JPH06296151A - 無線受信装置 - Google Patents
無線受信装置Info
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- JPH06296151A JPH06296151A JP5106240A JP10624093A JPH06296151A JP H06296151 A JPH06296151 A JP H06296151A JP 5106240 A JP5106240 A JP 5106240A JP 10624093 A JP10624093 A JP 10624093A JP H06296151 A JPH06296151 A JP H06296151A
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- timing
- detection
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- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、音声信号を符号化して送受するデイ
ジタルセルラ等の無線受信装置に関し、短時間でフレー
ム同期し得るようにする。 【構成】本発明は、同期信号検出のタイミイングを所定
期間分メモリ28に累積し、その累積結果に基づいて同
期信号のタイミングを検出する。
ジタルセルラ等の無線受信装置に関し、短時間でフレー
ム同期し得るようにする。 【構成】本発明は、同期信号検出のタイミイングを所定
期間分メモリ28に累積し、その累積結果に基づいて同
期信号のタイミングを検出する。
Description
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図4) 発明が解決しようとする課題(図4及び図5) 課題を解決するための手段(図2及び図3) 作用(図2及び図3) 実施例 (1)実施例の全体構成(図1) (2)シンク信号の検出(図2及び図3) (3)実施例の効果 (4)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は無線受信装置に関し、例
えば音声信号を符号化して送受するデイジタルセルラに
適用し得る。
えば音声信号を符号化して送受するデイジタルセルラに
適用し得る。
【0003】
【従来の技術】従来、無線電話の1つでなるデイジタル
セルラにおいては、音声信号を符号化して送受すること
により、時分割多重化の手法を適用して1つのチヤンネ
ルを複数の通話端末で同時に使用し得るようになされて
いる。
セルラにおいては、音声信号を符号化して送受すること
により、時分割多重化の手法を適用して1つのチヤンネ
ルを複数の通話端末で同時に使用し得るようになされて
いる。
【0004】すなわちこの種の端末装置は、電源が投入
されると、予め設定された124のチヤンネルを順次ス
キヤンして電界強度が最も強いチヤンネルを検出する。
これにより端末装置は、その端末装置が属するエリアに
割り当てられたBCCH(broadcast control channel
)を検出し、このBCCHを受信する。
されると、予め設定された124のチヤンネルを順次ス
キヤンして電界強度が最も強いチヤンネルを検出する。
これにより端末装置は、その端末装置が属するエリアに
割り当てられたBCCH(broadcast control channel
)を検出し、このBCCHを受信する。
【0005】このBCCHは、タイムスロツトを形成し
て種々の情報を送信するようになされ、これによりデイ
ジタルセルラは、このBCCHを各端末装置で受信して
BCCHを送出する基地局の情報、隣接する基地局の情
報、さらには端末装置の呼び出し情報等を伝送するよう
になされている。このため端末装置は、このBCCHに
所定のタイミングで出力される同期信号でなるシンク信
号を検出し、これによりこのシンク信号を基準にして必
要な情報が送出されるタイミングを検出するようになさ
れている。
て種々の情報を送信するようになされ、これによりデイ
ジタルセルラは、このBCCHを各端末装置で受信して
BCCHを送出する基地局の情報、隣接する基地局の情
報、さらには端末装置の呼び出し情報等を伝送するよう
になされている。このため端末装置は、このBCCHに
所定のタイミングで出力される同期信号でなるシンク信
号を検出し、これによりこのシンク信号を基準にして必
要な情報が送出されるタイミングを検出するようになさ
れている。
【0006】すなわち図4に示すように端末装置は、受
信データD1(図4(A))からシンク信号SHに割り
当てられたビツトパターンを検出し、このシンク信号S
Hのタイミングで立ち上がるシンク検出信号S1を生成
する(図4(B))。さらに端末装置は、このシンク検
出信号S1が立ち上がると、所定のタイマをセツトして
受信データD1を順次カウントし、これにより始めに検
出したシンク信号SHのタイミングを基準にして続くシ
ンク信号を検出する。
信データD1(図4(A))からシンク信号SHに割り
当てられたビツトパターンを検出し、このシンク信号S
Hのタイミングで立ち上がるシンク検出信号S1を生成
する(図4(B))。さらに端末装置は、このシンク検
出信号S1が立ち上がると、所定のタイマをセツトして
受信データD1を順次カウントし、これにより始めに検
出したシンク信号SHのタイミングを基準にして続くシ
ンク信号を検出する。
【0007】すなわちこの種のデイジタルセルラにおい
ては、種々の電波状況下で使用されることにより、シン
ク信号を確実に検出し得ない場合がある。この場合図5
に示すように端末装置においては、受信データD1(図
5(A))にシンク信号SHが介挿されるタイミングで
シンク検出信号S1を立ち上げ得ず、またシンク信号S
Hが介挿されるタイミング以外のタイミングでシンク検
出信号S1を立ち上げるようになる(図5(B))。
ては、種々の電波状況下で使用されることにより、シン
ク信号を確実に検出し得ない場合がある。この場合図5
に示すように端末装置においては、受信データD1(図
5(A))にシンク信号SHが介挿されるタイミングで
シンク検出信号S1を立ち上げ得ず、またシンク信号S
Hが介挿されるタイミング以外のタイミングでシンク検
出信号S1を立ち上げるようになる(図5(B))。
【0008】このため端末装置は、この始めに検出した
シンク信号のタイミングを基準にして続くシンク信号を
所定回数だけ検出すると、このタイミングを正しいシン
ク信号のタイミングと判断し、このタイミングを基準に
して連続する受信データを処理するようになされている
(すなわちフレーム同期でなる)。
シンク信号のタイミングを基準にして続くシンク信号を
所定回数だけ検出すると、このタイミングを正しいシン
ク信号のタイミングと判断し、このタイミングを基準に
して連続する受信データを処理するようになされている
(すなわちフレーム同期でなる)。
【0009】これにより端末装置は、このシンク信号を
基準にして基地局から呼び出し情報等を検出し、指定さ
れたチヤンネルに移ることにより、所望の通話対象と通
話し得るようになされ、また隣接基地局のBCCH受信
結果との比較結果に基づいて、受信するBCCHを切り
換え、これにより隣接するエリアに移動した場合でも、
確実に通話し得るようになされている。
基準にして基地局から呼び出し情報等を検出し、指定さ
れたチヤンネルに移ることにより、所望の通話対象と通
話し得るようになされ、また隣接基地局のBCCH受信
結果との比較結果に基づいて、受信するBCCHを切り
換え、これにより隣接するエリアに移動した場合でも、
確実に通話し得るようになされている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのようにし
て正しいシンク信号のタイミングを判断する場合、始め
にシンク信号のタイミングを誤検出すると、誤り検出し
たタイミングを基準にしては続くシンク信号を検出し得
ないことにより、改めてシンク信号のタイミングを検出
し、この再検出したタイミングを基準にして続くシンク
信号を所定回数だけ検出することになる。
て正しいシンク信号のタイミングを判断する場合、始め
にシンク信号のタイミングを誤検出すると、誤り検出し
たタイミングを基準にしては続くシンク信号を検出し得
ないことにより、改めてシンク信号のタイミングを検出
し、この再検出したタイミングを基準にして続くシンク
信号を所定回数だけ検出することになる。
【0011】特にデイジタルセルラにおいては、電波状
況に応じてシンク信号を誤り検出する確率が大きく変化
する特徴があり、シンク信号でシンク検出信号S1が立
ち上がらない確率PD (すなわちシンク信号を見逃す確
率:probability of detection)が1/2程度に立ち上
がる場合もあり、これとは逆にシンク信号以外でシンク
検出信号S1が立ち上がる確率PFA(probability of f
alse alam )も数〔%〕に立ち上がる場合がある。これ
により従来の端末装置は、使用環境に応じてフレーム同
期する時間が大きく変化し、電波状況が劣化するとフレ
ーム同期に時間を要する問題があつた。
況に応じてシンク信号を誤り検出する確率が大きく変化
する特徴があり、シンク信号でシンク検出信号S1が立
ち上がらない確率PD (すなわちシンク信号を見逃す確
率:probability of detection)が1/2程度に立ち上
がる場合もあり、これとは逆にシンク信号以外でシンク
検出信号S1が立ち上がる確率PFA(probability of f
alse alam )も数〔%〕に立ち上がる場合がある。これ
により従来の端末装置は、使用環境に応じてフレーム同
期する時間が大きく変化し、電波状況が劣化するとフレ
ーム同期に時間を要する問題があつた。
【0012】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、短時間でフレーム同期することができる無線受信装
置を提案しようとするものである。
で、短時間でフレーム同期することができる無線受信装
置を提案しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、所定のビツト周期で送信信号D1
に介挿される同期信号を基準にして、送信信号D1を受
信する無線受信装置1において、同期信号を検出して検
出信号S1を出力する同期信号検出手段25と、送信信
号D1に同期してビツト周期で順次循環的にカウント値
AD1、AD2を繰り返すカウンタ26と、カウンタ2
6のカウント結果AD1、AD2を基準にして検出信号
S1を累積することにより、検出信号S1が得られたタ
イミングを累積記録するメモリ回路28とを備え、メモ
リ回路28の累積記録結果に基づいて、同期信号に同期
して送信信号D1を受信する。
め本発明においては、所定のビツト周期で送信信号D1
に介挿される同期信号を基準にして、送信信号D1を受
信する無線受信装置1において、同期信号を検出して検
出信号S1を出力する同期信号検出手段25と、送信信
号D1に同期してビツト周期で順次循環的にカウント値
AD1、AD2を繰り返すカウンタ26と、カウンタ2
6のカウント結果AD1、AD2を基準にして検出信号
S1を累積することにより、検出信号S1が得られたタ
イミングを累積記録するメモリ回路28とを備え、メモ
リ回路28の累積記録結果に基づいて、同期信号に同期
して送信信号D1を受信する。
【0014】
【作用】順次循環的にカウント値AD1、AD2を繰り
返すカウンタ26のカウント結果AD1、AD2を基準
にして検出信号S1を累積することにより、検出信号S
1のタイミングをメモリ回路28に累積記録すれば、同
期信号の検出頻度が低下した場合、さらには誤つたタイ
ミングで検出した場合でも、メモリ回路28の累積記録
結果に基づいて、同期信号のタイミングを正しく検出し
得、これにより短い時間でフレーム同期し得る。
返すカウンタ26のカウント結果AD1、AD2を基準
にして検出信号S1を累積することにより、検出信号S
1のタイミングをメモリ回路28に累積記録すれば、同
期信号の検出頻度が低下した場合、さらには誤つたタイ
ミングで検出した場合でも、メモリ回路28の累積記録
結果に基づいて、同期信号のタイミングを正しく検出し
得、これにより短い時間でフレーム同期し得る。
【0015】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
する。
【0016】(1)実施例の全体構成 図1において、1は全体としてデイジタルセルラの端末
装置を示し、基地局から送出された送信信号をアンテナ
2で受信し、その結果得られる受信信号をアンテナ共用
器3を介してミクサ4に出力する。ミクサ4は、発振部
5から出力される局部発振信号を用いて受信信号を周波
数変換した後、フイルタ6を介して出力し、これにより
端末装置1は、局部発振信号の周波数を切り換えて所望
のチヤンネルを選択的に受信し得るようになされてい
る。
装置を示し、基地局から送出された送信信号をアンテナ
2で受信し、その結果得られる受信信号をアンテナ共用
器3を介してミクサ4に出力する。ミクサ4は、発振部
5から出力される局部発振信号を用いて受信信号を周波
数変換した後、フイルタ6を介して出力し、これにより
端末装置1は、局部発振信号の周波数を切り換えて所望
のチヤンネルを選択的に受信し得るようになされてい
る。
【0017】アナログデイジタル変換回路(A/D)7
は、このフイルタ6の出力信号を増幅回路8を介して入
力し、所定の基準信号を基準にしてデイジタル値に変換
して出力し、これにより端末装置1は、受信信号の基準
位相に同期したタイミングの復調結果でなるIデータI
を復調し得るようになされている。さらにアナログデイ
ジタル変換回路7は、増幅回路8の出力信号を移相器9
を介して入力し、この入力信号をデイジタル値に変換
し、これにより端末装置1は、I信号に対して90度位相
の異なる復調結果でなるQデータQを復調し得るように
なされ、これによりGMSK変調されて伝送されたIデ
ータ及びQデータを復調し得るようになされている。
は、このフイルタ6の出力信号を増幅回路8を介して入
力し、所定の基準信号を基準にしてデイジタル値に変換
して出力し、これにより端末装置1は、受信信号の基準
位相に同期したタイミングの復調結果でなるIデータI
を復調し得るようになされている。さらにアナログデイ
ジタル変換回路7は、増幅回路8の出力信号を移相器9
を介して入力し、この入力信号をデイジタル値に変換
し、これにより端末装置1は、I信号に対して90度位相
の異なる復調結果でなるQデータQを復調し得るように
なされ、これによりGMSK変調されて伝送されたIデ
ータ及びQデータを復調し得るようになされている。
【0018】イコライザ10は、このIデータ及びQデ
ータをシンク検出部24を介して入力して歪み補正する
ことにより、マルチパスを除去して出力し、チヤンネル
デコーダ12は、イコライザ10の出力データから音声
データを選択してボイスデコーダ13に出力する。これ
によりボイスデコーダ13は、Iデータ及びQデータに
変換して伝送された音声信号を復調し、スピーカ14を
駆動する。
ータをシンク検出部24を介して入力して歪み補正する
ことにより、マルチパスを除去して出力し、チヤンネル
デコーダ12は、イコライザ10の出力データから音声
データを選択してボイスデコーダ13に出力する。これ
によりボイスデコーダ13は、Iデータ及びQデータに
変換して伝送された音声信号を復調し、スピーカ14を
駆動する。
【0019】これにより端末装置1は、通話対象から基
地局を介して送出された音声信号を受信し得るようにな
されている。このときシンク検出部24は、アナログデ
イジタル変換回路7から出力されるIデータ及びQデー
タを基準にしてシンク信号を検出し、検出結果を中央処
理ユニツト(CPU)15に出力し、中央処理ユニツト
15は、この検出結果を基準にしてイコライザ10、チ
ヤンネルデコーダ12等の動作を制御する。
地局を介して送出された音声信号を受信し得るようにな
されている。このときシンク検出部24は、アナログデ
イジタル変換回路7から出力されるIデータ及びQデー
タを基準にしてシンク信号を検出し、検出結果を中央処
理ユニツト(CPU)15に出力し、中央処理ユニツト
15は、この検出結果を基準にしてイコライザ10、チ
ヤンネルデコーダ12等の動作を制御する。
【0020】これにより端末装置1は、このシンク検出
結果を基準にして基地局から送出された所定の情報を受
信し、その受信結果に基づいて局部発振信号の周波数を
切り換えることにより、所定の通話チヤンネルに周波数
を切り換えた後、所定のタイムスロツトを受信して音声
信号を受信し得るようになされている。
結果を基準にして基地局から送出された所定の情報を受
信し、その受信結果に基づいて局部発振信号の周波数を
切り換えることにより、所定の通話チヤンネルに周波数
を切り換えた後、所定のタイムスロツトを受信して音声
信号を受信し得るようになされている。
【0021】これに対して端末装置1の送信系は、マイ
ク16から出力される音声信号をボイスエンコーダ17
で音声データに変換した後、チヤンネルエンコーダ18
でIデータ及びQデータに変換する。さらにデイジタル
アナログ変換回路(D/A)19は、このIデータ及び
QデータをI成分及びQ成分のアナログ信号に変換し、
ミクサ20は、局部発振信号でこのI成分及びQ成分の
アナログ信号を所定周波数の送信信号に変換する。
ク16から出力される音声信号をボイスエンコーダ17
で音声データに変換した後、チヤンネルエンコーダ18
でIデータ及びQデータに変換する。さらにデイジタル
アナログ変換回路(D/A)19は、このIデータ及び
QデータをI成分及びQ成分のアナログ信号に変換し、
ミクサ20は、局部発振信号でこのI成分及びQ成分の
アナログ信号を所定周波数の送信信号に変換する。
【0022】これにより端末装置1は、このミクサ20
の出力信号をフイルタ21を介してパワーアンプ22に
出力し、このパワーアンプ22の出力信号をアンテナ共
用器3を介してアンテナ2から送出する。このとき端末
装置1は、イコライザ10で検出される所定のタイミン
グ検出結果を基準にして送信及び受信のタイミングを切
り換え、これにより時分割多重化の手法を適用して基地
局から複数の端末装置に送出される送信信号のうち、自
局に割り当てられたタイムスロツトを選択的に受信し、
また自局に割り当てられたタイムスロツトを使用して基
地局に音声データを送出するようになされている。
の出力信号をフイルタ21を介してパワーアンプ22に
出力し、このパワーアンプ22の出力信号をアンテナ共
用器3を介してアンテナ2から送出する。このとき端末
装置1は、イコライザ10で検出される所定のタイミン
グ検出結果を基準にして送信及び受信のタイミングを切
り換え、これにより時分割多重化の手法を適用して基地
局から複数の端末装置に送出される送信信号のうち、自
局に割り当てられたタイムスロツトを選択的に受信し、
また自局に割り当てられたタイムスロツトを使用して基
地局に音声データを送出するようになされている。
【0023】(2)シンク信号の検出 端末装置1の電源を立ち上げると、さらに端末装置が属
するエリアが切り換わると、中央処理ユニツト15は、
発振部5に制御データを送出してBCCHを受信し、続
いてシンク検出部24に制御コードを出力してシンク信
号を検出する。ここで図2に示すようにシンク検出部2
4は、シンク検出回路25に順次シリアルデータの形式
で入力される受信データD1(すなわちIデータ及びQ
データでなる)を入力し、ここで受信データD1からシ
ンク信号に割り当てたビツトパターンを検出し、シンク
検出信号S1を出力する。
するエリアが切り換わると、中央処理ユニツト15は、
発振部5に制御データを送出してBCCHを受信し、続
いてシンク検出部24に制御コードを出力してシンク信
号を検出する。ここで図2に示すようにシンク検出部2
4は、シンク検出回路25に順次シリアルデータの形式
で入力される受信データD1(すなわちIデータ及びQ
データでなる)を入力し、ここで受信データD1からシ
ンク信号に割り当てたビツトパターンを検出し、シンク
検出信号S1を出力する。
【0024】カウンタ26は、2系列のリングカウンタ
で形成され、受信データD1に同期したタイミングで順
次値が変化し、シンク信号の繰り返し周期で値が繰り返
す第1のアドレスデータAD1と、この第1のアドレス
データAD1の繰り返し周期で順次循環的に値が変化す
る第2のアドレスデータAD2を生成して出力する。こ
れに対して図3に示すように、メモリ28は、このアド
レスデータAD1及びAD2を基準にしてシンク検出信
号S1を順次格納することにより、この第1のアドレス
データAD1を基準にしてシンク信号検出のタイミング
を記録する。
で形成され、受信データD1に同期したタイミングで順
次値が変化し、シンク信号の繰り返し周期で値が繰り返
す第1のアドレスデータAD1と、この第1のアドレス
データAD1の繰り返し周期で順次循環的に値が変化す
る第2のアドレスデータAD2を生成して出力する。こ
れに対して図3に示すように、メモリ28は、このアド
レスデータAD1及びAD2を基準にしてシンク検出信
号S1を順次格納することにより、この第1のアドレス
データAD1を基準にしてシンク信号検出のタイミング
を記録する。
【0025】すなわちメモリ28は、それぞれ第1及び
第2のアドレスデータAD1及びAD2に対応する記憶
領域を縦方向及び横方向に取つて示すように、シンク信
号の第1の繰り返し周期でシンク検出信号S1の立ち上
がりのタイミングを第1のアドレスデータAD1の値を
基準にして記録した後、続く第2の繰り返し周期でシン
ク検出信号S1の立ち上がりのタイミングを同様に第1
のアドレスデータAD1の値を基準にして記録する。さ
らにメモリ28は、同様にして第3、第4及び第5の繰
り返し周期でシンク検出信号S1の立ち上がりのタイミ
ングを第1のアドレスデータAD1の値を基準にして記
録すると、続く第6の繰り返し周期で、第1の繰り返し
周期で記録した領域に戻つてシンク検出信号S1の立ち
上がりのタイミングを記録する。
第2のアドレスデータAD1及びAD2に対応する記憶
領域を縦方向及び横方向に取つて示すように、シンク信
号の第1の繰り返し周期でシンク検出信号S1の立ち上
がりのタイミングを第1のアドレスデータAD1の値を
基準にして記録した後、続く第2の繰り返し周期でシン
ク検出信号S1の立ち上がりのタイミングを同様に第1
のアドレスデータAD1の値を基準にして記録する。さ
らにメモリ28は、同様にして第3、第4及び第5の繰
り返し周期でシンク検出信号S1の立ち上がりのタイミ
ングを第1のアドレスデータAD1の値を基準にして記
録すると、続く第6の繰り返し周期で、第1の繰り返し
周期で記録した領域に戻つてシンク検出信号S1の立ち
上がりのタイミングを記録する。
【0026】これによりメモリ28は、シンク検出信号
S1が立ち上がるタイミングを過去5回の繰り返し周期
分、蓄積するようになされている。中央処理ユニツト1
5は、この第1のアドレスデータAD1を所定のタイミ
ングで発行してメモリ28をアクセスし、横方向に並ぶ
値1に立ち上がるビツト数を検出することにより、この
ビツト数が所定値以上検出されたタイミングを正しいシ
ンク信号のタイミングと判断する。
S1が立ち上がるタイミングを過去5回の繰り返し周期
分、蓄積するようになされている。中央処理ユニツト1
5は、この第1のアドレスデータAD1を所定のタイミ
ングで発行してメモリ28をアクセスし、横方向に並ぶ
値1に立ち上がるビツト数を検出することにより、この
ビツト数が所定値以上検出されたタイミングを正しいシ
ンク信号のタイミングと判断する。
【0027】すなわちシンク検出信号を検出し得ない確
率PD に比して誤つたタイミングで検出する確率PFAが
各段的に小さいことにより、横方向に並ぶ値1に立ち上
がるビツト数の大小を基準にして、シンク信号のタイミ
ングを正しく検出することができる。このときシンク検
出信号S1が立ち上がるタイミングを過去5回の繰り返
し周期分蓄積すれば、1回の繰り返し周期の中で何回も
シンク検出信号S1が立ち上がつた場合でも、正しいシ
ンク信号のタイミングを検出することができる。さらに
このようにメモリ28の内容を更新して循環的に累積結
果を記録することにより、シンク信号の検出確率が低い
場合でも、過去に検出されたシンク検出信号の立ち上が
りを参考にして短い時間でシンク信号のタイミングを検
出することができる。
率PD に比して誤つたタイミングで検出する確率PFAが
各段的に小さいことにより、横方向に並ぶ値1に立ち上
がるビツト数の大小を基準にして、シンク信号のタイミ
ングを正しく検出することができる。このときシンク検
出信号S1が立ち上がるタイミングを過去5回の繰り返
し周期分蓄積すれば、1回の繰り返し周期の中で何回も
シンク検出信号S1が立ち上がつた場合でも、正しいシ
ンク信号のタイミングを検出することができる。さらに
このようにメモリ28の内容を更新して循環的に累積結
果を記録することにより、シンク信号の検出確率が低い
場合でも、過去に検出されたシンク検出信号の立ち上が
りを参考にして短い時間でシンク信号のタイミングを検
出することができる。
【0028】これにより中央処理ユニツト15は、短い
時間で正しいシンク信号のタイミングを検出することが
でき、これにより端末装置1は、短い時間でフレーム同
期することができる。
時間で正しいシンク信号のタイミングを検出することが
でき、これにより端末装置1は、短い時間でフレーム同
期することができる。
【0029】すなわち中央処理ユニツト15は、このよ
うにしてシンク信号のタイミングを検出すると、その第
1のアドレスデータAD1をイコライザ10等のデータ
処理回路に出力し、各データ処理回路は、このアドレス
データAD1を基準にして順次入力する受信データD1
を処理し、これによりフレーム同期して受信データD1
を処理する。
うにしてシンク信号のタイミングを検出すると、その第
1のアドレスデータAD1をイコライザ10等のデータ
処理回路に出力し、各データ処理回路は、このアドレス
データAD1を基準にして順次入力する受信データD1
を処理し、これによりフレーム同期して受信データD1
を処理する。
【0030】(3)実施例の効果 以上の構成によれば、過去5回の繰り返し周期分、シン
ク検出信号が立ち上がつたタイミングを累積し、その累
積結果に基づいてシンク信号のタイミングを検出するこ
とにより、迅速かつ確実にシンク信号のタイミングを検
出し得、これにより短い時間でフレーム同期することが
できる。
ク検出信号が立ち上がつたタイミングを累積し、その累
積結果に基づいてシンク信号のタイミングを検出するこ
とにより、迅速かつ確実にシンク信号のタイミングを検
出し得、これにより短い時間でフレーム同期することが
できる。
【0031】(4)他の実施例 なお上述の実施例においては、過去5回の繰り返し周期
分シンク検出信号の立ち上がりのタイミングを累積する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、必要に
応じてこの蓄積回数を自由に変更することができる。
分シンク検出信号の立ち上がりのタイミングを累積する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、必要に
応じてこの蓄積回数を自由に変更することができる。
【0032】さらに上述の実施例においては、本発明を
デイジタルセルラに適用してシンク信号を検出する場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、種々の無線
受信装置に適用して予め設定されたビツトパターンの同
期信号を検出して種々のデータを受信する場合に広く適
用することができる。
デイジタルセルラに適用してシンク信号を検出する場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、種々の無線
受信装置に適用して予め設定されたビツトパターンの同
期信号を検出して種々のデータを受信する場合に広く適
用することができる。
【0033】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、同期信号
検出のタイミングを所定期間分累積し、その累積結果に
基づいて同期信号のタイミングを検出することにより、
迅速かつ確実に同期信号を検出し得、これにより短時間
でフレーム同期することができる無線受信装置を得るこ
とができる。
検出のタイミングを所定期間分累積し、その累積結果に
基づいて同期信号のタイミングを検出することにより、
迅速かつ確実に同期信号を検出し得、これにより短時間
でフレーム同期することができる無線受信装置を得るこ
とができる。
【図1】本発明の一実施例によるデイジタルセルラの端
末装置を示すブロツク図である。
末装置を示すブロツク図である。
【図2】そのシンク信号の検出の説明に供するブロツク
図である。
図である。
【図3】そのメモリに記録した累積結果を示す略線図で
ある。
ある。
【図4】シンク信号の検出の説明に供する信号波形図で
ある。
ある。
【図5】その誤り検出の説明に供する信号波形図であ
る。
る。
【符号の説明】 1……端末装置、2……アンテナ、4……ミクサ、6…
…フイルタ、7……アナログデイジタル変換回路、10
……イコライザ、15……中央処理ユニツト、24……
シンク検出部、25……シンク検出回路、26……カウ
ンタ、28……メモリ。
…フイルタ、7……アナログデイジタル変換回路、10
……イコライザ、15……中央処理ユニツト、24……
シンク検出部、25……シンク検出回路、26……カウ
ンタ、28……メモリ。
Claims (1)
- 【請求項1】所定のビツト周期で送信信号に介挿される
同期信号を基準にして、上記送信信号を受信する無線受
信装置において、 上記同期信号を検出して検出信号を出力する同期信号検
出手段と、 上記送信信号に同期して上記ビツト周期で順次循環的に
カウント値を繰り返すカウンタと、 上記カウンタのカウント結果を基準にして上記検出信号
を累積することにより、上記検出信号が得られたタイミ
ングを累積記録するメモリ回路とを具え、 上記メモリ回路の上記累積記録結果に基づいて、上記同
期信号に同期して上記送信信号を受信することを特徴と
する無線受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5106240A JPH06296151A (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 無線受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5106240A JPH06296151A (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 無線受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06296151A true JPH06296151A (ja) | 1994-10-21 |
Family
ID=14428597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5106240A Pending JPH06296151A (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 無線受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06296151A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001010067A1 (fr) * | 1999-08-02 | 2001-02-08 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Dispositif d'acquisition synchrone de trames et procede associe |
-
1993
- 1993-04-08 JP JP5106240A patent/JPH06296151A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001010067A1 (fr) * | 1999-08-02 | 2001-02-08 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Dispositif d'acquisition synchrone de trames et procede associe |
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