JPH06294633A - ファスナー自動検査方法及び検査装置 - Google Patents
ファスナー自動検査方法及び検査装置Info
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- JPH06294633A JPH06294633A JP5107352A JP10735293A JPH06294633A JP H06294633 A JPH06294633 A JP H06294633A JP 5107352 A JP5107352 A JP 5107352A JP 10735293 A JP10735293 A JP 10735293A JP H06294633 A JPH06294633 A JP H06294633A
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Abstract
且つ確実に行なえる検査方法を提供することをその目的
とする。 【構成】 この発明は、良品のファスナー1の前止め部
と、この前止め部に対して所定の位置にあるエレメント
と、スライダーとの間の相互の位置関係を画像データと
して保存し、検査対象のファスナー1の画像を撮像装置
3で読み取り、画像処理装置2にて検査対象のファスナ
ー1の前止め部、所定位置のエレメント及びスライダー
部分の画像データと前記良品の対応部分の画像データと
のマッチングを取り、得られた相互相関値の大小によ
り、ファスナーの良否の判定を自動的に行なう。
Description
程において、ファスナー完成品の良否を検査するファス
ナー自動検査方法及びその検査装置に関するものであ
る。
前止め部、エレメント部及びスライダー部の装着状態が
悪い、または装着洩れがあれば、不良品として、ファス
ナーとして出荷することはできない。このため、従来フ
ァスナー製造工程において、ファスナー完成品の良否を
熟練作業員の目視による検査で判定を行なっている。
検査方法では、作業員の熟練度にバラツキがあるため、
信頼性の点で問題があった。
員の数を増やす、あるいは工程数を多くするなどの問題
が生じる。
になされたものにして、ファスナーの良否判定を容易に
且つ確実に行なえる検査方法及び装置を提供することを
その目的とする。
動検査方法は、良品のファスナーの前止め部と、この前
止め部に対して所定の位置にあるエレメントと、スライ
ダーとの間の相互の位置関係を画像データとして保存
し、検査対象のファスナーの画像を撮像装置で読み取
り、検査対象のファスナーの前止め部、所定位置のエレ
メント及びスライダー部分の画像データと前記良品の対
応部分の画像データとのマッチングを取り、得られたマ
ッチングの度合の大小により、良否の判定を行なうこと
を特徴とする。
は、良品のファスナーの前止め部と、この前止め部に対
して所定の位置にあるエレメントと、スライダーとの間
の相互の位置関係を画像データとして格納する画像デー
タ記憶手段、検査対象のファスナーを撮像し、画像デー
タを出力する撮像手段、この撮像手段からの前止め部、
所定位置のエレメント及びスライダー部分の画像データ
と前記画像データに格納されている対応部分の画像デー
タとのマッチングを取り、得られたマッチングの度合の
大小により、良否の判定を行なう判定手段と、を備えた
ことを特徴とする。
ー画像データと良品のファスナー画像データとをパター
ンマッチングにより相互相関をとることにより、良否を
判定することができる。
説明する。この発明の概略構成は、図1に示すように、
ファスナーの製造工程において、ファスナー1の前止め
部、エレメント部及びスライダー部の装着状態の良、不
良の判定を画像処理装置2で行なうものである。
CCDカメラ3、レンズ、取付け治具等の光学系3a、
ファスナー1を上部から照らす上部照明4、ファスナー
1を下部から照らすバックライト5、ファスナー1を挾
むチャッキング部材7、ファスナー製造機械のチャッキ
ング動作、ファスナーの良否判定に基づき、不良品のフ
ァスナーを区別するように制御するコントローラ6を備
える。
反射された光と、バックライト5からの透過光を同時に
CCDカメラ3で取り込み、CCDカメラ3にて取り込
まれたファスナー画像が画像処理装置2へ送られる。こ
のように、上部照明4から放射され、ファスナー1で反
射された光と、バックライト5からの透過光とを同時に
取り込むことで、得られた画像におけるファスナーと背
景との境界線が鮮明になり、ファスナーの色調による画
像データの変動が抑制される。
ードのCCDカメラを用いる場合には、画像入力時に画
像がブレないように、ファスナー1を一旦停止させて、
画像を取り込むように、コントローラ6がチャッキング
部7等を制御する。
ターモードのCCDカメラを用いる場合には、ファスナ
ー1を停止させずに連続走行状態でセンサーを用いるこ
とにより画像入力位置をセンシングして画像取り込みを
行なうようにコントローラ6がチャッキング部7等を制
御する。
込んだ検査画像と、あらかじめ良品の画像をテンプレー
トとして登録してある画像とをパターンマッチング法に
より比較し、マッチングの度合(相関値)の大小によ
り、良否の判断を行なう。その良否判定信号をファスナ
ー製造機械のコントローラ6に与え、コントローラ6は
不良品のファスナーを排除するように動作する。
ートの登録等を行なうためのキーボードが設けられてお
り、モニター8に表示される表示に従い、操作を行なう
ように構成されている。
に不良品のファスナーの画像をテンプレートとして登録
している。
いし図4を参照して説明する。ファスナーの種類によっ
て、テンプレートの登録、すなわち、検査対象とするフ
ァスナーの部位が相違する。図2に示すタイプのファス
ナーのテンプレート登録は、まず良品のファスナーをセ
ットし、CCDカメラ3でファスナー画像を読み込み、
画像処理装置2へその画像データを取り込み、モニター
8に図に示すように良品の画像データが表示される。
の手順でテンプレートの登録を行なう。
の第1のエレメント11の頂上部にテンプレートとして
登録する枠t1の中心位置をセットし、第1のエレメン
ト11の位置及び形状をテンプレートとして登録する。 (2) 左側の前止め16の上にある左側の第1のエレ
メント12の頂上部にテンプレートとして登録する枠t
2の中心位置をセットし、第1のエレメント12の位置
及び形状をテンプレートとして登録する。 (3) 右側の第1のエレメント11の上部に位置する
右側の第2のエレメント13の頂上部にテンプレートと
して登録する枠t3の中心位置をセットし、第2のエレ
メント13の位置及び形状をテンプレートとして登録す
る。 (4) 右前止め14の特徴部位、すなわち、上下の角
印がテンプレートとして登録する枠t4内にほぼ入るよ
うに枠t4の中心位置をセットし、右前止め14の位置
及び形状をテンプレートとして登録する。 (5) 左側の第1のエレメント12の上部に位置する
左側の第2のエレメント15の頂上部にテンプレートと
して登録する枠t5の中心位置をセットし、第2のエレ
メント15の位置及び形状をテンプレートとして登録す
る。 (6) 左前止め16の特徴部位、すなわち、上下の角
印がテンプレートとして登録する枠t6内にほぼ入るよ
うに枠t6の中心位置をセットし、左止め16の位置及
び形状をテンプレートとして登録する。 (7) スライダー17の頂上部にテンプレートとして
登録する枠t7の中心位置をセットし、スライダー17
の位置及び形状をテンプレートとして登録する。
ント13、15の上側に第3のエレメント18、19が
存在しているように記載しているが、この実施例におい
ては、後述する良品、不良品の判定には、この第3のエ
レメント18、19が存在しないものを良品のファスナ
ーとし、存在するものは不良品として取り扱うようにし
ている。
ンプレート登録手順について、説明する。 (1) 右前止め14の上側にある第1のエレメント1
1の頂上部(このエレメントが存在しない場合には予測
位置)にテンプレートとして登録する枠t1の中心位置
をセットし、第1のエレメント11の位置及び形状をテ
ンプレートとして登録する。 (2) 左前止め16の上側にある第1のエレメント1
2の頂上部(このエレメントが存在しない場合には予測
位置)にテンプレートとして登録する枠t2の中心位置
をセットし、第1のエレメント12の位置及び形状をテ
ンプレートとして登録する。 (3) 右側の第1のエレメント11の上部に位置する
右側の第2のエレメント13の頂上部、図に示すように
このエレメントが存在しなければ予測位置にテンプレー
トとして登録する枠t3の中心位置をセットし、第2の
エレメント13の位置及び形状をテンプレートとして登
録する。 (4) この登録作業の際、画像処理装置2は、テープ
エッジライン33aとエレメントサーチライン33bを
表示し、ラインの傾きに問題がないことを確認した後、
エレメント34付近のテープエッジにテンプレートとし
て登録する枠t9の中心位置をセットし、テープエッジ
の位置をテンプレートとして登録する。 (5) 右前止め14の特徴部位、上下の角印がテンプ
レートとして登録する枠t4内にほぼ入るように、枠t
4の中心位置をセットし、右前止め14の位置及び形状
をテンプレートとして登録する。 (6) 左側の第1のエレメント12の上部に位置する
左側の第2のエレメント15の頂上部、図に示すよう
に、このエレメントが存在しなければ予測位置にテンプ
レートとして登録する枠t5の中心位置をセットし、第
2のエレメント15の位置及び形状をテンプレートとし
て登録する。 (7) この登録作業の際、画像処理装置2は、テープ
エッジライン35aとエレメントサーチライン35bを
表示し、ラインの傾きに問題がないことを確認した後、
エレメント36付近のテープエッジにテンプレートとし
て登録する枠t8の中心位置をセットし、テープエッジ
の位置をテンプレートとして登録する。 (8) 左前止め16の特徴部位、上下の角印がテンプ
レートとして登録する枠t6内にほぼ入るように、枠t
6の中心位置をセットし、左前止め16の位置及び形状
をテンプレートとして登録する。 (9) スライダー17の頂上部にテンプレートとして
登録する枠t7の中心位置をセットし、スライダー17
の位置及び形状をテンプレートとして登録する。
ンプレート登録手順について説明する。 (1) 右前止め14より下に2番目のエレメント41
をテンプレートの枠t1の中心位置がテープエッジに沿
うようにセットし、エレメント41の位置及び形状をテ
ンプレートとして登録する。 (2) 左前止め16より下に2番目のエレメント42
をテンプレートの枠t2の中心位置がテープエッジに沿
うようにセットし、エレメント42の位置及び形状をテ
ンプレートとして登録する。 (3) 右前止め14の上部で、テンプレート登録枠t
9の中心位置がテープエッジに沿うようにセットし、右
テープエッジ43の位置をテンプレートに登録する。 (4) 右前止め14をテンプレート登録枠t4の中心
枠(32×32画素)の四角が中に入るようとして右前
止め14の位置形状をテンプレートに登録する。 (5) テンプレートの登録枠t11の中心位置が右前
止め14と、テープの境界線にくるようにセットし、右
前止め14のねじれ検査位置をテンプレートに登録す
る。 (6) 左前止め16の上部で、テンプレート登録枠t
10の中心位置がテープエッジに沿うようにセットし、
左テープエッジ46の位置をテンプレートに登録する。 (7) 左前止め16をテンプレート登録枠t6の中心
枠(32×32画素)の四角のなかに入るようにセット
したが前止め16の位置形状をテンプレートに登録す
る。 (8)テンプレートの登録枠t12の中心位置が左前止
め16と、テープの境界線にくるようにセットし、左前
止め16のねじれ検査位置をテンプレートに登録する。 (9) スライダー17の頂上部にテンプレートとして
登録する枠t7の中心位置をセットし、スライダー17
の位置及び形状をテンプレートとして登録する。
より夫々テンプレートに登録した後、ファスナーの良、
不良を判定するために、被検査対象のファスナーをチャ
ッキング部材7によりチャッキングし、CCDカメラ3
によりファスナー1の画像を取り込む。
のフロー図を参照してこの検査方法の概略を説明する
と、CCDカメラ3として、標準シャッターモードを用
いている場合には、ファスナー1を一旦停止させ、この
停止したことをコントローラ6が検出すると、画像処理
装置2へファスナー停止信号を送る(ステップS1)。
ーモードを用いている場合には、ファスナーを停止させ
ずに連続走行状態で画像を取り込むため、センサにより
ファスナー1が画像入力位置に到達したことを検知する
と、コントローラ6がセンサー信号を画像処理装置へ与
える(ステップS1a)。
のファスナー停止信号またはセンサー信号のトリガー信
号が入力されるまで待機し(ステップS2)、トリガー
信号が入力されると、CCDカメラ3によりファスナー
1の画像が画像処理装置2に取り込まれる(ステップS
3)。このCCDカメラ3による画像取り込みの際、検
査対象のファスナー1は、上部照明4とバックライト5
により光を照射される。CCDカメラ3は、上部照明4
から放射され、ファスナー1で反射された光と、バック
ライト5からの透過光とを同時に取り込む。上述したよ
うに、このように双方からの光を取り込むことで、得ら
れた画像におけるファスナーと背景との境界線が鮮明に
なり、ファスナーの色調による画像データの変動が抑制
される。
ドのものを用いている場合には、画像取り込み終了信号
出力し(ステップS4)、コントローラ6に画像取り込
み終了信号が入力される(ステップS5)。
品の画像と、検査対象のファスナー画像とをパターンマ
ッチング手法により比較し、マッチングの度合により良
品、不良品の検査を行なう(ステップS6)。
トローラ8に検査結果を出力する(ステップS7)。コ
ントローラ6は検査結果に基づき、不良のファスナーに
対しては、排除するように制御する。
する。検査がスタートすると、まず、ステップS10に
おいて、スライダー検査を行なう。スライダー検査は図
7に示すように、まず最初にセンターラインセットで設
定した直線1aを基準にスライダーSの位置を予測す
る。この予測は、直線1a上を上から下へ移動しなが
ら、高輝度(白っぽい画素)から低輝度(黒っぽい画
素)へと変換する場所を探す。この高輝度と低輝度を区
別する境界値の初期値は、テンプレート登録時にバック
ライト部分とスライダー部分との平均輝度値を計算し、
テンプレートと一緒に登録されている。
されるサーチエリア2a内を予め登録してあるテンプレ
ートを用いてサーチする。
定値を比較し、判定値がスレッショルドレベルより大き
ければスライダー17が存在すると判断され、スレッシ
ョルドレベルより小さければスライダー17が装着され
ていないとして不良(NG)と判断され、NG出力がな
される。
行なう場合には、直線3a上のテープ面の輝度値を調べ
ることによって行なう。直線3aは、スライダー17の
頂上部が検出された位置から、所定画素、例えば、10
画素以上であれば、スライダー片通しによる不良(N
G)と判断される。
れ、スライダー検査がOKの場合には、ステップS11
に進む。
がパターンマッチングにより行なわれる。この検査は図
8に示すように、スライダー17が見つかった位置から
テンプレート登録時の相対位置より右前止め14が存在
すると予測されるサーチエリア1b内で予め登録してあ
るテンプレートで右前止め14をサーチする。その時の
判定値と予め設定しているスレッショルドレベルとを比
較し、判定値が設定値よりも大きい場合には、良品であ
ると判断し、設定値より小さい場合には、不良(NG)
として、NG出力を行なう。
メントの検査が行なわれる。エレメント検査は、ファス
ナーのタイプによって夫々若干相違する。まず、図2に
示すタイプのファスナーのエレメント検査について、図
9のフローチャートに従い説明する。
テンプレート登録時の相対位置より第1、第2、第3エ
レメントが存在すると予測される各サーチエリア1c,
2c,3c内で予め登録してあるテンプレートで各エレ
メント11,13,18をサーチする。第1、第2エレ
メント11、13とも無い場合、第3のエレメント18
がある場合には、不良(NG)と判定し(ステップS2
1,S22)、NGを出力する。この時の画像処理装置
2では、夫々パターンマッチングによる相関値に基づく
判定値とスレッショルドレベルとを比較し、判定値がス
レッショルドレベルより大きければ有、小さければ無と
判断する。
方に1dを示すラインを引き、そのラインに沿って、ひ
げチェックを行なう(ステップS23)。サーチライン
上に設定値以上の障害物が存在すれば、エレメントとみ
なし、不良(NG)と判断する。
けるエレメント検査につき、図12ないし図14を参照
して説明する。
プレート登録時の相対位置より図13に示す点線ライン
1d,2dに沿ってテープエッジの予備サーチが行なわ
れる。その後、テープエッジと判別された付近のサーチ
エリア内において、予め登録してあるテンプレートでテ
ープエッジをサーチし、その時の判定値が所定のスレッ
ショルドレベルより大きければ良品(OK)、小さけれ
ば不良(NG)と判定する(ステップS31)。ここで
算出した2つの座標を結ぶライン(テープエッジライ
ン)を利用して各エレメントの有無判定を行なう。
られたテープエッドライン1eと平行にエレメントサー
チライン2eを所定の間隔(d)で内側に設定する。
点は第1エレメント11、終点はエレメント34が存在
すると予測される位置で、ライン上の輝度値を調べ、エ
レメントの有無の判定を行なう。
ェックを行なう(ステップS32)。
なわれ図6に示すステップS11〜S12において、右
側の前止め、及びエレメントの検査が行なわれ、その検
査が終了すると、左前止め、左エレメントの検査が引き
続き行なわれる(ステップS13,S14)。この検査
は、前述の右側の各部材の検査と右と左が相違するだけ
で処理自体は同様に行なわれるので、説明の重複を避け
るために、ここでは説明を省略する。
品の画像をテンプレートとして登録し、検査画像と比較
するパターンマッチングに好適な装置の実施例を後に説
明する。
否検査につき図15及び図16を参照して簡単に説明す
る。
イダーサーチを行なう。そして、スライダー17が所定
位置にあると、次に右前止め14の予測位置52で右前
止め14のサーチを行なう。
定されると、右テープエッジの予測位置53にて右テー
プエッジのサーチが行なわれる。右テープエッジのサー
チがOKと判定されると右エレメント41の予測位置5
4にて右エレメント41のサーチが行なわれる。右エレ
メント41のサーチがOKと判定されると、右側のひ
げ、前止め14のX方向離れ検査をサーチライン55に
て行なわれる。この検査がOKと判定されると、右側の
前止め14のY方向離れ検査がサーチライン56にて行
なわれる。この検査がOKと判定されると、右側の前止
め14の傾き検査がサーチライン57にて行なわれる。
この検査がOKと判定されると右前止め14のねじれ検
査がサーチエリア58にて行なわれる。
6の予測位置59で左前止め16のサーチが行なわれ
る。
定されると、左テープエッジの予測位置60にて左テー
プエッジのサーチが行なわれる。左テープエッジのサー
チがOKと判定されると左エレメント42の予測位置6
1にて左エレメント42のサーチが行なわれる。左エレ
メント42のサーチがOKと判定されると、左側のひ
げ、前止め16のX方向離れ検査をサーチライン62に
て行なわれる。この検査がOKと判定されると、左側の
前止め16のY方向離れ検査がサーチライン63にて行
なわれる。この検査がOKと判定されると、左側の前止
め16の傾き検査がサーチライン64にて行なわれる。
この検査がOKと判定されると左前止め16のねじれ検
査がサーチエリア65にて行なわれる。
良品、と判断される。また各検査の中で1つでもNGと
判定されると、不良と判断される。図16に上記各動作
のフロー図を示す、このフロー図は、右または左の検査
手順を示し、右、左とも同様に行なわれる。
2に用いて好適なパターンマッチング装置の具体例を示
すブロック図である。このパターンマッチング装置によ
り、前述した各検査のパターンマッチングを行ない、良
否判定を行なう。
互相関値の算出式について説明する。図19に示す如く
テンプレート画像tは、画素数が(M×N)の矩形領域に
設定されており、該領域内の任意位置(m,n)のテン
プレート画像データをt(m,n)で表す。このテンプ
レートに良品の夫々対応する各部材の画像データを与
え、テンプレート登録する。
像)fについては図20の如く、テンプレート画像を重
ねるべき演算対象領域(M×N)の画像を代表点(i,
j)で規定し、該代表点を原点とする任意位置(m,
n)の原画像データをfij(m,n)で表す。
(−1≦mij≦1)は、数1で表される。
Σt2−(Σt)2/s
あらわされる。
行う過程で少なくとも相互相関値が負の値となることが
判明すれば、その演算対象領域は検索の対象から外し、
不良と判定することができる。
の値をとるから、次の数5によって計算される値mij´
を定義し、この値の大小比較によって探索を進めればよ
い。
・T/s)の値が負となれば、数4のmijも必ず負とな
るから、数5についての以後の演算は不要となる。
出及びマッチング位置の探索を行うパターンマッチング
回路を示しており、このパターンマッチング回路をこの
発明の画像処理装置2ないに備えている。
にはバス22を介して、検査対象のファスナーの画像を
記憶すべき第1フレームメモリ23と、テンプレート画
像を記憶すべき第2フレームメモリ24が接続され、第
1フレームメモリ23には、画像データバスによって検
査対象のファスナーの画像データが接続される。
て、第1、第2及び第3のマルチプライヤとアキュムレ
ータ26、27、28が接続され、これらのマルチプラ
イヤとアキュムレータ26、27、28の出力端は前記
バス22へ接続されている。第1マルチプライヤとアキ
ュムレータ26は、上記数3のAの値を算出するもので
あって、一方の入力端Xには”1”が接続され、他方の
入力端Yには、第1フレームメモリ23からゲート25
を経て送られてくる検査対象のファスナーの画像データ
fijが接続されている。
は、上記数3のBの値を算出するものであって、両方の
入力端X,Yに、ゲート25を経た原画像データfijが
接続されている。
28は、数3のCの値を算出するものであって、一方の
入力端Xには第2フレームメモリ24からのテンプレー
ト画像データtが接続され、他方の入力端Yには原画像
データfijが接続されている。
タによる演算結果はバス22を経てCPUへ供給され
る。
算手続きを図18に示す。先ず、演算に用いる3つの変
数MAX_M,MAX_X,MAX_Yを初期化した後
(ステップS51)、前記3つのマルチプライヤとアキ
ュムレータ26、27、28の並列処理によって、数3
のA,B,Cの値を算出する(ステップS2)。この結
果は、前記CPU21へ送られる。次に、(C−A・T
/s)の値が負であるか否かを判断(ステップS53)
し、NOであれば、数5によってmij´を算出する(ス
テップS54)。
か否かを判断し(ステップS55)、YES であればm
ij´の値と代表点位置(i,j)を記憶し、更に数式6
のようにおく(ステップS6)。
たとき、前記ステップS55にてNOと判断されたと
き、或いは前記ステップS56の処理終了後、全演算対
象領域についての演算が終了したか否かを判断し(ステ
ップS57)、NOであれば、テンプレート画像の位置
を1画素分だけ移動させて(ステップS58)、前記ス
テップS2へ戻る。
たときは、算出されたmij´の値の内、最大値に基づ
き、最大の相互相関値mijを算出する(ステップS5
9)。
大値が得られる代表点の座標を出力して(ステップS6
0)、手続きを終了する。
よれば、Σf,Σf2,Σftの演算が3つのマルチプライヤ
とアキュムレータ26、27、28の並列処理によって
実行されるので、演算時間は極めて速くできる。
ターンマッチング回路を構成する1組の第1、第2及び
第3のマルチプライヤとアキュムレータを例えば4組設
け、各組には遅延回路を経て水平方向に夫々1画素ずつ
遅延された原画像データを供給するようにし、演算を並
列処理するように構成する。この結果、前述したステッ
プによるA,B,Cの計算が4つの演算領域について同
時に実行でき、更に短縮化が図れる。
ば、撮像装置で取り込まれたファスナー画像データと良
品のファスナー画像データとをパターンマッチングによ
り相互相関をとることにより、ファスナーの良否を判定
することができ、ファスナーの良否判定が容易且つ確実
に行える。
で反射された光と、下部からの透過光とを同時に取り込
むことで、得られた画像におけるファスナーと背景との
境界線を鮮明することができ、ファスナーの色調による
画像データの変動が抑制される。
成を示すブロック図である。
録を説明する模式図である。
録を説明する模式図である。
録を説明する模式図である。
ロー図である。
の動作を説明するフロー図である。
ダー部の検査を説明する模式図である。
部の検査を説明する模式図である。
示したファスナーのエレメント検査動作を説明するフロ
ー図である。
に示したファスナーのエレメント検査状態を説明する模
式図である。
に示したファスナーのエレメント検査状態を説明する模
式図である。
に示したファスナーのエレメント検査動作を説明するフ
ロー図である。
に示したファスナーのエレメント検査状態を説明する模
式図である。
に示したファスナーのエレメント検査状態を説明する模
式図である。
に示したファスナーのエレメント検査状態を説明する模
式図である。
に示したファスナーのエレメント検査動作を説明するフ
ロー図である。
画像処理装置に用いて好適なパターンマッチング装置の
具体例を示すブロック図である。
るフロー図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ファスナーのアッセンブル工程におい
て、一対のファスナーの前止め部の有無と、これら前止
め部に対して所定の位置関係にあるべきエレメント部の
有無と、上記前止め部とこのエレメント部との位置関係
と、上記のエレメント部と前止め部の位置関係と並びに
スライダーの装着不良とを、検出することにより、ファ
スナーの良品、不良品の判定を行なうファスナー自動検
査方法。 - 【請求項2】 良品のファスナーの前止め部と、この前
止め部に対して所定の位置にあるエレメントと、スライ
ダーとの間の相互の位置関係を画像データとして保存
し、検査対象のファスナーの画像を撮像装置で読み取
り、検査対象のファスナーの前止め部、所定位置のエレ
メント及びスライダー部分の画像データと前記良品の対
応部分の画像データとのマッチングを取り、得られたマ
ッチングの度合の大小により、良否の判定を行なうファ
スナー自動検査方法。 - 【請求項3】 良品のファスナーの前止め部と、この前
止め部に対して所定の位置にあるエレメントと、スライ
ダーとの間の相互の位置関係を画像データとして格納す
る画像データ記憶手段、検査対象のファスナーを撮像
し、画像データを出力する撮像手段、この撮像手段から
の前止め部、所定位置のエレメント及びスライダー部分
の画像データと前記画像データに格納されている対応部
分の画像データとのマッチングを取り、得られたマッチ
ングの度合の大小により、良否の判定を行なう判定手段
と、を備えたことを特徴とするファスナー自動検査装
置。 - 【請求項4】 検査対象のファスナーの上部から照明す
る第1の照明装置と、前記ファスナーの下部から照明す
る第2の照明装置とを備え、第1の照明装置から放射さ
れたファスナーで反射された光と、第2の照明装置から
の透過光を同時に前記撮像手段に取り込み、得られた画
像におけるファスナーと背景との境界線を鮮明にするこ
とを特徴とする請求項3に記義のファスナー自動検査装
置。
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JP5107352A JP2501076B2 (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | ファスナ―自動検査方法及び検査装置 |
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