JPH06293872A - 隠し絵印刷用インキ - Google Patents
隠し絵印刷用インキInfo
- Publication number
- JPH06293872A JPH06293872A JP10758993A JP10758993A JPH06293872A JP H06293872 A JPH06293872 A JP H06293872A JP 10758993 A JP10758993 A JP 10758993A JP 10758993 A JP10758993 A JP 10758993A JP H06293872 A JPH06293872 A JP H06293872A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 宝くじや三角くじ、抽選などに利用できる隠
し絵をオフセット印刷により得ることを可能とする。 【構成】 湿し水量を60〜80%とした状態において
オフセット印刷することによって隠し絵を得る隠し絵印
刷の実施に用いるものであって、TKニューブライトマ
ットOPニス −0−と、ニューCKU タイマサツO
Pニス A−0とを1対1の割合で混合したものであ
る。
し絵をオフセット印刷により得ることを可能とする。 【構成】 湿し水量を60〜80%とした状態において
オフセット印刷することによって隠し絵を得る隠し絵印
刷の実施に用いるものであって、TKニューブライトマ
ットOPニス −0−と、ニューCKU タイマサツO
Pニス A−0とを1対1の割合で混合したものであ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉛筆またはこれと同効
のものを以て印刷面を擦ったときに隠し絵(隠し文字も
含む)が出てくる隠し絵の印刷法の実施に用いる隠し絵
印刷用インキに関する。
のものを以て印刷面を擦ったときに隠し絵(隠し文字も
含む)が出てくる隠し絵の印刷法の実施に用いる隠し絵
印刷用インキに関する。
【0002】抑々、従来のオフセット印刷は、湿し水量
を50%以上とした場合インキの着肉が不充分となって
印刷の不良が確実に発生しているため、50%以下で行
っていた。本発明は、湿し水量を60〜80%とした状
態においてオフセット印刷することによって隠し絵を得
ることを可能とする特殊インキを提供するものである。
を50%以上とした場合インキの着肉が不充分となって
印刷の不良が確実に発生しているため、50%以下で行
っていた。本発明は、湿し水量を60〜80%とした状
態においてオフセット印刷することによって隠し絵を得
ることを可能とする特殊インキを提供するものである。
【0003】
【従来の技術】従来、隠し絵印刷としては次のようなも
のが知られている。 (a) 水をつけたり水の中に入れると文字や絵柄が出てく
るグラビヤ印刷による水写真。(この水写真には線画に
は向いているが調子物には向いていなく、細字は水の滲
みのために判別しにくくなる欠陥がある。) (b) 絵柄印刷の上に白色顔料等を印刷し、水に濡れると
絵柄が現れ乾くと消えるスクリーン印刷によるアクアプ
リント。(このアクアプリントには完全に隠すことが難
しく抽選には向いていない欠陥がある。) (c) 鉛筆で擦ると文字が出るグラビア印刷によるデコマ
ット(ラブプリント)。(このデコマットは印刷面が光
線の方向により見えてしまい抽選には向いていない欠陥
がある。) (d) セロハンテープで剥がすと下地が出て文字や絵が現
れるグラビヤ印刷によるクリスタルプリント。(このク
リスタルプリントは2色を必要とする欠陥がある。) (e) 爪やコインで擦ると下地が出て文字や絵が現れるス
クリーン印刷によるスクラッチプリント。(このスクラ
ッチプリントは3層を必要とする、印刷面が軟らかいの
で輸送や保管の面で注意が必要である、印刷面が擦れに
弱いので食品との直接接触は好ましくない、高温高湿状
態での長期放置、長期直接日光や紫外線は剥離の原因に
なる等の欠陥がある。) (f) 無色透明のインキで印刷し、特殊ペンで擦るとイン
キが反応して文字や絵が出るグラビヤ印刷による発色印
刷。(この発色印刷は特殊ペンが弱アルカリ性で幼児向
け企画には不向きである欠点がある。)
のが知られている。 (a) 水をつけたり水の中に入れると文字や絵柄が出てく
るグラビヤ印刷による水写真。(この水写真には線画に
は向いているが調子物には向いていなく、細字は水の滲
みのために判別しにくくなる欠陥がある。) (b) 絵柄印刷の上に白色顔料等を印刷し、水に濡れると
絵柄が現れ乾くと消えるスクリーン印刷によるアクアプ
リント。(このアクアプリントには完全に隠すことが難
しく抽選には向いていない欠陥がある。) (c) 鉛筆で擦ると文字が出るグラビア印刷によるデコマ
ット(ラブプリント)。(このデコマットは印刷面が光
線の方向により見えてしまい抽選には向いていない欠陥
がある。) (d) セロハンテープで剥がすと下地が出て文字や絵が現
れるグラビヤ印刷によるクリスタルプリント。(このク
リスタルプリントは2色を必要とする欠陥がある。) (e) 爪やコインで擦ると下地が出て文字や絵が現れるス
クリーン印刷によるスクラッチプリント。(このスクラ
ッチプリントは3層を必要とする、印刷面が軟らかいの
で輸送や保管の面で注意が必要である、印刷面が擦れに
弱いので食品との直接接触は好ましくない、高温高湿状
態での長期放置、長期直接日光や紫外線は剥離の原因に
なる等の欠陥がある。) (f) 無色透明のインキで印刷し、特殊ペンで擦るとイン
キが反応して文字や絵が出るグラビヤ印刷による発色印
刷。(この発色印刷は特殊ペンが弱アルカリ性で幼児向
け企画には不向きである欠点がある。)
【0004】上記(a) 〜(f) において記したように、こ
の種の隠し絵はグラビヤ印刷またはスクリーン印刷によ
りなされていて、印刷効率の良いオフセット印刷による
ものは今までには見当たらない。
の種の隠し絵はグラビヤ印刷またはスクリーン印刷によ
りなされていて、印刷効率の良いオフセット印刷による
ものは今までには見当たらない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記(a) 〜
(f) のもつ欠陥のすべてを解消できる隠し絵をオフセッ
ト印刷により得ることを可能とする新規の隠し絵印刷用
インキを提供することを目的とする。
(f) のもつ欠陥のすべてを解消できる隠し絵をオフセッ
ト印刷により得ることを可能とする新規の隠し絵印刷用
インキを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係わる隠し絵印刷用インキは、湿し水量を6
0〜80%とした状態においてオフセット印刷すること
によって隠し絵を得る隠し絵印刷法の実施に用いるもの
であって、TKニューブライトマット OPニス −0
−と、ニューCKU タイマサツ OPニス A−0と
を1対1の割合(許容範囲±5%)で混合したものであ
る。
に本発明に係わる隠し絵印刷用インキは、湿し水量を6
0〜80%とした状態においてオフセット印刷すること
によって隠し絵を得る隠し絵印刷法の実施に用いるもの
であって、TKニューブライトマット OPニス −0
−と、ニューCKU タイマサツ OPニス A−0と
を1対1の割合(許容範囲±5%)で混合したものであ
る。
【0007】
【実施例】実施に際しては主に、次の記1、記2または
記3の配合でインキをつくる。 記1 TKニューブライトマット OPニス −0− 50% ニューCKU タイマサツ OPニス A−0 50% 記2 TKニューブライトマット OPニス −0− 40% ニューCKU タイマサツ OPニス A−0 40% TK マークVニユー 62 シロ M 20% 記3 TKニューブライトマット OPニス −0− 40% ニューCKU タイマサツ OPニス A−0 40% PO 100 シロ M 20%
記3の配合でインキをつくる。 記1 TKニューブライトマット OPニス −0− 50% ニューCKU タイマサツ OPニス A−0 50% 記2 TKニューブライトマット OPニス −0− 40% ニューCKU タイマサツ OPニス A−0 40% TK マークVニユー 62 シロ M 20% 記3 TKニューブライトマット OPニス −0− 40% ニューCKU タイマサツ OPニス A−0 40% PO 100 シロ M 20%
【0008】尚、記1は上質紙用であり、記2はビニー
ル(合成樹脂シート)用であり、記3はアートコート紙
用である。
ル(合成樹脂シート)用であり、記3はアートコート紙
用である。
【0009】次に、本発明に係わる隠し絵印刷用インキ
を用いてなす隠し絵印刷法を説明する。先ず、図1に示
している湿し水装置1、着肉装置2、版胴3・ゴム胴4
・圧胴5をもつ印刷装置6から成る隠し絵印刷部7と、
図には示していない多色印刷部、給紙装置、排紙装置
と、より構成された常用の印刷機(因に、隠し絵印刷部
7も常用のものである。)を用意し、然るのち、隠し絵
印刷部7における着肉装置に上記特殊インキを入れてイ
ンキの着肉厚さを調整すると共に湿し水装置1、多色印
刷部およびその他を調整し、そして印刷作業を行って図
2に示すような多色印刷個所8と隠し絵印刷個所9をも
つ紙葉10を得るものである。
を用いてなす隠し絵印刷法を説明する。先ず、図1に示
している湿し水装置1、着肉装置2、版胴3・ゴム胴4
・圧胴5をもつ印刷装置6から成る隠し絵印刷部7と、
図には示していない多色印刷部、給紙装置、排紙装置
と、より構成された常用の印刷機(因に、隠し絵印刷部
7も常用のものである。)を用意し、然るのち、隠し絵
印刷部7における着肉装置に上記特殊インキを入れてイ
ンキの着肉厚さを調整すると共に湿し水装置1、多色印
刷部およびその他を調整し、そして印刷作業を行って図
2に示すような多色印刷個所8と隠し絵印刷個所9をも
つ紙葉10を得るものである。
【0010】実施例に際して湿し水量を60%以下とし
た場合には版面に対して上記特殊インキが着き過ぎ、ま
た80%以上とした場合には着かなく、不良品となる。
また、インキの原料(OPニス)の配合割合を上記パー
セントの範囲外すなわち、±5%より大きくした場合に
は印刷が透明とならず隠し絵にはならない。
た場合には版面に対して上記特殊インキが着き過ぎ、ま
た80%以上とした場合には着かなく、不良品となる。
また、インキの原料(OPニス)の配合割合を上記パー
セントの範囲外すなわち、±5%より大きくした場合に
は印刷が透明とならず隠し絵にはならない。
【0011】
【作用】本発明に係わる隠し絵印刷用インキにより得た
隠し絵印刷個所9は、透明度が極めてよく、紫外線の透
過率が極めてよく、インキの厚さ(t) (図4参照)は
0.15μ〜0.5μで手指の感触では判別できないも
のであって、光の照射でも紫外線の照射によっても見る
ことができない。
隠し絵印刷個所9は、透明度が極めてよく、紫外線の透
過率が極めてよく、インキの厚さ(t) (図4参照)は
0.15μ〜0.5μで手指の感触では判別できないも
のであって、光の照射でも紫外線の照射によっても見る
ことができない。
【0012】上記実施例におけるTK マークVニユ−
62 シロ M(001ワニス)は透明感を出すもの
であり、PO 100 シロ Mは印刷機におけるロー
ル(版胴など)への付着の量を見るためのものであり、
ニユーCKU タイマサツOPニス A−0は版面に対
する特殊インキの付着力を高める機能を果すものであ
る。
62 シロ M(001ワニス)は透明感を出すもの
であり、PO 100 シロ Mは印刷機におけるロー
ル(版胴など)への付着の量を見るためのものであり、
ニユーCKU タイマサツOPニス A−0は版面に対
する特殊インキの付着力を高める機能を果すものであ
る。
【0013】
【発明の効果】本発明に係わる隠し絵印刷用インキは、
上記の通りであるので宝くじや三角くじ、抽選などに利
用できる隠し絵をオフセット印刷により得ることを可能
とするものであって、グラビヤ印刷やスクリーン印刷に
比べて極めてよい印刷効率で隠し絵を得ることが可能と
するものであり、また本発明に係わる隠し絵印刷用イン
キにより得た隠し絵は水で滲むことはなく、特殊インキ
による1回の印刷で得ることができ、印刷面が柔かくは
なく輸送や保管を有利にするものであるのみならず高温
高湿状態での長期放置、長期直射日光や紫外線による剥
離を起りにくくするものであり、また鉛筆で隠し絵を見
える状態とするものであって幼児向けの企画に最適なも
のである。
上記の通りであるので宝くじや三角くじ、抽選などに利
用できる隠し絵をオフセット印刷により得ることを可能
とするものであって、グラビヤ印刷やスクリーン印刷に
比べて極めてよい印刷効率で隠し絵を得ることが可能と
するものであり、また本発明に係わる隠し絵印刷用イン
キにより得た隠し絵は水で滲むことはなく、特殊インキ
による1回の印刷で得ることができ、印刷面が柔かくは
なく輸送や保管を有利にするものであるのみならず高温
高湿状態での長期放置、長期直射日光や紫外線による剥
離を起りにくくするものであり、また鉛筆で隠し絵を見
える状態とするものであって幼児向けの企画に最適なも
のである。
【図1】本発明に係わる隠し絵印刷用インキを用いてな
す印刷法の実施に利用する印刷機の要部を示す側面略図
である。
す印刷法の実施に利用する印刷機の要部を示す側面略図
である。
【図2】本発明インキを用いて得た印刷済み紙葉を示す
表面図である。
表面図である。
【図3】同紙葉の隠し絵を鉛筆により擦り出した状態を
示す表面図である。
示す表面図である。
【図4】隠し絵部分の拡大断面図である。
1 湿し水装置 2 着肉装置 3 版胴 4 ゴム胴 5 圧胴 6 印刷装置 7 隠し絵印刷部 8 多色印刷個所 9 隠し絵印刷個所 10 紙葉 11 インキ
Claims (1)
- 【請求項1】 湿し水量を60〜80%とした状態にお
いてオフセット印刷することによって隠し絵を得る隠し
絵印刷法の実施に用いるものであって、 TKニューブライトマットOPニス −0−と、ニュー
CKU タイマサツOPニスA−0とを1対1の割合
(許容範囲±5%)で混合したことを特徴とする隠し絵
印刷用インキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10758993A JPH06293872A (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 隠し絵印刷用インキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10758993A JPH06293872A (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 隠し絵印刷用インキ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06293872A true JPH06293872A (ja) | 1994-10-21 |
Family
ID=14462994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10758993A Pending JPH06293872A (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 隠し絵印刷用インキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06293872A (ja) |
-
1993
- 1993-04-08 JP JP10758993A patent/JPH06293872A/ja active Pending
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