JPH06296968A - プール水や風呂水の浄化装置 - Google Patents
プール水や風呂水の浄化装置Info
- Publication number
- JPH06296968A JPH06296968A JP5087676A JP8767693A JPH06296968A JP H06296968 A JPH06296968 A JP H06296968A JP 5087676 A JP5087676 A JP 5087676A JP 8767693 A JP8767693 A JP 8767693A JP H06296968 A JPH06296968 A JP H06296968A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- pool
- active oxygen
- circulating
- bath
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F1/00—Treatment of water, waste water, or sewage
- C02F1/46—Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods
- C02F1/461—Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis
- C02F1/467—Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis by electrochemical disinfection; by electrooxydation or by electroreduction
- C02F1/4672—Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis by electrochemical disinfection; by electrooxydation or by electroreduction by electrooxydation
- C02F1/4674—Treatment of water, waste water, or sewage by electrochemical methods by electrolysis by electrochemical disinfection; by electrooxydation or by electroreduction by electrooxydation with halogen or compound of halogens, e.g. chlorine, bromine
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F2103/00—Nature of the water, waste water, sewage or sludge to be treated
- C02F2103/42—Nature of the water, waste water, sewage or sludge to be treated from bathing facilities, e.g. swimming pools
Landscapes
- Bathtub Accessories (AREA)
- Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 陰極板と陽極板を対向させて設け、その間に
食塩水を流しながら電解して活性酸素を含む殺菌水を作
る電解通路４と、前記殺菌水をプールや浴槽の外部に設
けた循環路２の循環水に加えて攪拌する攪拌装置６と、
前記電解反応で副生する次亜塩素酸と次亜塩素酸ナトリ
ウムを触媒に接触させて分解し、活性酸素を発生させる
触媒装置７と、を設けた。 【効果】 食塩の電解により生じた活性酸素を循環水に
加え、攪拌装置６で攪拌して循環水の中にある水溶性の
有機物を酸化分解した後、触媒装置７で、前記電解で生
成された次亜塩素酸や次亜塩素酸ナトリウムを分解し、
分解により発生した活性酸素で再度酸化分解しているの
で、循環水の中にある殆どの水溶性の有機物は二酸化炭
素、水、窒素ガスにまで分解される。さらに、活性酸素
は殺菌力が強く、しかも循環水は二度活性酸素にさらさ
れているので、循環水中の細菌やビールスを殆ど死滅さ
せることができる。
食塩水を流しながら電解して活性酸素を含む殺菌水を作
る電解通路４と、前記殺菌水をプールや浴槽の外部に設
けた循環路２の循環水に加えて攪拌する攪拌装置６と、
前記電解反応で副生する次亜塩素酸と次亜塩素酸ナトリ
ウムを触媒に接触させて分解し、活性酸素を発生させる
触媒装置７と、を設けた。 【効果】 食塩の電解により生じた活性酸素を循環水に
加え、攪拌装置６で攪拌して循環水の中にある水溶性の
有機物を酸化分解した後、触媒装置７で、前記電解で生
成された次亜塩素酸や次亜塩素酸ナトリウムを分解し、
分解により発生した活性酸素で再度酸化分解しているの
で、循環水の中にある殆どの水溶性の有機物は二酸化炭
素、水、窒素ガスにまで分解される。さらに、活性酸素
は殺菌力が強く、しかも循環水は二度活性酸素にさらさ
れているので、循環水中の細菌やビールスを殆ど死滅さ
せることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明はプール水や、温泉、公
衆浴場等の風呂水を浄化する装置に関するものである。
衆浴場等の風呂水を浄化する装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】プール水や、温泉、公衆浴場等の風呂水
は、プールや浴槽の外部に循環路を設けており、循環し
て使用されている。この循環路の途中には循環水を濾過
して汚れをとるストレーナと塩素系殺菌剤を加えて殺菌
する殺菌装置が備えられている。
は、プールや浴槽の外部に循環路を設けており、循環し
て使用されている。この循環路の途中には循環水を濾過
して汚れをとるストレーナと塩素系殺菌剤を加えて殺菌
する殺菌装置が備えられている。
【０００３】尚、プールに使用するプール水の塩素系殺
菌剤の濃度は、循環水がプールに戻る前に遊離塩素とし
て0.4PPM以上になるように、厚生省の基準で決められて
いる。
菌剤の濃度は、循環水がプールに戻る前に遊離塩素とし
て0.4PPM以上になるように、厚生省の基準で決められて
いる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の浄化装
置には、次の解決すべき問題点があった。 プール水や風呂水が汚れて水溶性の有機物が多くなる
と、従来の塩素系殺菌剤による殺菌では、充分な殺菌効
果が得られないという問題があった。 殺菌効果を高めるために塩素系殺菌剤を過剰に投入す
ると、発生する塩素により眼や皮膚を痛めたり、人体か
ら出た汗、尿、唾液、その他の水溶性の有機物質と発生
する塩素とが反応して、悪臭を発したり、発癌のおそれ
のあるクロラミンやトリハロメタン等の塩素系有害物質
を生ずるという問題があった。
置には、次の解決すべき問題点があった。 プール水や風呂水が汚れて水溶性の有機物が多くなる
と、従来の塩素系殺菌剤による殺菌では、充分な殺菌効
果が得られないという問題があった。 殺菌効果を高めるために塩素系殺菌剤を過剰に投入す
ると、発生する塩素により眼や皮膚を痛めたり、人体か
ら出た汗、尿、唾液、その他の水溶性の有機物質と発生
する塩素とが反応して、悪臭を発したり、発癌のおそれ
のあるクロラミンやトリハロメタン等の塩素系有害物質
を生ずるという問題があった。
【０００５】この発明は、上記の問題点を解決し、浄化
能力が高く、しかも人体に与える影響の少ないプール水
や風呂水の浄化装置を提供することを課題とする。
能力が高く、しかも人体に与える影響の少ないプール水
や風呂水の浄化装置を提供することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明の請求項１では、陰極板と陽極板を対向さ
せて設け、その間に食塩水を流しながら電解して活性酸
素を含む殺菌水を作る電解通路４と、前記殺菌水をプー
ルや浴槽の外部に設けた循環路２の循環水に加えて攪拌
する攪拌装置６と、前記電解反応で副生する次亜塩素酸
と次亜塩素酸ナトリウムを触媒に接触させて分解し、活
性酸素を発生させる触媒装置７と、を設けたプール水や
風呂水の浄化装置とした。
に、この発明の請求項１では、陰極板と陽極板を対向さ
せて設け、その間に食塩水を流しながら電解して活性酸
素を含む殺菌水を作る電解通路４と、前記殺菌水をプー
ルや浴槽の外部に設けた循環路２の循環水に加えて攪拌
する攪拌装置６と、前記電解反応で副生する次亜塩素酸
と次亜塩素酸ナトリウムを触媒に接触させて分解し、活
性酸素を発生させる触媒装置７と、を設けたプール水や
風呂水の浄化装置とした。
【０００７】この発明の請求項２では、プールや浴槽の
外部に設けた循環路２の循環水に食塩水を加えて電解し
て活性酸素を生成させる電解通路４ａと、電解通路４ａ
を経た循環水を攪拌する攪拌装置６と、前記電解反応で
副生した次亜塩素酸や次亜塩素酸ナトリウムを触媒に接
触させて分解し、活性酸素を発生させる触媒装置７と、
を設けたプール水や風呂水の浄化装置とした。
外部に設けた循環路２の循環水に食塩水を加えて電解し
て活性酸素を生成させる電解通路４ａと、電解通路４ａ
を経た循環水を攪拌する攪拌装置６と、前記電解反応で
副生した次亜塩素酸や次亜塩素酸ナトリウムを触媒に接
触させて分解し、活性酸素を発生させる触媒装置７と、
を設けたプール水や風呂水の浄化装置とした。
【０００８】上記の触媒装置７の触媒には、過酸化ニッ
ケルを使用することができる。
ケルを使用することができる。
【０００９】
【作用】上記の手段を採用した結果、この発明は以下の
ような作用をする。電解通路４の陰極板と陽極板の間に
食塩水を流しながら電解すると、食塩が電解されて、活
性酸素を含む殺菌水が得られる。攪拌装置６で前記の殺
菌水を循環水と攪拌して混合させると、活性酸素による
酸化反応が促進され、循環水の中にある水溶性の有機物
が二酸化炭素、水、窒素ガスにまで分解させる。このと
き、活性酸素は殺菌力が強いので、循環水中の細菌やビ
ールスが殺菌される。
ような作用をする。電解通路４の陰極板と陽極板の間に
食塩水を流しながら電解すると、食塩が電解されて、活
性酸素を含む殺菌水が得られる。攪拌装置６で前記の殺
菌水を循環水と攪拌して混合させると、活性酸素による
酸化反応が促進され、循環水の中にある水溶性の有機物
が二酸化炭素、水、窒素ガスにまで分解させる。このと
き、活性酸素は殺菌力が強いので、循環水中の細菌やビ
ールスが殺菌される。
【００１０】攪拌装置６で攪拌された後、触媒装置７
で、循環水と触媒を接触させると、前記電解反応で副生
された次亜塩素酸や次亜塩素酸ナトリウムが分解され
る。これにより、循環水中に過剰に存在する人体に障害
を与える残留塩素を低減させると共に、この分解により
生じた活性酸素でさらに酸化分解と殺菌を行い、攪拌装
置６で分解されずに残った水溶性の有機物を酸化分解す
ると共に、攪拌装置６で殺菌されずに残った細菌やビー
ルスを殺菌する。
で、循環水と触媒を接触させると、前記電解反応で副生
された次亜塩素酸や次亜塩素酸ナトリウムが分解され
る。これにより、循環水中に過剰に存在する人体に障害
を与える残留塩素を低減させると共に、この分解により
生じた活性酸素でさらに酸化分解と殺菌を行い、攪拌装
置６で分解されずに残った水溶性の有機物を酸化分解す
ると共に、攪拌装置６で殺菌されずに残った細菌やビー
ルスを殺菌する。
【００１１】このようにして、攪拌装置６と触媒装置７
の二つの装置で活性酸素を利用して水溶性の有機物を酸
化分解すると共に、殺菌を行う。
の二つの装置で活性酸素を利用して水溶性の有機物を酸
化分解すると共に、殺菌を行う。
【００１２】殺菌水を作って循環水に加える代わりに、
循環路２の循環水に食塩水を加え、電解通路４ａの陰極
板と陽極板の間を流して電解し、活性酸素を生成させる
装置とすることもできる。
循環路２の循環水に食塩水を加え、電解通路４ａの陰極
板と陽極板の間を流して電解し、活性酸素を生成させる
装置とすることもできる。
【００１３】
【実施例】以下、この発明の構成を実施例として示した
図面により説明する。図１は第１の実施例を示す説明図
であり、プール水を浄化する浄化装置である。１はプー
ルであり、プール水は外部に設けた循環路２により循環
されるようになっている。
図面により説明する。図１は第１の実施例を示す説明図
であり、プール水を浄化する浄化装置である。１はプー
ルであり、プール水は外部に設けた循環路２により循環
されるようになっている。
【００１４】３はストレーナであり、循環路２により循
環されてきたプール水（循環水）の中に含まれた頭髪等
の比較的大きなゴミを取り除く装置である。４は、電解
通路であり、水路の中に陰極板と陽極板対向させて設
け、その間に食塩水を流して活性酸素を生成させ、殺菌
水を作る装置である。５は、一定濃度の食塩水を電解通
路４に供給する装置である。
環されてきたプール水（循環水）の中に含まれた頭髪等
の比較的大きなゴミを取り除く装置である。４は、電解
通路であり、水路の中に陰極板と陽極板対向させて設
け、その間に食塩水を流して活性酸素を生成させ、殺菌
水を作る装置である。５は、一定濃度の食塩水を電解通
路４に供給する装置である。
【００１５】６は、前記の電解通路４で作られた殺菌水
を、循環路２で循環されたプール水と混合攪拌すると共
に、前記の電解通路４で発生した活性酸素の酸化反応を
促進させる攪拌装置であり、通常ラインミキサが使用さ
れるが、混合攪拌し前方へ循環水を送るものであればど
のようなものでも良く、ポンプで代用することもでき
る。
を、循環路２で循環されたプール水と混合攪拌すると共
に、前記の電解通路４で発生した活性酸素の酸化反応を
促進させる攪拌装置であり、通常ラインミキサが使用さ
れるが、混合攪拌し前方へ循環水を送るものであればど
のようなものでも良く、ポンプで代用することもでき
る。
【００１６】７は、触媒装置であり、前記電解反応で副
生した次亜塩素酸や次亜塩素酸ナトリウムを分解して活
性酸素を発生させる触媒層を内部に設けている。使用す
る触媒としては、二酸化ニッケルや活性炭が使用でき
る。
生した次亜塩素酸や次亜塩素酸ナトリウムを分解して活
性酸素を発生させる触媒層を内部に設けている。使用す
る触媒としては、二酸化ニッケルや活性炭が使用でき
る。
【００１７】次亜塩素酸や次亜塩素酸ナトリウムを分解
して酸素を発生させる反応は次のように考えられる。 ＨＣｌＯ→Ｏ＋Ｈ+ ＋Ｃｌ- ＮａＣｌＯ→Ｏ＋ＮａＣｌ
して酸素を発生させる反応は次のように考えられる。 ＨＣｌＯ→Ｏ＋Ｈ+ ＋Ｃｌ- ＮａＣｌＯ→Ｏ＋ＮａＣｌ
【００１８】活性酸素は、酸化力が強く（次亜塩素酸の
４倍）、プール水に溶け込んだ有機物を炭酸ガス、水、
窒素ガスに分解する。また、活性酸素は殺菌力が強いの
で、プール水の中の細菌やビールスを殺菌して死滅させ
る。
４倍）、プール水に溶け込んだ有機物を炭酸ガス、水、
窒素ガスに分解する。また、活性酸素は殺菌力が強いの
で、プール水の中の細菌やビールスを殺菌して死滅させ
る。
【００１９】攪拌装置６における反応で残った有機物、
及び細菌やビールスは、触媒装置７で発生した活性酸素
で再度酸化分解と殺菌が行われる。前記触媒装置７にお
ける次亜塩素酸や次亜塩素酸ナトリウムの分解量は、循
環水の時間当たりの水量によって決まるので、残留塩素
濃度が厚生省の基準である0.4PPM以上になるように循環
水の時間当たりの水量を調整することが好ましい。
及び細菌やビールスは、触媒装置７で発生した活性酸素
で再度酸化分解と殺菌が行われる。前記触媒装置７にお
ける次亜塩素酸や次亜塩素酸ナトリウムの分解量は、循
環水の時間当たりの水量によって決まるので、残留塩素
濃度が厚生省の基準である0.4PPM以上になるように循環
水の時間当たりの水量を調整することが好ましい。
【００２０】８は、ストレーナであり、電解反応で生じ
た不溶性の不純物や垢等の細かなものを濾過する装置で
ある。９は、循環されたプール水を加温する加温装置で
ある。加温装置９を経たプール水は循環路２を通って再
びプール１に戻る。尚、１０はポンプである。
た不溶性の不純物や垢等の細かなものを濾過する装置で
ある。９は、循環されたプール水を加温する加温装置で
ある。加温装置９を経たプール水は循環路２を通って再
びプール１に戻る。尚、１０はポンプである。
【００２１】この発明の浄化装置の浄化効果を確かめる
ために、塩素系殺菌剤を入れる従来の方法による場合
と、この発明の浄化装置を使用した場合との透明度、殺
菌力、ＣＯＤ値を調べて比較した。結果は表１、表２に
示した通りであり、高い浄化効果（透明度、殺菌力、Ｃ
ＯＤ値）が認められた。
ために、塩素系殺菌剤を入れる従来の方法による場合
と、この発明の浄化装置を使用した場合との透明度、殺
菌力、ＣＯＤ値を調べて比較した。結果は表１、表２に
示した通りであり、高い浄化効果（透明度、殺菌力、Ｃ
ＯＤ値）が認められた。
【００２２】
【表１】
【００２３】
【表２】
【００２４】次に、この装置を風呂に設置し、塩素系殺
菌剤を入れる従来の方法による場合と、この発明の浄化
装置を使用した場合との大腸菌の数を調べ、風呂水の殺
菌効果を確かめた。結果は表３に示した通りであり、高
い殺菌効果が認められた。尚、大腸菌の数は、時間ごと
に採取した風呂水を寒天培地にかけ、２０時間培養した
後、常法により調べたものである。
菌剤を入れる従来の方法による場合と、この発明の浄化
装置を使用した場合との大腸菌の数を調べ、風呂水の殺
菌効果を確かめた。結果は表３に示した通りであり、高
い殺菌効果が認められた。尚、大腸菌の数は、時間ごと
に採取した風呂水を寒天培地にかけ、２０時間培養した
後、常法により調べたものである。
【００２５】
【表３】
【００２６】以上が第１実施例であり、図２により第２
実施例を説明する。第２実施例は、請求項２の発明を風
呂水に適用した例であり、第１実施例が電解通路４で作
られた殺菌水を、循環路２で循環してきたプール水（循
環水）に加えているのに対し、循環路２で循環してきた
風呂水に食塩水を加えて電解通路４ａで電解して活性酸
素を直接生成させている点で構成が異なる。尚、１ａは
浴槽であり、９ａは加熱装置である。その他の構成は第
１実施例と全く同一であるので、詳しい説明は省略す
る。勿論、この第２実施例の装置をプールに適用するこ
ともできる。
実施例を説明する。第２実施例は、請求項２の発明を風
呂水に適用した例であり、第１実施例が電解通路４で作
られた殺菌水を、循環路２で循環してきたプール水（循
環水）に加えているのに対し、循環路２で循環してきた
風呂水に食塩水を加えて電解通路４ａで電解して活性酸
素を直接生成させている点で構成が異なる。尚、１ａは
浴槽であり、９ａは加熱装置である。その他の構成は第
１実施例と全く同一であるので、詳しい説明は省略す
る。勿論、この第２実施例の装置をプールに適用するこ
ともできる。
【００２７】
【発明の効果】この発明の浄化装置は、食塩の電解によ
り生じた活性酸素を循環水に加え、攪拌装置６で攪拌し
て循環水の中にある水溶性の有機物を酸化分解した後、
触媒装置７で、前記の電解で副生された次亜塩素酸や次
亜塩素酸ナトリウムを分解し、分解により発生した活性
酸素で再度酸化分解しているので、循環水の中にある殆
どの水溶性の有機物は二酸化炭素、水、窒素ガスにまで
分解される。そのため、高い浄化効果が得られる。さら
に、活性酸素は殺菌力が強く、しかも循環水は二度活性
酸素にさらされて殺菌されているので、循環水中の細菌
やビールスを殆ど死滅させることができ、高い殺菌効果
が得られる。
り生じた活性酸素を循環水に加え、攪拌装置６で攪拌し
て循環水の中にある水溶性の有機物を酸化分解した後、
触媒装置７で、前記の電解で副生された次亜塩素酸や次
亜塩素酸ナトリウムを分解し、分解により発生した活性
酸素で再度酸化分解しているので、循環水の中にある殆
どの水溶性の有機物は二酸化炭素、水、窒素ガスにまで
分解される。そのため、高い浄化効果が得られる。さら
に、活性酸素は殺菌力が強く、しかも循環水は二度活性
酸素にさらされて殺菌されているので、循環水中の細菌
やビールスを殆ど死滅させることができ、高い殺菌効果
が得られる。
【００２８】さらに、生成された次亜塩素酸や次亜塩素
酸ナトリウムは、触媒装置により必要濃度にまで分解さ
れているので、人体に与える影響が少ない。
酸ナトリウムは、触媒装置により必要濃度にまで分解さ
れているので、人体に与える影響が少ない。
【００２９】またさらに、この発明の浄化装置を薬湯温
泉に使用した場合には、漢方成分を劣化させず、薬湯と
しての効果の持続時間が長くなるという効果も有する。
以上のように、この発明の浄化装置は、優れた効果を有
するものである。
泉に使用した場合には、漢方成分を劣化させず、薬湯と
しての効果の持続時間が長くなるという効果も有する。
以上のように、この発明の浄化装置は、優れた効果を有
するものである。
【図１】この発明の浄化装置の第１実施例を示す説明
図。
図。
【図２】この発明の浄化装置の第２実施例を示す説明
図。
図。
２ 循環路 ４、４ａ 電解通路 ６ 攪拌装置 ７ 触媒装置
Claims (3)
- 【請求項１】 陰極板と陽極板を対向させて設け、その
間に食塩水を流しながら電解して活性酸素を含む殺菌水
を作る電解通路（４）と、前記殺菌水をプールや浴槽の
外部に設けた循環路（２）の循環水に加えて攪拌する攪
拌装置（６）と、前記電解反応で副生する次亜塩素酸と
次亜塩素酸ナトリウムを触媒に接触させて分解し、活性
酸素を発生させる触媒装置（７）と、を設けたことを特
徴とするプール水や風呂水の浄化装置。 - 【請求項２】 プールや浴槽の外部に設けた循環路
（２）の循環水に食塩水を加えて電解し、活性酸素を生
成させる電解通路（４ａ）と、電解通路（４ａ）を経た
循環水を攪拌する攪拌装置（６）と、前記電解反応で副
生した次亜塩素酸や次亜塩素酸ナトリウムを触媒に接触
させて分解し、活性酸素を発生させる触媒装置（７）
と、を設けたことを特徴とするプール水や風呂水の浄化
装置。 - 【請求項３】 触媒装置（７）の触媒が過酸化ニッケル
であるを特徴とする請求項１または２に記載のプール水
や風呂水の浄化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5087676A JPH06296968A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | プール水や風呂水の浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5087676A JPH06296968A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | プール水や風呂水の浄化装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06296968A true JPH06296968A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=13921547
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5087676A Pending JPH06296968A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | プール水や風呂水の浄化装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06296968A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2728253A1 (fr) * | 1994-12-16 | 1996-06-21 | Tovarischestvo S Ogranichennoi | Procede d'epuration de l'eau par traitement electrochimique |
| EP0849227A3 (en) * | 1996-12-18 | 1998-09-30 | Kurita Water Industries Ltd. | Electrolytic treatment method for water-containing nitrogen compounds |
| US7235169B2 (en) | 2001-12-28 | 2007-06-26 | Omega Co., Ltd. | Method and apparatus for purging and disinfecting water |
| JP2012005964A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-01-12 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 酸素富化水生成装置 |
| JP2012217906A (ja) * | 2011-04-07 | 2012-11-12 | Mitsubishi Electric Corp | 活性酸素生成装置及び給湯装置 |
| CN109809650A (zh) * | 2019-03-29 | 2019-05-28 | 江苏京源环保股份有限公司 | 一种含氰废水电催化氧化处理方法及系统 |
| CN112972709A (zh) * | 2021-03-01 | 2021-06-18 | 烟台工程职业技术学院(烟台市技师学院) | 一种活性氧家居衣物消毒灭菌装置 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6233544A (ja) * | 1985-07-29 | 1987-02-13 | インペリアル・ケミカル・インダストリ−ズ・ピ−エルシ− | 排水中の酸化剤を分解する方法 |
| JPH026895A (ja) * | 1988-02-18 | 1990-01-11 | Patrice Guy Noel Combe | 流動液体の連続的処理の方法および装置 |
| JPH02111708A (ja) * | 1988-06-06 | 1990-04-24 | Jipukomu Kk | 殺菌水 |
| JPH02108794U (ja) * | 1988-06-21 | 1990-08-29 |
-
1993
- 1993-04-15 JP JP5087676A patent/JPH06296968A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6233544A (ja) * | 1985-07-29 | 1987-02-13 | インペリアル・ケミカル・インダストリ−ズ・ピ−エルシ− | 排水中の酸化剤を分解する方法 |
| JPH026895A (ja) * | 1988-02-18 | 1990-01-11 | Patrice Guy Noel Combe | 流動液体の連続的処理の方法および装置 |
| JPH02111708A (ja) * | 1988-06-06 | 1990-04-24 | Jipukomu Kk | 殺菌水 |
| JPH02108794U (ja) * | 1988-06-21 | 1990-08-29 |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2728253A1 (fr) * | 1994-12-16 | 1996-06-21 | Tovarischestvo S Ogranichennoi | Procede d'epuration de l'eau par traitement electrochimique |
| EP0849227A3 (en) * | 1996-12-18 | 1998-09-30 | Kurita Water Industries Ltd. | Electrolytic treatment method for water-containing nitrogen compounds |
| US7235169B2 (en) | 2001-12-28 | 2007-06-26 | Omega Co., Ltd. | Method and apparatus for purging and disinfecting water |
| JP2012005964A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-01-12 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 酸素富化水生成装置 |
| JP2012217906A (ja) * | 2011-04-07 | 2012-11-12 | Mitsubishi Electric Corp | 活性酸素生成装置及び給湯装置 |
| CN109809650A (zh) * | 2019-03-29 | 2019-05-28 | 江苏京源环保股份有限公司 | 一种含氰废水电催化氧化处理方法及系统 |
| CN112972709A (zh) * | 2021-03-01 | 2021-06-18 | 烟台工程职业技术学院(烟台市技师学院) | 一种活性氧家居衣物消毒灭菌装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20040037737A1 (en) | Method of and equipment for washing, disinfecting and/or sterilizing health care devices | |
| JP2004143519A (ja) | 水処理方法および水処理装置 | |
| KR20110072445A (ko) | 하이 레벨 살균 기준에 부합하면서 짧은 시간 내에 행할 수 있는 의료 기기의 살균 소독 방법 및 그 장치 | |
| US6051188A (en) | Process and device for the disinfection of a medical apparatus | |
| JPH06296968A (ja) | プール水や風呂水の浄化装置 | |
| JP2006239531A (ja) | 次亜塩素酸ナトリウム塩を用いた水の浄化方法 | |
| KR20130000043A (ko) | 하이 레벨 살균 기준에 부합하면서 짧은 시간 내에 행할 수 있는 의료 기기의 살균 소독 방법 및 그 장치 | |
| KR100323337B1 (ko) | 수영장물및목욕물의정화장치 | |
| KR101951448B1 (ko) | 농도 조절이 가능한 살균수 생성장치 | |
| JP3736057B2 (ja) | 活性電解水生成装置 | |
| JPH1110157A (ja) | 殺菌装置及び温水循環式風呂システム | |
| JP3553242B2 (ja) | 血液透析装置殺菌消毒用弱酸性電解酸性水生成装置 | |
| CN115996894A (zh) | 水消毒设备、系统和方法 | |
| JPH09157900A (ja) | 電解反応装置 | |
| JPH07155770A (ja) | 感染防止方法及びその装置並びにこれを利用した殺菌済み飲用水及び殺菌済み空調用冷却水の製造方法 | |
| JP3116062B2 (ja) | 保管庫内空気の浄化装置 | |
| JP2002119971A (ja) | トイレ排水処理装置 | |
| JPH11253958A (ja) | 電気分解殺菌装置及び電気分解殺菌方法 | |
| JPH07171212A (ja) | 人工透析治療装置の洗浄方法及びその装置 | |
| KR101467943B1 (ko) | 해수를 이용한 소독수 제조 시스템 | |
| JP3639928B2 (ja) | 洗浄用水の製造装置及びその製造方法 | |
| Bakhir et al. | Efficiency and safety of chemicals for disinfection, pre-sterilization cleaning and sterilization | |
| JPH06312011A (ja) | 殺菌洗浄装置 | |
| JPH04277081A (ja) | 用水の滅菌方法 | |
| JP4846298B2 (ja) | 海水の殺菌処理方法 |