JPH06294470A - 管路開閉弁装置 - Google Patents

管路開閉弁装置

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JPH06294470A
JPH06294470A JP7825893A JP7825893A JPH06294470A JP H06294470 A JPH06294470 A JP H06294470A JP 7825893 A JP7825893 A JP 7825893A JP 7825893 A JP7825893 A JP 7825893A JP H06294470 A JPH06294470 A JP H06294470A
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JP
Japan
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seat hole
opening
valve
valve body
valve seat
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7825893A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kusunoki
博幸 楠
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06294470A publication Critical patent/JPH06294470A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、比較的構造が簡単で小型軽量である
とともに、押込み操作量も小さく操作性のよい管路開閉
弁装置を提供することを目的とするものである。 【構成】錐形の内側斜面を形成した弁座穴を設け、この
弁座穴の内側斜面に前記管路に通じる開口を形成し、前
記弁座穴の錐形の内側斜面に適合する錐形の外周面を有
した弁体を設け、この弁体を軸方向に移動する操作釦に
より、前記弁座穴の内側斜面と前記弁体の外周面との接
離により前記管路に通じる開口の開放および遮断を行う
操作を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管路開閉弁装置に係
り、特に、内視鏡の観察下で体腔内の外科手術を行う際
に用いられる、トラカールあるいは吸引管又は流体管路
付高周波処置具等に好適する押釦式の管路開閉弁装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の管路開閉弁装置として、押釦式
で管路を開閉する方式のものが提案されている。例え
ば、EP0463363A2に示されるものがある。こ
れは、管路の途中に設けた等径なシリンダ内を等径なピ
ストンが移動することによりその管路の開閉を行う。ピ
ストンはその途中に小径な周回溝からなる管路連絡部分
を形成してなり、これが管路途中に一致するとき開放状
態となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の管路開閉弁装置では、管路を開放状態とするために
は、周回溝の部分を持つピストンが少なくとも管路の直
径分以上移動しなければならない。このため、開閉操作
量が大きくなり、操作しにくい。また、開閉操作量に応
じて装置全体が大きくなる傾向にあった。
【0004】特に、内視鏡下での外科手術では、内視鏡
の他に多種の鉗子、処置具類を併用しつつ手術を進める
ことになる。このため、個々の器具には可能なかぎり小
型で軽量なことが求められる。しかし、この種、従来の
押釦式管路開閉弁装置では、押釦という操作上の利点も
あるが、操作量が大きく、また、一般に装置自体が大き
くなってしまうという欠点の方が大きく、使い難いもの
となっていた。
【0005】本発明は前記課題に着目してなされたもの
で、比較的構造が簡単で小型軽量であるとともに、押込
み操作量も小さく操作性のよい管路開閉弁装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、管
路を開閉する押釦式の管路開閉弁装置において、錐形の
内側斜面を形成した弁座穴を有した弁本体と、前記弁座
穴の内側斜面に設けられ前記管路に通じる開口と、前記
弁座穴の錐形の内側斜面に適合する錐形の外周面を有し
た弁体と、この弁体を軸方向に移動する操作釦と、前記
弁体をこの操作釦による押込み方向と逆向きの軸方向に
前記弁体を付勢する付勢手段と、前記弁体を軸方向に移
動させるときの前記弁座穴の内側斜面と前記弁体の外周
面との接離により前記管路に通じる開口の開放および遮
断を行うものである。
【0007】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例を示すものであ
る。これは体腔内に挿入して使用する送水管である。
【0008】この送水管1は挿入部としてのシース2を
有してなり、このシース2の手元側端には筒状の保持部
材3を介して管路開閉弁装置4の弁本体5が連結されて
いる。弁本体5は、前記シース2および保持部材3の内
腔に対して同軸的かつ同径的に連結される管路6を有し
た管状部材からなる。この弁本体5の手元側端には図示
しない送水用チューブを接続する口金7が形成されてい
る。
【0009】弁本体5の途中には弁座穴8およびこれに
連繋する弁体9が組み込まれている。弁座穴8は円錐形
の内側斜面11を有してなり、この内側斜面11は、前
記管路6を直角に貫通するテーパ孔によって形成され
る。そして、この内側斜面11の中央において、前記管
路6に連通する開口6a,6bが開口している。
【0010】前記弁体9は、テーパ状の内側斜面11に
密着する同形状のテーパ外周面12を有する円錐体から
なる。この弁体9は、テーパ状の弁座穴8の両端それぞ
れに形成した等径の孔部9a,9bによって、前記管路
6に直角な方向でガイドされる。弁座穴8の両端に取着
した蓋体13a,13bによって弁体9の移動終端が規
制される。
【0011】また、弁体9の太径側端とこれに対向する
蓋体13bとの間には、圧縮コイルばね14からなる付
勢手段が介装されており、これによって、前記弁体9を
その小径側向きに付勢するようになっている。また、弁
体9の小径側端には、操作釦15が設けられている。こ
の操作釦15の軸は蓋体13bの中央部分を貫通してお
り、操作釦15は蓋体13bの外に突き出している。
【0012】そして、通常、弁体9は、図1(a)で示
すように、圧縮コイルばね14の付勢力によって小径側
に押し付けられており、そのテーパ外周面12は、弁座
穴8のテーパ状の内側斜面11に圧着している。そし
て、弁体9のテーパ外周面12によって管路6に連通す
る開口6a,6bが閉塞されている。このため、管路6
が遮断されている。
【0013】一方、操作釦15を圧縮コイルばね14の
付勢力に抗して押し込むことにより、図1(b)で示す
ように弁体9が移動する。この結果、弁座穴8の内側斜
面11と弁体9のテーパ外周面12との間に間隙gが生
じ、管路6が開放状態となって連通される。
【0014】また、前記口金7に送水チューブ(図示し
ない。)を接続し、生理食塩水等を供給すれば、操作釦
15を押し込むわずかな操作により、管路6を通じてシ
ース2へ送水することができる。
【0015】しかして、前記構成の管路開閉弁装置4に
よれば、わずかに操作釦15を押し込む操作により、弁
座穴8のテーパ状の内側斜面11と、弁体9のテーパ外
周面12との間に管路6が開放状態にする十分な隙間g
が生じて、管路6を連通されることができる。わずかに
操作釦15を押し込む操作により、管路6を開放させる
ことができるので、操作性がよい。
【0016】図2は送水管1に従来方式の管路開閉弁装
置を組み込んだ例である。管路6を開放状態とするため
には、周回溝16の部分を持つピストン17が少なくと
も管路6の直径分以上移動しなければならない。このた
め、開閉操作量が大きくなり、操作しにくい。
【0017】しかしながら、前述した第1の実施例のも
のによれば、弁座穴8のテーパ状の内側斜面11と弁体
9のテーパ外周面12との間に、管路6を連通する隙間
gを形成するから、その管路6を連通するに必要な押込
み操作量を小さくできる。
【0018】図3は本発明の第2の実施例を示すもので
ある。この実施例は前述した第1の実施例の送水管にお
ける管路開閉弁装置4の変形例を示すものである。すな
わち、これは管路6の途中を段違いの管路部20a,2
0bとし、この段違い部に、テーパ状の弁座穴8を形成
したものである。弁座穴8のテーパ状の内側斜面11に
は、管路部20a,20bの開口6a,6bが形成され
る。弁座穴8には弁体9が設けられている。また、弁体
9の周面にはその開口6a,6bの間に位置するシール
部材21が設けられている。弁体9の両端部にはシール
部材22,23が設けられている。その他の構成は前述
した実施例のものと同様である。
【0019】しかして、通常は図3で示すように内側斜
面11とテーパ外周面12及びシール部材21で管路部
20a,20bの間を遮断している。円錐体からなる弁
体9を移動させることにより、図4で示すように内側斜
面11とテーパ外周面12及びシール部材21の間を開
き、ギャップgを形成する。そして、管路部20a,2
0bの間を連通するようになる。
【0020】図5と図6は、本発明の第2の実施例に対
応した従来方式の管路開閉弁装置の例である。管路6を
開放状態とするためには、周回溝16の部分を持つピス
トン17が、少なくとも管路6の直径分以上移動しなけ
ればならない。このため、開閉操作量が大きくなり、操
作しにくい。
【0021】しかしながら、前述した第2の実施例のも
のによれば、弁座穴8のテーパ状の内側斜面11と弁体
9のテーパ外周面12との間に、管路6を連通する隙間
gを形成するから、その管路6を連通するに必要な押込
み操作量を小さくできる。
【0022】図7および図8は前記第2の実施例の管路
開閉弁装置を高周波切除具に適用した第3の実施例を示
すものである。この高周波切除具30は、体腔内に挿入
されるシース31と手元操作部32からなり、この手元
操作部32には、シース31内に連通する管路33が形
成されている。この管路33の途中には前述した第2の
実施例で示した管路開閉弁装置4と同様なものを組み込
んでいる。
【0023】シース31の先端部には高周波切除用電極
34が設けられている。手元操作部32には電極34に
通じる電源コードコネクタ接続用ピン35が設けられて
いる。このピン35には直接または電源コード用変換ア
ダプター36を介して図示しない電源コードを接続する
ようになっている。
【0024】前記変換アダプター36は、アダプター本
体37の一端部に前記接続用ピン35を差込むすり割り
を有するチャック38を設け、このチャック38は締め
リング39で締め付けてピン35に接続することができ
るようになっている。アダプター本体37の他端部に
は、前記高周波切除具30側のピン35とは、異なる形
式の接続用ピン40が形成されている。したがって、こ
の変換アダプター36を装着すれば、異なる形式の接続
用ピン40を使用して電源コードを接続することができ
る。また、ピン35の回りに締付け固定する取付け位置
は自由に選ぶことができるから、接続用ピン40の方向
を任意に選択して設定できる。また、接続用ピン40の
形状を変えることにより、互換性のない他のメーカーの
電源コードを使用することが可能になる。
【0025】本発明は前記各実施例のものに限定される
ものではなく、この他に種々の変形例も考えられるもの
である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、錐形の内
側斜面を形成した弁座穴を設け、この弁座穴の内側斜面
に前記管路に通じる開口を形成し、前記弁座穴の錐形の
内側斜面に適合する錐形の外周面を有した弁体を設け、
この弁体を軸方向に移動する操作釦により、前記弁座穴
の内側斜面と前記弁体の外周面との接離により前記管路
に通じる開口の開放および遮断を行う操作を可能とした
ので、従来の等径のシリンダー内を等径のピストンを移
動させる形式のものより、弁体の移動量が極めて少なく
操作性がよい。また、比較的構造が簡単な装置とするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る管路開閉弁装置を
備えた送水管の断面図。
【図2】従来方式の管路開閉弁装置を備えた送水管の断
面図。
【図3】本発明の第2の実施例に係る管路開閉弁装置を
備えた送水管の断面図。
【図4】本発明の第2の実施例に係る管路開閉弁装置を
備えた送水管の断面図。
【図5】従来方式の管路開閉弁装置を備えた送水管の断
面図。
【図6】従来方式の管路開閉弁装置を備えた送水管の断
面図。
【図7】本発明の第3の実施例に係る管路開閉弁装置を
備えた送水管の断面図。
【図8】本発明の第2の実施例に係る管路開閉弁装置を
備えた送水管の側面図。
【符号の説明】
1…送水管、2…シース、4…管路開閉弁装置、5…弁
本体、6…管路、6a,6b…開口、8…弁座穴、9…
弁体、11…内側斜面、12…テーパ外周面、14…圧
縮コイルばね、15…操作釦。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管路を開閉する押釦式の管路開閉弁装置に
    おいて、錐形の内側斜面を形成した弁座穴を有した弁本
    体と、前記弁座穴の内側斜面に設けられ前記管路に通じ
    る開口と、前記弁座穴の錐形の内側斜面に適合する錐形
    の外周面を有した弁体と、この弁体を軸方向に移動する
    操作釦と、前記弁体をこの操作釦による押込み方向と逆
    向きの軸方向に前記弁体を付勢する付勢手段と、前記弁
    体を軸方向に移動させるときの前記弁座穴の内側斜面と
    前記弁体の外周面との接離により前記管路に通じる開口
    の開放および遮断を行うことを特徴とする管路開閉弁装
    置。
JP7825893A 1993-04-05 1993-04-05 管路開閉弁装置 Withdrawn JPH06294470A (ja)

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JP7825893A JPH06294470A (ja) 1993-04-05 1993-04-05 管路開閉弁装置

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JP (1) JPH06294470A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003509177A (ja) * 1999-09-20 2003-03-11 ボストン・サイエンティフィック・リミテッド 埋設可能な血管アクセスデバイス
JP2006026270A (ja) * 2004-07-21 2006-02-02 Woo Young Medical Co Ltd 薬液注入装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Effective date: 20000704