JPH06296109A - アンテナ装置及び該アンテナ装置を備えた携帯無線機 - Google Patents
アンテナ装置及び該アンテナ装置を備えた携帯無線機Info
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- JPH06296109A JPH06296109A JP5080756A JP8075693A JPH06296109A JP H06296109 A JPH06296109 A JP H06296109A JP 5080756 A JP5080756 A JP 5080756A JP 8075693 A JP8075693 A JP 8075693A JP H06296109 A JPH06296109 A JP H06296109A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 誘電体層として高度に精錬された高純度のア
ルミナを用いることにより、帯域幅が広くて高利得の特
性が得られるアンテナ装置を提供すると共に、小型化・
薄型化等に寄与し得るアンテナ装置を備えた携帯無線機
を提供する。 【構成】 板状逆Fアンテナ(平面アンテナ)の誘電体
基板3を、純度99.9%以上であって、比誘電率が1
0.0以上のアルミナによって形成する。
ルミナを用いることにより、帯域幅が広くて高利得の特
性が得られるアンテナ装置を提供すると共に、小型化・
薄型化等に寄与し得るアンテナ装置を備えた携帯無線機
を提供する。 【構成】 板状逆Fアンテナ(平面アンテナ)の誘電体
基板3を、純度99.9%以上であって、比誘電率が1
0.0以上のアルミナによって形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘電体層を設けた平面
アンテナを有するアンテナ装置、及び、該アンテナ装置
を備えた携帯無線機に関するものである。
アンテナを有するアンテナ装置、及び、該アンテナ装置
を備えた携帯無線機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、携帯無線機に内蔵される
平面アンテナとしては、その誘電体層が空気、即ち、比
誘電率εr=1.0で構成されるものが主流となってい
た。しかし、近年の携帯無線機の小形化・軽量化・薄型
化の動向の中、誘電体層が空気層により構成される従来
の平面アンテナでは、無線機本体の小型化等に合わせて
平面アンテナ自体を小型化すると、その小型化に対応す
るようにエネルギ変換効率が悪くなり、或いは、帯域幅
が狭くなる。そのため、平面アンテナの大きさを変えな
いものとすると、その平面アンテナは、小型化等された
無線機本体に収納することができなくなる。
平面アンテナとしては、その誘電体層が空気、即ち、比
誘電率εr=1.0で構成されるものが主流となってい
た。しかし、近年の携帯無線機の小形化・軽量化・薄型
化の動向の中、誘電体層が空気層により構成される従来
の平面アンテナでは、無線機本体の小型化等に合わせて
平面アンテナ自体を小型化すると、その小型化に対応す
るようにエネルギ変換効率が悪くなり、或いは、帯域幅
が狭くなる。そのため、平面アンテナの大きさを変えな
いものとすると、その平面アンテナは、小型化等された
無線機本体に収納することができなくなる。
【0003】ところが、携帯無線機の小型化等の動向は
留まるところを知らず、アンテナにも更なる小型化が求
められるようになった。通常、平面アンテナの素子寸法
は誘電体層の比誘電率εrによって決定されるため、現
在では、誘電体層の材質として比誘電率εr=3〜4程
度のもの(例えば、アルミナ)が用いられている。この
ように、従来の比誘電率εr=1.0の空気層から現在
主流となっている比誘電率εr=3〜4のアルミナを用
いることにより、平面アンテナの小型化が図られてき
た。
留まるところを知らず、アンテナにも更なる小型化が求
められるようになった。通常、平面アンテナの素子寸法
は誘電体層の比誘電率εrによって決定されるため、現
在では、誘電体層の材質として比誘電率εr=3〜4程
度のもの(例えば、アルミナ)が用いられている。この
ように、従来の比誘電率εr=1.0の空気層から現在
主流となっている比誘電率εr=3〜4のアルミナを用
いることにより、平面アンテナの小型化が図られてき
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のアンテナ装置においては、誘電体基板の
誘電体層として用いられていたアルミナの純度が低く、
その比誘電率εrが3〜4と低かったため、帯域幅が極
めて狭く、低利得な特性しか得られないばかりでなく、
アンテナ製造時における加工性が悪く、加工工数や歩留
り等を考慮すると高価になる等の課題があった。
たような従来のアンテナ装置においては、誘電体基板の
誘電体層として用いられていたアルミナの純度が低く、
その比誘電率εrが3〜4と低かったため、帯域幅が極
めて狭く、低利得な特性しか得られないばかりでなく、
アンテナ製造時における加工性が悪く、加工工数や歩留
り等を考慮すると高価になる等の課題があった。
【0005】しかも、アンテナの帯域幅特性は誘電体層
の厚さによりほぼ決定されるため、素子外形が小形化さ
れてもアンテナを薄くすると狭帯域な特性になると共
に、薄型化に伴い放射効率が低下し、利得が低下してし
まうことから、アンテナを薄型化することは困難であっ
た。そのため、誘電体層の厚さは従来からさほど改善さ
れることがなく、また、アンテナを筐体背面に設置する
場合には、放射効率を高める等のために凸部を設ける必
要があった。さらに、従来の空気層からなる比誘電率ε
r=1.0のアンテナが用いられていた頃は、筐体が大
きかったため当該筐体の側面や上面にアンテナを設置す
る方法があったが、現在のように小形化・薄型化された
携帯無線機においては、アンテナをそのような場所に設
置することは不可能であるという課題もある。
の厚さによりほぼ決定されるため、素子外形が小形化さ
れてもアンテナを薄くすると狭帯域な特性になると共
に、薄型化に伴い放射効率が低下し、利得が低下してし
まうことから、アンテナを薄型化することは困難であっ
た。そのため、誘電体層の厚さは従来からさほど改善さ
れることがなく、また、アンテナを筐体背面に設置する
場合には、放射効率を高める等のために凸部を設ける必
要があった。さらに、従来の空気層からなる比誘電率ε
r=1.0のアンテナが用いられていた頃は、筐体が大
きかったため当該筐体の側面や上面にアンテナを設置す
る方法があったが、現在のように小形化・薄型化された
携帯無線機においては、アンテナをそのような場所に設
置することは不可能であるという課題もある。
【0006】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、誘電体層として高度に精錬された
高純度のアルミナを用いることにより、帯域幅が広くて
高利得の特性が得られるアンテナ装置を提供すると共
に、小型化・薄型化等に寄与し得るアンテナ装置を備え
た携帯無線機を提供することを目的としている。
なされたものであり、誘電体層として高度に精錬された
高純度のアルミナを用いることにより、帯域幅が広くて
高利得の特性が得られるアンテナ装置を提供すると共
に、小型化・薄型化等に寄与し得るアンテナ装置を備え
た携帯無線機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述したよう
な課題等を解決し、上記目的を達成するために、平面ア
ンテナの誘電体層を、純度99.9%以上であって、比
誘電率が10.0以上のアルミナによって形成したこと
を特徴としている。
な課題等を解決し、上記目的を達成するために、平面ア
ンテナの誘電体層を、純度99.9%以上であって、比
誘電率が10.0以上のアルミナによって形成したこと
を特徴としている。
【0008】誘電体層を、その縦横比を概ね2.0以上
又は0.5以下に設定することが好ましい。
又は0.5以下に設定することが好ましい。
【0009】誘電体層を、導体からなる筐体のいずれか
の面に直接接触させる構造とするとよい。
の面に直接接触させる構造とするとよい。
【0010】また、平面アンテナの誘電体層を、純度9
9.9%以上であって、比誘電率が10.0以上のアル
ミナによって形成し、この平面アンテナを導体からなる
無線機本体に接着する構成としたことを特徴としてい
る。
9.9%以上であって、比誘電率が10.0以上のアル
ミナによって形成し、この平面アンテナを導体からなる
無線機本体に接着する構成としたことを特徴としてい
る。
【0011】平面アンテナと、これとは別個のアンテナ
装置とを無線機本体に設け、複数のアンテナ装置でダイ
バーシティ受信を行うことができる。
装置とを無線機本体に設け、複数のアンテナ装置でダイ
バーシティ受信を行うことができる。
【0012】
【作用】本発明は、上述の如く構成したことにより、平
面アンテナの誘電体層が高度に精錬された高純度のアル
ミナで形成されているため、放射・受信素子を小型化す
ることができると共に、小型・軽量・薄型でありながら
帯域幅が広くて、放射効率の低下を抑制することができ
る。
面アンテナの誘電体層が高度に精錬された高純度のアル
ミナで形成されているため、放射・受信素子を小型化す
ることができると共に、小型・軽量・薄型でありながら
帯域幅が広くて、放射効率の低下を抑制することができ
る。
【0013】平面アンテナの縦横比を概ね2.0以上又
は0.5以下と細長い形状とすることにより、小型化さ
れた携帯無線機への搭載性を良好なものとすることがで
きる。
は0.5以下と細長い形状とすることにより、小型化さ
れた携帯無線機への搭載性を良好なものとすることがで
きる。
【0014】その良好な搭載性により、小型化された携
帯無線機の導体からなる筐体の側面、上面、底面等の任
意の面への設置が可能となる。
帯無線機の導体からなる筐体の側面、上面、底面等の任
意の面への設置が可能となる。
【0015】また、本発明のアンテナ装置を搭載するこ
とにより、携帯無線機の小型化が可能となる。
とにより、携帯無線機の小型化が可能となる。
【0016】そして、平面アンテナとは別個にアンテナ
装置を無線機本体に設けることにより、マルチパス環境
下で良好な受信感度が得られるダイバーシティ受信が可
能となる。
装置を無線機本体に設けることにより、マルチパス環境
下で良好な受信感度が得られるダイバーシティ受信が可
能となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0018】図1は、本発明に係わる平面アンテナの第
1実施例を示すもので、板状逆Fアンテナに適用したも
のである。ここで、板状逆Fアンテナ1とは、通常のマ
イクロストリップアンテナの放射導体と接地導体を、放
射導体の縁端部付近で短絡導体ピンを用いて電気的に短
絡したアンテナである。接地導体2は薄板状の電導性部
材からなり、この接地導体2上に、誘電体層の一具体例
を示す誘電体基板3が搭載されている。誘電体基板3は
長方形又は正方形の矩形状をなしており、この誘電体基
板3と接地導体2とは導電性接着剤等の固着手段によっ
て固定されている。そして、誘電体基板3の上面に矩形
をなす放射導体4が、エッチング等の手段を用いて積層
固定されている。放射導体4の角部には短絡導体ピン5
が形成されており、この短絡導体ピン5の先端を接地導
体2と接続することにより、接地導体2と放射導体4と
の間が電気的に短絡されている。
1実施例を示すもので、板状逆Fアンテナに適用したも
のである。ここで、板状逆Fアンテナ1とは、通常のマ
イクロストリップアンテナの放射導体と接地導体を、放
射導体の縁端部付近で短絡導体ピンを用いて電気的に短
絡したアンテナである。接地導体2は薄板状の電導性部
材からなり、この接地導体2上に、誘電体層の一具体例
を示す誘電体基板3が搭載されている。誘電体基板3は
長方形又は正方形の矩形状をなしており、この誘電体基
板3と接地導体2とは導電性接着剤等の固着手段によっ
て固定されている。そして、誘電体基板3の上面に矩形
をなす放射導体4が、エッチング等の手段を用いて積層
固定されている。放射導体4の角部には短絡導体ピン5
が形成されており、この短絡導体ピン5の先端を接地導
体2と接続することにより、接地導体2と放射導体4と
の間が電気的に短絡されている。
【0019】図2は、本発明に係わる平面アンテナの第
2実施例を示すもので、片側短絡型マイクロストリップ
アンテナに適用したものである。図2において、図1と
同一部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
ここで、片側短絡型マイクロストリップアンテナ6と
は、通常のマイクロストリップアンテナの零電位面を接
地導体に短絡する短絡導体板7を設けたものである。こ
の片側短絡型マイクロストリップアンテナ6は、同一共
振周波数で作動するにも係わらず、その放射導体寸法が
通常のドミナントモードで励振するマイクロストリップ
アンテナの1/2となる小型平面アンテナである。誘電
体基板3の側面には短絡導体板7が配設され、その上端
縁は放射導体4と接続されていると共に、下端縁が接地
導体2と接続されている。
2実施例を示すもので、片側短絡型マイクロストリップ
アンテナに適用したものである。図2において、図1と
同一部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
ここで、片側短絡型マイクロストリップアンテナ6と
は、通常のマイクロストリップアンテナの零電位面を接
地導体に短絡する短絡導体板7を設けたものである。こ
の片側短絡型マイクロストリップアンテナ6は、同一共
振周波数で作動するにも係わらず、その放射導体寸法が
通常のドミナントモードで励振するマイクロストリップ
アンテナの1/2となる小型平面アンテナである。誘電
体基板3の側面には短絡導体板7が配設され、その上端
縁は放射導体4と接続されていると共に、下端縁が接地
導体2と接続されている。
【0020】上記誘電体基板3は、高度に精錬された純
度99.9%以上であって、比誘電率εrが10.0以
上を有する高純度アルミナ(Al2 O3 )からなる基板
により構成されている。なお、放射導体4の材質として
は、従来から用いられている銅板その他の適当な導体が
使用される。図1〜図2において、Lは放射導体4の長
さ、Wは幅、hは誘電体基板3の厚さである。
度99.9%以上であって、比誘電率εrが10.0以
上を有する高純度アルミナ(Al2 O3 )からなる基板
により構成されている。なお、放射導体4の材質として
は、従来から用いられている銅板その他の適当な導体が
使用される。図1〜図2において、Lは放射導体4の長
さ、Wは幅、hは誘電体基板3の厚さである。
【0021】図3は、上記誘電体基板3の比誘電率εr
と放射導体4の寸法との関係を示すグラフである。この
図は、共振周波数frを800MHzとした場合の、マ
イクロストリップアンテナ、片側短絡型マイクロストリ
ップアンテナ及び正方形の板状逆Fアンテナの各アンテ
ナに必要とされる放射導体4の長さLを計算によって求
めたものであり、実線Aはマイクロストリップアンテナ
を、破線Bは片側短絡型マイクロストリップアンテナ
を、一点鎖線Cは正方形の板状逆Fアンテナをそれぞれ
示している。この図によれば、誘電体基板3の比誘電率
εrと放射導体4の寸法との間には、アンテナの形式に
よって比率は異なるが、互いに反比例をなすような関係
があり、比誘電率εrが低いと放射導体4の長さLが長
くなり、比誘電率εrが高いと放射導体4の長さLは短
くなる。このことは、比誘電率εrを高くすることによ
り、アンテナを小型化することができることを表してい
る。これは、この種の平面アンテナにおいては、厚さが
一定であれば共振周波数は放射導体4の寸法によって決
定されることに基づくものである。
と放射導体4の寸法との関係を示すグラフである。この
図は、共振周波数frを800MHzとした場合の、マ
イクロストリップアンテナ、片側短絡型マイクロストリ
ップアンテナ及び正方形の板状逆Fアンテナの各アンテ
ナに必要とされる放射導体4の長さLを計算によって求
めたものであり、実線Aはマイクロストリップアンテナ
を、破線Bは片側短絡型マイクロストリップアンテナ
を、一点鎖線Cは正方形の板状逆Fアンテナをそれぞれ
示している。この図によれば、誘電体基板3の比誘電率
εrと放射導体4の寸法との間には、アンテナの形式に
よって比率は異なるが、互いに反比例をなすような関係
があり、比誘電率εrが低いと放射導体4の長さLが長
くなり、比誘電率εrが高いと放射導体4の長さLは短
くなる。このことは、比誘電率εrを高くすることによ
り、アンテナを小型化することができることを表してい
る。これは、この種の平面アンテナにおいては、厚さが
一定であれば共振周波数は放射導体4の寸法によって決
定されることに基づくものである。
【0022】例えば、正方形の板状逆Fアンテナにおい
ては、その共振周波数と放射導体4の寸法との間には、
概ね、次のような関係式が成り立つ。即ち、 L+W=λg /4 ……(1) この(1)式のときに、正方形の板状逆Fアンテナは共
振する。但し、λg は管内波長であり、この管内波長λ
g は自由空間波長λo に対して、次のような関係にあ
る。即ち、 λg =λo /√(εr) ……(2) 従って、同一周波数で作動するアンテナは、比誘電率ε
rが高ければ、放射導体4の寸法を小さくすることがで
きる。
ては、その共振周波数と放射導体4の寸法との間には、
概ね、次のような関係式が成り立つ。即ち、 L+W=λg /4 ……(1) この(1)式のときに、正方形の板状逆Fアンテナは共
振する。但し、λg は管内波長であり、この管内波長λ
g は自由空間波長λo に対して、次のような関係にあ
る。即ち、 λg =λo /√(εr) ……(2) 従って、同一周波数で作動するアンテナは、比誘電率ε
rが高ければ、放射導体4の寸法を小さくすることがで
きる。
【0023】図4(A)〜(E)は、板状逆Fアンテナ
の放射導体4の縦横比W/Lを変化させた模式図を示す
ものである。図4(A)は、縦横比を4として横長に形
成したものである。図4(B)は、縦横比を1.5とし
て若干横長に形成したものである。図4(C)は、縦横
比を1.0として正方形に形成したものである。図4
(D)は、縦横比を0.7として若干縦長に形成したも
のである。さらに、図4(E)は、縦横比を0.25と
して縦長に形成したものである。これら板状逆Fアンテ
ナにおいては、上記(1) 式の関係があるために、放射
導体4の形状が正方形である必要はなく、また、L+W
の値を一定とすることにより、長さL及び幅Wの値を概
ね任意に設定することができる。
の放射導体4の縦横比W/Lを変化させた模式図を示す
ものである。図4(A)は、縦横比を4として横長に形
成したものである。図4(B)は、縦横比を1.5とし
て若干横長に形成したものである。図4(C)は、縦横
比を1.0として正方形に形成したものである。図4
(D)は、縦横比を0.7として若干縦長に形成したも
のである。さらに、図4(E)は、縦横比を0.25と
して縦長に形成したものである。これら板状逆Fアンテ
ナにおいては、上記(1) 式の関係があるために、放射
導体4の形状が正方形である必要はなく、また、L+W
の値を一定とすることにより、長さL及び幅Wの値を概
ね任意に設定することができる。
【0024】図5は、誘電体基板3の厚さhを一定とし
た場合における、板状逆Fアンテナの縦横比W/Lと誘
電体基板3の体積V(L×W×h)の関係を計算によっ
て求めたものである。図5において、実線Dは厚さhを
4mmとした場合を、破線Eは厚さhを6mmとした場
合をそれぞれ示している。この図から明らかなように、
アンテナの体積Vは放射素子形状が正方形(縦横比W/
L=1.0)の時に最大となり、縦横比W/Lが1.0
から増加又は減少すると、それに応じて体積Vが減少す
ることが解る。この場合、アンテナを究極的に細くする
と、その体積Vを非常に小さくすることができるが、そ
の反面帯域幅などの特性が劣化する。そのため、板状逆
Fアンテナの縦横比W/Lの決定にあたっては、帯域幅
等の特性を考慮して適当な縦横比W/Lに設定する必要
がある。
た場合における、板状逆Fアンテナの縦横比W/Lと誘
電体基板3の体積V(L×W×h)の関係を計算によっ
て求めたものである。図5において、実線Dは厚さhを
4mmとした場合を、破線Eは厚さhを6mmとした場
合をそれぞれ示している。この図から明らかなように、
アンテナの体積Vは放射素子形状が正方形(縦横比W/
L=1.0)の時に最大となり、縦横比W/Lが1.0
から増加又は減少すると、それに応じて体積Vが減少す
ることが解る。この場合、アンテナを究極的に細くする
と、その体積Vを非常に小さくすることができるが、そ
の反面帯域幅などの特性が劣化する。そのため、板状逆
Fアンテナの縦横比W/Lの決定にあたっては、帯域幅
等の特性を考慮して適当な縦横比W/Lに設定する必要
がある。
【0025】図6(A)〜(C)は、図1に示した構成
を有する板状逆Fアンテナであって、その縦横比W/L
を図4(E)(W/L=0.25)のように設定したも
のを、導体の一具体例を示す金属材料により形成された
無線機本体としての筐体8に取付けた実施例を示すもの
である。図6(A)は筐体8の側面に、図6(B)は筐
体8の上面に、図6(C)は筐体8の下面に、それぞれ
板状逆Fアンテナ9が取付けられている。この場合、金
属筐体8の全体が接地導体2に相当しており、この金属
筐体8の表面に誘電体基板3が接触固定されていて、こ
の誘電体基板3の上面に放射導体4が積層されて接触固
定されている。そして、放射導体4と金属筐体8との間
が短絡導体ピン5によって短絡されている。
を有する板状逆Fアンテナであって、その縦横比W/L
を図4(E)(W/L=0.25)のように設定したも
のを、導体の一具体例を示す金属材料により形成された
無線機本体としての筐体8に取付けた実施例を示すもの
である。図6(A)は筐体8の側面に、図6(B)は筐
体8の上面に、図6(C)は筐体8の下面に、それぞれ
板状逆Fアンテナ9が取付けられている。この場合、金
属筐体8の全体が接地導体2に相当しており、この金属
筐体8の表面に誘電体基板3が接触固定されていて、こ
の誘電体基板3の上面に放射導体4が積層されて接触固
定されている。そして、放射導体4と金属筐体8との間
が短絡導体ピン5によって短絡されている。
【0026】上記のように金属筐体の側面にアンテナを
設置した例は従来より報告されていたが、近年における
携帯無線機の小型化の動向の中、上述したようにアンテ
ナの小型化が実現されていなかったため、そのような位
置にアンテナを設置することは事実上不可能であった。
しかしながら、図6(A)〜(C)に示すように本実施
例においては、900MHzのアンテナの体積Vを約1
cc(例えば、L×W×h=4cm×0.5cm×0.
5cm)で構成することができたため、そのアンテナを
金属筐体8の側面や上面等に設置することが可能となっ
た。
設置した例は従来より報告されていたが、近年における
携帯無線機の小型化の動向の中、上述したようにアンテ
ナの小型化が実現されていなかったため、そのような位
置にアンテナを設置することは事実上不可能であった。
しかしながら、図6(A)〜(C)に示すように本実施
例においては、900MHzのアンテナの体積Vを約1
cc(例えば、L×W×h=4cm×0.5cm×0.
5cm)で構成することができたため、そのアンテナを
金属筐体8の側面や上面等に設置することが可能となっ
た。
【0027】図7には、金属筐体8の地板長DLと板状
逆Fアンテナ9の実測された帯域幅Bw(MHz)との
関係を示す。この測定に使用された金属筐体8及び板状
逆Fアンテナ9の各部の寸法は、図8に示す通りであ
り、金属筐体8の幅DW=40mm、同厚さDh=6.
0mm、板状逆Fアンテナ9の長さL=30mm、同幅
W=6.0mm、同厚さh=6.0mm、その比誘電率
εr=10、使用周波数fr=910〜928MHzで
ある。
逆Fアンテナ9の実測された帯域幅Bw(MHz)との
関係を示す。この測定に使用された金属筐体8及び板状
逆Fアンテナ9の各部の寸法は、図8に示す通りであ
り、金属筐体8の幅DW=40mm、同厚さDh=6.
0mm、板状逆Fアンテナ9の長さL=30mm、同幅
W=6.0mm、同厚さh=6.0mm、その比誘電率
εr=10、使用周波数fr=910〜928MHzで
ある。
【0028】この図7のグラフによれば、地板長DLが
130〜140mmのときに帯域幅Bwが25MHzと
最大になっており、これより地板長DLが長くても短く
ても帯域幅Bwが減少していることが分かる。従って、
図7から明らかなように、この種の板状逆Fアンテナ9
においては、金属筐体8の地板長DLにアンテナの帯域
幅Bwを最適とする最適値が存在することが解る。これ
は、アンテナの接地導体2となる金属筐体8の寸法が使
用周波数の波長に対して十分でないために、絶対的な地
板とみなすことができずに、金属筐体8上に電流が流れ
るためと考えられる。
130〜140mmのときに帯域幅Bwが25MHzと
最大になっており、これより地板長DLが長くても短く
ても帯域幅Bwが減少していることが分かる。従って、
図7から明らかなように、この種の板状逆Fアンテナ9
においては、金属筐体8の地板長DLにアンテナの帯域
幅Bwを最適とする最適値が存在することが解る。これ
は、アンテナの接地導体2となる金属筐体8の寸法が使
用周波数の波長に対して十分でないために、絶対的な地
板とみなすことができずに、金属筐体8上に電流が流れ
るためと考えられる。
【0029】図9は、金属筐体8の地板長DLを最適と
した際の本実施例における板状逆Fアンテナ9の反射損
特性の実測値を示すものである。この測定は、比誘電率
εr=10、L=30mm、W=6mm、h=6mmの
板状逆Fアンテナ9をDL=40mm、DW=40m
m、Dh=6mmの金属筐体8の側面上端に設置して行
った。この図9において、横軸は周波数(MHz)を、
縦軸は反射損特性を示しており、周波数を850MHz
から950MHzまで変化させて反射損を測定した。
した際の本実施例における板状逆Fアンテナ9の反射損
特性の実測値を示すものである。この測定は、比誘電率
εr=10、L=30mm、W=6mm、h=6mmの
板状逆Fアンテナ9をDL=40mm、DW=40m
m、Dh=6mmの金属筐体8の側面上端に設置して行
った。この図9において、横軸は周波数(MHz)を、
縦軸は反射損特性を示しており、周波数を850MHz
から950MHzまで変化させて反射損を測定した。
【0030】この図9のグラフによれば、周波数850
MHzのときに反射損が最大値を示しており、周波数が
高くなるに従って反射損が低下し、Δ1で示す906.
79MHzにおいて低下率が1以上となり、これ以後反
射損が急激に減少し、Δ2で示す921.00MHzに
おいて反射損が最小となっている。そして、Δ2を越え
ると、再び反射損が急激に上昇し、Δ3で示す933.
99MHzにおいて増加率が1以下となり、これ以後反
射損が緩やかに増大するようになっている。
MHzのときに反射損が最大値を示しており、周波数が
高くなるに従って反射損が低下し、Δ1で示す906.
79MHzにおいて低下率が1以上となり、これ以後反
射損が急激に減少し、Δ2で示す921.00MHzに
おいて反射損が最小となっている。そして、Δ2を越え
ると、再び反射損が急激に上昇し、Δ3で示す933.
99MHzにおいて増加率が1以下となり、これ以後反
射損が緩やかに増大するようになっている。
【0031】図10は、上記実施例で示した板状逆Fア
ンテナ9と、これとは別個のアンテナ装置の一例を示す
ホイップアンテナ10とを携帯無線機11に取付けた実
施例を示すものである。このように、本実施例に係わる
上記板状逆Fアンテナ等と、これとは別にホイップアン
テナ10等を設け、複数のアンテナ装置を用いることに
より、マルチパス環境下で良好な受信感度が得られるダ
イバーシティ受信を携帯無線機11で行うことが可能と
なる。
ンテナ9と、これとは別個のアンテナ装置の一例を示す
ホイップアンテナ10とを携帯無線機11に取付けた実
施例を示すものである。このように、本実施例に係わる
上記板状逆Fアンテナ等と、これとは別にホイップアン
テナ10等を設け、複数のアンテナ装置を用いることに
より、マルチパス環境下で良好な受信感度が得られるダ
イバーシティ受信を携帯無線機11で行うことが可能と
なる。
【0032】以上説明したが、本発明は上記実施例に限
定されるものではなく、例えば、放射導体4は円形その
他の形状のものであってもよく、このように、本発明の
趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるものである。
定されるものではなく、例えば、放射導体4は円形その
他の形状のものであってもよく、このように、本発明の
趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるものである。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
板状逆Fアンテナや短絡型マイクロストリップアンテナ
等の平面アンテナの誘電体基板として、高度に製錬され
た純度99.9%以上のアルミナを使用して、比誘電率
εr が10.0以上の基板を用いることにより、その放
射素子を小形化することができると共に、放射効率の低
下を抑制することができる。そして、誘電体基板の縦横
比を、概ね2.0以上又は0.5以下として細長い形状
を持たせることにより、携帯無線機への搭載性を良好な
ものとすることが可能となる。さらに、その良好な搭載
性により、近年の小型化された携帯無線機の金属等の導
体からなる筐体の側面、上面、底面等への設置が可能と
なるという効果を奏することができる。
板状逆Fアンテナや短絡型マイクロストリップアンテナ
等の平面アンテナの誘電体基板として、高度に製錬され
た純度99.9%以上のアルミナを使用して、比誘電率
εr が10.0以上の基板を用いることにより、その放
射素子を小形化することができると共に、放射効率の低
下を抑制することができる。そして、誘電体基板の縦横
比を、概ね2.0以上又は0.5以下として細長い形状
を持たせることにより、携帯無線機への搭載性を良好な
ものとすることが可能となる。さらに、その良好な搭載
性により、近年の小型化された携帯無線機の金属等の導
体からなる筐体の側面、上面、底面等への設置が可能と
なるという効果を奏することができる。
【0034】また、上記平面アンテナを搭載することに
より、携帯無線機自体の小形化も可能となり、更に、金
属筐体の寸法を最適化することによりアンテナ自体の特
性を向上させることも可能となる。そして、上記平面ア
ンテナに加えて別個のアンテナ装置を設けることによ
り、マルチパス環境下で良好な受信感度が得られるダイ
バーシティ受信を可能とすることができるという効果が
得られる。
より、携帯無線機自体の小形化も可能となり、更に、金
属筐体の寸法を最適化することによりアンテナ自体の特
性を向上させることも可能となる。そして、上記平面ア
ンテナに加えて別個のアンテナ装置を設けることによ
り、マルチパス環境下で良好な受信感度が得られるダイ
バーシティ受信を可能とすることができるという効果が
得られる。
【図1】本発明に係る平面アンテナの一実施例を示す板
状逆Fアンテナの斜視図である。
状逆Fアンテナの斜視図である。
【図2】本発明に係る平面アンテナの他の実施例を示す
片側短絡型マイクロストリップアンテナの斜視図であ
る。
片側短絡型マイクロストリップアンテナの斜視図であ
る。
【図3】アンテナの誘電体基板の比誘電率と各種平面ア
ンテナの放射導体の寸法との関係を示すグラフである。
ンテナの放射導体の寸法との関係を示すグラフである。
【図4】板状逆Fアンテナの放射導体の縦横比を変化さ
せたもので、(A)はW/L=4.0、(B)はW/L
=1.5、(C)はW/L=1.0、(D)はW/L=
0.7、(E)はW/L=0.25とした状態を示す模
式図である。
せたもので、(A)はW/L=4.0、(B)はW/L
=1.5、(C)はW/L=1.0、(D)はW/L=
0.7、(E)はW/L=0.25とした状態を示す模
式図である。
【図5】誘電帯基板の厚さを一定とした場合における板
状逆Fアンテナの縦横比と体積との関係を示すグラフで
ある。
状逆Fアンテナの縦横比と体積との関係を示すグラフで
ある。
【図6】縦横比をW/L=4.0とした板状逆Fアンテ
ナを筐体の種々の面に設置したもので、(A)は筐体の
側面、(B)は筐体の上面、(C)は筐体の下面に取付
けた状態を示す斜視図である。
ナを筐体の種々の面に設置したもので、(A)は筐体の
側面、(B)は筐体の上面、(C)は筐体の下面に取付
けた状態を示す斜視図である。
【図7】金属筐体の地板長と実測された帯域幅との関係
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図8】図7の測定結果が得られた筐体及び板状逆Fア
ンテナの寸法関係を示す斜視図である。
ンテナの寸法関係を示す斜視図である。
【図9】金属筐体の地板長を最適としたときの周波数と
アンテナの反射損特性の実測値との関係を示すグラフで
ある。
アンテナの反射損特性の実測値との関係を示すグラフで
ある。
【図10】本発明に係わる平面アンテナと他のアンテナ
装置とを設けた携帯無線機の一実施例を示す斜視図であ
る。
装置とを設けた携帯無線機の一実施例を示す斜視図であ
る。
1,9 板状逆Fアンテナ(平面アンテナ) 2 接地導体 3 誘電体基板 4 放射導体 5 短絡導体ピン 6 片側短絡型マイクロストリップアンテナ(平面アン
テナ) 7 短絡導体板 8 筐体(無線機本体) 10 ホイップアンテナ(アンテナ装置) 11 携帯無線機
テナ) 7 短絡導体板 8 筐体(無線機本体) 10 ホイップアンテナ(アンテナ装置) 11 携帯無線機
Claims (5)
- 【請求項1】 平面アンテナの誘電体層を、純度99.
9%以上であって、比誘電率が10.0以上のアルミナ
によって形成したことを特徴とするアンテナ装置。 - 【請求項2】 上記誘電体層を、その縦横比を概ね2.
0以上又は0.5以下としたことを特徴とする請求項1
記載のアンテナ装置。 - 【請求項3】 上記誘電体層を、導体からなる筐体のい
ずれかの面に接触させて設けたことを特徴とする請求項
2記載のアンテナ装置。 - 【請求項4】 平面アンテナの誘電体層を、純度99.
9%以上であって、比誘電率が10.0以上のアルミナ
によって形成し、この平面アンテナを導体からなる無線
機本体に接着したことを特徴とする携帯無線機。 - 【請求項5】 上記平面アンテナと、これとは別個のア
ンテナ装置とを無線機本体に設け、複数のアンテナ装置
でダイバーシティ受信を行うことを特徴とする請求項4
記載の携帯無線機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5080756A JPH06296109A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | アンテナ装置及び該アンテナ装置を備えた携帯無線機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5080756A JPH06296109A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | アンテナ装置及び該アンテナ装置を備えた携帯無線機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06296109A true JPH06296109A (ja) | 1994-10-21 |
Family
ID=13727262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5080756A Pending JPH06296109A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | アンテナ装置及び該アンテナ装置を備えた携帯無線機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06296109A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002039547A1 (de) * | 2000-11-07 | 2002-05-16 | Siemens Aktiengesellschaft | Inverted-f-antenne |
-
1993
- 1993-04-07 JP JP5080756A patent/JPH06296109A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002039547A1 (de) * | 2000-11-07 | 2002-05-16 | Siemens Aktiengesellschaft | Inverted-f-antenne |
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