式中、Tは絶対温度,はボルツマン定数,Δ
fは動作帯域幅である)。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【数1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】一方、上記光受信器10の3dB帯域(f
3dB)はフォトダイオード5の容量をCpd,前置増幅
器1の入力容量をCin,電圧増幅器2の電圧利得をAと
すると、下記の式(3) で表される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】これらの式より、上記フォトダイオード5
と前置増幅器1とで構成される光受信器10の感度を向
上させるためには、必要な帯域を確保した上で、前置増
幅器1の帰還抵抗3における帰還抵抗値Rfを大きくし
て前置増幅器1の感度を向上させるとよいことがわか
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】そこで、大信号入力時と小信号入力時とで
実質的な帰還抵抗値を変化させ、大信号入力時の入力ダ
イナミックレンジを拡大し、大信号入力時に歪みのない
出力電圧信号が得られるよう構成した前置増幅器が特開
平3−54905号公報に提案されている。図17は、
この特開平3−54905号公報に示された光受信器と
同様に、その前置増幅器を構成する帰還抵抗に対して、
1個のダイオードを並列に接続した光受信器の構成を示
すブロック図である。図において、図11と同一符号は
同一または相当する部分を示し、20は光受信器であ
り、該光受信器20は、前置増幅器1aとフォトダイオ
ード5とから構成され、該前置増幅器1aは、その帰還
抵抗3に対して、ダイオード7をそのアノードが入力端
子4側に、そのカソードが出力端子6側となるように、
並列に接続して構成されている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】以下、動作を説明する。フォトダイオード
5からの電流信号Iinは、図11に示した光受信器10
と同様に、殆どが、帰還抵抗3側に流れ込み、この時の
帰還抵抗3の電圧降下が並列に接続されたダイオード7
の順方向電流の立ち上がり電圧より小さい場合は、電流
は帰還抵抗3に殆ど流れ、ダイオード7がない状態と同
様の動作をする。そして、帰還抵抗3の電圧降下が上記
立ち上がり電圧より大きくなると、ダイオード7側にも
電流が流れ始め、ダイオード7がONしている時の抵抗
値をRDFとすると、実質的な帰還抵抗値Rfs が、下記
式(4) で表されるようになる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】図から明らかなように、前置増幅器1aに
入力される入力電流振幅が0〜0.3mAp−pの間で
は、帰還抵抗3における電圧降下が0.6V以下なので
ダイオードにはほとんど電流が流れず、入力電流−出力
変換利得、即ち、トランスインピーダンス利得はほ
とんど帰還抵抗3の帰還抵抗値(2.2kΩ)で決ま
り、雑音特性もダイオード7がない場合とほとんど同じ
になる。しかし、入力電流振幅が0.3mAp−p以上
になると帰還抵抗3における電圧降下は0.6V以上に
なるので、ダイオード7がONし、この時、帰還抵抗3
の帰還抵抗値Rfはダイオードの内部抵抗値RDFに比べ
て十分大きいので、トランスインピーダンス利得は、ほ
とんど、ダイオードの内部抵抗値RDF(180Ω)とな
り、ダイオード7がない場合、入力ダイナミッグレンジ
が1mAp−p程度(図12)だったものが、5mAp
−pまで拡大する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】また、図19は上記動作時の前置増幅器1
aにおける入力電流波形及び出力電圧波形の変化特性を
示した図であり、図19(a) は入力電流振幅が0.2m
Ap−pの時の入力電流波形と出力電圧波形を示し、図
19(b) は入力電流振幅が2.0mAp−pの時の入力
電流波形と出力電圧波形を示したものである。この図か
ら明らかなように、図11に示した前置増幅器1では、
入力電流振幅が2mAp−pと増大した場合は、出力電
圧波形のDuty比が変化していたのに対し、この前
増幅器1aでは入力電流振幅を2mAp−pと増大した
場合でも、Duty比に変化は見られず、歪みの無い出
力信号が得られることが分かる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1 図1は、この発明の第1の実施例による前置増幅器を用
いて構成した光受信器のブロック図であり、図におい
て、図11と同一符号は同一または相当する部分を示
し、30は光受信器であり、該光受信器30は、前置増
幅器1bとフォトダイオード5とから構成されている。
ここで、前置増幅器1bは、電圧増幅器2と、該電圧増
幅器2に並列に接続された、互いに直列接続された帰還
抵抗3a,3bと、該帰還抵抗3bに対して、そのアノ
ードが入力端子4側に、そのカソードが出力端子6側と
なるように並列に接続された、互いに直列接続されたダ
イオード7a,7bとから構成されている。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】一方、図2は、上記前置増幅器1bの回路
構成を示す図であり、該前置増幅器1は、そのゲート
が入力端子4に接続されたソース接地FTQ1 11
と、そのゲートがソース接地FETQ1 11のドレイン
に接続され、該ソース接地FETQ1 11の出力電圧を
レベルシフトさせるためのソースフォロア用FETQ2
14と、これらソース接地FETQ1 11とソースフォ
ロア用FETQ2 14のドレイン間に接続された負荷抵
抗RL 12と、負荷抵抗RL 12とソースフォロア用F
ETQ2 14との接続点に接続された電源13と、その
ソースとゲートが接続され、該ソースとゲートの接続点
が基板電位17に接続された定電流源FETQ3 16
と、そのアーノド側がソースフォロア用FETQ2 14
のソースに、そのカソード側が定電流源FETQ3 16
のドレイン側に向けて、これらソースフォロア用FET
Q2 14と定電流源FETQ3 16の間に接続されたレ
ベルシフト用ダイオードD1 〜D3 15と、レベルシフ
ト用ダイオードD1 〜D3 15と定電流源FETQ3 1
6の接続点と、ソース接地FETQ1 11のゲートと入
力端子4の接続点との間に直列に接続され、レベルシフ
ト用ダイオードD1 〜D3 15の出力電圧、即ち、ダイ
オードD3 のカソードからの出力電圧をソース接地FE
TQ1 11のゲートへ帰還する帰還抵抗3a,3bと、
互いに直列に接続され、該帰還抵抗3bに対して並列に
接続されたダイオード7a,7bとから構成されてい
る。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】ところで、この前置増幅器30では、ダイ
オード7a,7bに電流が流れるためには、これらダイ
オード7a,7bの順方向電流立ち上がり電圧(ショッ
トキー障壁電圧)が上記のように約0.6Vであり、互
いに直列に接続されているため、帰還抵抗3bにおける
電圧降下が0.6V×2=12V以上にならなければ
ならない。そして、この時の実質的な帰還抵抗値RfS
は、帰還抵抗3a,3bの抵抗値をRf1 ,Rf2 、ダ
イオード7a,7bがONしている時の抵抗値をRDF1
,RDF2 とすると、下記式(6) で表されるようにな
り、
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】特に、Rf2 >>(RDF1 +RDF2 )の時
は、下記式(7) で表される値に減少するため、その分ダ
イナミックレンジを拡大することができる。 Rfs =Rf1 +RDF1 +RDF2 ……(7)
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】図3は、上記前置増幅器30と従来の前置
増幅器20の入力電流振幅の変化に対する出力電圧振幅
の変化特性を示す図であり、図において○−○は、前置
増幅器30の特性曲線であり、×−×は、上記従来の図
に示した前置増幅器20の特性曲線である。尚、こ
こで前置増幅器30では、ダイオード7a,7bのサイ
ズ、即ち、ゲート幅Wgを従来の前置増幅器20のダイ
オード7(ゲート幅Wg:10μm)のそれに比べて2
倍(ゲート幅Wg:20μm)にして、ダイオード部分
(ダイオード7a,7b)における抵抗値を、従来の前
置増幅器20のダイオード部分の抵抗値360Ωと等し
くしており、また、帰還抵抗3aの値を0Ω、帰還抵抗
3bの値を2.2kΩにして、従来の前置増幅器20の
帰還抵抗3の帰還抵抗値と等しくし、伝送速度を622
Mb/sにして動作させたものである。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】この図から明らかなように、この前置増幅
器30では、実質的な帰還抵抗値Rfs が、2.2kΩ
→360Ωに切り換わる時の入力電流振幅(入力信号レ
ベル)が0.6mAp−pになり、360Ωのダイオー
ド1個を帰還抵抗3に並列に接続した従来の前置増幅器
20のそれ(0.3mAp−p)の2倍になっているこ
とがわかる。尚、ここでは、2つのダイオード7a,7
bを互いに直列に接続して、帰還抵抗3bに並列に接続
した場合を示したが、3つ以上のダイオードを互い
列に接続して、帰還抵抗3bに並列に接続してもよく、
この場合は、実質的な帰還抵抗値の切り換わる入力信号
レベルは0.9mA,1.2mA……とダイオーの数
に比例して増倍する。また、この前置増幅器30では、
ダイオード7a,7bを、電圧増幅器2に並列接続した
帰還抵抗の一部、即ち、直列に接続された2つの帰還抵
抗3a,3bの一方の帰還抵抗3bに接続しており、上
記図3に示す特性を得る動作では、従来との比較を行う
ために、帰還抵抗3aを0Ωとしたが、例えば、帰還抵
抗3aを200Ωとし、帰還抵抗3bを2.0kΩにし
て、ダイオード7a,7bに電流が流れた状態での実質
的な帰還抵抗値Rfs を大きくすると、図4の入力電流
振幅の変化に対する出力電圧振幅の変化特性曲線(△−
△)に示すように、実質的な帰還抵抗値Rfs が切り換
わる前後での、入力電流振幅の変化に対する出力電圧振
幅の変化の割合(即ち、増幅率)を変えることができ
る。尚、図4中○−○は上記図3に示した特性曲線と同
じものである。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】このような本実施例の前置増幅器1dで
は、帰還抵抗3bに並列に接続した、互いに直列接続さ
れたダイオード7a,7bに、ヒューズ18a,18b
がそれぞれ並列に接続されているので、例えば、該前置
増幅器1dを含んだ光受信器で、光リンクシステム等の
光通信システムを構成する際、実際に使用する段階にお
いて、上記ヒューズ18a,18の何れか一方をレーザ
ートリミングするか、或いは、両方をレーザートリミン
グするかで、一方のダイオードのみか、両方のダイオー
ドに入力信号を流すかを選択することができ、実質的な
帰還抵抗値Rfsの切換え点を調整することができる。
また、ダイオード7a,7bの内部抵抗値RDF1 ,RDF
2 を互いに異なる抵抗値にすることにより、実質的な帰
還抵抗値Rfsの切換え点の前後における増幅器の増幅
率を変えることもできる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】このような本実施例の前置増幅器1eで
は、上記第2の実施例と同様に、例えは、この前置増幅
器1eを含んだ光受信器で、光リンクシステム等の光通
信システムを構成する際、実際に使用する段階におい
て、ボンディングパッド19aと19b間及び19bと
19c間の何れか一方をワイヤボンディングすることに
より、一方のダイオードのみに入力信号が流れるように
なり、実質的な帰還抵抗値Rfsの切換え点を調整する
ことができる。また、上記第2の実施例と同様に、ダイ
オード7a,7bの内部抵抗値RDF1 ,RDF2 の互いに
異なる抵抗値にすることにより、実質的な帰還抵抗値R
fsの切換え点の前後における増幅器の増幅率を変える
こともできる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】実施例4 図7は、この発明の第の実施例による前置増幅器の構
成を示すブロックであり、図において、図1と同一符号
は同一または相当する部分を示しており、1fは前置増
幅器である。この前置増幅器1fでは、ダイオード7
a,7bのそれぞれにスイッチング素子としてのFET
21a,21bが並列に接続されている。尚、図中、2
2a,22bはゲートバイアス端子である。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】このような本実施例の前置増幅器1fで
は、例えば、この前置増幅器1fを含んだ光受信器で、
光リンクシステム等の光通信システムを構成した場合、
ゲートバイアス端子22a,22bに与える外部信号で
FET21a,21bをON,OFF制御することによ
り、一方のダイオードのみか、両方のダイオードに入力
信号を流すかを制御でき、該システムの動作に応じて実
質的な帰還抵抗値Rfsの切換え点を調整することがで
きる。また、上記第2の実施例と同様に、ダイオード7
a,7bの内部抵抗値RDF1 ,RDF2 を互いに異なる抵
抗値にすることにより、実質的な帰還抵抗値Rfsの切
換え点の前後における増幅器の増幅率を変えることもで
きる。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】実施例5 図8は、この発明の第5の実施例による前置増幅器を用
いて構成した光受信器のブロック図であり、図におい
て、図1と同一符号は同一または相当する部分であり、
40は光受信器であり、該光検出器40は、前置増幅器
1cとフォトダイオード5とから構成されている。ここ
で、前置増幅器1cは、電圧増幅器2と、互いに直列接
続して電圧増幅器2に並列に接続した帰還抵抗3a,3
bと、その短絡したドレインとゲートが電圧増幅器2の
入力側、そのソースが電圧増幅器2の出力側となるよう
に、帰還抵抗3bに対して並列に接続されたエンハンス
メント型FET(以下、EFETとも言う。)8とから
構成されている。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】図は上記エンハンスメント型FET8の
電圧・電流特性を示し、図に示すように、上記EFET
8はnチャンネルエンハンスメント型FETで、しきい
値電圧Vth(0.2V)を越えると電流が流れ出すよう
設計されている。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】ホトダイオード5から前置増幅器1cに入
力される入力信号が大きくなり、これに伴って、帰還抵
抗3bにおける電圧降下がエンハンスメント型FET8
のしきい値電圧(0.2V)以上になると、該エンハン
スメント型FET8に電流が流れ始め、実質的な帰還抵
抗値Rfs が変化するようになる。図10は、前置増幅
器1cにおける入力電流振幅の変化に対する出力電圧振
幅の変化特性を示す図でありここでは、帰還抵抗値Rf
2 を2.2kΩ,EFET8のドレイン抵抗を122
Ω,ソース抵抗を122Ωとしている。図にみられるよ
うに、この前置増幅器1cでは、入力電流が0.1mA
p−pになると、帰還抵抗3bにおける電圧降下0.2
V以上になり、帰還抵抗3bに並列に接続されたEFE
T8に電流が徐々に流れ出し、このポイントから実質的
な帰還抵抗値の値が変化するようになる。そして、この
後、入力電流が更に増大し、帰還抵抗3bにおける電圧
降下が更に増大していくと、この入力電流の増大に伴っ
てEFET8を流れる電流も増大するため、実質的な帰
還抵抗値Rfs も徐々に低下するようになる。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、電圧
増幅器に並列接続された帰還抵抗に、それらのアノード
が上記電圧増幅器の入力側に、それらのカソードが上記
電圧増幅器の出力側となるように、複数の直列接続され
たダイオードを、並列に接続したので、実質的な帰還抵
抗値の切り換わる入力信号レベルを、上記ダイオードの
数に応じて変更することができ、その結果、該増幅器の
感度(出力電圧振幅)や増幅率を考慮しながら入力ダイ
ナミックレンジを拡大できる効果がる。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】更に、この発明によれば、上記複数の直列
接続されたダイオードの各ダイオーにヒューズを並列
接続したので、その使用段階において、所望のヒューズ
をレーザトリミングすることにより、実質的な帰還抵抗
値の切り換わる入力信号レベルを変えることができ、そ
の結果、増幅器の感度(出力電圧振幅)や増幅率を考慮
しながら入力ダイナミックレンジを拡大できるより実用
的な前置増幅器を得ることができる効果がある。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】更に、この発明によれば、上記複数のダイ
オードの各ダイオーにFETを並列接続したので、増
幅器の動作時、これらFETのゲートに与える外部信号
で該FETをON,OFF制御することにより、実質的
な帰還抵抗値の切り換わる入力信号レベルを変えること
ができ、その結果、増幅器の感度(出力電圧振幅)や増
幅率を考慮しながら入力ダイナミックレンジを拡大でき
るよう動作するより実用的な前置増幅器を得ることがで
きる効果がある。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】この発明の第1の実施例による前置増幅器を使
用した光受信器の構成を示すブロック図。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】この発明の第5の実施例による前置増幅器を使
用した光受信器の構成を示すブロック図。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】従来の前置増幅器を使用した光受信器の構成
を示すブロック図。
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図17
【補正方法】変更
【補正内容】
【図17】従来の前置増幅器を使用した光受信器の構成
を示すブロック図。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧増幅器と、該電圧増幅器の入力と出
    力との間に並列に接続された帰還抵抗とを有し、入力さ
    れた電流信号を電圧信号に変換して出力する負帰還の前
    置増幅器において、 それらのアノードが上記電圧増幅器の入力側に、それら
    のカソードが上記電圧増幅器の出力側となるよう、複数
    の直列接続されたダイオードを、上記帰還抵抗に対して
    並列に接続したことを特徴とする前置増幅器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の前置増幅器において、 上記複数の直列接続されたダイオードの各ダイオードに
    対して、ヒューズを並列接続したことを特徴とする前置
    増幅器。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の前置増幅器において、 上記複数の直列接続されたダイオードの各ダイオードの
    入力側と出力側にボンディングパッドを接続したことを
    特徴とする前置増幅器。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の前置増幅器において、 上記複数の直列接続されたダイオードの各ダイオードに
    対して、FETを並列接続したことを特徴とする前置増
    幅器。
  5. 【請求項5】 電圧増幅器と、該電圧増幅器の入力と出
    力との間に並列に接続された帰還抵抗とを有し、入力さ
    れた電流信号を電圧信号に変換して出力する負帰還の前
    置増幅器において、 そのドレイン及びゲートが上記電圧増幅器の入力側に、
    そのソースが上記電圧増幅器の出力側となるよう、エン
    ハンスメント型電界効果型トランジスタを上記帰還抵抗
    に対して並列に接続したことを特徴とする前置増幅器。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかに記載の前置増幅
    器であって、 上記帰還抵抗が複数の抵抗を直列接続して構成され、該
    複数の抵抗の一部に上記ダイオードが並列に接続されて
    いることを特徴とする前置増幅器。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかに記載の前置増幅
    器であって、 上記電圧増幅器の入力側に、上記電流信号を発生する受
    光素子が接続されていることを特徴とする前置増幅器。
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