JPH06292550A - 保存食品の製造方法 - Google Patents

保存食品の製造方法

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JPH06292550A
JPH06292550A JP5104884A JP10488493A JPH06292550A JP H06292550 A JPH06292550 A JP H06292550A JP 5104884 A JP5104884 A JP 5104884A JP 10488493 A JP10488493 A JP 10488493A JP H06292550 A JPH06292550 A JP H06292550A
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JP
Japan
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bag
inert gas
food
filled
filling
Prior art date
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Pending
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JP5104884A
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English (en)
Inventor
Takuji Ono
鐸治 小野
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Individual
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】不活性ガスの置換率を確保しつつ、内容物に応
じた最適な包装状態を実現するとともに、装置全体の制
作費用を低減化できる保存食品の製造方法を提供する。 【構成】食品充填工程、不活性ガス充填工程、排気工
程、および密封工程からなる。食品充填工程では、ガス
バリヤ性の良い袋内に食品を充填し、不活性ガス充填工
程では、食品を充填済みの袋内に不活性ガスを充填して
内部の空気を排出する。排気工程では、袋内の充填され
た不活性ガスと残存する空気を排出する。この排気によ
り、内容物に応じた最適な包装状態を実現でき、さら
に、密封工程では、排気済みの袋を密封する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の食品を長期保存
可能な保存食品として製造する保存食品の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の第1の保存食品の製造方
法としては、袋内に固形物および調味液を充填する食品
充填工程と、食品を充填済みの袋内の空気を排出する排
気工程と、空気を排出済みの袋に不活性ガスを充填する
不活性ガス充填工程と、不活性ガスを充填した袋を密封
する密封工程と、からなるものが知られている。
【0003】さらに、第2の保存食品の製造方法として
は、袋内に固形物を充填する食品充填工程と、食品を充
填済みの袋内に不活性ガスを充填して内部の空気を排出
する不活性ガス充填工程と、不活性ガスを充填した袋を
密封する密封工程と、からなるものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、第1の保
存食品の製造方法では、排気したのち不活性ガスを充填
するので、排気工程において排気を十分に行えば、不活
性ガスの置換率は99.0〜99.5%を確保できる。
しかし、十分な排気を実現するには、排気装置は高性能
で大型のものが必要になるので、排気装置が高価にな
る。従って、第1の方法では、装置化した場合に、装置
全体の制作費用がかかるという問題が生じていた。
【0005】一方、第2の保存食品の製造方法では、第
1の方法と比べると排気工程が省略されているので、装
置化した場合に、装置全体の制作費用を大幅に低減化で
きる。しかし、不活性ガスを充填するだけのため、密封
後は袋が膨脹した状態となって、内容物に応じた最適な
包装状態が得られないという問題があった。
【0006】そこで、本発明は、不活性ガスの置換率を
確保しつつ、内容物に応じた最適な包装状態を実現する
とともに、装置全体の制作費用を低減化できる保存食品
の製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、以下のように構成した。すなわち、本
発明は、ガスバリヤ性の良い袋内に食品を充填する食品
充填工程と、食品を充填済みの袋内に不活性ガスを充填
して内部の空気を排出する不活性ガス充填工程と、袋内
の充填された不活性ガスと残存する空気を排出する排気
工程と、排気済みの袋を密封する密封工程と、からなる
保存食品の製造方法である。
【0008】
【作用】本発明は、食品充填工程では、ガスバリヤ性の
良い袋内に食品を充填する。次に、不活性ガス充填工程
では、食品を充填済みの袋内に不活性ガスを充填して内
部の空気を排出する。この工程により、袋内における不
活性ガスの置換率を95%程度確保できる。
【0009】引続き、排気工程では、袋内の充填された
不活性ガスと残存する空気を排出する。この場合の排気
は、内容物に応じて内容物の保護や見栄えなどの点から
最適な排気量を決めるので、排気を完全に行う必要がな
い。この排気により、内容物に応じた最適な包装状態を
実現でき、しかも排気装置は、高性能、大型のものでな
くても実現できる。さらに、密封工程では、排気済みの
袋を密封する。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について、以下に説明
する。
【0011】実施例では、まず袋に充填する食品を用意
する。袋は、通常の袋の他に容器のようなものを含むも
のとし、しかもガスバリヤ性(ガス遮断性)の良いもの
とする。上述の食品としては、前もって味付けして汁の
出ない調理済み食品と、仮の味付けまたは味付けなしで
調理して後で調味液を加える半調理食品とがある。
【0012】汁の出ない調理済み食品としては、魚や海
老のフライ、海老のから揚げ、鯛の塩焼きなどがある。
仮の味付けまたは味付けなしで調理した半調理品として
は、肉じゃが、筑前煮、野菜うま煮、金ぴらごぼう、金
時豆などがある。
【0013】次に、このように用意した食品を袋に充填
する。充填する食品が半調理品の場合には、半調理品を
充填したのちに食品に応じて醤油、砂糖、調味料などの
調味液を加える。
【0014】さらに、袋内にガス充填装置により不活性
ガスを充填して袋の内部の空気を排出する。この処理に
より、袋内における不活性ガスの置換率を95%程度確
保できる。上記の不活性ガスとしては、窒素ガスや炭酸
ガスなどを使用する。また、不活性ガスの充填時に、同
時にアルコール類(酒、ワインなど)を霧状にして充填
することがある。
【0015】引き続き、袋内の充填された不活性ガスお
よび残存する空気を排気装置により排出する。この場合
の排気は、内容物に応じて内容物の保護や見栄えなどの
点から最適な排気量を決めるので、排気を完全に行う必
要がない。この排気により、内容物に応じた最適な包装
状態を実現でき、しかも排気装置は、高性能、大型のも
のでなくてもよい。
【0016】次に、袋を包装装置により密封し、その密
封済みの袋を加熱殺菌釜に入れ、所定の温度条件の下で
所定時間に亘って加熱殺菌して終了する。その後、この
ようにして製造された保存食品は、常温で保管、流通、
販売される。
【0017】以上のように実施例では、食品を充填済み
の袋内に不活性ガスを充填して内部の空気を排出したの
ち、さらに袋内の充填された不活性ガスと残存する空気
を排出するようにした。従って、不活性ガスの充填によ
り不活性ガスの置換率を確保できる上に、排気により内
容物に応じた最適な包装状態を確保できる。
【0018】また、実施例では、排気を完全に行う必要
がないので、排気装置は、高性能、大型のものでなくて
もよい。従って、装置化した場合に、不活性ガスの置換
率を確保しつつ、装置全体の制作費用の低減化が図れ
る。
【0019】さらに、実施例では、食品をガスバリヤ性
の良い袋内に充填したのちその袋内に不活性ガスを充填
し、さらに袋内の充填された不活性ガスと残存する空気
を排出して袋を密封したのち、袋のままで加熱処理を行
うようにしたので、内容物は酸素との接触が断たれて酸
化が防止できる上に、殺菌効果が向上する。しかも、酸
素との接触の遮断による酸化の防止により、殺菌時およ
び殺菌後において、酸化による味の変質や、色の変化の
防止を向上することができ、賞味期間の長期化が図れ
る。
【0020】以上の実施例では、上述のように袋を包装
装置により密封し、その密封済みの袋を加熱殺菌釜に入
れ、所定の温度条件の下で所定時間に亘って加熱殺菌し
て終了し、その後、常温で保管、流通、販売するように
した。
【0021】しかし、本発明はこれに限られるものでは
なく、上述のように袋を包装装置により密封したのち、
加熱殺菌処理に代えて、その密封済みの袋を冷凍庫で冷
凍し、冷凍保管、冷凍流通、冷凍販売するようにしても
良い。この場合に使用する袋は、ガスバリヤ性が良けれ
ば耐熱性に富まなくても良い。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明では、食品を充填済
みの袋内に不活性ガスを充填して内部の空気を排出した
のち、さらに袋内の充填された不活性ガスと残存する空
気を排出するようにした。従って、本発明では、不活性
ガスの充填により不活性ガスの置換率を確保できる上
に、排気により内容物に応じた最適な包装状態を確保で
きる。
【0023】さらに本発明では、排気を完全に行う必要
がないので、排気装置は、高性能、大型のものでなくて
もよい。従って、本発明では、装置化した場合に、不活
性ガスの置換率を確保しつつ、装置全体の制作費用の低
減化が図れる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガスバリヤ性の良い袋内に食品を充填する
    食品充填工程と、 食品を充填済みの袋内に不活性ガスを充填して内部の空
    気を排出する不活性ガス充填工程と、 袋内の充填された不活性ガスと残存する空気を排出する
    排気工程と、 排気済みの袋を密封する密封工程と、 からなる保存食品の製造方法。
JP5104884A 1993-04-08 1993-04-08 保存食品の製造方法 Pending JPH06292550A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5104884A JPH06292550A (ja) 1993-04-08 1993-04-08 保存食品の製造方法
CN 93109481 CN1104982A (zh) 1993-04-08 1993-08-11 食品的包装方法和食品包装袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5104884A JPH06292550A (ja) 1993-04-08 1993-04-08 保存食品の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06292550A true JPH06292550A (ja) 1994-10-21

Family

ID=14392615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5104884A Pending JPH06292550A (ja) 1993-04-08 1993-04-08 保存食品の製造方法

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JP (1) JPH06292550A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009132439A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Maruhachi:Kk 食品の包装方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04281773A (ja) * 1991-03-12 1992-10-07 Ajinomoto Co Inc 液状包装食品の劣化防止方法

Patent Citations (1)

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JP2009132439A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Maruhachi:Kk 食品の包装方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19971216