JPH06292087A - 光電変換装置 - Google Patents

光電変換装置

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JPH06292087A
JPH06292087A JP5074853A JP7485393A JPH06292087A JP H06292087 A JPH06292087 A JP H06292087A JP 5074853 A JP5074853 A JP 5074853A JP 7485393 A JP7485393 A JP 7485393A JP H06292087 A JPH06292087 A JP H06292087A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 暗出力のオフセット・ばらつき・温度依存性
が非常に小さい光電変換装置を、簡単な構造で得る。 【構成】 トランジスタ1の制御電極領域3に電磁波に
よって発生するキャリアを蓄積する蓄積動作、キャリア
に基ずく信号の読み出し動作、キャリアの消滅動作を行
う光電変換装置において、MOSトランジスタ5によっ
て第1主電極領域2を十分長い期間低電位に固定するこ
とによりキャリアの消滅動作を行うので、キャリアの消
滅動作後の初期状態において、ベース領域の残留電荷が
常に小さい。暗状態においては、トランジスタ1は出力
する能力がほとんどないので、暗出力のオフセット・ば
らつき・温度依存性が非常に小さくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光電変換装置に関し
ており、特に光入射により発生したキャリアを蓄積し、
蓄積されたキャリアに基ずいて信号を読み出す光電変換
装置に関する。すなわち、固体撮像装置、画像入力装
置、ファクシミリ、デジタル複写機等に利用される。
【0002】
【従来の技術】従来、光電変換装置として例えば特開昭
63−24664号公報に記載されているようなものが
ある。図8は、かかる公報に記載されている光電変換装
置の等価回路図である。図8において、NPNバイポー
ラトランジスタ101のPベース領域103がMOSト
ランジスタ105のドレインに接続されており、Nエミ
ッタ領域104がMOSトランジスタ108のドレイン
に接続されている。MOSトランジスタ105のソース
電極107は、2V程度の電圧源に接続されており、M
OSトランジスタ108のソース電極110は、2Vよ
り十分低い電位の電圧源に接続されている。コレクタ領
域102は正電位に保持されている。
【0003】この光電変換装置の動作を説明する。まず
蓄積動作において、MOSトランジスタ105とMOS
トランジスタ108は非導通状態であり、ベース領域1
03とエミッタ領域104は浮遊状態である。この状態
で光が入射し、光量に対応したキャリアが、ベース領域
103に蓄積される。
【0004】読み出し動作は、ベース領域103に蓄積
されたキャリアに応じたエミッタ領域104の出力を検
出することで行う。消去動作においては、まずMOSト
ランジスタ105を導通状態にすることによって、ベー
ス領域103の電位を2V程度にする。次に、MOSト
ランジスタ105を非導通状態にし、MOSトランジス
タ108を一定期間導通状態にする。その後、MOSト
ランジスタ108を非導通状態にすると、ベース領域1
03の電位は一定の値となる。
【0005】この状態を初期状態として次の蓄積動作が
開始される。つまり、この光電変換装置では、常に一定
の初期状態を得られるため、残像がない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の光電変
換装置では、暗出力にオフセットがあり、このオフセッ
ト量がばらつくという問題がある。また、暗出力が、温
度によって変化するという問題もある。これらの問題に
ついて説明する。
【0007】従来の光電変換装置では、消去動作におい
て、一度ベース領域103に高い一定の電位を与えてか
ら、エミッタ領域104を通じてベース領域103の過
剰なキャリアを除去している。このため消去動作後の初
期状態においてベース領域103には残留電荷が残って
おり、暗状態でキャリアが全く蓄積されなくてもバイポ
ーラトランジスタ101は出力する能力を持っており、
暗出力にオフセットが存在する。しかも、暗出力は、バ
イポーラトランジスタ101の電流増幅率やベース・コ
レクタ間接合容量のばらつき、さらにMOSトランジス
タ105のばらつきによってばらつく。また、電流増幅
率は正の温度特性を持っているので、暗出力が、温度に
よって変化する。この様子を図9に示す。図9は、従来
の光電変換装置の光電変換特性図で、実線は室温時の光
電変換特性、破線は高温時の光電変換特性である。
【0008】暗出力を0にするためにMOSトランジス
タ105のソース電極107に接続されている電圧源の
電位を合わせようとしても、バイポーラトランジスタ1
01の電流増幅率やベース・コレクタ間接合容量のばら
つきにより、常に暗出力を0にすることはできない。ま
た、MOSトランジスタ105のソース電極107に接
続されている電圧源の電位を低くしすぎると、低照度領
域での出力が出にくくなり、光電変換特性の直線性が損
なわれる。これは、バイポーラトランジスタ101は、
エミッタ・ベース間接合がある程度順方向バイアスにな
らないとエミッタ領域104の電位が増加しないからで
ある。
【0009】また、暗出力のオフセットと温度依存性を
補正するために、2つの負荷容量に実効出力とダミー出
力をそれぞれ蓄えた後、差動増幅する方法があるが、各
ビットに2つずつの負荷容量を形成しなくてはならず半
導体チップの面積が大きくなり、回路も複雑となる。
【0010】そこで、この発明の目的は、従来のこのよ
うな課題を解決し、暗出力のオフセット・ばらつき・温
度依存性が非常に小さい光電変換装置を、簡単な構造で
得ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、電磁波によって発生するキャリアを蓄
積する第1導電型の半導体からなる制御電極領域と、第
2導電型の半導体からなる第1主電極領域と、第2導電
型の半導体からなる第2主電極領域とで形成されるトラ
ンジスタと、前記第1主電極領域を低インピーダンス状
態にする手段とを具備し、前記キャリアの蓄積動作、前
記キャリアに基ずく信号の読み出し動作、前記キャリア
の消滅動作を行う光電変換装置において、前記キャリア
の消滅動作は、前記手段により前記第1主電極領域を低
インピーダンス状態にすることにより行うことを特徴と
する。
【0012】
【作用】上記のように構成された光電変換装置において
は、キャリアの消滅動作において、ベース領域を高い電
位にする過程を含まず、しかもエミッタ領域を十分長い
期間低電位に固定できるので、キャリアの消滅動作後の
初期状態においてベース領域の残留電荷が常に小さい。
したがって暗状態においては、トランジスタは出力する
能力がほとんどないので、暗出力のオフセット・ばらつ
き・温度依存性が非常に小さくなるのである。
【0013】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図に基づいて説
明する。図1は、この発明の光電変換装置の第一実施例
の等価回路図である。図1において、NPNバイポーラ
トランジスタ1のNエミッタ領域2がNチャンネルのM
OSトランジスタ5のドレインに接続されている。MO
Sトランジスタ5のソース電極6は、接地または低い電
位の定電圧源に接続されている。MOSトランジスタ5
は、信号φRによってオン・オフがコントロールされ
る。Nコレクタ領域4は正電位に保持されている。ま
た、ベース領域3は常に浮遊状態である。
【0014】次に、この光電変換装置の動作を説明す
る。まず蓄積動作は、MOSトランジス5が非導通状態
になった時から始まる。この時、エミッタ領域2はGN
D電位の浮遊状態であり、ベース領域3は正電位の浮遊
状態に設定されている。この状態で光が入射し、光量に
対応したキャリ(正孔)が、ベース領域3に蓄積され
る。エミッタ領域2の電位は、ベース領域3に蓄積され
たキャリアに応じた値となっている。
【0015】読み出し動作は、エミッタ領域2の電位を
アンプ等で直接検出することで行う方法と、エミッタ領
域2に読み出しスイッチを接続し、そのスイッチを導通
状態にして外部負荷容量に読み出す方法がある。後者の
場合、ベース領域3に蓄積されたキャリアの一部が失わ
れる。
【0016】次に消去動作においては、MOSトランジ
スタ5を導通状態にする。MOSトランジスタ5を導通
状態にしておく期間において、ベース領域3に蓄積され
ていた残留電荷である正孔は、エミッタ領域2からベー
ス領域3に注入される電子と再結合し除去されていく。
次にMOSトランジスタ5を非導通状態にすると、消去
動作は終わり、次回の蓄積動作が開始される。
【0017】ここで、消去動作終了時のベース領域3の
残留電荷の影響について説明する。この残留電荷は次回
の蓄積動作に持ち越されるので、残像の原因となる。し
たがって、残留電荷を十分取り除くために、MOSトラ
ンジスタ5を導通状態にしておく時間(以後Tとする)
をある程度大きくする必要がある。
【0018】一方、残留電荷が小さすぎると、低照度領
域での出力が出にくくなり、光電変換特性の直線性が損
なわれる。これは、前に説明したようにバイポーラトラ
ンジスタ1は、エミッタ・ベース間接合がある程度順方
向バイアスにならないとエミッタ領域2の電位が増加し
ないからである。エミッタ・ベース間接合を順方向バイ
アスにするための電荷量は、エミッタ・ベース間接合容
量が小さいほど少なくてすむ。したがって、エミッタ・
ベース間接合容量を小さくすることによって、残留電荷
が小さくても、低照度領域での光電変換特性の直線性は
良好なものとなる。
【0019】以上説明したように、エミッタ・ベース間
接合容量を小さくし、MOSトランジスタ5を導通状態
にしておく時間Tをある程度長くすることによって、残
像が小さく低照度領域での光電変換特性の直線性が良好
な光電変換装置が得られる。例えば、一般的なバイポー
ラトランジスタを用いたとき、エミッタ領域2の面積が
60μm2 でT=8μ秒のとき、残像は1%以下で、良
好な光電変換特性の直線性が得られた。実際には、求め
られるその他の特性も考慮して、適当なエミッタ領域2
の面積とTの大きさを設定する。
【0020】図2は、本実施例の光電変換装置の光電変
換特性図で、実線は室温時の光電変換特性、破線は高温
時の光電変換特性である。本実施例では消滅動作後の初
期状態においてベース領域3の残留電荷が常に小さい。
したがって暗状態においては、バイポーラトランジスタ
1は出力する能力がほとんどない。したがってバイポー
ラトランジスタ1の電流増幅率やベース・コレクタ間接
合容量がばらついても暗出力はつねに0Vであり、ばら
つきは生じない。さらに温度による変化もない。
【0021】なお、以上の説明において、バイポーラト
ランジスタ1はPNP型でもよいし、FETやSITを
用いてもよい。MOSトランジスタ5はPチャンネルで
もよいし、他のスイッチ素子を用いてもよい。次に図3
は本発明の第2実施例を示す等価回路図である。本実施
例は図1に示した光電変換セルを複数個ライン状に配列
したラインセンサである。バイポーラトランジスタ1の
コレクタ電極は正電圧源に接続されており、エミッタ電
極は消去動作用MOSトランジスタ5と読み出しスイッ
チ用MOSトランジスタ7に接続されている。MOSト
ランジスタ5のソースは接地されており、MOSトラン
ジスタ7のソースは共通信号線8に接続されている。共
通信号線8は、アンプ9の入力端子と共通信号線8のリ
セット用MOSトランジスタ10のドレインに接続され
ている。リセット用MOSトランジスタ10のソースは
接地されている。
【0022】初段のフリップフロップ11のデータ入力
端子DにスタートパルスφSTが入力されている。クロ
ックパルスφCKとその反転パルスφCKXがフリップ
フロップ11に入力されている。消去動作用MOSトラ
ンジスタ5の駆動パルスφR1,φR2・・・φRn
は、フリップフロップ11のスレーブ出力Qが使われ、
読み出しスイッチ用MOSトランジスタ7の駆動パルス
φS1,φS2・・・φSnは、フリップフロップ11
のマスター出力Mとスレーブ反転出力QXのNAND出
力の反転が使われる。
【0023】図4は本発明の第2実施例のタイミングチ
ャートである。まずスタートパルスφSTが立ち上がる
と、t1 においてクロックパルスφCKの立上りに同期
してφS1が立上り、1ビット目の読み出しスイッチ用
MOSトランジスタ7が導通し、1ビット目のバイポー
ラトランジスタ1の読み出しが行われる。そしてアンプ
9を通して出力信号VSIGが出力される。
【0024】次にt2 においてクロックパルスφCKが
立下がると、φS1が立下りφR1が立ち上がる。する
と1ビット目の読み出しスイッチ用MOSトランジスタ
7が閉じ、消去動作用MOSトランジスタ5が導通し、
1ビット目のバイポーラトランジスタ1の消去動作が始
まる。それと同時に、共通信号線8のリセット用MOS
トランジスタ10がφCKXパルスにより導通し共通信
号線8がGNDレベルに戻っていく。
【0025】次にt3 において、φCKXが立ち下がる
と、共通信号線8のリセット用MOSトランジスタ10
がオフし、共通信号線8はGNDレベルの浮遊状態にな
る。それと同時にφS2が立ち上がり、2ビット目の読
み出しスイッチ用MOSトランジスタ7が導通し、2ビ
ット目のバイポーラトランジスタ1の読み出しが行われ
る。
【0026】消去動作の時間TはφR1がハイレベルの
時間であるが、これはスタートパルスφSTがハイレベ
ルの期間に依存していることが本実施例の特徴である。
つまり、入力するスタートパルスφSTのハイレベルの
期間をカウンター等を用いて変えることで、消去動作の
時間TをクロックパルスφCKの1パルスの期間の整数
倍で自由に選択することができる。特に、駆動周波数と
独立にTを設定できるので、使用条件にあった最適なT
を選ぶことができる。
【0027】t4 においてφR1が立ち下がると消去動
作用MOSトランジスタ5が閉じ、1ビット目のバイポ
ーラトランジスタ1の蓄積動作が開始する。2ビット目
のバイポーラトランジスタ1は、1ビット目から1クロ
ックパルス分遅れて、読み出し、消去、蓄積の各動作が
行われる。3ビット目以降も同様である。
【0028】図5は本発明の第2実施例の断面図であ
る。一般のCMOSプロセスにベース領域の形成を追加
して形成されている。N- の基板14は、バイポーラト
ランジスタ1のコレクタ領域であり、Pベース領域12
はLOCOS分離されている。N+ エミッタ領域13は
NMOSトランジスタのソース、ドレインと同時に形成
することができる。15は消去動作用MOSトランジス
タ5と読み出しスイッチ用MOSトランジスタ7のドレ
インでAL電極18を通じてエミッタAL電極19に配
線でつながっている。16は消去動作用MOSトランジ
スタ5のソースで20はGND配線のALである。17
は読み出しスイッチ用MOSトランジスタ7のソースで
21は共通信号線8のALである。22は消去動作用M
OSトランジスタ5のポリシリコンゲートであり、23
は読み出しスイッチ用MOSトランジスタ7のポリシリ
コンゲートである。24はゲート酸化膜、25は中間絶
縁膜、26はパッシベーション膜、27はLOCOS酸
化膜である。28は遮光用のALである。
【0029】次に図6は本発明の第3実施例を示す等価
回路図である。本実施例は図1に示した光電変換セルを
複数個マトリックス状に配列したエリアセンサである。
各ビットのバイポーラトランジスタ1、読み出しスイッ
チ用MOSトランジスタ7、消去動作用MOSトランジ
スタ5の構成は、第2実施例と同様である。
【0030】図7は本発明の第3実施例のタイミングチ
ャートである。まずt5 において、垂直走査回路29か
ら出る垂直読み出しパルスφV1が立ち上がると、第1
行目の読み出しスイッチ用MOSトランジスタ7がオン
し、各列の垂直信号線31に第1行目のバイポーラトラ
ンジスタ1の出力が読み出される。それと同時に、水平
走査回路30から出る水平読み出しパルスφH1が立ち
上がるので、水平信号線32には、第1列目の垂直信号
線31を通じて、1ビット目のバイポーラトランジスタ
1の出力が読み出される。水平信号線32は、アンプ9
の入力端子に接続されており、信号出力VSIGがアン
プ9から出力される。
【0031】t6 において、φRが立ち上がり、水平信
号線32のリセット用MOSトランジスタ10がオン
し、水平信号線32と第1列目の垂直信号線31の電荷
がクリアされる。t7 において、φRとφH1が立下り
φH2が立ち上がると、水平信号線32には、第2列目
の垂直信号線31を通じて、2ビット目のバイポーラト
ランジスタ1の出力が読み出される。同様にして第1行
目のバイポーラトランジスタ1の出力が全て読み出され
ると、t8 においてφV1が立下りφV2が立ち上が
り、第2行目のバイポーラトランジスタ1の出力の読み
出しが始まる。
【0032】φV2は、第1行目の消去動作用MOSト
ランジスタ5のゲートにも入力されており、t8 からφ
V2が立ち下がるt9 までの期間Tが、バイポーラトラ
ンジスタ1の消去動作の時間Tとなる。t9 において、
第1行目のバイポーラトランジスタ1の蓄積動作が開始
する。Tは1行の読み出し時間に等しい。この様に、垂
直読み出しパルスと消去動作パルスが共通のため、配線
が少なく簡単な構成であり、バイポーラトランジスタ1
の開口面積を広くすることができる。図6・図7では、
3×3のマトリックスの場合を示したが、行・列の数は
任意に設定できる。
【0033】以上の説明で、消去動作用MOSトランジ
スタ5と信号線のリセット用MOSトランジスタ10の
ソースは接地されているが、定電圧源に接続されていて
もよい。また、各種MOSトランジスタは、他のスイッ
チ素子でもよい。なお、本発明にかかるイメージセンサ
は、個体撮像装置、画像入力装置、ファクシミリ、ワー
クステーション、デジタル複写機、ワープロ等の画像入
力装置、OCR、バーコード読取り装置、カメラ、ビデ
オカメラ、8ミリ等のオートフォーカス用の光電変換被
写体検出装置等に応用でき、効果がある。
【0034】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように、電磁
波によって発生するキャリアを蓄積する第1導電型の半
導体からなる制御電極領域と、第2導電型の半導体から
なる第1主電極領域と、第2導電型の半導体からなる第
2主電極領域とで形成されるトランジスタと、前記第1
主電極領域を低インピーダンス状態にする手段とを具備
し、前記キャリアの蓄積動作、前記キャリアに基ずく信
号の読み出し動作、前記キャリアの消滅動作を行う光電
変換装置において、前記キャリアの消滅動作は、前記手
段により前記第1主電極領域を低インピーダンス状態に
することにより行うことを特徴とする構成としたので、
暗出力のオフセット・ばらつき・温度依存性が非常に小
さい光電変換装置を簡単な構造で得るという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光電変換装置の第1実施例の等価回路
図である。
【図2】本発明の光電変換装置の第1実施例の光電変換
特性図である。
【図3】本発明の光電変換装置の第2実施例の等価回路
図である。
【図4】本発明の光電変換装置の第2実施例のタイミン
グチャートである。
【図5】本発明の光電変換装置の第2実施例の断面図で
ある。
【図6】本発明の光電変換装置の第3実施例の等価回路
図である。
【図7】本発明の光電変換装置の第3実施例のタイミン
グチャートである。
【図8】従来の光電変換装置の等価回路図である。
【図9】従来の光電変換装置の光電変換特性図である。
【符号の説明】
1 バイポーラトランジスタ 5 消去動作用MOSトランジスタ 7 読み出しスイッチ用MOSトランジスタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁波によって発生するキャリアを蓄積
    する第1導電型の半導体からなる制御電極領域と、第2
    導電型の半導体からなる第1主電極領域と、第2導電型
    の半導体からなる第2主電極領域とで形成されるトラン
    ジスタと、 前記第1主電極領域を低インピーダンス状態にする手段
    とを具備し、 前記キャリアの蓄積動作、前記キャリアに基ずく信号の
    読み出し動作、前記キャリアの消滅動作を行う光電変換
    装置において、 前記キャリアの消滅動作は、前記手段により前記第1主
    電極領域を低インピーダンス状態にすることにより行う
    ことを特徴とする光電変換装置。
  2. 【請求項2】 前記手段により前記第1主電極領域を低
    インピーダンス状態にする期間は、1μ秒以上であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光電変換装
    置。
  3. 【請求項3】 前記手段により前記第1主電極領域を低
    インピーダンス状態にする期間は、1/f秒以上である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光電変換
    装置。
  4. 【請求項4】 前記手段により前記第1主電極領域を低
    インピーダンス状態にする期間は、信号読み出し周波数
    と独立に可変であることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の光電変換装置。
  5. 【請求項5】 前記第1主電極領域の面積が60μm2
    以下であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の光電変換装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010034360A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Victor Co Of Japan Ltd 固体撮像素子、固体撮像素子を備えた固体撮像装置、及び固体撮像素子の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010034360A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Victor Co Of Japan Ltd 固体撮像素子、固体撮像素子を備えた固体撮像装置、及び固体撮像素子の製造方法

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