JPH0629545A - 半導体記憶装置とその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置とその製造方法

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JPH0629545A
JPH0629545A JP5667893A JP5667893A JPH0629545A JP H0629545 A JPH0629545 A JP H0629545A JP 5667893 A JP5667893 A JP 5667893A JP 5667893 A JP5667893 A JP 5667893A JP H0629545 A JPH0629545 A JP H0629545A
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JP
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insulating film
gate electrode
floating gate
film
diffusion layer
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JP5667893A
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English (en)
Inventor
Kota Fukumoto
高大 福本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セル面積が小さく、他のプロセスとの整合性
の良い電気的書き込み消去可能な半導体記憶装置を提供
する。 【構成】 半導体基板10の上部に第一のゲート絶縁膜
11を介して第一層目のポリシリコンからなる浮遊ゲー
ト電極12を配置し、その浮遊ゲート電極12に対して
ドレイン拡散層15が自己整合的に接している。ソース
拡散層14はオフセットを持つように配置し、制御ゲー
ト電極20をオフセット部17に対しては、第二のゲー
ト絶縁膜19を介して、浮遊ゲート電極12に対しては
オキサイドナイトライド膜13を介して、オーバーラッ
プするように配置し、第一のゲート絶縁膜11の領域の
全体にわたってトンネル絶縁膜を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浮遊ゲート型電界効果
トランジスタからなる不揮発性メモリ素子で構成された
半導体記憶装置とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気的に書き込み消去可能な不揮
発性メモリ素子の一つに、不揮発性メモリトランジスタ
である、トンネル注入、トンネル消去により書込み、消
去を行う浮遊ゲート型電界効果トランジスタが知られて
いる。
【0003】この浮遊ゲート型不揮発性メモリトランジ
スタは、半導体基板側から薄い絶縁膜を介して電荷をト
ンネル注入させたり、浮遊ゲート電極側から薄い絶縁膜
を介して電荷を引き抜いたりして、絶縁膜上の浮遊ゲー
ト電極に蓄積される電荷を変化させることによって、ト
ランジスタのしきい値電圧を変化させて情報を記憶させ
るものである。
【0004】こうした浮遊ゲート型不揮発性メモリトラ
ンジスタをフラッシュEEPROM(一括消去型 Elect
rically Erasable and Programable ROM )などの半導
体集積 回路装置に用いる場合には、一般に消去時の過
剰消去、すなわち浮遊ゲート電極から電子を引き抜き過
ぎて浮遊ゲート電極下のチャネル領域が、常時、導通状
態になることを防ぐため、浮遊ゲート電極で覆われてい
ない、制御ゲート電極で直接コントロールされるオフセ
ット領域をあわせ持っている。
【0005】図20に従来の半導体記憶装置のメモリセ
ルの断面構造を示す。同図において、1はP型シリコン
基板、2,3はN型拡散層、4はトンネリング媒体とな
る薄い酸化シリコン膜、5は酸化シリコン膜、6は第1
のポリシリコン膜よりなる浮遊ゲート電極、7は酸化シ
リコン膜、8は第2のポリシリコン膜からなる制御ゲー
ト電極、9はN型拡散層である。
【0006】薄い酸化シリコン膜4は、一般にフォトリ
ソグラフィ技術を用いて所定の領域に形成される。すな
わち、酸化シリコン膜5上にレジスト膜を形成する。そ
して、酸化シリコン膜4を形成すべき領域の部分のみを
除去してから、それをマスクにして酸化シリコン膜5を
選択的に除去する。この後、レジスト膜を除去し、再
度、酸化をして薄い酸化シリコン膜4を形成する。
【0007】また、従来の構造では、P型シリコン基板
1の、酸化シリコン膜4の下の領域に形成されたN型拡
散層9と、メモリセルのドレインにあたるN型拡散層3
とを電気的に接続しておく必要がある。また、半導体記
憶装置の書込みを安定的に行えるようにするために、ト
ンネリング媒体となる酸化シリコン膜4は、後に形成さ
れる浮遊ゲート電極6よりはみ出さないように形成して
おかなければならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のメモリセル
構造において、トンネル領域の大きさはマスクで規制さ
れるため、トンネル領域そのものの大きさを縮小するこ
とが困難である。
【0009】また、トンネル領域と浮遊ゲート電極6と
のアライメントマージンを十分な大きさにとらなければ
ならないため、セルサイズを縮小することも困難になっ
てきている。
【0010】さらに、従来のセル構造では、トンネル領
域下部のN型拡散層9と、浮遊ゲート電極6端および制
御ゲート電極8端から自己整合的に拡散されたN型拡散
層3とを接続するか、もしくは浮遊ゲート電極6を形成
する前に、トンネル領域下部のN型拡散層9と、浮遊ゲ
ート電極6端および制御ゲート電極8端から自己整合的
に拡散されるN型拡散層3とを兼ね併せる形でまえもっ
て不純物拡散層を形成しておく必要がある。しかし、前
者の場合には製造工程が複雑になり、また後者の場合に
はメモリセルの一方のN型拡散層が浮遊ゲート電極に対
して自己整合的に形成できなくなるため、セルを縮小す
るのには不利となる。
【0011】本発明の目的は、従来の欠点を解消し、浮
遊ゲート型不揮発性メモリトランジスタからなるメモリ
セル構造において、その製造工程が簡略化されると同時
に、セル面積の大幅な縮小を図ることのできる半導体記
憶装置とその製造方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明の半導体記憶装置は、一導電型の半導体
基板と、この半導体基板中に離間して形成された逆導電
型の第1,第2の拡散層と、半導体基板上に形成された
ゲート絶縁膜と、少なくとも一方の端部が第2の拡散層
の一部分上に位置し、他方の端部が第1,第2の拡散層
間の領域上に位置するようゲート絶縁膜上に形成された
浮遊ゲート電極と、絶縁膜を介在させて浮遊ゲート電極
表面を覆うように形成された制御ゲート電極とを有す
る。
【0013】上記目的を達成するために、第2の発明の
半導体記憶装置は、一導電型の半導体基板と、この半導
体基板中に離間して形成された、少なくとも二つの逆導
電型の拡散層と、半導体基板上に形成されたゲート絶縁
膜と、少なくとも一方の端部が拡散層のいずれか一方の
一部分上に位置し、かつ他方の端部が拡散層間の領域上
に位置するようゲート絶縁膜上に形成された浮遊ゲート
電極と、絶縁膜を介在させて浮遊ゲート電極表面を覆う
ように形成された制御ゲート電極とを有する。
【0014】上記目的を達成するために、第3の発明の
半導体記憶装置は、一導電型の半導体基板と、この半導
体基板中にそれぞれ離間して形成された逆導電型の第
1,第2および第3の拡散層と、半導体基板上に形成さ
れた、トンネル媒体となるゲート絶縁膜と、少なくとも
一方の端部が第2の拡散層上に位置し、他方の端部が第
2,第1の拡散層間の領域上に位置するようゲート絶縁
膜上に形成された第1の浮遊ゲート電極と、少なくとも
一方の端部が第2の拡散層上に位置し、他方の端部が第
2,第3の拡散層間の領域上に位置するようゲート絶縁
膜上に形成された第1の浮遊ゲート電極と、絶縁膜を介
在させて第1,第2の浮遊ゲート電極のそれぞれを覆う
ように形成された制御ゲート電極とを有する。
【0015】上記目的を達成するために、第4の発明の
半導体記憶装置は、一導電型の半導体基板と、この半導
体基板中に離間して形成された逆導電型の第1,第2の
拡散層と、半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜と、
第2の拡散層の一部分上および第2,第1の拡散層間の
領域上に位置するようゲート絶縁膜上に形成された浮遊
ゲート電極と、絶縁膜を介在させて浮遊ゲート電極の一
側面を除く他の面を覆うように形成された制御ゲート電
極とを有する。
【0016】上記目的を達成するために、第5の発明の
半導体記憶装置の製造方法は、一導電型の半導体基板上
にトンネル媒体としてのゲート絶縁膜を形成する工程
と、ゲート絶縁膜上に浮遊ゲート電極を形成する工程
と、浮遊ゲート電極上に第1の絶縁膜を形成する工程
と、第1の絶縁膜の一部分上から半導体基板上にわたっ
てレジスト膜を形成する工程と、レジスト膜、浮遊ゲー
ト電極および第1の絶縁膜をマスクとして、自己整合的
に第1,第2の拡散層を形成する工程と、浮遊ゲート電
極の上に第2の絶縁膜を形成する工程と、第1,第2の
絶縁膜が形成された浮遊ゲート電極を覆うように制御ゲ
ート電極を形成する工程とを有する。
【0017】上記目的を達成するために、第6の発明の
半導体記憶装置の製造方法は、トンネル媒体となるゲー
ト絶縁膜を一導電型の半導体基板上に形成する工程と、
浮遊ゲート電極となる第1の導電膜をゲート絶縁膜上に
形成する工程と、第1の導電膜上に絶縁膜を形成する工
程と、浮遊ゲート電極を覆うように制御ゲート電極とな
る第2の導電膜を絶縁膜上に形成する工程と、第2の導
電膜、絶縁膜および第1の導電膜の所定の領域を選択的
に除去する工程と、第2の導電膜をマスクに自己整合的
にイオン注入を行い、少なくとも二つの拡散層を形成す
る工程とを有する。
【0018】上記目的を達成するために、第7の発明の
半導体記憶装置の製造方法は、トンネル媒体となるゲー
ト絶縁膜を一導電型の半導体基板上に形成する工程と、
浮遊ゲート電極となる導電膜をゲート絶縁膜上に形成す
る工程と、導電膜上に絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜
が形成された浮遊ゲート電極をマスクにして半導体基板
と逆導電型のイオンを斜め方向からイオン注入する工程
と、絶縁膜が形成された浮遊ゲート電極を覆うように制
御ゲート電極を形成する工程とを有する。
【0019】
【作用】本発明のごとき構造および製造方法により、ト
ンネル領域が浮遊ゲート電極の端部からのN型拡散層の
横方向拡散で自己整合的に形成される。したがって、製
造工程も簡単化され、アライメントマージンも考慮する
必要がなくなり、セル面積が縮小される。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0021】図1は本発明の一実施例である半導体記憶
装置の断面図である。一導電型の半導体基板10上にゲ
ート絶縁膜11が形成されている。ゲート絶縁膜11上
にはポリシリコン膜で構成された浮遊ゲート電極12が
形成されている。さらに、浮遊ゲート電極12上にオキ
サイドナイトライド(oxide nitride)膜13が形成さ
れている。
【0022】半導体基板10中には、逆導電型のソース
拡散層14とドレイン拡散層15とが形成されている。
ソース拡散層14は、その一端側の部分が制御ゲート電
極16下に位置するよう設けられ、またドレイン拡散層
15は二つの浮遊ゲート電極12間に端部分がそれぞれ
の下に位置するよう設けられており、両拡散層14,1
5間に形成されたチャネルには、浮遊ゲート電極12直
下に位置せず、制御ゲート電極16下に位置する領域1
7と、浮遊ゲート電極12および制御ゲート電極16の
二層部分下に位置する領域とが存在する。制御ゲート電
極16はポリシリコン膜で形成されている。
【0023】ゲート絶縁膜11および制御ゲート電極1
6の上に層間絶縁膜18が形成されている。そして、層
間絶縁膜18には、その二つのゲート電極16間の領域
にコンタクトホール19が設けられており、金属配線2
0がこのコンタクトホール19を通してドレイン拡散層
15に接続されている。
【0024】このように、本実施例のメモリセルは、浮
遊ゲート電極12と制御ゲート電極16との二層部分で
覆われたチャネル領域をもつトランジスタを、直列に接
続した構造となっている。さらに、浮遊ゲート電極12
の下部にあるゲート絶縁膜11の部分は、トンネリング
媒体となる薄い酸化シリコン膜で形成されている。ドレ
イン拡散層15と浮遊ゲート電極12との間の電子のや
り取りが行われるトンネリング領域は、ドレイン拡散層
15の横方向への広がりを利用している。このドレイン
拡散層15の横方向の広がりは、浮遊ゲート電極12の
位置を利用した自己整合プロセスによって実現された。
【0025】このようにトンネリング領域はフォトリソ
グラフィの露光精度には依存せず、安定して微小に形成
できる。この結果、半導体記憶装置の読込み・消去特性
の安定化が図れ、将来の微細プロセスへも対応させるこ
とができる。
【0026】図2,図3および図1を参照して本発明の
半導体記憶装置の製造方法における第1の実施例につい
て説明する。
【0027】図2に示すように、まず、一導電型のシリ
コン基板30を通常の熱酸化法で酸化して、その表面に
トンネリング媒体となる第1のゲート絶縁膜31を形成
する。ここでシリコン基板30には、面方位(10
0)、比抵抗10〜15Ω・cmのP型基板を使用し
た。
【0028】ゲート絶縁膜31をトンネリング媒体とし
て有効に用いるには、その膜厚をおよそ8〜10nmと
することが望ましい。本実施例では温度900℃下で希
釈酸化法を用いてその膜厚を10nmとした。
【0029】その後、このゲート絶縁膜31上に、燐を
ドープした第1のポリシリコン膜32Aを形成する。こ
のときの燐のドープ量は約3×1020cm-3である。ポリ
シリコン膜32Aの膜厚は、二層ポリシリコンプロセス
において、その上にさらに積層される制御ゲート電極4
0や層間絶縁膜41の段差被覆性を高めるために、薄く
しておくのがよい。さらに、ポリシリコン膜32Aの抵
抗は、その上に形成される熱酸化膜の膜質を良好に保つ
ために20〜30Ω/□の範囲内とすることが好まし
い。
【0030】燐を不純物として含むポリシリコン膜32
Aの形成には、たとえば、公知の気相成長法でポリシリ
コン膜を形成した後に燐をイオン注入法でドープする方
法と、ポリシリコン膜を気相成長法で形成する際に燐を
気相ドープする方法がある。
【0031】ポリシリコン膜に燐をイオン注入法でドー
プする場合には、燐イオンがポリシリコン膜32Aを突
き抜けてゲート絶縁膜31にまで達することがないよう
にしなければならない。具体的には、ポリシリコン膜3
2Aの膜厚を100〜300nmの範囲内とし、燐イオ
ンの加速エネルギーを40〜60keVとすることが望
ましい。
【0032】また、燐をポリシリコン膜に気相ドープす
る場合には、POCl3ガスやPH3ガスを使用する。
【0033】その後、第1のポリシリコン膜32Aを熱
酸化した後、ナイトライド膜を公知の減圧気相成長法に
より成長させることによって、ポリシリコン膜32A上
にオキサイドナイトライド膜33を形成する。ここで、
ポリシリコン膜32Aの酸化は、膜質を向上させるため
に、窒素(N2)および酸素(O2)を用いた分圧酸化法
またはそれに塩化水素(HCl)を加えた酸化方法を用
い、950〜1100℃の範囲内の温度で行う。酸化膜
の膜厚は10〜20nmの範囲内とすることが好まし
い。これはポリシリコン膜32Aの酸化膜はできるだけ
薄くし、かつ半導体記憶装置の絶縁耐圧を約17V以上
とするためである。また、ナイトライド膜の膜厚は10
〜30nm程度とする。
【0034】このようにオキサイドナイトライド膜33
を用いるのは、熱酸化膜を単層で用いる場合に比べて、
耐圧を保ったままより薄膜化することができるためであ
る。
【0035】次に、図3に示すように、通常のフォトリ
ソグラフィ法でオキサイドナイトライド膜33とポリシ
リコン膜32Aとを同時にエッチングし、浮遊ゲート電
極32を幅約1μmでパターンニングする。その後、メ
モリセルのソース拡散層34およびドレイン拡散層35
の領域を形成するために、通常のフォトリソグラフィ法
で、浮遊ゲート電極32の一部分36とソース拡散層3
4側のオフセット領域37を覆うように、レジスト膜3
8を形成する。ここで、浮遊ゲート電極32の一部分3
6は、レジスト膜38を形成する際に、図面左右方向へ
アライメントずれを起した場合でも、レジスト膜38の
端が浮遊ゲート電極32の端より必要以上に離れないよ
うに、十分にマージンをとっておく。ここでは、そのマ
ージンを0.5μmとしている。また、オフセット領域
37の長さは、最終的に制御ゲート電極40にのみ覆わ
れるトランジスタのゲート長に相当させている。メモリ
セルを動作させたときにパンチスルーが発生しないよう
に、レジスト膜38のアライメントずれを考慮して、1
μm程度とする。
【0036】レジスト膜38の形成後、レジスト膜38
と浮遊ゲート電極32とをマスクとして、自己整合技術
によりシリコン基板30の導電型と反対の導電型の不純
物イオン、たとえばシリコン基板30がP型の場合に
は、N型の不純物である砒素または燐のイオンを打ち込
み、ソース拡散層34およびドレイン拡散層35を形成
する。ここで、砒素イオンを注入する場合には、加速エ
ネルギーを60〜80keVの範囲内とし、燐イオンを
注入する場合には、加速エネルギーを40〜100ke
Vの範囲内とするドーズ量を1015〜1014cm-2とし
ている。
【0037】イオン注入後、約950℃の温度で、N2
雰囲気中において10〜30分程度アニールする。これ
によってソース拡散層34とドレイン拡散層35は0.
3〜0.5μm程度の深さとなり、浮遊ゲート電極32
下とレジスト膜38下へ広がる。浮遊ゲート電極32と
ドレイン拡散層35とのオーバーラップ部分がトンネリ
ング領域となる。
【0038】次に図4に示すように、レジスト膜38を
除去してから、浮遊ゲート電極32をマスクにして、酸
化シリコン膜31の、浮遊ゲート電極32下以外の部分
をエッチ除去した後、約1000℃の温度で、窒素(N
2)と酸素(O2)とを用いた分圧酸化法、またはさらに
それにHClを加えた酸化方法を用いて、オフセット領
域の第2のゲート絶縁膜39を形成する。ここで、第2
のゲート絶縁膜39の膜厚は、シリコン基板30上で2
0〜30nm、ポリシリコン膜上では40〜50nmで
ある。これによって、浮遊ゲート電極32の側壁部分上
に酸化膜が形成され、実使用上の絶縁耐圧(約17V)
を得ることができる。この際、オキサイドナイトライド
膜33もその表面から厚さ約2nmほどの部分が酸化さ
れて、オキサイド−ナイトライド−オキサイド膜とな
る。オキサイドナイトライド膜33の表面部分を酸化す
ることで、不揮発性記憶装置の電荷保持特性の低下を阻
止することができる。このため、ここで形成される酸化
膜は半導体記憶装置の信頼性に大きな影響を与える。
【0039】その後、燐をドープした第2のポリシリコ
ン膜を公知の気相成長法により全面に形成する。このと
きの燐のドープ量は約3×1020cm-3である。第2のポ
リシリコン膜は、配線および周辺のトランジスタのゲー
トとしても使用されるので、コンタクトをとるのに十分
な厚さであって、第1のポリシリコン膜より厚く形成す
ることが必要である。ここでは400nmで使用した。
したがって、燐をドープする際のイオン注入における加
速エネルギーも80〜100keV程度とし、第1のポ
リシリコン膜に対するイオン注入時に比べて少し高めと
する。これによって、このポリシリコン膜の抵抗を配線
として使用するのに適当な20Ω/□前後に形成する。
【0040】次に、通常のフォトリソグラフィ法によっ
て制御ゲート電極40を、ソース拡散層34とドレイン
拡散層35とにまたがって、オフセット領域37におい
て第2のゲート絶縁膜39を介してオーバラップし、浮
遊ゲート電極32を覆うように形成する。
【0041】これによって、メモリセルを構成する二つ
のトランジスタ、すなわち制御ゲート電極40のみで覆
われたチャネル領域を持つトランジスタと、浮遊ゲート
電極32および制御ゲート電極40の二層膜で覆われた
チャネル領域を持つトランジスタとが直列に接続された
構成となる。
【0042】この後、層間絶縁膜41を形成し、この層
間絶縁膜41に電極の取り出し口となるコンタクト孔4
2を設けてから、金属膜を蒸着法で形成し、それを選択
的に除去して所定のパターンの金属配線43を形成し
て、図4に示す半導体記憶装置とする。
【0043】ここで、層間絶縁膜41は常圧CVD法で
成長させた膜厚0.1μmのNSG膜と膜厚0.8μmの
BPSG膜とで形成されている。このBPSG膜は、温
度900℃前後でリフローされて、その表面を平坦化す
る。これらの膜厚は、後の工程で形成される金属配線4
3および下地基板の間に形成される寄生容量と、反転電
圧特性とを考慮して決める。その形成には、すでに形成
されたトランジスタへの影響を抑えるために、できるだ
け低い温度で形成できるCVD法を用いた。コンタクト
孔42は通常のフォトリソグラフィ法でレジスト膜を選
択的に除去して形成する。その開口の位置は、コンタク
ト孔42を挟んでその両側にあるトランジスタの制御ゲ
ート電極に接しないように、マージンをもって決める。
【0044】図5は図4に示した半導体記憶装置の平面
図である。各々のメモリセルは、ドレイン拡散層35へ
のコンタクト孔42に関して対称の位置に形成されてい
る。各ドレイン拡散層35は金属配線43に紙面縦方向
に接続され、各ビットラインを構成している。各メモリ
セルのソース拡散層34の両端にはそれぞれソースコン
タクト孔が形成されており、それらを通して金属配線4
3が接続されて、共通のソースラインを形成している。
各制御ゲート電極40は、その両端部でそれぞれ別の金
属配線43に接続されて、各ワードラインを構成してい
る。制御ゲート電極40は浮遊ゲート電極32を覆うよ
うに形成されている。なお、図には図3に示したレジス
ト膜38の位置を参考のために示した。
【0045】図6〜図10は本発明の半導体記憶装置の
製造方法における第2の実施例の工程断面図である。
【0046】図6に示すように、一導電型シリコン基板
50上に、トンネリング媒体となる厚さ100Å前後の
第1のゲート絶縁膜51を形成し、さらにその上にポリ
シリコン膜からなる浮遊ゲート電極52とオキサイドナ
イトライド膜53を形成する。浮遊ゲート電極52の、
ソース拡散層の形成領域側については、第1の実施例と
同じ手順で形成する。一方、ドレイン拡散層の形成領域
側については、ドレイン拡散層と接続されるコンタクト
領域までを覆うように、浮遊ゲート電極52をいったん
大きめにパターンニングする。
【0047】次に、図7に示すように第1の実施例と同
じ手順で第2のゲート絶縁膜59を形成し、その後、ポ
リシリコン膜60を全面に形成する。そして、ポリシリ
コン膜60をフォトリソグラフィ法で選択的にエッチン
グする。すなわち、図7に示すように、レジスト膜61
をマスクとしてポリシリコン膜60をエッチングし、後
述するソース拡散層側の制御ゲート電極60の端縁60
aを位置決めする。
【0048】次いで図8に示すように、新たに所定のパ
ターンのレジスト膜62を上述と同じ手順で形成し、そ
れをマスクとして、ポリシリコン膜60を異方性エッチ
ング法でエッチし、さらに、別のガスを用いてオキサイ
ドナイトライド膜53を異方性エッチング法でエッチし
てから、浮遊ゲート電極52を構成するポリシリコン膜
をポリシリコン膜60と同じエッチング条件で選択的に
除去する。このエッチングによって、後述するようなド
レイン拡散層領域上の制御ゲート電極60の端縁60b
を位置決めする。ここで、レジスト膜61の開口幅は約
2μm、浮遊ゲート電極52の幅は約1μm、制御ゲー
ト電極60の幅は約2μmとした。
【0049】次に、制御ゲート電極60をマスクとし
て、図9に示すように、シリコン基板50にそれと反対
の導電型の不純物イオンを打ち込み、さらに窒素雰囲気
中において温度950℃前後で数10分間アニールす
る。これによってソース拡散層54およびドレイン拡散
層55がそれぞれ制御ゲート電極60および浮遊ゲート
電極52の端部に関して自己整合的に形成される。ここ
で、イオン注入条件として、砒素の場合には加速エネル
ギーを60〜80keVとし、燐の場合には加速エネル
ギー40〜100keVとして、ドーズ量を1015〜1
14cm-2程度とした。
【0050】その後、層間絶縁膜63を形成した後、通
常のフォトリソグラフィ法でドレイン拡散層55上の領
域にコンタクト孔64を開口する。その後、層間絶縁層
63上に金属膜を付け、それを所定のパターンに選択的
に除去して金属配線65を形成して、図10に示す半導
体記憶装置とする。
【0051】図11はこの半導体記憶装置の平面図であ
る。各々のメモリセルは、ドレイン拡散層55へのコン
タクト孔64に関して対称の位置に形成されている。各
ドレイン拡散層55は金属配線65に接続され、各ビッ
トラインを構成する。各メモリセルのソース拡散層54
の両端部分上にはそれぞれソースコンタクト孔が設けら
れ、これらソースコンタクト孔を通してソース拡散層5
4が金属配線65に接続され、共通のソースラインが形
成される。各制御ゲート電極60は、端部でそれぞれ別
の金属配線65に接続されて、各ワードラインを構成し
ている。また、制御ゲート電極60は浮遊ゲート電極5
2を覆うように形成されている。
【0052】なお、図11において、図面左側に示した
矢印は、リソグラフィ工程におけるレジストパターンの
位置を示す。はじめのリソグラフィ工程では、中央の2
本の金属配線65を覆うように矢印62で示した領域に
形成される。次のリソグラフィ工程では、中央の2本の
金属配線65およびその間、すなわち矢印61で示した
領域を開口するよう形成される。特に、図5に示した第
1の実施例による半導体記憶装置の平面図と異なる点
は、浮遊ゲート電極52のドレイン拡散層55側の端部
52dと、制御ゲート電極60のドレイン拡散層55側
の端部とが同一ライン上に自己整合的に形成されている
点である。
【0053】次に、図12〜図15を参照して、本発明
の半導体記憶装置の製造方法における第3の実施例につ
いて説明する。
【0054】まず、図12に示すように、一導電型のシ
リコン基板70上に、トンネリング媒体となる膜厚0.
01nm前後の第1のゲート絶縁膜71を形成し、さら
にその上に第1のポリシリコン膜72Aとオキサイドナ
イトライド膜73とを順次形成する。次に、通常のフォ
トリソグラフィ法を用いて、第1のポリシリコン膜72
Aのエッチングマスクとなるレジストパターン(図示せ
ず)を形成する。
【0055】このレジストパターンをマスクにして、第
1のポリシリコン膜72Aとオキサイドナイトライド膜
73とをエッチングして、所定のパターン領域の部分を
残して他の部分を除去する。この後、レジストを除去す
る。このエッチングによって浮遊ゲート電極72が形成
される。その後、図13に示すように、メモリセルのソ
ース拡散層とドレイン拡散層とを形成するために、斜め
イオン注入を施す。イオン注入にはシリコン基板70と
は反対導電型のイオン、たとえばシリコン基板70がP
型である場合には、N型のイオンである砒素イオンまた
は燐イオンを使用する。その注入角度を基板70の表面
に対して45度とした。斜めイオン注入により、イオン
はメモリセルの浮遊ゲート電極72の影になる側(図1
3では各浮遊ゲート電極72の左側)に、その厚みにほ
ぼ等しい距離だけ離れてN型拡散層が形成される。斜め
イオン注入の影にならない側(図13では各浮遊ゲート
電極72の右側)では、浮遊ゲート電極72の端部の下
の領域にもN型拡散層が形成される。次に、窒素雰囲気
中において、温度950℃で約30分程度アニールす
る。これによって、イオン注入された不純物が拡散し、
所望のソース拡散層86,88とドレイン拡散層87と
が形成される。
【0056】このようにして、図14に示すように、メ
モリセルのドレイン拡散層87が浮遊ゲート電極72の
一方の端部の下に入り込み、浮遊ゲート電極72とオー
バーラップした位置関係になる。一方、ソース拡散層8
6,88は浮遊ゲート電極72の影の部分だけ離れて形
成される。
【0057】それから、図15に示すように、基板70
上に第2のゲート絶縁膜79と制御ゲート電極80と層
間絶縁膜81とを順次積層する。以後、第1,第2の実
施例と同じ手順でドレイン拡散層87に接続された金属
配線を設ける。
【0058】この実施例によれば、第1の実施例で示し
たソース拡散層とドレイン拡散層を形成する際のレジス
トマスクは不要になり、マスクレス自己整合法によっ
て、ソース拡散層86,88、およびドレイン拡散層8
7を形成することができる。この実施例におけるイオン
注入条件は第1の実施例と同じである。また、このイオ
ン注入による横方向への拡散層の広がりは30〜50n
m程度である。
【0059】なお、各メモリセル中の拡散層86,88
をソースに代えてドレインとして使用し、拡散層87を
ドレインに代えてソースとして使用してもよい。
【0060】以上の説明から明らかなように、上述の実
施例の構造、製造方法によれば、トンネル領域は浮遊ゲ
ート電極端からのN型拡散層の横方向拡散によって自動
的に制御されるため、製造が簡単であって、しかもアラ
イメントマージンを考慮する必要がなくなるため、安定
した動作と、より狭いセル面積を実現することができ
る。
【0061】しかも、上述の実施例によれば、従来のよ
うなトンネル領域の面積のばらつきがなく、消去時のカ
ップリングレシオを安定させ、その値を小さくできる。
【0062】このことをより詳細に説明するために、従
来構造の半導体記憶装置と本実施例による半導体記憶装
置の特性を図16〜図19に対比して示す。
【0063】図16は書き込み特性を示し、また図17
は消去特性を示す。図中の実線は従来の半導体記憶装置
の特性であり、破線が本実施例による半導体記憶装置の
特性である。横軸に書き込み時間あるいは消去時間をと
り、縦軸にメモリセルのしきい値電圧をとっている。書
き込み特性は従来の半導体記憶装置とほぼ同じである
が、消去特性が従来のものより改善されていることがわ
かる。
【0064】次に、特性のばらつき度合を図18および
図19に示す。図18は書き込み特性のばらつきを、図
19は消去特性のばらつきをそれぞれ示す。縦軸はメモ
リセルのしきい値電圧を示し、横軸に書き込み時間ある
いは消去時間を示す。図中の実線は従来の半導体記憶装
置の特性を示し、破線は本実施例による半導体記憶装置
の特性を示す。これより、従来の半導体記憶装置の場合
にはアライメントずれによる書き込み特性のばらつきの
大きいことがわかる。これに対して、本実施例によれば
ばらつきがかなり小さく、特性の改善されていることが
わかる。消去特性についても同様のことが言える。
【0065】このような理由から本発明では、従来技術
のように浮遊ゲート電極マスクと、トンネリング媒体の
形成されたトンネル窓を形成するマスクとのアライメン
トマージンを考慮することなくセルレイアウトができ、
より狭い面積で高性能の半導体記憶装置が得られる。
【0066】
【発明の効果】本発明の構造、製造方法によれば、トン
ネル領域が浮遊ゲート電極端からのN型拡散層の横方向
拡散によって自動的に制御される為、製造工程が簡単で
しかもアライメントマージンを考慮する必要がないた
め、安定した動作と、より狭いセル面積が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体記憶装置の第1の実施例を説明
するための断面図
【図2】本発明の半導体記憶装置の製造方法の第1の実
施例を説明するための工程断面図
【図3】本発明の半導体記憶装置の製造方法の第1の実
施例を説明するための工程断面図
【図4】本発明の半導体記憶装置の製造方法の第1の実
施例を説明するための工程断面図
【図5】本発明の半導体記憶装置の製造方法の第1の実
施例によって得られる半導体記憶装置を説明するための
平面図
【図6】本発明の半導体記憶装置の製造方法の第2の実
施例を説明するための工程断面図
【図7】本発明の半導体記憶装置の製造方法の第2の実
施例を説明するための工程断面図
【図8】本発明の半導体記憶装置の製造方法の第2の実
施例を説明するための工程断面図
【図9】本発明の半導体記憶装置の製造方法の第2の実
施例を説明するための工程断面図
【図10】本発明の半導体記憶装置の製造方法の第2の
実施例を説明するための工程断面図
【図11】本発明の半導体記憶装置の製造方法の第2の
実施例によって得られる半導体記憶装置を説明するため
の平面図
【図12】本発明の半導体記憶装置の製造方法の第3の
実施例を説明するための工程断面図
【図13】本発明の半導体記憶装置の製造方法の第3の
実施例を説明するための工程断面図
【図14】本発明の半導体記憶装置の製造方法の第3の
実施例を説明するための工程断面図
【図15】本発明の半導体記憶装置の製造方法の第3の
実施例を説明するための工程断面図
【図16】本発明による半導体記憶装置の書き込み時間
とメモリセルのしきい値電圧の関係を説明するための図
【図17】本発明による半導体記憶装置の消去時間とメ
モリセルのしきい値電圧の関係を説明するための図
【図18】本発明による半導体記憶装置の書き込み時間
のばらつきとメモリセルのしきい値電圧の関係を説明す
るための図
【図19】本発明による半導体記憶装置の消去時間のば
らつきとメモリセルのしきい値電圧の関係を説明するた
めの図
【図20】従来の半導体記憶装置の断面図
【符号の説明】
10 半導体基板 11 ゲート絶縁膜 12 浮遊ゲート電極 13 オキサイドナイトライド膜 14 ソース拡散層 15 ドレイン拡散層 16 制御ゲート電極 17 制御ゲート電極16下に位置する領域 18 層間絶縁膜 19 コンタクトホール 20 金属配線 30 シリコン基板 31 ゲート絶縁膜 32A ポリシリコン膜 32 浮遊ゲート電極 33 オキサイドナイトライド膜 34 ソース拡散層 35 ドレイン拡散層 37 オフセット領域 38 レジスト膜 39 ゲート絶縁膜 40 制御ゲート電極 41 層間絶縁膜 42 コンタクト孔 43 金属配線 50 シリコン基板 51 ゲート絶縁膜 52 浮遊ゲート電極 53 オキサイドナイトライド膜 54 ソース拡散層 55 ドレイン拡散層 59 ゲート絶縁膜 60 ポリシリコン膜 61 レジスト膜 63 層間絶縁層 64 コンタクト孔 65 金属配線 70 シリコン基板 71 ゲート絶縁膜 72A ポリシリコン膜 72 浮遊ゲート電極 73 オキサイドナイトライド膜 79 ゲート絶縁膜 80 制御ゲート電極 81 層間絶縁膜 86,88 ソース拡散層 87 ドレイン拡散層

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型の半導体基板と、前記半導体基
    板中に離間して形成された逆導電型の第1の拡散層およ
    び第2の拡散層と、前記半導体基板上に形成されたゲー
    ト絶縁膜と、少なくとも一方の端部が前記第2の拡散層
    の一部分上に位置し、かつ他方の端部が前記第1,第2
    の拡散層間の領域上に位置するよう前記ゲート絶縁膜上
    に形成された浮遊ゲート電極と、絶縁膜を介在させて前
    記浮遊ゲート電極表面を覆うように形成された制御ゲー
    ト電極とを備えたことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記ゲート絶縁膜をトンネル絶縁膜とし
    て用いることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 一導電型の半導体基板と、前記半導体基
    板中に離間して形成された、少なくとも二つの逆導電型
    の拡散層と、前記半導体基板上に形成されたゲート絶縁
    膜と、少なくとも一方の端部が前記拡散層のいずれか一
    方の一部分上に位置し、かつ他方の端部が前記拡散層間
    の領域上に位置するよう前記ゲート絶縁膜上に形成され
    た浮遊ゲート電極と、絶縁膜を介在させて前記浮遊ゲー
    ト電極表面を覆うように形成された制御ゲート電極とを
    備えたことを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記ゲート絶縁膜をトンネル絶縁膜とし
    て用いることを特徴とする請求項3記載の半導体記憶装
    置。
  5. 【請求項5】 一導電型の半導体基板と、前記半導体基
    板中にそれぞれ離間して形成された逆導電型の第1の拡
    散層、第2の拡散層および第3の拡散層と、前記半導体
    基板上に形成された、トンネル媒体となるゲート絶縁膜
    と、少なくとも一方の端部が前記第2の拡散層上に位置
    し、他方の端部が前記第2,第1の拡散層間の領域上に
    位置するよう前記ゲート絶縁膜上に形成された第1の浮
    遊ゲート電極と、少なくとも一方の端部が前記第2の拡
    散層上に位置し、他方の端部が前記第2,第3の拡散層
    間の領域上に位置するよう前記ゲート絶縁膜上に形成さ
    れた第1の浮遊ゲート電極と、絶縁膜を介在させて前記
    第1,第2の浮遊ゲート電極のそれぞれを覆うように形
    成された制御ゲート電極とを備えたことを特徴とする半
    導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 一導電型の半導体基板と、前記半導体基
    板中に離間して形成された逆導電型の第1の拡散層およ
    び第2の拡散層と、前記半導体基板上に形成されたゲー
    ト絶縁膜と、前記第2の拡散層の一部分上および前記第
    2,第1の拡散層間の領域上に位置するよう前記ゲート
    絶縁膜上に形成された浮遊ゲート電極と、絶縁膜を介在
    させて前記浮遊ゲート電極の一側面を除く他の面を覆う
    ように形成された制御ゲート電極とを備えたことを特徴
    とする半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記ゲート絶縁膜をトンネル絶縁膜とし
    て用いることを特徴とする請求項5記載の半導体記憶装
    置。
  8. 【請求項8】 一導電型の半導体基板上にトンネル媒体
    としてのゲート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート絶
    縁膜上に浮遊ゲート電極を形成する工程と、前記浮遊ゲ
    ート電極上に第1の絶縁膜を形成する工程と、前記第1
    の絶縁膜の一部分上から前記半導体基板上にわたってレ
    ジスト膜を形成する工程と、前記レジスト膜、前記浮遊
    ゲート電極および前記第1の絶縁膜をマスクとして、自
    己整合的に第1の拡散層および第2の拡散層を形成する
    工程と、前記浮遊ゲート電極の上に第2の絶縁膜を形成
    する工程と、前記第1,第2の絶縁膜が形成された前記
    浮遊ゲート電極を覆うように制御ゲート電極を形成する
    工程とを備えたことを特徴とする半導体記憶装置の製造
    方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の拡散層を前記浮遊ゲート電極
    形成領域直下の領域から一定の距離だけ離れた位置に形
    成することを特徴とする請求項8記載の半導体記憶装置
    の製造方法。
  10. 【請求項10】 トンネル媒体となるゲート絶縁膜を一
    導電型の半導体基板上に形成する工程と、浮遊ゲート電
    極となる第1の導電膜を前記ゲート絶縁膜上に形成する
    工程と、前記第1の導電膜上に絶縁膜を形成する工程
    と、前記浮遊ゲート電極を覆うように制御ゲート電極と
    なる第2の導電膜を前記絶縁膜上に形成する工程と、前
    記第2の導電膜、前記絶縁膜および第1の導電膜の所定
    の領域を選択的に除去する工程と、前記第2の導電膜を
    マスクに自己整合的にイオン注入を行い、少なくとも二
    つの拡散層を形成する工程を備えたことを特徴とする半
    導体記憶装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第2の導電膜、前記絶縁膜および
    第1の導電膜を除去する工程によって、少なくとも二つ
    の浮遊ゲート電極または二つの制御ゲート電極を形成す
    ることを特徴とする請求項10記載の半導体記憶装置の
    製造方法。
  12. 【請求項12】 トンネル媒体となるゲート絶縁膜を一
    導電型の半導体基板上に形成する工程と、浮遊ゲート電
    極となる導電膜を前記ゲート絶縁膜上に形成する工程
    と、前記導電膜上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁
    膜が形成された前記浮遊ゲート電極をマスクにして前記
    半導体基板と逆導電型のイオンを斜め方向からイオン注
    入する工程と、前記絶縁膜が形成された前記浮遊ゲート
    電極を覆うように制御ゲート電極を形成する工程とを備
    えたことを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
JP5667893A 1992-03-23 1993-03-17 半導体記憶装置とその製造方法 Pending JPH0629545A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09153602A (ja) * 1995-11-23 1997-06-10 Lg Semicon Co Ltd 半導体メモリ装置及びその製造方法
KR100335777B1 (ko) * 1995-04-04 2002-10-25 주식회사 하이닉스반도체 플래쉬이이피롬셀제조방법

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KR100335777B1 (ko) * 1995-04-04 2002-10-25 주식회사 하이닉스반도체 플래쉬이이피롬셀제조방법
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