JPH0629497B2 - 地盤の多目的調査方法 - Google Patents

地盤の多目的調査方法

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JPH0629497B2
JPH0629497B2 JP1770388A JP1770388A JPH0629497B2 JP H0629497 B2 JPH0629497 B2 JP H0629497B2 JP 1770388 A JP1770388 A JP 1770388A JP 1770388 A JP1770388 A JP 1770388A JP H0629497 B2 JPH0629497 B2 JP H0629497B2
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JP
Japan
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ground
survey
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hydraulic jack
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JP1770388A
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年弘 長谷川
一仁 岡嶋
晴治 船曳
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TEI ESU ROOTARII KK
Taisei Corp
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TEI ESU ROOTARII KK
Taisei Corp
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、基礎杭及び地盤改良の設計と施工管理を行
なうために、地盤の性状を調査記録し、基礎杭等の設計
と施工方法の検討、施工管理に便ならしめることのでき
る地盤の多目的調査方法に関するものである。
〔従来の技術〕
通常、軟弱地盤において、土木、建築の構造物の支持方
法として、場所打杭法、既製杭工法等が用いられてお
り、これらの工法の施工はいずれも社会的要求により低
公害工法が採用されている。
杭の支持力は従来試験杭(打撃試験・載荷試験)による
方法、又はボーリングデーター等による杭支持力の理論
計算方法により設計がなされて来た。
近年、種々の低公害工法が開発され実施されているが、
理論式による杭の支持力の設計法が大部分を占めてい
る。
試験杭(打撃試験・載荷試験)により杭の支持層・支持
力の確認がなされ実施設計が行われるのが最も確実とさ
れているが、最近は経済的理由、環境的理由その他によ
ってその手段が採用されるのはまれである。
例えば大規模工事等に於いて少数のボーリングデーター
のみにたより、杭の設計をするとか、わずかの打撃又は
載荷試験を行ったとしても複雑な地盤条件の場合などで
は安全性に問題なしとは云い難い。
また一方、最近、既製杭低公害工法としてセメントミル
ク法、プレボーリング工法、各種埋込杭工法が開発され
実施されているが、理論上の設計はともかくとしても施
工面において杭一本毎の支持層の貫入、定着、確認の方
法などに不充分な工法が多く見受けられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、杭を地中に貫入する工法において、圧力水の
噴出と杭の回転により、無騒音、無振動で杭を貫入する
と共に、貫入時の各種条件、例えば貫入速度、貫入深
度、回転負荷、経時的な回転数及び杭先での圧力流体噴
出圧をそれぞれ計測記録する工法を、本出願人らは特公
昭54−31603号によって提案した。
上記の工法は、自動計測記録装置により、各杭ごとの支
持層への貫入定着が確認でき、しかも全ての杭の資料を
まとめることにより、綜合累積した支持力を算出又は推
定することができるという利点を有するが、近年の社会
的な状況により、基礎杭等の設計施工のより一層の簡略
化と確実性及び経済性が要求されてきている。
そこで、この発明は、土質検査の時点、杭の設計時点、
又は杭の施工の前段階において簡便、迅速にまた経済的
に地盤性状、支持層、支持力等を把握、確認し、杭の設
計及び施工について確実性、安全性、経済性を供与する
ことができる地盤の多目的調査方法を提供することを目
的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、この発明の地盤の多目的
調査方法は、調査管の先端部にセンサー装置とその先端
に油圧ジャッキ及びこのジャッキ先端に削孔ヘッドを各
々着脱自在に順次取付け、この調査管を地盤に回転貫入
させながらセンサー装置とこれに接続した自動計測記録
装置で連続的に地盤の性状を調査しながら記録し、更に
所定深度において、調査管頭部への加力、油圧ジャッキ
による先端加力、センサー装置の作動により、基礎杭の
設計と施工管理に必要な支持地盤の深度、層厚、支持力
を、また要深度における水平耐力、摩擦力、水圧を調査
検出する構成としたものである。
〔作用〕
調査管の先端部にセンサー装置と油圧ジャッキ及び削孔
ヘッドを順次着脱自在に取付け、この調査管を、削孔ヘ
ッドから噴射するウォータジェット又はエアブローを補
助手段としてオーガ掘進機で地盤に回転貫入させる。
この回転貫入時において、センサー装置とこの装置に接
続した自動計測記録装置とで、土質性状、支持層の調査
を行ない、貫入途中の必要深度において同様の調査を行
なう。
削孔ヘッドの先端が支持層に到着したことを自動計測記
録装置で判定した後、支持力の試験を行なう。
支持力の試験は、調査管の上端頭部を専用ハンマーで打
撃し、この打撃試験による支持力の判定、調査管の頭部
にジャッキを作動させる載荷試験、調査管の頭部を固定
し、先端に近い位置にある油圧ジャッキを作動させる先
端部載荷試験を選択し、必要によってはこれらを併用
し、上記の各試験によって得られた結果とボーリングデ
ータとの比較対比をしつつ、地盤性状をより実質的に把
握し、基礎杭の設計の工法の検討、施工管理及び管理の
ための資料を提供するものである。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
図示のように、調査管1の先端に、センサー装置2と、
その先端に油圧ジャッキ3及びこのジャッキ3の先端に
削孔ヘッド4が順次着脱自在となるよう取付けられ、上
記調査管1とセンサー装置2及び油圧ジャッキ3には軸
心に沿って中空通路1a、2a、3aが設けられ、調査
管1の最上部より削孔ヘッド4に向けて圧力水や圧力空
気を供給できるようになっている。
従って、調査管1とセンサー装置2と油圧ジャッキ3及
び削孔ヘッド4のそれぞれのジョイント面には止水のた
めの防水リング5が組込まれている。
前記調査管1は、第2図に示すように、調査に必要な深
度に対応する長さが得られるよう、継手6と防水リング
を介して順次継ぎ足すことができると共に、センサー装
置2には、土圧計、水圧計、密度計の各種センサー7が
組込まれており、各種センサー7は地上に配置した自動
計測記録装置(図示省略)にセンサー用コード8を介し
て所定の情報を伝送するようになっている。
前記油圧ジャッキ3はセンサー装置2と削孔ヘッド4の
間に位置し、油圧管9を介して油圧を供給することによ
り伸長し、削孔ヘッド4を下方に押し出すようになって
いる。
この油圧ジャッキ3は調査管1の最頂部に連結し、頭部
からの加圧押下げ作用による載荷試験にも使用できる。
前記削孔ヘッド4は、逆円錐形に形成され、上端面が油
圧ジャッキ3の中空通路3aと連通し、この上端面から
逆円錐外周面に開口するノズル孔10が設けられ、更に
外周面に所要数のカッター11が固定されている。
前記調査管1の中空通路1a内からセンサー装置2及び
油圧ジャッキ3内に挿入した沈下測定ロッド12は、調
査管1の最頂部から削孔ヘッド4の上端中心部まで、必
要長さに順次継ぎ足され、この沈下測定ロッド12は油
圧ジャッキを使用して載荷試験を行なう場合において、
削孔ヘッド4の沈下量、即ち下方へ押し下げられた量
を、地上における最頂部の不動標15で計測するもので
ある。
次に、地盤の調査の具体的な方法を第2図に基づいて説
明する。
先端にセンサー装置2と油圧ジャッキ3及び削孔ヘッド
4を順次取付けた調査管1の最上端部にヘッドカバー1
3をセットし、このヘッドカバー13の上に一定の回転
力、回転速度、重量を備えたオーガ掘進機14を載置す
る。
上記オーガ掘進機14により、ヘッドカバー13を介し
て調査管1を地盤に対して回転押込みを計画した所定深
度まで行なう。このとき、回転押込みの補助的手段とし
て、削孔ヘッド4のノズル孔10から圧力水又は圧力空
気を噴出する。
上記の調査管1を回転貫入する途中や貫入後において、
地上に配置した自動計測記録装置で、調査管1の回転速
度、沈下(押込み)速度、回転抵抗、圧力水又は圧力空
気の噴出抵抗等を観測、測定して直接記録する。
その観測、測定された数値をパラメータとして地盤状況
の調査を行なって地盤支持層の把握を行ない、杭の設計
に必要なデータを提供する。また、希望する所定深度に
おいて、センサー装置2を作動せしめ、センサー装置2
のもつ情報機能範囲内のデータも提供することができ
る。
削孔ヘッド4が支持層に到達した後、支持力の試験を行
なう場合には、次に示すような方法を単用もしくは併用
する。
(I)調査管1の上端を専用のハンマーで打撃し、打撃
エネルギー、沈下量によって支持力を判定する打撃試験
を行なう。また、センサー装置2によって先端部分で加
力量も測定できる。
(II)調査管1の頭部に油圧ジャッキ3をセットし、地
上に固定した不動標15の間でジャッキを伸長作動さ
せ、調査管1に上端から圧力を加え、沈下測定ロッド1
2による測定によって載荷試験を行なう。
(III)調査管1の上端を不動標15に固定し、調査管
1の先端に取付けてある油圧ジャッキ3を伸長作動さ
せ、削孔ヘッド4を押下げる反力をセンサー装置2で測
定すること又は油圧計測をすることにより先端部載荷試
験を行なう。
(IV)当調査システムは、山岳地、傾斜地、地辷りのお
それのある様な地盤において、通常の調査ボーリングの
補完的な調査機能を有すると共に、変位計、傾斜計、水
圧計等を取付けたセンサー装置2を必要数を必要深度に
セットしておき、地盤の安定度、水圧の変化など、安全
確保、危険予知などを目的として中長期的に地盤の変化
を継続して計測することができる。
ちなみに、第3図のフローチャートは、調査管1の回転
押込みから引抜回収までに行なう作業工程と試験の種類
及び順序を例示している。
〔効果〕
以上のように、この発明によると、先端部にセンサー装
置と油圧ジャッキ及び削孔ヘッドを順次取付けた調査管
を地盤に回転貫入し、貫入途中及び支持層への到達後に
おいて、地盤性状の測定や各種試験を行なうようにした
ので、地盤に対する調査管の回転貫入の過程をリアルタ
イムで観測、測定、記録することが可能となり、ボーリ
ングデータとの比較対比をして、地盤性状をより実質的
に把握し、基礎杭の設計、工法の検討施工管理及び監理
のための資料を容易に提供することができるという効果
がある。
まとめとして、一定の重量と、回転力を持ったオーガー
掘進機を利用して計測体を、地中に埋込みつつ、地盤の
特性を自動計測記録装置でリアルタイムで観測し、必要
に応じて、各種の試験を行える。地盤の多目的調査方法
をシステム化し簡便、迅速にまた経済的に地盤の情報を
提案する調査方法を提案する事にある。
さらに付言するならば地盤の地辷りなどの、安全対策の
為、又は危険予知の為に地中に中、長期的に計測体を埋
没しておき、必要な情報を検出する事にも利用する事も
考慮した発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の調査方法の実施に用いる調査管の先
端部構造を示す縦断面図、第2図は調査管の回転貫入状
態を示す説明図、第3図は調査管の貫入工程と試験の種
類及び順序を示すフローチャートである。 1……調査管、2……センサー装置、 3……油圧ジャッキ、4……削孔ヘッド、 7……センサー、10……ノズル孔、 12……沈下測定ロッド、 13……ヘッドカバー、14……オーガ掘進機、 15……不動標。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−68401(JP,A) 特公 昭27−4844(JP,B1) 特公 昭39−22807(JP,B1)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調査管の先端部にセンサー装置とその先端
    に油圧ジャッキ及びこのジャッキ先端に削孔ヘッドを各
    々着脱自在に順次取付け、この調査管を地盤に回転貫入
    させながらセンサー装置とこれに接続した自動計測記録
    装置で連続的に地盤の性状を調査しながら記録し、更に
    所定深度において、調査管頭部への加力、油圧ジャッキ
    による先端加力、センサー装置の作動により、基礎杭の
    設計と施工管理に必要な支持地盤の深度、層厚、支持力
    を、また必要深度における水平耐力、摩擦力、水圧を調
    査検出することを特徴とする地盤の多目的調査方法。
JP1770388A 1988-01-27 1988-01-27 地盤の多目的調査方法 Expired - Lifetime JPH0629497B2 (ja)

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JPH01192910A JPH01192910A (ja) 1989-08-03
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06193062A (ja) * 1992-12-21 1994-07-12 Giken Seisakusho Co Ltd 杭圧入引抜機
JPH06193064A (ja) * 1992-12-24 1994-07-12 Giken Seisakusho Co Ltd コンクリート杭の圧入力制御装置
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