JPH0629223Y2 - 基礎工事用機械 - Google Patents
基礎工事用機械Info
- Publication number
- JPH0629223Y2 JPH0629223Y2 JP5943388U JP5943388U JPH0629223Y2 JP H0629223 Y2 JPH0629223 Y2 JP H0629223Y2 JP 5943388 U JP5943388 U JP 5943388U JP 5943388 U JP5943388 U JP 5943388U JP H0629223 Y2 JPH0629223 Y2 JP H0629223Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leader
- elevating member
- sprocket
- rack portion
- chain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、杭打ちや堀削等に使用される基礎工事用機械
に関する。
に関する。
(従来の技術) 一般に、この種基礎工事用機械は、自走式の車体の前部
にブーム等の支持杆を介してリーダが垂直状に支持さ
れ、このリーダに設けたガイドレールに沿ってオーガマ
シン等の昇降部材が上下動可能に取付けられている。
にブーム等の支持杆を介してリーダが垂直状に支持さ
れ、このリーダに設けたガイドレールに沿ってオーガマ
シン等の昇降部材が上下動可能に取付けられている。
上記昇降部材の昇降には該部材を吊下げたワイヤの巻上
げ・巻下げ操作による方式が汎用されていたが、近年に
おいては該部材自体の昇降駆動機能を付与したものが登
場している。その例としては、リーダに沿って配設した
固定チェーンに噛合する上下一対の駆動スプロケットを
昇降部材に取付け、両スプロケットを回転駆動させて昇
降させる方式、リーダに沿わせるチェーンの長さをその
リーダに固定する上下端間離間よりも長くし、昇降部材
に該チェーンがリーダから遊離した状態で噛合する駆動
スプロケットとその上下に位置してチェーンを該スプロ
ケットの複数枚の歯に噛合させるスプロケットやローラ
等からなるガイドとを設け、該スプロケットの回転駆動
によって昇降させる方式(実公昭57−41240号)等が知
られる。
げ・巻下げ操作による方式が汎用されていたが、近年に
おいては該部材自体の昇降駆動機能を付与したものが登
場している。その例としては、リーダに沿って配設した
固定チェーンに噛合する上下一対の駆動スプロケットを
昇降部材に取付け、両スプロケットを回転駆動させて昇
降させる方式、リーダに沿わせるチェーンの長さをその
リーダに固定する上下端間離間よりも長くし、昇降部材
に該チェーンがリーダから遊離した状態で噛合する駆動
スプロケットとその上下に位置してチェーンを該スプロ
ケットの複数枚の歯に噛合させるスプロケットやローラ
等からなるガイドとを設け、該スプロケットの回転駆動
によって昇降させる方式(実公昭57−41240号)等が知
られる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記前者の方式では、昇降部材が両スプ
ロケットの各一個の歯とチェーンとの二ケ所の噛合部分
のみでリーダに支承されていることから、この噛合部分
に過負荷がかかり、推力の伝達が円滑に行われにくい
上、歯の破損等によって重大事故を招く危険性もあっ
た。また、上記後者の方式では、リーダのチェーンとス
プロケットの複数枚の歯との噛合状態が上下のガイドに
て確保されるために過負荷の問題がなく、推力の伝達効
率も良いが、二個のガイドを使用することによって昇降
部材が大型化し、かつチェーンの長さを厳密に設定する
必要がある等の難点があった。
ロケットの各一個の歯とチェーンとの二ケ所の噛合部分
のみでリーダに支承されていることから、この噛合部分
に過負荷がかかり、推力の伝達が円滑に行われにくい
上、歯の破損等によって重大事故を招く危険性もあっ
た。また、上記後者の方式では、リーダのチェーンとス
プロケットの複数枚の歯との噛合状態が上下のガイドに
て確保されるために過負荷の問題がなく、推力の伝達効
率も良いが、二個のガイドを使用することによって昇降
部材が大型化し、かつチェーンの長さを厳密に設定する
必要がある等の難点があった。
従って、本考案は、上記従来の課題を解決し、もって昇
降部材の推力部の強度および安全性に優れ、かつ昇降部
材を構造簡単でコンパクトに構成しうる基礎工事用機械
を提供することを目的としている。
降部材の推力部の強度および安全性に優れ、かつ昇降部
材を構造簡単でコンパクトに構成しうる基礎工事用機械
を提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の基礎工事用機械
は、リーダの上下方向に沿ってラック部が形成され、該
リーダのガイドレールに沿い上下動自在に取付けられる
昇降部材に、駆動スプロケットおよび従動スプロケット
と、両スプロケット間に巻掛けられてかつ上記ラック部
に噛合する複数の歯体備えた無端チェーンと、駆動スプ
ロケットに回転を与える回転駆動機とが設けられ、該無
端チェーンの駆動によって昇降部材が上下移動するよう
に構成されてなる構成を採用したものである。
は、リーダの上下方向に沿ってラック部が形成され、該
リーダのガイドレールに沿い上下動自在に取付けられる
昇降部材に、駆動スプロケットおよび従動スプロケット
と、両スプロケット間に巻掛けられてかつ上記ラック部
に噛合する複数の歯体備えた無端チェーンと、駆動スプ
ロケットに回転を与える回転駆動機とが設けられ、該無
端チェーンの駆動によって昇降部材が上下移動するよう
に構成されてなる構成を採用したものである。
また、本考案においては、上記ラック部がリーダに取付
けられた固定チェーンからなる構成、ならびに昇降部材
に無端チェーンの歯体とラック部との噛合部を両側から
挟むガイド部材が設けられた構成をそれぞれ好適態様と
している。
けられた固定チェーンからなる構成、ならびに昇降部材
に無端チェーンの歯体とラック部との噛合部を両側から
挟むガイド部材が設けられた構成をそれぞれ好適態様と
している。
(実施例) 以下、本考案を図示実施例に基づいて具体的に説明す
る。
る。
第1図は本考案の一実施例たるアースオーガを示すもの
であり、自走式車体であるクレーン本体1にバックステ
ー2および支持シリンダ3を介してリーダ4が支持さ
れ、該リーダ4にはその全長にわたって設けられたガイ
ドレール5に昇降部材たるオーガマシン6が上下動自在
に配設されている。
であり、自走式車体であるクレーン本体1にバックステ
ー2および支持シリンダ3を介してリーダ4が支持さ
れ、該リーダ4にはその全長にわたって設けられたガイ
ドレール5に昇降部材たるオーガマシン6が上下動自在
に配設されている。
第2図、第3図でも示すように、リーダ4にはその上下
方向に沿って二条の固定チェーン7,7が配設されてい
る。一方、オーガマシン6は、そのケーシング6a内に同
軸左右一対の駆動スプロケット8,8とその下方に位置
した同軸左右一対の従動スプロケット9,9とが配備さ
れており、ケーシング6aの側面に減速機10を介して駆動
スプロケット8,8に回転を与える油圧等のモータ11が
取付けられている。しかして、両スプロケット8,9間
には、多数の歯体12を備えた無端チェーン13が巻掛けら
れており、これら歯体12の複数個(図示では三個)がリ
ーダ4の固定チェーンに常時噛合するように設定されて
いる。なお、各歯体12はチェーン13のリンク片を兼ねる
略三角形の両側板12a,12aとこれらの頂部間を連結する
ピン12bとで構成されている。また、ケーシング6aには
上記噛合部の両チェーン7,13を両側から挟むガイドシ
ュー14a,14bが一体的に設けてあり、これによって該噛
合部における歯体12と固定チェーン7との離脱を防止し
ている。15はケーシング6aに固着されてガイドパイプ5
に摺接する保持部材である。
方向に沿って二条の固定チェーン7,7が配設されてい
る。一方、オーガマシン6は、そのケーシング6a内に同
軸左右一対の駆動スプロケット8,8とその下方に位置
した同軸左右一対の従動スプロケット9,9とが配備さ
れており、ケーシング6aの側面に減速機10を介して駆動
スプロケット8,8に回転を与える油圧等のモータ11が
取付けられている。しかして、両スプロケット8,9間
には、多数の歯体12を備えた無端チェーン13が巻掛けら
れており、これら歯体12の複数個(図示では三個)がリ
ーダ4の固定チェーンに常時噛合するように設定されて
いる。なお、各歯体12はチェーン13のリンク片を兼ねる
略三角形の両側板12a,12aとこれらの頂部間を連結する
ピン12bとで構成されている。また、ケーシング6aには
上記噛合部の両チェーン7,13を両側から挟むガイドシ
ュー14a,14bが一体的に設けてあり、これによって該噛
合部における歯体12と固定チェーン7との離脱を防止し
ている。15はケーシング6aに固着されてガイドパイプ5
に摺接する保持部材である。
上記構成によれば、モータ11を起動させることにより、
駆動スプロケット8が回転し、これに伴って無端チェー
ン13がその歯体13と固定チェーン7との噛合状態を保持
したまま両スプロケット8,9間をエンドレス走行し、
オーガマシン6をガイドパイプ5に沿って上下動させる
推力が生じる。従って、このオーガマシン6にオーガス
クリューを取付けて地盤を堀削したり、該オーガマシン
6を利用して杭や矢板の打込みおよび引抜きを行う等の
種々の基礎工事が可能となる。
駆動スプロケット8が回転し、これに伴って無端チェー
ン13がその歯体13と固定チェーン7との噛合状態を保持
したまま両スプロケット8,9間をエンドレス走行し、
オーガマシン6をガイドパイプ5に沿って上下動させる
推力が生じる。従って、このオーガマシン6にオーガス
クリューを取付けて地盤を堀削したり、該オーガマシン
6を利用して杭や矢板の打込みおよび引抜きを行う等の
種々の基礎工事が可能となる。
なお、本考案ではリーダ4に設けるラック部として通常
の歯形を有する棒材からなるラックを利用できるが、例
示した固定チェーン7によれば、容易かつ安価にラック
部を製作できる利点がある。また、リーダ4に取付ける
昇降部材は、実施例の如くオーガマシン6に限らず、例
えば杭打ち用ハンマー等の他の基礎工事用機器であって
もよい。更に無端チェーン13における歯体12の数、形
状、設定ピッチ等は種々設計変更可能であるが、固定チ
ェーン7に対する歯体12の噛合数は三個以上であること
が望ましい。
の歯形を有する棒材からなるラックを利用できるが、例
示した固定チェーン7によれば、容易かつ安価にラック
部を製作できる利点がある。また、リーダ4に取付ける
昇降部材は、実施例の如くオーガマシン6に限らず、例
えば杭打ち用ハンマー等の他の基礎工事用機器であって
もよい。更に無端チェーン13における歯体12の数、形
状、設定ピッチ等は種々設計変更可能であるが、固定チ
ェーン7に対する歯体12の噛合数は三個以上であること
が望ましい。
(考案特有の効果) 本考案の基礎工事用機械にあっては、昇降部材が駆動ス
プロケットによってエンドレス走行する無端チェーンの
歯体とリーダのラック部との噛合を介してリーダのガイ
ドレールに沿って昇降するようになされており、ラック
部に対して常に複数個の歯体が確実な噛合状態に維持さ
れることから、昇降部材の上下動に伴う負荷が複数の噛
合箇所に分散して担われ、過負荷が回避されると共に大
きな推力が得られ、推力部の強度および安全性を向上さ
せることができ、しかも昇降部材は駆動部が構造的に簡
素であるためにコンパクト化に適しかつ製作容易であ
る。
プロケットによってエンドレス走行する無端チェーンの
歯体とリーダのラック部との噛合を介してリーダのガイ
ドレールに沿って昇降するようになされており、ラック
部に対して常に複数個の歯体が確実な噛合状態に維持さ
れることから、昇降部材の上下動に伴う負荷が複数の噛
合箇所に分散して担われ、過負荷が回避されると共に大
きな推力が得られ、推力部の強度および安全性を向上さ
せることができ、しかも昇降部材は駆動部が構造的に簡
素であるためにコンパクト化に適しかつ製作容易であ
る。
また、上記ラック部として固定チェーンを採用した構成
によれば、該ラック部を容易かつ安価に製作できるとい
う利点がある。更に無端チェーンの歯体とラック部との
噛合部を両側から挟むガイド部材を設けた構成によれ
ば、上記噛合の離脱を完全に防止でき、もって昇降部材
の昇降作動の安定性および安全性をより高めることがで
きる。
によれば、該ラック部を容易かつ安価に製作できるとい
う利点がある。更に無端チェーンの歯体とラック部との
噛合部を両側から挟むガイド部材を設けた構成によれ
ば、上記噛合の離脱を完全に防止でき、もって昇降部材
の昇降作動の安定性および安全性をより高めることがで
きる。
第1図は本考案に係る基礎工事用機械の実施例を示す側
面図、第2図は同上の要部の縦断面図、第3図は第2図
のIII−III線の断面矢視図である。 4…リーダ、5…ガイドパイプ(ガイドレール)、6…
オーガマシン(昇降部材)、7…固定チェーン(ラック
部)、8…駆動スプロケット、9…従動スプロケット、
11…モータ(回転駆動機)、12…歯体、13…無端チェー
ン、14a,14b…ガイドシュー(ガイド部材)。
面図、第2図は同上の要部の縦断面図、第3図は第2図
のIII−III線の断面矢視図である。 4…リーダ、5…ガイドパイプ(ガイドレール)、6…
オーガマシン(昇降部材)、7…固定チェーン(ラック
部)、8…駆動スプロケット、9…従動スプロケット、
11…モータ(回転駆動機)、12…歯体、13…無端チェー
ン、14a,14b…ガイドシュー(ガイド部材)。
Claims (3)
- 【請求項1】リーダ1の上下方向に沿ってラック部が形
成され、該リーダのガイドレールに沿い上下動自在に取
付けられる昇降部材に、駆動スプロケットおよび従動ス
プロケットと、両スプロケット間に巻掛けられてかつ上
記ラック部に噛合する複数の歯体を備えた無端チェーン
と、駆動スプロケットに回転を与える回転駆動機とが設
けられ、該無端チェーンの駆動によって昇降部材が上下
動するように構成されてなる基礎工事用機械。 - 【請求項2】ラック部がリーダに取付けられた固定チェ
ーンからなる請求項(1)記載の基礎工事用機械。 - 【請求項3】昇降部材に無端チェーンの歯体とラック部
との噛合部を両側から挟むガイド部材が設けられてなる
請求項(1)または(2)記載の基礎工事用機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5943388U JPH0629223Y2 (ja) | 1988-05-02 | 1988-05-02 | 基礎工事用機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5943388U JPH0629223Y2 (ja) | 1988-05-02 | 1988-05-02 | 基礎工事用機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01164324U JPH01164324U (ja) | 1989-11-16 |
JPH0629223Y2 true JPH0629223Y2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=31285204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5943388U Expired - Lifetime JPH0629223Y2 (ja) | 1988-05-02 | 1988-05-02 | 基礎工事用機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0629223Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0748791Y2 (ja) * | 1992-05-25 | 1995-11-08 | 近畿イシコ株式会社 | 基礎工事用機械における昇降駆動装置 |
-
1988
- 1988-05-02 JP JP5943388U patent/JPH0629223Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01164324U (ja) | 1989-11-16 |
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