JPH0629191B2 - 抗腫瘍剤、抗ウィルス剤 - Google Patents

抗腫瘍剤、抗ウィルス剤

Info

Publication number
JPH0629191B2
JPH0629191B2 JP59183649A JP18364984A JPH0629191B2 JP H0629191 B2 JPH0629191 B2 JP H0629191B2 JP 59183649 A JP59183649 A JP 59183649A JP 18364984 A JP18364984 A JP 18364984A JP H0629191 B2 JPH0629191 B2 JP H0629191B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
effect
agent
heteropolyacid
drug
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59183649A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6163619A (ja
Inventor
宏之 笠野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HORITORONIKUSU KK
Original Assignee
HORITORONIKUSU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HORITORONIKUSU KK filed Critical HORITORONIKUSU KK
Priority to JP59183649A priority Critical patent/JPH0629191B2/ja
Publication of JPS6163619A publication Critical patent/JPS6163619A/ja
Publication of JPH0629191B2 publication Critical patent/JPH0629191B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は生体系の機能維持、回復または促進に効果のあ
る元素イオンを速やかに生体細胞内に搬送した治癒効果
をもたらす薬剤である抗腫瘍剤、抗ウィルス剤に関す
る。
生体系は、炭素・酸素・水素・窒素などの元素をベース
とし、これにミネラ成分(硫黄,鉄,燐,カリウム,ナ
トリウム,カルシウム,マグネシウム,銅,塩素,沃素
など)を配合して形成された組織から成立つている。こ
れら主要元素の他に、活性生体は亜鉛,マンガン,アル
ミニウム,ホウ素,モリブデンなどの微量元素も含んで
いる。しかし、生体が常態的機能を保つために必要とさ
れる元素は高々二十数種類にすぎない。これら、比較的
少種類の元素イオンが化合物を形成して複雑な生体機能
を維持しており、通常これら元素の濃度比はほぼ一定値
に保たれている。ところが何らかの理由で、これら必須
元素濃度が異常に上昇したり低下したりすると、生体系
のバランスがくずれて正常な機能が発揮できなくなる。
このような機能阻害の原因が把握され、必須元素濃度と
の因果関係が明らかになれば、生体系外から「病気」を
治癒することが可能となる。
従来必須元素濃度の異常に起因して機能障害をおこした
生体系の治癒は、薬物投与によつて行なうのが通例であ
つた。すなわち特定元素が不足している場合には、その
元素を有効成分とする薬物を付与し、逆に過剰である場
合には、生体系外への排泄を促進したり生体内への吸収
を抑制する薬物を投与する。しかし、複雑な生体機構に
阻まれて、投与した薬物の効果が必らずしも充分発揮さ
れないことも多い。特に必要元素を所定位置の細胞内に
速やかに浸透せしめるための運搬手段(ve-hicle)に有
効なものが少ないことが多い。
〔発明の目的〕
本発明は上記した生体系への必須元素投与上の難点を克
服することを目的としている。更に本発明の別の目的
は、従来の投薬では有効性の乏しかった生体機能の回
復,維持,促進に関する症例に,有効な薬剤を提供する
ことにある。
〔発明の概要〕
この目的を達成するために本発明では、一般式(XM
1240n−ただしXは生体の機能維持,回復,促
進に効果がある元素の陽イオンでありMはモリブデンま
たはタングステンで表示されるヘテロポリ酸イオンの塩
から成る薬品群のうち少なくとも一つを主要有効成分と
して含む内服薬,注入薬,吸収剤,または塗布薬を開示
する。
前記薬品群はポリモリブデン酸またはポリタングステン
酸のもつ強力な触媒作用によつて細胞膜や原形質膜内に
速やかに浸透し、生体内の所定部位に必要な元素を陽イ
オンXとして搬送すると同時に、ポリ酸分子が異常活性
化している生体系の細胞組織と選択的に化学結合するこ
とによつて異常細胞を周囲の正常細胞から隔離遮弊して
壊死せしめ、治癒効果をもたらすと考えられる。すなわ
ち、これらポリ酸は周知のように、例えばM.T.Po
pe氏著の“Heteropoly and isop
oly oxometalates”(Springe
r−Verlag,Berlin(1983))にも記
載されているように、いわゆるKeggin型といわれ
る分子構造を有しており、ヘテロ原子イオンXがタング
ステン酸またはモリデブン酸クラスター球の中心を占め
る特殊な分子カプセル形状のため、必須元素イオンXの
vehicle(搬送カプセル)と異常細胞抑制剤とい
う二役を果たすと考えられ、生体系の機能回復に卓効が
ある。勿論これらポリ酸は生体にとつて無害であること
は実験的に確認されている。元素イオンXは仮に生体に
対して毒性を示すものであつても、生体内に投与される
際は前記ポリ酸分子内に完全に包含されているため安全
であり、異常個所で細胞と反応の結果へテロポリ酸構造
が変化してはじめて生体組織と接触する。この特性は重
要である。例えば、制ガン効果をもつ放射性同位元素等
を集中的にガン細胞付近に分布させることができ、他の
組織への被害を最小に抑えて最大の制ガン効果を発揮さ
せ得る。
本発明の薬剤の主要有効成分、ヘテロポリ酸イオン塩の
うちポピユラーなものはアルカリ金属塩,アルカリ土類
金属塩,高分子塩である。ヘテロポリ酸アルカリ金属塩
およびアルカリ土類金属塩は、水溶性であつて主として
内服用,注入用,吸入用,灌漑用に適しており、またヘ
テロポリ酸高分子アンモニウム塩は水に不溶性であるた
め塗布,貼付用に適しているが、勿論必要に応じて様々
な塩の形態を取ることができる。
〔発明の実施例〕
以下本発明を実施例に基づいて詳細に述べる。
(1)鉄モリブデン酸カリウム(K5FeMo12O40)m(以下mは
正の整数で基本単位モル数を表わす)の5重量パーセン
ト水溶液を1日30ccずつ3日間イヌの食餌に混入し、1
日後に後肢静脈より採血して含有鉄濃度を調べた。別
に、上記薬品に比べて5倍濃度の鉄を含む市販の鉄剤を
食餌に混入して3日間摂らせたイヌも1日後に後肢静脈
より採血して比較検体とした。互いに10検体ずつ用意
し、血中含有鉄濃度を比較すると、(K5FeMo12O40)m
摂取したグループの平均鉄濃度は、市販の鉄剤を投与し
たグループよりも約20%高い値を示した。鉄投与実験以
前に両検体グループでは含有鉄濃度に有意差が認められ
なかったので、この結果はヘテロポリ酸イオンの強力な
生体浸透作用を示唆するものと考えられる。検体には何
の副作用も認められず、また2カ月後両検体グループを
再び採血して調べた所、含有鉄濃度は鉄剤投与以前の値
に戻つており、両グループ間に有意差は認められなかつ
た。
なお、鉄モリブデン酸カリウムの急性毒性値LD50
観察するために、5週齢のマウス(DDY系雄性マウ
ス)を10匹一群とし六群につき投与試験を行った。こ
の結果、LD50値は経口投与の場合3.5g/kg以
上、水溶液の静脈注射の場合400mg/kg以上であっ
た。
Feのタングステン酸塩及び他の主体構成元素(ミネラ
ル成分)であるCu,S,Zn,Mn,P,Iについて
ヘテロポリモリブデン酸塩を合成して投与しても同様な
結果が得られた。
(2)イネ(農林1号)の水耕栽培過程でヘテロポリ酸イ
オンによる沃素投与実験を行なった。苗40本を2つのグ
ループに分け、第一グループ(20本)は沃素ポリモリブ
デン酸ソーダ(NaIMo12O40の0.1重量パーセント水
溶液中に、また第二グループ(20本)は第一グループと
当量の沃素を元素のまま水に溶解した沃素水中に根を浸
した。3日後に両グループのイネを水溶液から取出し、
水面より4cm上に出ていた茎の部分を1cm長に切断して
水洗乾燥した。各検体を濃硫酸中に入れて加熱溶解せし
め、螢光X線分析法によつて含有沃素濃度を調べた。こ
の結果、第一グループのイネ茎からは平均500〜1000ppm
の沃素が検出されたが、第二グループのイネ茎に含有さ
れている沃素は平均50〜100ppmであることがわかつた。
なお、水溶液中に沃素を意図的に混入しないイネ茎に含
有されている沃素の濃度は、検出限界以下であつた。
この実験結果は、植物細胞においてもヘテポリ酸イオン
の浸透力が強く、分子カプセル化された沃素イオンが組
織内部に効率よく取込まれることを示している。
(3)20代から60代までの男女10人に対し、ゲルマニウム
ポリタングステン酸カルシウム(Ca2GeW12O40を経
口投与した。投与量は体重1kgにつき0.1gとした。投
与後20,40,60時間を経てそれぞれ血液を採取し、血中の
インターフエロン力価を調べた。この結果被験者の年令
に関係なく、投与によつて例外なくインターフエロン力
価が高まつていることがわかつた。平均値で比較すると
投与前に比べて血液1ccあたり20時間後には約60単位,
40時間後には約100単位,60時間後には約80単位のイン
ターフエロンが自己生産されていた。一方、インターフ
エロンインデユーサーとして報告されているカルボキシ
ル・エチルゲルマニウム・セスキオキサイドを被験者体
重1kg当り0.2g投与した場合は、血液1cc当り20時間
後に約10単位,40時間後に約50単位,60時間後に約5単
位のインターフエロン力価増量が認められた。上記二つ
のインターフエロン力価増加曲線を比較すると、本発明
のヘテロポリ酸塩によるゲルマニウムの効果の方がより
すぐれていることがわかる。すなわち(Ca2GeW12O40
による自己活性化はより速やかに長時間にわたつて続
き、ピーク値も高くなる。これは、ヘテロポリ酸イオン
のすぐれた触媒作用およびカプセル作用によつて、Geイ
オンが速やかに効率よく人体細胞内に搬送された結果で
あると考えられる。なお(Ca2GeW12O40を投与した
場合、被検者には何の異常も観察されなかつた。
またゲルマニウムと同族の硅素を用いてシリコンポリタ
ングステン酸カルシウム(Ca2SiW12O40を合成し、
前記実験同様20〜60才の被験者に経口投与した所、(Ca
2GeW12O40の場合と類似のインターフエロンインデ
ユーサー効果が観測されたが自己活性化作用はやや弱
く、インターフエロン力価の増量はピーク時血液1cc中
約50単位であつた。このようなインターフエロン力価の
人為的増量は(Na4SnW12O40や(K4TeW12O40
投与によつても認められた。
更にセレニウムポリタングステン酸ソーダ(Na4SeW12O
40を合成し、制ガン作用確認の実験を行なつた。胃
カメラ検査で初期胃ガンが指摘され細胞検査で確認され
た73才の男性に、0.6g/日の(Na4SeW12O40を毎日経
口投与し、20日後に再び胃カメラ検査を行なつた。この
期間被験者は入院して通常の病院食を摂つたのみで他の
薬剤は投与してない。ヘテロポリ酸ソーダ投与開始して
20日間を経過後、胃内の腫瘍は完全に消滅していること
がわかつた。組織検査を行なつても何ら異常は検出され
なかつた。
被験者は退院して6カ月後再度胃カメラ検査を受けたが
異常は認められなかつた。同様に初期胃ガンが発見され
た58才の女性にも、本発明のセレニウムポリタングステ
ン酸ソーダを0.5g/1日しの割合で30日間経口投与した
所、再検査で治癒していることが確かめられた。これら
の治癒例は、上記したような本剤のすぐれたインターフ
エロン誘発効果に原因していると推察される。
なお、これらのヘテロポリタングステン酸イオンの急性
毒性値LD50を観察するために、5週齢のラット(ス
プーラグドウーリ系雄性ラット)を用意した。(Ca2GeW
12O40,(Na4SnW12O40及び(Na4SeW12O40
及び(K4TeW12O40の各水溶液を作り、これらを投与
した。
この結果、LD50値は経口投与の場合、(Ca2GeW12O
40は2.8g/kg以上、(Na4SnW12O40は1.
2g/kg以上、(Na4SeW12O40500mg/kg以上、
(K4TeW12O40は600mg/kg以上であった。また静
脈内投与の場合、(Ca2GeW12O40は600mg/kg以
上、(Na4SnW12O40は400mg/kg以上、(Na4SeW
12O40及び(K4TeW12O40は200mg/kg以上で
あった。
一方、これら化合物の亜急性毒性を観察するために5週
齢マウス(DDY系雄性マウス)を用意した。各化合物
の水溶液を作りマウス膜腔にそれぞれ異なる濃度のヘテ
ロポリ酸イオンを注射して21日後の体重変化を調べ
た。この結果、(Ca2GeW12O40は500mg/kgま
で、また(Na4SnW12O40は300mg/kgまで、(Na4
SeW12O40,(K4TeW12O40は200mg/kgまで非
投与グループと体重に有意差が認められなかった。
上記したこれら薬剤の人体への経口投与量は100mg/
kg〜150mg/kgであり、安全な範囲内にある。
胃ガンや子宮ガンなどの一部ガンはウィルスが原因して
腫瘍化すると考えられており、上記した実施例はヘテロ
ポリ酸の抗ウィルス活性を示唆しているとも考えられ
る。
(4)20匹の研究用マウス(C3H,オス)に膜水肝ガンの細
胞を移殖し、20日後そのうち10匹のみにラジウムポリタ
ングステン酸マグネシウム(Mg3RaW12O40を各検体
に0.1g/日の割合で7日間投与した。投与は前記塩の水
溶液を静脈注入することにより行なつた。(Mg3RaW12O
40を投与しなかつた10匹のマウスはガン移殖後30〜
40日で全部死亡した。投与組のマウスには肝臓付近に放
射能が検出された。2検体を解剖して調べると肝臓腫瘍
部に局部的にラジウムが分布しているのが認められた。
解剖しなかつた投与組のマウスは、ガン移殖後50日間し
ても全数が生存し、最長65日間生存した。このマウスを
解剖して調べると腫瘍そのものは殆んど消滅していた。
この実験結果は、ヘテロポリ酸イオンが生体内で異常増
殖部の細胞に集中する性質があり、この部位にラジウム
イオンを搬送して治癒効果をもたらしたと同時に活性な
ポリタングステン酸イオンがガン細胞と分子結合して壊
死させる効果を発揮したものと解釈することができる。
(5)イツトリウムポリモリブデン酸ソーダにテトラブチ
ルアンモニウムクロライドを反応させて、水に不溶のヘ
テロポリ酸塩{(C12H36N)5YMo12O40を合成した。
このイツトリウムポリモリブデン酸テトラブチルアンモ
ニウムをビニール性基剤に2mol%混和し、塗布薬を作
つた。イヌの腹部に0.5g/dayの割合で本塗布薬を3日間
すり込み、4日目にイヌの後肢より血液を採取して調べ
ると、血中より100ppmを越えるイツトリウムが検出され
た。本剤塗布前の血液検査ではイツトリウムは検出限界
以下であつた。
また同様な方法でセリウムポリタングステン酸テトラブ
チルアンモニウム{(C12H36N)5YMo12O40を合成
し、ビニール基剤に分散させて2mol%軟膏を作つた。
これを腰痛または肩凝りを訴える患者男女20名(年令30
〜60才台)の患部に1日3回塗布した所、3日以内に痛
み解消した者8名、大幅に痛み軽減した者12名という顕
著な治癒効果が得られた。このような痛み軽減効果は、
前記イツトリウム化合物を含むビニール性基剤軟膏の塗
布によつても認められた。そしてこれら塗布薬の副作用
は全く認められなかつた。
上記局所痛の治癒効果はYやCe同様周期律表第IIIB族
に属するScや他のランタノイド元素、第IIIA族に属
するアルミニュームやホウ素を用いたヘテロポリ酸塩軟
膏においても確認された。
これらヘテロポリ酸テトラブチルアンモニウム塩のLD
50値を調べるために、{(C12H36N)5YMo12O40
{(C12H36N)5CeW12O40及び{(C12H36N)5EuTi2W10
O40をそれぞれ1mol%づつヒマシ油に溶解させ、こ
れらを5週齢のマウス(DDY系雄性マウス)に投与し
た。
この結果、{(C12H36N)5YMo12O40及び{(C12H
36N)5CeW12O40の場合経口投与で2.2g/kg以
上、静脈内投与で500mg/kg以上であった。また
{(C12H36N)5EuTi2W10O40は経口投与で1.6g/
kg以上、静脈内投与で400mg/kg以上であつた。
これら実施例は、水に不溶性のヘテロポリ酸イオンも皮
膚に速やかに浸透して生体内に陽イオンを搬送するこ
と、及び周期律表第IIIB族イオンを含むヘテロポリ酸
塩の生体機能回復効果を示している。
本実施例では水に不溶性の塩としてテトラブチルアンモ
ニウム塩の場合のみを示したが、他の高分子塩を用いて
も同様の生体組織内浸透作用がみられることは云うまで
もない。
〔発明の効果〕
以上実施例で詳細に述べたように、本発明のヘテロポリ
モリブデン酸塩又はヘテロポリタングステン酸塩は強力
な触媒作用を発揮して、生体に害を及ぼすことなく速や
かに所望の陽イオンXを生体組織内にとり込み、とくに
異常活性化している患部に集中分布することによつてX
と(M12O40)n-との相乗作用により卓抜した生体機能回復
効果を示す。したがつて、本剤は単に病気の治癒効果だ
けでなく、適当な陽イオンXの選択によつて、いわゆる
健康増進や健康維持にも充分な効果を発揮すると考えら
れる。
なお、本発明の上記実施例では、ヘテロポリ酸イオンの
アルカリ金属塩,アルカリ土類金属塩,および高分子ア
ンモニウム塩についてのみ述べた。しかし、有効成分は
あくまでヘテロポリ酸イオンであり、本質的に本発明が
上記塩に限定されるものではないことは明らかである。
ただ、前記塩類が比較的容易かつ安定に形成され、した
がつて安価に入手できるポピユラーな薬品であることを
考慮したものである。この他にも、例えば銅や亜鉛化合
物等必要に応じて様々なヘテロポリ酸塩を本発明の陽イ
オン搬送剤として用いることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式[XM1240
    (8−n)−(ただし、Mはモリブデンまたはタングス
    テン、XはSi,Ge,Sn,Se,Te,Fe,I,
    Ra,S,P,Zn,Mn,B,Al,Y,Ce,Sc
    及びランタノイド元素からなる群より選ばれた一種類の
    元素、nは元素Xのイオン価)で表示されるヘテロポリ
    酸イオンの塩を主要有効成分として含む抗腫瘍剤。
  2. 【請求項2】一般式[XW1240
    (8−n)−(ただし、XはSi,Ge,Sn,Se,
    Te,Fe,I,Ra,S,P,Zn,Mn,B,A
    l,Y,Ce,Sc及びランタノイド元素からなる群よ
    り選ばれた一種類の元素、nは元素Xのイオン価)で表
    示されるヘテロポリ酸イオンの塩を主要有効成分として
    含む抗ウイルス剤。
JP59183649A 1984-09-04 1984-09-04 抗腫瘍剤、抗ウィルス剤 Expired - Lifetime JPH0629191B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59183649A JPH0629191B2 (ja) 1984-09-04 1984-09-04 抗腫瘍剤、抗ウィルス剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59183649A JPH0629191B2 (ja) 1984-09-04 1984-09-04 抗腫瘍剤、抗ウィルス剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6163619A JPS6163619A (ja) 1986-04-01
JPH0629191B2 true JPH0629191B2 (ja) 1994-04-20

Family

ID=16139490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59183649A Expired - Lifetime JPH0629191B2 (ja) 1984-09-04 1984-09-04 抗腫瘍剤、抗ウィルス剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0629191B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6440429A (en) * 1987-08-05 1989-02-10 Terumo Corp Antitumor agent
JPS6431725A (en) * 1987-07-29 1989-02-02 Terumo Corp Antitumor agent
JP2707252B2 (ja) * 1987-08-03 1998-01-28 利博 山瀬 抗ウィルス剤
EP0450065A4 (en) * 1988-12-16 1992-01-02 Terumo Kabushiki Kaisha Antiviral agent
JP2005281299A (ja) * 2004-03-01 2005-10-13 Paratex Japan:Kk 抗菌・防カビ剤及びそれを用いた塗料組成物
ES2688288T3 (es) * 2011-02-15 2018-10-31 Elanco Us Inc. Procedimientos para controlar el dolor en caninos utilizando una solución transdérmica de fentanilo
US10226484B2 (en) 2014-12-01 2019-03-12 Peter Y Novak Pharmaceutical composition for improving health, cure abnormalities and degenerative disease, achieve anti-aging effect of therapy and therapeutic effect on mammals and method thereof
FR3049465B1 (fr) * 2016-03-29 2018-04-27 Oxymo Technologies Inc. Composition pharmaceutique preventive et curative a base de peroxometallate
US10183041B2 (en) 2017-04-12 2019-01-22 Vector Vitale Ip Llc Antibacterial composition and its use in treating bacterial infections

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1573002A (en) * 1975-12-10 1980-08-13 Anvar Antiviral agent
FR2372633A2 (fr) * 1976-12-03 1978-06-30 Anvar Compose d'heteropolyanions contenant du tungstene combine a de l'antimoine, leur obtention et leurs applications
JPS5475192A (en) * 1977-11-28 1979-06-15 Oriental Pharm Synth Chem Tooth disease and proceeds suppressor composition

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6163619A (ja) 1986-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4171526B2 (ja) 2,2′−ジチオ−ビス(エタンスルホネート)(ジメスナ)と組み合わせたシスプラチン組成物
JP4885877B2 (ja) 被影響体のインビボ環境から放射性セシウム(*Cs)、放射性ストロンチウム(*Sr)、および放射性ヨウ素(*I)を同時除染する予防混合物
JPS6156134A (ja) コラ−ゲン性医薬組成物
CA1050548A (en) Zinc sulfadiazine as a medicament
JPH05503940A (ja) 新規インスリン組成物
JPH0629191B2 (ja) 抗腫瘍剤、抗ウィルス剤
US4426372A (en) Inhibition of undesired effects of platinum(II) compounds
US4594238A (en) Inhibition of undesired effect of platinum compounds
Durbin et al. Specific Sequestering Agents for the Actinides: 4. Removal of 238Pu (IV) from Mice by Sulfonated Tetrameric Catechoyl Amides
McChesney et al. Influence of WR 2721 on radiation response of canine soft tissue sarcomas
US4581224A (en) Inhibition of undesired effect of platinum compounds
KR20070094235A (ko) 킬레이팅 유기 고분자와 생물학적 금속으로 이루어진 나노입자, 그리고 epr 효과를 이용한 새로운 광범위 무독성항암제 및 그 제조 방법
US4185093A (en) Preparation and method for treatment of hypocalcemia, hypophosphatemia and downer cow syndrome in animals
AU2005299461B2 (en) Methods for making and using synergistic multifunctional compositions
KR910002534B1 (ko) 셀레늄 유기화합물의 제조방법
Perrin Medicinal chemistry
EP0417105B1 (en) Topically applied gold organic complex
EP0392662B1 (en) Use of complexes of tetrachloroplatinate with a diazo dye as antitumour agents
WO1991017751A1 (en) Orally administrable gallium compositions and methods of treatment therewith
Tamura et al. A phase I study of a new cisplatin derivative for hematologic malignancies
SAKANO et al. Phase 1 study of aclacinomycin A
Norman et al. Effect of supplements of zinc salts on the healing of granulating wounds in the rat and guinea pig
JP2004315470A (ja) ヨウ化ナトリウム含有製剤
Beek et al. Pathological effects of the radiation protector WR-151327 in mice
HU208083B (en) Process for producing composition suitable for inactivating or removing deleterious materials from blood or other extracellular liquid

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term