JPH06296104A - 誘電体フィルタ - Google Patents
誘電体フィルタInfo
- Publication number
- JPH06296104A JPH06296104A JP8291893A JP8291893A JPH06296104A JP H06296104 A JPH06296104 A JP H06296104A JP 8291893 A JP8291893 A JP 8291893A JP 8291893 A JP8291893 A JP 8291893A JP H06296104 A JPH06296104 A JP H06296104A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dielectric
- capacitor
- dielectric filter
- series
- inductor
- Prior art date
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- Pending
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 複数個の並列枝に誘電体共振器を有し、そし
てコンデンサを結合素子とする誘電体フィルタ回路にお
いて、誘電体共振器の少なくとも一つにコンデンサを直
列に接続し、且つ誘電体共振器の少なくとも一つにイン
ダクタを直列に接続することによって、通過帯域の低域
側と高域側とに深い減衰極を作った誘電体フィルタを提
供する。 【構成】 複数個の並列枝に誘電体共振器1を有し、そ
してこの誘電体共振器間をコンデンサC2で結合してな
る誘電体フィルタにおいて、一つの誘電体共振器にコン
デンサC4を直列に接続した並列枝と、一つの誘電体共
振器にインダクタL5を直列に接続した並列枝とを少な
くとも含んでいる誘電体フィルタ。
てコンデンサを結合素子とする誘電体フィルタ回路にお
いて、誘電体共振器の少なくとも一つにコンデンサを直
列に接続し、且つ誘電体共振器の少なくとも一つにイン
ダクタを直列に接続することによって、通過帯域の低域
側と高域側とに深い減衰極を作った誘電体フィルタを提
供する。 【構成】 複数個の並列枝に誘電体共振器1を有し、そ
してこの誘電体共振器間をコンデンサC2で結合してな
る誘電体フィルタにおいて、一つの誘電体共振器にコン
デンサC4を直列に接続した並列枝と、一つの誘電体共
振器にインダクタL5を直列に接続した並列枝とを少な
くとも含んでいる誘電体フィルタ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通過帯域の低域側と高
域側とに減衰極を設けた誘電体フィルタに関する。
域側とに減衰極を設けた誘電体フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の誘電体フィルタとして、
フィルタ特性の通過帯域の低域側に深い減衰極を作るた
めに、例えば、図3(A)に示すように、誘電体共振器
3段により構成される誘電体フィルタ回路がある。同図
(A)において、1はそれぞれ誘電体共振器で、結合容
量C2を介して並列に接続されている。そのうちの1つ
の誘電体共振器1に直列に接続されているC4は、通過
帯域の低域側に減衰極を作るためのコンデンサである。
なお、C1は入力結合容量、C3は出力結合容量であ
る。
フィルタ特性の通過帯域の低域側に深い減衰極を作るた
めに、例えば、図3(A)に示すように、誘電体共振器
3段により構成される誘電体フィルタ回路がある。同図
(A)において、1はそれぞれ誘電体共振器で、結合容
量C2を介して並列に接続されている。そのうちの1つ
の誘電体共振器1に直列に接続されているC4は、通過
帯域の低域側に減衰極を作るためのコンデンサである。
なお、C1は入力結合容量、C3は出力結合容量であ
る。
【0003】誘電体共振器は、等価的にはLとCの並列
回路として表されるので、このコンデンサC4と誘電体
共振器1との直列枝は、そのインピ−ダンス特性が図3
(B)のようになる。なお、同図(B)において、fr
は共振周波数、faは反共振周波数である。そして、図
3(A)に示す誘電体フィルタ回路の周波数減衰特性
は、図3(C)のようになり、通過帯域の低域側に減衰
極G6が形成されている。 また、フィルタ特性の通過
帯域の高域側に深い減衰極を作るために、例えば、図4
(A)に示すような誘電体フィルタ回路もある。これ
は、誘電体共振器1の一つに直列にインダクタL5を接
続したものである。このインダクタL5と誘電体共振器
1との直列枝は、そのインピ−ダンス特性が図4(B)
のようになる。そして、図4(A)に示す誘電体フィル
タ回路の周波数減衰特性は、図4(C)のようになり、
通過帯域の高域側に減衰極G6が形成されている。
回路として表されるので、このコンデンサC4と誘電体
共振器1との直列枝は、そのインピ−ダンス特性が図3
(B)のようになる。なお、同図(B)において、fr
は共振周波数、faは反共振周波数である。そして、図
3(A)に示す誘電体フィルタ回路の周波数減衰特性
は、図3(C)のようになり、通過帯域の低域側に減衰
極G6が形成されている。 また、フィルタ特性の通過
帯域の高域側に深い減衰極を作るために、例えば、図4
(A)に示すような誘電体フィルタ回路もある。これ
は、誘電体共振器1の一つに直列にインダクタL5を接
続したものである。このインダクタL5と誘電体共振器
1との直列枝は、そのインピ−ダンス特性が図4(B)
のようになる。そして、図4(A)に示す誘電体フィル
タ回路の周波数減衰特性は、図4(C)のようになり、
通過帯域の高域側に減衰極G6が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
誘電体フィルタ回路には、上述のように、通過帯域の低
域側あるいは高域側に単独に減衰極を設けたものはあっ
たが、これらの両方、即ち、通過帯域の低域側と高域側
との両方に、減衰極を設けたものはなかった。
誘電体フィルタ回路には、上述のように、通過帯域の低
域側あるいは高域側に単独に減衰極を設けたものはあっ
たが、これらの両方、即ち、通過帯域の低域側と高域側
との両方に、減衰極を設けたものはなかった。
【0005】したがって、本発明の目的は、複数個の並
列枝に誘電体共振器を有し、コンデンサを結合素子とす
る誘電体フィルタにおいて、誘電体共振器の少なくとも
一つにコンデンサを直列に接続し、且つ誘電体共振器の
少なくとも一つにインダクタを直列に接続することによ
って、通過帯域の低域側と高域側とに深い減衰極を設け
た誘電体フィルタを提供するものである。
列枝に誘電体共振器を有し、コンデンサを結合素子とす
る誘電体フィルタにおいて、誘電体共振器の少なくとも
一つにコンデンサを直列に接続し、且つ誘電体共振器の
少なくとも一つにインダクタを直列に接続することによ
って、通過帯域の低域側と高域側とに深い減衰極を設け
た誘電体フィルタを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明は、
上記の目的を達成するために、複数個の並列枝に誘電体
共振器を有し、そしてこの誘電体共振器間をコンデンサ
で結合してなる誘電体フィルタにおいて、一つの誘電体
共振器にコンデンサを直列に接続した並列枝と、一つの
誘電体共振器にインダクタを直列に接続した並列枝とを
少なくとも含んでいる誘電体フィルタとしたものであ
る。
上記の目的を達成するために、複数個の並列枝に誘電体
共振器を有し、そしてこの誘電体共振器間をコンデンサ
で結合してなる誘電体フィルタにおいて、一つの誘電体
共振器にコンデンサを直列に接続した並列枝と、一つの
誘電体共振器にインダクタを直列に接続した並列枝とを
少なくとも含んでいる誘電体フィルタとしたものであ
る。
【0007】
【作用】本発明は、コンデンサで結合されている複数個
の誘電体共振器に、コンデンサとインダクタをそれぞれ
直列に接続しているので、通過帯域の低域側と高域側と
に、深い減衰極を作ることができる。、
の誘電体共振器に、コンデンサとインダクタをそれぞれ
直列に接続しているので、通過帯域の低域側と高域側と
に、深い減衰極を作ることができる。、
【0008】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係る2段の誘電
体共振器より構成される誘電体フィルタを示すもので、
同図(A)に示す誘電体フィルタ回路において、1は誘
電体共振器、C1は入力結合容量、C2は誘電体共振器
1の結合容量、C3は出力結合容量、C4は一つの誘電
体共振器1に直列に接続された低域側減衰極形成用のコ
ンデンサ、L5はもう一方の誘電体共振器1に直列に接
続された高域側減衰極形成用のインダクタである。そし
て図1(A)に示す誘電体フィルタ回路の周波数減衰特
性は図1(B)のようになり、通過帯域の低域側と高域
側とに減衰極G6がそれぞれ形成される。
体共振器より構成される誘電体フィルタを示すもので、
同図(A)に示す誘電体フィルタ回路において、1は誘
電体共振器、C1は入力結合容量、C2は誘電体共振器
1の結合容量、C3は出力結合容量、C4は一つの誘電
体共振器1に直列に接続された低域側減衰極形成用のコ
ンデンサ、L5はもう一方の誘電体共振器1に直列に接
続された高域側減衰極形成用のインダクタである。そし
て図1(A)に示す誘電体フィルタ回路の周波数減衰特
性は図1(B)のようになり、通過帯域の低域側と高域
側とに減衰極G6がそれぞれ形成される。
【0009】また、図2は、本発明の他の実施例に係る
4段の誘電体共振器より構成される誘電体フィルタを示
すものである。同図(A)に示す誘電体フィルタ回路に
おいては、2つの誘電体共振器1にコンデンサC4をそ
れぞれ接続した直列枝と、また2つの誘電体共振器1に
インダクタL5をそれぞれ接続した直列枝とを、並列に
接続したものである。そして図2(A)に示す誘電体フ
ィルタ回路の周波数減衰特性は図2(B)のようにな
り、通過帯域の低域側と高域側とに、それぞれ2つずつ
減衰極が形成される。
4段の誘電体共振器より構成される誘電体フィルタを示
すものである。同図(A)に示す誘電体フィルタ回路に
おいては、2つの誘電体共振器1にコンデンサC4をそ
れぞれ接続した直列枝と、また2つの誘電体共振器1に
インダクタL5をそれぞれ接続した直列枝とを、並列に
接続したものである。そして図2(A)に示す誘電体フ
ィルタ回路の周波数減衰特性は図2(B)のようにな
り、通過帯域の低域側と高域側とに、それぞれ2つずつ
減衰極が形成される。
【0010】なお、上記実施例では、誘電体共振器にコ
ンデンサC4あるいはインダクタL5がそれぞれ接続さ
れた直列枝を、対称的に配置しているが、この配置は低
域側と高域側に要求される振幅特性によっては非対称で
あってもかまわないし、またコンデンサC4とインダク
タL5の接続されていない誘電体共振器だけの並列枝を
含むことも可能である。
ンデンサC4あるいはインダクタL5がそれぞれ接続さ
れた直列枝を、対称的に配置しているが、この配置は低
域側と高域側に要求される振幅特性によっては非対称で
あってもかまわないし、またコンデンサC4とインダク
タL5の接続されていない誘電体共振器だけの並列枝を
含むことも可能である。
【0011】
【発明の効果】本発明は、コンデンサで結合されている
複数個の誘電体共振器に、コンデンサとインダクタをそ
れぞれ直列に接続しているので、通過帯域の低域側と高
域側とに、深い減衰極を作ることができる。また、この
低域側減衰極形成用コンデンサと高域側減衰極形成用イ
ンダクタを数段重ねることにより、減衰特性を改善する
ことができる。
複数個の誘電体共振器に、コンデンサとインダクタをそ
れぞれ直列に接続しているので、通過帯域の低域側と高
域側とに、深い減衰極を作ることができる。また、この
低域側減衰極形成用コンデンサと高域側減衰極形成用イ
ンダクタを数段重ねることにより、減衰特性を改善する
ことができる。
【図1】 本発明の一実施例に係る2段の誘電体共振器
より構成される誘電体フィルタを示すもので、そのうち
(A)は誘電体フィルタ回路図、(B)は同図(A)に
示す誘電体フィルタ回路の周波数減衰特性図
より構成される誘電体フィルタを示すもので、そのうち
(A)は誘電体フィルタ回路図、(B)は同図(A)に
示す誘電体フィルタ回路の周波数減衰特性図
【図2】 本発明の他の実施例に係る4段の誘電体共振
器より構成される誘電体フィルタを示すもので、そのう
ち(A)は誘電体フィルタ回路図、(B)は同図(A)
に示す誘電体フィルタ回路の周波数減衰特性図
器より構成される誘電体フィルタを示すもので、そのう
ち(A)は誘電体フィルタ回路図、(B)は同図(A)
に示す誘電体フィルタ回路の周波数減衰特性図
【図3】 従来の誘電体フィルタを示すもので、そのう
ち(A)は誘電体フィルタ回路図、(B)はコンデンサ
直列接続共振器回路のインピ−ダンス特性図、(C)は
同図(A)に示す誘電体フィルタ回路の周波数減衰特性
図
ち(A)は誘電体フィルタ回路図、(B)はコンデンサ
直列接続共振器回路のインピ−ダンス特性図、(C)は
同図(A)に示す誘電体フィルタ回路の周波数減衰特性
図
【図4】 従来の誘電体フィルタを示すもので、そのう
ち(A)は誘電体フィルタ回路図、(B)はインダクタ
直列接続共振器回路のインピ−ダンス特性図、(C)は
同図(A)に示す誘電体フィルタ回路の周波数減衰特性
図
ち(A)は誘電体フィルタ回路図、(B)はインダクタ
直列接続共振器回路のインピ−ダンス特性図、(C)は
同図(A)に示す誘電体フィルタ回路の周波数減衰特性
図
1 誘電体共振器 C1 入力結合容量 C2 結合容量 C3 出力結合容量 C4 低域側減衰極形成用コンデンサ L5 高域側減衰極形成用インダクタ G6 減衰極
Claims (1)
- 複数個の並列枝に誘電体共振器を有し、そしてこの誘電
体共振器間をコンデンサで結合してなる誘電体フィルタ
において、一つの誘電体共振器にコンデンサを直列に接
続した並列枝と、一つの誘電体共振器にインダクタを直
列に接続した並列枝とを少なくとも含んでいる誘電体フ
ィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8291893A JPH06296104A (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 誘電体フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8291893A JPH06296104A (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 誘電体フィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06296104A true JPH06296104A (ja) | 1994-10-21 |
Family
ID=13787631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8291893A Pending JPH06296104A (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 誘電体フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06296104A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100313717B1 (ko) * | 1999-09-13 | 2001-11-15 | 최춘권 | 대칭적인 감쇄극 특성을 갖는 유전체 공진기형 대역 통과 필터 |
CN111600100A (zh) * | 2020-06-30 | 2020-08-28 | 瑞声精密制造科技(常州)有限公司 | 容性、感性交叉耦合结构及介质波导滤波器 |
-
1993
- 1993-04-09 JP JP8291893A patent/JPH06296104A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100313717B1 (ko) * | 1999-09-13 | 2001-11-15 | 최춘권 | 대칭적인 감쇄극 특성을 갖는 유전체 공진기형 대역 통과 필터 |
CN111600100A (zh) * | 2020-06-30 | 2020-08-28 | 瑞声精密制造科技(常州)有限公司 | 容性、感性交叉耦合结构及介质波导滤波器 |
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