JPH0629483U - 歯磨きセット棚 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 衛生的で水切れの良い歯磨きセット棚を提供
すること。 【構成】 平行な２本の線材の左右両端部を円弧に曲成
しその下方にも小なる円弧を連設してチューブ立てと
し、Ｖ字形に曲成した２本の線材の一端を鉤部とし、他
端に支持体を装着してコップ掛け部とし、Ｓ字形連続の
波形面を水平になるよう左右の腕をＬ字形に曲成しその
先端に鉤部を設けた歯ブラシ掛け部を透明カバーで上
面、前面、左右側面を覆い、吸盤にて壁面に吸着するよ
う構成した。 【効果】 線材にて構成されているため水切れが良く汚
れが付着しにくく、丈夫で、構造が簡単なため安価に提
供できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は歯ブラシ、歯磨き剤チューブ、コップ等の歯磨きセットを整理する棚 に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来歯磨きセット棚は樹脂製品が多く洗面所や流し台の近くで使われている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

樹脂製品の歯磨きセット棚は水切性が悪く、よって汚れやすいという欠点があ った。そこで本考案は水切性を良くするために線材を使用した歯磨きセット棚を 提供しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

前記問題点を解決して目的を達成するために、歯磨きセット棚を構成する材料 として線材を使用した。２本の平行な線材の左右両端を円弧状に形成し、さらに それぞれの円弧の下方に小なる径の円弧を形成してチューブ立てとし、別なる線 材をＶ字状に曲成し、一方の端には鉤形、もう一方の端には支持体を設けて、こ れをコップ立てとし、前述の２本の平行な線材の上段の線材へ、着脱かつ左右へ 摺動可能に鉤形を掛止する。更に別なる線材にてＳ字形を連続して波形を形成し 、左右両端は波形面に対して垂直に立設しその先端に鉤形を設け、これもコップ 立てと同様に２本の平行な線材の上段の線材へ、着脱かつ左右に摺動可能に鉤形 を掛止し、そうして波形面を水平にしこれの凹部に歯ブラシの首部を掛けるよう 構成する。

【０００５】

【作用】

図３のように歯磨き剤チューブは口を下にして立てると上部の２本の胴巻１Ａ 、及び１ａがチューブの胴体を支え、下部の小径の円弧のキャップホルダー１Ｂ 、及び１ｂがチューブの肩口を支えるようになりチューブが安定する。また図に 示すように歯ブラシの首の部分を波形面部３ｂの凹部３ｃに掛けると歯ブラシの 頭部分が引っ掛かり柄が重しとなって垂直に吊下する。そしてこの歯ブラシ掛け 部３の上面と前面および左右側面を覆う透明なカバー４の切り込み部４ａにチュ ーブ立て兼本体部１の上段の線材を嵌合させることにより装着し前後に回動可能 なカバーとする。口をすすぐためのコップはコップ掛け部２の前傾部２ｃにかぶ せるように掛けると支持体２ｂがコップの底にあたりコップを内部より支え安定 させる。

【０００６】

【実施例】

本考案の実施例を添付図面にしたがって説明すると、図１は本考案一実施例の 斜視図であって、図中の符号１はチューブ立て兼本体部、２はコップ掛け部、３ は歯ブラシ掛け部、４はカバー、５は吸盤をそれぞれ示してある。 前記チューブ立て兼本体部１は中間部が２本の平行な線材からなり、右側端部 に前方向に円弧を形成し、小型のチューブが緩入する胴巻（小）１ａとする。更 にその下に小型のチューブのキャップの径よりは大きいが胴部の径よりは小さい 円弧を同軸上に形成し、小型チューブの肩口を支えるキャップホルダー（小）１ ｂとする。左側端部は大型チューブが緩入できる径の胴巻（大）１Ａとその下方 に大型チューブのキャップの径より大きくて胴部の径より小さい円弧にてキャッ プホルダー（大）１Ｂを連設している。

【０００７】 コップ掛け部２は２本の線材をＶ字状に曲成し、後方は垂直にそして２本平行 に設置しその先端にはチューブ立て兼本体部の中間部の上段の線材に着脱かつ左 右摺動可能に掛止できるようコップ掛鉤部２ａを形成する。前方は前傾し、２本 の線材の間隔が先端ほど小さくなるように形成し先端には支持体２ｂを装着する 。

【０００８】 歯ブラシ掛け部３は中央部をＳ字形の連続で波形面部３ｂを形成し、この波一 つの内巾は歯ブラシのブラシ部分の巾より小さく首の巾より大きくしている。後 方に延びた左右端を左側面から見てＬ字形に折曲し、その先端部をコップ掛け部 ２の鉤部と同様に形成し歯ブラシ掛鉤部３ａとする。そうして鉤部３ａをチュー ブ立て兼本体部の中間部の上段の線材にコップ掛け部２と同様に掛止し波形面部 ３ｂを水平に保持する。

【０００９】 カバー４は歯ブラシ掛け部３の上面、前面、左右側面を覆うように切り込み部 ４ａをチューブ立て兼本体部１の中間部の上段の線材に嵌着して前後に回動可能 にしている。 本考案を壁面等に取り付けるには左右の吸盤５をチューブ立て兼本体部１の２ 本の平行な線材の間に後方より突出部６ａを出し前方より吸盤止め６を装着し、 ピン７にて固定し、この左右の吸盤にて鏡面またはなめらかな面に吸着させる。

【００１０】

【考案の効果】

本考案はほとんどを線材にて構成しているため水切れが良く、そのため汚れが 付着しにくく、乾燥が早いため梅雨時などもカビが発生しなくて衛生的である。 チューブ立ては大小と２種類のチューブが使え、子供用と大人用等に分けるこ とができ、そのうえキャップを外した状態にしておけばチューブを持ち上げる必 要が無くそのまま胴部を押して歯磨き剤を絞り出すことができる。 またコップ掛け部と歯ブラシ掛け部は左右に摺動可能であるため互いに位置を 替えて使用することができる。 壁面取付用吸盤も左右こ摺動可能なためタイル面等に吸着する場合は目地を避 けて取り付けることができるため取付場所を選ばない。 さらに構造が簡単であるため、製造が容易でコストの低減化が計れ安価に提供 できるものであり、かつ線材の特徴を生かして丈夫で長持ちがする。

【図面の簡単な説明】

【図 １】本考案の一実施例を示す斜視図

【図 ２】図１に示す実施例の分解斜視図

【図 ３】使用状態を示す斜視図

【符号の説明】 １ …チューブ立て兼本体部 １Ａ…胴巻（大） １Ｂ…キャップホルダー（大） １ａ…胴巻（小） １ｂ…キャップホルダー（小） ２ …コップ掛け部 ２ａ…コップ掛鉤部 ２ｂ…支持体 ２ｃ…前傾部 ３ …歯ブラシ掛け部 ３ａ…歯ブラシ掛鉤部 ３ｂ…波形面部 ３ｃ…凹部 ４ …カバー ４ａ…切り込み部 ５ …吸盤 ５ａ…突出部 ６ …吸盤止め ７ …ピン

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】線材の一端部に円弧を曲成し、他端部に前
   述の円弧の径より小なる円弧を曲成し、更に左右両端部
   のそれぞれの円弧の下方にそれぞれの円弧の径より小さ
   い円弧を連設して左右に大小のチューブ立てを有する歯
   磨きセット棚。
2. 【請求項２】線材をＶ字形に曲成し、一端部を鉤形に形
   成して、他方端には支持体を設けたコップ立てを有する
   請求項１記載の歯磨きセット棚。
3. 【請求項３】線材を蛇行状に曲成し、その凹部に歯ブラ
   シを掛けるよう構成し、左右両端部を蛇行面に対して垂
   直に折曲しその先端部を鉤状と成し、透明カバーで覆っ
   た歯ブラシ掛けを有する請求項１及び請求項２記載の歯
   磨きセット棚。