JPH0629420Y2 - 自動車用ウインドレギュレータ - Google Patents
自動車用ウインドレギュレータInfo
- Publication number
- JPH0629420Y2 JPH0629420Y2 JP1988144710U JP14471088U JPH0629420Y2 JP H0629420 Y2 JPH0629420 Y2 JP H0629420Y2 JP 1988144710 U JP1988144710 U JP 1988144710U JP 14471088 U JP14471088 U JP 14471088U JP H0629420 Y2 JPH0629420 Y2 JP H0629420Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- wire
- sub
- spring
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 7
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 3
- 239000005357 flat glass Substances 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 238000005491 wire drawing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
- Window Of Vehicle (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車用ウインドレギュレータのクラッチスプ
リング落ち込み防止構造の改良に関する。
リング落ち込み防止構造の改良に関する。
(従来技術) 第3図に示すように、駆動手段Mの回転駆動をワイヤ手
段Yを介してガラス支持手段Sに伝達し、該ガラス支持
手段Sをガイド手段Gに対し摺動案内してウインドガラ
スWを昇降させる自動車用ウインドレギュレータにおい
ては、駆動手段の操作ハンドルの回動動作に間断なく対
応してウインドガラスが昇降するようにワイヤの伸び取
り機構が採用される。
段Yを介してガラス支持手段Sに伝達し、該ガラス支持
手段Sをガイド手段Gに対し摺動案内してウインドガラ
スWを昇降させる自動車用ウインドレギュレータにおい
ては、駆動手段の操作ハンドルの回動動作に間断なく対
応してウインドガラスが昇降するようにワイヤの伸び取
り機構が採用される。
例えば、第4図に示すように、駆動手段のケース1内に
メインドラム2とサブドラム3とを備え、ワイヤ手段4
をメインドラム2の正逆方向、例えば、第5図矢印B方
向回動によりメインドラム2への巻き込みY1と同時に
巻き出しY2を行い、ウインドガラスを昇降させるウイ
ンドレギュレータにあっては、上記サブドラム3をバラ
ンススプリング6の反力によりワイヤの延びを取る方向
に、即ち第5図矢印B方向に回動付勢するとともに、メ
インドラム2をサブドラム3と同軸に互いに摺動可能に
載置し、その両者の周囲にワンウエイクラッチスプリン
グ10を装着し、その一端を一方のドラムに固定する一
方、他端を他方のドラムに対しワイヤの延びを取る方向
では摺動し、緩む方向ではロックするように作用させる
ワイヤの延び取り構造を採用することが提案される。
メインドラム2とサブドラム3とを備え、ワイヤ手段4
をメインドラム2の正逆方向、例えば、第5図矢印B方
向回動によりメインドラム2への巻き込みY1と同時に
巻き出しY2を行い、ウインドガラスを昇降させるウイ
ンドレギュレータにあっては、上記サブドラム3をバラ
ンススプリング6の反力によりワイヤの延びを取る方向
に、即ち第5図矢印B方向に回動付勢するとともに、メ
インドラム2をサブドラム3と同軸に互いに摺動可能に
載置し、その両者の周囲にワンウエイクラッチスプリン
グ10を装着し、その一端を一方のドラムに固定する一
方、他端を他方のドラムに対しワイヤの延びを取る方向
では摺動し、緩む方向ではロックするように作用させる
ワイヤの延び取り構造を採用することが提案される。
(解決すべき課題) しかしながら、上記ワイヤの延び取り構造においては、
ワイヤに外力が作用すると、メインドラムを持ち上げよ
うとする力P2=P1tanθが作用し、ケース、メインド
ラム、サブドラムの寸法誤差を考えると、メインドラム
とサブドラムとの間にワンウエイクラッチスプリングの
バネ幅よりも大きな隙間が発生してワンウエイクラッチ
スプリングの一部がその隙間に落ち込んで荷重が集中し
て変形または折損し(第6図参照)、機能しなくなると
いうおそれがある。他方、バランススプリングにおいて
はワイヤを介してケース内に雨水が侵入して腐食し、機
能が低下するという問題がある。
ワイヤに外力が作用すると、メインドラムを持ち上げよ
うとする力P2=P1tanθが作用し、ケース、メインド
ラム、サブドラムの寸法誤差を考えると、メインドラム
とサブドラムとの間にワンウエイクラッチスプリングの
バネ幅よりも大きな隙間が発生してワンウエイクラッチ
スプリングの一部がその隙間に落ち込んで荷重が集中し
て変形または折損し(第6図参照)、機能しなくなると
いうおそれがある。他方、バランススプリングにおいて
はワイヤを介してケース内に雨水が侵入して腐食し、機
能が低下するという問題がある。
(課題解決のための手段) 本考案は、上記問題点を解決するため、上記サブドラム
の周縁に下方に突出する弾性部材を形成し、該弾性部材
をケースに押圧してバランススプリングを水密状態に収
納するとともに、その反力により上記サブドラムを上方
付勢するように構成したことを解決手段とする。
の周縁に下方に突出する弾性部材を形成し、該弾性部材
をケースに押圧してバランススプリングを水密状態に収
納するとともに、その反力により上記サブドラムを上方
付勢するように構成したことを解決手段とする。
(作用) 本考案によれば、ワイヤに外力が作用してメインドラム
が持ち上げられてもサブドラムは弾性部材により上方付
勢されているので、メインドラムの上方移行に追随して
移行し、サブドラムとの間に隙間を生じさせない。
が持ち上げられてもサブドラムは弾性部材により上方付
勢されているので、メインドラムの上方移行に追随して
移行し、サブドラムとの間に隙間を生じさせない。
また、弾性部材によりバランススプリングは水密状態に
収納されるので、たとえ、ケース内に雨水が侵入しても
バランススプリングの収納部に至らず、バランススプリ
ングが腐食することもない。
収納されるので、たとえ、ケース内に雨水が侵入しても
バランススプリングの収納部に至らず、バランススプリ
ングが腐食することもない。
本考案をその具体例を示す添付図面に基づき、詳細に説
明することにする。
明することにする。
(実施例) 第1図は本考案に係るクラッチスプリング落ち込み防止
構造を採用するウインドレギュレータの駆動部の詳細を
示す断面図で、ケース1内にワンウエイクラッチスプリ
ング10、サブドラム3、メインドラム2、ブレーキス
プリング7、ブレーキドラム8を順次配置し、ハンドル
シャフト9によりメインドラム2を回転させるようにす
るとともに、ワイヤ手段4の一端を第5図に示すように
サブドラム3に係止し、該サブドラム3上に回動可能に
載置され、外周にワイヤ巻回溝を有するメインドラム2
の周囲に対しある一方向(A)に巻回した後、ケース1外
に導出する一方、他端をメインドラム2に係止し、その
周囲に上記(A)方向とは逆方向(B)に巻回してケース1外
に導出し、該ワイヤ手段4をメインドラム2の上記(A)
または(B)方向回動によりメインドラム2への巻き出し
と同時に巻き込みを行い、ウインドガラスを昇降させる
ことができるようになっている。
構造を採用するウインドレギュレータの駆動部の詳細を
示す断面図で、ケース1内にワンウエイクラッチスプリ
ング10、サブドラム3、メインドラム2、ブレーキス
プリング7、ブレーキドラム8を順次配置し、ハンドル
シャフト9によりメインドラム2を回転させるようにす
るとともに、ワイヤ手段4の一端を第5図に示すように
サブドラム3に係止し、該サブドラム3上に回動可能に
載置され、外周にワイヤ巻回溝を有するメインドラム2
の周囲に対しある一方向(A)に巻回した後、ケース1外
に導出する一方、他端をメインドラム2に係止し、その
周囲に上記(A)方向とは逆方向(B)に巻回してケース1外
に導出し、該ワイヤ手段4をメインドラム2の上記(A)
または(B)方向回動によりメインドラム2への巻き出し
と同時に巻き込みを行い、ウインドガラスを昇降させる
ことができるようになっている。
また、上記サブドラム3はバランススプリング6の反力
によりワイヤの延びを取る方向に回動付勢されるととも
に、メインドラム2はサブドラム3上に回動可能に同軸
配置され、その両者の周囲にワンウエイクラッチスプリ
ング10を装着し、その一端をメインドラム2に固定す
る一方、他端をサブドラム3に対しワイヤの延びを取る
方向では摺動し、緩む方向ではロックするように作用さ
せ、ワイヤの延び取りが可能な構造をなしている。
によりワイヤの延びを取る方向に回動付勢されるととも
に、メインドラム2はサブドラム3上に回動可能に同軸
配置され、その両者の周囲にワンウエイクラッチスプリ
ング10を装着し、その一端をメインドラム2に固定す
る一方、他端をサブドラム3に対しワイヤの延びを取る
方向では摺動し、緩む方向ではロックするように作用さ
せ、ワイヤの延び取りが可能な構造をなしている。
更に、上記サブドラム3はその周縁下方に縦断面くさび
形状の弾性部材31を付設または一体成形により突出形
成し、ケース底部に位置する収納部11の周囲段部12
に対し弾性部材31の先端を押圧して収納部11を水密
状態にする一方、押圧反力を利用してサブドラム2の上
部をメインドラム2の中央下方突出部21に押し付け
る。
形状の弾性部材31を付設または一体成形により突出形
成し、ケース底部に位置する収納部11の周囲段部12
に対し弾性部材31の先端を押圧して収納部11を水密
状態にする一方、押圧反力を利用してサブドラム2の上
部をメインドラム2の中央下方突出部21に押し付け
る。
上記構成では、ワイヤ4に外力が作用すると、メインド
ラム2が持ち上げられるが、サブドラム3は弾性部材3
1の押圧反力により上方に付勢されているので、メイン
ドラム2に追随して上方移行し、メインドラム2の突出
部21との間に隙間を形成することはない。また、収納
部11は水密状態にあるため、ワイヤを介してケース1
内に雨水が誘導されても収納部11内に入ることはな
く、収納部11内にあるバランススプリング6が腐食す
ることがなくなる。
ラム2が持ち上げられるが、サブドラム3は弾性部材3
1の押圧反力により上方に付勢されているので、メイン
ドラム2に追随して上方移行し、メインドラム2の突出
部21との間に隙間を形成することはない。また、収納
部11は水密状態にあるため、ワイヤを介してケース1
内に雨水が誘導されても収納部11内に入ることはな
く、収納部11内にあるバランススプリング6が腐食す
ることがなくなる。
(考案の効果) 以上の説明で明らかなように、従来、ワイヤの延び取り
構造を採用しようとするときワイヤに作用する外力によ
りメインドラムとサブドラムとの間に隙間が形成される
不都合があったが、本考案によれば、かかる隙間形成に
よるクラッチスプリングの変形または折損をなくすると
ともに、バランススプリングの侵入雨水による腐食を防
止するようにしたので、長期にわたりワイヤ延び取り機
能不能が起こることがない。
構造を採用しようとするときワイヤに作用する外力によ
りメインドラムとサブドラムとの間に隙間が形成される
不都合があったが、本考案によれば、かかる隙間形成に
よるクラッチスプリングの変形または折損をなくすると
ともに、バランススプリングの侵入雨水による腐食を防
止するようにしたので、長期にわたりワイヤ延び取り機
能不能が起こることがない。
第1図は本考案に係るクラッチスプリング落ち込み防止
構造を備えるウインドレギュレータの駆動手段の要部断
面図、第2図はサブドラムとメインドラムの分解組立斜
視図、第3図は自動車用ウインドレギュレータの全体構
成図、第4図は従来の駆動手段の内部構造を示す断面
図、第5図はワイヤの延び取り構造の機能説明図、第6
図はクラッチスプリングの隙間落ち込みにより生ずる変
形態様を示す説明図である。 2……メインドラム、3……サブドラム、 4……ワイヤ手段、11……ケース収納部、 31……弾性部材
構造を備えるウインドレギュレータの駆動手段の要部断
面図、第2図はサブドラムとメインドラムの分解組立斜
視図、第3図は自動車用ウインドレギュレータの全体構
成図、第4図は従来の駆動手段の内部構造を示す断面
図、第5図はワイヤの延び取り構造の機能説明図、第6
図はクラッチスプリングの隙間落ち込みにより生ずる変
形態様を示す説明図である。 2……メインドラム、3……サブドラム、 4……ワイヤ手段、11……ケース収納部、 31……弾性部材
Claims (1)
- 【請求項1】ワイヤ駆動手段のケース内に、ワイヤ手段
を巻き込むと同時に巻き出すメインドラムと、 上記ワイヤ手段の一端を係止するとともに、バランスス
プリングの反力によりワイヤ手段の延びを取る方向に回
動付勢されるサブドラムと、 上記メインドラムと上記サブドラムの周囲にワンウエイ
クラッチスプリングをワイヤの延びを取る方向では摺動
し、緩む方向ではロックするように配置したウインドレ
ギュレータにおいて、 上記サブドラムの周縁に下方に突出する弾性部材を形成
し、該弾性部材をケースに押圧してバランススプリング
を水密状態に収納するとともに、その反力により上記サ
ブドラムを上方付勢するように構成したことを特徴とす
る自動車用ウインドレギュレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988144710U JPH0629420Y2 (ja) | 1988-11-02 | 1988-11-02 | 自動車用ウインドレギュレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988144710U JPH0629420Y2 (ja) | 1988-11-02 | 1988-11-02 | 自動車用ウインドレギュレータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0264679U JPH0264679U (ja) | 1990-05-15 |
JPH0629420Y2 true JPH0629420Y2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=31412652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988144710U Expired - Lifetime JPH0629420Y2 (ja) | 1988-11-02 | 1988-11-02 | 自動車用ウインドレギュレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0629420Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-11-02 JP JP1988144710U patent/JPH0629420Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0264679U (ja) | 1990-05-15 |
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