JPH06296411A - 球状被選別物の選別装置 - Google Patents

球状被選別物の選別装置

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JPH06296411A
JPH06296411A JP10981293A JP10981293A JPH06296411A JP H06296411 A JPH06296411 A JP H06296411A JP 10981293 A JP10981293 A JP 10981293A JP 10981293 A JP10981293 A JP 10981293A JP H06296411 A JPH06296411 A JP H06296411A
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rollers
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Michihiro Shokaku
三千宏 少覺
Masayoshi Matsumori
正由 松森
Keizo Ikeda
啓三 池田
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Circle Tekkojo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 玉ネギ,芋等の農産物のような球状の被選別
物を搬送途中で損傷を与えることなくしかも効率よく選
別すること。 【構成】 選別回転ローラーa,a′が複数個の鼓形車
2,2′を備えるとともにそれらの間に選別落とし穴G
を囲繞形成すること。その選別回転ローラーa,a′を
多数連結して選別回転ローラー連結体Aを環状帯体に形
成していること。その選別回転ローラー連結体Aを、少
なくとも上面水平走行区間において、その水平走行始端
部b側から同終端部c側に達するのにともない上記選別
落とし穴Gの大きさを段階的に大きくなるようにして機
枠Bに装架していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、玉ネギ,芋等の農産物
のような球状の被選別物を選別するのに使用する装置の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】農産物の選別装置として、たとえば玉ネ
ギ選別装置について見ると、それは、複数列の螺旋溝ロ
ーラーを溝板に対向させるとともに玉ネギの搬送方向に
長手方向で配列し、供給された玉ネギをその螺旋溝に沿
って誘導することにより搬送する型のもので、螺旋溝は
供給側では浅く、搬送終端に近づくにつれて深くなり、
対向設置した溝板との間にできる空間で玉ネギの大小を
選別する構造のものである。
【0003】また、所定の大きさの孔の開いた回転ドラ
ムを複数列搬送方向に配設し、各々のドラムを搬送方向
に回転させることによって、順次小さい玉ネギから当該
ドラム内に落下させて系外に排出する型のものも知られ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの選別
装置は、搬送途中で当該農産物等に損傷を与えることが
多く、特に選別効率を向上させようとして螺旋溝ローラ
ーまたは回転ドラムの回転数を上げた場合には、途中ま
で落下している当該農産物を挟みつけて損傷することが
多くなり、搬送選別能率を向上できないという問題があ
る。発明者らは、選別能率を向上できるのにくわえ当該
被選別物に損傷を与えるおそれのない選別装置を鋭意研
究し、本発明を完成するに至ったものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明球状被選別物の選
別装置は、複数個の鼓形車2,2′を備えそれらの間に
選別落とし穴Gを囲繞形成する選別回転ローラーa,
a′を多数連結して選別回転ローラー連結体Aを環状帯
体に形成し、その選別回転ローラー連結体Aを、少なく
とも上面水平走行区間において、その水平走行始端部b
側から同終端部c側に達するのにともない上記選別落と
し穴Gの大きさを段階的に大きくなるようにして機枠B
に装架してなる。上記鼓形車2,2′は、本実施例で示
すように2個の小円錐ローラーを突き合わせたものでも
あるいは一体構造のものであってもよい。
【0006】
【作用】したがって、選別回転ローラー連結体Aの水平
走行始端部b側に供給転載された玉ネギ等の大小の被選
別物Hは、鼓形車2,2′上でそれとは反対方向の回転
をしながら水平走行終端部c側に向け搬送され、段階的
に大きくなる選別落とし穴Gより小径の被選別物Hはそ
の穴Gから落下する。すなわち、球径の小さいものから
順次選別落とし穴Gより落下する。水平走行終端部c側
の最も大きな選別落とし穴Gからも落下しなかった大径
の被選別物Hは該水平走行終端部cを越えてその前方に
送出される。
【0007】
【実施例】以下図示の実施例について詳述する。a,
a′は選別回転ローラーで、断面六角形の軸杆1,1′
に所要複数個の鼓形車2,2′とそれより大径の補助円
板3,3′とを所定の配置で串刺し状に取り付けるとと
もに、該軸杆1,1′の鼓形車2,2′および補助円板
3,3′の両外側には先細テーパー部を有する転動輪4
1 ,42 、41 ′,42 ′を嵌合してなる。
【0008】この選別回転ローラーa,a′は後記のよ
うに交互にしかも多数が連結して環状帯体をなす選別回
転ローラー連結体Aを構成し、その選別回転ローラー連
結体Aが後記のごとく機枠Bに循環走行をするように装
架されている。選別回転ローラー体a,a′の鼓形車2
と2′は互いに対向していてその間に選別落とし穴Gを
囲繞形成する。これに対し、補助円板3と3′とは互い
に食い違い位置であってかつ選別落とし穴Gの左右に臨
む位置に設けられている。
【0009】上記鼓形車2,2′は、本実施例では2個
の小円錐ローラーを突き合わせて構成したものである
が、もちろん一体構造のものでもよい。また、鼓形車
2,2′の軸線方向の間隔はスペーサ5,5′の介在ま
たは上記補助円板3,3′の介在によって設定されてい
る。
【0010】選別回転ローラー連結体Aは、上記転動輪
1 ,42 、41 ′,42 ′を後記する水平ガイドレー
ル6,6′上に転動させることによって、少なくとも機
枠Bの上面を水平走行し、その水平走行始端部bに供給
転載された球状野菜等の被選別物Hを水平走行終端部c
に向けて搬送するものであり、しかも、後述のように該
選別回転ローラー連結体Aは、その水平走行始端部bか
ら同終端部cに達するのにともない選別回転ローラーa
とa′の間隔、したがって、鼓形車2,2′が囲繞形成
する選別落とし穴Gの大きさを段階的に大きくなるよう
にして機枠Bに装架されているものである。これによ
り、球状野菜等の被選別物Hは、球径の小さいものから
順次選別落とし穴Gより選別落下する。水平走行終端部
cの最も大きな選別落とし穴Gからも落下しなかった大
径の被選別物Hは該水平走行終端部cを越えてその前方
に送出される。
【0011】そこで、上記選別回転ローラー連結体Aを
構成する選別回転ローラーa,a′の連結構造と該選別
回転ローラー連結体Aの機枠Bへの装架構造について説
明する。選別回転ローラーa,a′の上記転動輪41
2 、41 ′,42 ′は、軸杆1,1′の鼓形車2,
2′および補助円板3,3′の両外側端部に嵌合したス
リーブ7,7′の内端側に嵌合している。また、転動輪
1 ,42 、41 ′,42 ′は、その内端面の欠円形凹
処8にスリーブ7,7′の内端の欠円形頭部9を噛合さ
せていることによって、その回転を軸杆1,1′に伝達
するものであるが、欠円形凹処8と欠円形頭部9との間
には若干の遊び10を設けてある。
【0012】11,12は、選別回転ローラーa,a′
の両側外端それぞれに、基端を上記スリーブ7,7′の
外端側に回転自在に嵌合することにより取り付けた連結
長リンクおよび連結短リンクである。13は連結長リン
ク11の遊端に支持したベアリング等の転子、14は、
連結短リンク12と転動輪41 ,42 、41 ′,42
との間においてスリーブ7,7′に嵌合したブッシュで
ある。
【0013】上記連結長リンク11と同短リンク12
は、選別回転ローラー連結体Aの走行方向前方の選別回
転ローラーaまたはa′の連結長リンク11の中央部
と、同方向後方の選別回転ローラーa′またはaの短リ
ンク12の遊端とを軸支することによって互に連結して
いる。換言すると、選別回転ローラー連結体Aは、選別
回転ローラーa,a′をその両外側端部において連結
長,短リンク11,12により交互に多数連結すること
により、前記のように環状帯体に構成されているもので
ある。
【0014】その選別回転ローラー連結体Aは機枠Bに
次のように装架されている。まず概括的には、機枠Bの
上面水平走行区間においては選別回転ローラーa,a′
の転動輪41 ,42 、41 ′,42 ′を、機枠B内に設
立した左右起立壁15,15′の上辺縁に形成した前記
水平ガイドレール6,6′上に乗載し、水平走行始端部
bと水平走行終端部cにおいては選別回転ローラーa,
a′の前記ブッシュ14を、左右起立壁15,15′に
軸架した左右駆動スプロケット16,16′、17,1
7′に歯間に噛合させている。上記水平ガイドレール
6,6′はこれら駆動スプロケット16,16′、1
7,17′の軸芯上方間に架設位置する。
【0015】上記水平走行始端部bと水平走行終端部c
の下方に位置する選別回転ローラーa,a′の転動輪4
1 ,42 、41 ′,42 ′を下側隅角ガイド板18,1
9に当接させ、下面の水平走行区間の選別回転ローラー
a,a′の転動輪41 ,42、41 ′,42 ′を機枠B
の下側横架杆20,20′の上面に乗載している。
【0016】したがって、機枠B内に設置したモーター
21によってチェーン,スプロケット等所要の動力伝達
手段を介し上記左右駆動スプロケット16,16′およ
び17,17′を回転することにより、選別回転ローラ
ー連結体Aは図面の矢印22方向に循環走行する。
【0017】選別回転ローラー連結体Aの特に機枠Bの
上面水平走行区間におけるさらに詳しい装架状態と挙動
は次のとおりである。23〜27、23′〜27′は、
機枠Bの左右側壁d,d′に固着して選別回転ローラー
連結体Aの左右外方に設置した間隔制御ガイド板で、水
平走行始端部b側のものが低位置をとり同終端部c側の
ものが高位置をとるように段階的に配列している。
【0018】駆動スプロケット16,16′と17,1
7′の間すなわち上面水平走行区間内に位置する選別回
転ローラーa,a′は、前記のように転動輪41
2 、41 ′,42 ′を水平ガイドレール6,6′上に
乗載し、連結長リンク11の遊端の転子13を間隔制御
ガイド板23〜27、23′〜27′の下面に当接させ
て装架する。
【0019】この場合、選別回転ローラーa,a′は、
転子13を何れの間隔制御ガイド板に当接するかによっ
て互いの水平間隔を異にする。すなわち、転子13が間
隔制御ガイド板23,23′に当接している選別回転ロ
ーラーa,a′は、連結長リンク11が連結短リンク1
2となす角度を最も小さくして互いの間隔を最も狭く
し、転子13が間隔制御ガイド板27,27′に当接し
ている選別回転ローラーa,a′は、連結長リンク11
が連結短リンク12となす角度を最も大きくして互いの
間隔を最も広くしている。
【0020】したがってまた、選別回転ローラーa,
a′の各鼓形車2,2′が囲繞形成する選別落とし穴G
は、段階的にすなわち間隔制御ガイド板毎に、水平走行
始端部b側のものが狭く、同終端部c側のものが広く設
定される。なお、上記間隔制御ガイド板23〜27、2
3′〜27′の長さは、選別回転ローラーa,a′が同
じ水平間隔を、したがってまた、鼓形車2,2′が囲繞
形成する前記選別落とし穴Gが同じ大きさを、約300
mmの長さにわたって維持できる値に設定してある。
【0021】前記モーター21により選別回転ローラー
連結体Aを矢印22方向に駆動すると、転動輪41 ,4
2 、41 ′,42 ′が水平ガイドレール6,6′上を転
動するのにともない選別回転ローラーa,a′も回転し
ながら水平走行始端部b側から水平方向終端c側に走行
する。その間、間隔制御ガイド板23〜27,23′〜
27′に対応して選別回転ローラーa,a′の水平間隔
したがってまた選別落とし穴Gの大きさを、設定どおり
段階的に広狭に変える。
【0022】上記において、選別回転ローラー連結体A
は、上面水平走行区間において、水平走行終端部c側の
駆動スプロケット17,17′によって牽引され、選別
回転ローラーa,a′の連結長,短リンク11,12は
水平一直線に伸び切る状態になろうとする。しかしなが
ら、連結長リンク11の転子13を間隔制御ガイド板2
3〜27、23′〜27′の下面に当接させているの
で、その伸びが制限され、それにより、選別回転ローラ
ーa,a′の水平間隔したがってまた選別落とし穴Gの
大きさを設定どおり約300mmの長さにわたり維持し、
かつ転動輪41 ,42 、41 ′,42 ′が水平ガイドレ
ール6,6′の上面に押し付けられ所要の回転力が付与
される。
【0023】転子13が前段のたとえば間隔制御ガイド
板23,23′から外れて次段のたとえば間隔制御ガイ
ド板24,24′へ移行するとき、その転子13を軸支
する連結長リンク11は一時的にフリーの状態となる。
このとき、定常回転状態の駆動スプロケット17,1
7′は、そのフリーの連結長リンク11を有する選別回
転ローラーa,a′とそれより前方の選別回転ローラー
a,a′を前進させる。しかし、それよりも後方の選別
回転ローラーa,a′を前進させることはしない。
【0024】換言すると、間隔制御ガイド板23,2
3′による制御力から解放された選別回転ローラーa,
a′より後方すなわち駆動スプロケット16,16′側
の選別回転ローラーa,a′の進行は一時的に中断され
る。しかし、この中断のときにも、定常回転状態の駆動
スプロケット16,16′は、それに噛合し連結長,短
リンク11,12を伸長している後続の選別回転ローラ
ーaまたはa′を、連結長,短リンク11,12を屈曲
させながら、水平走行始端部bに送り込み、その転子1
3を間隔制御ガイド板23,23′の裏面に当接させ
る。
【0025】間隔制御ガイド板23,23′は、後端を
駆動スプロケット16,16′の上周辺に向けて斜めに
延長した傾斜部e,e′を有する。この傾斜部dは、駆
動スプロケット16,16の上周辺に相前後して噛合し
ている選別回転ローラーa,a′を連結している連結
長,短リンク11,12が上方に屈曲することのないよ
うに、その転子13の跳ね上がりを防止するとともに、
水平走行始端部bに送り込まれる選別回転ローラーa,
a′の転子13を間隔制御ガイド板23,23′の裏面
に確実に誘導するためのものである。
【0026】上記において、選別回転ローラーa,a′
の左右両端の転子13,13が次段のたとえば間隔制御
ガイド板24,24′へ移行するときにおいて、前段の
たとえば間隔制御ガイド板23,23′から左右同時に
外れないと、一方の未だ外れていない転子13側の転動
輪41 ,41 ′または42 ,42 ′が回転するのに対
し、他方の外れた転子13側の転動輪42 ,42 ′また
は41 ,41 ′が回転しないため、本来走行方向に対し
直角に進行すべき選別回転ローラーa,a′が斜めの状
態になるとともに、その選別回転ローラーa,a′すな
わち軸杆1,1′に捩じれ力が働いて駆動が重くなる。
【0027】したがって、選別回転ローラーa,a′の
左右両端の転子13,13が各間隔制御ガイド板から同
時に外れることが理想であるが、選別回転ローラーa,
a′が所要の長さを有する等の理由からその実現は機械
的には極めて困難なことである。しかし、本発明の選別
回転ローラーa,a′は、前述のように互いに噛合して
いる転動輪41 ,42 、41 ′,42 ′の欠円形凹処8
とスリーブ7,7′の欠円形頭部9との間に若干の遊び
10を設けているので、仮にその選別回転ローラーa,
a′が斜めになったとしてもその遊び10の範囲内では
あるが捩じれ力が働くことがなく、したがって駆動が重
くなるおそれがない。
【0028】ところで、選別回転ローラー連結体Aの水
平走行始端部b側に供給転載された玉ネギ等の被選別物
Hは、選別回転ローラー連結体Aの走行方向に回転する
鼓形車2,2′上でそれとは反対方向の回転をしながら
水平走行終端部cに向け搬送され、当該選別落とし穴G
より小径の被選別物Hはその穴Gから落下する。すなわ
ち、球径の小さいものから順次選別落とし穴Gより落下
する。
【0029】一般に、玉ネギ,芋等の農産物のような被
選別物Hの場合は、球状形をなすといっても、長径,短
径,凹凸等があって厳密にはかなり変形しているが、前
記のように、鼓形車2,2′上で逆回転させ、しかもそ
の鼓形車2,2′が形成する選別落とし穴Gの大きさを
除々に大きくしながら搬送する構成であることによっ
て、適合する最小径の選別落とし穴Gから的確に落下さ
せることができ、また特に、上記逆回転は、当該被選別
物Hを小径すぎて適合しない選別落とし穴Gに挟み込み
損傷させるようなことを回避できるものである。
【0030】また、被選別物Hは、変形度合いが大き
く、また、それ自体の径が大きくなるのにともない、鼓
形車2,2′によるだけでは十分な回転が得られず、し
たがって適合する最小径の選別落とし穴Gに一致しない
ことがあり、そのために的確な選別ができなくなると
か、選別落とし穴Gに挟み込まれて損傷したりする不都
合を生じる。
【0031】しかし、本発明においては前記のように、
鼓形車2,2′に大径で外周速の速い補助円板3,3′
を重合設置し、それが選別落とし穴Gの左右に臨む構成
にしているので、当該被選別物Hは、その補助円板3,
3′の外周に当接して鼓形車2,2′によるより速く回
転して適合する最小径の選別落とし穴Gにより早く一致
し選別落下する。なお、補助円板3,3′は外周での周
速が速いばかりでなくそこに当接した被選別物Hに対す
る回転力も大きいというメリットがある。
【0032】上記のようにして選別落とし穴Gから落下
した被選別物Hは、その選別落とし穴Gの広狭度合に応
じて、換言すると、間隔制御ガイド板23〜27,2
3′〜27′に対応させて設置したシュート28′〜3
2′付きの受入枠28〜32により各別に送出される。
【0033】次に、水平走行終端部cの最も大きな選別
落とし穴Gからも落下しなかった大径の被選別物Hは水
平走行終端部cを越え、シュート33を通じ送出され
る。このシュート33は、正面から見て角U字形枠体を
なすもので、水平走行終端部cの外側に架設され、その
誘導底板34を駆動スプロケット17,17′の下周面
対向部に位置させている。
【0034】35,35′は、駆動スプロケット17,
17′の外周に沿って運行される選別回転ローラーa,
a′の転動輪41 ,42 、41 ′,42 ′を当接回転さ
せて案内する丸棒状の湾曲ガイドレールである。この湾
曲ガイドレール35,35′は、、前記水平ガイドレー
ル6,6′の前端に連続する状態にして、しかも、その
接続端部を転動輪41 ,42 、41 ′,42 ′の大径部
に対応させるとともに下側先端部に至るにしたがい転動
輪41 ,42 、41 ′,42 ′の先細テーパー部の小径
外端側に接点が移動するように設置されている。
【0035】このため、転動輪41 ,42 、41 ′,4
2 ′は、水平ガイドレール6,6′から湾曲ガイドレー
ル35,35′に至って除々に回転速度を上げ、したが
ってまた選別回転ローラーa,a′とその鼓形車2,
2′の回転速度を速くする。これにより、水平走行終端
部cを越えた大径の被選別物Hは、鼓形車2,2′によ
り与えられる回転であって該鼓形車2,2′とは逆回転
の速度を速めながら前方の上記シュート33に弾き飛ば
されるようにして確実に送出される。
【0036】仮に、かかる構成にした湾曲ガイドレール
35,35′を設置していないとすると、転動輪41
2 、41 ′,42 ′が水平ガイドレール6,6′の前
端から外れたところで、当該選別回転ローラーa,a′
は回転を停止し、駆動スプロケット17,17′の外周
に沿って運行されるだけとなる。その場合には、回転停
止1本前の選別回転ローラーaまたはa′と回転停止し
た選別回転ローラーa′またはaとの間に跨がっている
被選別物Hに前者の回転力のみが働いて、それを無理に
当該鼓形車2,2′の間(選別落とし穴G)に挟み込ん
で搬送し、遂にはシュート33の誘導底板34の辺縁3
4′に衝接させて、該被選別物Hを損傷するという重大
な欠陥を生じるが、これを本発明は、湾曲ガイドレール
35,35′の設置によって解消しているものである。
【0037】なお、駆動スプロケット17,17′の外
周に沿って運行される選別回転ローラーa,a′の回転
は、湾曲ガイドレール35,35′を上記のように設置
するなどして徐々に速くすることが好適ではあるが、そ
れに限定されるものではなく、水平走行始端部bと水平
走行終端部cとの間の水平走行時と同じ回転速度あって
もよいものである。
【0038】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなとおり、
本発明球状被選別物の選別装置によれば、選別回転ロー
ラー連結体Aの水平走行始端部b側に玉ネギ等の被選別
物Hを供給転載すると、それは、鼓形車2,2′上でそ
れとは反対方向に回転しながら水平走行終端部c側に向
け搬送され、段階的に大きくなる選別落とし穴Gに適合
してそれより小径のものが落下する。すなわち、球径の
小さいものから順次選別落とし穴Gより的確に選別落下
し、水平走行終端部c側の最も大きな選別落とし穴Gか
らも落下しなかった大径の被選別物Hは該水平走行終端
部cを越えてその前方に送出されるもので、搬送途中で
当該被選別物Hに損傷を与えることもなく選別能率を向
上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の1実施例の平面図である。
【図2】同上の要部拡大平面図である。
【図3】同上の側面図である。
【図4】図3のI−I線断面図である。
【図5】同上の要部拡大縦断面図である。
【図6】転動輪の欠円形凹処とスリーブの欠円形頭部の
噛合状態を示す正面図である。
【符号の説明】
2,2′ 鼓形車 a,a′ 選別回転ローラー b 走行始端部 c 走行終端部 A 選別回転ローラー連結体 G 選別落とし穴 H 被選別物

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の鼓形車2,2′を備えそれらの
    間に選別落とし穴Gを囲繞形成する選別回転ローラー
    a,a′を多数連結して環状帯体に形成した選別回転ロ
    ーラー連結体Aを、少なくとも上面水平走行区間におい
    て、その水平走行始端部b側から同終端部c側に達する
    のにともない上記選別落とし穴Gの大きさを段階的に大
    きくなるようにして機枠Bに装架してなることを特徴と
    する球状被選別物の選別装置。
  2. 【請求項2】 複数個の鼓形車2,2′とそれより大径
    の補助円板3,3′とを所定の配置で備え、これら鼓形
    車2,2′と補助円板3,3′とで選別落とし穴Gを囲
    繞形成する選別回転ローラーa,a′を多数連結して環
    状帯体に形成した選別回転ローラー連結体Aを、少なく
    とも上面水平走行区間において、その水平走行始端部b
    側から同終端部c側に達するのにともない上記選別落と
    し穴Gの大きさを段階的に大きくなるようにして機枠B
    に装架してなることを特徴とする球状被選別物の選別装
    置。
  3. 【請求項3】 選別回転ローラー連結体Aの上面水平走
    行区間に水平ガイドレール6,6′を敷設し、この水平
    ガイドレール6,6′に乗載転動する転動輪41
    2 、41 ′,42 ′を選別回転ローラーa,a′の両
    外端側に備え、該選別回転ローラーa,a′が少なくと
    も上面水平走行区間においてその走行方向に一斉回転す
    るようにしてなることを特徴とする請求項1または2記
    載の球状被選別物の選別装置。
  4. 【請求項4】 選別回転ローラー連結体Aを、水平走行
    始端部b側と同終端部c側に設置した駆動スプロケット
    16,16′、17,17′に装架し、上面水平走行区
    間内にある選別回転ローラーa,a′の両外端側の転動
    輪41 ,42、41 ′,42 ′が乗載転動するように設
    置した水平ガイドレール6,6′の前端に基端側を連続
    する湾曲ガイドレール35,35′を、水平走行始端部
    b側の駆動スプロケット17,17′によって運行され
    る選別回転ローラーa,a′の転動輪41 ,42
    1 ′,42 ′が当接する状態に設置してなることを特
    徴とする請求項1,2または3記載の球状被選別物の選
    別装置。
  5. 【請求項5】 転動輪41 ,42 、41 ′,42 ′を先
    細テーパー部付きとし、その転動輪41 ,42
    1 ′,42 ′が順次大径部から先細テーパー部の小径
    外端側を湾曲ガイドレール35,35′に当接させるよ
    うにしてなることを特徴とする請求項4記載の球状被選
    別物の選別装置。
  6. 【請求項6】 選別回転ローラーa,a′の両外端側の
    転動輪41 ,42 、41 ′,42 ′が、それを嵌合した
    軸杆1,1′またはスリーブ7,7′との間に所要の遊
    び10を有することを特徴とする請求項3,4または5
    記載の球状被選別物の選別装置。
  7. 【請求項7】 選別回転ローラーa,a′をその両外側
    端部において連結長リンク11と連結短リンク12とに
    より交互に多数連結することにより環状帯体の選別回転
    ローラー連結体Aを構成してなることを特徴とする請求
    項1,2,3,4,5または6記載の球状被選別物の選
    別装置。
  8. 【請求項8】 連結長リンク11の遊端に取り付けた転
    子13が、下面に当接して転動する間隔制御ガイド板2
    3〜27、23′〜27′を、上面水平走行区間におい
    て水平走行始端部b側のものが低位置をとり同終端部c
    側のものが高位置をとるようにして機枠B側に段階的に
    設置してなることを特徴とする請求項7記載の球状被選
    別物の選別装置。
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