JPH06294916A - X型2×2カプラおよび光分岐デバイス - Google Patents

X型2×2カプラおよび光分岐デバイス

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JPH06294916A
JPH06294916A JP8324393A JP8324393A JPH06294916A JP H06294916 A JPH06294916 A JP H06294916A JP 8324393 A JP8324393 A JP 8324393A JP 8324393 A JP8324393 A JP 8324393A JP H06294916 A JPH06294916 A JP H06294916A
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waveguide
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waveguides
optical branching
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JP8324393A
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Ichiro Tanaka
一郎 田中
Hideki Hashizume
秀樹 橋爪
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 歩留り良く作製できるX型2×2カプラ部な
らびに2×N光分岐デバイスを提供する。 【構成】 X型2×2カプラにおいて、2つの導波路の
交差部分について互いに対向する関係にある入射側およ
び出射側単一モード導波路のそれぞれの中心線をずらす
ことによって、第1または第2の単一モード導波路より
2つの導波路が交差している部分へ入射する光の、第1
および第2の単一モード導波路への出射する光の割合を
制御するX型2×2カプラ。さらに、このX型2×2カ
プラの2つの出射導波路のそれぞれに、ひとつまたは複
数のY分岐導波路よりなる分岐導波路を接続した光分岐
デバイスを作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光を利用した信号伝送
システム等に使用する光分岐デバイス、特にX型2×2
カプラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光分岐デバイスとしては、H.H
ANAFUSAらがELECTRONICS LETT
ERS Vol.28,No.7,p644−645
(以下、文献1と呼ぶ)に発表している2×16光分岐
導波路(図4参照)がある。これは、方向性結合器を応
用した波長無依存型2×2カプラ(Wavelengh-INsensit
ive 2×2 Coupler:以下、WINCと略記する)2
と、Y分岐導波路13を組み合わせたものである。上記
WINCについては、K.JINGUJIらがELEC
TRONICS LETTERS Vol.26,N
o.17,p1326−1327(以下、文献2と呼
ぶ)に発表している。ここで、使用しているWINC2
の拡大図を図5に示す。
【0003】図4および図5について、第1および第2
の2つの単一モード導波路21,22を、中心間距離が
十数μmになるまで近接させ、距離L1の長さだけ平行
に配置して第1の結合部23を形成した後、再び両者間
の相互作用がなくなるまで離し、再び同様に近接させて
距離L2の長さだけ平行に配置して第2の結合部24を
形成する。
【0004】このとき、第1の結合部23から第2の結
合部24までの光学的距離が、2つの導波路の間でdL
だけ異なるようにする。導波路中の光の伝幡定数,完全
結合長,および2つの導波路が近接しつつある領域にお
ける結合量によって、適当にL1,L2およびdLを設
計することにより、このカプラにおける分岐比およびそ
の波長特性を決めることができる。
【0005】ここでいう分岐比とは、例えば第1の単一
モード導波路から入射させた光パワーのうち、カプラ内
で第2の単一モード導波路に結合し、第2の単一モード
導波路から出射する光パワーの割合である。(以下、2
×2カプラの分岐比という言葉をこの意味で使用す
る)。
【0006】前述の文献2の例では、波長1.25から
1.65μmの範囲で、分岐比20±1.9%が得られ
ている。一方、文献1の光分岐導波路では、このような
WINC2を、波長1.3から1.55μmの範囲で、
分岐比が約50%になるように設計している。さらに、
このWINC2のそれぞれの出射導波路21,22のそ
れぞれに、1×8光分岐導波路14を接続した構成を有
している。
【0007】したがって、それぞれの入射ポートから入
射した光は、このWINC2でほぼ50:50に分岐さ
れた後、光分岐導波路部14でそれぞれ8分岐されて、
計16個の出射ポートから出射し、2×16光分岐デバ
イスが構成される。
【0008】一般に、2×2N 光分岐デバイスにおい
て、各出射ポート間でなるべく均一な光パワーを得るた
めには、最初の2×2カプラ部での分岐比ができるだけ
50%に近いことが重要である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述した2×16光分
岐デバイスには、以下のような問題点があった。すなわ
ち、文献1に記載されている2×16光分岐デバイス
は、2×2カプラとして文献2に記載されているものを
使用している。
【0010】しかし、これは前述するように2つの結合
部を有するため、その長さが長くなるだけでなく、文献
2に記述されているように、その分岐比は2つの導波路
間の光路差dLに対して敏感である。したがって、所望
の分岐比を数%の精度で得るためには、そのdLの寸法
の誤差は±0.01μmしか許されないことになる。
【0011】この寸法精度を、フォトリソグラフィーに
よる微細加工で安定に達成するためには、超LSIを作
製するための最先端のプロジェクション露光法が必要で
あるが、長さ数十mm(文献1の記載例では55mm)
のサイズの光導波路チップ作製に対して、それを適応す
るのは困難である。
【0012】したがって、一般的な密着露光法を用いる
しかないが、それでは寸法精度が不足し、歩留り良く安
定に作製することはできない。
【0013】本発明は、以上の問題点を解決するために
なされたものであって、2×N光分岐デバイスにおい
て、その長さが短くそして歩留り良く作製できるX型2
×2カプラ、および光分岐デバイスを提供するものであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明では、X型2×2
カプラ(11)において、2つの導波路の交差部分(1
2)について互いに対向する関係にある2組の入射側お
よび出射側単一モード導波路のそれぞれの中心線をずら
すことによって、第1または第2の単一モード導波路よ
り2つの導波路が交差している部分(12)へ入射する
光の、第1および第2の単一モード導波路への出射する
光の割合を制御することを特徴とするX型2×2カプラ
を提供する。
【0015】また、上述のX型2×2カプラ(11)の
2つの出射導波路のそれぞれに、ひとつまたは複数のY
分岐導波路(13)よりなる光分岐導波路(14)を接
続させる光分岐デバイスを作製する。
【0016】まず、X型2×2カプラ部において、単一
モード導波路へ出射する光の割合を制御する方法につい
て述べる。X型2×2カプラの、上述の2組の第1およ
び第2の単一モード導波路のそれぞれの中心線をずらし
て、この交差部分12の長さを変化させる実験を行っ
た。
【0017】図2に示すように、導波路の幅に対応する
マスクの開口部51の幅を3μmとし、2つの導波路が
交差する角度が1度であるX型2×2カプラ用のマスク
パターンを考える。
【0018】ここで、上述のように、2つの導波路の交
差部分について互いに対向する関係にある2組の入射側
および出射側単一モード導波路のそれぞれの中心線をず
らすしていくこと試みる。
【0019】まず、入射側の第1の単一モード導波路の
中心線と出射側の第2の単一モード導波路の中心線、お
よび入射側の第2の単一モード導波路の中心線と出射側
の第1の単一モード導波路の中心線とを、それぞれ一致
させた場合には、結果としてマスクの交差部分52の長
さが、344μm(図2(a))となる。
【0020】同じく、入射側の第1の単一モード導波路
の中心線と出射側の第2の単一モード導波路の中心線、
および入射側の第2の単一モード導波路の中心線と出射
側の第1の単一モード導波路との中心線とを、それぞれ
1.5μmずらせた場合には、上記交差部分52の長さ
は、172μm(図2(b))となる。
【0021】さらに、それぞれの中心線を3μmずらせ
た場合には、上記交差部分52の長さは、0μm(図2
(c))となる。
【0022】上述の説明において、マスクのそれぞれの
中心線をずらせた場合、結果として変化する交差部分5
2の長さに注目した。これは、もっぱらマスクの製作精
度によるものである。つまり本発明では、第1の単一モ
ード導波路15と第2の単一モード導波路16の中心線
の交差角度が非常に小さいので、中心線のずれの誤差が
少しでも、その結果として得られる交差部分12の長さ
の誤差は大きくなることが予想される。
【0023】したがって、現実的には、上述の中心線の
ずれを制御するよりは、この交差部分12の長さを制御
するほうが、誤差を小さくする上で重要である。つま
り、このことは、マスクの交差部分の長さを制御するこ
とを意味する。このため、以下の説明は、この交差部分
52の長さを用いて行うことにする。
【0024】なお、このマスクの交差部分52の長さを
変化させるには、導波路の交差する角度を変化させるこ
とでも可能であるが、この交差する角度が数度以上に大
きくなると、この部分での損失が大きくなってしまい、
あまり角度を大きくすることは得策ではない。したがっ
て、数度以下の非常に小さな角度の範囲では、上記中心
線をずらす方法と導波路の交差する角度を変える方法で
は、実質上の差異のないことはいうまでもない。
【0025】これらのマスクに対応した3種類のX型2
×2カプラ11を作製する。導波路の作製方法として
は、ガラス基板を用いた二段自然イオン交換法を用い
る。
【0026】まず、Na,Kイオンを少量含んだボロシ
リケート系ガラス基板3の表面に、スパッタ法や真空蒸
着により金属マスク層を形成し、周知のフォトリソグラ
フィー法によって所望の導波路形状を、密着露光法によ
りパターニングする。
【0027】つぎに、TlやCs等のイオンを含む溶融
塩中にこの基板3を浸漬し、ガラス転移点Tgから(T
g−50)℃の範囲の温度に昇温して、第一段目のイオ
ン交換を行う。
【0028】つづいて、金属マスクを除去して、前記の
Tl等のイオンの代わりにカリウムイオンを含む溶融塩
にこの基板3を浸漬して、第二段目のイオン交換を行い
埋めこみ導波路を形成する。
【0029】なお、この導波路作製方法については、菅
原らによって電子通信情報学会技術研究報告OQE87
−116に発表されており、また関により特開昭63−
206709号に詳細に記述されている。
【0030】この結果、その断面形状が16×9μmの
略楕円形である単一モード導波路1が形成され、この導
波路1を組み合わせたX型2×2カプラ11が得られ
る。
【0031】マスクの交差部分の長さが、それぞれ34
4μm,172μm,0μmと変化するのに応じて、す
なわち上述の中心線のずれがそれぞれ0μm,1.5μ
m,3μmの場合に、X型2×2カプラの交差部分12
の長さは変化する。
【0032】しかし、実際のこの部分12の長さを正確
に測定することは困難であるが、それぞれ約1.8m
m,1.66mm,1.5mm程度となっていた。
【0033】図3において、15は入射側の第1の単一
モード導波路,15’はその中心線,16は出射側の第
1の単一モード導波路,17は入射側の第2の単一モー
ド導波路,18は出射側の第2の単一モード導波路,1
8’はその中心線である。
【0034】また、このX型2×2カプラ部11の長さ
としては15mmで、文献2に記載されているWINC
2の長さ20mmより短いものが得られる。
【0035】つぎに、作製された3種類のX型2×2カ
プラの、それぞれの分岐比を測定する。使用する波長
1.3から1.55μmの範囲に対して、3種類のX型
2×2カプラの分岐比は、マスクの交差部分の長さが、
それぞれ344μm,172μm,0μmと変化するの
に応じて、14.2±4.2%、41.6±1.7%、
75.6±3.4%と変化した。なおこの数値は、上記
の波長の範囲に対して、分岐比の平均値と最大値と最小
値の範囲を表している。
【0036】この結果は、図6に示すようにX型2×2
カプラの分岐比が、±数%のばらつきの範囲内で、マス
クの交差部分の長さに対して線形の関係にあることを示
している。
【0037】この関係を最小2乗法により求めると、次
のような関係になる。
【0038】y=−0.178x+74.4 ここで、yは分岐比、xはマスクの交差部分の長さであ
る。
【0039】この関係式より、マスクの交差部分の長さ
が1μm変化しても、分岐比は約0.18%しか変化し
ないことがわかった。
【0040】
【作用】本発明により、導波路の結合部における分岐比
の制御に高精度な微細加工が不要になる。つまり、第1
の単一モード導波路と第2の単一モード導波路が交差し
ている部分の長さを変化させることによって、第1また
は第2の単一モード導波路よりこの交差部分へ入射する
光の、第1または第2の単一モード導波路へ出射する光
の分岐比を制御することができる。
【0041】しかも、分岐比の制御は、前述したよう
に、X型2×2カプラの分岐比の、交差部分の長さの誤
差に対する変化率は、上述したWINCの分岐比の光路
差のそれ(約50から150%/μm)よりはるかに小
さく、約0.2%/μm程度である。
【0042】したがって、密着露光法による微細加工で
得られる寸法精度で十分であり、歩留り良く2×N光分
岐デバイスを作製できる特徴を有している。
【0043】
【実施例】
実施例1 上記の実験結果より、上記の関係式を用いて、50%の
分岐比を有するX型2×2カプラ部を設計製作する。分
岐比が50%になるようなマスクの交差部分の長さを求
めてやると、137μmとなる。
【0044】そこで、137μmのマスクの交差部分5
2の長さを有するX型2×2カプラパターンマスクを作
り、前記の実験と同様にしてイオン交換法によりX型2
×2カプラを試作し、その分岐比を測定した。
【0045】その結果として、最も分岐比が50%に近
いカプラとしては、波長1.3から1.55μmの範囲
の光に対して、50.3±1.5%のものが得られるこ
とがわかった。
【0046】また、X型2×2カプラを同様の方法で2
4個作製したもののうち、波長1.3から1.55μm
の範囲に対する分岐比が、50±5%の範囲に入るもの
は19個あり、その歩留りは約80%である。
【0047】これに対して、方向性結合器であるWIN
Cを、同じく密着露光法を用いて作製すると、その歩留
りは約10ないし20%程度である。
【0048】以上のような構成を持つX型2×2カプラ
では、プロジェクション露光法に比べて、寸法精度のよ
くない密着露光法を用いても、所望の分岐比を持つX型
2×2カプラを歩留り良く作製することができる。
【0049】なお、以上の例では、交差する角度が1度
の場合について述べたが、この交差する角度が数度以上
に大きくなると、この部分での損失が大きくなってしま
う。好ましくは1度以下の角度がよい。
【0050】また以上の例では、2×2N 光分岐デバイ
スを前提にしており、X型2×2カプラ部での分岐比を
約50%にしていた。しかし、目的とする導波路が2×
N光分岐デバイスではない場合には、上述した結果を
応用して所望の分割比に応じて、X型2×2カプラの交
差する部分の長さを変化させることによって、目的とす
る分割比が得られることはいうまでもない。
【0051】実施例2 上述の実施例1の結果に基づき、まずX型2×2カプラ
有する2×16光分岐導波路を作製する。導波路1のマ
スク幅が3μmで、マスクの交差部分52の長さが13
7μmで、交差角度が1度のX型2×2カプラパターン
マスクを作製する。同じく、導波路のマスク幅が3μm
で、2つの1×8光分岐導波路パターンを組み合わせた
2×16光分岐デバイス用パターンを有するマスクを作
製する。
【0052】なお、ここで使用する1×8光分岐導波路
パターンとしては、ツリー状と呼ばれる周知のパターン
ではなく、より導波路の長さを短くできる放射型パター
ンを使用している。放射型パターンでは、すべての光分
岐部を直線導波路で結び、最後にS字導波路により所望
の出射導波路間隔になるように展開している。
【0053】この光分岐導波路パターンについての詳細
は、小林らによって1991年電子情報通信学会秋季大
会のC−188で発表されている。
【0054】つぎに、このようにして準備したマスクを
用いて2×16光分岐デバイスを、1枚のガラス基板3
上にイオン交換法により作製する。導波路作製条件は、
上述の実験の場合と同様である。その構造を図1に示
す。ここで、1は単一モード導波路、11はX型2×2
カプラ部、12はX型2×2カプラ部の交差部分、13
はY分岐導波路、14は光分岐導波路部分、3はガラス
基板である。
【0055】なお、以上の説明では、1枚のガラス基板
に、X型2×2カプラ部と2つの1×8光分岐導波路を
作製したが、これらを別々の基板にて作製して接続して
もよい。
【0056】さらに、上記の導波路を使い2×16光分
岐デバイスを製作する。上記の導波路に、入射側には2
本の単一モード光ファイバ(記載せず)を、出射側には
16本の単一モード光ファイバ(記載せず)を、それぞ
れ250μm間隔で整列させたファイバアレイ(記載せ
ず)にて接続する。なお、このファイバアレイは、この
ガラス基板3と一体に作製してもよいし、別の基板にて
作製して接続してもよい。
【0057】このファイバアレイを基板3と一体で作製
する場合には、上記ガラス基板の上記導波路を形成した
面側に、それぞれ250μm間隔でV溝を形成し、さら
に、単一モードファイバを並べて、紫外線硬化樹脂によ
り接着固定し、ガラス基板等でその表面をカバーすれば
よい。
【0058】このファイバアレイを基板3とは別の基板
で作製する場合には、それぞれ250μm間隔でV溝を
形成した基板に単一モードファイバを並べて、この基板
を基板3とつき合わせて、導波路の過剰損失が最も小さ
くなるようにアライメントしたのち、紫外線硬化樹脂に
より接着固定し、ガラス基板等でその表面をカバーすれ
ばよい。
【0059】このようにして組み立てたものを、ポリマ
ー製のケースに収めて2×16光分岐デバイスを製作す
る。その結果、1.3から1.55μmの波長範囲の光
に対して、挿入損失が13.5±0.5dBの2×16
光分岐デバイスが得られる。
【0060】
【発明の効果】本発明により、2×N光分岐デバイスの
X型2×2カプラ部が小型になる。つまり、光分岐導波
路のX型2×2カプラ部においては、第1の単一モード
導波路と第2の単一モード導波路の結合部が一つしかな
いため、この部分の長さを短くすることができる。
【0061】また、広い波長範囲で所望の分岐比を有す
るX型2×2カプラを有する2×N光分岐デバイスが、
小型でかつ歩留りよく作製できるようになり、分岐比の
ばらつきが少ない2×N光分岐デバイスを容易に得られ
るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による2×16光分岐デバイスの構造を
示す図。
【図2】X型2×2カプラ用のマスクパターンの模式
図。
【図3】X型2×2カプラの模式図。
【図4】従来の2×16光分岐デバイスの構造を示す
図。
【図5】従来例であるWINCの模式図。
【図6】X型2×2カプラにおける分岐比とマスク交差
部長さの関係を示す図。
【符号の説明】
1 単一モード導波路 11 X型2×2カプラ部 12 X型2×2カプラ部の交差部分 13 Y分岐導波路 14 光分岐導波路部分 15 X型2×2カプラ部の入射側の第1単一モード
導波路 15’ 入射側の第1単一モード導波路の中心線 16 X型2×2カプラ部の出射側の第1単一モード
導波路 17 X型2×2カプラ部の入射側の第2単一モード
導波路 18 X型2×2カプラ部の出射側の第2単一モード
導波路 18’ 出射側の第2単一モード導波路の中心線 2 WINCの2×2カプラ部 21 WINCの第1の単一モード導波路 22 WINCの第2の単一モード導波路 23 WINCの第1導波路結合部 24 WINCの第2導波路結合部 3 ガラス基板 5 マスク 51 マスク開口部 52 マスクの交差部分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X型2×2カプラ(11)において、2
    つの導波路の交差部分(12)について互いに対向する
    関係にある2組の入射側および出射側単一モード導波路
    のそれぞれの中心線をずらすことによって、第1または
    第2の単一モード導波路より2つの導波路が交差してい
    る部分(12)へ入射する光の、第1および第2の単一
    モード導波路への出射する光の割合を制御することを特
    徴とするX型2×2カプラ。
  2. 【請求項2】 請求項1のX型2×2カプラ(11)の
    2つの出射導波路のそれぞれに、ひとつまたは複数のY
    分岐導波路(13)よりなる光分岐導波路(14)を接
    続させることを特徴とする光分岐デバイス。
JP8324393A 1993-04-09 1993-04-09 X型2×2カプラおよび光分岐デバイス Pending JPH06294916A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1039164A (ja) * 1996-04-10 1998-02-13 Ohmeda Inc 集積形多モード光学カプラ装置を備えた光学血流測定器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1039164A (ja) * 1996-04-10 1998-02-13 Ohmeda Inc 集積形多モード光学カプラ装置を備えた光学血流測定器

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